JP2003032736A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP2003032736A
JP2003032736A JP2001213176A JP2001213176A JP2003032736A JP 2003032736 A JP2003032736 A JP 2003032736A JP 2001213176 A JP2001213176 A JP 2001213176A JP 2001213176 A JP2001213176 A JP 2001213176A JP 2003032736 A JP2003032736 A JP 2003032736A
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wireless
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Juichi Hiramoto
寿一 平本
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全スロット使用時にも、周辺レベルの測定を
行えるパケット通信システムを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 無線通信ゾーンを形成し、無線通信ゾー
ン内の端末装置100と無線通信を行う複数の無線基地
局200とを備え、無線基地局から端末装置へ所定のタ
イミングで下りの信号を送信し、端末装置から無線基地
局へ下りの信号と異なる所定のタイミングで上りの信号
を送信して通信を行う無線通信システムにおいて、無線
基地局は、データを送信しない時間を、所定のタイミン
グで設定し、端末装置は、データが送信されない時間に
おいて、自己が存在するゾーンの周辺の無線通信ゾーン
の無線基地局からの信号を受信することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、送受信タイミング
が予め定められている通信(例えば、TDMA通信)を
行う無線通信システム、無線基地局装置及び無線通信端
末装置に関し、特に、パケット通信時の周辺レベル測定
に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル方式の移動体通信においては、
スロット毎にデータが区切られて送信される特性を利用
して、音声通信の他に、常時回線を占有しないパケット
方式によるデータ通信が行われている。
【0003】携帯無線機等の無線通信端末機(移動機)
は、基地局との間に電波による通信回線を設定し、無線
により音声、データ等を送受して通信を行う。特に、パ
ケットによりデータ通信を行う移動機においては、音声
通信は通話チャネル(TCH)で、パケット通信はユー
ザーパケットチャネル(UPCH)で通信を行ってい
る。これらの通信に用いられる通信用チャネル(TC
H、UPCH)は、制御チャネル(CCH)から起動さ
れ、パケット通信における周辺セルの制御チャネルは報
知チャネル(BCCH)で基地局から移動機に対して報
知されている。
【0004】移動機は、パケット通信を開始するために
ユーザーパケットチャネル(UPCH)を起動する際
に、その制御チャネルに対応したユーザーパケットチャ
ネルを起動して、パケット通信を行う。
【0005】移動機は、パケット通信において、チャネ
ルの維持のためゾーン移行を行うことがあるが、そのた
めに自機が受信する必要がないスロットにおいて、周辺
ゾーンの基地局から送信されてくる信号を受信して、周
辺ゾーンの信号の受信信号強度を測定した結果に基づい
て、移行先のチャネルを決定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、パケット通信
では全スロットを特定の移動機に割り当てて、その移動
機への通信量を増加させることがある。この状態では、
移動機は3スロット全部を受信しなければならないこと
から、周辺ゾーンの基地局からの信号を受信することが
できず、受信信号強度を測定することができない。
【0007】この状態を図5に基づいて説明する。特定
の移動機に#0、#1、#2の3つのスロットの全部が
割り当てられており、28.8kbpsによるパケット
通信が行われている。このとき、全てのスロットがその
移動機宛のデータで満たされていれば、当該移動機が受
信する必要がないスロットが生じないため、周辺ゾーン
におけるレベルの測定ができない。
【0008】また、図5に示すように、データの切れ目
にはデータの転送に使用されていない空きスロット(ア
イドルスロット、「I=0」で示す)が存在する。空き
スロットには、この後いくつのアイドルスロットが連続
するかの情報(他移動機宛メッセージであるMSI)が
含まれている。移動機は、MSIによって、このスロッ
トがアイドルスロットであることと、アイドルスロット
が、この後、いくつ連続しているかを知る。よって、ア
イドルスロットであるかは、そのスロットを受信してみ
なければわからない。すなわち、移動機はアイドルスロ
ットがどこにあるかを予め知る方法はない。よって、二
つ以上のアイドルスロットが連続して存在していない
と、周辺ゾーンにおいてレベルの測定ができない。
【0009】そのため、ある移動機にスロット全部を割
り当てると、移動機はゾーン移行のための周辺チャネル
測定を適切に行うことができなくなる。
【0010】本発明は、全スロット使用時にも、周辺レ
ベルの測定を行えるパケット通信システムを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、無線通信
ゾーンを形成し、前記無線通信ゾーン内の端末装置と無
線通信を行う複数の無線基地局とを備え、前記無線基地
局から前記端末装置へ所定のタイミングで下りの信号を
送信し、前記端末装置から前記無線基地局へ前記下りの
信号と異なる所定のタイミングで上りの信号を送信して
通信を行う無線通信システムにおいて、前記無線基地局
は、データを送信しない時間を、所定のタイミングで設
定し、前記端末装置は、前記データが送信されない時間
において、自己が存在するゾーンの周辺の無線通信ゾー
ンの無線基地局からの信号を受信することを特徴とす
る。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、前記
無線基地局は、特定の端末装置のみにデータを送信して
いる状態において、前記無線基地局からデータが送信さ
れない時間を所定のタイミングで設定し、前記特定の端
末装置に対して前記データが送信されない時間に関する
情報を通知し、前記端末装置は、前記データが送信され
ないタイミングにおいて、自己が存在する無線通信ゾー
ンの周辺の無線通信ゾーンの無線基地局からの信号を受
信することを特徴とする。
【0013】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、前記端末装置の動作に必要な情報を報知する報知情
報メッセージが、前記無線基地局から前記端末装置に対
して送信されており、前記データが送信されない時間に
関する情報は、前記報知情報メッセージによって前記無
線基地局から前記端末装置に対して通知されることを特
徴とする。
【0014】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、前記端末装置は、前記無線基地局に対してパケット
通信の開始を要求し、前記無線基地局は、前記パケット
通信の開始の要求に応答して、前記端末装置に対して、
パケット通信の開始の応答信号を返信してパケット通信
を開始し、前記データが送信されない時間に関する情報
は、前記パケット通信の開始の応答信号によって、前記
無線基地局から前記端末装置に対して通知されることを
特徴とする。
【0015】第5の発明は、無線通信ゾーンを形成し、
前記無線通信ゾーン内の端末装置との間で、無線基地局
から端末装置へ所定のタイミングで下りの信号を送信
し、端末装置から無線基地局へ前記下りの信号と異なる
所定のタイミングで上りの信号を送信して無線通信を行
う無線基地局において、前記無線基地局から特定の端末
装置のみにデータを送信している状態において、前記無
線基地局からデータが送信されない時間を所定のタイミ
ングを設定し、前記特定の端末装置に対して前記データ
が送信されない時間に関する情報を通知することを特徴
とする。
【0016】第6の発明は、無線基地局によって形成さ
れた無線通信ゾーン内で、前記無線基地局からの所定の
タイミングで送信される下りの信号を受信し、前記下り
の信号と異なる所定のタイミングで前記無線基地局へ上
りの信号を送信して無線通信を行う端末装置において、
前記無線基地局から特定の前記端末装置のみにデータを
送信している状態において、前記無線基地局からデータ
が送信されない時間を所定のタイミングで設定したこと
が前記無線基地局から通知されると、前記通知された時
間において、自己が存在するゾーンの周辺の無線通信ゾ
ーンの無線基地局からの信号を受信することを特徴とす
る。
【0017】
【発明の作用および効果】第1の発明では、無線通信ゾ
ーンを形成し、無線通信ゾーン内の端末装置と無線通信
を行う複数の無線基地局を備え、無線基地局から端末装
置へ所定のタイミングで下りの信号を送信し、端末装置
から無線基地局へ下りの信号と異なる所定のタイミング
で上りの信号を送信して通信を行う無線通信システムに
おいて、無線基地局は、データを送信しない時間を、所
定のタイミングで設定し、端末装置は、データが送信さ
れない時間において、自己が存在するゾーンの周辺の無
線通信ゾーンの無線基地局からの信号を受信するので、
全スロットが特定の端末装置に割り当てられている場合
にも、データが送信されない時間において周辺ゾーンの
レベルを測定することができ、適切なゾーン移行を行う
ことができ、全体としてスループットを向上させること
ができる。
【0018】第2の発明では、無線基地局は、特定の端
末装置のみにデータを送信している状態において、無線
基地局からデータが送信されない時間を所定のタイミン
グで設定し、特定の端末装置に対してデータが送信され
ない時間に関する情報を通知し、端末装置は、データが
送信されないタイミングにおいて、自己が存在する無線
通信ゾーンの周辺の無線通信ゾーンの無線基地局からの
信号を受信するので、端末装置は、無線基地局からデー
タが送信されない時間を予め知ることができ、定期的に
周辺ゾーンのレベルを測定することができ、適切なゾー
ン移行を行うことができる。
【0019】第3の発明では、端末装置の動作に必要な
情報を報知する報知情報メッセージが、無線基地局から
端末装置に対して送信されており、データが送信されな
い時間に関する情報は、報知情報メッセージによって無
線基地局から端末装置に対して通知されるので、特別の
手順を踏むことなく、データが送信されない時間に関す
る情報を、移動機に通知することができる。
【0020】第4の発明では、端末装置は、無線基地局
に対してパケット通信の開始を要求し、無線基地局は、
パケット通信の開始の要求に応答して、端末装置に対し
て、パケット通信の開始の応答信号を返信してパケット
通信を開始し、データが送信されない時間に関する情報
は、パケット通信の開始の応答信号によって、無線基地
局から端末装置に対して通知されるので、パケット通信
開始時に必要な移動機のみに対して通知することから、
無駄なトラフィックを増加させることがない。
【0021】第5の発明では、無線通信ゾーンを形成
し、無線通信ゾーン内の端末装置との間で、無線基地局
から端末装置へ所定のタイミングで下りの信号を送信
し、端末装置から無線基地局へ下りの信号と異なる所定
のタイミングで上りの信号を送信して無線通信を行う無
線基地局において、無線基地局から特定の端末装置のみ
にデータを送信している状態において、無線基地局から
データが送信されない時間を所定のタイミングを設定
し、特定の端末装置に対してデータが送信されない時間
に関する情報を通知するので、端末装置は、無線基地局
からデータが送信されない時間を予め知ることができ、
データが送信されない時間において周辺ゾーンのレベル
を測定することができ、適切なゾーン移行を行うことが
でき、全体としてスループットを向上させることができ
る。
【0022】第6の発明では、無線基地局によって形成
された無線通信ゾーン内で、無線基地局からの所定のタ
イミングで送信される下りの信号を受信し、下りの信号
と異なる所定のタイミングで無線基地局へ上りの信号を
送信して無線通信を行う端末装置において、無線基地局
から特定の端末装置のみにデータを送信している状態に
おいて、無線基地局からデータが送信されない時間を所
定のタイミングで設定したことが無線基地局から通知さ
れると、通知された時間において、自己が存在するゾー
ンの周辺の無線通信ゾーンの無線基地局からの信号を受
信するので、端末装置は、無線基地局からデータが送信
されない時間を予め知ることができ、データが送信され
ない時間において周辺ゾーンのレベルを測定することが
でき、適切なゾーン移行を行うことができ、全体として
スループットを向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の実施の形態のパケット通
信システムの構成図である。
【0025】複数設置された無線基地局200は、各々
無線通信ゾーンを形成し、無線通信ゾーン内の無線通信
端末装置としての移動機100(例えば、携帯電話機)
と無線通信を行う。この無線通信は通信チャネル(TC
H)において行われる音声通信の他に、ユーザパケット
チャネル(UPCH)において行われるパケット通信が
ある。
【0026】パケット通信は、パケット通信登録要求処
理又はパケットチャネル登録要求処理によって開始さ
れ、パケット通信登録解除処理によって終了する。パケ
ット通信中に、下りスロットをどの移動機100に割り
当てるかは、無線基地局200が定める。すなわち、無
線基地局200から移動機100に送信される下りの信
号には着IDが含まれており、着IDで当該下りスロッ
トの宛先となる移動機をしている。
【0027】無線基地局200は、交換機300に接続
されており、交換機300を介して他の通信網に接続さ
れている。そして、移動機100は、無線基地局20
0、交換機300を介して他の通信網に接続されている
通信端末装置と通信をする。このように交換機300に
よって複数の無線基地局200が接続されて移動体通信
網を構成している。
【0028】そして、移動機100は、自己が受信する
必要のないスロットにおいて、周辺ゾーンの基地局から
送信されてきた信号を受信して、他のゾーンの方が受信
信号強度が強く、通信環境が良好であれば、当該強い信
号を送信してくる基地局を補足して、そのゾーンに移行
して通信を継続する。
【0029】図2は、本発明の実施の形態のパケット通
信システムに用いられる移動機(携帯電話機)のブロッ
ク図である。
【0030】アンテナ1は無線部2に接続されており、
無線無線基地局からの電波(下りの信号)を受信し、無
線無線基地局に対し電波(上りの信号)を送信する。無
線部2は送信部3、受信部4及び発振部5により構成さ
れる。送信部3はアンテナ1から送信する高周波信号を
生成する。受信部4はアンテナ1で受信した高周波信号
に増幅、周波数変換等をして、ベースバンド信号として
バースバンド処理部6に出力する。発振部5はPLLシ
ンセサイザにより構成され、ベースバンド処理部5から
の指令信号によって出力する信号の周波数を変化させ、
送受信する周波数を決定する。
【0031】ベースバンド処理部6は、ベースバンド信
号を復調部で復調し、復号化部で復号化する。ベースバ
ンド処理部6で処理された信号である音声信号は、音声
入出力部7に送られ、音響信号として出力される。ま
た、ベースバンド部6は音声信号を符号化部で符号化
し、変調部で変調する。変調された信号は、送信部3に
て高周波信号に変換され、アンテナ1から送信される。
【0032】また、制御部8は携帯電話機の各部を制御
する。本発明では、制御部8は、自己のゾーン及び周辺
ゾーンでの受信信号強度(受信レベル)の測定を制御
し、ゾーン移行の要否を判断して、移動機が使用するチ
ャネルを選択する手段を構成している。
【0033】図3は、本発明の実施の形態のパケット通
信システムにおけるスロット配置図であり、最上段にサ
ブフレーム番号を、その下の段にスロット番号を示す。
【0034】図3に示す通信方式では一つのフレームに
3つのスロット(#0〜#2)が含まれており、各スロ
ットを別の移動機への送信に割り当てることができる。
このフレームは36個連続して、スーパーフレームを構
成しており、スーパーフレームは720ミリ秒で繰り返
されている。
【0035】しかし、図3に示す状態では、3つのスロ
ットが一つの移動機への通信に使用されており、各スロ
ットにおいて別のパケットが送信されている。すなわ
ち、スロット#0においては、サブフレーム番号3、
4、5、7、8と連続するパケットが続いており、サブ
フレーム8のスロット#0が最終データとなっている。
各スロットのメッセージの先頭ユニットには、この後に
いくつのスロットが続くかの情報が含まれており、図3
においてはこの数を「残=n」と表している。すなわ
ち、サブフレーム3のスロット#0は「残=4」となっ
ているので、このスロットの後に4つのスロットが連続
して、一つのパケットを構成しており、サブフレーム8
のスロット#0で終了している。
【0036】同様にスロット#1、スロット#2につい
ても、メッセージの先頭ユニットには、このスロットの
後にいくつのスロットが続くかの情報が含まれており、
最終スロットまで、一連のスロットが続いて一つのパケ
ットを構成している。
【0037】図3に示す実施の形態のパケット通信シス
テムでは、サブフレーム6を空きサブフレームとして、
サブフレーム6のスロット#0〜#2が空きスロットと
なっており、無線基地局から移動機に対するデータが送
信されないように制御されている。そして、無線基地局
がサブフレーム6のスロットを空きスロットとすること
は、この基地局からの一斉報知チャネル(BCCH)に
おいて同報される報知情報メッセージによって、又は、
移動機との間でパケット通信を始める際に基地局から送
信されるパケット通信登録応答信号によって、移動機に
通知される。移動機は、この通知によって定期的に生じ
る空きスロット(空きサブフレーム)のタイミングを知
って、この空きスロット(空きサブフレーム)におい
て、定期的に周辺ゾーンのレベルを測定して、パケット
通信用チャネルの構成を認識することができる。
【0038】図3に示す実施の形態のパケット通信シス
テムではサブフレームに含まれる三つのスロット全てを
空きスロットとしたが、一つのスロットのみや、二つの
スロットを空きスロットとして設定することもできる。
【0039】図4は、本発明の実施の形態のパケット通
信システムにおける別のスロット配置図である。図4に
示すパケット通信方式では、図3に示すパケット通信方
式と異なり、サブフレーム中の一つのスロットのみを空
きスロットとしてある。また、図4でも、図3と同様
に、最上段にサブフレーム番号を、その下の段にスロッ
ト番号を示す。
【0040】図4に示す通信方式では一つのフレームに
3つのスロット(#0〜#2)が含まれており、3つの
スロットは別のパケットが送信されている。すなわち、
スロット#0においては、サブフレーム番号3、4、
5、6、7と連続するパケットが続いており、サブフレ
ーム7のスロット#0が最終データとなっている。各ス
ロットは、このスロットの後にいくつのスロットが続く
かの情報が含まれて、最終スロットまで一連のスロット
が続いて、一つのパケットを構成している。
【0041】同様にスロット#1、スロット#2につい
ても、このスロットの後にいくつのスロットが続くかの
情報が含まれて、最終スロットまで、一連のスロットが
続いて一つのパケットを構成している。
【0042】図4に示す実施の形態のパケット通信シス
テムでは、サブフレーム6のスロット#1が空きスロッ
トとなっており、無線基地局から移動機に対するデータ
が送信されないように制御されている。そして、無線基
地局がサブフレーム6のスロット#1を空きスロットと
することは、前述した実施の形態と同様に、報知情報メ
ッセージ又はパケット通信登録応答信号によって、移動
機に通知される。
【0043】次に、本発明を適用した場合の伝送速度の
変化について説明する。
【0044】以上の説明に使用したPDC−Pシステム
では、720ミリ秒のスーパーフレーム中に36個のサ
ブフレームが含まれており、一つのサブフレームには3
つのスロットが含まれている。そして、1つのスロット
のを使ってパケット通信を行うと9.6kbpsでデー
タが伝送され、3つのスロットの全てを使ってパケット
通信を行うと28.8kpbsでデータが伝送される。
【0045】ここで、図3において説明した実施の形態
によると、一つのスーパーフレーム中の一つのサブフレ
ームを空きスロットとするので、データ転送に使用でき
るスロットは35フレーム分となる。よって、この場合
のデータ伝送速度は、28.8×35/36=28.0
kbpsとなる。
【0046】また、図4において説明した別の実施の形
態によると、一つのスーパーフレーム中の一つのスロッ
トを空きスロットとするので、データ転送に使用できる
スロットは一つのスーパーフレームで36×3−1=1
07スロット分となる。よって、この場合のデータ伝送
速度は、28.8×107/108=28.53kbp
sとなる。
【0047】また、図面を用いた説明は省略したが、一
つのスーパーフレーム中の二つのスロットを空きスロッ
トとする、さらに別の実施の形態によると、データ転送
に使用できるスロットは一つのスーパーフレームで36
×3−2=106スロット分となる。よって、この場合
のデータ伝送速度は、28.8×106/108=2
8.27kbpsとなる。
【0048】本発明を適用して、スーパーフレーム中に
空きスロットを設けることによる伝送速度の低下は、3
%程度である。しかし、本発明を適用しないと、3スロ
ット使用時には周辺レベル測定ができなく、現在使用中
のゾーンにおける通信環境が劣化しても、ゾーン移行が
行えないので通信の途絶が頻繁に生じる。この通信の途
絶によってデータの再送が生じることと比較すると、本
発明によって、周辺レベル測定による適切なゾーン移行
によって、全体のスループットの向上を図ることができ
る。
【0049】このように、本発明の実施の形態では、無
線基地局200は、特定の移動機100のみにデータを
送信している状態において、データを送信しない時間を
所定のタイミングで設定し、無線基地局200からデー
タが送信されない時間を所定のタイミングで設定し、特
定の移動機100に対してデータが送信されない時間に
関する情報を通知し、移送機100は、無線基地局20
0から通知されたデータが送信されないタイミングにお
いて、自己が存在する無線通信ゾーンの周辺の無線通信
ゾーンの無線基地局200からの信号を受信するので、
移動機100は、無線基地局からデータが送信されない
時間を予め知ることができ、全スロットが特定の移動機
100に割り当てられている場合にも、データが送信さ
れない時間において周辺ゾーンのレベルを測定すること
ができ、適切なゾーン移行を行うことによって、通信途
絶等の障害を減少させ、データの再送を少なくすること
によって、全体としてのスループットを向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のパケット通信システム
の構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態の移動機のブロック図で
ある。
【図3】 本発明の実施の形態のスロット配置図であ
る。
【図4】 本発明の別の実施の形態のスロット配置図で
ある。
【図5】 従来のパケット通信におけるスロット配置図
である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 無線部 3 送信部 4 受信部 5 発振部 6 ベースバンド処理部 7 音声入出力部 8 制御部 100 移動機(無線通信移動機) 200 無線基地局 300 移動通信制御局

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信ゾーンを形成し、前記無線通信
    ゾーン内の端末装置と無線通信を行う複数の無線基地局
    とを備え、前記無線基地局から前記端末装置へ所定のタ
    イミングで下りの信号を送信し、前記端末装置から前記
    無線基地局へ前記下りの信号と異なる所定のタイミング
    で上りの信号を送信して通信を行う無線通信システムに
    おいて、 前記無線基地局は、データを送信しない時間を、所定の
    タイミングで設定し、 前記端末装置は、前記データが送信されない時間におい
    て、自己が存在するゾーンの周辺の無線通信ゾーンの無
    線基地局からの信号を受信することを特徴とする無線通
    信システム。
  2. 【請求項2】 前記無線基地局は、特定の端末装置のみ
    にデータを送信している状態において、前記無線基地局
    からデータが送信されない時間を所定のタイミングで設
    定し、前記特定の端末装置に対して前記データが送信さ
    れない時間に関する情報を通知し、 前記端末装置は、前記データが送信されないタイミング
    において、自己が存在する無線通信ゾーンの周辺の無線
    通信ゾーンの無線基地局からの信号を受信することを特
    徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記端末装置の動作に必要な情報を報知
    する報知情報メッセージが、前記無線基地局から前記端
    末装置に対して送信されており、 前記データが送信されない時間に関する情報は、前記報
    知情報メッセージによって前記無線基地局から前記端末
    装置に対して通知されることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記端末装置は、前記無線基地局に対し
    てパケット通信の開始を要求し、 前記無線基地局は、前記パケット通信の開始の要求に応
    答して、前記端末装置に対して、パケット通信の開始の
    応答信号を返信してパケット通信を開始し、 前記データが送信されない時間に関する情報は、前記パ
    ケット通信の開始の応答信号によって、前記無線基地局
    から前記端末装置に対して通知されることを特徴とする
    請求項1から3のいずれか一つに記載の無線通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 無線通信ゾーンを形成し、前記無線通信
    ゾーン内の端末装置との間で、無線基地局から端末装置
    へ所定のタイミングで下りの信号を送信し、端末装置か
    ら無線基地局へ前記下りの信号と異なる所定のタイミン
    グで上りの信号を送信して無線通信を行う無線基地局に
    おいて、 前記無線基地局から特定の端末装置のみにデータを送信
    している状態において、前記無線基地局からデータが送
    信されない時間を所定のタイミングを設定し、前記特定
    の端末装置に対して前記データが送信されない時間に関
    する情報を通知することを特徴とする無線基地局。
  6. 【請求項6】 無線基地局によって形成された無線通信
    ゾーン内で、前記無線基地局からの所定のタイミングで
    送信される下りの信号を受信し、前記下りの信号と異な
    る所定のタイミングで前記無線基地局へ上りの信号を送
    信して無線通信を行う端末装置において、 前記無線基地局から特定の前記端末装置のみにデータを
    送信している状態において、前記無線基地局からデータ
    が送信されない時間を所定のタイミングで設定したこと
    が前記無線基地局から通知されると、 前記通知された時間において、自己が存在するゾーンの
    周辺の無線通信ゾーンの無線基地局からの信号を受信す
    ることを特徴とする端末装置。
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