JP2008085793A - 無線通信方法および無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1無線通信システムにおける報知情報の捕捉能力を確保しながら第2無線通信システムによる通信のスループットを効率よく向上できる無線通信方法および無線通信装置を提供する。
【解決手段】第1および第2無線通信システム(1xおよびEVDO)による情報の送受信が可能な送受信手段(2,3,6)と、第1および第2無線通信システムによる情報の受信が可能で、かつ第1無線通信システムにおける受信利得が送受信手段よりも小さい受信手段(4,7)とを用い、送受信手段での第2無線通信システムによる情報の送受信中に、送受信手段で受信される第1無線通信システムにおける着信を通知する報知情報の受信感度が、送受信手段と受信手段との受信利得差に応じて設定された第1閾値または第2閾値を超えたのを検出して、報知情報の受信を送受信手段から受信手段に切替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信方法およびこれを実施する無線通信装置に関するものである。
近年、携帯電話等の無線通信装置には、それぞれの規格に応じた複数の方式が存在しており、例えば、日本の携帯電話方式では、TDMA方式、CDMA方式が普及している。
通常、無線通信装置は、何れか1つの規格に対応するように構成されているが、最近の例えば携帯電話方式では、端末の普及に伴って各方式に割当てられている周波数帯が逼迫していることから、マルチバンドへの移行が考えられている。また、安定した高機能のサービスを提供することから、異なる周波数帯間でのハンドオフや、複数の通信システム(例えば、1xと1xEVDO等)で通信を行うマルチバンド化も行われている。
このようなマルチバンドに対応する無線通信装置として、例えばTDMA方式とCDMA方式とを組み合わせ、プライマリアンテナにTDMA方式の送受信部とCDMA方式の送信部とを結合し、セカンダリアンテナにCDMA方式の受信部を結合した携帯電話端末が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、最近では、あるシステムでの送受信をプライマリアンテナで行うと同時に、他のシステムでの受信をセカンダリアンテナで行うSHDR(Simultaneous Hybrid Dual Receiver)機能を搭載して、プライマリアンテナによる通信のスループットの向上を図ったマルチバンド対応の携帯電話端末も考えられている。
図8は、このようなSHDR機能を搭載した携帯電話端末の要部の概略構成を示す機能ブロック図である。
この携帯電話端末は、800MHz帯でのcdma2000方式(以下、800MHz帯と適宜略称する)および2GHz帯でのcdma2000方式(以下、2GHz帯と適宜略称する)による1xの通信システムと、1xEVDO(以下、単にEVDOと適宜略称する)の通信システムとを有するとともに、1575.42MHz(以下、1.5GHz帯と適宜略称する)のGPS周波数の受信機能を有するもので、変調回路および復調回路を有するベースバンド部100に接続された送信部(Tx)101、プライマリ受信部(プライマリRx)102およびセカンダリ受信部(セカンダリRx)103を備えている。
送信部101およびプライマリ受信部102は、デュープレクサ104を介してプライマリアンテナ105に接続されて、800MHz帯および2GHz帯での送受信が可能となっている。また、セカンダリ受信部103は、セカンダリアンテナ106に接続されて、プライマリ受信部102と独立して800MHz帯、2GHz帯および1.5GHz帯での受信が可能となっている。
この携帯電話端末では、EVDOによる通信においてはダイバシティ方式を採用するとともに、このEVDO通信中には、定期的に1x通信における基地局からの着信を通知する報知情報(ページング)を受信して音声着信を監視するようにしており、その動作モードとしてハイブリッドモードとSHDR機能によるSHDRモードとがある。
ハイブリッドモードでは、図9(a)に示すように、EVDO通信中にプライマリアンテナ105側を定期的に1x通信に切替えて、ページングを受信するようにしている。なお、このハイブリッドモードでは、セカンダリアンテナ106側においても、プライマリアンテナ105側と同期して、1x通信によるページングをダイバシティ受信する場合もある。また、SHDRモードでは、図9(b)に示すように、プライマリアンテナ105側はEVDO通信を連続させ、セカンダリアンテナ106側を定期的に1x通信に切替えてページングを受信することにより、音声着信を監視するようにしている。
ここで、SHDRモードでは、図9(b)に示したように、プライマリアンテナ105側を1x通信に切替えることなく、EVDO通信を連続させるので、ハイブリッドモードの場合と比較して、EVDO通信のスループットを向上することができる。
しかし、セカンダリアンテナ106は、800MHz帯、2GHz帯および1.5GHz帯の3バンドを受信するため、800MHz帯および2GHz帯の2バンドで送受信するプライマリアンテナ105と比較して、800MHz帯や2GHz帯のアンテナ利得は、一般に低くなっている。例えば、図10(a)に示すように、プライマリアンテナ105の800MHz帯および2GHz帯におけるアンテナ利得が、それぞれ−3dBiおよび0dBiであるのに対して、セカンダリアンテナ106の800MHz帯および2GHz帯におけるアンテナ利得は、それぞれ−10dBiおよび−3dBiとなっている。このため、SHDRモードでは、基地局からのページングの捕捉能力に関しては、ハイブリッドモードよりも低くなる。
そこで、従来は、図8に示すように、プライマリ受信部102あるいはセカンダリ受信部103で受信されてベースバンド部100に入力された実際の1x受信感度と、閾値メモリ107に予め格納した1x受信感度の上限閾値および下限閾値とをモード切替え部108において比較し、その比較結果に基づいて、図11に示すように、ハイブリッドモード中に1x受信感度が上限閾値を超えたらSHDRモードに切替え、SHDRモード中に1x受信感度が下限閾値以下になったらハイブリッドモードに切替えるように、ベースバンド部100、送信部101、プライマリ受信部(プライマリRx)102およびセカンダリ受信部(セカンダリRx)103を制御するようにしている。
すなわち、モード切替えにおいては、図12にフローチャートを示すように、先ず、初期設定における動作モードをハイブリッドモードとして(ステップS111)、1xのページングを受信するか否か、すなわち1xサーチを実行するか否かを判定し(ステップS112)、1xサーチを実行する場合には、次に、その時点におけるモード切替え部108の動作モードを判定する(ステップS113)。
ここで、ハイブリッドモードと判定された場合は、図9(a)に示したように、プライマリアンテナ105側でEVDO通信および1x受信を行い、セカンダリアンテナ106側でEVDO通信のダイバシティ受信を行うようにする(ステップS114)。この場合、1xのページングは、アンテナ利得の高いプライマリアンテナ105で受信されるので、次に、モード切替え部108においてベースバンド部100から供給される実際の1x受信感度が上限閾値を超えているか否かを判定し(ステップS115)、超えていなければステップS112に移行し、越えていれば、1xのページングをアンテナ利得の低いセカンダリアンテナ106で受信可能なので、動作モードをハイブリッドモードからスループットの高いSHDRモードに切替えて(ステップS116)、ステップS112に移行するようにしている。
一方、ステップS113において、動作モードがSHDRモードと判定された場合は、図9(b)に示したように、プライマリアンテナ105側でEVDO通信を行い、セカンダリアンテナ106側でEVDO通信のダイバシティ受信および1x受信を行うようにする(ステップS117)。この場合、1xのページングは、アンテナ利得の低いセカンダリアンテナ106で受信されるので、次に、モード切替え部108においてベースバンド部100から供給される実際の1x受信感度が下限閾値以下か否かを判定し(ステップS118)、下限閾値以下でなければステップS112に移行し、以下であれば、1xのページングの捕捉能力を高める必要があるので、動作モードをSHDRモードからハイブリッドモードに切替え(ステップS119)、これにより1xのページングをアンテナ利得の高いプライマリアンテナ105で受信するようにしてステップS112に移行するようにしている。
特開2004−15162号公報
しかしながら、図8に示した携帯電話端末では、EVDOの動作モードを、ハイブリッドモードからSHDRモードに切替えるプライマリアンテナ105およびプライマリ受信部102による1x受信感度の上限閾値を1つとして、これを固定的に設定している。なお、ハイブリッドモードでは、セカンダリ受信部103では1xを受信していないので、1xの受信感度はわからない。このため、上限閾値は、プライマリアンテナ105およびセカンダリアンテナ106の利得差の大きい方に合わせて設定する必要がある。
すなわち、プライマリアンテナ105およびセカンダリアンテナ106が、図10(a)に示したアンテナ利得を有する場合、両アンテナ間の利得差は、図10(b)に示すようになる。ここで、1x受信の切替えは、同一バンド内で行われるので、この場合には、800MHz帯における相対利得差(7dBi)の方が2GHz帯の相対利得差(3dBi)よりも大きいことになる。したがって、この場合は、800MHz帯におけるアンテナ利得差に応じて、ハイブリッドモードからSHDRモードに切替える際の上限閾値が設定されることになる。
このため、アンテナ利得差の小さい2GHz帯で1x受信が行われる場合には、図13に示すように、プライマリアンテナ105およびセカンダリアンテナ106による1x受信感度に大きな差が生じず、プライマリアンテナ105による1x受信感度が上限閾値に達する前にSHDRモードに切替えても、充分なページングの捕捉能力が得られる場合であっても、プライマリアンテナ105による1x受信感度が、800MHz帯のアンテナ利得差に応じて設定された上限閾値を超えるまでは、SHDRモードに切替えられないことになり、結果としてスループットを効率よく向上することができないことになる。
また、プライマリアンテナ105およびセカンダリアンテナ106のアンテナ特性は、ユーザによる携帯電話端末の把持状態や周囲環境によって変動し、それに応じて両アンテナ間の利得差も変動する。このため、上述したようにハイブリッドモードからSHDRモードに切替える1x受信感度の上限閾値を固定的に設定すると、SHDRモードに切替えても充分なページングの捕捉能力が得られる場合であっても、プライマリアンテナ105の利得低下により1x受信感度が上限閾値を超えないために、SHDRモードへの切替えが行われず、やはり効率よくスループットを向上することができないことになる。
なお、このような問題は、cdma2000方式による1xおよびEVDOに限らず、異なる2つの無線通信システムによる情報の送受信が可能な送受信手段と、これら2つの無線通信システムによる情報の受信が可能な受信手段を有する無線通信装置において、同様にして動作モードを切替える場合にも生じるものである。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、第1無線通信システムにおける報知情報の捕捉能力を確保しながら第2無線通信システムによる通信のスループットを効率よく向上できる無線通信方法およびこれを実施する無線通信装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る無線通信方法の発明は、第1無線通信システムおよび第2無線通信システムによる情報の送受信が可能な送受信手段と、前記第1無線通信システムおよび前記第2無線通信システムによる情報の受信が可能で、かつ前記第1無線通信システムにおける受信利得が前記送受信手段よりも小さい受信手段とを用い、
前記送受信手段での前記第2無線通信システムによる情報の送受信中に、前記送受信手段で受信される前記第1無線通信システムにおける着信を通知する報知情報の受信感度が、前記送受信手段と前記受信手段との受信利得差に応じて設定された第1閾値または第2閾値を超えたのを検出して、前記報知情報の受信を前記送受信手段から前記受信手段に切替えることを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する請求項2に係る無線通信装置の発明は、第1無線通信システムおよび第2無線通信システムによる情報の送受信が可能な送受信手段と、
前記第1無線通信システムおよび前記第2無線通信システムによる情報の受信が可能で、かつ前記第1無線通信システムにおける受信利得が前記送受信手段よりも小さい受信手段と、
前記送受信手段での前記第2無線通信システムによる情報の送受信中に、前記送受信手段で受信される前記第1無線通信システムにおける着信を通知する報知情報の受信感度が閾値を超えたのを検出して、前記報知情報の受信を前記送受信手段から前記受信手段に切替える切替え手段と、
前記閾値として、前記送受信手段と前記受信手段との受信利得差に応じて、該受信利得差が大きいときは第1閾値を設定し、小さいときは第2閾値を設定する閾値設定手段と、
を有することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の無線通信装置において、前記第2閾値は、前記第1閾値よりも小さいことを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項2または3に記載の無線通信装置において、前記受信手段は、前記送受信手段での前記第2無線通信システムによる情報の送受信中に、前記第2無線通信システムによる情報をダイバシティ受信し、
前記閾値設定手段は、前記前記第2無線通信システムにおける前記送受信手段と前記受信手段との受信利得差に応じて、前記第1閾値または前記第2閾値を設定することを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する請求項5に係る無線通信装置の発明は、第1無線通信システムおよび第2無線通信システムによる情報の送受信が可能な送受信手段と、
前記第1無線通信システムおよび前記第2無線通信システムによる情報の受信が可能で、かつ前記第1無線通信システムにおける受信利得が前記送受信手段よりも小さい受信手段と、
前記送受信手段での前記第2無線通信システムによる情報の送受信中に、前記送受信手段で受信される前記第1無線通信システムにおける着信を通知する報知情報の受信感度が閾値を超えたのを検出して、前記報知情報の受信を前記送受信手段から前記受信手段に切替える切替え手段と、
前記閾値として、前記送受信手段で受信される前記第1無線通信システムにおける使用周波数が、第1周波数帯のときは第1閾値を設定し、第2周波数帯のときは第2閾値を設定する閾値設定手段と、
を有することを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の無線通信装置において、前記第2閾値は、前記第1閾値よりも小さいことを特徴とするものである。
本発明によれば、送受信手段での第2無線通信システムによる情報の送受信中に、送受信手段で受信される第1無線通信システムにおける着信を通知する報知情報の受信感度が、送受信手段と受信手段との受信利得差に応じて設定された第1閾値または第2閾値を超えたのを検出して、報知情報の受信を送受信手段から受信手段に切替えるようにしたので、第1無線通信システムにおける報知情報の捕捉能力を確保しながら第2無線通信システムによる通信のスループットを効率よく向上することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る無線通信装置としての携帯電話端末の概略構成を示す機能ブロック図である。本実施の形態の携帯電話端末は、図8と同様に、800MHz帯および2GHz帯による1xの第1無線通信システムと、1xEVDOの第2無線通信システムとを有するとともに、1.5GHz帯のGPS周波数の受信機能を有するものである。
図1において、変調回路および復調回路を有するベースバンド部1には、送信部(Tx)2およびプライマリ受信部(プライマリRx)3と、セカンダリ受信部(セカンダリRx)4とが接続されている。送信部2およびプライマリ受信部3は、デュープレクサ5を介してプライマリアンテナ6に接続されて、800MHz帯および2GHz帯での送受信が可能となっている。また、セカンダリ受信部4は、セカンダリアンテナ7に接続されて、プライマリ受信部3と独立して800MHz帯、2GHz帯および1.5GHz帯での受信が可能となっている。ここで、送受信手段は、送信部2、プライマリ受信部3、デュープレクサ5およびプライマリアンテナ6を含んで構成され、受信手段は、セカンダリ受信部4およびセカンダリアンテナ7を含んで構成されている。
プライマリアンテナ6およびセカンダリアンテナ7は、例えば図10(a)に示したアンテナ利得を有しており、800MHz帯および2GHz帯のそれぞれのバンドにおけるアンテナ利得は、プライマリアンテナ6の方がセカンダリアンテナ7よりも高くなっている。その結果、セカンダリアンテナ7を含む受信手段による1xおよびEVDOの受信利得は、プライマリアンテナ6を含む送受信手段よりも小さくなっている。
この携帯電話端末は、図9と同様に、EVDO通信においてはダイバシティ方式を採用するとともに、動作モードをハイブリッドモードまたはSHDRモードに切替えながら、各モードにおいて定期的に1x通信における基地局からの着信を通知する報知情報(ページング)を受信して、音声着信を監視するようになっている。
本実施の形態では、このEVDO通信において、ハイブリッドモードからSHDRモードへの切替えを、プライマリアンテナ6を含む送受信手段とセカンダリアンテナ7を含む受信手段とにおける800MHz帯および2GHz帯のそれぞれの1x受信バンドにおける利得差に応じて設定した1x受信感度の上限閾値と、実際の1x受信感度との比較に基づいて実行する。なお、SHDRモードからハイブリッドモードへの切替えは、図13の場合と同様に、1x受信バンドに対して共通に設定した下限閾値と実際の1x受信感度との比較に基づいて実行する。
このため、図1に示すように、閾値設定部11およびモード切替え部12を設けるとともに、閾値設定部11には閾値メモリ13を設けて、この閾値メモリ13に、当該端末の800MHz帯におけるプライマリアンテナ6を含む送受信手段とセカンダリアンテナ7を含む受信手段との利得差に応じて設定した第1上限閾値と、2GHz帯におけるプライマリアンテナ6を含む送受信手段とセカンダリアンテナ7を含む受信手段との利得差に応じて設定した第2上限閾値と、800MHz帯および2GHz帯に対して共通に設定した下限閾値とを格納する。
また、閾値設定部11には、ベースバンド部1から現在の1x受信バンドの識別信号を供給し、この識別信号により閾値メモリ13から現在の1x受信バンドに対応する第1上限閾値または第2上限閾値と、共通の下限閾値とを読み出して、これらの閾値をモード切替え部12に供給する。
モード切替え部12では、プライマリ受信部3あるいはセカンダリ受信部4で受信されてベースバンド部1に入力された実際の1x受信感度と、閾値メモリ13から供給される1x受信感度の閾値とを比較し、その比較結果に基づいて、ハイブリッドモード中に1x受信感度が第1上限閾値または第2上限閾値を超えたらSHDRモードに切替え、SHDRモード中に1x受信感度が下限閾値以下になったらハイブリッドモードに切替えるように、ベースバンド部1、送受信手段である送信部2およびプライマリ受信部3、受信手段であるセカンダリ受信部4を制御する。
ここで、プライマリアンテナ6およびセカンダリアンテナ7は、図10(a)に示したアンテナ利得を有しているので、この場合の利得差は、図10(b)に示したように800MHz帯における利得差(7dBi)の方が2GHz帯の利得差(3dBi)よりも大きいことになる。したがって、図2に示すように、800MHz帯に対応する第1上限閾値は、2GHz帯に対応する第2上限閾値よりも高く設定する。
以下、図3に示すフローチャートを参照して、本実施の形態の携帯電話端末におけるEVDO通信のモード切替え動作について説明する。先ず、初期設定における動作モードをハイブリッドモードとし(ステップS1)、1xのページングを受信するか否か、すなわち1xサーチを実行するか否かを判定し(ステップS2)、1xサーチを実行する場合には、次に、その時点におけるモード切替え部12の動作モードを判定する(ステップS3)。
ここで、ハイブリッドモードと判定された場合は、図9(a)に示したように、プライマリアンテナ6側でEVDO通信および1x受信を行い、セカンダリアンテナ7側でEVDO通信のダイバシティ受信を行うようにする(ステップS4)。この場合、1xのページングは、アンテナ利得の高いプライマリアンテナ6で受信しているので、次に、ベースバンド部1からの1x受信バンド識別信号により1x受信バンドが800MHz帯か2GHz帯かを判定し(ステップS5)、800MHz帯の場合には閾値設定部11の閾値メモリ13からモード切替え部12に供給する上限閾値を第1上限閾値に設定し(ステップS6)、2GHz帯の場合には上限閾値を第2上限閾値に設定して(ステップS7)、モード切替え部12においてベースバンド部1からの実際の1x受信感度が上限閾値を超えているか否かを判定し(ステップS8)、超えていなければステップS2に移行し、越えていれば、1xのページングをアンテナ利得の低いセカンダリアンテナ7で受信可能なので、動作モードをハイブリッドモードからスループットの高いSHDRモードに切替えて(ステップS9)、ステップS2に移行する。
一方、ステップS3において、動作モードがSHDRモードと判定された場合は、図9(b)に示したように、プライマリアンテナ6側でEVDO通信を行い、セカンダリアンテナ7側でEVDO通信のダイバシティ受信および1x受信を行うようにする(ステップS10)。この場合、1xのページングをアンテナ利得の低いセカンダリアンテナ7で受信しているので、モード切替え部12においてベースバンド部1からの実際の1x受信感度が下限閾値以下か否かを判定し(ステップS11)、下限閾値以下でなければステップS2に移行し、以下であれば、1xのページングの捕捉能力を高める必要があるので、動作モードをSHDRモードからハイブリッドモードに切替え(ステップS12)、これにより1xのページングをアンテナ利得の高いプライマリアンテナ6で受信するようにしてステップS2に移行する。
このように、本実施の形態では、EVDO通信において、ハイブリッドモードからSHDRモードへ切替える際の1x受信感度の上限閾値を、800MHz帯および2GHz帯のそれぞれにおけるプライマリアンテナ6を含む送受信手段とセカンダリアンテナ7を含む受信手段との利得差に応じて設定したので、アンテナ利得差の大きい800MHz帯での第1上限閾値と比較して、アンテナ利得差の小さい2GHz帯での第2上限閾値は低くなる。
したがって、800MHz帯で1x受信が行われる場合には、図4(a)に示すように、プライマリアンテナ6およびプライマリ受信部3による1x受信感度が第1上限閾値を超えたときに、ハイブリッドモードからSHDRモードに切替わるのに対して、2GHz帯で1x受信が行われる場合には、図4(b)に示すように、セカンダリアンテナ7およびセカンダリ受信部4による1x受信感度が、第1上限閾値よりも低い第2上限閾値を超えたときに、ハイブリッドモードからSHDRモードに切替わるので、1xのページングの捕捉能力を確保しながら、EVDO通信におけるスループットを効率よく向上することができる。
(第2実施の形態)
図5は、本発明の第2実施の形態に係る携帯電話端末の概略構成を示す機能ブロック図である。
本実施の形態は、携帯電話端末の電源投入直後におけるEVDO通信では、ハイブリッドモードからSHDRモードへ切替える第1上限閾値(800MHz帯用)および第2上限閾値(2GHz帯用)として、第1実施の形態と同様に、端末毎に予め設定された閾値(ここでは第1固定値(800MHz帯用)および第2固定値(2GHz帯用)という)を用いるが、その後は、EVDO通信のダイバシティ受信におけるプライマリ受信部3およびセカンダリ受信部4による実際の受信感度に基づいてプライマリアンテナ6を含む送受信手段とセカンダリアンテナ7を含む受信手段との利得差を測定し、その利得差に応じて第1上限閾値としての第1計算値(800MHz帯用)あるいは第2上限閾値としての第2計算値(2GHz帯用)を算出して、その算出された第1計算値あるいは第2計算値を用いて動作モードを切替えるようにしたものである。
このため、図5に示すように、閾値設定部11には、ベースバンド部1からEVDO通信中にプライマリ受信部3およびセカンダリ受信部4でダイバシティ受信された実際のプライマリEVDO受信感度およびセカンダリEVDO受信感度を供給するとともに、EVDO通信バンド識別信号を供給する。また、閾値設定部11には、ベースバンド部1から入力されるプライマリEVDO受信感度およびセカンダリEVDO受信感度に基づいてプライマリアンテナ6を含む送受信手段とセカンダリアンテナ7を含む受信手段との利得差を測定する利得差測定部15と、その測定した利得差およびEVDO通信バンドの識別信号に基づいてハイブリッドモードからSHDRモードへ切替える第1上限閾値としての第1計算値、あるいは第2上限閾値としての第2計算値を算出する閾値算出部17とを設ける。その他の構成および動作は、第1実施の形態と同様である。
以下、図6に示すフローチャートを参照して、本実施の形態の携帯電話端末におけるEVDO通信のモード切替え動作について説明する。先ず、初期設定における動作モードをハイブリッドモード、閾値メモリ13における第1上限閾値および第2上限閾値をそれぞれ予め設定された第1固定値および第2固定値とする(ステップS21)。
次に、EVDO通信中か否かを判定し(ステップS22)、EVDO通信中であれば、閾値設定部11の利得差測定部15において、プライマリEVDO受信感度およびセカンダリEVDO受信感度に基づいてプライマリアンテナ6を含む送受信手段とセカンダリアンテナ7を含む受信手段との利得差を測定し(ステップS23)、さらに、ベースバンド部1からのEVDO通信バンド識別信号からEVDO通信バンド(周波数帯)を判定する(ステップS24)。
ここで、EVDO通信バンドが800MHz帯であれば、ステップS23で算出した利得差に基づいて第1計算値を算出して、閾値メモリ13における第1上限閾値を第1固定値に代えて算出した第1計算値に設定し(ステップS25)、2GHz帯であれば、ステップS23で算出した利得差に基づいて第2計算値を算出して、閾値メモリ13における第2上限閾値を第2固定値に代えて算出した第2計算値に設定して(ステップS26)、次に、1xのページングを受信するか否か、すなわち1xサーチを実行するか否かを判定し(ステップS27)、1xサーチを実行しない場合には、ステップS22に移行する。
一方、ステップS22において、EVDO通信中でないと判定された場合には、圏外が継続しているか否かを判定し(ステップS28)、圏外が継続していれば、閾値メモリ13における第1上限閾値および第2上限閾値をそれぞれ第1固定値および第2固定値に設定して(ステップS29)、ステップS27に移行する。
ステップS27において、1xサーチを実行する場合には、次に、その時点におけるモード切替え部12の動作モードを判定する(ステップS30)。
ここで、ハイブリッドモードと判定された場合は、第1実施の形態と同様に、図9(a)に示したように、プライマリアンテナ6側でEVDO通信および1x受信を行い、セカンダリアンテナ7側でEVDO通信のダイバシティ受信を行うようにする(ステップS31)。この場合、1xのページングは、アンテナ利得の高いプライマリアンテナ6で受信しているので、次に、ベースバンド部1からの1x受信バンド識別信号により1x受信バンドが800MHz帯か2GHz帯かを判定し(ステップS32)、800MHz帯の場合には閾値メモリ13からモード切替え部12に供給する上限閾値を第1上限閾値に設定し(ステップS33)、2GHz帯の場合には上限閾値を第2上限閾値に設定して(ステップS34)、モード切替え部12においてベースバンド部1からの実際の1x受信感度が上限閾値を超えているか否かを判定し(ステップS35)、超えていなければステップS22に移行し、越えていれば、1xのページングをアンテナ利得の低いセカンダリアンテナ7で受信可能なので、動作モードをハイブリッドモードからスループットの高いSHDRモードに切替えて(ステップS36)、ステップS22に移行する。
したがって、本実施の形態においては、EVDO通信と1x受信とが同一バンドで行われる場合には、ハイブリッドモードからSHDRモードに切替える1x受信感度の上限閾値として、当該EVDO通信中において、ステップS25で算出された第1計算値あるいはステップS26で算出された第2計算値が用いられることになり、EVDO通信と1x受信とが異なるバンドで行われる場合には、上限閾値として、予め設定された第1固定値あるいは第2固定値、または前回までのEVDO通信において計算された第1計算値あるいは第2計算値が用いられることになる。
一方、ステップS30において、動作モードがSHDRモードと判定された場合は、図9(b)に示したように、プライマリアンテナ6側でEVDO通信を行い、セカンダリアンテナ7側でEVDO通信のダイバシティ受信および1x受信を行うようにする(ステップS37)。この場合、1xのページングをアンテナ利得の低いセカンダリアンテナ7で受信しているので、モード切替え部12においてベースバンド部1からの実際の1x受信感度が下限閾値以下か否かを判定し(ステップS38)、下限閾値以下でなければステップS22に移行し、以下であれば、1xのページングの捕捉能力を高める必要があるので、動作モードをSHDRモードからハイブリッドモードに切替え(ステップS39)、これにより1xのページングをアンテナ利得の高いプライマリアンテナ6で受信するようにしてステップS22に移行する。
このように、本実施の形態においては、EVDO通信のダイバシティ受信における実際の受信感度に基づいてプライマリアンテナを含む送受信手段6とセカンダリアンテナ7を含む受信手段との利得差を測定し、その利得差に応じて当該EVDO通信バンドに対応する上限閾値を算出するようにしたので、EVDO通信と1x受信とが同一バンドで行われる場合には、ユーザによる携帯電話端末の把持状態や周囲環境の変化によるプライマリアンテナ6とセカンダリアンテナ7との利得差の変動に応じて、ハイブリッドモードからSHDRモードに切替える1x受信感度の上限閾値をリアルタイムで適切に設定することができる。したがって、1xのページングの捕捉能力を確保しながら、EVDO通信におけるスループットをより効率良く向上することができる。
(第3実施の形態)
本発明の第3実施の形態においては、図5に示した携帯電話端末において、閾値設定部11の利得差測定部15で測定されたプライマリアンテナ6を含む送受信手段とセカンダリアンテナ7を含む受信手段との利得差に基づいて、閾値算出部17において当該EVDO通信バンドにおける上限閾値と、他の通信バンドにおける上限閾値とを算出して、第1上限閾値および第2上限閾値をそれぞれ設定する。
すなわち、ユーザによる携帯電話端末の把持状態や周囲環境の変化によって、EVDO通信バンド(例えば、800MHz帯)におけるプライマリアンテナ6とセカンダリアンテナ7との利得差が変動すると、他の通信バンド(例えば、2GHz帯)におけるプライマリアンテナ6とセカンダリアンテナ7との利得差も同様に変動する。この他のバンドにおける利得差は、利得差測定部15で測定されたEVDO通信バンドにおける利得差と、図10(b)に示したプライマリアンテナ6およびセカンダリアンテナ7の相対利得差とに基づいて計算により予測することができ、その予測した利得差から当該他の通信バンドに対応する上限閾値を算出することができる。
そこで、本実施の形態では、図7にフローチャートを示すように、ステップS23において、プライマリEVDO受信感度およびセカンダリEVDO受信感度に基づいてプライマリアンテナ6を含む送受信手段とセカンダリアンテナ7を含む受信手段との利得差を測定し、さらに、ステップS24において、ベースバンド部1からのEVDO通信バンド識別信号からEVDO通信バンド(周波数帯)を判定したら、その判定結果に応じて、EVDO通信バンドに対応する上限閾値と、他の通信バンドに対応する上限閾値とを算出する。
すなわち、ステップS24において、EVDO通信バンドが800MHz帯と判定された場合には、ステップS23で算出した利得差に基づいて第1計算値を算出して、閾値メモリ13における第1上限閾値を第1固定値に代えて算出した第1計算値に設定するとともに(ステップS41)、ステップS23で算出された利得差と本来のプライマリアンテナ6およびセカンダリアンテナ7の相対利得差とに基づいて、2GHz帯に対応する第2計算値を算出して、閾値メモリ13における第2上限閾値を第2固定値に代えて算出した第2計算値に設定する(ステップS42)。
同様に、ステップS24において、EVDO通信バンドが2GHz帯と判定された場合には、ステップS23で算出した利得差に基づいて第2計算値を算出して、閾値メモリ13における第2上限閾値を第2固定値に代えて算出した第2計算値に設定するとともに(ステップS43)、ステップS23で算出された利得差と本来のプライマリアンテナ6およびセカンダリアンテナ7の相対利得差とに基づいて、800MHz帯に対応する第1計算値を算出して、閾値メモリ13における第1上限閾値を第1固定値に代えて算出した第1計算値に設定する(ステップS44)。
このようにして、図6の場合と同様に、ステップS32において、1x受信バンドが800MHz帯と判定された場合には、閾値メモリ13からモード切替え部12に供給する上限閾値を第1上限閾値に設定し(ステップS33)、2GHz帯と判定された場合には上限閾値を第2上限閾値に設定する(ステップS34)。なお、図7において、図6と同じ処理を行うステップには、同じステップ符号を付して、説明を省略する。
したがって、本実施の形態によれば、EVDO通信と1x受信とが同一バンドで行われる場合は勿論のこと、異なるバンドで行われる場合でも、ユーザによる携帯電話端末の把持状態や周囲環境の変化によるプライマリアンテナ6とセカンダリアンテナ7との利得差の変動に応じて、ハイブリッドモードからSHDRモードに切替える1x受信感度の上限閾値をリアルタイムで適切に設定することができるので、1xのページングの捕捉能力を確保しながら、EVDO通信におけるスループットをさらに効率良く向上することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、第3実施の形態においては、図7のステップS41において第1計算値を算出したら、ステップS42では第1計算値から所定感度低下した値を第2計算値として一義的に算出することもできるし、同様に、ステップS43において第2計算値を算出したら、ステップS44では第2計算値から所定感度上昇した値を第1計算値として一義的に算出することもできる。
また、本発明は、800MHz帯および2GHz帯を用いるcdma2000方式による1xおよび1xEVDOに限らず、異なる2つの無線通信システムによる情報の送受信が可能な送受信手段と、これら2つの無線通信システムによる情報の受信が可能な受信手段を有し、同様にして動作モードを切替える無線通信装置にも有効に適用することができる。
本発明の第1実施の形態に係る携帯電話端末の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す閾値設定部で設定する第1上限閾値および第2上限閾値の関係を示す図である。 第1実施の形態によるEVDO通信のモード切替え動作を説明するフローチャートである。 第1実施の形態による800MHz帯および2GHz帯で1x受信が行われる場合の動作モードの切替えを比較して示す図である。 本発明の第2実施の形態に係る携帯電話端末の概略構成を示すブロック図である。 第2実施の形態によるEVDO通信のモード切替え動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3実施の形態に係る携帯電話端末によるEVDO通信のモード切替え動作を説明するフローチャートである。 SHDR機能を搭載した従来の携帯電話端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 EVDO通信におけるハイブリッドモードおよびSHDRモードを説明するための図である。 図8に示すプライマリアンテナおよびセカンダリアンテナの利得および利得差を示す図である。 図8に示す従来の携帯電話端末によるEVDO通信のモード切替えを説明するための図である。 図8に示す従来の携帯電話端末によるEVDO通信のモード切替え動作を説明するフローチャートである。 図8に示す従来の携帯電話端末における不都合を説明するための図である。
符号の説明
1 ベースバンド部
2 送信部
3 プライマリ受信部
4 セカンダリ受信部
5 デュープレクサ
6 プライマリアンテナ
7 セカンダリアンテナ
11 閾値設定部
12 モード切替え部
13 閾値メモリ
15 利得差測定部
17 閾値算出部

Claims (6)

  1. 第1無線通信システムおよび第2無線通信システムによる情報の送受信が可能な送受信手段と、前記第1無線通信システムおよび前記第2無線通信システムによる情報の受信が可能で、かつ前記第1無線通信システムにおける受信利得が前記送受信手段よりも小さい受信手段とを用い、
    前記送受信手段での前記第2無線通信システムによる情報の送受信中に、前記送受信手段で受信される前記第1無線通信システムにおける着信を通知する報知情報の受信感度が、前記送受信手段と前記受信手段との受信利得差に応じて設定された第1閾値または第2閾値を超えたのを検出して、前記報知情報の受信を前記送受信手段から前記受信手段に切替えることを特徴とする無線通信方法。
  2. 第1無線通信システムおよび第2無線通信システムによる情報の送受信が可能な送受信手段と、
    前記第1無線通信システムおよび前記第2無線通信システムによる情報の受信が可能で、かつ前記第1無線通信システムにおける受信利得が前記送受信手段よりも小さい受信手段と、
    前記送受信手段での前記第2無線通信システムによる情報の送受信中に、前記送受信手段で受信される前記第1無線通信システムにおける着信を通知する報知情報の受信感度が閾値を超えたのを検出して、前記報知情報の受信を前記送受信手段から前記受信手段に切替える切替え手段と、
    前記閾値として、前記送受信手段と前記受信手段との受信利得差に応じて、該受信利得差が大きいときは第1閾値を設定し、小さいときは第2閾値を設定する閾値設定手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  3. 前記第2閾値は、前記第1閾値よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記受信手段は、前記送受信手段での前記第2無線通信システムによる情報の送受信中に、前記第2無線通信システムによる情報をダイバシティ受信し、
    前記閾値設定手段は、前記前記第2無線通信システムにおける前記送受信手段と前記受信手段との受信利得差に応じて、前記第1閾値または前記第2閾値を設定することを特徴とする請求項2または3に記載の無線通信装置。
  5. 第1無線通信システムおよび第2無線通信システムによる情報の送受信が可能な送受信手段と、
    前記第1無線通信システムおよび前記第2無線通信システムによる情報の受信が可能で、かつ前記第1無線通信システムにおける受信利得が前記送受信手段よりも小さい受信手段と、
    前記送受信手段での前記第2無線通信システムによる情報の送受信中に、前記送受信手段で受信される前記第1無線通信システムにおける着信を通知する報知情報の受信感度が閾値を超えたのを検出して、前記報知情報の受信を前記送受信手段から前記受信手段に切替える切替え手段と、
    前記閾値として、前記送受信手段で受信される前記第1無線通信システムにおける使用周波数が、第1周波数帯のときは第1閾値を設定し、第2周波数帯のときは第2閾値を設定する閾値設定手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  6. 前記第2閾値は、前記第1閾値よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
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