JP2004260477A - 移動通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】移動通信システムにおいて移動通信端末が高速で移動している場合などでも通話やデータ通信の途中で通信が遮断されることのない質の高い通信を提供する。
【解決手段】移動速度検出手段を有す移動通信端末を用い、移動速度検出手段が検出した移動速度に応じて基地局のハンドオーバー起動レベルを変更する移動通信システムを考案した。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は移動通信システム関し、特に通話品質のよい基地局切替システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
移動通信システムは、基地局のサービスエリア(セル)が隣り合って設置されており、移動通信端末は各セル内において該当する基地局と無線通信回線を確立して通信を行う。移動通信端末は常に数箇所の隣接する基地局の電波状態を監視しており移動通信端末が移動したときは電波状態などから最適な基地局を選択しその基地局との通信回線を新たに確立して、移動通信端末が移動しても通話が途切れることなく行えるように構成されている。また、特許文献1には移動通信端末にGPS装置を搭載し、移動通信端末の位置情報とセル範囲との関係から基地局を切替えるシステムが記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−210923公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらの移動通信システムでは移動通信端末と基地局間の電波状態だけを監視していて、移動通信端末の移動に伴って受信レベルがあらかじめ決められたレベルに低下すると基地局の切替動作(以下ハンドオーバー)を開始する。しかしながら、そのようなシステムでは移動通信端末の移動速度は考慮されず、受信レベルがあらかじめ決められたハンドオーバー起動レベルに低下してからハンドオーバー動作を開始する。ハンドオーバー動作は動作を開始してから完了するまでに制御部が処理を実行する時間が必要であるため、移動通信端末の使用者が高速道路を自動車で移動している場合や新幹線に乗って移動している場合など、高速で移動している場合はハンドオーバー動作が完了する前にセルのエリアを逸脱してしまう可能性が高い。その結果使用者は通話やデータ通信の途中で通信が遮断されてしまい、通話相手やデータ通信相手に再度接続しなおさなければならず非常に不便である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
これらの課題を解決するため第1の発明は、移動速度検出手段を有する移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、によって構成され、前記移動通信端末の接続相手である前記基地局が切替わる移動通信システムにおいて、前記移動速度検出手段が検出した移動速度に応じて前記基地局の切替動作の起動レベルを変更する。
【0006】
第2の発明は、前記第1の発明について前記移動速度検出手段が検出した移動速度が所定の速度より大きければ前記基地局の切替動作の起動レベルを高くし、所定の速度より小さければ前記基地局の切替動作の起動レベルを小さくするようにした移動通信システムである。
【0007】
第3の発明は、前記第1または2の発明の移動速度検出手段をGPS装置とした。
【0008】
第4の発明は、前記第1から3のいずれかの発明において、移動速度検出手段による移動速度の検出をユーザーが通話またはデータ通信を開始してから行うようにした移動通信システムである。
【0009】
第5の発明は、移動速度検出手段を有する移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、によって構成され、前記移動通信端末の接続相手である前記基地局が切替わる移動通信システムに用いられる移動通信端末において、前記移動速度検出手段が検出した移動速度に応じて前記基地局の切替動作の起動レベルを変更する。
【0010】
第6の発明は、前記第5の発明において前記移動速度検出手段が検出した移動速度が所定の速度より大きければ前記基地局の切替動作の起動レベルを高くし、所定の速度より小さければ前記基地局の切替動作の起動レベルを小さくするようにした移動通信端末である。
【0011】
第7の発明は、前記第5または6の発明における移動速度検出手段をGPS装置とした移動通信端末である。
【0012】
第8の発明は、前記第5から7のいずれかの発明において、移動速度検出手段による移動速度の検出をユーザーが通話またはデータ通信を開始してから行うようにした移動通信端末である。
【0013】
第9の発明は、移動速度検出手段を有する移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、によって構成され、前記移動通信端末の接続相手である前記基地局が切替わる移動通信システムに用いられる基地局において、前記移動速度検出手段が検出した前記移動通信端末の移動速度に応じて前記基地局の切替動作の起動レベルを変更する移動通信システム用基地局である。
【0014】
第10の発明は、前記第9の発明において前記移動速度検出手段が検出した移動速度が所定の速度より大きければ前記基地局の切替動作の起動レベルを高くし、所定の速度より小さければ前記基地局の切替動作の起動レベルを小さくするようにした移動通信システム用基地局である。
【0015】
第11の発明は、移動速度検出手段を有する移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、によって構成され、前記移動通信端末の接続相手である前記基地局が切替わる移動通信システムにおいて、前記移動速度検出手段が検出した移動速度に応じて前記基地局の切替動作の起動レベルを変更する基地局切替方法である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の第1の実施形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態を示す携帯電話システムの構成図。図2は本発明の第1の実施形態である前記携帯電話システムを構成する携帯電話機のブロック図、図3は本発明の第1の実施形態である前記携帯電話システムを構成する携帯電話用基地局のブロック図である。また図4は本発明の第1の実施形態を示す携帯電話機の動作フローチャートである。図5は移動速度に対するハンドオーバ起動レベル(以下H/O起動レベル)を定めたH/O起動レベルテーブルである。
【0017】
図1において、100は携帯電話機、110はGPS受信装置、200Aは第1の携帯電話用基地局、201Aは第2の携帯電話用基地局、300はGPS衛星である。携帯電話機は第1の携帯電話用基地局200Aと無線通信回線を確立し公衆ネットワークと通信を行い、またGPS衛星300からの電波をGPS受信装置110で受信し自身の移動速度を検出している。携帯電話機が移動をして第1の携帯電話用基地局200Aの通信可能範囲(セル)を逸脱する場合は、移動速度に基づいて、携帯電話機との通信を隣接する第2の携帯電話用基地局201Aに移管する動作(ハンドオーバー)の起動基準レベルを変化させ、通話の途切れることがない良好な通信を提供する。
【0018】
図2において100Aは携帯電話機である。110はGPS受信装置であり、111はGPS信号の受信部、112はGPS衛星から受信した信号を元に位置情報を取得する位置情報検出部。113は前記位置情報を一定周期で取得し位置情報の変化から移動速度を算出する速度情報算出部、114はGPS電波受信用アンテナである。120は前記位置情報や速度情報を記憶する位置情報・速度情報記憶部であり、図5に示されているH/O起動レベルテーブルもここに記憶される。130はハンドオーバー制御部、140は基地局と音声その他のデータを通信する送受信部、141は送受信用アンテナ、150は音声信号をデジタル信号からアナログ信号へ、あるいはその逆の変換を行ったり音量のレベル調整を行う通話部、151はスピーカ、152はマイクである。160は発信するための電話番号や文字を入力したり各種機能を使用者が操作するための操作部、170は携帯電話機の各部の動作を制御する制御部である。
【0019】
図3において200Aは携帯電話用基地局であり、210は携帯電話と無線による通信を行う送受信部、211は送受信用アンテナ、220は外部の公衆ネットワークと通信を行うためのネットワークインターフェース部、230は携帯電話用基地局の各部を制御する制御部である。
【0020】
図4に示すフローチャートで本発明の第1の実施形態の動作を説明する。携帯電話機100Aの使用者が電源をオンにすると(ステップS100)制御部70は発呼が行われているかどうかを確認して通話(またはユーザーが利用するデータ通信)が行われているかどうか判断する(ステップS110)。通話が行われていない場合は引き続き通話が開始されているかどうかをチェックする。通話が行われていればGPS受信装置110に対し移動速度情報の算出動作の開始を指示する(ステップS120)。GPS受信装置110は速度情報算出部112において移動速度を算出し(ステップS130)、移動速度データを位置情報・速度情報記憶部120に送り位置情報・速度情報記憶部120はそれを記憶する(ステップS140)。さらに制御部170は前記速度情報と位置情報・速度情報記憶部120が記憶しているH/O起動レベルテーブルを参照しH/O起動レベルを取得する(ステップS150)。次に前記取得したH/O起動レベルと送受信部140から取得したRSSIレベルを比較し(ステップS160)、RSSIレベルがH/O起動レベルより小さければハンドオーバを起動し隣接基地局(たとえば携帯電話基地局201)に該携帯電話との通信回線を移管する(ステップS170)。小さくない場合には一定時間後(たとえば500m秒後)に再びステップ110に戻り、引き続き移動速度からH/O起動レベルを決定しRSSIレベルとの比較を行う。
【0021】
この実施例のように移動速度が大きくなるに従いH/O起動レベルを高く設定しておき(H/O起動レベルテーブル参照)、受信RSSIレベルとH/O起動レベルを比較してH/O起動を開始することで、速度が比較的速い場合にはRSSIレベルが比較的高いうちつまり隣接基地局のセルまでの距離が遠いうちにH/O動作を起動することで携帯電話機が通信を確立している基地局のセルを逸脱する前に確実に隣接する基地局に通信を移管することで通話が途切れることのない良好な通信を行うことができる。
【0022】
ところで、通話が開始されているかどうかを確認して、開始されている場合に移動速度の検出を開始するようにしたのは、非通話状態においてはたとえH/Oに失敗し短時間通信ができないような事があっても使用者に対する影響は大きくないと考えられるため、GPS受信装置の動作を停止することでバッテリーの消耗を少なくするように配慮したものである。このほか、移動速度が小さくほとんど移動がない場合には時局内でチャンネル切替を行うTCH切替により良好な通話を保てるようしてもよい。
【0023】
また、使用者の使用状況によっては、通話が開始されているか動作のチェック(ステップS110)を行わないように設定できるようにしてもよいし、携帯電話機の移動方向が頻繁に変わってしまうような場合には速度情報によりH/Oが起動すると不都合な場合もあるので、速度情報をもとにH/O起動レベルを変化させる機能をユーザーの意思で停止できるようにしてもよい。この場合の操作は操作部60からできるようにする。
【0024】
本実施例では携帯電話シテムについて述べたが、本発明は携帯電話システムに限らず専らデータ通信を行うデータ通信用無線LANシステムなどに適用してもよい。
【0025】
以下、本発明の第2の実施形態を説明する。図6は本発明の第2の実施形態を示す携帯電話システムを構成する携帯電話機のブロック図、図7は本発明の第2の実施形態を示す前記携帯電話システムを構成する携帯電話用基地局のブロック図である。また図8は本発明の第2の実施形態を示す携帯電話機の動作フローチャートであり、図9は本発明の第2の実施形態を示す携帯電話用基地局の動作フローチャートである。図6と図7において図1から図3における番号と同じ構成要素の説明は省略する。図6において携帯電話機100BはGPS受信装置の速度情報算出部が算出した速度情報を基地局に対して送信する機能を備えている。図7の200Bは携帯電話用基地局である。240は携帯電話機100Bから送られてきた速度情報を取り出す速度情報取り出し部であり、250は移動速度に対するハンドオーバ起動レベル(以下H/O起動レベル)を定めたH/O起動レベルテーブルを記憶するH/O起動レベル記憶部である。260はハンドオーバー制御部である。
【0026】
図8に示すフローチャートで本発明の第2の実施形態の携帯電話システムを構成する携帯電話機の動作を説明する。携帯電話機100Bの使用者が電源をオンにすると(ステップS100)制御部170は送信部140または通話部150の状態を確認して、発呼が行われ、通話(またはユーザーが利用するデータ通信)が行われているかどうか判断する(ステップS110)。通話が行われていない場合は引き続き通話が開始されているかどうかをチェックし通話が行われていればGPS受信装置110に対し移動速度情報の算出動作の開始を指示する(ステップS120)。GPS受信装置110は速度情報算出部112において移動速度を算出し(ステップS130)する。制御部170は、位置情報・速度情報記憶部120に記憶されている速度データと前記ステップS130で取得した移動速度データを比較し速度データが更新されたかどうかを判定する(ステップS140)。変化がない場合はステップS110に戻り、速度データが更新されていた場合には速度情報算出部は移動速度データを位置情報・速度情報記憶部120に送り位置情報・速度情報記憶部120は更新されたデータを記憶する(S150)。さらに移動速度データを送受信部140から通信データに重畳させて基地局200Bへ送信する。この速度データの送信は通話チャンネルを用いる方法のほか制御チャンネルを用いる方法でもよい。
【0027】
図9に示すフローチャートで本発明の第2の実施形態の携帯電話システムを構成する携帯電話用基地局の動作を説明する。基地局200Bの制御部230は速度情報取り出し部240を利用して移動速度データが受信されたかどうかをチェックする(ステップS110)。移動速度データが受信されない場合は引き続き移動速度データが受信されるかどうかのチェックを行う。移動速度データが受信された場合は速度情報取り出し部240は速度データを取り出しハンドオーバー制御部260へ送る(ステップS120)。ハンドオーバー制御部260はH/O起動レベル記憶部250にあるH/O起動レベルテーブルを参照して前記取得した速度データに対応するH/O起動レベルを決定し(ステップS130)、送受信部210から取得したRSSI値と前記H/O起動レベルを比較し(ステップS140)RSSI値がH/O起動レベルより小さければハンドオーバを実施して隣接基地局に該携帯電話との通信回線を移管する(ステップS150)。小さくない場合には一定時間後(たとえば500m秒後)に再びステップS110に戻り(ステップS160)、引き続き受信した移動速度データからH/O起動レベルを決定しRSSIレベルとの比較を行う。
【0028】
このように移動速度が大きくなるに従いH/O起動レベルを高く設定しておき(H/O起動レベルテーブル参照)、受信RSSIレベルとH/O起動レベルを比較してH/O起動を開始することで、速度が比較的速い場合にはRSSIレベルが比較的高いうちつまり隣接基地局のセルまでの距離が遠いうちにH/O動作を起動することで携帯電話機が通信を確立している基地局のセルを逸脱する前に確実に隣接する基地局に通信を移管することで通話が途切れることのない良好な通信を行うことができる。また、この第2の実施例ではH/O起動レベルテーブルの記憶場所や、RSSIレベルとH/O起動レベルとの比較動作は基地局側で行うので携帯電話機側の負担が第1の実施例にくらべて軽減される。
【0029】
ところで、通話が開始されているかどうかを確認して、開始されている場合に移動速度の検出を開始するようにしたのは、非通話状態においてはたとえH/Oに失敗し短時間通信ができないような事があっても使用者に対する影響は大きくないと考えられるため、GPS受信装置の動作を停止することでバッテリーの消耗を少なくするように配慮したものである。このほか、移動速度が小さくほとんど移動がない場合には時局内でチャンネル切替を行うTCH切替により良好な通話を保てるようしてもよい。
【0030】
また、使用者の使用状況によっては、通話が開始されているか動作のチェック(ステップS110)を行わないように設定できるようにしてもよいし、携帯電話機の移動方向が頻繁に変わってしまうような場合には速度情報によりH/Oが起動すると不都合な場合もあるので、速度情報をもとにH/O起動レベルを変化させる機能をユーザーの意思で停止できるようにしてもよい。この場合の操作は操作部60からできるようにする。
【0031】
本実施例では携帯電話シテムについて述べたが、本発明は携帯電話システムに限らず専らデータ通信を行うデータ通信用無線LANシステムなどに適用してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によって、移動通信端末が移動している場合にその移動速度に応じてハンドオーバーの起動レベルを変更するため、高速で移動している場合には早めにハンドオーバーが起動され、通信が途切れることなく品質の高い通信が保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す携帯電話システムの構成図
【図2】本発明の第1の実施形態である前記携帯電話システムを構成する携帯電話機のブロック図
【図3】本発明の第1の実施形態である前記携帯電話システムを構成する携帯電話用基地局のブロック図
【図4】本発明の第1の実施形態を示す携帯電話機の動作フローチャート
【図5】移動速度に対するハンドオーバ起動レベルを定めたH/O起動レベルテーブル
【図6】本発明の第2の実施形態を示す携帯電話システムを構成する携帯電話機のブロック図
【図7】本発明の第2の実施形態を示す前記携帯電話システムを構成する携帯電話用基地局のブロック図
【図8】本発明の第2の実施形態を示す携帯電話機の動作フローチャート
【図9】本発明の第2の実施形態を示す携帯電話用基地局の動作フローチャート
【符号の説明】
100 携帯電話機、100A 携帯電話機、100B 携帯電話機、110GPS受信装置、111 GPS信号受信部、112 位置情報検出部、113 速度情報算出部、114 GPS電波受信用アンテナ、120 位置情報・速度情報記憶部、130 ハンドオーバー制御部、140 送受信部、141送受信用アンテナ、150 通話部、151 スピーカ、152 マイク、160 操作部、170 制御部、200A 携帯電話用基地局、200B 携帯電話用基地局、210 送受信部、211 送受信用アンテナ、220 ネットワークインターフェース部、230 制御部、240 速度情報取り出し部、250 H/O起動レベル記憶部、260 ハンドオーバー制御部、300 GPS衛星

Claims (11)

  1. 移動速度検出手段を有する移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、によって構成され、前記移動通信端末の接続相手である前記基地局が切替わる移動通信システムにおいて、
    前記移動速度検出手段が検出した移動速度に応じて前記基地局の切替動作の起動レベルを変更する移動通信システム。
  2. 前記移動速度検出手段が検出した移動速度が所定の速度より大きければ前記基地局の切替動作の起動レベルを高くし、所定の速度より小さければ前記基地局の切替動作の起動レベルを小さくすることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記移動速度検出手段はGPS(Global Positioning System)装置である請求項1または2に記載の移動通信システム。
  4. 前記移動速度検出手段による前記移動速度の検出はユーザーが通話またはデータ通信を開始してから行う請求項1から3いずれかに記載の移動通信システム。
  5. 移動速度検出手段を有する移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、によって構成され、前記移動通信端末の接続相手である前記基地局が切替わる移動通信システムに用いられる移動通信端末において、
    前記移動速度検出手段が検出した移動速度に応じて前記基地局の切替動作の起動レベルを変更する移動通信端末。
  6. 前記移動速度検出手段が検出した移動速度が所定の速度より大きければ前記基地局の切替動作の起動レベルを高くし、所定の速度より小さければ前記基地局の切替動作の起動レベルを小さくすることを特徴とする請求項5に記載の移動通信端末。
  7. 前記移動速度検出手段はGPS装置である請求項5または6に記載の移動通信端末。
  8. 前記移動速度検出手段による前記移動速度の検出はユーザーが通話またはデータ通信を開始してから行う請求項5から7いずれかに記載の移動通信端末。
  9. 移動速度検出手段を有する移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、によって構成され、前記移動通信端末の接続相手である前記基地局が切替わる移動通信システムに用いられる基地局において、
    前記移動速度検出手段が検出した前記移動通信端末の移動速度に応じて前記基地局の切替動作の起動レベルを変更する移動通信システム用基地局。
  10. 前記移動速度検出手段が検出した移動速度が所定の速度より大きければ前記基地局の切替動作の起動レベルを高くし、所定の速度より小さければ前記基地局の切替動作の起動レベルを小さくすることを特徴とする請求項9に記載の移動通信システム用基地局。
  11. 移動速度検出手段を有する移動通信端末と、前記移動通信端末と無線通信回線を介して接続される無線基地局と、によって構成され、前記移動通信端末の接続相手である前記基地局が切替わる移動通信システムにおいて、前記移動速度検出手段が検出した移動速度に応じて前記基地局の切替動作の起動レベルを変更する基地局切替方法。
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