JP2001127850A - 電話機 - Google Patents
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Abstract
ービス網を選択して通信する電話機において、各電話サ
ービス網の基地局から受信した信号レベルを確認する操
作について、操作性を改善し、ユーザの利便性を向上し
た電話機を提供する。 【解決手段】 33は第1アンテナマーク表示領域、3
5は第2アンテナマーク表示領域であり、網1、網2の
アンテナマークを同時に表示している。各々のアンテナ
マークには、縦棒の本数が異なる複数の図柄があり、信
号のレベルに応じて使い分けられる。34は第1網識別
記号表示領域、36は第2網識別記号表示領域であり、
各々の網を、方式を表す記号「PHS」「セルラー」を
用いて表示しており、さらに、発呼の際に用いられる電
話サービス網を、例えば反転表示などを用いて区別でき
る態様で表示する。
Description
ス網から所望する一の電話サービス網を選択して通信す
る電話機に関する。
の電話サービス網が構築されている現状に対応して、複
数の電話サービス網に対して発着呼できる機能を一台の
電話機内に内蔵し、発呼時に一の電話サービス網を選択
して通信する機能を有する電話機が実用化されている。
通信できる電話機は、一般にデュアル方式の電話機と呼
ばれている。デュアル方式の電話機によれば、各々の電
話サービス網の基地局から受信した信号のレベルおよび
電話サービス網に応じた通信料金の多寡を、ユーザが判
断し選択するといった利便があるし、更に、ユーザが予
め、電話サービス網の選択順位を指定しておき、電話を
掛ける時点で交信可能な電話サービス網のうち、最も高
い選択順位が指定されている電話サービス網を自動的に
選択するようにすることもでき、大変使い勝手の良いも
のであるが、反面、次のような問題がある。
方式の電話機では、電話機前面のディスプレイ上に一の
電話サービス網の基地局から受信した信号レベルだけを
表示するものであるので、ユーザが複数の電話サービス
網の基地局から受信した信号のレベルを確認しようとし
た場合、スイッチ操作等により電話サービス網を切り替
えて表示する必要があり、操作が煩雑である。
サービス網を用いて通信する電話機において、各々の電
話サービス網の基地局から受信した信号レベルを確認す
る操作について、操作性を改善し、ユーザの利便性を一
層向上した電話機の提供を目的とする。
め、本発明の電話機は、複数の電話サービス網から所望
する一の電話サービス網を選択して通信する電話機であ
って、複数の電話サービス網の各々の基地局からの信号
を受信する受信手段と、受信中の各信号のレベルを判定
する判定手段と、判定された各電話サービス網の信号レ
ベルを示すマークをディスプレイ上に併せて表示する表
示手段とを備えることを特徴とする。
ス網の基地局から受信した信号のレベルを確認しようと
した場合、各々の信号のレベルは同時に表示されてお
り、スイッチ操作等により電話サービス網を切り替えて
確認する必要がない。これにより、複数の電話サービス
網を用いて通信する電話機において、各々の電話サービ
ス網の基地局から受信した信号レベルを確認する操作に
ついて、操作性を改善し、ユーザの利便性を向上した電
話機の提供を可能とする。
態で説明する携帯電話機は、2つの電話サービス網の各
々の基地局からの信号を同時に受信し、受信された各信
号のレベルを判定し、判定された各レベルを示すマーク
を同時に表示すると共に、当該レベルがどの電話サービ
ス網のものであるかを識別する記号をも表示するよう構
成される。
話機の具体例として、セルラー方式およびCDMA(C
ode Division Multiple Acc
ess)方式による通信機能を内蔵し、A社が提供する
セルラー方式およびB社が提供するCDMA方式のいず
れの電話サービス網を用いても通信できる電話機、セル
ラー方式およびPHS(Personal Handy
phone System)方式による通信機能を内蔵
し、共にC社が提供するセルラー方式およびPHS方式
のいずれの電話サービス網を用いても通信できる電話機
などがある。
みを内蔵し、共にセルラー方式を採りX国のD社および
Y国のE社が提供するいずれの電話サービス網を用いて
も通信できる電話機などがある。本実施の形態では、前
記2つの電話サービス網を、A社が提供するPHS方式
による電話サービス網(以下網1と称する)と、B社が
提供するセルラー方式による電話サービス網(以下網2
と称する)であるとして説明する。
帯電話機の構成を示すブロック図である。同図におい
て、11は、網1の基地局と交信する第1無線部であ
り、31は、網2の基地局と交信する第2無線部であ
る。各々の無線部は、基地局から受信した電波の強度を
検出するRSSI(Received Signal
Strength Indicator)検出部を含
む。22は、網1の基地局から受信した電波の強度を検
出する第1RSSI検出部であり、23は、網2の基地
局から受信した電波の強度を検出する第2RSSI検出
部である。
(Time Division Multiple A
ccess)処理部13との間で、網1について、ディ
ジタル化されたベースバンド信号に対してπ/4シフト
QPSK(Quadrature Phase Shi
ft Keying)などにより変調および復調を行う
第1モデム部である。
理部26との間で、網2の信号について第1モデム部1
2と同様の処理を行う、第2モデム部である。ただし、
変調および復調の方式は、セルラー方式に対応する。1
3は、網1の信号について、時分割多重化されたタイム
スロット中、送受信に用いる送信タイムスロットと受信
タイムスロットとを制御する第1TDMA処理部であ
る。
A処理部13と同様の処理を行う第2TDMA処理部で
ある。15は、ディジタルオーディオ信号とアナログ音
声信号とを相互に変換し、スピーカ16、マイク17を
介して音声信号の入出力とその増幅などを行う音声処理
部である。
される表示部である。表示部18は、網1、網2の信号
レベルを表すアンテナマーク、および、網1、網2を表
す記号を表示する。図2に、表示部18の具体的な表示
例を示す。33は第1アンテナマーク表示領域、35は
第2アンテナマーク表示領域であり、各々、網1、網2
に対応するアンテナマークを同時に表示している。各々
のアンテナマークには、縦棒の本数が異なる複数の図柄
があり、信号のレベルに応じて使い分けられる。34は
第1網識別記号表示領域、36は第2網識別記号表示領
域であり、各々の網を、方式を表す記号「PHS」「セ
ルラー」を用いて表示しており、さらに、発呼の際に用
いられる電話サービス網を、例えば反転表示などを用い
て区別できる態様で表示する。
キー)および電話サービス網選択キーなどを有するキー
部である。21は、電話番号と氏名と電話サービス網と
を対応させた電話帳を記憶する電話帳記憶部である。図
3に、記憶部21に記憶されている電話帳の具体例を示
す。同図のように、複数の電話番号と氏名と当該電話番
号へ発呼する場合に用いるべき電話サービス網とが対応
付けられている。この電話帳の登録については、従来の
電話機と同様にユーザ操作により行われる。特に、電話
サービス網について、相手先電話番号が加入している電
話サービス網をユーザが判断して指定する。また電話帳
は、500件程度まで登録可能である。
し、マイクロコンピュータおよび内蔵ROMにより実現
され、記憶部21又は内蔵ROM内のプログラムを実行
することによって携帯電話機全体の制御を行う。信号レ
ベル判定部24は、第1RSSI検出部22および第2
RSSI検出部23によって検出された各々の電波の強
度に基づいて、従来の電話機と同様に、信号のレベルを
0(圏外)、1(可)、2(良)、3(優)の4段階で
判定する。
て、信号レベル判定部24によって判定された各々のレ
ベルに基づいて、表示部18に2つのアンテナマークを
同時に表示させる。また、制御部22は、電話サービス
網選択処理として、発呼に際し、発呼先電話番号に応じ
て、通信料金面で有利な電話サービス網を選択し、当該
選択に従って電話サービス網を表す記号の表示を更新す
る。
おける、レベル表示処理を示すフローチャートである。
信号レベル判定部24は、網1の信号レベルを判定し
(ステップ101)、制御部22は判定された信号レベ
ルに応じた縦棒の本数のアンテナマークを第1アンテナ
マーク表示領域33に表示させる(ステップ102)。
信号レベル判定部24は、網2の信号レベルを判定し
(ステップ103)、制御部22は判定された信号レベ
ルに応じた縦棒の本数のアンテナマークを第2アンテナ
マーク表示領域35に表示させる(ステップ104)。
この処理を、電話機の電源が入っている間、繰り返し実
行する(ステップ105)。
れた信号レベルに応じた縦棒の本数のアンテナマークを
表示させる方法については、従来の電話機で行われてい
る方法を用いるため、詳細な説明は省略する。この処理
によれば、網1および網2の信号のレベルが同時に表示
されるため、ユーザが双方の電話サービス網の信号レベ
ルを確認しようとした場合に、スイッチ操作等により電
話サービス網を切り替える必要がない。 <電話サービス網選択処理>図5は、制御部22におけ
る、電話サービス網選択処理を示すフローチャートであ
る。この処理は、発呼に際してユーザから発呼先を指定
されたときに実行される。発呼先の指定は、ユーザが電
話番号を入力するか、または、電話帳から選択すること
により行われる。
番号、または、電話帳の選択に基づいて、記憶部21に
記憶されている電話帳から、発呼に用いるべき電話サー
ビス網を求める(ステップ110)。電話サービス網が
登録されていない場合は(ステップ111)、発呼先が
加入している電話サービス網を電話番号から判断する
(ステップ116)。この判断は一定の規則、例えば、
電話番号の先頭3桁が070であれば網1、090であ
れば網2であるというような規則によって行う。電話帳
に電話サービス網が登録されているか、または、電話番
号から発呼先が加入している電話サービス網が網1また
は網2であると判断される場合は(ステップ117)、
当該電話サービス網の信号レベルを参照する。もし圏外
であれば(ステップ112)、現に選択されている電話
サービス網の選択をそのまま維持する(ステップ11
4)。そうでなければ、当該電話サービス網を選択し
(ステップ113)、選択した電話サービス網を表す記
号を反転表示する(ステップ115)。
ザが予め指定した電話サービス網の選択順位に従って自
動的に電話サービス網を選択する電話機において、必ず
しも通信料金が有利な電話サービス網が選択されないと
いう問題を解決できる。この問題は、係る電話機におい
て、例えば、選択順位として網1が第1位であり、網2
が第2位であると指定されていて、かつ、いずれの電話
サービス網の基地局とも交信可能である場合において、
網2に加入している相手に電話を掛ける場合、電話機は
選択順位が第1位と指定さている網1を選択するため、
同一電話サービス網内で通信する網2を選択する場合に
比べて通信料金が不利となるものである。
と指定されている場合において網2に加入している相手
先に発呼する場合に、ユーザが通信料金を勘案して網2
を用いるよう、スイッチを操作する等して切り替えたと
ころ、網2の基地局からの信号のレベルが劣悪であるこ
とが分かり、再びスイッチを操作する等して網1に切り
替えて電話を掛ける場合があり、ユーザの利便性が損な
われている。
話番号から選択すべき電話サービス網を判断し、当該判
断された電話サービス網が利用可能な限りにおいて、そ
の電話サービス網を選択して発呼するため、発呼先が加
入している電話サービス網と異なる電話サービス網を用
いて通信料金が不利になるということがなく、ユーザが
通信料金を勘案して行う電話サービス網の選択操作が不
要となる。
びセルラー方式を採る電話サービス網を用いて通信する
携帯電話機を例に説明したが、CDMA方式とセルラー
方式を採る電話サービス網を用いて通信する携帯電話機
であってもよい。この場合は、図1において、第1TD
MA処理部13に代えて、CDMA処理部を設ける点が
異なる。
式を採るX国のD社およびY国のE社が提供する電話サ
ービス網を用いて通信する携帯電話機であってもよい。
この場合、各々の電話サービス網は、異なる周波数の電
波を用いており、図1において、第1無線部11は一方
の周波数、第2無線部31は他方の周波数を用いて、各
々の電話サービス網の基地局と交信するように構成すれ
ばよい。すなわち、この構成の場合は、同図の第1モデ
ム部12における変調および復調の方式が、セルラー方
式に対応する点、図2の第1網識別記号表示領域34お
よび第2網識別記号表示領域36に表示される記号とし
て、方式を表す記号に代えて、国もしくは通信事業者を
表す記号を用いる点が、前記実施形態と異なる。
用いる電話サービス網を選択するために複数の信号レベ
ルを確認する状況の例を用いて、操作性が改善されるこ
とを説明したが、本技術は当該状況に限らず、通話時を
含めて、携帯電話機の電源が入っている限りにおいて適
用できる。
網から所望する一のサービス網を選択して通信する電話
機であって、複数の電話サービス網の各々の基地局から
の信号を受信する受信手段と、受信中の各信号のレベル
を判定する判定手段と、判定された各電話サービス網の
信号レベルを示すマークをディスプレイ上に併せて表示
する表示手段とを備えることを特徴とする。
から受信した信号のレベルは同時に表示されるため、ユ
ーザが双方の電話サービス網の信号レベルを確認しよう
とした場合に、スイッチ操作等により電話サービス網を
切り替える必要がない。また、前記表示手段はさらに信
号レベルを示すマークがいずれの電話サービス網のもの
であるかを識別する記号をディスプレイ上に併せて表示
してもよい。
すマークがいずれの電話サービス網のものであるかを一
層明確に表示できる。また、前記電話機はさらに発呼先
の電話番号がどの電話サービス網のものであるかを判断
する判断手段と、判断された電話サービス網および前記
判定手段で判定されたレベルに応じて、発呼に用いる電
話サービス網を選択する選択手段とを備えてもよい。
話番号から電話サービス網を判断し、当該判断された電
話サービス網が利用可能な限りにおいて、その電話サー
ビス網を選択して発呼するため、発呼先が加入している
電話サービス網と異なる電話サービス網を用いて通信料
金が不利になるということがなく、ユーザが通信料金を
勘案して行う電話サービス網の選択操作が不要となる。
サービス網とを対応させた電話帳を記憶している電話帳
記憶手段と、発呼時に、電話帳記憶手段に記憶されてい
る電話帳と前記判定手段で判定されたレベルとを参照し
て、発呼に用いる電話サービス網を選択する選択手段と
を備えてもよい。この構成によれば、上記効果に加え
て、電話番号から電話サービス網を判断する一定の規則
が存在しない場合においても、電話サービス網を的確に
選択することができる。
ブロック図である。
ある。
る。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の電話サービス網から所望する一の
電話サービス網を選択して通信する電話機であって、 複数の電話サービス網の各々の基地局からの信号を受信
する受信手段と、 受信中の各信号のレベルを判定する判定手段と、 判定された各電話サービス網の信号レベルを示すマーク
をディスプレイ上に併せて表示する表示手段とを備える
ことを特徴とする電話機。 - 【請求項2】 前記表示手段はさらに信号レベルを示す
各マークがいずれの電話サービス網のものであるかを識
別する記号をディスプレイ上に併せて表示することを特
徴とする電話機。 - 【請求項3】 前記電話機はさらに発呼先の電話番号が
どの電話サービス網のものであるかを判断する判断手段
と、 判断された電話サービス網および前記判定手段で判定さ
れたレベルに応じて、発呼に用いる電話サービス網を選
択する選択手段とを備えることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2の何れかに記載の電話機。 - 【請求項4】 前記電話機はさらに電話番号と電話サー
ビス網とを対応させた電話帳を記憶している電話帳記憶
手段と、 発呼時に、電話帳記憶手段に記憶されている電話帳と前
記判定手段で判定されたレベルとを参照して、発呼に用
いる電話サービス網を選択する選択手段とを備えること
を特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の
電話機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP30569999A JP2001127850A (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 電話機 |
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---|---|---|---|
JP30569999A JP2001127850A (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | 電話機 |
Related Child Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005362366A Division JP2006148955A (ja) | 2005-12-15 | 2005-12-15 | 電話機 |
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---|---|
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Family Applications (1)
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