JP2005291142A - 可変容量型圧縮機の制御装置及び圧力制御弁 - Google Patents

可変容量型圧縮機の制御装置及び圧力制御弁 Download PDF

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Abstract

【課題】 最小吐出容量時に圧縮機内部に十分な冷媒循環経路を確保しつつ、中間吐出容量時に制御ガス量を減らして圧縮機効率を高め、省動力化を図る可変容量型圧縮機の制御装置を提供する。
【解決手段】 制御圧室と吸入圧領域とを連通する通路の面積と吐出圧領域と制御圧室とを連通する通路の面積を変化させて制御圧室の圧力を制御するようにしている可変容量型圧縮機の制御装置において、制御圧室と吸入圧領域とを連通する通路の面積を、吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が小さくなるにつれて、第1の所定値までは徐々に小さくし、第1の所定値以下においては徐々に大きくし、吐出圧領域と制御圧室とを連通する通路の面積を、吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が小さくなるにつれて、第2の所定値までは徐々に大きくし、第2の所定値以下においては変化割合を第2の所定値までの変化割合よりも大きくして徐々に大きくする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、吐出圧領域から制御圧室へ流入される制御ガス流量、及び、制御圧室から吸入圧領域へ放出される制御ガス流量を制御することで制御圧室を調節し、吐出容量を可変させるようにしている可変容量型圧縮機の制御装置及び圧力制御弁に関し、特に、クラッチレスタイプの圧縮機に対応しうる技術に関する。
近年、車両用空調装置の省動力化のニーズが高まり、吐出容量を任意に変更し得る可変容量型圧縮機が用いられつつある。中でも、圧縮機の軽量化、コストの低減等の観点からクラッチレスタイプの可変容量型圧縮機が注目されている。
このような可変容量型圧縮機の容量可変制御は、クランク室の圧力を制御することにより行われるが、特許文献1に示されるように、吐出圧領域とクランク室とを連通する給気通路に圧力制御弁を設け、クランク室と吸入圧領域とを連通する抽気通路に固定オリフィスを設ける構成が主流となっている(特許文献1参照)。また、吐出圧領域とクランク室とを連通する給気通路とクランク室と吸入圧領域とを連通する抽気通路とを同時に制御する3方弁方式の制御弁なども提案されている(特許文献2参照)
特開2001−153042号公報(0030欄、図1、図3) 特開2001−12358号公報(0024〜0029欄、図3)
ところで、クラッチレスタイプの可変容量型圧縮機においては、エアコンオフ時においても圧縮機に車両エンジンの回転動力が伝達されるので、このようなオフ時にはクランク室圧を高めて吐出容量を最小に維持する必要がある。このため、エアコンオフ時においても、圧縮冷媒は微小ながら吐出されることになるので、冷凍サイクルへの冷媒流出を避ける必要から圧縮機の吐出通路に逆止弁を設け、また、給気通路を開放して吐出された冷媒をクランク室へ導き、このクランク室を介して吸入圧領域へ冷媒を戻す内部循環経路を形成しておく必要がある。
ところが、特許文献1に示されるような構成においては、図9に示されるように、抽気通路(Pc−Ps間)が常時開放されているので、中間容量運転時にクランク室圧を所定圧に保つために多くの制御ガス(冷凍効果に寄与しない内部循環する冷媒ガス)の供給が必要となり、圧縮機効率が悪く、省動力化を図りづらいという欠点がある。
この点、特許文献2に示されるような三方弁方式の制御弁を用いれば、図10に示されるように、圧縮機の吐出容量が小さくなるにつれて、給気通路の開度が大きくなると共に抽気通路の開度が小さくなるので、クランク室圧を一定に保つために特許文献1の構成と比較して多くの圧縮ガスが必要とならず、圧縮機効率に優れ、省動力化のニーズに適うものである。しかしながら、このような構成によれば、圧縮機の最小吐出容量時に抽気通路が全閉となるので、圧縮機内部に冷媒循環経路が形成できなくなり、クラッチレスタイプの可変容量型圧縮機には対応できない不都合がある。また、抽気通路が全閉になるので、クランク室圧が必要以上に上昇し、シャフトシールなどに大きな負荷がかかり、機械損失を増大させる等の不都合もある。
以上のような点を考慮して、吐出圧領域(吐出室)とそれ以外の領域、例えば、吸入圧領域との圧力差が所定値以下となった場合に制御圧室(クランク室)と吸入圧領域(吸入室)とを連通させる差圧弁を付加して図11に示されるような開度特性を形成し、省動力化を図りつつ、この差圧弁により最小吐出容量時に制御圧室と吸入圧領域との連通状態を確保して圧縮機内部の冷媒循環を確保することが本出願人により検討されている。
ところが、本発明者らの更なる研究により、このような構成においても、さらに省動力化を図る余地があることが見出されている。即ち、最小吐出容量時においては、この状態を維持するために給気通路の通路面積を大きく確保しておく必要があるが、吐出圧、クランク室圧、吸入圧、吸入温度などの諸条件を同一にし、給気通路と抽気通路の通路径のみを異ならせた2つの圧縮機で同一の冷凍効果を得るために必要な単位時間当たりの制御ガス量(冷凍効果に寄与しない内部循環する冷媒ガス量)を調べると、通路径を小さくした方が制御ガス量を少なくできるので、圧縮機効率が高くなるという知見を得ている。
本発明は、このような知見に基づき完成されたもので、最小吐出容量時においては圧縮機内部に十分な冷媒循環経路を確保し、中間吐出容量時においては冷凍効果に寄与しない制御ガス量を減らして圧縮機効率を高め、一層の省動力化を図ることが可能な可変容量型圧縮機の制御装置及び圧力制御弁を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る可変容量型圧縮機の制御装置は、制御圧室の圧力が高くなると吐出容量が減少し、前記制御圧室の圧力が低くなると吐出容量が増加するように構成された可変容量型圧縮機に用いられ、前記制御圧室と吸入圧領域とを連通する通路の面積と吐出圧領域と前記制御圧室とを連通する通路の面積を変化させて前記制御圧室の圧力を制御するようにしている構成において、前記制御圧室と前記吸入圧領域とを連通する通路の面積を、前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が小さくなるにつれて、第1の所定値までは徐々に小さくし、且つ、前記第1の所定値以下においては徐々に大きくし、前記吐出圧領域と前記制御圧室とを連通する通路の面積を、前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が小さくなるにつれて、第2の所定値までは徐々に大きくし、且つ、前記第2の所定値以下においては変化割合を前記第2の所定値までの変化割合よりも大きくして徐々に大きくしたことを特徴としている(請求項1)。
したがって、吐出容量が小さくなると、吐出圧領域の圧力とそれ以外の領域(吸入圧領域又は制御圧室)の圧力との差が小さくなってくるので、この圧力差が第1の所定値以下となった場合に第1の差圧弁が作動して制御圧室と吸入圧領域とが連通される。このため、最小吐出容量時においても制御圧室と吸入圧領域との連通状態がこの差圧弁によって確保されるので、最小吐出容量時において圧縮機内部に冷媒循環経路を確保することが可能となる。また、吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が第2の所定値以下となった場合に第2の差圧弁が作動して吐出圧領域と制御圧室とが連通されるので、最小吐出容量時においては、吐出圧領域と制御圧室との連通状態が大きく確保されて制御圧室へ供給される制御ガスが多くなり、最小吐出容量の状態を維持することが可能となり、また、中間吐出領域においては、吐出圧領域と制御圧室とを連通する通路の面積を第2の所定値までの変化割合を小さくすることで抑えることが可能となるので、冷凍効果に寄与しない制御ガス量を減らすことが可能となる。
ここで、吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が最小となる場合において最小吐出容量の状態を確実に維持するために、吐出圧領域と制御圧室とを連通する通路の面積を、制御圧室と吸入圧領域とを連通する通路の面積よりも大きくすることが好ましい(請求項2)。また、前記第1の所定値以下における前記制御圧室と前記吸入圧領域とを連通する通路の面積特性は、前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が前記第1の所定値以下となった場合に前記制御圧室と前記吸入圧領域とを連通させる第1の差圧弁を設けることによって実現し、前記第2の所定値以下における前記吐出圧領域と前記制御圧室とを連通する通路の面積特性は、前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が前記第2の所定値以下となった場合に前記吐出圧領域と前記制御圧室とを連通させる第2の差圧弁を設けることによって実現するとよい(請求項3)。
上述のような制御装置を構成するために、第1の差圧弁と第2の差圧弁は、圧縮機を構成するハウジングに設けるようにしても、制御圧室と吸入圧領域とを連通する通路の面積と、制御圧室と吸入圧領域とを連通する通路の面積とを変化させる圧力制御弁に設けるようにしてもよい。
このうち、圧力制御弁に設ける構成としては、吐出圧領域と制御圧室とを連通する給気通路と、前記制御圧室と吸入圧領域とを連通する抽気通路とを備えた可変容量型圧縮機に用いられ、前記給気通路及び前記抽気通路の連通状態を調節して前記制御圧室の圧力を制御する可変容量型圧縮機の圧力制御弁において、前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が小さくなるにつれて、前記吐出圧領域と前記制御圧室とを連通する前記給気通路の通路面積を徐々に大きくし、且つ、制御圧室と吸入圧領域とを連通する前記抽気通路の通路面積を徐々に小さくする弁機構と、前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が第1の所定値以下となった場合に前記制御圧室と前記吸入圧領域とを連通させる第1の差圧弁と、前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が第2の所定値以下となった場合に前記吐出圧領域と前記制御圧室とを連通させる第2の差圧弁とを具備する構成にするとよい(請求項4)。
尚、上述の可変容量圧縮機としては、シリンダブロック内に設けられる駆動軸と、駆動軸と共に回転し、該駆動軸に対する傾斜角度が可変自在である駆動斜板と、前記シリンダブロック内に設けられ、駆動軸と平行な軸を有するシリンダと、シリンダに摺動自在に配され、駆動斜板の回転に伴ってシリンダ内を往復動するピストンと、シリンダとピストンとによって画成される圧縮室と、ピストンの反圧縮室側に形成される制御圧室を構成するクランク室と、ピストンの吸入行程において圧縮室と連通する吸入圧領域を構成する吸入室と、及び、ピストンの圧縮行程において圧縮室と連通する吐出圧領域を構成する吐出室とを有して構成される斜板式可変容量型圧縮機などを用いるとよい。
以上述べたように請求項1に係る発明によれば、制御圧室と吸入圧領域とを連通する通路の面積を、吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が小さくなるにつれて、第1の所定値までは徐々に小さくすると共に、第1の所定値以下においては徐々に大きくし、吐出圧領域と制御圧室とを連通する通路の面積を、吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が小さくなるにつれて、第2の所定値までは徐々に大きくすると共に、第2の所定値以下においては変化割合を第2の所定値までの変化割合よりも大きくして徐々に大きくするようにしたので、クラッチレスタイプの可変容量型圧縮機の最小吐出容量時において、内部循環経路を確保しつつ、吐出圧領域と制御圧室との間の通路面積を大きく確保して、最小吐出容量の状態を維持することが可能となり、また、中間吐出領域において、吐出圧領域と制御圧室とを連通する通路の面積を小さくすることが可能となるので、冷凍効果に寄与しない制御ガス量を減らして圧縮機効率を高め、一層の省動力化を図ることが可能になる。
また、請求項2に係る発明によれば、吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が最小となる場合に、吐出圧領域と制御圧室とを連通する通路の面積を制御圧室と吸入圧領域とを連通する通路の面積よりも大きくしたので、最小吐出容量時には制御圧室の圧力を高く保つことが可能となり、最小吐出容量の状態を確実に維持することが可能となる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、第1の所定値以下における制御圧室と吸入圧領域とを連通する通路の面積特性を、吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が第1の所定値以下となった場合に制御圧室と吸入圧領域とを連通させる第1の差圧弁を設けることによって実現し、第2の所定値以下における吐出圧領域と制御圧室とを連通する通路の面積特性を、吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が第2の所定値以下となった場合に吐出圧領域と制御圧室とを連通させる第2の差圧弁を設けることによって実現するようにしたので、既存の構成に第1及び第2の差圧弁を付設することで対応することが可能となる。
請求項4に係る発明によれば、吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が小さくなるにつれて、吐出圧領域と制御圧室とを連通する給気通路の通路面積を徐々に大きくし、且つ、制御圧室と吸入圧領域とを連通する抽気通路の通路面積を徐々に小さくする弁機構を備えた圧力制御弁に、吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が第1の所定値以下となった場合に制御圧室と吸入圧領域とを連通させる第1の差圧弁と、吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が第2の所定値以下となった場合に吐出圧領域と制御圧室とを連通させる第2の差圧弁とを設けるようにしたので、圧力制御弁を取り替えることでクラッチレス圧縮機の最小吐出容量時において、圧縮機内部に冷媒循環経路を確保しつつ、最小吐出容量状態を維持することが可能となり、中間吐出容量時において、冷凍効果に寄与しない制御ガス量を減らして圧縮機効率を高め、省動力化を図ることが可能となる。
以下、この発明の最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1において、車両に搭載される可変容量型圧縮機を用いた冷凍サイクルの構成例が示されている。この冷凍サイクル1は、後述する圧力制御弁2を備えた可変容量型圧縮機(以下、圧縮機という)3、冷媒を冷却する放熱器4、冷媒を減圧する膨張装置5、冷媒を蒸発気化する蒸発器6を有して構成され、圧縮機3の吐出室27から放熱器4を介して膨張装置5の流入側に至る経路によって高圧ライン7が形成され、膨張装置5の流出側から蒸発器6を介して圧縮機3の吸入室26に至る経路によって低圧ライン8が形成されている。
9は、低圧ライン8に設けられた圧縮機の吸入圧力Psを検出する圧力センサであり、この圧力センサ9からの信号は、車室内温度などを検出する各種センサ11からの信号や、車室内の目標温度などを設定する操作パネル12からの信号などと共にコントロールユニット13に入力される。
このコントロールユニット13は、前述した各種信号をデータとして入力する入力回路、読出専用メモリ(ROM)及びランダムアクセスメモリ(RAM)からなるメモリ部、前記メモリ部に格納されたプログラムを呼び出して前記データを加工したり制御信号を演算する中央演算処理装置(CPU)、圧力制御弁2へ制御信号を出力する制御信号出力回路などから構成されている。
前記圧縮機3は、例えば図2に示されるようなクラッチレスタイプの斜板型可変容量圧縮機であり、この圧縮機3のハウジング20は、クランク室24を画成するフロントヘッド21と、複数のシリンダ25が画成されたシリンダブロック22と、このシリンダブロック22にバルブプレート19を介して組みつけられ、吸入室26及び吐出室27を画成するリアヘッド23とによって構成されている。
前記ハウジング20内を貫通して配される駆動軸28は、フロントヘッド21及びシリンダブロック22にベアリング29a,29bを介して回転自在に保持されており、この駆動軸28は、図示しない走行用エンジンとベルト及びプーリを介して接続され、エンジンの動力が伝達されて回転するようになっている。また、この駆動軸28には、駆動軸28の回転と共に回転し、この駆動軸28に対して傾斜自在である斜板30が設けられている。
前記シリンダブロック22に形成されたシリンダ25は、前記駆動軸28の周囲に所定の間隔を空けて複数形成され、前記駆動軸28に平行な中心軸を有する円筒状に形成されているもので、このシリンダ25には、ロッド31を介して前記斜板30に保持されたピストン32が摺動自在に挿入されている。
以上の構成において、駆動軸28が回転すると斜板30が所定の傾斜を有して回転するので、斜板30の縁部は駆動軸28の軸方向に所定の幅で揺動することとなる。これによって、この斜板30の縁部に保持されたピストン32は、駆動軸28の軸方向に往復動して、シリンダ25内に画成された圧縮室33の容積を変化させ、吸入弁34によって開閉されるバルブプレート19に形成された吸入口35を介して吸入室26から冷媒を吸引し、吐出弁36によって開閉されるバルブプレート19に形成された吐出口37を介して圧縮された冷媒を吐出室27に吐出するようにしている。
この圧縮機3の吐出容量はピストン32のストロークによって決定され、このピストンストロークは、ピストン32の前面にかかる圧力、即ち圧縮室33の圧力と、ピストン32の背面にかかる圧力、即ちクランク室24内の圧力(クランク室圧Pc)との差圧によって決定される。具体的には、クランク室24内の圧力を高くすれば、圧縮室33とクランク室24との差圧が大きくなって斜板30の傾斜角度(揺動角度)が小さくなり、ピストンストロークが小さくなって吐出容量が少なくなる。逆に、クランク室24の圧力を低くすれば、圧縮室33とクランク室24との差圧が小さくなって斜板30の傾斜角度(揺動角度)が大きくなり、ピストンストロークが大きくなって吐出容量が大きくなる。
そして、クランク室24の圧力Pcは、吐出室27からクランク室24に流入する冷媒量とクランク室24から吸入室26へ流出する冷媒量とを例えばリアヘッド23に設けられた圧力制御弁2によって制御することで可変させるようにしている。ここで用いられる圧力制御弁2は、吐出室27(吐出圧領域)とクランク室24(制御圧室)とを連通する給気通路38の連通状態とクランク室(制御圧室)と吸入室(吸入圧領域)とを連通する抽気通路39の連通状態とを同時に調節する三方弁式の制御弁から成るもので、例えば、外部からのデューティ信号によって決定される給気通路の開放時間と抽気通路の開放時間との割合によりそれぞれの通路の開度が決定されるものである。この圧力制御弁2は、前記コントロールユニット13からの制御信号によって制御され、吸入圧力が目標値となるようにクランク室圧Pcを調整し、吐出容量を制御するようにしている。
図3、図4に圧力制御弁2の具体的構成例が示され、この例において、圧力制御弁2は、駆動部40、中間ブロック部50、及び先端ブロック部60から構成されている。駆動部40は、中間ブロック部50の一端と螺合する固定鉄心41と、この固定鉄心41と螺合する円板上の下ケース49にかしめ固定される円筒状のケース42と、このケース42内に収納されると共に固定鉄心41に固定される円筒状のシリンダ43と、このシリンダ43の周囲に巻回される励磁コイル44と、シリンダ43の内部に摺動自在に挿入され、前記固定鉄心41側で弁体駆動ロッド45に当接するプランジャ46と、シリンダ43の開口端部に気密に螺合されたアジャストブロック47と、プランジャ46とアジャストブロック47との間に弾装されたスプリング48とによって構成されている。
中間ブロック部50は、固定鉄心を挿通する弁体駆動ロッド45を挿入する貫通孔51と、この貫通孔51から径方向に形成された低圧側連通孔53とを有している。貫通孔51には、弁体62が挿入され、弁体62の頭部には、弁体駆動ロッド45の先端部と接して貫通孔51に摺接する摺動部62dが形成され、また、弁体62の中間部62eは、所定のクリアランスで貫通孔51に遊動自在に挿入され、貫通孔51との間で前記低圧側連通孔53に通じる低圧連通空間52を画成している。
先端ブロック部60は、前記中間ブロック部50の先端にかしめ固定されているもので、中間ブロック部50との間に圧力調整室61が画成され、この圧力調整室61に弁体62の開閉部62aが収容されている。弁体62は、前記圧力調整室61に収容された開閉部62aと、先端ブロック部60に形成された貫通孔63に摺動自在に挿入される摺動部62bと、前記開閉部62aと摺動部62bとを連結する小径部62cとを有して構成され、貫通孔63の先端開口部に設置された調整部材64との間に弾装されたスプリング65により弁体駆動ロッド45側へ付勢されている。
そして、前記低圧側連通孔53は、リアヘッド23に形成された図示しない通路(抽気通路39)を介して圧縮機3の吸入室26に連通され、圧力調整室61は、中間ブロック部50に形成された連通孔55及びリアヘッド23に形成された図示しない通路を介してクランク室24に連通されている。また、弁体62の小径部62cの周囲に画成された高圧連通空間66は、先端ブロック部60に形成された高圧側連通孔67、この高圧側連通孔67が開口するように先端ブロック部60の周壁に形成された環状凹部68、及びリアヘッド23に形成された図示しない通路(給気通路38)を介して吐出室27に連通されている。
したがって、吐出室27に通じる高圧側連通孔67とクランク室24に通じる圧力調整室61とは、高圧連通空間66を介して連通可能となっており、吐出室27とクランク室24を連通する給気通路38は、弁体62の開閉部62aにより連通状態が調節されるようになっている。また、吸入室26に通じる低圧側連通孔53とクランク室24に通じる圧力調整室61とは、低圧連通空間52を介して連通可能となっており、クランク室24と吸入室26とを連通する抽気通路39は、弁体62の開閉部62aにより連通状態が調節されるようになっている。以上のような弁機構による給気通路38と抽気通路39との開度特性は、図10に示されるように、吐出容量を小さくする要請があるほど、給気通路38の開度(吐出室−クランク室間の通路面積)を大きくし、また、抽気通路39の開度(クランク室−吸入室間の通路面積)を小さくして、最小吐出容量時においては、給気通路38を全開、抽気通路39を全閉とするようにしている。
以上の弁機構を備えた構成において、クランク室24に連通する圧力調整室61と吸入室26に連通する低圧側連通孔53との間には、吐出室27の圧力Pdと吸入室26の圧力Psとの差が所定圧以下となった場合に、圧力調整室61を低圧側連通孔53に接続し、クランク室24と吸入室26とを連通させる第1の差圧弁70が設けられている。
また、吐出室27に連通する環状凹部68とクランク室24に連通する圧力調整室61との間には、吐出室27の圧力Pdとクランク室24の圧力Pcとの差が所定圧以下となった場合に、環状凹部68と圧力調整室61とを接続し、吐出室27とクランク室24とを連通させる第2の差圧弁80が設けられている。
ここで、第1の差圧弁70は、具体的には、中間ブロック部50に圧力調整室61と接続する弁体収容孔71を設け、この弁体収容孔71に弁体72を摺動可能に収容し、この弁体72の弁頭部72aを弁体収容孔71と低圧側連通孔53とを連通する弁孔73の周縁に形成された弁座74に着座可能とし、弁体収容孔71において弁体72と弁座74の周囲との間に弾装された圧縮スプリング75により弁体71を弁孔73から離反する方向に付勢するようにしている。この弁体収容孔71及び弁孔73によって前記弁機構(前記弁体駆動ロッド45と弁体62とによる開閉機構)の低圧連通空間52をバイパスして抽気通路39に通じるバイパス通路が構成されている。また、弁体72の基部72bには、弁体収容孔71の内壁に摺接する径方向に突設された複数のガイド片72cが設けられ、このガイド片間に弁体72の前後で冷媒を通過可能とする通路が形成されている。さらに、先端ブロック部60に環状凹部68から軸方向に形成されて圧力調整室61に開口する通孔76を形成し、この通孔76に弁体72の基部72bから延設された感圧ロッド72dを摺動可能に挿入するようにしている。
したがって、弁体72は、感圧ロッド72dの先端に作用する吐出室27の圧力Pdと、弁頭部72aに作用する吸入室26の圧力Psと、圧縮スプリング75のばね力とが釣り合った位置に変位することとなり、吐出室27の圧力Pdと吸入室26の圧力Psとの差が所定圧以下となった場合に開きはじめる。この開きはじめるPdとPsの差圧(Pd−Ps)を第1の所定圧P1とすると、第1の差圧弁70は図5に示されるような開度特性を有している。
また、第2の差圧弁80は、具体的には、先端ブロック部60に環状凹部68と接続する弁体収容孔81を設け、この弁体収容孔81に弁体82を摺動可能に収容し、この弁体82を弁体収容孔81と圧力調整室61とを連通する弁孔83の近傍に設けられた端部84に着地可能とし、弁体収容孔81において弁体72と弁孔83の周囲との間に弾装された圧縮スプリング85により弁体82を弁孔83から離反する方向に付勢するようにしている。また、ここで用いられる弁体82は、弁頭部が閉塞された筒状のスプール弁によって構成され、周壁が弁体収容孔81の内面に摺接し、開口端が弁体収容孔81の環状凹部68側に設けられたストッパ部材86によって変位量が規制されるようになっている。
そして、弁体収容孔81の弁体82の周壁に臨む位置には、径方向に形成されて貫通孔63に開口する横通路87が形成され、また、弁体82の周壁には、弁体82が弁座84から所定量変位した時点から横通路87に連通し始める開口88が形成され、この開口88を介して弁体82の周壁の内外、即ち、環状凹部68と横通路87とが連通されるようになっている。
したがって、弁体82は、内部に作用する吐出室27の圧力Pdと、弁頭部に作用するクランク室24の圧力Pcと、圧縮スプリング85のばね力とが釣り合った位置に変位することとなり、吐出室27の圧力Pdとクランク室24の圧力Pcとの差が所定圧以下となった場合に開きはじめる。この開きはじめるPdとPcの差圧(Pd−Pc)を第2の所定圧P2とすると、第2の差圧弁80は図6に示されるような開度特性を有している。
よって、上述した圧力制御弁2は、図10で示される弁体駆動ロッド45と弁体62とによる弁機構の開度特性と、図5で示される第1の差圧弁70の開度特性と、図6で示される第2の差圧弁80の開度特性とを合成したものとなり、図7で示されるように、クランク室24と吸入室26とを連通する通路の面積を、吐出室27とそれ以外の領域(この例では吸入室6)との圧力差が小さくなるにつれて、第1の所定値P1までは徐々に小さくし、且つ、第1の所定値P1以下においては徐々に大きくし、吐出室27とクランク室24とを連通する通路の面積を、吐出室27とそれ以外の領域(この例ではクランク室24)との圧力差が小さくなるにつれて、第2の所定値P2までは徐々に大きくし、且つ、第2の所定値P2以下においては変化割合を第2の所定値P2までの変化割合よりも大きくして徐々に大きくしたものとなる。尚、吐出室27とそれ以外の領域との圧力差が最小となる最小吐出容量時においては、吐出室27とクランク室24とを連通する通路の面積がクランク室24と吸入室26とを連通する通路の面積よりも大きくなるように設定されている。
以上の構成において、吐出容量を多くする要請があり、圧力制御弁2の励磁コイル44への通電時間が長くなると(デューティ比が大きくなると)、プランジャ46が固定鉄心41に吸引されて、スプリング65の付勢力に抗して弁体62が移動し、弁体62の開閉部62aが高圧連通空間66を閉塞すると共に低圧連通空間52を開放する方向へ変位する。このため、圧力調整室61と低圧側連通孔53との連通が大きく確保され、高圧側連通孔67と圧力調整室61との連通が絞られるので、クランク室24と吸入室26との間の通路面積は大きくなり、吐出室27とクランク室24との間の通路面積は小さくなる。このため、クランク室圧が低下し、ピストンストロークが大きくなって圧縮機3の吐出容量が増大することとなる。
これに対して、吐出容量を少なくする要請があり、圧力制御弁2の電磁コイル44への通電時間が短くなると(デューティ比が小さくなると)、プランジャ46の固定鉄心41への吸引力は弱くなり、スプリング65のばね力により、プランジャ46が固定鉄心41から離反する方向へ移動し、弁体62の開閉部62aが高圧連通空間66を開放すると共に低圧連通空間52を閉塞する方向へ変位する。このため、圧力調整室61と低圧側連通孔53との連通が絞られると共に高圧側連通孔67と圧力調整室61の連通が大きく確保されるので、クランク室24と吸入室26との間の通路面積が小さくなり、吐出室27とクランク室24との間の通路面積は大きくなる。このため、クランク室圧が増大し、ピストンストロークが小さくなって圧縮機3の吐出容量が減少することとなる。
以上のような制御は、第1及び第2の差圧弁70,80が閉塞している図4(a)の状態において行われるが、圧縮機3の吐出容量が小さくなると、圧縮機3の吐出室27と吸入室26との差圧(Pd−Ps)が小さくなるので、この差圧がP1以下になると、第1の差圧弁70が作動してクランク室24と吸入室26との間が連通し始める(図4(b)参照)。このため、最小吐出容量時においては圧力制御弁2の弁体62によってクランク室24と吸入室26との間の連通は遮断されることとなるが、第1の差圧弁70を介してクランク室24と吸入室26との連通が確保されるので、圧縮機の内部に冷媒循環経路を確保することが可能となる。
また、圧縮機3の吐出容量が小さくなると、吐出室27とクランク室24との差圧(Pd−Pc)も小さくなるので、この差圧がP2以下になると、第2の差圧弁80が作動して吐出室27とクランク室24との間が連通し始める(図4(c)参照)。このため、吐出室27とクランク室24との差圧がP2と至るまでは吐出室27とクランク室24との間の通路面積を小さくすることがあっても、最小吐出容量時においては吐出室27とクランク室24との通路面積を大きく確保することができるので、クランク室24を高い圧力に保って最小吐出容量を維持することが可能になり、また、中間吐出容量時においては吐出室27とクランク室24との通路面積を小さくして作動ガスの循環量を減らすことができるので、圧縮機効率を高めることが可能となる。
さらに、最小吐出容量時には、吐出室27とクランク室24とを連通する通路の面積がクランク室24と吸入室26とを連通する通路の面積よりも大きくなるので、クランク室24の高い圧力を確実に保って最小吐出容量を維持することが可能になる。
図8に上記構成例の変形例が示されている。この構成においては、第2の差圧弁80を第1の差圧弁70と同様の構成にした点で前記構成例と異なっている。即ち、第2の差圧弁80は、先端ブロック部60に圧力調整室61と接続する弁体収容孔90を設け、この弁体収容孔90に弁体91を摺動可能に収容し、この弁体収容孔90の開口端部に弁体91の弁頭部91bにて開閉される弁孔92を備えた環状部材93を嵌入してバネ材94にて位置決めし、弁体91と環状部材92との間に圧縮スプリング95を弾装して弁体91を弁孔92から離反する方向に付勢するようにしている。弁体収容孔90の環状部材93が設けられた側と反対側には、環状凹部68に連通し、弁体収容孔90よりも径が小さく形成された連通孔96が形成されている。また、弁体91の基部91bには、弁体収容孔90の内壁に摺接する径方向に突設された複数のガイド片91cが設けられ、このガイド片間に弁体91の前後で冷媒を通過可能とする通路が形成されている。
したがって、弁体91は、基部91bに作用する吐出室27の圧力Pdと、弁頭部91aに作用するクランク室24の圧力Pcと、圧縮スプリング95のばね力とが釣り合った位置に変位することになり、吐出室27の圧力Pdとクランク室24の圧力Pcとの差が所定圧以下となった場合に開きはじめる。この開きはじめるPdとPcの差圧(Pd−Pc)は前記第2の所定圧P2であり、第2の差圧弁80は前記図6と同様の開度特性を有している。尚、他の構成は前記構成例と同様であるので、同一箇所に同一番号を付して説明を省略する。
このような構成においても、圧縮機3の吐出容量が小さくなると、吐出室27とクランク室24との差圧(Pd−Pc)も小さくなるので、この差圧がP2以下になると、第2の差圧弁80が作動して吐出室27とクランク室24との間が連通し始め、図8(a)及び図8(b)に示す状態から図8(c)に示す状態となる。このため、吐出室27とクランク室24との差圧がP2に至るまでは吐出室27とクランク室24との間の通路面積を小さくしても、最小吐出容量時においては吐出室とクランク室との通路面積を大きく確保することが可能となるので、クランク室を高い圧力に保って最小吐出容量を維持することが可能になり、また、中間吐出容量時においては吐出室27とクランク室24との通路面積を小さくして作動ガスの循環量を減らすことができるので、圧縮機効率を高めることが可能となり、前記構成例と同様の作用効果を有することとなる。
なお、上述の構成においては、第1の差圧弁70は吐出室27と吸入室26との差圧を利用して作動させるようにしたが、吐出室27とクランク室24との差圧を利用して作動させるようにしてもよい。また、第2の差圧弁80は吐出室27とクランク室24との差圧を利用して作動させるようにしたが、吐出室27と吸入室26との差圧を利用して作動させるようにしてもよい。
さらに、以上の構成においては、圧力制御弁2に第1及び第2の差圧弁を設けて図7に示される特性を得るようにしたが、第1及び第2の差圧弁は、圧力制御弁2以外の圧縮機構成部材、例えば、リアヘッド23などに設けるようにしてもよい。また、上述の構成においては、外部から駆動制御信号を供給して作動させる外部制御式の圧力制御弁の例を示したが、差圧を検知する感応部材を有して給気通路や抽気通路を開度制御する三方弁式制御弁に適用してもよい。
さらにまた、可変容量型圧縮機3の構成は、上述した斜板式に限るものではなく、クランク室24の圧力が高くなると吐出容量が減少し、低くなると吐出容量が増加するように構成される他形式の圧縮機に対して同様の構成を採用してもよい。
本発明は、クランク室の圧力を制御して吐出容量を制御する圧縮機を製造し、又は使用する各種産業に利用することが可能である。
図1は、本願発明の実施形態に係る冷凍サイクルと可変容量型圧縮機の制御装置を示す概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係るクラッチレスタイプの可変容量型圧縮機の構成例を示す断面図である。 図3は、図2の圧縮機に用いられる圧力制御弁を示す断面図である。 図4は、圧力制御弁に第1及び第2の差圧弁を設けた構成例を示す部分拡大断面図であり、(a)は第1及び第2の差圧弁が閉じられた状態を示し、(b)は第1の差圧弁が開かれ、第2の差圧弁が閉じられた状態を示し、(c)は第1及び第2の差圧弁が開かれた状態を示す。 図5は、第1の差圧弁の開度特性を示す線図である。 図6は、第2の差圧弁の開度特性を示す線図である。 図7は、本発明に係る可変容量型圧縮機のクランク室−吸入室間の開度特性と吐出室−クランク室間の開度特性を示す線図である。 図8は、圧力制御弁に第1及び第2の差圧弁を設けた他の構成例を示す部分拡大断面図であり、(a)は第1及び第2の差圧弁が閉じられた状態を示し、(b)は第1の差圧弁が開かれ、第2の差圧弁が閉じられた状態を示し、(c)は第1及び第2の差圧弁が開かれた状態を示す。 図9は、抽気通路に固定オリフィスを設けた従来の圧縮機の開度特性を示す線図である。 図10は、従来の三方弁式制御弁の開度特性を示す線図である。 図11は、図10を改良した開度特性を示す線図である。
符号の説明
3 圧縮機
24 クランク室
26 吸入室
27 吐出室
38 給気通路
39 抽気通路
70 第1の差圧弁
80 第2の差圧弁

Claims (4)

  1. 制御圧室の圧力が高くなると吐出容量が減少し、前記制御圧室の圧力が低くなると吐出容量が増加するように構成された可変容量型圧縮機に用いられ、前記制御圧室と吸入圧領域とを連通する通路の面積と吐出圧領域と前記制御圧室とを連通する通路の面積を変化させて前記制御圧室の圧力を制御するようにしている可変容量型圧縮機の制御装置において、
    前記制御圧室と前記吸入圧領域とを連通する通路の面積を、前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が小さくなるにつれて、第1の所定値までは徐々に小さくし、且つ、前記第1の所定値以下においては徐々に大きくし、前記吐出圧領域と前記制御圧室とを連通する通路の面積を、前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が小さくなるにつれて、第2の所定値までは徐々に大きくし、且つ、前記第2の所定値以下においては変化割合を前記第2の所定値までの変化割合よりも大きくして徐々に大きくしたことを特徴とする可変容量型圧縮機の制御装置。
  2. 前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が最小となる場合に、前記吐出圧領域と前記制御圧室とを連通する通路の面積を、前記制御圧室と前記吸入圧領域とを連通する通路の面積よりも大きくしたことを特徴とする請求項1記載の可変容量型圧縮機の制御装置。
  3. 前記第1の所定値以下における前記制御圧室と前記吸入圧領域とを連通する通路の面積特性は、前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が前記第1の所定値以下となった場合に前記制御圧室と前記吸入圧領域とを連通させる第1の差圧弁を設けることによって実現し、前記第2の所定値以下における前記吐出圧領域と前記制御圧室とを連通する通路の面積特性は、前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が前記第2の所定値以下となった場合に前記吐出圧領域と前記制御圧室とを連通させる第2の差圧弁を設けることによって実現したことを特徴とする請求項1記載の可変容量型圧縮機の制御装置。
  4. 吐出圧領域と制御圧室とを連通する給気通路と、前記制御圧室と吸入圧領域とを連通する抽気通路とを備えた可変容量型圧縮機に用いられ、前記給気通路及び前記抽気通路の連通状態を調節して前記制御圧室の圧力を制御する可変容量型圧縮機の圧力制御弁において、
    前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が小さくなるにつれて、前記吐出圧領域と前記制御圧室とを連通する前記給気通路の通路面積を徐々に大きくし、且つ、前記制御圧室と前記吸入圧領域とを連通する前記抽気通路の通路面積を徐々に小さくする弁機構と、
    前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が第1の所定値以下となった場合に前記制御圧室と前記吸入圧領域とを連通させる第1の差圧弁と、
    前記吐出圧領域とそれ以外の領域との圧力差が第2の所定値以下となった場合に前記吐出圧領域と前記制御圧室とを連通させる第2の差圧弁と
    を具備することを特徴とする可変容量型圧縮機の圧力制御弁。
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