JP2005287573A - 布挟持用クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】刺繍枠に展張した加工布の展張保持力をより増大させるための布挟持用クリップを、容易に着脱できるようにし、小型・軽量化し、刺繍縫製範囲を減少させないようにする。
【解決手段】布挟持用クリップ10は、外枠2に着脱自在に装着される板バネ部材11と、この板バネ部材11に設けられ加工布のうち外枠2と内枠3との間から上側へ延びる部分を内枠3に押圧する為の付勢部12とを備えている。板バネ部材11は、外枠2の下端部に外側から係合する第1係合部14と、第1係合部14から上側へ立ち上がる第1板片部15と、第1板片部15の上端部の屈曲部から外枠2の内側へ向かって下り傾斜し且つ付勢部12が設けられた第2板片部16と、第2板片部16に形成され外枠2の上部に内側から係合する第2係合部17とを有する。
【選択図】 図8

Description

刺繍ミシンで刺繍縫製するのに用いる刺繍枠に加工布を取り付けて展張した状態で、加工布の展張保持力をより増大させるための布挟持用クリップに関する。
刺繍ミシンにより刺繍縫製する際に、加工布を展張状態に保持する刺繍枠として、例えば、コーナー部と略ストレート部とからなるほぼ矩形状の刺繍枠が使用される。刺繍枠に加工布を取付ける際に、外枠に加工布を被せてから内枠を外枠に嵌めて外枠と内枠とで加工布を挟持し、刺繍枠の外側に出た加工布を引っ張って加工布を展張する。その後外枠に設けた2つの締付機構のネジ部材を回動させて締付機構を締め付け、内枠に対して外枠を締め付ける。
しかし、このような刺繍枠では、内枠の略ストレート部を外枠の略ストレート部により十分に締め付けることができない。そのため、特に布厚が薄い加工布に対して刺繍縫製を行う場合に、糸の張力により外枠と内枠の略ストレート部で挟持された加工布部分が内枠の内側に引っ張り出され、加工布に弛みが生じることとなる。その結果、縫製模様の大きさが所望のものよりも小さくなったり、ゆがみが生じたり、縫製模様の周囲の加工布にしわが生じたりし、外観上見苦しくなるという問題がある。
このような刺繍縫製の際に生じる加工布の弛みを減少させる対策として、内枠の外面側から内枠と加工布の上下両面を板バネ製のクリップにより挟持した後に、内枠を外枠に嵌めて加工布を挟持する技術や、特許文献1に記載された技術が知られている。
特許文献1のクリップでは、枠の平板部の上面に突出するパイプ枠を固定的に設けて、このパイプ枠の上面に合わせて加工布を展開した後、断面ほぼ6角形型の複数のクリップにより、全周にわたって加工布を挟み、加工布を展張状態に保持する。
実開昭52−25863号公報
しかし、内枠の外面側から内枠と加工布とを板バネ製のクリップにより挟持する技術では、加工布を内枠に挟持するのみで、外枠に対しては何ら挟持する力が発生しないことから刺繍縫製の際に縫製に伴う振動等により、クリップがずれてしまい加工布が弛み易くなる。その弛みを直す場合に、外枠の締め付けを緩めなければクリップを外すことはできないので、外枠を装着した後に加工布を張り直すことは困難である。
一方、特許文献1に記載されたクリップでは、刺繍枠の幅が大きくなるので、刺繍縫製範囲が狭くなってしまう。また、加工布に十分な挟持力を付与する為には、パイプ部の径を大きくして、上方への突出量を多くする必要があり、針近辺において上方へのスペースが少ない家庭用ミシンには適用しにくい。
本発明の目的は、刺繍枠に展張した加工布を展張状態に保持する為の布挟持用クリップにおいて、刺繍枠の内外に張り出すことのない小形、軽量なクリップを提供すること、容易に着脱できるクリップを提供すること、刺繍縫製範囲を減少させることのないクリップを提供すること、などである。
請求項1の布挟持用クリップは、外枠と、この外枠に内嵌されて外枠との間に加工布を挟持可能な内枠とを備えた刺繍枠に用いる布挟持用のクリップにおいて、前記外枠に着脱自在に装着される板バネ部材と、この板バネ部材に設けられ加工布のうち外枠と内枠との間から上側へ延びる部分を内枠に押圧する為の付勢部とを備え、前記板バネ部材は、外枠の下端部に外側から係合する第1係合部と、第1係合部から上側へ立ち上がる第1板片部と、第1板片部の上端部の屈曲部から外枠の内側へ向かって下り傾斜し且つ前記付勢部が設けられた第2板片部と、第2板片部に形成され外枠の上部に内側から係合する第2係合部とを有することを特徴とするものである。
刺繍枠に対して布挟持用クリップを装着する際には、予め外枠と内枠との間に加工布を挟持展張した状態で、第1係合部を外枠の側面に、第2係合部を外枠の上面に当接するように置いた状態から、第1板片部が外枠側面に沿うように押圧して装着する。この状態で、板バネ部材に設けられた付勢部が、加工布のうち外枠と内枠との間から上側へ延びる部分を内枠に押圧して加工布を保持する。
請求項2の布挟持用クリップは、請求項1の発明において、前記付勢部の押圧方向が、第2板片部の傾斜方向と平行で且つ鉛直方向に対して鋭角となるように構成したことを特徴とする。
請求項3の布挟持用クリップは、請求項2の発明において、前記付勢部により内枠の上端のうちの外側稜線部に加工布を押圧するように構成したことを特徴とする。
請求項4の布挟持用クリップは、請求項1〜3の何れかの発明において、前記外枠の上部の内面が内側へ向かって下り傾斜する傾斜面に形成され、前記板バネ部材の第1板片部の一部が外枠の外面に当接し、第2板片部の一部が外枠の傾斜面に当接するように構成したことを特徴とする。
請求項5の布挟持用クリップは、請求項1〜4の何れかの発明において、前記外枠の下端部に係合凹部が形成されており、前記第1係合部は外枠の下端面より突出しないように前記係合凹部に係止されることを特徴とする。
請求項6の布挟持用クリップは、請求項1〜5の何れかの発明において、前記付勢部が弾性線材を曲げて構成したバネ部材からなり、そのバネ部材が第2板片部に装着されたことを特徴とする。
請求項7の布挟持用クリップは、請求項6の発明において前記バネ部材の一部が第2板片部から下方へ突出して加工布を内枠に押圧する押圧部に構成されたことを特徴とする。 請求項8の布挟持用クリップは、請求項7の発明において、前記板バネ部材にバネ部材を位置決めする為の位置決め部を設けたことを特徴とする。
請求項9の布挟持用クリップは、外枠と、この外枠に内嵌されて外枠との間に加工布を挟持可能な内枠とを備えた刺繍枠に用いる布挟持用のクリップにおいて、前記クリップは、外枠と内枠とに亙って着脱自在に装着され、加工布のうち外枠と内枠との間から上側へ延びる部分を内枠に押圧する為の板バネで構成され、前記外枠の下端部に外側から係合する第1係合部と、第1係合部から上側へ立ち上がる第1板片部と、第1板片部の上端部の屈曲部から外枠の内側へ延びる第2板片部と、第2板片部の先端部に設けられ内枠の上部に形成された段部に内側から係合すると共に加工布を内枠に押圧する第2係合部とを有することを特徴とする布挟持用クリップ。
刺繍枠に対して布挟持用クリップを装着する際には、予め外枠と内枠との間に加工布を挟持展張した状態で、板バネ部材の第1係合部を外枠の下端部に係合させ、第2係合部を内枠の段部に係合させ、第1板片部を外枠の側面に沿わせ、第2板片部を外枠と内枠の上側に沿うように装着する。この状態で、第2板片部の先端部に設けられた第2係合部が、加工布のうち外枠と内枠との間から上側へ延びる部分を内枠に押圧して加工布を保持する。外枠と内枠との間から延びた加工布は内枠の段部側へ折り返された状態で保持されるため、強く保持できる。
請求項10の布挟持用クリップは、請求項9の発明において、前記外枠の下端部に係合凹部が形成されており、前記第1係合部は外枠の下端面より突出しないように前記係合凹部に係止されることを特徴とする。
請求項11の布挟持用クリップは、外枠と、この外枠に内嵌されて外枠との間に加工布を挟持可能な内枠とを備えた刺繍枠に用いる布挟持用のクリップにおいて、前記外枠に着脱自在に装着される装着部材と、前記装着部材に取り付けられ、内枠の上面の外側稜線を含む外周面を圧縮する方向に付勢して押圧する押圧部材とからなることを特徴とする。
布挟持用のクリップを刺繍枠に装着する場合、予め外枠と内枠との間に加工布を挟持展張した状態で、クリップの装着部材を外枠に着脱自在に装着し、前記装着部材に取り付けられた押圧部材により、内枠の上面の外側稜線を含む外周面を圧縮する方向に付勢して押圧することで、加工布を保持する。
請求項12の布挟持用クリップは、請求項11の発明において、前記装着部材は、前記外枠への装着状態において、前記外枠外周側面と略同一面になるように前記外枠外周側面に当接する当接部を備えることを特徴とする。
請求項13の布挟持用クリップは、請求項11又は12の発明において、前記装着部材は、前記外枠への装着状態において、前記外枠下面と略同一面になるように前記外枠下面に係止される係止部を備えることを特徴とする。
請求項14の布挟持用クリップは、請求項11〜13の何れかの発明において、前記装着部材は、弾性変形可能な弾性部材であることを特徴とする。
請求項15の布挟持用クリップは、請求項14の発明において、前記弾性部材は、板バネ部材であることを特徴とする。
請求項16の布挟持用クリップは、請求項11〜15の何れかの発明において、前記装着部材と前記押圧部材の少なくとも一方に、前記押圧部材を前記装着部材に対して組み付ける位置を決める為の位置決め部を形成したことを特徴とする。
請求項17の布挟持用クリップは、請求項11〜16の何れかの発明において、前記押圧部材は、弾性変形可能な弾性部材であることを特徴とする。
請求項18の布挟持用クリップは、請求項17の発明において、前記弾性部材は、その弾性部材が有する弾性力により前記装着部材に組み付けられ、弾性変形可能に保持されていることを特徴とする。
請求項19の布挟持用クリップは、請求項17又は18の発明において、前記弾性部材は、弾性線材であることを特徴とする。
請求項20の布挟持用クリップは、外枠と、この外枠に内嵌されて外枠との間に加工布を挟持可能な内枠とを備えた刺繍枠に用いる布挟持用のクリップにおいて、前記外枠に着脱自在に装着される装着部材と、前記装着部材に形成され、内枠の上面の外側稜線を含む外周面を圧縮する方向に付勢して押圧する押圧部とを有することを特徴とする。
布挟持用のクリップを刺繍枠に装着する場合、予め外枠と内枠との間に加工布を挟持展張した状態で、クリップの装着部材を外枠に着脱自在に装着し、前記装着部材に形成された押圧部材により、内枠の上面の外側稜線を含む外周面を圧縮する方向に付勢して押圧することで、加工布を保持する。
請求項1の発明によれば、板バネ部材は、加工布のうち外枠と内枠との間から上側へ延びる部分を内枠に押圧する為の付勢部を備えているので、布挟持用クリップによって加工布を確実に挟持でき、安定した保持状態にすることができ、刺繍縫製の際の加工布の弛みを防止できる。加工布を挟み込むのではなく付勢部で生じる弾性力により加工布を押圧する構成であるので、1種類のクリップで種々の布厚の加工布を保持でき、汎用性に優れる。
布挟持用クリップの刺繍枠へ装着する際に、板バネ部材の第1係合部と第2係合部を外枠に係合させる構成であるので、クリップは外枠に装着できる大きさののものであればよく、クリップを小型、軽量化することでき、製作費を低減でき、家庭用ミシンの刺繍枠にも適用することができる。布挟持用クリップは外枠に装着する構成であるから、クリップが内枠の内側に突出して刺繍縫製範囲を減少させることはない。加工布を張り直す際にもクリップを容易に着脱することができる。
請求項2の発明によれば、付勢部の押圧方向は、第2板片部の傾斜方向と平行で且つ鉛直方向に対して鋭角であるので、内枠と加工布に対して押圧力を効果的に付加することができ、保持力を高めることができる。
請求項3の発明によれば、付勢部により内枠の上端のうちの外側稜線部に加工布を押圧するので、内枠と加工布を押圧する面圧を高め、保持力を高めることができ、クリップの小形化を図ることができる。
請求項4の発明によれば、板バネ部材の第1板片部の一部が外枠の外面に当接し、第2板片部の一部が外枠の傾斜面に当接するため、クリップを外枠に装着した状態を安定させることができ、クリップが外枠の外面と内面側に突出しないから、クリップが縫製の邪魔になることがない。
請求項5の発明によれば、板バネ部材の第1係合部は外枠の下端面より突出しないように外枠の下端部に形成された係合凹部に係止されるため、クリップが刺繍枠の下面外へ突出することがなく、クリップが縫製の邪魔になることがない。
請求項6の発明によれば、付勢部はバネ部材からなり、そのバネ部材が第2板片部に装着されるので、バネ部材により生じる強い弾性力で加工布を内枠に押圧できる。
請求項7の発明によれば、バネ部材の一部が第2板片部から下方へ突出して加工布を内枠に押圧する押圧部に構成されるので、バネ部材により生じる強い弾性力で加工布を内枠に押圧できる。
請求項8の発明によれば、板バネ部材にバネ部材を位置決めする為の位置決め部を設けたので、板バネ部材に対してバネ部材を所定の姿勢に取り付けて保持することができる。
請求項9の発明によれば、布挟持用のクリップは、加工布のうち外枠と内枠との間から上側へ延びる部分を内枠に押圧する為の板バネで構成されているため、クリップによって加工布を確実に挟持でき、安定した保持状態にすることができ、刺繍縫製の際の加工布の弛みを防止できる。加工布を挟み込むのではなく第2板片部と第2係合部で生じる弾性力により加工布を押圧する構成であるので、1種類のクリップで種々の布厚の加工布をクリップでき、汎用性に優れる。
布挟持用クリップの刺繍枠へ装着する際に、板バネ部材の第1係合部と第2係合部を外枠に係合させる構成であるので、クリップは外枠に装着できる大きさののものであればよく、クリップを小型、軽量化することでき、製作費を低減でき、家庭用ミシンの刺繍枠にも適用することができる。布挟持用クリップは外枠に装着する構成であるから、クリップが内枠の内側に突出して刺繍縫製範囲を減少させることはない。加工布を張り直す際にもクリップを容易に着脱することができる。
請求項10の発明によれば、布挟持用クリップの第1係合部は外枠の下端面より突出しないように外枠の下端部に形成された係合凹部に係止されるため、クリップが外枠の下面外へ突出することがなく、クリップが縫製の邪魔になることがない。
請求項11の発明によれば、外枠に着脱自在に装着される装着部材と、装着部材に取り付けられ、内枠の上面の外側稜線を含む外周面を圧縮する方向に付勢して押圧する押圧部材とからなるので、請求項1とほぼ同様の効果が得られる。
請求項12の発明によれば、外枠への装着状態において、前記外枠外周側面と略同一面になるように前記外枠外周側面に当接する当接部を備えるので、布挟持用クリップは外枠の外面側に大きく突起しないため、邪魔になることがなく、しかもクリップを小形化することができる。
請求項13の発明によれば、外枠への装着状態において、前記外枠下面と略同一面になるように前記外枠下面に係止される係止部を備えるので、クリップを刺繍枠に装着した状態においてクリップが外枠下面外に突出しないから縫製の邪魔にならない。
請求項14の発明によれば、装着部材は、弾性変形可能な弾性部材であるので、弾性部材により生じる弾性力で加工布を内枠に確実に押圧することができる。
請求項15の発明によれば、弾性部材は、板バネ部材であるので、板バネ部材が生じる弾性力により加工布を内枠に圧着させるための押圧力を内枠に与えることができる。
請求項16の発明によれば、装着部材と押圧部材の少なくとも一方に、押圧部材を装着部材に対して組み付ける位置を決める為の位置決め部を形成したので、装着部材に押圧部材を装着した状態で押圧部材の位置を所定の位置に保持することができる。
請求項17の発明によれば、押圧部材は、弾性変形可能な弾性部材であるので、弾性部材で生じる弾性力により加工布を内枠に確実に保持できる。
請求項18の発明によれば、弾性部材は、その弾性部材が有する弾性力により装着部材に組み付けられ、弾性変形可能に保持されているので、弾性部材はガタつくことない。
請求項19の発明によれば、弾性部材は弾性線材であるので、バネ等の弾性線材が生じる弾性力により加工布を内枠に押圧できる。
請求項20の発明によれば、外枠に着脱自在に装着される装着部材と、装着部材に形成され且つ内枠の上面の外側稜線を含む外周面を圧縮する方向に付勢して押圧する押圧部とからなるので、請求項11とほぼ同様の効果が得られる。加えて、押圧部が装着部材に形成されているので、クリップの構造が簡単化する。
本発明の布挟持用のクリップは、外枠と、この外枠に内嵌されて外枠との間に加工布を挟持可能な内枠とを備えた刺繍枠に用いる布挟持用のクリップにおいて、前記外枠に着脱自在に装着される板バネ部材と、この板バネ部材に設けられ加工布のうち外枠と内枠との間から上側へ延びる部分を内枠に押圧する為の付勢部とを備え、前記板バネ部材は、外枠の下端部に外側から係合する第1係合部と、第1係合部から上側へ立ち上がる第1板片部と、第1板片部の上端部の屈曲部から外枠の内側へ向かって下り傾斜し且つ前記付勢部が設けられた第2板片部と、第2板片部に形成され外枠の上部に内側から係合する第2係合部とを有するものである。
次に、実施例1の刺繍枠と布挟持用のクリップについて図面に基づいて説明する。
図1に示すように、刺繍枠1は、平面視にてほぼ矩形状であり外枠2と内枠3とからなる。外枠2は、水平面内に位置する略ストレート状の4つの外枠辺2a〜2dを有し、コーナー部は湾曲状である。外枠辺2aには、刺繍ミシンの刺繍枠移動機構の駆動出力部に連結される取付け部4が設けられている。短い方の1対の外枠辺2c,2dには、その長さ方向の中央部で分断された被締付部5が夫々設けられ、それらの被締付部5を締め付けることにより内枠3に対して外枠2を締めつける締付機構6が夫々設けられている。
取付け部4と反対側の外枠辺2bには、3つの布挟持用クリップ10が等間隔に装着され、取付け部4側の外枠辺2aにも2つの布挟持用クリップ10が装着されている。
次に、布挟持用クリップ10について説明する。
図2〜図5に示すように、布挟持用クリップ10は、外枠に着脱自在に装着される板バネ部材11(装着部材に相当する)と、加工布Fのうち外枠2と内枠3との間から上側へ延びる部分を内枠3に押圧する為の付勢部12とを有する。
板バネ部材11は、第1係合部14と、第1板片部15と、第2板片部16と、この第2板片部16に含まれる第2係合部17とを屈曲状に一体形成したものである。第1係合部14は、板バネ部材11の下端部に水平に形成されて外枠2の下端部に外側から係合するように構成されている。布挟持用クリップ10を刺繍枠1に装着した状態では、第1係合部14は、外枠2の下端部に形成された係合凹部18に係合され、外枠2の下端面より突出しないようにその係合凹部18で係止される。
第1板片部15は平板状に形成され、第1板片部15は第1係合部14から上側へ鉛直に立ち上がり、外枠2の上端よりも上方へ延びている。第1板片部15の高さ寸法は、外枠2の高さ寸法の約1.5倍である。外枠2の上端面は、内側へ向かって下り傾斜する(鉛直面に対して約30度の鋭角状に傾斜)傾斜面19に形成されている。
第2板片部16は、第1板片部15の上端部の屈曲部20から外枠の傾斜面19と平行に下り傾斜する平板状に形成された第2板片部本体16aと、この第2板片部本体16aの下端部から第2板片部本体16aの下側にUターンして第2板片部本体16aの半分の高さまで延びる第2係合部17とで構成されている。後述するように、付勢部12は弾性線材を曲げて構成されたバネ部材13で構成されるが、第2板片部16には前記のバネ部材13が装着される。
図6に示すように、第1板片部15と第2板片部16の上端部の屈曲部20の中央部分には、第2板片部16の長さの約1/4の長さのスリット21が設けられ、第2板片部16の下端部であり第2係合部17の下端部である屈曲部23の中央部分には、第2板片部16の長さの約1/2の長さのスリット22が設けられている。これらのスリット21,22は、バネ部材13を装着した状態でバネ部材13を位置決めし所定位置に保持する為の位置決め部として機能するものである。第2板片部16に形成された第2係合部17は、外枠2の傾斜面19に内側から当接係合する。
布挟持用クリップ10を刺繍枠1へ装着する場合、まず、布挟持用クリップ10を外枠2の上方から被せるようにして、第2係合部17を外枠2の傾斜面19に当接させる。この状態では第1係合部14の先端部は、外枠2の係合凹部18よりも僅かに上方位置に当接した状態であり、第1板片部15は、外枠2の側面から離間している。この状態から第1板片部15に、外枠2の側面方向に向かって押圧力を付与すると、板バネ部材11が弾性変形し、第1係合部14の先端部が外枠2の係合凹部18に入り込み、装着が完了する。
図4〜図6に示すように、付勢部12としてのバネ部材13は、内枠3の上面の外側稜線を含む外周面を圧縮する方向に押圧する押圧部材に相当するものである。このバネ部材13は、弾性線材(例えばピアノ線)を平面内で屈曲して形成され、このバネ部材13は、水平辺24、この水平辺24の両端から約30〜40度の角度をなすように屈曲させた1対の斜辺25、1対の斜辺25から約90〜110度の角度をなすように夫々屈曲させた端部辺26とを一体形成したものである。
前記水平辺24の長さ方向中央部には、上方へ僅かに突出させた係合部24aが形成されて、斜辺25と端部辺26との境目の屈曲部に加工布を押圧する押圧部27が形成されている。図6〜図8に示すように、バネ部材13は、第2板片部16に装着されるが、その水平辺24が屈曲部20に配置されて係合部24aがスリット21に係合されてスリット21の端部の位置決め部21aで位置決めされる。バネ部材13の下部は第2板片部本体16aと第2係合部17の間に配置され、1対の押圧部27とその付近部分がスリット22から下方へ突出し、1対の斜辺25がスリット22の端部に係合して位置決め部22aで位置決めされている。尚、板バネ部材11が装着部材に相当し、バネ部材13が押圧部材に相当するものである。
次に、以上説明した布挟持用クリップ10の作用、効果について説明する。
最初に、刺繍枠1をテーブル上に置き、内枠3に加工布Fをセットして加工布Fを展開した状態にして、外枠2を内枠3に嵌めることで、内枠3と外枠2との間に加工布Fを挟持し、刺繍枠1の外側に延びる加工布Fを引っ張って加工布Fを展張状態にする。
次に、例えば、図1に示すように、外枠2と内枠3とで加工布Fを挟持する挟持力の弱い部位における布保持力を確保する為に、例えば、5個の布挟持用クリップ10を外枠2に外嵌装着することで、加工布Fを保持する。
図8に示すように、板バネ部材11を外枠2に装着した状態においては、第1板片部15の下部約2/3部分が外枠2の外面に当接し、第2板片部16の少なくとも一部が外枠2の傾斜面19に当接状態になり、板バネ部材11の弾性力により板バネ部材11が外枠2に固定状態になる。
そして、バネ部材13の2つの押圧部27が、外枠2と内枠3の間から上方へ延びる加工布Fの部分を、内枠3の上端のうちの外側稜線部に押圧して、強く押圧して保持する。クリップ10の装着により、バネ部材13の水平辺24に対して傾斜辺25が接近方向へ弾性変形し、その弾性復元力により押圧部27の押圧力が発生する。
押圧部27は、屈曲状であり、内枠3の外側稜線部も曲率の小さい湾曲面であるため、押圧部27により加工布Fを押圧する部位の接触面積が非常に小さいことから、押圧部27で加工布Fを押圧する部位の面圧が非常に大きくなるため、保持力が強力となる。 即ち、小形のクリップ10によって、強力な保持力を発生させることができる。その結果、外枠2と内枠3による挟持力が弱い部位を、このクリップ10により強固に保持できるため、刺繍縫製の品質を高めることができる。
しかも、クリップ10の外枠2への装着は板バネ部材11により行い、加工布Fを押圧する保持力はバネ部材13より発生させるように構成してあるため、板バネ部材11をさほど大型化したり強力にする必要もなく、クリップ10の刺繍枠1への着脱も簡単である。しかも、付勢部12により加工布Fを内枠3に押圧する構造であるので、厚さの大きな加工布Fの場合でも、バネ部材13の弾性変形度合いが大きくなるだけで、何ら支障なく保持することができるため汎用性に優れる。
使用状態において、クリップ10の板バネ部材11の第1板片部15が外枠2の外面に当接し、第2板片部16が外枠2の傾斜面19に当接または接近しているため、クリップ10が外枠2の外側へ突出しないし、外枠2の内側へも内枠3の内側へも突出しない。そのため、クリップ10が刺繍枠1の外周面より外側へ突出しなければ、刺繍縫製時において、その突出部分が周囲に配置された部材等(例えば、刺繍ミシンの脚注部)に干渉することなく所定の移動範囲どおりに移動可能なので、刺繍縫製範囲が狭くなったりせず、また、クリップ10の内枠3の内側への突出により刺繍縫製範囲が狭くなることもない。第1係合部14が外枠の係合凹部に係合して外枠の下面から突出しないので、邪魔にならない。
布挟持用クリップ10は、板バネ部材11の第1係合部14と第2係合部17によって外枠2に係合させて装着されるので、クリップ10は外枠2に装着できる大きさであればよく、クリップ10を小形化し、軽量化し、製作費も低減できる。板バネ部材11を大形で強力なものにする必要がないので、クリップ10の着脱の面でも有利である。
次に、実施例2の刺繍枠と布挟持用クリップについて図9〜図12に基づいて説明する。但し、前記実施例とほぼ同様の構成には同一の符号を付し、異なる構成についてのみ説明する。図9に示すように、この刺繍枠1Aの全体形状は前記刺繍枠1の全体形状とほぼ同様であるが、図12に示すように、この刺繍枠1Aの断面形状は、前記実施例1の刺繍枠1の断面形状とは異なっており、図12に示すように、内枠33の上部には、外周側部分が内周側部分より一段高く形成した段部30が形成されている。
図9に示すように、この刺繍枠1Aにおいては、外枠辺2bと内枠辺3bには3つの布挟持用クリップ10Aが等間隔に装着されており、外枠辺2aと内枠辺3aにも2つの布挟持用クリップ10Aが装着されている。
次に、布挟持用クリップ10Aの構成について図10、図11に基づいて説明する。
このクリップ10Aは、外枠32と内枠33とに亙って着脱自在に装着され、加工布Fのうち外枠32と内枠33との間から上側へ延びる部分を内枠に押圧する為のものであり、板バネ部材11Aのみで構成されている。このクリップ10Aとしての板バネ部材11Aは、第1係合部34と、第1板片部35と、第2板片部36と、第2係合部37とで一体形成されている。
第1係合部34は、前記の第1係合部14と同様に、外枠32の下端部の係止凹部48に外側から係合して外枠32の下面へ突出しないように構成されている。第1板片部35は、第1係合部34から外枠32の外面に沿って上側へ鉛直に立ち上がる平板状に形成されている。第1板片部35の高さ寸法は外枠32の高さ寸法と同程度である。
第2板片部36は、第1板片部35の上端部の屈曲部から外枠32の内側へ延びているが、この第2板片部36は、第1傾斜部36aと第2傾斜部36bとを一体形成することで、断面ほぼ「へ」字状に形成されている。第2係合部37は、第2板片部36の先端部に円筒状に形成され且つ内枠33の上部に形成された段部30に内側から係合して加工布Fを内枠に押圧する。尚、前記板バネ部材11Aが装着部材に相当し、第1板片部35が、クリップ10Aの装着状態において、外枠32の外周側面とほぼ同一面になるように外枠32の外周側面に当接する当接部に相当する。
次に、この布挟持用クリップ10Aの作用について説明する。
図12に示すように、内枠33の外面と外枠32の内面との間に加工布Fを挟持した後にクリップ10Aを外枠32の下端部と内枠33の上部に外嵌させるようにして外側から装着する。第1係合部34は外枠32の下端面より突出しないように、外枠32の下端部に形成された係合凹部48に係止される。第2係合部37はこの内枠33の段部30に内側の斜め上方から係合し、第1板片部35に対する第2板片部36の弾性変形が復元する時の弾性力により、外枠32と内枠33とを挟持する弾性力が発生する。
そして、このクリップ10Aでは、内枠33と外枠32の間から上方へ延びた加工布Fを内枠32の上面の段部30に押圧して加工布Fを保持する。第1,第2板片部35,36に生じた弾性力によって、第2係合部37は加工布Fを内枠33に押圧する強力な押圧力を発生させることができるので、刺繍縫製中に加工布Fが弛まなくなり、刺繍縫製の品質を高めることができる。このクリップ10Aは板バネ部材11Aにより一体的に形成されているので、刺繍枠1Aへの着脱も簡単で、部品数も少なく、軽量であり、製作費を低減できる。加工布Fの厚さの変動にも対応可能であるので汎用性に優れる。その他の作用、効果については実施例1と同様である。
次に、実施例3の刺繍枠と布挟持用クリップについて図13〜図15に基づいて説明する。但し、前記実施例とほぼ同様の構成には同一の符号を付し、異なる構成についてのみ説明する。このクリップ10Bは、板バネにより、板バネ部材11Bと付勢部12Bとを一体的に形成したものである。このクリップ10Bは、第1係合部54 と、第1板片部55と、第2板片部56と、この第2板片部56に含まれる第2係合部57と、付勢部12Bとを一体形成したものである。第1係合部54と第1板片部55は、実施例1のものとほぼ同様である。外枠52の断面形状は実施例1のものと若干異なっており、外枠52の傾斜面58の上部には段部59が形成されている。第2板片部56は、第1板片部55の上端から傾斜面58の段部59まで傾斜面と平行に下方へ延び、第2板片部56の下端の第2係合部57が段部59に係合するようになっている。
第2板片部56の下部には、開口部60が形成されている。この開口部60の両側において第2板片部56の下端部には細幅のフランジ61が形成され、この開口部60の範囲においては、フランジ61と同幅の1対の付勢部12Bが形成されている。付勢部12Bは、逆「へ」字状をなし、上下方向に弾性変形可能であり、各付勢部12Bには、加工布Fを内枠53の上端の稜線部に押圧する押圧部62が形成されている。尚、前記の開口部60は必須のものではなく、省略可能である。このクリップ10Bは、実施例1のクリップ10とほぼ同様の作用、効果を奏するが、板バネの材料のみで構成されているため、構成が簡単で小形化、軽量化でき、製作費の面でも有利である。前記クリップ10Bが装着部材に相当し、付勢部12Bが押圧部材に相当するものである。
次に、実施例4について図16、図17に基づいて説明する。但し、前記実施例と同様の構成には同一の符号を付し、異なる構成についてのみ説明する。図16に示すように、刺繍枠の外枠辺2bには布挟持用クリップ10Cが1つ装着されており、外枠辺2aには実施例1のクリップ10が2つ装着されている。
図17に示すように、布挟持用クリップ10Cは、3つのクリップ10の第1板片部15を連結板部15aを介して一体的に連結することで、3つのクリップ10を一体的に連結したものである。大きな刺繍枠の略ストレート部に、このような連結型の布挟持用クリップ10Cを装着した場合には、外枠2の外面に当接する第1板片部15の面積が広くなることから、外枠2に対する挟持力が高まり、クリップ10Cはずれにくくなる。また、複数のクリップ10を個別に着脱する必要がないので、着脱が容易になる。その他の構成、作用、効果については、前記実施例1と同様である。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1)前記付勢部を金属製のバネ部材で構成したが、付勢部を弾性変形可能な非金属製の弾性部材で構成してもよい。
2)実施例4では、実施例1のクリップ10を3つ連結したものを一体化させることとしたが、連結するクリップの数は、3つに限定されるものではない。また、実施例2, 3の布挟持用クリップ10B,10Cを複数個連結した構造のクリップに構成してもよい。
3)その他、当業者であれば、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更された種々の形態を包含するものである。
本発明は、刺繍枠に加工布を取り付けて展張した状態で、加工布の展張保持力をより増大させるための布挟持用クリップに適用することができる。
本発明の実施例1の刺繍枠の平面図である。 板バネ部材の正面図である。 板バネ部材の側面図である。 付勢部(バネ部材)の正面図である。 付勢部(バネ部材)の側面図である。 布挟持用クリップの正面図である。 布挟持用クリップの側面図である。 刺繍枠と加工布と布挟持用クリップの断面図である。 実施例2の図1相当図である。 実施例2の図6相当図である。 実施例2の図7相当図である。 実施例2の図8相当図である。 実施例3の図6相当図である。 実施例3の図7相当図である。 実施例3の図8相当図である。 実施例4の図1相当図である。 実施例4の図6相当図である。
符号の説明
1 刺繍枠
2,32,52 外枠
3,33,53 内枠
10,10A,10B,10C 布挟持用クリップ
11,11A 板バネ部材(装着部材)
12,12B 付勢部
13 バネ部材(押圧部材)
14,34,54 第1係合部
15,35,55 第1板片部
16,36,56 第2板片部
17,37,57 第2係合部
18,48, 係合凹部
19 傾斜面
21a,22a 位置決め部
27,62 押圧部
30 段部

Claims (20)

  1. 外枠と、この外枠に内嵌されて外枠との間に加工布を挟持可能な内枠とを備えた刺繍枠に用いる布挟持用のクリップにおいて、
    前記外枠に着脱自在に装着される板バネ部材と、この板バネ部材に設けられ加工布のうち外枠と内枠との間から上側へ延びる部分を内枠に押圧する為の付勢部とを備え、
    前記板バネ部材は、外枠の下端部に外側から係合する第1係合部と、第1係合部から上側へ立ち上がる第1板片部と、第1板片部の上端部の屈曲部から外枠の内側へ向かって下り傾斜し且つ前記付勢部が設けられた第2板片部と、第2板片部に形成され外枠の上部に内側から係合する第2係合部とを有することを特徴とする布挟持用クリップ。
  2. 前記付勢部の押圧方向が、第2板片部の傾斜方向と平行で且つ鉛直方向に対して鋭角となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の布挟持用クリップ。
  3. 前記付勢部により内枠の上端のうちの外側稜線部に加工布を押圧するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の布挟持用クリップ。
  4. 前記外枠の上部の内面が内側へ向かって下り傾斜する傾斜面に形成され、
    前記板バネ部材の第1板片部の一部が外枠の外面に当接し、第2板片部の一部が外枠の傾斜面に当接するように構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の布挟持用クリップ。
  5. 前記外枠の下端部に係合凹部が形成されており、前記第1係合部は外枠の下端面より突出しないように前記係合凹部に係止されることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の布挟持用クリップ。
  6. 前記付勢部が弾性線材を曲げて構成したバネ部材からなり、そのバネ部材が第2板片部に装着されたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の布挟持用クリップ。
  7. 前記バネ部材の一部が第2板片部から下方へ突出して加工布を内枠に押圧する押圧部に構成されたことを特徴とする請求項6に記載の布挟持用クリップ。
  8. 前記板バネ部材にバネ部材を位置決めする為の位置決め部を設けたことを特徴とする請求項7に記載の布挟持用クリップ。
  9. 外枠と、この外枠に内嵌されて外枠との間に加工布を挟持可能な内枠とを備えた刺繍枠に用いる布挟持用のクリップにおいて、
    前記クリップは、外枠と内枠とに亙って着脱自在に装着され、加工布のうち外枠と内枠との間から上側へ延びる部分を内枠に押圧する為の板バネで構成され、
    前記外枠の下端部に外側から係合する第1係合部と、第1係合部から上側へ立ち上がる第1板片部と、第1板片部の上端部の屈曲部から外枠の内側へ延びる第2板片部と、第2板片部の先端部に設けられ内枠の上部に形成された段部に係合すると共に加工布を内枠に押圧する第2係合部とを有することを特徴とする布挟持用クリップ。
  10. 前記外枠の下端部に係合凹部が形成されており、前記第1係合部は外枠の下端面より突出しないように前記係合凹部に係止されることを特徴とする請求項9に記載の布挟持用クリップ。
  11. 外枠と、この外枠に内嵌されて外枠との間に加工布を挟持可能な内枠とを備えた刺繍枠に用いる布挟持用のクリップにおいて、
    前記外枠に着脱自在に装着される装着部材と、
    前記装着部材に取り付けられ、内枠の上面の外側稜線を含む外周面を圧縮する方向に付勢して押圧する押圧部材と、からなることを特徴とする布挟持用クリップ。
  12. 前記装着部材は、前記外枠への装着状態において、前記外枠外周側面と略同一面になるように前記外枠外周側面に当接する当接部を備えることを特徴とする請求項11に記載の布挟持用クリップ。
  13. 前記装着部材は、前記外枠への装着状態において、前記外枠下面と略同一面になるように前記外枠下面に係止される係止部を備えることを特徴とする請求項11又は12に記載の布挟持用クリップ。
  14. 前記装着部材は、弾性変形可能な弾性部材であることを特徴とする請求項11〜13の何れかに記載の布挟持用クリップ。
  15. 前記弾性部材は、板バネ部材であることを特徴とする請求項14に記載の布挟持用クリップ。
  16. 前記装着部材と前記押圧部材の少なくとも一方に、前記押圧部材を前記装着部材に対して組み付ける位置を決める為の位置決め部を形成したことを特徴とする請求項11〜15の何れかに記載の布挟持用クリップ。
  17. 前記押圧部材は、弾性変形可能な弾性部材であることを特徴とする請求項11〜16の何れかに記載の布挟持用クリップ。
  18. 前記弾性部材は、その弾性部材が有する弾性力により前記装着部材に組み付けられ、弾性変形可能に保持されていることを特徴とする請求項17に記載の布挟持用クリップ。
  19. 前記弾性部材は、弾性線材であることを特徴とする請求項17又は18に記載の布挟持用クリップ。
  20. 外枠と、この外枠に内嵌されて外枠との間に加工布を挟持可能な内枠とを備えた刺繍枠に用いる布挟持用のクリップにおいて、
    前記外枠に着脱自在に装着される装着部材と、
    前記装着部材に形成され、内枠の上面の外側稜線を含む外周面を圧縮する方向に付勢して押圧する押圧部とを、有することを特徴とする布挟持用クリップ。



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