JP4412200B2 - ヘッドランプの取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の前部を構成するフロントエンドモジュールに配設したヘッドランプユニットを、フロントフェンダに組み付けるヘッドランプの取付け構造に関する。
近年、車体の組付工程の簡略化と組付作業の自動化等を狙って、ラジエータコアサポートにヘッドランプユニットやフロントバンパー等をサブアッセンブリして、所謂フロントエンドモジュールを構成し、車体の組立ラインで該フロントエンドモジュールを車体前部に組付けるとともに、ヘッドランプユニットをフロントフェンダ前端に取付けるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−267123号公報(第5−6頁、第1図)
しかしながら、かかる従来のヘッドランプの取付け構造では、フロントエンドモジュールの寸法のバラツキがあるため、ヘッドランプユニットとフロントフェンダとの隙間、詳細にはヘッドランプのアウターレンズとフロントフェンダとの間の隙間を大きくする必要があり、これによって外観が悪化して商品価値が低下してしまう。
このため、ヘッドランプ周囲の外観を良くするためにフロントフェンダとの隙間を小さくすると、アウターレンズがフロントフェンダに干渉する恐れがあるため、その干渉部分にゴムラバーを挟み込んで直接の干渉を防止する必要があり、部品点数の増加やゴムラバーの組み付け工程が増加してしまう。
また、ヘッドランプユニットをラジエータコアサポートに予め前後移動可能にする可動構造をもって取付けることにより、アウターレンズとフロントフェンダとの隙間を小さくすることができるが、この場合、作業者がヘッドランプユニットを押し付けつつ取付けることになり、作業者によってバラツキが発生するとともに、押し付け位置によってもバラツキが発生するため、やはりヘッドランプユニット周囲の外観が低下してしまう。
更に、ヘッドランプユニットを押し付けつつ取付ける際、作業者は一方の手で締結するためのツールを持ち、他方の手で締結部分毎にボルトまたはナットなどの締結手段を1つづつ取ってセットする必要があるため、取付け作業性が悪いものとなっていた。
そこで、本発明は簡単かつ能率的にヘッドランプユニットの取付けを可能にするとともに、ヘッドランプユニット周囲の隙間のバラツキを低減して外観を向上することができるヘッドランプの取付け構造を提供するものである。
本発明にあっては、フロントエンドモジュールの車幅方向両側に配設したヘッドランプユニットをフロントフェンダの前端部に組み付けるにあたって、ヘッドランプユニットをフロントフェンダに締結する締結手段と、この締結手段によるヘッドランプユニットの締結時に、フロントフェンダとヘッドランプユニットとを圧接して、フロントフェンダとヘッドランプユニットとの間で車幅方向に発生する押圧力をヘッドランプの車両後方への移動力に変換する後方移動手段と、を設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、ヘッドランプユニットを締結手段によってフロントフェンダに締結すると、このヘッドランプユニットは後方移動手段によって自動的に車両後方に引き込むことができるため、作業者がヘッドランプユニットの位置を調整することなく、締結手段の締結動作によってヘッドランプユニットの取付け位置を簡単に決定できるようになり、ヘッドランプユニット周囲の隙間のバラツキを無くすことができる。
また、ヘッドランプユニットの位置決めを締結手段の締結作業で決定できるため片方の手が自由になり、その自由になった手で次に締結する他の締結手段を保持しておくことができるため、その都度締結手段を取るという煩わしい動作を無くして、取付け作業の能率化を図って作業時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図10は本発明にかかるヘッドランプの取付け構造の第1実施形態を示し、図1はヘッドランプユニットの取付け状態を示す車体前部片側の平面図、図2はヘッドランプユニットの取付け状態を示す車体前部片側の要部斜視図、図3はヘッドランプユニットの後部斜視図、図4の(a)はクリップの斜視図で(b)はクリップの側面図で(c)はクリップの平面図、図5はヘッドランプユニットの取付け過程でのクリップとフロントフェンダとの関係を示す平面図、図6はヘッドランプユニットの取付け状態でのクリップとフロントフェンダとの関係を示す平面図、図7の(a)はヘッドランプユニットを取付けたフロントフェンダの前端部分を概略的に示す側面図で(b)はヘッドランプユニットを取り外したフロントフェンダの前端部分を概略的に示す側面図、図8はスペーサーの配置状態を示す斜視図、図9はスペーサーの斜視図、図10は図8中A−A線に沿った拡大断面図である。
本実施形態のヘッドランプの取付け構造は、図1に示すように車体前部を構成するフロントエンドモジュール10の車幅方向両側部とフロントフェンダ20の前側部分との間にヘッドランプユニット30を取付けてある。
フロントエンドモジュール10は、ラジエータコアサポートを構成するアッパーレール11およびこのアッパレール11の下方に所定間隔をおいて平行に配置した図外のアーマチュア部を備え、これらアッパレール11とアーマチュア部は図外のステイを介して連結してある。
前記アッパレール11の車幅方向両端部には、車幅方向外方かつ車両後方に向かって突出する支持アーム12がボルトB1を介して結合されるとともに、この支持アーム12の車両後方端部がフードリッジメンバ13に結合され、この支持アーム12にヘッドランプユニット30の上端部を取付けるようになっている。
フロントフェンダ20は、図2に示すようにその車両前方端20aがヘッドランプユニット30の車両後方端部で終端し、このフロントフェンダ20の下部前端部および前端部下部にヘッドランプユニット30の第1取付け部21および第2取付け部22を突設してある。
ヘッドランプユニット30は、図1に示すように図外のバルブを収納する舟形状のハウジング31と、このハウジング31の前面を覆うアウターレンズ32を備えて構成され、ハウジング31の車両後方下部には、図2に示すように前記フロントフェンダ20の第1取付け部21および第2取付け部22にそれぞれ対応した位置に第1固定部33および第2固定部34を突設してある。
前記第1固定部33には、図3にも示すように締結手段の一方を構成するスタッドボルト33aが植設され、このスタッドボルト33aを、図2に示す第1取付け部21の切欠部21aに挿入して、このスタッドボルト33aに締結手段の他方を構成するナット33bを締め付けることにより、第1固定部33が第1取付け部21に締結される。
また、第2固定部34には、図3に示すようにボルト穴34aを形成してあり、図2に示すように第2取付け部22に形成したボルト挿通孔22aから図外のボルトを挿通してボルト穴34aに螺合して締付けることにより、第2固定部34が第2取付け部22に締結される。尚、この第2固定部34は、第1固定部33を締結した後に締結するようになっている。
更に、前記ハウジング31の上部には、図1に示すように前後一対の取付け片35,36を突設してあり、これら取付け片35,36の先端部に形成した車体前後方向に延びる長穴35a,36aに挿通したボルトB2を介して前記支持アーム12の上面に締結してある。
ここで、本実施形態では前記第1固定部33のナット33bを締め付けてヘッドランプユニット30を締結する時に、このヘッドランプユニット30を車両後方に移動させる後方移動手段としてのクリップ40を設けてある。
前記クリップ40は、図3に示すようにヘッドランプユニット30のハウジング31の車体後方端部に設けられ、フロントフェンダ20に形成した車幅方向内方への折曲部23(図5,図6参照)に摺動自在に圧接して、このフロントフェンダ20の弾性力により車両後方への移動力を発生する傾斜面41を形成してある。
即ち、前記クリップ40は、図4に示すようにハウジング31への取付け部42と、この取付け部42から車両後方かつ車幅方向外方に向かって傾斜する腕部43と、この腕部43の先端部から車両前方かつ車幅方向外方に向かって傾斜し、その先端に前記傾斜面41を突設した案内面44と、を一体成形し、腕部43から案内面44に至る部分は前記第1固定部33の締結力に相当する荷重が入力されることにより撓み変形可能となっている。
前記取付け部42は、図6に示すように前記第1固定部33の後面に設けた平坦面37にビスB3を介して取付けてあり、この取付け部42の取付面には平坦面37に形成した凹部37aに係止する位置決め突起42aと、前記ビスB3を挿通する取付孔42bを形成してある。
また、前記クリップ40は、ハウジング31への取付け状態で、図5中(A)状態に示すように案内面44の先端部がフロントフェンダ20の内側面よりも外方に所定量Sだけ突出するようになっている。
従って、ヘッドランプユニット30を装着するにあたって、ハウジング31上部に設けた前記取付け片35,36の長穴35a,36aに挿通したボルトB2を弛めた状態で、ハウジング31とともに前記クリップ40をフロントフェンダ20の内側に差し込むと、図5中(B)状態に示すように、クリップ40の案内面44の先端部でフロントフェンダ20を、図中2点鎖線で示すように外方(図中右方)に押し出しつつ矢印a方向に移動する。
そして、ヘッドランプユニット30の最終押し込み位置近傍で、図5中(C)位置に示すように、クリップ40の傾斜面41がフロントフェンダ20の折曲部23に位置するようになっている。
ところで、図2に示すようにフロントフェンダ20の車両前方端20aにヘッドランプユニット30のアウターレンズ32の車両後方端32aが近接配置されて、このアウターレンズ32の後端部外側面からフロントフェンダ20が連続的に配置されるようになっており、このとき、図7(a)に示すようにアウターレンズ32の車両後方端32aは上下方向に対して所定の角度θ1をもって形成してある。
そして、図7(b)に示すようにフロントフェンダ20の車両前方端20aの上下方向に対する傾斜角θ2と、フロントフェンダ20のクリップ40が圧接する折曲部23の上下方向に対する傾斜角θ3とを、図7(a)に示したアウターレンズ32(ヘッドランプユニット30)の車両後方端32aの上下方向に対する傾斜角θ1に沿って(θ1=θ2=θ3)形成してある。
また、このとき前記クリップ40の傾斜面41の上下方向に対する傾斜角θ4は、これが当接する前記折曲部23の傾斜角θ3に沿って(θ4=θ3)形成してある。
このとき、本実施形態では上下方向に対する傾斜角θ4をもって形成した前記クリップ40の傾斜面41を上下対称に形成してある。
つまり、前記傾斜面41は、図4(a),(b)に示すように上下方向中央部に稜線41aが形成されるようにして、上方傾斜面41bと下方傾斜面41cとに傾斜方向を逆に形成してあり、上方傾斜面41bの上下方向に対する傾斜角がθ4となり、下方傾斜面41cの上下方向に対する傾斜角が−θ4となっている。
また、本実施形態では図8に示すように、第1固定部33のスタッドボルト33aにナット33bを締め付けてヘッドランプユニット30を締結する時に、このヘッドランプユニット30(本実施形態ではアウターレンズ32)とフロントフェンダ20の車両前方端20aとの間に、取り外し可能にスペーサー50を介装してある。
スペーサー50は、アウターレンズ32がフロントフェンダ20の車両前方端20aに接触する上側から外側の形状に沿って、図9に示すように略く字状に折曲形成され、アウターレンズ32の車両後方端部外周を覆う外周板51の車両後方端部内周に、図10に示すようにアウターレンズ32の車両後方端32aとフロントフェンダ20の車両前方端20aとの間に挿入される鍔部52を設けてあり、この鍔部52によってアウターレンズ32とフロントフェンダ20との間の隙間が実質的に決定される。
また、前記外周板51の下端部後方にはつまみ53を外方に向けて突設してあり、このつまみ53を摘んでスペーサー50を着脱するようになっている。
以上の構成により本実施形態のヘッドランプの取付け構造によれば、ヘッドランプユニット30の取付け時に、図6に示すようにフロントフェンダ20の第1取付け部21の切欠部21aに挿入した第1固定部33のスタッドボルト33aにナット33bを締め付けることにより、第1取付け部21とともにフロントフェンダ20は図中2点鎖線位置から実線位置となるように車幅方向内方に移動し、これによってフロントフェンダ20の折曲部23がクリップ40の傾斜面41を車幅方向内方に押圧する。
すると、前記傾斜面41には矢印bに示すように車両後方への移動力が発生し、これによってヘッドランプユニット30を自動的に車両後方に引き込むことができる。
このとき、アウターレンズ32の車両後方端32aとフロントフェンダ20の車両前方端20aとの間にはスペーサー50を配置してあり、車両後方に引き込まれたヘッドランプユニット30は、アウターレンズ32がスペーサー50の鍔部52に当接するまで後方移動し、図10に示すようにこの鍔部52がアウターレンズ32の車両後方端32aとフロントフェンダ20の車両前方端20aとの間に挟まれた状態となる。
そして、ヘッドランプユニット30の後方移動が停止された後に、更に前記ナット33bを締め付けてフロントフェンダ20が車幅方向内方に移動すると、図6中2点鎖線に示すようにクリップ40の案内面44は腕部43とともに車幅方向内方に撓み変形して、フロントフェンダ20の内方移動を許容する。
このように前記第1固定部33の締結が完了した後に、図外のボルトを介して第2固定部34と第2取付け部22とを締結し、また、ヘッドランプユニット30上部の取付け片35,36をボルトB2の締付けにより支持アーム12に固定することになる。
従って、本実施形態では第1固定部33のナット33bを締め付けることにより、作業者がヘッドランプユニット30の位置を調整することなく、その取付け位置を簡単に決定できるようになり、ヘッドランプユニット30周囲の隙間のバラツキを無くして外観を向上することができる。
また、ヘッドランプユニット30の位置決めを第1固定部33のナット33bの締付け作業で決定できるため片方の手が自由になり、その自由になった手で次に締結する第2固定部34のボルトを保持しておくことができるため、第1固定部33を締結した後に第2固定部34のボルトをその都度取るという煩わしい動作が無くなるため、取付け作業の能率化を図って作業時間を短縮することができる。
ところで、本実施形態では前記作用効果に加えて、前記クリップ40はこれに傾斜面41を形成して、この傾斜面41をフロントフェンダ20の折曲部23に摺動自在に圧接させて、このフロントフェンダ20の弾性力により車両後方への移動力を発生させるようにしたので、フロントフェンダ20という既存の部材を利用してヘッドランプユニット30を確実に後方移動させることができるため、構成を簡素化することができる。
また、フロントフェンダ20の車両前方端20aの上下方向に対する傾斜角θ2と、フロントフェンダ20のクリップ40が圧接する折曲部23の上下方向に対する傾斜角θ3とを、アウターレンズ32の車両後方端32aの上下方向に対する傾斜角θ1に沿って形成してθ1=θ2=θ3としたので、ヘッドランプユニット30とフロントフェンダ20との合わせ部の外観を向上して商品価値を高めることができる。
更に、前記クリップ40の傾斜面41を上下対称に形成したので、1種類のクリップ40を左,右のヘッドランプユニット30に用いることができ、ひいてはクリップ40の形成コストを低減することができる。
更にまた、第1固定部33にヘッドランプユニット30を締結する時に、アウターレンズ32の車両後方端32aとフロントフェンダ20の車両前方端20aとの間に、取り外し可能にスペーサー50を介装したので、ヘッドランプユニット30の取付け後にスペーサー50を取外すことにより、アウターレンズ32とフロントフェンダ20との間に、スペーサー50の鍔部52の厚みによって決定される最適な隙間を設けることができる。
このため、前記隙間は一定となるため、異なる作業者による個体間のバラツキを無くし、ヘッドランプユニット30の周囲の外観を高められるとともに、アウターレンズ32がフロントフェンダ20に接触するのを確実に無くして、フロントフェンダ20の車両前方端20aが発錆するのを防止でき、または、前記隙間に緩衝用のラバー材を用いるのを廃止してコスト削減を図ることができる。
図11,図12は本発明の第2実施形態を示し、図11はヘッドランプユニットの取付け状態を示す車体前部片側の要部斜視図、図12は図11中B−B線に沿った拡大断面図である。
本実施形態のヘッドランプの取付け構造は、基本的には前記第1実施形態と同様で、フロントエンドモジュール10(図1参照)の車幅方向両側部とフロントフェンダ20の前側部分との間にヘッドランプユニット30が取付けてある。
本実施形態が前記第1実施形態と主に異なる点は、本実施形態にあっては前記第1実施形態における第1取付け部21および第1固定部33が無く、第2取付け部22と第2固定部34との部分でのみ、ヘッドランプユニット30の側部とフロントフェンダ20とを、ボルト挿通孔22a、ボルト穴34aを通して締結手段である図外のボルトで締結するようにしている。
前記第2取付け部22には、バンパーブラケット60を取付けて、このバンパーブラケット60により図外のフロントバンパーのバンパーサイド部を支持するようにしている。
第2取付け部22の延設基部には、前後2つの取付け孔61,61を形成してあって、これら取付け孔61,61にグロメット62を係着してあり、該グロメット62にボルト63を螺装してバンパーブラケット60を取付けてある。
一方、第2固定部34の車幅方向外側の側部には、前記第2取付け部22と第2固定部34とを図外のボルトにより締め付けてヘッドランプユニット30を締結する時に、前記前側のグロメット62の先端縁と摺接してヘッドランプユニット30を車両後方に移動させる後方移動手段としての斜面部64を曲折成形してある。
また、本実施形態にあっても、第2取付け部22と第2固定部34とをボルトで締め付けてヘッドランプユニット30を締結する時に、このヘッドランプユニット30とフロントフェンダ20の車両前方端20aとの間に、取外し可能にスペーサー50を介装するようにしている(図9,10参照)。
以上の構成により本実施形態のヘッドランプの取付け構造によれば、ヘッドランプユニット30の取付け時に、フロントフェンダ20の第2取付け部22とハウジング31の第2固定部34とを図外のボルトにより車幅方向に締め付けることにより、該第2取付け部22が車幅方向内方に移動し、これによって前方のグロメット62の先端縁が第2固定部34の斜面部64を車幅方向内方に押圧する。
すると、前記斜面部64には図12の矢印aに示す車幅方向内方へ作用する押圧力が、矢印bに示すようにヘッドランプユニット30を車両後方への移動力として変換して発生するようになり、これによってヘッドランプユニット30を自動的に車両後方へ引き込むことができる。
このとき、アウターレンズ32の車両後方端32aとフロントフェンダ20の車両前方端20aとの間にはスペーサー50を配置してあり(図10参照)、車両後方に引き込まれたヘッドランプユニット30は、アウターレンズ32がスペーサー50の鍔部52に当接するまで後方移動し、図10に示すようにこの鍔部52がアウターレンズ32の車両後方端32aとフロントフェンダ20の車両前方端20aとの間に挟まれた状態となる。
このように前記第2固定部34の締結が完了した後に、ヘッドランプユニット30上部の取付け片35,36をボルトB2の締付けにより支持アーム12に固定することになる(図1参照)。
従って、本実施形態では第2固定部34とフロントフェンダ20の第2取付け部22とをボルトにより締め付けることにより、前記第1実施形態と同様に作業者がヘッドランプユニット30の位置を調整することなく、その取付け位置を簡単に決定できるようになり、ヘッドランプユニット30周囲の隙間のバラツキを無くして外観を向上することができる。
また、本実施形態では前記第1実施形態における第1固定部33,第1取付け部21およびクリップ40を省略できるため、構造がより簡単となり部品点数も削減できることからコストダウンに大きく寄与することができる。
前記第2実施形態では、第2固定部34に斜面部64を形成しているが、図13に示す第3実施形態のようにバンパーブラケット60の前端部に、車幅方向内方に延出する斜面部65を設け、これが第2固定部34の前側隅角部に圧接することで、ヘッドランプユニット30を後方移動させるようにしてもよい。
ところで、本発明のヘッドランプの取付け構造は前記第1〜第3実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
本発明の第1実施形態におけるヘッドランプユニットの取付け状態を示す車体前部片側の平面図である。 本発明の第1実施形態におけるヘッドランプユニットの取付け状態を示す車体前部片側の要部斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるヘッドランプユニットの後部斜視図である。 本発明の第1実施形態における(a)はクリップの斜視図、(b)はクリップの側面図、(c)はクリップの平面図である。 本発明の第1実施形態におけるヘッドランプユニットの取付け過程でのクリップとフロントフェンダとの関係を示す平面図である。 本発明の第1実施形態におけるヘッドランプユニットの取付け状態でのクリップとフロントフェンダとの関係を示す平面図である。 本発明の第1実施形態における(a)はヘッドランプユニットを取付けたフロントフェンダの前端部分を概略的に示す側面図、(b)はヘッドランプユニットを取り外したフロントフェンダの前端部分を概略的に示す側面図である。 本発明の第1実施形態におけるスペーサーの配置状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるスペーサーの斜視図である。 図8中A−A線に沿った拡大断面図である。 本発明の第2実施形態におけるヘッドランプユニットの取付け状態を示す車体前部片側の要部斜視図である。 図11中B−B線に沿った拡大断面図である。 本発明の第3実施形態を示す図12と同様の拡大断面図である。
符号の説明
10 フロントエンドモジュール
20 フロントフェンダ
20a フロントフェンダの車両前方端
21 第1取付け部
23 折曲部
30 ヘッドランプユニット
31 ハウジング
33 第1固定部
33a スタッドボルト(締結手段)
33b ナット(締結手段)
40 クリップ(後方移動手段)
41 傾斜面
50 スペーサー
60 バンパーブラケット
64,65 斜面部
θ1 ヘッドランプユニットの車両後方端の傾斜角
θ2 フロントフェンダの車両前方端の傾斜角
θ3 フロントフェンダの折曲部の傾斜角

Claims (7)

  1. フロントエンドモジュールの車幅方向両側に配設したヘッドランプユニットをフロントフェンダの前端部に組み付けるようにしたヘッドランプの取付け構造において、
    ヘッドランプユニットをフロントフェンダに締結する締結手段と、
    この締結手段による前記ヘッドランプユニットの締結時に、前記フロントフェンダと前記ヘッドランプユニットとを圧接して、前記フロントフェンダと前記ヘッドランプユニットとの間で車幅方向に発生する押圧力を前記ヘッドランプの車両後方への移動力に変換する後方移動手段とを設けたことを特徴とするヘッドランプの取付け構造。
  2. 後方移動手段は、ヘッドランプユニットに設けられ、フロントフェンダに形成した車幅方向内方への折曲部に摺動自在に圧接する傾斜面を備えたクリップであることを特徴とする請求項1に記載のヘッドランプの取付け構造。
  3. ヘッドランプユニットの後端部外側面から連続的に配置されるフロントフェンダの車両前方端の上下方向に対する傾斜角と、フロントフェンダのクリップが圧接する折曲部の上下方向に対する傾斜角とを、ヘッドランプユニットの後端の上下方向に対する傾斜角に沿って形成したことを特徴とする請求項2に記載のヘッドランプの取付け構造。
  4. クリップの傾斜面を上下対称に形成したことを特徴とする請求項2または3に記載のヘッドランプの取付け構造。
  5. 後方移動手段は、ヘッドランプユニット又はフロントフェンダのいずれか一方に設けられ、前記ヘッドランプユニットの車両後方への移動力に変換する斜面部であることを特徴とする請求項1に記載のヘッドランプの取付け構造。
  6. 斜面部がフロントフェンダに取付けられるバンパーブラケットに設けられていることを特徴とする請求項5に記載のヘッドランプの取付け構造。
  7. 締結手段によるヘッドランプユニットの締結時に、このヘッドランプユニットとフロントフェンダの車両前方端との間に取り外し可能にスペーサーを介装したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のヘッドランプの取付け構造。

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