JP2005286985A - 画像に付与する色調の設定 - Google Patents

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Abstract


【課題】 画像に付与する色調の設定を容易に行うことができる技術を提供する。
【解決手段】 画像の編集において色調を設定する際に、以下のような処理を行う。まず、画像の色調を規定する複数の色調パラメータを実質的に指定するための色調指定部210と、色見本画像を表示するための見本画像表示領域220と、を含む色調設定画面200を表示する。そして、色調指定部210を通じて複数の色調パラメータを指定する。その後、指定された複数の色調パラメータに応じて、色見本画像の色調を調整する。そして、指定された複数の色調パラメータを確定する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、画像に付与する色調を設定する技術に関する。
従来より、明度のみの情報を有するモノクロ画像に好みの色調を付して表示し、また印刷するための技術が公開されている。モノクロ画像に付する色調としては、寒色気味の色調(以下「クール調」と呼ぶ)、暖色気味の色調(以下「ウォーム調」と呼ぶ)、写真が褪色した色合い(以下「セピア調」と呼ぶ)などがある。
たとえば、特許文献1においては、ディスプレイ画面を通じて画像編集の内容を指定し、画像を編集する技術が開示されている。
特開平5−210719
しかし、上記の技術においては、編集結果の画像を視認しつつ編集内容を調整することができない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、画像に付与する色調の設定を容易に行うことができる技術を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、画像の編集において以下の処理を行う。すなわち、まず、画像の色調を規定する複数の色調パラメータを実質的に指定するための色調指定部と、見本画像を表示するための見本画像表示領域と、を含む色調設定画面を表示する。そして、色調指定部を通じて複数の色調パラメータを実質的に指定する。その後、指定された複数の色調パラメータに基づいて、所定の基準画像に色調を付して見本画像を生成するための表示用変換テーブルを生成する。そして、表示用変換テーブルに基づいて見本画像を生成し、見本画像表示領域に再表示する。また、指定された複数の色調パラメータに基づいて、編集対象である印刷画像(編集画像)に色調を付してインク色で表現するための印刷用変換テーブルを生成する。このような態様とすれば、色調付与の結果を見ながら、印刷する画像に付与する色調を決定することができる。
なお、印刷画像は、各画素の色が所定の色系列の中の一つの色である画像であることが好ましい。なお、この所定の色系列は、互いに明度が異なる複数の色の集合である。一方、印刷画像は、通常のカラー画像であってもよい。
また、基準画像も、各画素の色が前述の所定の色系列の中の一つの色である画像であることが好ましい。このような態様とすれば、ユーザは、色調が付与されていない基準画像と色調が付与された見本画像との間の色調の変化をより正確に把握することができる。その結果、ユーザは、より正確に付与される色調を把握することができる。
色調設定画面は、さらに、基準画像を表示するための基準画像表示領域を含むことが好ましい。このような態様とすれば、ユーザは、基準画像と見本画像とを比べて色調の変化をより正確に把握することができる。その結果、ユーザは、より正確に付与される色調を把握することができる。
また、色調設定画面を表示する際には、あらかじめ用意された複数の画像の中から、基準画像を選択することが好ましい。このような態様とすれば、簡易な処理で色調付与の見本を示すことができる。
また、印刷画像を受け取った後、印刷画像に基づいて色調を付さずに基準画像を生成する態様とすることもできる。このような態様とすれば、実際の印刷画像に基づく見本画像を見ながら、画像に付与する色調を決定することができる。
なお、印刷用変換テーブルを生成する際には、色調パラメータとインク色の強度とを実質的に対応づけて格納しているテーブルと、指定された複数の色調パラメータと、に基づいて、印刷画像を色調を付さずにインク色で表現するための印刷用基準変換テーブルから、印刷画像に色調を付してインク色で表現するための印刷用変換テーブルを生成することが好ましい。このような態様とすれば、指定された色調パラメータに基づいて、簡易に印刷用変換テーブルを生成することができる。
なお、色調指定部は、複数の色調パラメータを1つの指定点で指定するための色調指定領域を有し、複数の色調パラメータが規定する色調が色調指定領域内の位置から視覚的に認識できるように構成されていることが好ましい。そして、色調パラメータを指定する際には、色調指定領域内において指定点を指定することが好ましい。さらに、そのような態様においては、表示用変換テーブルを生成する際に、指定点の位置に応じて複数の色調パラメータを計算することが好ましい。このような態様とすれば、色調パラメータが規定する色調を視認しつつ、容易に色調を設定することができる。
また、表示用変換テーブルは、画像の画素のうち基準明度を有する画素の色を、基準明度を有する他の色に変換し、画像の画素のうち基準明度よりも明るい明度を有する画素の色を、基準明度よりも明るい明度を有する他の色に変換し、画像の画素のうち基準明度よりも暗い明度を有する画素の色を、基準明度よりも暗い明度を有する他の色に変換するテーブルであることが好ましい。このような態様とすれば、色調の付与によって画像全体の明るさが大きく変動しにくい。
なお、色調設定画面は、画像の明度に関する明度調整パラメータを実質的に指定するための明度調整部を含むことが好ましい。そして、そのような態様においては、以下のような処理を行うことが好ましい。すなわち、明度調整部を通じて明度調整パラメータを実質的に指定する。そして、指定された明度調整パラメータに応じて、表示用変換テーブルを改変する。このような態様とすれば、画像の色調と明るさを簡単に調整することができる。
なお、色調指定領域は、L***表色系においてL*が基準明度であるa**平面を含むことが好ましい。そして、表示用変換テーブルは、a**平面においてa*=b*=0で特定される色を、指定点で特定される色に変換するテーブルであることが好ましい。このような態様とすれば、基準明度の色を、基準明度を有する他の色に変換する色調付与を設定することができる。
印刷用変換テーブルは、L***表色系においてL*が基準明度でありかつa*=b*=0で特定される色を、指定点で特定される色の彩度よりも低い彩度を有する色に変換するテーブルであることが好ましい。このような態様とすれば、ユーザは、表示された色調指定部を通じて自己が指定した色調付与に近いと感じられる色調付与を、印刷において得ることができる。
また、a*=b*=0で特定される色のパッチを色調設定画面に表示することが好ましく、指定点が指定された後には、指定点で特定される色のパッチを色調設定画面に表示することが好ましい。このような態様とすれば、ユーザは、所定の面積を有するパッチで表現された色同士を比較して、指定した指定点による色調付与が妥当であるかどうかを確認することができる。よって、指定した指定点による色調付与が妥当であるかどうかの確認が容易である。
なお、色調指定領域は、L***表色系においてL*が基準明度であって、それぞれa*とb*とが所定の範囲の値を有する指定平面を含むことが好ましい。そして、指定平面内の各点の色は、指定平面内に含まれる所定の基準点に近いほど彩度が低いことが好ましい。Dを、指定平面内の各点の基準点からの距離とし、cを正の定数としたとき、さらに、以下の条件が満たされることが好ましい。すなわち、指定平面内に含まれ基準点を含む第1の領域内の各点の彩度Cv1は、Cv1<c×Dの条件を満たす。そして、第1の領域の外側に位置する第2の領域内の各点の彩度Cv2は、Cv2≧c×Dの条件を満たす。このような態様とすれば、指定平面における各点の色の変化が、人間の目により自然に感じられるように色調指定領域を構成することができる。
また、色調指定領域は、中心に明度のみで表すことができるグレーの点を有し、色調指定領域内の位置に応じて、各位置の色の彩度と色相の少なくとも一方が段階的に異なっているカラーサークルとすることができる。そして、基準明度は、指定点で特定される色の明度とすることができる。このような態様とすれば、指定点で特定される色に基づいて、画像全体の明度が大きく変動しにくい色調付与を決定することができる。
なお、基準明度を有する無彩色のパッチを色調設定画面に表示することが好ましく、指定点が指定された後には、指定点で特定される色のパッチを色調設定画面に表示することが好ましい。このような態様とすれば、ユーザは、所定の面積を有するパッチで表現された色同士を比較して、指定した指定点による色調付与が妥当であるかどうかを確認することができる。よって、指定した指定点による色調付与が妥当であるかどうかの確認が容易である。
なお、表示用変換テーブルは、カラーサークルの中心のグレーを、指定点で特定される色に変換するテーブルとすることもできる。このような態様とすれば、カラーサークルの中心と指定点に表示されている2色の色に基づく色調付与を設定することになるため、直感的に色調付与を設定することができる。
また、印刷用変換テーブルは、カラーサークルの中心のグレーを、指定点で特定される色の彩度よりも低い彩度を有する色に変換するテーブルであることが好ましい。このような態様とすれば、ユーザは、表示された色調指定部を通じて自己が指定した色調付与に近いと感じられる色調付与を、印刷において得ることができる。
また、カラーサークルの中心のグレーのパッチを色調設定画面に表示することが好ましく、指定点が指定された後には、指定点で特定される色のパッチを色調設定画面に表示することが好ましい。このような態様とすれば、ユーザは、所定の面積を有するパッチで表現された色同士を比較して、指定した指定点による色調付与が妥当であるかどうかを確認することができる。
また、編集対象である画像が画素の明度で表すことができる画像である場合には、以下のような態様とすることもできる。この態様においては、カラーサークル内の任意の点は、カラーサークルに対応する仮想的な正三角形であるインクカラー三角形内の対応点にマッピングされている。そして、インクカラー三角形は、カラーサークルと共通する中心を有する正三角形であって、対応点におけるインク色の強度が、対応点からインクカラー三角形の3つの辺に至る3つの垂線の長さに応じて決定されるように構成されている。
このような態様において、印刷用変換テーブルを生成する際には、3つの垂線の長さに応じて、インク色の強度を計算することが好ましい。そして、インク色の強度に基づいて、印刷画像を色調を付さずにインク色で表現するための印刷用基準変換テーブルから、印刷画像に色調を付してインク色で表現するための印刷用変換テーブルを生成することが好ましい。また、表示用変換テーブルを生成する際には、インク色の強度と色調パラメータとを実質的に対応づけて格納しているテーブルと、計算されたインク色の強度と、に基づいて、色調パラメータを決定することが好ましい。このような態様とすれば、指定点に基づいて、印刷用変換テーブルと、表示用変換テーブルを生成することができる。
なお、表示用変換テーブルは、画像の画素のうち基準明度を有する画素の色を、基準明度を有する他の色に変換し、画像の画素のうち基準明度よりも明るい明度を有する画素の色を、基準明度よりも明るい明度を有する他の色に変換し、画像の画素のうち基準明度よりも暗い明度を有する画素の色を、基準明度よりも暗い明度を有する他の色に変換するテーブルであることが好ましい。そして、基準明度は、L***表色系においてL*=40〜60であることが好ましい。このような態様とすれば、明るさに偏りが生じにくい色調付与を設定することができる。
また、印刷用変換テーブルは、画像の画素のうち基準明度を有する画素の色を、上記の他の色の彩度よりも低い彩度を有する色に変換するテーブルであることが好ましい。このような態様とすれば、ユーザは、表示された色調指定部を通じて自己が指定した色調付与に近いと感じられる色調付与を、印刷において得ることができる。
また、基準明度を有する無彩色のパッチを色調設定画面に表示することが好ましく、指定点が指定された後には、基準明度を有する他の色のパッチを色調設定画面に表示することが好ましい。このような態様とすれば、ユーザは、所定の面積を有するパッチで表現された色同士を比較して、指定した指定点による色調付与が妥当であるかどうかを確認することができる。
また、たとえば、色調設定装置として本発明を実現する場合には、画像を表示する画像表示部と、使用者の指示を受け取る入力部と、画像表示部を制御し、指示に応じて色調を設定する制御部と、を備える色調設定装置とすることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、色調設定方法および装置、色調設定補助方法および装置、印刷制御方法および装置、印刷方法および装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
以下では、発明の実施の形態を次の順序で説明する。
A.第1の実施形態.
B.第2の実施形態.
C.第3の実施形態.
D.第4の実施形態.
E.第5の実施形態.
F.変形例.
A.第1の実施の形態.
図1は、第1の実施形態の印刷システムのソフトウェアの構成を示すブロック図である。コンピュータ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。また、オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれている。
アプリケーションプログラム95は、マウス130やキーボード120から入力されるユーザの指示に応じて、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3色の色成分からなる原画像データORGをCD−R140から読み込む。そして、ユーザの指示に応じて、原画像データORGに画像のレタッチなどの処理を行う。アプリケーションプログラム95は、処理を行った画像を、ビデオドライバ91を介してCRTディスプレイ21に画像を表示する。また、アプリケーションプログラム95は、ユーザからの印刷指示を受け取ると、プリンタドライバ96に印刷指示を出し、処理を行った画像を初期画像データPIDとしてプリンタドライバ96に出力する。
プリンタドライバ96は、初期画像データPIDをアプリケーションプログラム95から受け取り、これをプリンタ22が処理可能な印刷画像データFNL(ここではシアン、マゼンダ、イエロー、第1〜第3の無彩色インクの6色についての多値化された信号)に変換する。
図1に示した例では、プリンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、色変換テーブル104と、ハーフトーンモジュール99と、並べ替えモジュール100とが備えられている。
解像度変換モジュール97は、初期画像データPIDの解像度をプリンタ22で印刷を行う際の解像度に変換する。色変換モジュール98は、カラー画像の印刷においては、色変換テーブル104の3次元ルックアップテーブル104aを参照しつつ、RGBの階調値で各画素の色が現されている画像データMID1を、プリンタ22が使用するシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、第1〜第3の無彩色インク(K1〜K3)の階調値で各画素の色が表された画像データMID2に変換する。なお、第1〜第3の無彩色インクは、その順に明度が高い無彩色インクである。また、色変換モジュール98は、モノクロ画像の印刷においては、色変換テーブル104の印刷用1次元ルックアップテーブル104cを参照しつつ、モノクロの画像データMID1を、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、第1〜第3の無彩色インク(K1〜K3)の階調値で各画素の色が表された画像データMID2に変換する。
ハーフトーンモジュール99は、各画素の各色の濃度が各色の階調値で表された画像データMID2にハーフトーン処理を行うことによって、各色の濃度が各画素におけるドットの有無で表される画像データMID3(「印刷データ」または「ドットデータ」とも呼ぶ)に変換する。
こうして生成された画像データMID3は、並べ替えモジュール100によりプリンタ22に転送すべきデータ順に並べ替えられて、最終的な印刷画像データFNLとして出力される。
プリンタ22は、紙送りモータによって用紙Pを搬送する機構と、キャリッジモータによってキャリッジ31を用紙Pの搬送方向SSと垂直な方向MSに往復動させる機構と、キャリッジ31に搭載されインクの吐出およびドット形成を行う印刷ヘッド28と、各種の設定データを格納しているP−ROM42と、これらの紙送りモータ,キャリッジモータ,印刷ヘッド28、P−ROM42および操作パネル32を制御するCPU41とから構成されている。プリンタ22は、印刷画像データFNLを受け取って、印刷画像データFNLに応じてシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、第1〜第3の無彩色インク(K1〜K3)で印刷媒体上にドットを形成し、印刷を実行する。
なお、本明細書においては、「印刷装置」とは、狭義にはプリンタ22のみをさすが、広義にはコンピュータ90とプリンタ22とを含む印刷システム全体を表す。
A2.色変換処理:
図2は、アプリケーションプログラム95から出力される初期画像データPIDがモノクロ画像のデータであり、プリンタドライバ96においてそのモノクロ画像に所定の色調を付して印刷を行う場合の手続きを示すフローチャートである。ここでは、モノクロ画像に対し、まず色調を設定し、その後に明るさを設定する例について説明する。なお、ここでいう「モノクロ画像」は、画像を構成する各画素について明度のみの情報を有する画像データであってもよいし、各画素についてレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の等しい階調値を有する画像データであってもよい。
図3は、プリンタドライバ96の色調設定画面200を示す説明図である。アプリケーションプログラム95から印刷指示が出されると、CRTディスプレイ21にプリンタドライバ96のユーザインターフェイス画面が表示される。このプリンタドライバ96のユーザインターフェイス画面において、ユーザがモノクロ印刷のタブ(図3の左上参照)を選択すると、図2のステップS10において、図3に示す色調設定画面200が表示される。色調設定画面200は、画像に付す色調を規定するパラメータを指定するためのカラーサークル210と、色見本画像を表示するための見本画像表示領域220と、画像の明るさを規定する明度パラメータを指定するための明度スケール230と、画像のコントラストを規定するコントラストパラメータを指定するためのコントラストスケール240と、を有する。
色調設定画面200は、また、画像に付す色調を規定するパラメータの設定をあらかじめ用意されたものの中から選択するためのカラートーン選択部250、ガンマ補正を行う場合にガンマ値を指定するガンマ値指定部260を有する。
色調設定画面200は、さらに、カラーサークル210、明度スケール230、コントラストスケール240、カラートーン選択部250、ガンマ値指定部260を通じて設定されたパラメータに従って、初期画像データPIDに対して画像変換を行った場合の色見本画像を見本画像表示領域220に表示させるためのプレビューボタン270を有する。そして、印刷処理を中止するためのキャンセルボタン280と、設定されたパラメータを確定し、それらのパラメータに沿って画像変換を行って印刷を実行させるためのプリントボタン290と、を有する。
ステップS10において色調設定画面200が表示される際には、見本画像表示領域220には、初期画像データPIDに対して所定の解像度変換を行った画像が表示される。なお、初期画像データPIDとは無関係に、あらかじめ用意された画像を色見本画像として見本画像表示領域220に表示してもよい。モノクロ画像に所定の色調を付して印刷を行う際に使用するための画像としては、画素の明度のみで表現された白黒画像を用意することが好ましい。
カラーサークル210は、L***表色系において、L*が55であるa**平面であり、かつ、a*=b*=0を中心点Oとする半径20の円に含まれる部分である。すなわち、カラーサークル210は、グレーの点を中心に有し、カラーサークル210内の位置に応じてa*、b*の少なくともいずれか一つが段階的に異なっている円盤である。
色調設定画面200が表示されると、ユーザは、ステップS20(図2参照)において、マウス130を介してカーソルCSを操作し、カラーサークル210内の一点を指定する。この点を「指定点Pcc」と呼ぶ。ユーザは、前述のような、位置に応じて色成分の強度が段階的に異なっているカラーサークル210において一点を指定することで、モノクロ画像に付する色調を指定することができる。このため、容易かつ直感的にモノクロ画像に付する色調を指定することができる。このような、色調設定画面200の表示およびユーザからの指示の受け取りは、色変換モジュール98の機能部としてのユーザインターフェイス部98aが行う。
指定点Pccが指定されると、プリンタドライバ96は、ステップS30において、見本画像表示領域220に表示されている色見本画像を、その指定点Pccの位置に応じて調整する。
図4は、図2のステップS30において色見本画像を調整する際の手続きを示すフローチャートである。指定点Pccが指定されると、プリンタドライバ96は、ステップS302において、カラーサークル210内の指定点Pccの色と同じ色を表すL***表色系の座標(L0 *、a1 *、b1 *)を計算する。そして、ステップS304において、その(L0 *、a1 *、b1 *)と同じ色を表すsRGB表色系の座標(R1、G1、B1)を計算する。なお、指定点Pccは、L*が55であるa**平面であるカラーサークル210内の点なので、L0 *は55である。
また、プリンタドライバ96は、ステップS306において、カラーサークル210の中心点Oと同じ色を表すsRGB表色系の座標(R0、G0、B0)を計算する。なお、カラーサークル210の中心点Oは、L***表色系において(55,0,0)で表される。こうして、ユーザが入力したパラメータに沿って、指定点Pccの色と同じ色を表すsRGB表色系の座標(R1、G1、B1)と、中心点Oと同じ色を表すsRGB表色系の座標(R0、G0、B0)が計算される。このような計算を行うのは、色変換モジュール98の機能部である色調決定部98bである。
図5は、色変換カーブCr,Cg,Cbを示す説明図である。プリンタドライバ96は、ステップS308において、指定点Pccに対応する(R1、G1、B1)と中心点Oに対応する(R0、G0、B0)に基づいて、色変換カーブCr,Cg,Cbを生成する。モノクロ画像は、各画素についてRGBの互いに等しい階調値を有する画像として表すことができる。色変換カーブは、モノクロ画像に色調を付す際に、RGBの各階調値をどのように変化させるかを規定するカーブである。なお、色変換カーブの符号Cの添え字r、g、bがそれぞれRGBの色を表す。図5において、横軸は変換前のRGBの階調値であり、縦軸は変換後のRGBの階調値である。したがって、RGBの階調値の最大値を255すると、図5のグラフにおいてすべての色変換カーブは、原点(0,0)と点(255,255)とを通っている。色変換カーブが、原点(0,0)と点(255,255)とを結ぶ直線であった場合は、その色変換カーブは無変換を表す。
たとえば、色変換カーブCrは、図5において原点(0,0)と点(255,255)、さらに、(R0,R1)を通る2次曲線として生成される。なお、点(R0,R1)は、通常、図5のグラフの中央近辺、言い換えれば、原点(0,0)と点(255,255)を結ぶ直線の近傍に位置する。このため、原点(0,0)、点(255,255)および点(R0,R1)の3点を通る2次曲線は、通常、階調値の最大値Rmaxを上回ったり、0を下回ったりすることはない。
このような色変換カーブCrは、レッド(R)の階調値が0である画素においては、変換後のレッドの階調値も0とする。そして、レッドの階調値が255である画素においては、変換後のレッドの階調値も255とする。さらに、レッドの階調値がR0である画素においては、変換後のレッドの階調値はR1とする。他の色変換カーブCg,Cbも同様に、G0とG1並びにB0とB1に基づいて生成される。なお、色変換カーブCr,Cg,Cbは、実際には、RGBの変換前の各階調値に対応する変換後の各階調値を格納した表示用変換テーブル104bとして生成される(図1参照)。
色変換カーブCr,Cg,Cbによれば、中心点に対応する(R0、G0、B0)のグレー、すなわち明度L*が55のグレーは、指定点Pccに対応する色(R1、G1、B1)に変換される。このように、色変換カーブCr,Cg,Cbによる変換は、カラーサークル210の中心点Oに表示されている色を、ユーザが指定した指定点Pccの色に変換する。よって、ユーザは、カラーサークル210を使用して、直感的にモノクロ画像に付する色調を把握しつつ、色調を指定することができる。
なお、中心点O、指定点Pccとも、L***表色系においてL*が55のa**平面(カラーサークル210)内にある。このため、L*が55のグレーの画素は、色変換後も明度が変わらない。
画素の明度をYとし、その画素のレッド、グリーン、ブルーの階調値をR,G,Bとすると、Y=0.299R+0.587G+0.114Bである。また、図5の色変換カーブCr,Cg,Cbはいずれも単調増加である。言い換えれば、(R1,G1,B1)=(Rmax,Gmax,Bmax)でないかぎり、入力階調値が大きいほど、出力階調値も大きくなる。なお、Rmax,Gmax,Bmaxは、それぞれ、レッド、グリーン、ブルーの階調値の最大値である。よって、図5の色変換カーブCr,Cg,Cbに沿った色変換では、以下のような色変換が行われる。
すなわち、この色変換においては、中心点に対応するL*=55のグレーよりも明るい色を有する画素は、L*=55よりも明るい色に変換される。また、L*=55よりも暗い色を有する画素は、L*=55よりも暗い色に変換される。よって、モノクロ画像内の所定の明度(ここではL*=55)よりも明るいグレーの部分が、カラーサークル210を使用した色調の付与によってその所定の明度より暗くなり、その結果、画像全体が暗くなってしまうことがない。また、モノクロ画像内の所定の明度よりも暗いグレーの部分が、色調の付与によってその所定の明度より明るくなり、その結果、画像全体が明るくなってしまうことがない。
なお、本実施形態の色調付与における色変換は、以下のような色変換であるということができる。すなわち、画像の画素のうち基準明度を有する画素の色を、基準明度を有する他の色に変換する。また、画像の画素のうち基準明度以上の明度を有する画素の色を、基準明度以上の明度を有する他の色に変換する。そして、画像の画素のうち基準明度以下の明度を有する画素の色を、基準明度以下の明度を有する他の色に変換する。
ステップS310(図4参照)でプレビューボタン270(図3参照)が押されると、プリンタドライバ96は、ステップS312で、初期画像データPIDが解像度変換された画像を、色変換カーブCr,Cg,Cbに沿って色変換する。そして、ステップS314で色変換後の画像を見本画像表示領域220に表示する。図2のステップS30では、以上のような処理が行われる。
図2のステップS30で色見本画像が表示されると、ユーザは、ステップS40で、色見本画像の色調でよいかどうかを判断する。色見本画像の色調からさらに色調を変更したい場合には、ステップS20に戻る。色見本画像の色調でよい場合には、ステップS50に進む。
ステップS50では、ユーザは、明度スケール230を使用して、画像の明度パラメータを指定する。プリンタドライバ96は、指定された明度パラメータに応じて、色変換カーブCr,Cg,Cbを変形させる。図3のユーザインターフェイス画面においては、たとえば、明度スケール230の指針を右に動かすと画像全体の明度が上がり、明度スケール230の指針を左に動かすと画像全体の明度が下がるような態様とすることができる。明度スケール230の指針の位置によって、明度パラメータLrが指定される。そして、指定された明度パラメータLrに応じて色変換カーブCr,Cg,Cbが変形される。
図6は、階調値の明度変換カーブCbrを示す説明図である。明度の変換は、たとえば、以下のように行うことができる。明度スケール230の指針が右に動かされると、明度パラメータLrは1より大きい値に設定される。そして、明度スケール230の指針が左に動かされると、明度パラメータLrは1より小さい値に設定される。そして、明度変換カーブCbrは、横軸を入力階調値、縦軸を出力階調値としたとき、以下のような形状に設定される。
基準入力階調値Rref0を、たとえば、入力階調値0〜255の中間である128とする。そして、基準入力階調値Rref0をLr倍した値Rref1を基準出力階調値Rref1とする。明度変換カーブCbrは、原点(0,0)と点(Rmax,Rmax)、さらに、(Rref0,Rref1)を通る曲線として生成される。
明度パラメータLrが1より大きい場合は、図6においてCbr1として示すように、明度変換カーブCbr1は、上に凸の曲線として生成される。このような明度変換カーブCbrによる色変換は、入力階調値0とRmaxを除いて、各階調値をより大きな値に変換する。たとえば、図6においては、階調値R11〜R16は、それぞれより大きな階調値R31〜R36に変換されている。一方、明度パラメータLrが1より小さい場合は、図6においてCbr2として示すように、明度変換カーブCbrは、下に凸の曲線として生成される。このような明度変換カーブCbr2による色変換は、入力階調値0とRmaxを除いて、各階調値をより小さな値に変換する。
ところで、図5に示されたR,G,B各色の色変換カーブCr,Cg,Cbは、具体的には、それぞれ入力階調値と出力階調値の組み合わせで特定されるサンプル点の集合である「色変換テーブル」の形で保持することができる。たとえば、レッドの色変換カーブCrは、点(0,0)、点(R0,R1)、点(Rmax,Rmax)を含む複数のサンプル点の集合を表す色変換テーブルとすることができる。ここでは、色変換テーブルが含む入力値と出力値の組み合わせは、0〜255の整数をとる入力階調値と、それらの入力階調値にそれぞれ対応する256個の出力階調値の組み合わせの集合であるものとする。
なお、色変換テーブルは、256個よりも少ない、たとえば、128個や64個、さらには32個や16個の、入力階調値と出力階調値の組み合わせ(サンプル点)の集合を表すテーブルとすることもできる。そのような色変換テーブルを使用して階調値を変換する際には、テーブル中に含まれていない入力階調値に対しては、テーブルに含まれている出力階調値の間を補間して得た出力階調値を、出力値として与えることが好ましい。
図7は、明度変換カーブCbrに従った階調値変換によって変形されたレッドの色変換カーブCr'を示すグラフである。変形前のレッドの色変換カーブCrを実線で示し、変形後のレッドの色変換カーブCr'を破線で示す。図6の明度変換カーブCbrが決定されると、レッドの色変換カーブCrの形状を決定している各サンプル点の出力階調値は、明度変換カーブCbrに従った階調値変換によって変換される。たとえば、明度変換カーブCbrが、図6のCbr1の様な形状である場合は、各サンプル点の出力階調値は、より大きな値に変換される。図7においては、入力階調値R0に対する出力階調値R1(図5参照)は、より大きな値である出力階調値R1'に変換されている。
なお、色変換カーブはテーブルの形ではなく、入力値が与えられたときに出力値を得ることができる数式の形で保持することもできる。そのような態様においては、階調値の変換に際して、色変換カーブの数式による変換と、明度変換カーブによる変換との両方を実行することで、階調値変換が実現される。そのような階調値変換を一つの変換曲線で表すと、図7の色変換カーブCr'となる。
明度スケール230(図3参照)を介して、ユーザによって明度パラメータLrが指定されると、色変換カーブCrは、以上のようにして変形される。色変換カーブCg,Cbについても同様に、同じ明度変換カーブCbrにより変形される。
その後、プレビューボタン270が押されると、プリンタドライバ96は、解像度変換された初期画像データPIDを色変換カーブCr,Cg,Cbに沿って変換し、見本画像表示領域220に表示する。これらの処理は、図4のステップS310〜S314と同じである。
このように、ステップS30で、表示用変換テーブル104bとしての色変換カーブCr,Cg,Cbを生成し、ステップS60で色変換カーブCr,Cg,Cbを変形させるのは、色変換モジュール98の機能部である表示用変換テーブル生成部98cである。
ステップS60で色見本画像が表示されると、ユーザは、ステップS70で、色見本画像の明るさでよいかどうかを判断する。色見本画像の明るさからさらに明るさを変更したい場合には、ステップS50に戻る。再度、色調を変更したい場合には、ステップS20に戻る。そして、色見本画像の明るさ、色調でよい場合には、ステップS80に進み、プリントボタン290(図3参照)を押して印刷指示を出す。
なお、第1の実施形態では、前述のように、ステップS20,S30で色調を付す際に画像全体の明度が大きく変化しにくい。よって、ステップS20における色調の調整と、ステップS50における明るさの調整を繰り返す場合にも、色調の再調整によってすでに設定した画像の明るさが大きく変わってしまうことがない。よって、ユーザは容易に色調と明るさを調整することができる。
ステップS80でプリントボタン290が押され印刷指示が出されると、ステップS90において、プリンタドライバ96の色変換モジュール98は、指定点Pccの位置(色)に基づいて画像データMID2を生成し、ハーフトーンモジュール99に渡す。画像データMID2は、ハーフトーンモジュール99、並べ替えモジュール100を経て印刷画像データFNLに変換され、プリンタ22で印刷される。
図8は、印刷用基準1次元ルックアップテーブル104dを示す説明図である。印刷用基準1次元ルックアップテーブル104dは、色調を付さずにモノクロ画像を印刷する際に、グレーの階調値をプリンタ22が使用するシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、第1〜第3の無彩色インク(K1〜K3)の階調値に変換するための1次元ルックアップテーブルである。図8のグラフの横軸はグレーの階調値であり、横軸上で右に行くほどグレーの明るさは明るくなり、左に行くほど暗くなる。図8の縦軸は、C、M、Y、K1〜K3の階調値である。色変換モジュール98の機能部である印刷用変換テーブル生成部98dは、この印刷用基準1次元ルックアップテーブル104dに基づいて、印刷用1次元ルックアップテーブル104cを生成する。印刷用1次元ルックアップテーブル104cは、モノクロ画像に色調を付して印刷する際に使用される。
図9は、第1のパラメータ対応テーブル104eを表す図である。第1のパラメータ対応テーブル104eは、指定点Pccと同じ色を表すsRGB表色系の座標(R1、G1、B1)と、プリンタのインク色CMYそれぞれについての強調係数Rc,Rm,Ryの組み合わせとを、を対応づけて格納している。強調係数Rc,Rm,Ryは、モノクロ画像に色調を付すために、印刷用基準1次元ルックアップテーブル104dのシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)のグラフ(図8参照)をどのように変形させるか、を規定するパラメータである。Rc=Rm=Ry=1のとき、印刷用1次元ルックアップテーブル104cは、印刷用基準1次元ルックアップテーブル104dと等しくなる。
図10は、ステップS90において画像データMID2を生成する際の手続きを示すフローチャートである。色変換モジュール98の機能部である印刷用変換テーブル生成部98dは、まず、ステップS902において、第1のパラメータ対応テーブル104e(図9参照)と、図4のステップS304で得た指定点Pccで特定される色(R1,G1,B1)と、に基づいて、CMYそれぞれについての強調係数Rc,Rm,Ryを求める。
図11は、印刷用1次元ルックアップテーブル104cを示す説明図である。印刷用変換テーブル生成部98dは、図10のステップS904において、印刷用基準1次元ルックアップテーブル104d(図8参照)のシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)のグラフを、それぞれRc倍、Rm倍、Ry倍することによって、印刷用1次元ルックアップテーブル104cを生成する。図11では、マゼンタ(M)のグラフがRm倍されることによって拡大されている。拡大後のマゼンタのグラフをM'として示す。
色変換モジュール98は、図10のステップS906で、以上のようにして生成された印刷用1次元ルックアップテーブル104cに基づいて、グレーの階調値で各画素の色(明るさ)が現されている画像データMID1を、インク色C、M、Y、K1〜K3の階調値で表されたカラーの画像データMID2に変換する(図1参照)。
このように、第1の実施形態では、モノクロ画像に付す色調や明るさを設定する際に、調整が反映された色見本画像を見ながらパラメータを設定することができる。このため、ユーザは容易に好ましい色調、明るさをモノクロ画像に付すことができる。
また、第1の実施形態では、ユーザが指定した指定点Pccに基づいて、表示用変換テーブル104bを生成して色見本画像を示すとともに(図2のS30参照)、印刷用1次元ルックアップテーブル104cを生成して印刷用の画像データMID2を生成することができる(図2のS90参照)。
B.第2の実施形態.
図12は、第2の実施形態の手続きを示すフローチャートである。第1の実施形態では、図2のステップS20でカラーサークル210内に指定点Pccを指定することによって色調を指定し、ステップS50で、明度スケール230を指定することによって明るさを指定した。第2の実施形態では、ステップS50で明るさを指定した後、さらに、コントラストスケール240を操作してコントラストの調整を行う。他の点は第1の実施形態と同じである。
第2の実施形態において、ステップS70でユーザが色見本画像の明るさでよいと判断した場合には、処理はステップS100に進む。ステップS100では、ユーザは、コントラストスケール240(図3参照)を介して、コントラスト調整の程度を指定する。
図13は、レッドの階調値のコントラスト変換カーブCcを示す説明図である。ステップS50までの処理によって計算された各画素のレッドの階調値は、コントラスト調整の処理において、コントラスト変換カーブCcに沿って変換される。なお、図13では、コントラスト変換カーブCcの例として、カーブCc1,Cc2の二つを示している。コントラストスケール240を介して決定され、コントラスト調整の程度を規定するコントラストパラメータとしては、たとえば、変換前の階調値の中央近辺の領域(たとえば、図13の入力階調値R13〜R14の領域)におけるコントラスト変換カーブの傾きとすることができる。ステップS110において、プリンタドライバ96は、コントラストスケール240で指定されたコントラストパラメータに応じて、コントラスト変換カーブCcを生成する。
たとえば、コントラストスケール240の指針が、中央よりも右の強の側に操作された場合には、コントラスト変換カーブCc1に示すように、入力階調値の中央近辺における曲線の傾きがより正の方に大きくなるようにコントラスト変換カーブを生成する。また、コントラストスケール240の指針が、中央よりも左の弱の側に操作された場合には、コントラスト変換カーブCc2に示すように、入力階調値の中央近辺における曲線の傾きがより負の方に大きくなるようにコントラスト変換カーブを生成する。コントラストスケール240の指針が、中央にあるときは、コントラストカーブは、図13において(0,0)と(Rmax,Rmax)を結ぶ直線となる。
コントラスト変換カーブCc1による階調値変換は、変換前の階調値が0であるときは、コントラスト変換後の階調値も0とする。そして、変換前の階調値が最大値Rmaxであるときは、コントラスト変換後の階調値もRmaxとする。また、コントラスト変換カーブCc1による階調値変換は、入力階調値R13とR14および出力階調値R23とR24の間隔からわかるように、変換前の階調値の中央近辺の階調値の差がより大きくなるように階調値変換を行う。そして、入力階調値R16とR17および出力階調値R26とR27の間隔、ならびに入力階調値R11とR12および出力階調値R21とR22の間隔からわかるように、変換前の階調値が大きい領域の階調値の差、および変換前の階調値が小さい領域の階調値の差は、より小さくなるように階調値変換を行う。このような階調値の変換を行うことで、画像のコントラストが強調される。
一方、コントラスト変換カーブCc2による階調値変換は、入力階調値の中央近辺の階調値の差がより小さくなるように階調値変換を行う。そして、入力階調値が大きい領域の階調値の差、および入力階調値が小さい領域の階調値の差は、より大きくなるように階調値変換を行う。このような階調値の変換を行うことで、画像のコントラストが弱められる。
なお、具体的には、図5の色変換カーブCr,Cg,Cbを表す表示用変換テーブル104bの出力階調値が図13のコントラスト変換カーブによって変換され、改めて表示用変換テーブル104bの出力階調値として格納される。変換の手順は、第1の実施形態における明度変換カーブCbrによる色変換カーブCr,Cg,Cbの変形と同じである。
その後、プレビューボタン270が押されると、プリンタドライバ96は、解像度変換された初期画像PIDを、出力階調値が改変された色変換カーブCr,Cg,Cbに沿って変換し、見本画像表示領域220に表示する。以上の処理が図12のステップS110で行われる処理である。
ステップS110で色見本画像が表示されると、ユーザは、ステップS120で、色見本画像のコントラストでよいかどうかを判断する。色見本画像のコントラストからさらにコントラストを変更したい場合には、ステップS100に戻る。再度、色調を変更したい場合には、ステップS20に戻る。また、フローチャートには示されていないが、明るさを変更したい場合には、ステップS50に戻る。そして、色見本画像のコントラスト、明るさ、色調でよい場合には、ステップS80に進み、プリントボタン290(図3参照)を押して印刷指示を出す。この態様においては、コントラストパラメータは、色調パラメータに反映されて、モノクロ画像のコントラストを規定することになる。
第2の実施形態においては、ユーザは色見本画像を見ながらコントラストの調整を行うことができる。このため、ユーザは、モノクロ画像に容易に好みの色調、明るさ、コントラストを付すことができる。
C.第3の実施形態
第3の実施形態では、色調設定画面200におけるカラーサークルの構成(図3参照)、および色調付与の方法(図4参照)が第1の実施形態とは異なる。他の点は第1の実施形態と同じである。
図14は、第3の実施形態のカラーサークル213を示す説明図である。第3の実施形態においては、カラーサークル213は、グレーの点を中心に有し、カラーサークル213内の位置に応じてレッド、グリーン、ブルーの少なくともいずれか一つが段階的に異なっている円盤である。第3の実施形態のカラーサークル213の外周部分は段階的に変化する色の中に、色相環の各色を有している。このカラーサークル213は、たとえば、円の外周上であって12時の位置にレッド0、ブルー100%、グリーン0の点Pbを有し、円の外周上であって4時の位置にレッド0、ブルー0、グリーン100%の点Pgを有し、円の外周上であって8時の位置にレッド100%、ブルー0、グリーン0の点Prを有する。中心点O3は、レッド33%、ブルー33%、グリーン33%のグレーの点である。
図15は、第3の実施形態において色見本画像を調整する際の手続きを示すフローチャートである。第1の実施形態と同様に、ユーザは、モノクロ画像に付す色調を指定する際に、カラーサークル213内に指定点Pcc3を指定する(図2のステップS20参照)。指定点Pcc3が指定されると、プリンタドライバ96は、ステップS322において、カラーサークル210内の指定点Pcc3の色と同じ色を表すsRGB表色系の座標(R1,G1,B1)を計算する。そして、ステップS324において、その(R1,G1,B1)と同じ色を表すL***表色系の座標(L1 *、a1 *、b1 *)を計算する。
また、プリンタドライバ96は、ステップS326において、指定点Pcc3と同じ明度を有するグレー、すなわち、L***表色系における座標が(L1 *、0、0)である色について、同じ色を表すsRGB表色系の座標(R0,G0,B0)を計算する。こうして、ユーザが入力したパラメータに沿って、指定点Pcc3の色と同じ色を表すsRGB表色系の座標(R1、G1、B1)と、指定点Pcc3と同じ明度を有するグレーを表すsRGB表色系の座標(R0、G0、B0)が計算される。このような計算を行うのは、色変換モジュール98の機能部である色調決定部98b(図1参照)である。
その後、ステップS328において、レッドの階調値R0がR1に変換されるような2次曲線の色変換カーブCr、グリーンの階調値G0がG1に変換されるような2次曲線の色変換カーブCg、ブルーの階調値B0がB1に変換されるような2次曲線の色変換カーブCbを生成する(図5参照)。色変換カーブCr,Cg,Cbを生成する手順は、図4のステップS308と同じである。以下、図15のステップS330,S332,S334の手順は、図4のステップS310,S312,S314の手順と同じである。第3の実施形態においては、表示用変換テーブル104bは、以上のようにして生成される。また、印刷用1次元ルックアップテーブル104cは、第1の実施形態と同様にして生成される。
このような態様としても、ユーザは、色見本画像を視認しながら、モノクロ画像に付す色調を簡易に設定することができる。また、第3の実施形態では、カラーサークル213は必ずしも明度が一定の色を表示しているわけではない。しかし、第3の実施形態では、カラーサークル213の中心点のグレーではなく、指定点Pcc3と同じ明度を有するグレーを指定点Pcc3の色に変換するように、色調を付している。このため、色調付与の際に、画像の明度が大きく変化してしまうことがない。なお、第3の実施形態においては、指定点Pcc3の明度L1 *が特許請求の範囲にいう「基準明度」である。
D.第4の実施形態
第4の実施形態の印刷システムのソフトウェアは、第1のパラメータ対応テーブル104e(図1および図9参照)に変えて、第2のパラメータ対応テーブル104fを備えている。そして、第4の実施形態では、カラーサークルの構成(図3参照)、モノクロ画像に付与する色調の決定方法、および画像データMID1から画像データMID2を生成する方法が、第1の実施形態とは異なる。他の点は第1の実施形態と同じである。よって、以下では、モノクロ画像に付与する色調を決定し、色見本画像を調整し、画像データMID2を生成する際の手順について説明する。
図16は、第4の実施形態におけるカラーサークル214およびCMYカラー三角形215の関係を示す説明図である。第4の実施形態においては、カラーサークルは、グレーの点を中心に有し、カラーサークル内の位置に応じてシアン、マゼンタ、イエローの少なくともいずれか一つが段階的に異なっている円盤である。第4の実施形態のカラーサークルの外周部分も、それぞれ所定の場所に色相環の色を有している。このカラーサークルは、たとえば、円の外周上であって12時の位置にシアン0、イエロー100%、マゼンタ0の点Pyを有し、円の外周上であって4時の位置にシアン0、イエロー0、マゼンタ100%の点Pmを有し、円の外周上であって8時の位置にシアン100%、イエロー0、マゼンタ0の点Pcを有する。中心点O4は、シアン33%、イエロー33%、マゼンタ33%のグレーの点である。
カラーサークル214内の任意の点は、カラーサークル214に対応する仮想的な正三角形であるCMYカラー三角形215内の対応点にマッピングされている。CMYカラー三角形215は、カラーサークル214と共通する中心点O4を有する正三角形である。すなわち、カラーサークル214の中心点O4は、CMYカラー三角形215の中心点O4と対応している。また、カラーサークル214の円周上の点Pcは、CMYカラー三角形215の一の頂点Vcと対応している。同様に、カラーサークル214の円周上の点Pm、Pyは、それぞれCMYカラー三角形215の他の頂点Vm、Vyと対応している。
カラーサークル214内の任意の点をP1とし、点P1と中心点O4を結ぶ線上にあって、点P1側でカラーサークル214の円周と交差する点をP2、さらにその延長線上にあってCMYカラー三角形215の辺と交差する点をP3とする。このとき、カラーサークル214内の点P1と対応するCMYカラー三角形215内の点P4は、点P1と中心点O4を結ぶ線上にあって、点P1を挟んで中心点O4の反対側にある点である。点P4は、さらに以下の条件を満たす。なお、L1〜L4は、それぞれ中心点O4から点P1〜P4までの距離である。
L1/L4=L2/L3 ・・・ (1)
第4の実施形態において、モノクロ画像に付す色調は、カラーサークル214内において指定された指定点Pcc4に基づいて決定されるCMYの強調係数で規定される。そして、指定点Pcc4に基づいて決定されたCMYの強調係数Rc,Rm,Ryに基づいて、印刷用基準1次元ルックアップテーブル104dのシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)のグラフが改変されて、印刷用1次元ルックアップテーブル104cが生成される。
まず、以下の式でCMYそれぞれについてのパラメータIc,Im,Iyが求められる。なお、以下の式で、Qcは、指定点Pcc4に対応する点Pt4から頂点Vcと向かい合う辺215cにおろした垂線の長さであり、Qmは、点Pt4から頂点Vmと向かい合う辺215mにおろした垂線の長さであり、Qyは、点Pt4から頂点Vyと向かい合う辺215yにおろした垂線の長さである。なお、図16において、点Pt4から辺215cにおろした垂線の足をPvcとし、点Pt4から辺215mにおろした垂線の足をPvmとし、点Pt4から辺215yにおろした垂線の足をPvyとする。
Ic=Qc/(Qc+Qm+Qy) ・・・ (2)
Im=Qm/(Qc+Qm+Qy) ・・・ (3)
Iy=Qy/(Qc+Qm+Qy) ・・・ (4)
垂線の長さの和(Qc+Qm+Qy)は常に一定となることから、(Ic+Im+Iy)は常に1となる。また、Ic,Im,Iyは、それぞれ0から1までの値をとる。
図17は、シアンのパラメータIcからシアンの強調係数Rcを決定する変換カーブCicである。図17から分かるように、強調係数RcとパラメータIcの関係は線形ではない。ただし、変換カーブCicは、Icが1/3のとき、強調係数Rcが1となるように定められている。図示しないが、マゼンタのパラメータImからマゼンタの強調係数Rmを決定する変換カーブ、イエロのパラメータIyからイエロの強調係数Ryを決定する変換カーブも同様である。
指定点Pcc4が中心点O4と一致するとき、Qc,Qm,Qyは互いに等しくなり、式(2)〜(4)より、パラメータIc,Im,Iyは互いに等しい値をとる。このとき、Ic=Im=Iy=1/3である。そして、このとき、変換カーブに基づいて、シアン、マゼンタ、イエロの強調係数は、Rc=Rm=Ry=1となる(図17参照)。
色変換モジュール98の機能部である印刷用変換テーブル生成部98dは、印刷用基準1次元ルックアップテーブル104d(図8参照)のシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)のグラフを、それぞれRc倍、Rm倍、Ry倍することによって、印刷用1次元ルックアップテーブル104cを生成する(図11参照)。
色変換モジュール98は、以上のようにして生成された印刷用1次元ルックアップテーブル104cに基づいて、グレーの階調値で各画素の色(明るさ)が現されている画像データMID1を、インク色C、M、Y、K1〜K3の階調値で表されたカラーの画像データMID2に変換する(図1参照)。第4の実施形態においては、インク色の階調値で表されたカラーの画像データMID2の生成は以上のようにして行われる。
第4の実施形態においては、プリンタドライバ96の色調設定画面200(図3参照)における色見本画像の調整は以下のようにして行われる。
図18は、第2のパラメータ対応テーブル104fを表す図である。第2のパラメータ対応テーブル104f(図示せず)は、式(2)〜(4)で得られたCMYそれぞれについてのパラメータIc,Im,Iyの組み合わせと、L***表色系で表された色の階調値と、を対応づけて格納している。より具体的には、第2のパラメータ対応テーブル104fは、「パラメータIc,Im,Iyがそれぞれ所定の値をとることによって規定される色調付与」を行ったとき、階調値100のグレーが変換される色を、L***表色系で表された色の階調値(L1 *,a1 *,b1 *)として格納している。
なお、このとき、第2のパラメータ対応テーブル104fに格納されているL1 *は、30〜70であることが好ましく、40〜60であることがより好ましく、45〜55であることがさらに好ましい。
図19は、第4の実施形態において色見本画像を調整する際の手続きを示すフローチャートである。色変換モジュール98の機能部である色調決定部98bは、式(2)〜(4)でパラメータIc,Im,Iyが得られると、まず、ステップS342で、第2のパラメータ対応テーブル104fを参照して、そのパラメータIc,Im,Iyが規定する色調付与が、階調値100のグレーをどのような色に変換するのかを、L***表色系の階調値(L1 *,a1 *,b1 *)として求める。そして、第2のパラメータ対応テーブル104fを参照して得られたL***表色系の階調値(L1 *,a1 *,b1 *)を、ステップS344で、sRGB表色系の階調値(R1,G1,B1)に変換する。
なお、L1 *が40のとき、R1,G1,B1は約80となる。L1 *が60のとき、R1,G1,B1は約130となる。L1 *およびその結果としてのR1,G1,B1がこのような値である場合には、画像の暗い部分の階調の差が極端に小さくなったり、画像の明るい部分の階調の差が極端に小さくなったりすることなく、色調付与を行うことができる。
また、色調決定部98bは、ステップS346で、L***表色系において(100,0,0)で表される明度100のグレーの、sRGB表色系における階調値(R0,G0,B0)を求める。パラメータIc,Im,Iyが規定する色調付与は、(R0,G0,B0)で表される色(グレー)を、(R1,G1,B1)で表される色に変換するものである。これら、R1,G1,B1が、特許請求の範囲にいう「色調パラメータ」である。
色調決定部98bは、ステップS348において、レッドの階調値R0がR1に変換されるような2次曲線の色変換カーブCr、グリーンの階調値G0がG1に変換されるような2次曲線の色変換カーブCg、ブルーの階調値B0がB1に変換されるような2次曲線の色変換カーブCbを生成する(図5参照)。色変換カーブCr,Cg,Cbを生成する手順は、図4のステップS308と同じである。以下、図15のステップS350,S352,S354の手順は、図4のステップS310,S312,S314の手順と同じである。
このような態様としても、ユーザは、色見本画像を視認しながら、モノクロ画像に付す色調を簡易に決定することができる。また、第4の実施形態においては、色見本画像は、印刷用の画像データへの色調付与を規定するIc,Im,Iyに基づいて色調を付与されるため、より印刷画像に忠実な色見本画像を表示することができる。
E.第5の実施形態.
E1.概要:
図20は、第5の実施形態のプリンタドライバ96aの色調設定画面200aを示す説明図である。色調設定画面200aは、図3の色調設定画面200に加えて、さらに、予め用意された色見本画像(以下、「基準画像」という)を表示するための基準画像表示領域222と、カラーサークル210aの中心点Oの色を表示するグレーパッチ310と、カラーサークル210a内の指定点Pccの色を表示するためのカラーパッチ320と、を有している。
そして、第5の実施形態においては、カラーサークル210aの構成が第1の実施形態とは異なっている。また、第1のパラメータ対応テーブル104eおよび印刷用1次元ルックアップテーブル104cが、所定の条件を満たすように構成されている。他の点は、第5の実施形態のプリンタドライバ96aおよび色調設定画面200aは、第1の実施形態のプリンタドライバ96および色調設定画面200と同じである。
E2.カラーサークル:
第1の実施形態のカラーサークル210では、各点に表示される色は、a**平面であるカラーサークル210上の各点の位置と一致していた。その結果、各点の表示色の彩度Cvと、中心点Oからの距離Dとは、比例の関係にあった。しかし、第5の実施形態では、カラーサークル210a内の各点に表示される色は、カラーサークル210a内の各点の位置と一致しない。その結果、第5の実施形態のカラーサークル210aでは、各点の表示色の彩度Cvは、各点の中心点Oからの距離Dに対して非線形である。
ただし、各点の表示色の彩度Cvは、各点の中心点Oからの距離Dに対して単調増加である。すなわち、中心点Oに近い点ほど彩度は低くなる。また、各点の中心点Oからの距離Dに対する各点の表示色の彩度Cvの変化は、中心点Oを中心として、各方向について等しい。そして、カラーサークル210a内の各点の表示色は、明度L*=55の色である。
図22は、カラーサークル210aに含まれる各点であって、中心点O、点Pc1,Pc2を通る直線(図20参照)に沿った各点の表示色の彩度Cvを示すグラフである。横軸は、各点の中心点Oからの距離Dである。なお、点Pc1の中心点Oからの距離D1は、D0×1/4である。点Pc2の中心点Oからの距離D2は、D0×3/4である。図22においては、点Pc1に対応する点をpc1で示し、点Pc2に対応する点をpc2で示す。
カラーサークル210a内において、中心点Oを中心とし、半径Db=Do/2である円を、円Bcとする。そして、カラーサークル210a内の領域であって円Bc内の領域を、領域A1とする。カラーサークル210a内の領域であって円Bc外の領域を、領域A2とする。図20に示すように、点Pc1は領域A1内にあり、点Pc2は領域A2内にある。また、点Pc1,Pc2と同一直線上にあって、かつ円Bc上にある点をPcbとする。図22においては、点Pcbに対応する点をpcbで示す。
円Bc内の領域A1においては、各点の中心点Oからの距離Dに対して各点の表示色の彩度を表す線Ccvは、図22に示すように、下に凸の2次曲線である。そして、円Bc外の領域A2においては、各点の表示色の彩度を表す線Ccvは、直線である。この直線部分は、図22において点Oと点p0(D0,Cvmax)を通る直線L0と重なる。ここで、Cvmaxは、カラーサークル210a内における彩度の最大値である。
直線L0の傾きを定数cとすると、直線L0で決定される彩度Cvsは、以下の式で表される。
Cvs=c×D ・・・ (5)
図22から分かるように、領域A1については、点Oおよび点Pbを除く各点の彩度Cv1は、直線L0で定められる彩度よりも小さい。すなわち、領域A1の各点の彩度Cv1は、以下の式を満たす。
Cv1<c×D ・・・ (6)
一方、領域A2については、各点の彩度Cv2は、直線L0で定められる彩度と等しい。すなわち、領域A2の各点の彩度Cv2は、以下の式を満たす。
Cv2=c×D ・・・ (7)
カラーサークル210aの各点は、以上のような表示色の彩度を有する。
図22において、点p1における曲線Ccvの接線をL11で示す。図22から分かるように、直線L11の傾きは、直線L0の傾きよりも小さい。一方、領域A1内においては、彩度を表す曲線は下に凸の2次曲線である。このため、領域A11内においては、曲線Ccv上の各点における接線の傾きは、点p1における接線の傾きよりも小さくなる。
直線L0の傾きは、領域A2内の各点における、中心点Oからの距離Dの増分に対する彩度Cvの増分に等しい。そして、領域A11内の曲線Ccvの接線の傾きは、対応する各点における、中心点Oからの距離Dの増分に対する彩度Cvの増分に等しい。よって、領域A11内における中心点Oからの距離Dの増分に対する彩度Cvの増分は、領域A2内における中心点Oからの距離Dの増分に対する彩度Cvの増分よりも小さい。
人の視覚は、彩度の低い領域における彩度の変化を、彩度の高い領域における彩度の変化よりも敏感にとらえる。よって、上記のように、彩度の低い領域について、中心点Oからの距離の増分に対する表示色の彩度の増分を、彩度の高い領域に比べて小さくすることで、カラーサークル210a内の各点の表示色の変化の仕方が、人の目に自然に感じられる。
E3.印刷用1次元ルックアップテーブルと第1のパラメータ対応テーブル:
第5の実施形態においても、第1のパラメータ対応テーブル104e(図1参照)は、指定点Pccの表示色データと同じ色を表すsRGB表色系の座標(R1、G1、B1)と、プリンタのインク色CMYそれぞれについての強調係数Rc,Rm,Ryの組み合わせとを、を対応づけて格納している。しかし、第5の実施形態の第1のパラメータ対応テーブル104eは、以下で述べるような条件を満たすように構成されている。
第5の実施形態においては、表示用変換テーブル104bは、第1の実施形態と同じ手順で形成される。よって、表示用変換テーブル104bによれば、カラーサークル210aの中心点Oのグレーは、指定点Pccが有する色データで特定される色に変換される。一方、印刷用1次元ルックアップテーブル104cに、カラーサークル210aの中心点Oのグレーと同じ色を表す明度の階調値が入力された場合には(図11参照)、出力値である各インク色の階調値は、指定点Pccの色データで特定される色を再現しない。すなわち、印刷用1次元ルックアップテーブル104cの出力値である各インク色の階調値に従って印刷を実行すると、印刷用紙上に再現される色は、指定点Pccの色データで特定される色よりも彩度の低い色となる。
また、第5の実施形態のカラーサークル210aでは、各点の表示色の彩度Cvは、各点の中心点Oからの距離Dに対して単調増加である。よって、カラーサークル210aの最外周の点は、最も彩度の高い色で表示されている。印刷用1次元ルックアップテーブル104cの、各入力階調値に対する出力階調値の組み合わせのうち、上記のカラーサークル210aの最外周の点に対応する色を印刷用紙上に再現する組み合わせは、その点の表示色の彩度Cvよりも彩度が低い色を再現する。
第5の実施形態では、印刷用1次元ルックアップテーブル104cは、以上の条件を満たすように構成される。そして、印刷用1次元ルックアップテーブル104cを生成する際に参照される強調係数Rc,Rm,Ryを格納している第1のパラメータ対応テーブル104eは、生成される印刷用1次元ルックアップテーブル104cがそのような条件を満たすように、生成される。
なお、印刷用1次元ルックアップテーブル104cは、モノクロの各階調値に対して、全体に、表示用変換テーブル104bよりも彩度の低い色調を付与することが好ましい。そして、印刷用1次元ルックアップテーブル104cを生成する際に参照される強調係数Rc,Rm,Ryを格納している第1のパラメータ対応テーブル104eは、生成される印刷用1次元ルックアップテーブル104cは、そのような条件を満たすように、設定されることが好ましい。
人間の視覚は、印刷物など、物体に当たった光の反射光によって再現される色の彩度の変化を、ディスプレイなど、自ら発光している物の光によって再現される色の彩度の変化よりも敏感に認識する。よって、印刷用1次元ルックアップテーブル104c、および第1のパラメータ対応テーブル104eを以上のように構成することで、ユーザは、ディスプレイ上で指定した色調付与に感覚的に近い色調付与を、印刷の際の色調付与について、得ることができる。
なお、印刷用1次元ルックアップテーブル104cが「所定の色を、所定の彩度よりも低い彩度を有する色に変換するテーブル」であるか否かは、以下のようにして検証することができる。
カラーサークル210aの中心点Oのグレーと同じ色を表す明度の階調値のデータを、印刷用1次元ルックアップテーブル104cを使って、プリンタ22で印刷する。その際、印刷媒体は、そのプリンタ22用の印刷用紙であって、かつ写真の印刷用に指定されている白の印刷用紙とする。そして、その印刷結果を側色器で測定して、印刷結果の色の彩度を得る。その彩度が、指定点Pccに対応づけられている色データの彩度よりも小さいか否かを検討する。測定結果による彩度が指定点Pccに対応づけられている色データの彩度よりも小さい場合は、「印刷用紙上に再現される色は、指定点Pccの色データで特定される色よりも彩度の低い色である。」といえる。なお、第5の実施形態では、カラーサークルの各点に対応づけられている色データの色は、カラーサークルの各点に表示されている色に等しい。
E4.モノクロ画像に所定の色調を付して印刷を行う場合の手続き:
以下では、第5の実施形態においてモノクロ画像に所定の色調を付して印刷を行う場合の手続きを、第1の実施形態との差異を中心に説明する。以下で言及する手続き以外の手続きは、第5の実施形態の印刷手続きは、第1の実施形態と同じである。
第5の実施形態では、図2のステップS20で色調設定画面200aが表示されると、基準画像表示領域222には、あらかじめ用意された基準画像が表示される。基準画像は、画素の明度のみで表現された白黒画像である。また、色調設定画面200a内のグレーパッチ310には、カラーサークル210aの中心点Oの色が表示される。
また、この時点では、色調設定画面200aにおいて基準画像表示領域222の隣に配されている見本画像表示領域220には、基準画像表示領域222と同じく、基準画像が表示される。そして、色調設定画面200aにおいてグレーパッチ310の隣に配されているカラーパッチ320も、この時点では、カラーサークル210aの中心点Oの色のパッチとして表示される。
図2のステップS20で指定点Pccが指定されると、カラーパッチ320(図20参照)に指定点Pccの表示色、すなわち指定点Pccに対応づけられている色データで特定される色が表示される。一方、隣接するグレーパッチ310には、カラーサークル210aの中心点Oの色が表示されている。よって、ユーザは、二つのパッチを比べて、自己が指定点Pccによって指定した色調付与の内容を確認することができる。すなわち、ユーザは、カラーサークル210aの中心点Oと、指定点Pccという、二つの「点」の色を比較して検討する場合よりも、容易に色調付与の内容を確認することができる。
ステップS30では、基準画像が指定点Pccの位置に応じて調整され、見本画像表示領域220に表示される。一方、隣接する基準画像表示領域222には、基準画像、すなわち調整前の色見本画像が表示されている。よって、ユーザは、二つの画像を比べて、自己が指定点Pccによって指定した色調付与の内容を確認することができる。
F.変形例.
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
F1.変形例1:
第1の実施形態では、カラーサークル210は、L*が55であるa**平面であった。しかし、カラーサークル210はそのような態様に限定されない。すなわち、カラーサークルは、たとえば、明度のみで表すことができるグレーの点を中心に有し、カラーサークル内の位置に応じて、各位置の色の彩度と色相の少なくとも一方が段階的に異なっているものとすることができる。
F2.変形例2:
第1の実施形態は、色変換カーブは、2次曲線として生成されていた(図5参照)。しかし、色変換カーブは、3次曲線、4次曲線、ベジエ曲線など、他の曲線として生成することもできる。すなわち、色変換カーブは、sRGB表色系において(R0,G0,B0)で表される色を、指定点で規定される(R1,G1,B1)に変換するものであればよい。
なお、色変換カーブは、sRGB表色系において(0,0,0)で表される色を、(0,0,0)で表される色に変換し、(Rmax,Gmax,Bmax)で表される色を、(Rmax,Gmax,Bmax)で表される色に変換するものであることが好ましい。また、色変換カーブは、単調増加のカーブであることがより好ましい。
また、色変換カーブとして、3次曲線、4次曲線、ベジエ曲線などを使用する場合は、色変換カーブを生成する際に、曲線が通る点として(0,0)、(Rmax,Rmax)以外に複数の点を指定することが好ましい(図5参照)。たとえば、レッドの階調値を使用して説明すると、3次曲線を使用する場合には、階調値R0を階調値R1に変換することを示す点(R0,R1)以外に、階調値R2を階調値R3に変換することを示す点(R2,R3)を指定することが好ましい。また、4次曲線を使用する場合には、さらに、階調値R4を階調値R5に変換することを示す点(R4,R5)を指定することが好ましい。
なお、色変換カーブを生成する際に、初期カーブとして2次曲線を使用し、所定の場合に、2次曲線の一部を改変して、色変換カーブとすることもできる。たとえば、原点(0,0)と点(255,255)、点(R0,R1)を通る2次曲線(図5参照)の一部が階調値の最大値Rmaxを上回る場合には、その部分は一定値Rmaxをとるものとしてもよい。また、原点(0,0)と点(255,255)、点(R0,R1)を通る2次曲線の一部が0を下回る場合には、その部分は一定値0をとるものとしてもよい。
また、明度の調整において使用される明度パラメータは、以下のようなものとすることができる。たとえば、レッドの明度パラメータLrは、色変換カーブCr(図5参照)が通過する(R0,R1)のR1に掛けて、これを増大または減少させる係数とすることができる。そして、明度を調整する際には、R1にLrを掛けて生成された階調値R1'に、もとの階調値R0を変換するような、色変換カーブCrを生成する態様とすることができる。その変換カーブは、第1の実施形態において説明したように、2次曲線として生成することもでき、上述のように、他の曲線として生成することもできる。他の色の明度パラメータについても同様である。
F3.変形例3:
第2の実施形態では、色調の付与(図2のステップS20,S30参照)、明るさの指定(図2のステップS50,S60参照)、そして、コントラストの指定(のステップS100,S110参照)を、その順に行っていた。しかし、これらの処理は、任意の順番で行うことができる。また、これらの処理はそれぞれ一つだけ行って印刷を実行することもできる。
さらに、ユーザは、カラートーン選択部250を操作して、画像に付す色調を規定するパラメータの設定をあらかじめ用意されたものの中から選択することもできる。あらかじめ用意するパラメータの設定としては、寒色気味の色調であるクール調、暖色気味の色調であるウォーム調、写真が褪色した色合いであるセピア調などとすることができる。
また、ユーザは、色調設定画面200のガンマ値指定部260(図3参照)を介してガンマ値を入力し、画像に対してガンマ補正を行うこととしてもよい。
F4.変形例4:
第3の実施形態においては、指定点によって規定される色変換は、sRGB表色系において(R1,G1,B1)で表される指定点に、指定点と同じ明度を有するグレーを色変換するものであった。しかし、第3の実施形態のカラーサークル213を有する態様において、第1の実施形態と同様に、指定点によって規定される色変換は、sRGB表色系において(R1,G1,B1)で表される指定点に、中心点O3の色を変換するものとすることもできる。
F5.変形例5:
上記各実施形態では、見本画像表示領域220に表示される色見本画像は、初期画像データPIDに対して所定の解像度変換を行った画像、およびその画像に対して色調変換、明るさの変換、コントラストの変換等を行ったものであった。しかし、見本画像表示領域220に表示される色見本画像としては、あらかじめ用意された複数種類のモノクロ画像の中からユーザが適宜選択したものとすることができる。あらかじめ用意する複数種類のモノクロ画像としては、風景の画像、人物の画像、絵画の画像などとすることができる。
あらかじめ用意された複数種類のモノクロ画像は、アプリケーション95が印刷命令を発し、プリンタドライバ96の色調設定画面が表示された際に、CRTディスプレイ21上に表示されることが好ましい。そのような態様において、ユーザは、印刷対象である画像に適した色見本画像を選択することができる。プリンタドライバ96は、選択された色見本画像を見本画像表示領域220に表示し設定されたパラメータに応じて画像変換を行って、再度、見本画像表示領域220に表示する。
F6.変形例6:
第4の実施形態では、カラーサークルと対応づけられている三角形は、各頂点にシアン100%、マゼンタ100%、イエロ100%の点を有する三角形であった。しかし、カラーサークルと対応づけられている三角形は、各頂点にレッド100%、グリーン100%、ブルー100%の点を有する三角形とすることもできる。そのような三角形において、対応点から各辺へおろした垂線の長さに基づいて、RGBの強度を決定し、その後、RGBの強度をCMYの強度に変換して、印刷用の画像データへの色調付与に使用してもよい。
F7.変形例7:
上記各実施形態では、色調設定画面200は、ユーザがモノクロ画像に付する色調を指定するための領域として、カラーサークルを有していた。しかし、ユーザがモノクロ画像に付する色調を指定するための領域は、円形には限らない。たとえば、第4の実施形態において、CMYカラー三角形を表示する態様とすることもできる。そのような態様とすれば、カラーサークル内の各点とCMYカラー三角形内の各点とのマッピングが不要となる。
F8.変形例8:
上述した各実施形態では、有彩色インクとしてC,M,Yの3種類のインクを用いていたが、これ以外の有彩色インクや同色系の濃淡有彩色インクを用いることも可能である。また、本発明は、少なくとも1種類の有彩色インクをモノクローム画像の印刷に利用可能な場合に適用することができる。但し、2種類以上の有彩色インクを利用可能な場合は色調設定の自由度が高いので好ましく、3種類以上の有彩色インクを利用可能な場合が特に好ましい。また、無彩色インクとしては、少なくとも1種類のインクが利用可能であることが好ましい。
F9.変形例9:
上記第5の実施形態では、色調設定画面200aにおいて、予め用意された色見本画像を表示するための基準画像表示領域222と、色調付与後の色見本画像を表示するための見本画像表示領域220と、が並べて表示されていた(図20参照)。しかし、色調設定画面は、他の態様とすることもできる。
たとえば、色調設定画面は、編集対象である印刷画像であって色調付与前の印刷画像を表示する第1の見本画像表示領域と、印刷画像に指定された色調を付与して生成された画像を表示する第2の見本画像表示領域と、を有する態様としてもよい。さらに、色調設定画面は、基準画像表示領域222と、見本画像表示領域220と、第1および第2の見本画像表示領域を有する態様としてもよい。また、付与する色調を指定する前には、予め用意された色見本画像(基準画像)と、編集対象であり色調付与前の印刷画像を、それぞれ表示し、付与する色調が指定されたあとには、それぞれ、色調付与後の色見本画像と、色調付与後の印刷画像と、をそれぞれ表示する領域を有していてもよい。そのような態様とすれば、ユーザは、付与する色調をより容易に確認することができる。
また、上記第5の実施形態では、あらかじめ用意する色見本画像(基準画像)として、明度のみで表現された白黒画像を挙げた。しかし、あらかじめ用意する基準画像は、他の態様とすることもできる。たとえば、基準画像は、画素の明度や輝度のみで表現することができる白黒画像とすることができる。さらに、基準画像は、各点の色がレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の階調値で表される画像であって、各点においてRGBの各階調値が互いに等しい値を有する白黒画像とすることができる。
また、基準画像は、各点の色がレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)のうちの一つの色の階調値で表される画像であってもよい。そのような画像は、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)のうちの1色の色の濃淡で表現される。そして、基準画像は、各画素の色をそれぞれ一つの階調値で表現することができる画像とすることができる。そのような画像としては、たとえば、0〜255などの所定の複数の数値(階調値)にあらかじめそれぞれ明度が異なる所定の色が対応づけられており、画像の各画素がそれぞれ所定の複数の数値のうちの一つ(階調値)を有しているという画像がある。そのような画像の各画素の色は、所定の彩度、色相を有していてよく、互いに濃淡(明度)のみが異なる色でなくてもよい。たとえば、基準画像は、白黒画像にクール調、ウォーム調、セピア調等の所定の色調が付された画像とすることもできる。すなわち、基準画像は、各画素の色が、互いに明度が異なる複数の色からなる所定の色系列の中の一つの色である画像とすることができる。
なお、編集対象である画像も、明度のみで表現された白黒画像に限らず、カラー画像であってもよい。また、編集対象である画像は、基準画像について上述したような各画像であってもよく、各画素の色が、互いに明度が異なる複数の色からなる所定の色系列の中の一つの色である画像とすることができる。
F10.変形例10:
上記第5の実施形態では、色変換カーブを作成する際には、カラーサークルの各点の表示色そのものを表す色データを使って、色変換カーブを作成している。しかし、色変換カーブを作成する際には、カラーサークルの各点に対応づけられている色データであって、その点の表示色とは異なる色を表す色データを使って色変換カーブを作成してもよい。
その各点に関連づけられた色データの色の彩度Cdは、各点の中心点Oからの距離Dに対して単調増加であることが好ましい。すなわち、中心点Oに近い点ほど彩度は低くなることが好ましい。また、各点の中心点Oからの距離Dに対する各点の表示色の彩度Cdの変化は、中心点Oを中心として、各方向について等しいことが好ましい。そして、カラーサークル210a内の各点に対応づけられている色データの色は、明度が一定の色、たとえば、明度L*=55の色とすることができる。
また、上記第5の実施形態では、カラーサークルの各点の彩度は、中心点からの距離に応じて、図22の様に変化していた。しかし、カラーサークルの各点の彩度は、他の態様で与えられていてもよい。すなわち、全体が下に凸の2次曲線や、3次曲線、さらに指数関数であってもよい。また、一部にそれらの曲線を含んでも良い。さらに、中心点からの距離Dに対する彩度Cvを決定する線は、中心点を含む第1の領域においては、傾きc1の直線とし、第1の領域の外側に位置する第2の領域においては、c1よりも大きい傾きc2の直線としてもよい。
ただし、中心点を含む第1の領域内の各点の表示色の彩度Cvは、所定の傾きcを有する直線L0:Cv=c×Dに対して下側に位置し、第1の領域の外側に位置する第2の領域内の各点の表示色は、直線L0に対して上側、またはその直線L0上に位置することが好ましい。言いかえれば、第1の領域内の各点の彩度は、直線L0で決定される彩度よりも小さいことが好ましく、第2の領域内の各点の彩度は、直線L0で決定される彩度と等しい彩度、またはより高い彩度であることが好ましい。
なお、第2の領域が第1の領域の「外側に位置する」とは、色調指定領域(カラーサークル)のうち、もっとも彩度が低い色に対応する点を基準点としたとき、第2の領域のうち基準点から最も遠い部分の、基準点からの距離Dmax2が、第1の領域のうち基準点から最も遠い部分の基準点からの距離Dmax1よりも大きい、という意味である。なお、第1の実施形態においては、この基準点は、a*=b*=0の無彩色に対応する中心点Oである。
F11.変形例11:
第5の実施形態においては、カラーパッチ320には、画面上で指定点Pccにおいて表示されている色を表示する態様としていた。しかし、変形例10のように、カラーサークルの各点の表示色と、各点に対応づけられている色データの色と、が異なる場合には、カラーパッチ320に、指定点Pccに対応づけられている色データの色を表示することもできる。
そして、第5の実施形態では、グレーパッチ310は、カラーサークル210aの中心点Oの色を表示し、カラーパッチ320は、指定点Pccの色を表示していた。そして、カラーサークル210aにおいては、画面に表示される色(すなわち、各点に対応づけられている色データの色)は、L***表色系においてL*一定の色であった。しかし、第3の実施形態のような、RGBを基準とするカラーサークルを有する態様や、第4の実施形態のようなCMYを基準とするカラーサークルを有する態様においても、グレーパッチとカラーパッチを表示する態様とすることができる。
第3の実施形態のような、RGBを基準とするカラーサークルを有する態様においては、グレーパッチは、指定点Pcc3と同じ明度を有するグレーを表示することが好ましい。そして、カラーパッチは、指定点Pcc3の色を表すことが好ましい。ここで、「指定点Pcc3の色」は、指定点Pcc3の表示色とすることもできるし、指定点Pcc3に対応づけられた色データの色とすることもできる。
F12.変形例12:
第5の実施形態においては、印刷用1次元ルックアップテーブル104cは、色変換の結果、印刷用紙上に再現される色が、指定点Pccの色データで特定される色よりも彩度の低い色である変換するテーブルであった。そして、カラーサークルは、第1の実施形態と同様に、L***表色系においてL*一定の平面であった。しかし、第3の実施形態のような、RGBを基準とするカラーサークルを有する態様や、第4の実施形態のようなCMYを基準とするカラーサークルを有する態様においても、同様の態様とすることが好ましい。すなわち、印刷用1次元ルックアップテーブル104cは、色変換の結果、印刷用紙上に再現される色が、指定点に対応づけられている色よりも彩度の低い色である変換するテーブルであることが好ましい。そのような態様とすれば、ユーザは、視覚を通じて確認した色調付与に近い色調付与を、印刷において実現することができる。
F13.変形例13:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、プリンタドライバ96(図1参照)の機能の一部をプリンタのCPU41が実行するようにすることもできる。
このような機能を実現するコンピュータプログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。ホストコンピュータは、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を介してプログラム供給装置からホストコンピュータにコンピュータプログラムを供給するようにしてもよい。コンピュータプログラムの機能を実現する時には、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがホストコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをホストコンピュータが直接実行するようにしてもよい。
この明細書において、コンピュータとは、ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。コンピュータプログラムは、このようなコンピュータに、上述の各部の機能を実現させる。なお、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペレーションシステムによって実現されていても良い。
なお、この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
また、上記実施例においては、コンピュータ90はCRTディスプレイ21に接続されていたが、プリンタドライバ96の色調設定画面200を表示する表示装置は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、プロジェクタおよび投影スクリーンなど、他の手段とすることもできる。
第1の実施形態の印刷システムのソフトウェアの構成を示すブロック図。 プリンタドライバ96においてモノクロ画像に所定の色調を付して印刷を行う場合の手続きを示すフローチャート。 プリンタドライバ96の色調設定画面200を示す説明図。 ステップS30において色見本画像を調整する際の手続きを示すフローチャート。 色変換カーブCr,Cg,Cbを示す説明図。 階調値の明度変換カーブCbrを示す説明図。 明度変換カーブCbrに従った階調値変換によって変形されたレッドの色変換カーブCr'を示すグラフ。 印刷用基準1次元ルックアップテーブル104dを示す説明図。 第1のパラメータ対応テーブル104eを表す図。 ステップS90において画像データMID2を生成する際の手続きを示すフローチャート。 印刷用1次元ルックアップテーブル104cを示す説明図。 第2の実施形態の手続きを示すフローチャート。 レッドの階調値のコントラスト変換カーブCc1,Cc2を示す説明図。 第3の実施形態のカラーサークル213を示す説明図。 第3の実施形態において色見本画像を調整する際の手続きを示すフローチャート。 第4の実施形態におけるカラーサークル214およびCMYカラー三角形215の関係を示す説明図。 シアンのパラメータIcからシアンの強調係数Rcを決定する変換カーブCic。 第2のパラメータ対応テーブル104fを表す図。 第4の実施形態において色見本画像を調整する際の手続きを示すフローチャート。 第5の実施形態のプリンタドライバ96aの色調設定画面200aを示す説明図。 図20に示したカラーサークル210aに含まれる各点であって、中心点O、点P1,P2を通る直線に沿った各点の表示色の彩度Cvを示すグラフ。
符号の説明
21...CRTディスプレイ
22...プリンタ
28...印刷ヘッド
31...キャリッジ
32...操作パネル
41...CPU
42...ROM
90...コンピュータ
91...ビデオドライバ
95...アプリケーションプログラム
96,96a...プリンタドライバ
97...解像度変換モジュール
98...色変換モジュール
98a...ユーザインターフェイス部
98b...色調決定部
98c...表示用変換テーブル生成部
98d...印刷用変換テーブル生成部
99...ハーフトーンモジュール
100...並べ替えモジュール
104...色変換テーブル
104a...3次元ルックアップテーブル
104b...表示用変換テーブル
104c...印刷用ルックアップテーブル
104d...印刷用基準1次元ルックアップテーブル
104e...第1のパラメータ対応テーブル
120...キーボード
130...マウス
200,200a...色調設定画面
210,210a...カラーサークル
213...カラーサークル
214...カラーサークル
215...CMYカラー三角形
215c...頂点Vcと向かい合う辺
215m...頂点Vmと向かい合う辺
215y...頂点Vyと向かい合う辺
220...見本画像表示領域
222...基準画像表示領域
230...明度スケール
240...コントラストスケール
250...カラートーン選択部
260...ガンマ値指定部
270...プレビューボタン
280...キャンセルボタン
290...プリントボタン
310...グレーパッチ
320...カラーパッチ
A1...カラーサークル210a内の円Bcの内側の領域
A11...カラーサークル210a内の点Pc1を含む円よりも内側の領域
A2...カラーサークル210a内の円Bcの外側の領域
Bc...カラーサークル210a内の円
CS...カーソル
Cb...色変換カーブ
Cc1...コントラスト変換カーブ
Cc2...コントラスト変換カーブ
Cg...色変換カーブ
Cic...変換カーブ
Cr,Cr'...レッドの色変換カーブ
Cv1...点Pc1の彩度
Cv2...点Pc2の彩度
D1...点Pc1の中心点Oからの距離
D2...点Pc2の中心点Oからの距離
Db...点Pcbの中心点Oからの距離(円Bcの半径)
FNL...印刷画像データ
Ic...シアンの強度を示すパラメータ
Im...マゼンタの強度を示すパラメータ
Iy...イエロの強度を示すパラメータ
L0...点Oと点p0を通る
MID1...解像度変換後の画像データ
MID2...色変換後の画像データ
MID3...ハーフトーン処理後の画像データ
MS...主走査方向
O,O3,O4...カラーサークルの中心点
ORG...原画像データ
P...用紙
PID...初期画像データ
Pb...ブルー100%の点
Pc...シアン100%の点
Pc1,Pc2...カラーサークル210a内の点
Pcb...カラーサークル210a内の円Bc上の点
Pcc,Pcc3,Pcc4...指定点
Pg...グリーン100%の点
Pm...マゼンタ100%の点
Pr...レッド100%の点
Pt4...指定点Pcc4に対応する点
Py...イエロ100%の点
Rc...シアンの強調係数
Rm...マゼンタの強調係数
Rmax...階調値の最大値
Rref0...基準入力階調値
Rref1...基準出力階調値
Ry...イエロの強調係数
SS...印刷媒体の搬送方向(副走査方向)
Vb...ブルー100%の頂点
Vc...シアン100%の頂点
Vm...マゼンタ100%の頂点
Vy...イエロ100%の頂点
p0...カラーサークル210aの最外周の点に対応する点
pc1...カラーサークル210a内の点Pc1に対応する点
pc2...カラーサークル210a内の点Pc2に対応する点
pcb...カラーサークル210a内の点Pcbに対応する点

Claims (25)

  1. 画像の編集において色調を設定する方法であって、
    (a)画像の色調を規定する複数の色調パラメータを指定するための色調指定部と、見本画像を表示するための見本画像表示領域と、を含む色調設定画面を表示する工程と、
    (b)前記色調指定部を通じて前記複数の色調パラメータを指定する工程と、
    (c)前記指定された複数の色調パラメータに基づいて、所定の基準画像に色調を付して前記見本画像を生成するための表示用変換テーブルを生成する工程と、
    (d)表示用変換テーブルに基づいて前記見本画像を生成し、前記見本画像表示領域に再表示する工程と、
    (e)前記指定された複数の色調パラメータに基づいて、編集対象である印刷画像に色調を付してインク色で表現するための印刷用変換テーブルを生成する工程を有する、方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、
    前記印刷画像は、各画素の色が所定の色系列の中の一つの色である画像であり、
    前記所定の色系列は、互いに明度が異なる複数の色の集合である、方法。
  3. 請求項1記載の方法であって、
    前記基準画像は、各画素の色が所定の色系列の中の一つの色である画像であり、
    前記所定の色系列は、互いに明度が異なる複数の色の集合である、方法。
  4. 請求項3記載の方法であって、
    前記色調設定画面は、さらに、前記基準画像を表示するための基準画像表示領域を含む、方法。
  5. 請求項2記載の方法であって、
    前記工程(a)は、
    あらかじめ用意された複数の画像の中から、前記基準画像を選択する工程を含む、方法。
  6. 請求項2記載の方法であって、さらに、
    (f)前記印刷画像を受け取る工程を含み、
    前記工程(a)は、
    前記印刷画像に基づいて色調を付さずに前記基準画像を生成する工程を含む、方法。
  7. 請求項2記載の方法であって、
    前記工程(e)は、
    前記色調パラメータとインク色の強度とを対応づけて格納しているテーブルと、前記指定された複数の色調パラメータと、に基づいて、前記印刷画像を色調を付さずにインク色で表現するための印刷用基準変換テーブルから、前記印刷画像に色調を付してインク色で表現するための印刷用変換テーブルを生成する工程を含む、方法。
  8. 請求項2記載の方法であって、
    前記色調指定部は、前記複数の色調パラメータを1つの指定点で指定するための色調指定領域を有し、前記複数の色調パラメータが規定する色調が前記色調指定領域内の位置から視覚的に認識できるように構成されており、
    前記工程(b)は、
    前記色調指定領域内において前記指定点を指定する工程を含み、
    前記工程(c)は、
    前記指定点の位置に応じて前記複数の色調パラメータを計算する工程を含む、方法。
  9. 請求項8記載の方法であって、
    前記表示用変換テーブルは、
    前記画像の画素のうち基準明度を有する画素の色を、前記基準明度を有する他の色に変換し、
    前記画像の画素のうち前記基準明度よりも明るい明度を有する画素の色を、前記基準明度よりも明るい明度を有する他の色に変換し、
    前記画像の画素のうち前記基準明度よりも暗い明度を有する画素の色を、前記基準明度よりも暗い明度を有する他の色に変換するテーブルである、方法。
  10. 請求項9記載の方法であって、
    前記色調設定画面は、画像の明度に関する明度調整パラメータを指定するための明度調整部を含み、
    前記方法は、さらに、
    (f)前記明度調整部を通じて前記明度調整パラメータを指定する工程と、
    (g)前記指定された明度調整パラメータに応じて、前記表示用変換テーブルを改変する工程と、を含む方法。
  11. 請求項9記載の方法であって、
    前記色調指定領域は、L***表色系においてL*が前記基準明度であるa**平面を含み、
    前記表示用変換テーブルは、前記a**平面においてa*=b*=0で特定される色を、前記指定点で特定される色に変換するテーブルである、方法。
  12. 請求項11記載の方法であって、
    前記印刷用変換テーブルは、L***表色系においてL*が前記基準明度でありかつa*=b*=0で特定される色を、前記指定点で特定される色の彩度よりも低い彩度を有する色に変換するテーブルである、方法。
  13. 請求項11記載の方法であって、さらに、
    前記a*=b*=0で特定される色のパッチを、前記色調設定画面に表示する工程と、
    前記指定点で特定される色のパッチを、前記色調設定画面に表示する工程と、を含む、方法。
  14. 請求項9記載の方法であって、
    前記色調指定領域は、L***表色系においてL*が前記基準明度であって、それぞれa*とb*とが所定の範囲の値を有する指定平面を含み、
    前記指定平面内の各点の色は、前記指定平面内に含まれる所定の基準点に近いほど彩度が低く、
    Dを、前記指定平面内の各点の前記基準点からの距離とし、
    cを正の定数としたとき、
    前記指定平面内に含まれ前記基準点を含む第1の領域内の各点の彩度Cv1は、
    Cv1<c×D
    の条件を満たし、
    前記第1の領域の外側に位置する第2の領域内の各点の彩度Cv2は、
    Cv2≧c×D
    の条件を満たす、方法。
  15. 請求項9記載の方法であって、
    前記色調指定領域は、中心に明度のみで表すことができるグレーの点を有し、前記色調指定領域内の位置に応じて、各位置の色の彩度と色相の少なくとも一方が段階的に異なっているカラーサークルであり、
    前記基準明度は、前記指定点で特定される色の明度である、方法。
  16. 請求項15記載の方法であって、さらに、
    前記基準明度を有する無彩色のパッチを、前記色調設定画面に表示する工程と、
    前記指定点で特定される色のパッチを、前記色調設定画面に表示する工程と、を含む、方法。
  17. 請求項8記載の方法であって、
    前記色調指定領域は、中心に明度のみで表すことができるグレーの点を有し、前記色調指定領域内の位置に応じて、各位置の色の彩度と色相の少なくとも一方が段階的に異なっているカラーサークルであり、
    前記表示用変換テーブルは、前記カラーサークルの中心のグレーを、前記指定点で特定される色に変換するテーブルである、方法。
  18. 請求項17記載の方法であって、
    前記印刷用変換テーブルは、前記カラーサークルの中心のグレーを、前記指定点で特定される色の彩度よりも低い彩度を有する色に変換するテーブルである、方法。
  19. 請求項17記載の方法であって、さらに、
    前記カラーサークルの中心のグレーのパッチを、前記色調設定画面に表示する工程と、
    前記指定点で特定される色のパッチを、前記色調設定画面に表示する工程と、を含む、方法。
  20. 請求項8記載の方法であって、
    前記色調指定領域は、中心に明度のみで表すことができるグレーの点を有し、前記色調指定領域内の位置に応じて、各位置の色の彩度と色相の少なくとも一方が段階的に異なっているカラーサークルであり、
    前記カラーサークル内の任意の点は、前記カラーサークルに対応する仮想的な正三角形であるインクカラー三角形内の対応点にマッピングされており、
    前記インクカラー三角形は、前記カラーサークルと共通する中心を有する正三角形であって、前記対応点におけるインク色の強度が、前記対応点から前記インクカラー三角形の3つの辺に至る3つの垂線の長さに応じて決定されるように構成されており、
    前記工程(e)は、
    前記3つの垂線の長さに応じて、前記インク色の強度を計算する工程と、
    前記前記インク色の強度に基づいて、前記印刷画像を色調を付さずにインク色で表現するための印刷用基準変換テーブルから、前記印刷画像に色調を付してインク色で表現するための印刷用変換テーブルを生成する工程を含み、
    前記工程(c)は、
    インク色の強度と前記色調パラメータとを対応づけて格納しているテーブルと、前記計算されたインク色の強度と、に基づいて、前記色調パラメータを決定する工程を含む、方法。
  21. 請求項20記載の方法であって、
    前記表示用変換テーブルは、
    前記画像の画素のうち基準明度を有する画素の色を、前記基準明度を有する他の色に変換し、
    前記画像の画素のうち前記基準明度よりも明るい明度を有する画素の色を、前記基準明度よりも明るい明度を有する他の色に変換し、
    前記画像の画素のうち前記基準明度よりも暗い明度を有する画素の色を、前記基準明度よりも暗い明度を有する他の色に変換するテーブルであり、
    前記基準明度は、L***表色系においてL*=40〜60である、方法。
  22. 請求項21記載の方法であって、
    前記印刷用変換テーブルは、前記画像の画素のうち前記基準明度を有する前記画素の色を、前記他の色の彩度よりも低い彩度を有する色に変換するテーブルである、方法。
  23. 請求項21記載の方法であって、さらに、
    前記基準明度を有する無彩色のパッチを前記色調設定画面に表示する工程と、
    前記基準明度を有する前記他の色のパッチを前記色調設定画面に表示する工程と、を含む、方法。
  24. 画像の編集において色調を設定するためのプログラムであって、
    画像の色調を規定する複数の色調パラメータを指定するための色調指定部と、見本画像を表示するための見本画像表示領域と、を含む色調設定画面を表示する機能と、
    前記色調指定部を通じて前記複数の色調パラメータの指定を受け取る機能と、
    前記指定された複数の色調パラメータに基づいて、所定の基準画像に色調を付して前記見本画像を生成するための表示用変換テーブルを生成する機能と、
    表示用変換テーブルに基づいて前記見本画像を生成し、前記見本画像表示領域に再表示する機能と、
    前記指定された複数の色調パラメータに基づいて、編集対象である印刷画像に色調を付してインク色で表現するための印刷用変換テーブルを生成する機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  25. 画像の編集において色調を設定するための色調設定装置であって、
    画像を表示する画像表示部と、
    使用者の指示を受け取る入力部と、
    前記画像表示部を制御し、前記指示に応じて前記色調を設定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    画像の色調を規定する複数の色調パラメータを指定するための色調指定部と、見本画像を表示するための見本画像表示領域と、を含む色調設定画面を表示し、
    前記色調指定部を通じて前記複数の色調パラメータの指定を受け取り、
    前記指定された複数の色調パラメータに基づいて、所定の基準画像に色調を付して前記見本画像を生成するための表示用変換テーブルを生成し、
    表示用変換テーブルに基づいて前記見本画像を生成し、前記見本画像表示領域に再表示し、
    前記指定された複数の色調パラメータに基づいて、編集対象である印刷画像に色調を付してインク色で表現するための印刷用変換テーブルを生成する、色調設定装置。
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