JP6040687B2 - 画像処理装置、および、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、色材を用いて画像を印刷するための画像処理に関するものである。
従来から、インクやトナー等の色材を用いて画像を印刷する技術が利用されている。また、画質向上のために、種々の技術が提案されている。例えば、テキストや写真等の属性と、画素の濃度と、に応じて、ハーフトーンのスクリーン線数を選択する技術が提案されている。
特開2003−51943号公報 特開2006−224454号公報 特開2010−119005号公報
ところが、色材の使用量に関連する不具合による影響を低減することに関しては、十分な工夫がなされていないのが実情であった。例えば、色材としてのインクの使用量が多い場合に、印刷の途中の印刷媒体(例えば、紙)が、カールやコックリングなどにより変形する可能性があった。また、色材としてのトナーの使用量が多い場合に、トナーの定着不良が生じる可能性があった。また、色材の使用量を少なく設定する場合には、印刷された画像が薄くなる可能性があった。
本発明の主な利点は、色材の使用量に関連する不具合であって、上記したような不具合のうちの少なくとも一の不具合による影響を低減できる技術を提供することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
対象画像データによって表される対象画像を印刷するために前記対象画像の色変換を行う色変換部を備え、
前記色変換部は、
前記対象画像の少なくとも一部の領域上に配置された複数の判定領域のうちの全ての前記判定領域において前記判定領域を印刷するための色材の推定使用量が閾値以下であること、を含む第1条件が満たされる場合には、画像を色変換した後の前記色材の使用量を決定する第1種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行い、
前記複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超えること、を含む第2条件が満たされる場合には、前記画像を色変換した後の前記色材の使用量を前記第1種パラメータよりも低減するように決定する第2種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行う、
画像処理装置。
この構成によれば、色材の推定使用量に応じて、第1種パラメータと、画像を色変換した後の色材の使用量を第1種パラメータよりも低減する第2種パラメータと、が用いられるので、色材の使用量に関連する不具合による影響を低減できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および画像処理装置、印刷方法および印刷装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)、等の形態で実現することができる。
画像処理システムを示す説明図である。 画像処理のフローチャートである。 画像処理の概略図である。 ドットサイズ毎の重みと、面積と閾値との対応関係と、を示す概略図である。 写真領域OApの処理例を示す概略図である。 画像処理の別の実施例のフローチャートである。 画像処理の別の実施例のフローチャートである。 判定領域毎の重み付きドット数の算出のフローチャートである。 判定領域の概略図である。 第2実施例の閾値情報134bの概略図である。 写真領域OApの別の処理例を示す概略図である。 最大境界判定領域の重み付きドット数の算出例を示す概略図である。 ステップS300の処理例を示す概略図である。 画像処理のさらに別の実施例のフローチャートである。
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施例としての画像処理システムを示す説明図である。この画像処理システム900は、ネットワークNTと、ネットワークNTを介して互いに接続された画像処理装置100とプリンタ800と、を含んでいる。
画像処理装置100は、例えば、汎用のコンピュータである。画像処理装置100は、画像処理装置100の全体を制御するCPU110と、DRAM等の揮発性記憶装置120と、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置130と、他の装置と通信するためのインタフェース180(例えば、ネットワークインタフェースや、USBインタフェース)と、を含んでいる。インタフェース180に、ネットワークNTが接続されている。
不揮発性記憶装置130は、プログラム132と、色変換プロファイルPP1〜PP4、PG1〜PG4、PT1〜PT4と、閾値情報134と、を格納している。以下、色変換プロファイルを、単に「プロファイル」とも呼ぶ。
CPU110は、プログラム132を実行することによって、画像処理部200として機能する。画像処理部200は、画像を印刷するための画像処理を行って、プリンタ800に供給すべき印刷データを生成する。図示するように、画像処理部200は、ラスタライザ210と、検出部220と、算出部230と、色変換部240と、ハーフトーン処理部250と、印刷データ生成部260と、データ送信部270と、を含んでいる。これらの処理部の機能については、後述する。
プリンタ800は、プリンタ800の全体を制御する印刷制御部810と、印刷部840と、他の装置と通信するためのインタフェース880(例えば、ネットワークインタフェースや、USBインタフェース)と、を含んでいる。インタフェース880には、ネットワークNTが接続されている。印刷部840は、例えば、いわゆるインクジェット式の印刷装置である。本実施例では、印刷部840は、シアンとマゼンタとイエロとブラックとの4種類のインク(色材)を用いて、画像を印刷する。
印刷制御部810は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を用いて構成されている。印刷制御部810は、インタフェース880を介して受信した印刷データに従って印刷部840を制御することによって、印刷を行う。
図2は、画像処理部200(図1)によって実行される画像処理のフローチャートである。最初のステップS100では、画像処理部200は、ユーザから、印刷の指示を受ける。ユーザの指示は、図示しない操作部(例えば、マウスやキーボード)を介して、画像処理装置100に入力される。画像処理部200は、ユーザの指示に応じて、図2の処理を開始する。
次のステップS105では、ラスタライザ210(図1)は、印刷のために入力された入力画像データを、印刷用の処理解像度のビットマップデータに変換する。以下、入力画像データをビットマップデータに変換する処理を「ラスタライズ」とも呼ぶ。入力画像データは、例えば、ユーザによって指定されたJPEGデータや文書データである。以下、入力画像データによって表される画像を「入力画像」とも呼ぶ。生成されるビットマップデータは、例えば、赤(R)と緑(G)と青(B)との3つの色成分の階調値(例えば、256階調)で複数の画素のそれぞれの色を表している。以下、印刷用の処理解像度で表される画素を、処理画素とも呼ぶ。このビットマップデータは、後述するオブジェクト領域の検出と色変換との対象の画像データである。
次のステップS110では、検出部220は、ビットマップデータを解析することによって、互いに異なる位置に配置される複数のオブジェクトを入力画像が表す場合に、複数のオブジェクトをそれぞれ表す複数のオブジェクト領域を検出する。オブジェクト領域は、テキストや写真等のオブジェクトを表す領域である。本実施例では、テキスト(換言すると「文字」)を表すテキスト領域と、写真を表す写真領域と、グラフィックを表すグラフィック領域と、が検出される。グラフィックは、イラスト、表、グラフ、線図、模様等のコンピュータによる描画によって表された画像である。
図3は、画像処理の概略図である。図中には、ビットマップデータによって表される画像TIが示されている。この画像TIは、印刷が実行さる場合に用いられる印刷媒体PM(例えば、紙)のほぼ全面をカバーしている。画像TIを表す複数の処理画素は、第1方向xと、第1方向xと直交する第2方向yと、に沿って並んでいる。図3の例では、画像TIは、2枚の写真Op1、Op2と、線図Ogと、テキストOtと、を表している。ステップS110では、検出部220(図1)は、写真Op1、Op2を表す写真領域OApと、線図Ogを表すグラフィック領域OAgと、テキストOtを表すテキスト領域OAtと、を検出する。このようにオブジェクトの種類毎にオブジェクト領域を検出する方法としては、公知の方法を任意に採用可能である。例えば、処理対象の画像を複数の処理領域に分割し、処理領域毎に画素値の分散を算出し、分散が第1閾値よりも小さい処理領域をテキスト領域に分類し、分散が第2閾値(第2閾値>第1閾値)よりも大きい処理領域を写真領域に分類し、分散が第1閾値以上第2閾値以下である処理領域をグラフィック領域に分類する方法を、採用可能である。また、オブジェクト領域の検出には、分散に限らず、他の種々の情報(例えば、各処理領域を構成する画素の色数)を採用可能であり、また、複数の情報を組み合わせることによって、複数の種類のそれぞれのオブジェクト領域を検出してもよい。
次のステップS120(図2)では、色変換部240(図1)は、検出されたオブジェクト領域から、後述する色変換(S130、S165)とハーフトーン処理(S140)とが未完了である1つのオブジェクト領域を、対象オブジェクト領域として選択する。
次のステップS130では、色変換部240(図1)は、対象オブジェクト領域の色変換を実行する。本実施例では、画素毎に、赤(R)と緑(G)と青(B)の階調値が、複数のインクのそれぞれの階調値(ここでは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)のそれぞれの階調値)に、変換される。このように互いに異なる色空間の間での色変換は、色空間変換とも呼ばれる。CMYKの階調値は、CMYKのインク量を、それぞれ表している。RGBとCMYKとの間の対応関係は、色変換プロファイルPP1〜PP4、PG1〜PG4、PT1〜PT4によって、予め決定されている。本実施例では、色変換プロファイルは、オブジェクトの種類毎に、準備されている。色変換プロファイルに付された符号中の、文字「PP」は、写真領域に対応し、文字「PG」は、グラフィック領域に対応し、文字「PT」は、テキスト領域に対応している。各色変換プロファイルは、対応する種類のオブジェクトが適切に印刷されるように、構成されている。例えば、写真用の色変換プロファイルPP1〜PP4は、自然な色で写真が印刷されるように、構成されている。グラフィック用の色変換プロファイルPG1〜PG4は、彩度が高くなるように、構成されている。テキスト用の色変換プロファイルPT1〜PT4は、コントラストが高くなるように、構成されている。
また、オブジェクトの1つの種類には、4種類の色変換プロファイルが、対応付けられている。例えば、写真には、4種類の色変換プロファイルPP1〜PP4が、対応付けられている。これらの色変換プロファイルPP1〜PP4の間では、同じ入力値に対応付けられた出力値が異なっている(ここでは、入力値はRGBの階調値であり、出力値はCMYKの階調値である)。CMYKの階調値が大きいことは、インクの使用量が多いことを意味しているので、色変換プロファイルPP1〜PP4の間では、インクの使用量が異なっている。本実施例では、符号中の数字が小さいほど、色変換後のCMYKの階調値が大きい、すなわち、印刷される画像の濃度が高い(換言すると、インク使用量が多い)。本実施例では、このようなCMYKの階調値の相違は、RGBのおおよそ全範囲に亘っている。オブジェクトの他の種類(すなわち、グラフィック、および、テキスト)のための色変換プロファイルPG1〜PG4、PT1〜PT4についても、同様である。以下、i番目(iは、1〜4の整数)の色変換プロファイルPPi、PGi、PTiを、「第i種プロファイルPPi、PGi、PTi」とも呼ぶ。第i種プロファイルを用いる場合のインク使用量が多い場合には、第i+1種プロファイルを用いることによって、インク使用量の低減が可能である。
図2のステップS130では、色変換部240は、対象オブジェクト領域の種類に対応付けられた第1種プロファイルを用いて、対象オブジェクト領域の色変換を行う。第1種プロファイルは、インク使用量が最も多いプロファイルである。例えば、対象オブジェクト領域が、写真領域OApである場合には、写真に対応付けられた第1種プロファイルPP1が利用される。
次のステップS140では、ハーフトーン処理部250(図1)は、色変換後のCMYKの階調値を用いて、インク毎にハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理によって、各画素のドット形成状態を表すドットデータが生成される。本実施例では、ドット形成状態は、「ドット無し」、「小ドット」、「中ドット」、「大ドット」の4つの状態の中から選択される。「小」と「中」と「大」とは、ドットサイズを示している。ドットサイズが大きいほど、ドットの形成に用いられるインク量が多い。また、本実施例では、ハーフトーン処理は、いわゆる誤差拡散法に従って、行われる。ただし、ハーフトーン処理の方法としては、他の任意の方法(例えば、ディザマトリクスを用いる方法)を採用可能である。
次のステップS150では、算出部230(図1)は、対象オブジェクト領域内の重み付きドット数を算出する。本実施例では、重み付きドット数は、全てのインクのドット数を合算したものであり、ドットサイズ毎にカウントされたドット数にドットサイズ毎に予め決定された重みを乗じて得られる値の合計値である。図4(A)は、ドットサイズ毎の重みの例を示す表である。本実施例では、大ドットの重みが「1.0」であり、中ドットの重みが「0.5」であり、小ドットの重みが「0.25」である。例えば、大ドット数が「11」であり、中ドット数が「20」であり、小ドット数が「16」である場合には、重み付きドット数は、「25」である(すなわち、25=11+0.5*20+0.25*16)。これらの重みの比率は、各サイズのドットの形成に利用されるインク量の比率と、おおよそ同じである。算出される重み付きドット数は、対象オブジェクト領域の印刷に利用されるインクの推定使用量に、相当する。
次のステップS160では、色変換部240(図1)は、重み付きドット数が閾値以下であるか否かを判定する。閾値は、重み付きドット数(すなわち、推定インク使用量)の適切な範囲を定める上限である。色変換部240は、閾値情報134を参照して、対象オブジェクト領域の面積に応じて、閾値を決定する。図4(B)は、閾値Thを示すグラフである。横軸は、対象オブジェクト領域の面積Sを示し、縦軸は、閾値Thを示している。本実施例では、面積Sとして、画素数が用いられる。図示するように、面積Sが大きいほど、閾値Thは大きい。面積Sと閾値Thとの対応関係は、閾値情報134(図1)によって定められている。なお、面積Sとしては、対象オブジェクト領域のサイズを表す種々の値を採用可能である。例えば、対象オブジェクト領域が印刷される領域の面積(単位は、平方センチメートル)を採用可能である。
図4(B)には、3つのオブジェクト領域OAp、OAt、OAgのそれぞれの面積Sp、St、Sgと、それぞれの閾値Thp、Tht、Thgと、が示されている。図4(B)の例では、Sp>St>Sgであるので、Thp>Tht>Thgである。すなわち、オブジェクト領域の面積Sが大きいほど、そのオブジェクト領域の閾値Thが大きい。
重み付きドット数が閾値を超えている場合には(S160:No)、次のステップS165で、色変換部240は、対象オブジェクト領域の前回の色変換に用いられたプロファイルよりも1段階薄いプロファイルを用いて、対象オブジェクト領域の色変換を再実行する。例えば、前回の色変換で第1種プロファイルPP1が用いられた場合、第2種プロファイルPP2を用いて、対象オブジェクト領域の色変換を再実行する。一般的に、前回の色変換で第i種プロファイルが用いられた場合、第i+1種プロファイルを用いて、対象オブジェクト領域の色変換を再実行する。
ステップS165で決定されたCMYKの階調値は、前回の色変換で決定された階調値よりも、小さくなり得る。色変換の再実行の後、処理は、ステップS140に移行する。そして、ステップS165で決定されたCMYKの最新の階調値に従って、ステップS140、S150、S160が、実行される。ステップS150で算出される重み付きドット数は、前回に算出された重み付きドット数よりも、小さくなり得る。従って、ステップS160の判定結果が「Yes」であり得る。最新の重み付きドット数に基づくステップS160の判定結果が「No」である場合には、ステップS165、S140、S150、S160の処理が再び実行される。なお、ステップS165では、対象オブジェクト領域の種類に対応付けられたプロファイルが用いられる。
図5は、写真領域OApの処理例を示す概略図である。ステップS130では、第1種プロファイルPP1を用いて色変換が行われ、次のステップS140では、ハーフトーン処理によってドットデータDDp1が生成され、次のステップS150では、重み付きドット数Ndpが算出される。図5では、算出された重み付きドット数Ndpが「2000」であり、閾値Thpが「1500」である。従って、ステップS160の判定結果は「No」である。
続くステップS165では、第1種プロファイルPP1よりも1段階薄い第2種プロファイルPP2が用いられる。そして、ハーフトーン処理(S140)によってドットデータDDp2が生成され、重み付きドット数Ndpが算出される(S150)。算出された重み付きドット数Ndpは、前回の値である「2000」よりも小さい「1600」である。ただし、この値(すなわち、「1600」)は、閾値Thpよりも大きいので、ステップS160の判定結果は「No」である。
続くステップS165では、第2種プロファイルPP2よりも1段階薄い第3種プロファイルPP3が用いられる。そして、ハーフトーン処理(S140)によってドットデータDDp3が生成され、重み付きドット数Ndpが算出される(S150)。算出された重み付きドット数Ndpは、前回の値である「1600」よりも小さい「1400」である。また、この値(すなわち、「1400」)は、閾値Thp以下であるので、ステップS160の判定結果は「Yes」である。
仮に、第3種プロファイルPP3を用いてもステップS160の判定結果が「No」である場合には、第3種プロファイルPP3よりも1段階薄い第4種プロファイルPP4が用いられる。図5に示すように、仮に第4種プロファイルPP4を用いる場合には、更新されたドットデータDDp4から、更に小さい重み付きドット数である「1200」が算出される。最も薄い第4種プロファイルPP4が用いられる場合には、重み付きドット数Ndpが閾値Thpを超えていたとしても、ステップS160の判定結果が「Yes」である場合と同様に、処理が進行する。
重み付きドット数が閾値以下である場合には(図2:S160:Yes)、次のステップS170で、ハーフトーン処理部250(図1)は、ステップS140で生成した最新のドットデータを、揮発性記憶装置120に保持する。次のステップS180では、色変換部240は、全てのオブジェクト領域の処理が終了したか否かを判定する。未処理のオブジェクト領域が残っている場合には(S180:No)、色変換部240は、処理を、ステップS120に戻す。全てのオブジェクト領域の処理が終了している場合には(S180:Yes)、色変換部240は、処理を、ステップS190に移行させる。
図3には、各オブジェクト領域OAp、OAg、OAtの処理例が示されている。写真領域OApに関しては、図5で説明したように、第3種プロファイルPP3を用いた色変換(S165)の結果に応じて、ドットデータDDp3が生成されている(S140)。グラフィック領域OAgに関しては、第2種プロファイルPG2を用いた色変換(S165)の結果に応じて、ドットデータDDg2が生成されている(S140)。テキスト領域OAtに関しては、第1種プロファイルPT1を用いた色変換(S130)の結果に応じて、ドットデータDDt1が生成されている(S140)。
図2の次のステップS190では、ハーフトーン処理部250は、各オブジェクト領域のドットデータを合成することによって、画像全体を表すドットデータを生成する。図3の例では、3つのオブジェクト領域OAp、OAg、OAtのそれぞれのドットデータDDp3、DDg2、DDt1を組み合わせることによって、画像全体を表すドットデータDDが生成される。
図2の次のステップS400では、印刷データ生成部260は、ドットデータを用いて、印刷データを生成する。印刷データは、ハーフトーン処理の結果を表すデータであり、プリンタ800(印刷制御部810)によって解釈可能な形式のデータである。次のステップS410では、データ送信部270は、印刷データをプリンタ800に送信する。プリンタ800は、受信した印刷データに従って、画像を印刷する。プリンタ800は、印刷実行部に対応する。
以上のように、第1実施例では、第1種プロファイルPP1、PG1、PT1と、インク使用量を第1種プロファイルPP1、PG1、PT1よりも低減する第2種プロファイルPP2、PG2、PT2と、を含む複数種類のプロファイルのうちの、重み付きドット数(換言すると、推定インク使用量)が閾値を超えないプロファイルが採用されるので、インク使用量に関連する不具合の影響を低減できる。例えば、インク使用量が多すぎることに起因する、印刷途中の印刷媒体の変形を抑制できる。これにより、印刷媒体が印刷ヘッド(図示せず)に意図せずに接触することを抑制できる。また、印刷媒体上のドットの位置ズレを抑制できる。また、インクを乾燥させるために、印刷すべき画像に応じて印刷速度を調整する、という処理を採用しなくても、適切な印刷を実現できる。また、色変換プロファイルが、オブジェクト領域毎に選択されるので、各オブジェクト領域の適切な色変換を実現できる。例えば、オブジェクト領域の一部の領域が薄く印刷される等の違和感が生じる可能性を低減できる。
また、第1種プロファイルを採用するか否かを決定するために用いられる重み付きドット数(換言すると、推定インク使用量)は、第1種プロファイルを用いた色変換の結果を用いて、算出される(図2:S130、S140、S150)。従って、第1種プロファイルを用いる場合のインク使用量の推定の精度を向上できるので、インク使用量に関連する不具合による影響を更に低減できる。
また、第1種プロファイルを用いた色変換の結果を用いて算出される重み付きドット数が閾値を超えており、かつ、第2種プロファイルを用いた色変換の結果を用いて算出される重み付きドット数が閾値以下である場合に、第2種プロファイルが採用される(図2S165、S140、S150、S160)。従って、無条件に第2種プロファイルを用いる場合と比べて、印刷された画像が薄すぎるという不具合を抑制できる。また、第2種プロファイルを採用するか否かを決定するために用いられる重み付きドット数(換言すると、推定インク使用量)は、第2種プロファイルを用いた色変換の結果を用いて、算出される(図2:S165、S140、S150)。従って、第2種プロファイルを用いる場合のインク使用量の推定の精度を向上できるので、インクの使用量に関連する不具合による影響を更に低減することができる。
特に、推定インク使用量が、ハーフトーン処理によって決定されるドット形成状態によって表されるドットの数を用いて算出されるので(図2:S150)、インク使用量の推定の精度を向上できる。この結果、インクの使用量に関連する不具合による影響を更に低減することができる。また、ドットサイズが互いに異なる3種類のドットのそれぞれに対応付けられた重み(図4(A))を用いた重み付きドット数が、推定インク使用量として用いられるので、3種類のドットが印刷に用いられる場合に、適切な推定使用量を算出できる。この結果、インクの使用量に関連する不具合による影響を更に低減することができる。
また、図4(B)に示すように、対象オブジェクト領域の面積Sが大きいほど、閾値Thが大きい。このように、対象オブジェクト領域の種々の面積Sに適した閾値が用いられるので、種々の画像を印刷する場合に、インクの使用量に関連する不具合による影響を更に低減することができる。
また、図1に示すように、オブジェクト領域の種類(すなわち、オブジェクトの種類)毎に、インク使用量が互いに異なる第1種〜第4種プロファイルが、準備されている。そして、対象オブジェクト領域の色変換には、対象オブジェクト領域の種類に対応付けられたプロファイルが用いられる(図2:S130、S165)。このように、オブジェクト領域の種類に適したプロファイルが用いられるので、種々の画像を印刷する場合に、インクの使用量に関連する不具合による影響を更に低減することができる。また、複数のオブジェクトを含む同一の種類の対象オブジェクト領域に対して、同一のプロファイルが用いられるので、複数のオブジェクトの内の一部のオブジェクトのみが薄く印刷される等の違和感が生じる可能性を低減できる。
B.第2実施例:
図6、図7は、画像処理の別の実施例のフローチャートである。なお、図7は、図6の続きを表している。図2に示す第1実施例からの差異は、重み付きドット数の算出(図6:S150b)と、閾値との比較(図6:S160b)が修正されている点と、複数のオブジェクト領域の間の境界部分の処理(図7:S200〜S220、S300〜S340)が追加されている点と、である。第2実施例では、対象オブジェクト領域上に複数の判定領域が配置され、判定領域毎に重み付きドット数が算出され、算出された重み付きドット数に応じてプロファイルが選択される。図6、図7では、図2のステップと同じステップには、同じ符号を付し、その説明を省略する。第2実施例で用いられる画像処理システムのハードウェア構成は、第1実施例の画像処理システム900(図1)のハードウェア構成と、同じである。また、第2実施例では、図1の画像処理部200が図6、図7の処理を実行することとして、説明を行う。なお、色変換プロファイルは、第1実施例と同じであるが、閾値情報は、図4(B)の閾値情報134とは異なっている(詳細は後述する)。
ステップS100からステップS140までの処理は、図2の第1実施例と同じである。ステップS140の次のステップS150bでは、判定領域毎に重み付きドット数が算出される。図8は、判定領域毎の重み付きドット数の算出のフローチャートである。最初のステップS500では、色変換部240は、対象オブジェクト領域にとって、図8の処理の実行が、1回目であるか否かを判定する。現行の処理が1回目の処理である場合には(S500:Yes)、次のステップS510で、色変換部240は、対象オブジェクト領域上の判定領域の配置を特定する。
図9は、判定領域の概略図である。印刷媒体PM上には、複数の判定領域DAが、均等に配置されている。図9(A)〜図9(E)のそれぞれには、互いに異なる1つの判定領域DAが、二重線で示されている。本実施例では、1つの判定領域DAの形状は正方形である。図中の長さDLは、1つの判定領域DAの一辺の長さを示している。1つの判定領域DAは、複数の画素を含んでいる(図示省略)。図9(A)〜図9(C)に示すように、複数の判定領域DAは、第1方向xに沿って、隣の判定領域DAと半分の部分が互いに重なるように、配置されている。また、図9(A)、図9(D)、図9(E)に示すように、複数の判定領域DAは、第2方向yに沿って、隣の判定領域DAと半分の部分が互いに重なるように、配置されている。このように、複数の判定領域DAは、互いに異なる位置に配置されている。また、印刷媒体PM上の判定領域DAの位置は、予め、決められている。図8のステップS510では、色変換部240は、印刷媒体PM上の対象オブジェクト領域の位置に応じて、対象オブジェクト領域上の判定領域DAの位置を特定する。なお、対象オブジェクト領域の端部に配置された判定領域DAに関しては、判定領域DA内の一部のみが対象オブジェクト領域であり得る。このような判定領域も、対象オブジェクト領域上に配置されている、ということができる。一般に、対象オブジェクト領域を含む判定領域は、対象オブジェクト領域上に配置されている、ということができる。
図8の次のステップS520では、色変換部240は、対象オブジェクト領域を含む1以上の判定領域から、重み付きドット数の算出が未完了である1つの判定領域を、対象判定領域として選択する。次のステップS530では、算出部230(図1)は、対象判定領域内の重み付きドット数を算出する。算出方法は、図2のステップS150と同じである。
次のステップS540では、色変換部240(図1)は、重み付きドット数が閾値以下であるか否かを判定する。第1実施例とは異なり、色変換部240は、閾値情報134bを参照し、判定領域の位置に応じて、閾値を決定する。図10は、第2実施例の閾値情報134bの概略図である。図10(A)は、印刷媒体PMを分割して得られる25個の部分領域を示す概略図であり、図10(B)は、部分領域の分類と、閾値Thbと、の間の対応関係を示すグラフである。
図10(A)に示すように、印刷媒体PMは、第1方向xに沿って5つに分割され、さらに、第2方向yに沿って5つに分割されている。第1方向xの5つの区分は、一端から他端に向かって、「S」、「L」、「M」、「L」、「S」に分類されている。後述するように、「S」は、小閾値を示し、「M」は、中閾値を示し、「L」は、大閾値を示している。同様に、第2方向yの5つの区分は、一端から他端に向かって、「S」、「L」、「M」、「L」、「S」に分類されている。25個の部分領域は、第1方向xの分類と第2方向yの分類との組み合わせから得られる6つの分類「SS」、「MS」、「LS」、「MM」、「LM」、「LL」に、分類されている。
図10(B)は、6つの分類と閾値Thbとの間の対応関係を示している。図示するように、閾値Thbの小さい順は、「SS」、「MS」、「LS」、「MM」、「LM」、「LL」の順である。「S」を含む3つの分類「SS」、「SM」、「SL」には、比較的小さい閾値Thbが対応付けられている。それら3つの分類の閾値Thbが小さい順は、「SS」、「SM」、「SL」の順である。「S」に組み合わされたもう1つの分類に着目すると、閾値Thbが小さい順番は、「S」、「M」、「L」の順である。「L」を含む2つの分類「LL」、「LM」には、比較的大きな閾値Thbが対応付けられている。それら2つの分類の閾値Thbが大きい順は、「LL」、「LM」の順である。分類「MM」には、中程度の閾値Thbが対応付けられている。なお、図10(B)の例では、分類「MM」の閾値Thbは、分類「LS」の閾値Thbと同じ。
図10(A)、図10(B)に示すように、比較的小さい閾値Thbは、印刷媒体PMの端部に配置された部分領域に対応付けられており、比較的大きい閾値Thbは、印刷媒体PMの端部から離れた内部に配置された部分領域に対応付けられている。この理由は、印刷の途中に、印刷媒体PMの端部は、内部よりも、変形し易いからである。比較的変形し易い部分領域に、比較的変形し難い部分領域の閾値Thbよりも小さい閾値Thbを対応付けることによって、変形のし易さに適したインク使用量を実現できる(詳細は後述する)。
重み付きドット数が閾値以下である場合には(図8:S540:Yes)、次のステップS560で、色変換部240(図1)は、全ての判定領域の処理が終了したか否かを判定する。未処理の判定領域が残っている場合には(S560:No)、色変換部240は、処理をステップS520に戻す。全ての判定領域の処理が終了している場合には(S560:Yes)、色変換部240は、図8の処理を終了して、図6のステップS160bに移行する。
重み付きドット数が閾値を超えている場合には(図8:S540:No)、対象判定領域が超過判定領域であると判断し、次のステップS550で、色変換部240(図1)は、重み付きドット数から閾値を引いた差分を算出する。ここで、超過判定領域は、重み付きドット数が閾値を超えている判定領域である。そして、色変換部240は、続くステップS552、S554、S556の処理によって、対象オブジェクト領域を含む複数の判定領域のうちの、差分が最も大きい判定領域の識別情報と差分とを、不揮発性記憶装置130に格納する。
具体的には、ステップS552では、色変換部240は、対象判定領域とは異なる他の超過判定領域に関するデータ(具体的には、判定領域を識別する識別情報と、差分)が揮発性記憶装置120に格納されているか否かを判定する。他の超過判定領域に関するデータが揮発性記憶装置120に格納されている場合には(S552:Yes)、次のステップS554で、色変換部240は、格納済の他の超過判定領域と、対象判定領域と、のうちの差分が大きい判定領域のデータを、不揮発性記憶装置130に格納する。他の超過判定領域のデータが揮発性記憶装置120に格納されていない場合には(S552:No)。次のステップS556で、色変換部240は、対象判定領域のデータを、不揮発性記憶装置130に格納する。ステップS554、S556の完了に応じて、処理は、ステップS560に移行する。
図11は、写真領域OApの処理例を示す概略図である。図11(A)は、重み付きドット数の1回目の算出例を示している。ステップS110では、写真領域OApが検出され、ステップS130では、第1種プロファイルPP1を用いて色変換が行われ、ステップS140では、ハーフトーン処理によってドットデータDDp1が生成される。図11(A)には、写真領域OApを含む複数の判定領域のうちの4つの判定領域DAa、DAb、DAc、DAdが、示されている。ステップS530では、各判定領域の重み付きドット数Ndbが算出される。ステップS540では、判定領域の位置に対応付けられた閾値Thbと、重み付きドット数Ndbとが、比較される。図11(A)の例では、写真領域OApを含む複数の判定領域のうちの差分が最大となる判定領域が、第1判定領域DAaである。従って、図8の処理が終了した時点で、不揮発性記憶装置130には、第1判定領域DAaの識別情報と差分とを含むデータが、格納されている。
図6のステップS160bでは、色変換部240は、対象オブジェクト領域を含む全ての判定領域において重み付きドット数が閾値以下であるか否かを判定する。不揮発性記憶装置130に超過判定領域に関するデータが格納されていない場合には、判定結果は「Yes」である。この場合、色変換部240は、ステップS170に移行する。ステップS170、S180、S190は、図2のステップS170、S180、S190と、それぞれ同じである。
不揮発性記憶装置130に格納された超過判定領域に関するデータが、重み付きドット数が閾値を超えていることを示す場合には、ステップS160bの判定結果は「No」である。この場合には、ステップS165で、1段階薄いプロファイルを用いた色変換が行われ、続いて、ステップS140、S150b、S160bが、再び実行される。なお、ステップS165は、図2のステップS165と、同じである。
2回目以降のステップS150bの処理について説明する。対象オブジェクト領域にとって、ステップS150bの実行が2回目以降である場合、図8のステップS500の判定結果は「No」である。次のステップS570では、算出部230(図1)は、不揮発性記憶装置130に格納済の超過判定領域における重み付きドット数を再算出する。1回目とは異なり、対象オブジェクト領域を含む他の判定領域については、重み付きドット数は算出されない。次のステップS572では、色変換部240は、算出された重み付きドット数から閾値を引いた差分を算出し、算出された差分(すなわち、更新された差分)を不揮発性記憶装置130に格納する。そして、図6のステップS160bで、色変換部240は、更新された差分が閾値以下であるか否かを判定する。このように、2回目以降の処理では、1回目の処理で差分が最大であった判定領域のみが、用いられる。1回目の処理で差分が最大であった判定領域の更新されたデータが、重み付きドット数が閾値以下であることを示すならば、他の判定領域の重み付きドット数も閾値以下である可能性が高い。従って、処理負担を軽減しつつ、対象オブジェクト領域の推定インク使用量が閾値を超えないプロファイルを選択できる。
図11(B)は、2回目以降の重み付きドット数の算出例を示している。ステップS165では、第1種プロファイルPP1よりも1段階薄い第2種プロファイルPP2が用いられる。そして、ハーフトーン処理(S140)によってドットデータDDp2が生成される。ステップS570では、差分が最大であった第1判定領域DAaの重み付きドット数Ndbが、ドットデータDDp2を用いて、再算出される。算出された重み付きドット数Ndbは、前回の値である「90」よりも小さい「80」である。ただし、この値(すなわち、「80」)は、閾値Thbよりも大きいので、ステップS160bの判定結果は「No」である。
続くステップS165では、第2種プロファイルPP2よりも1段階薄い第3種プロファイルPP3が用いられる。そして、ハーフトーン処理(S140)によってドットデータDDp3が生成され、重み付きドット数Ndbが算出される(S570)。算出された重み付きドット数Ndbは、前回の値である「80」よりも小さい「68」である。また、この値(すなわち、「68」)は、閾値Thb以下であるので、ステップS160bの判定結果は「Yes」である。
仮に、第3種プロファイルPP3を用いてもステップS160bの判定結果が「No」である場合には、第3種プロファイルPP3よりも1段階薄い第4種プロファイルPP4が用いられる。図11(B)に示すように、第4種プロファイルPP4を用いる場合には、更新されたドットデータDDp4から、更に小さい重み付きドット数である「60」が算出される。最も薄い第4種プロファイルPP4が用いられる場合には、重み付きドット数Ndbが閾値を超えていても、ステップS160bの判定結果が「Yes」である場合と同様に、処理が進行する。
図6のステップS160bの判定結果が「Yes」である場合には、図2の実施例と同様に、処理は、ステップS170、S180、S190の順に進行する。ステップS190に続くステップS200〜S340(図7)は、複数のオブジェクト領域の間の境界部分の処理である。最初のステップS200では、算出部230は、境界判定領域のそれぞれの重み付きドット数を算出する。境界判定領域は、2以上のオブジェクト領域を一部分ずつ含む判定領域である。ここで算出される重み付きドット数は、境界判定領域内の全てのドットを含んでいる。次のステップS210では、色変換部240は、重み付きドット数から閾値を引いた差分が最大である境界判定領域を選択する(以下、この境界判定領域を「最大境界判定領域」と呼ぶ)。次のステップS220では、色変換部240は、最大境界判定領域の重み付きドット数が閾値以下であるか否かを判定する。
図12は、最大境界判定領域の重み付きドット数の算出例を示す概略図である。図中には、図6のステップS190で生成されたドットデータDDと、複数の境界判定領域DAbと、が示されている。境界判定領域DAbは、例えば、グラフィック領域OAgと写真領域OApとを含む判定領域と、写真領域OApとテキスト領域OAtとを含む判定領域と、である。図中には、複数の境界判定領域DAbのうちの最大境界判定領域DAbmが、拡大して示されている。この最大境界判定領域DAbmは、グラフィック領域OAgを表す第1部分PA1と、写真領域OApを表す第2部分PA2と、を含んでいる。図中には、この最大境界判定領域DAbmに関し、ステップS530、S540(図8)の処理例と、ステップS200〜S220(図7)の処理例とが、示されている。ステップS530、S540の処理例は、対象オブジェクト領域がグラフィック領域OAgである場合の処理例と、対象オブジェクト領域が写真領域OApである場合の処理例と、を示している。
1つの境界判定領域に関し、ステップS540(図8)では、重み付きドット数が閾値以下であったとしても、ステップS220(図7)では、重み付きドット数が閾値を超える場合がある。この理由は、以下の通りである。ステップS530(図8)の処理では、対象オブジェクト領域のドットのみが、重み付きドット数にカウントされる。すなわち、境界判定領域内の一部の領域から、重み付きドット数が算出される。一方、ステップS200(図7)の処理では、境界判定領域の全体から、重み付きドット数が算出される。例えば、図12中のステップS530に示すように、対象オブジェクト領域がグラフィック領域OAgである場合には、第1部分PA1から重み付きドット数Ndbが算出され、算出された重み付きドット数Ndbである「45」は、閾値Thbの「100」以下である。対象オブジェクト領域が写真領域OApである場合には、第2部分PA2から重み付きドット数Ndbが算出され、算出された重み付きドット数Ndbである「65」は、閾値Thbの「100」以下である。しかし、ステップS200では、重み付きドット数Ndbは境界判定領域DAbmの全体から算出されており、その値である「110」は、閾値Thbの「100」を超えている。
図7のステップS220の判定結果が「No」である場合には、次のステップS300で、色変換部240は、最大境界判定領域に含まれる複数のオブジェクト領域のそれぞれに関して、各オブジェクトを含む判定領域から得られる差分を取得する。図13は、ステップS300の処理例を示す概略図である。図中には、図12で説明した最大境界判定領域DAbmに関する処理例が示されている。図中には、最大境界判定領域DAbmが二重線で示され、第1部分PA1と第2部分PA2とが破線で示され、最大境界判定領域DAbmと部分的に重なる2つの判定領域DAL、DARが、一重線で示され、グラフィック領域OAgの部分と、写真領域OApの部分とが、互いに異なるハッチングで示されている。最大境界判定領域DAbmは、第1部分PA1を含むグラフィック領域OAgと、第2部分PA2を含む写真領域OApと、を含むので、色変換部240は、グラフィック領域OAgを含む判定領域から算出される差分と、写真領域OApを含む判定領域から算出される差分と、を取得する。
色変換部240は、まず、最大境界判定領域に含まれる複数のオブジェクト領域のそれぞれの判定領域を選択する。本実施例では、最大境界判定領域と一部が重なる複数の判定領域のうちの、判定領域内のオブジェクト領域の面積割合が、最大境界判定領域内のオブジェクト領域の面積割合よりも大きな判定領域が、選択される。例えば、図13の例では、グラフィック領域OAgのための判定領域として、最大境界判定領域DAbmと部分的に重なる第1判定領域DALが選択される。第1判定領域DAL内のグラフィック領域OAgの面積割合は、最大境界判定領域DAbm内のグラフィック領域OAgの面積割合よりも、大きい。また、写真領域OApのための判定領域として、最大境界判定領域DAbmと部分的に重なる第2判定領域DARが選択される。第2判定領域DAR内の写真領域OApの面積割合は、最大境界判定領域DAbm内の写真領域OApの面積割合よりも、大きい。
次に、算出部230は、選択された判定領域のそれぞれに関し、重み付きドット数Ndbを算出する。算出には、判定領域内の差分算出対象のオブジェクト領域内のドットが用いられる。例えば、図13の例では、グラフィック領域OAgのための重み付きドット数Ndbの算出には、第1判定領域DAL内のグラフィック領域OAg内のドットが用いられる。また、写真領域OApのための重み付きドット数Ndbの算出には、第2判定領域DAR内の写真領域OAp内のドットが用いられる。色変換部240は、閾値(図10)から重み付きドット数を引いた差分を、算出する。
図7の次のステップS310では、色変換部240は、ステップS300で算出された差分が最小であるオブジェクト領域を、前回の色変換に用いられたプロファイルよりも1段階薄いプロファイルを用いて、色変換する。差分が最小であることは、閾値に対する推定インク使用量の余裕が最も小さいことを、意味している。色変換部240は、推定インク使用量の余裕が最も小さいオブジェクト領域を、1段階薄いプロファイルを用いて、色変換する。例えば、図13の例では、グラフィック領域OAgの差分Dtは「15」であり、写真領域OApの差分Dtは「5」であるので、差分Dtが最小であるオブジェクト領域は、写真領域OApである。従って、ステップS310では、色変換部240は、写真領域OApを、1段回薄いプロファイルで色変換する。
図7の続くステップS320、S330、S340は、図6のステップS140、S170、S190と、それぞれ同じである。すなわち、ステップS310の色変換の結果に応じてドットデータが生成される。ドットデータの生成の後、処理は、ステップS200に戻る。そして、ステップS220の判定結果が「Yes」となるまで、ステップS200〜S220、ステップS300〜S340が、繰り返される。そして、ステップS220の判定結果が「Yes」となると、ステップS400に移行する。なお、ステップS310の色変換対象のオブジェクト領域が、既に、最も薄いプロファイルで色変換されている場合には、ステップS220の判定結果が「Yes」である場合と同様に、処理は、ステップS400に移行する。
ステップS400、S410は、図2のステップS400、S410と、それぞれ同じである。以上により、印刷データがプリンタ800に送信され、プリンタ800は、受信した印刷データに従って、画像を印刷する。
以上のように、第2実施例では、第1実施例と同様にオブジェクト領域毎にプロファイルが選択されるので、第1実施例と同様の種々の効果を奏する。
また、第2実施例では、対象オブジェクト領域上に配置された複数の判定領域DA(図9)のうちの全ての判定領域において推定インク使用量が閾値以下である場合に、第1種プロファイルPP1、PG1、PT1を用いて対象オブジェクト領域の色変換が行われる(すなわち、図6の1回目のステップS160bの判定結果が「Yes」)。ここで、推定インク使用量は、第1種プロファイルPP1、PG1、PT1を用いて算出された重み付きドット数である(以下「第1推定使用量」と呼ぶ)。それらの複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において第1推定使用量が閾値を超える場合には、後述する条件が満たされる場合に、第2種プロファイルPP2、PG2、PT2を用いて対象オブジェクト領域の色変換が行われる(すなわち、図6の2回目のステップS160bの判定結果が「Yes」)。このように、第1推定使用量が閾値を超えることを含む条件が満たされる場合には、第1種プロファイルPP1、PG1、PT1よりもインク使用量を低減する第2種プロファイルPP2、PG2、PT2が用いられるので、インクの使用量に関連する不具合による影響を低減できる。また、第1推定使用量が、対象オブジェクト領域の第1種プロファイルPP1、PG1、PT1を用いた色変換の結果を用いて、算出されるので、インク使用量の推定の精度を向上できる。
また、第2種プロファイルPP2、PG2、PT2が色変換に用いられる条件は、以下の通りである。すなわち、対象オブジェクト領域上に配置された複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において第1推定使用量が閾値を超える場合には、図6のステップS165、S140、S150bで、第2種プロファイルPP2、PG2、PT2を用いて、超過判定領域の推定インク使用量が算出される(なお、第2種プロファイルPP2、PG2、PT2を用いて、超過判定領域の推定インク使用量を、「第2推定使用量」とも呼ぶ)。超過判定領域の第2推定使用量が閾値以下である場合には、第2種プロファイルPP2、PG2、PT2を用いて対象オブジェクト領域の色変換が行われる(すなわち、図6の2回目のステップS160bの判定結果が「Yes」)。このように、第2推定使用量が閾値を超えない場合に、第2種プロファイルPP2、PG2、PT2が用いられるので、インクの使用量に関連する不具合による影響を更に低減することができる。また、第2推定使用量が、対象オブジェクト領域の第2種プロファイルPP2、PG2、PT2を用いた色変換の結果を用いて、算出されるので、インク使用量の推定の精度を向上できる。
また、第2推定使用量が算出される判定領域は、差分(すなわち、第1推定使用量−閾値)が最大であった1つの超過判定領域である(図8:S570、S572。以下「算出判定領域」と呼ぶ)。この1つの算出判定領域のみを用いて、第2推定使用量が閾値以下か否かが判定されるので、処理負担を軽減しつつ、インクの使用量に関連する不具合による影響を適切に低減できる。なお、算出判定領域は、対象オブジェクト領域上に配置された複数の判定領域から選択される。複数のオブジェクト領域が検出された場合には、オブジェクト領域毎に異なる算出判定領域が、選択される。
また、図10(A)、図10(B)に示すように、判定領域の位置(例えば、印刷媒体PM上の位置)に応じて閾値Thbが決定されるので、判定領域の位置に適した閾値Thbを利用することができる。従って、インクの使用量に関連する不具合による影響を更に低減できる。特に、第2実施例では、印刷媒体PMの端部に印刷されるべき判定領域の少なくとも一部では、印刷媒体PMの端部から離れた内部に印刷されるべき判定領域の少なくとも一部よりも、閾値が小さい。従って、印刷媒体PMの端部が内部よりも変形し易い場合であっても、端部のインク使用量が抑制されるので、インクの使用量に関連する不具合による影響を更に低減できる。なお、閾値Thbの大きさと印刷媒体PM内の位置との間の関係は、図10(A)、図10(B)に示す関係に限らず、印刷の途中に変形し易い位置ほど閾値Thbが小さくなるような、任意の関係を採用可能である。また、全ての判定領域において、閾値が同じであってもよい。
また、複数の判定領域は、判定領域の一部が他の判定領域と重なるように、配置されている。従って、判定領域毎の推定使用量と閾値との適切な比較を、1つの判定領域の大きさよりも細かい解像度で実現できるので、インクの使用量に関連する不具合による影響を更に低減できる。なお、複数の判定領域が、互いに重ならないように、配置されてもよい。また、1つの判定領域の形状としては、正方形に限らず、他の任意の形状(例えば、長方形(より一般的には、矩形)、略円形)を採用可能である。
また、図7のステップS220で、境界判定領域の重み付きドット数が閾値を超えていると判定された場合には、境界判定領域に含まれる複数のオブジェクト領域のうちの1つのオブジェクト領域が、1段階薄いプロファイルで色変換される。従って、複数のオブジェクト領域が検出され、それらの境界部分において推定インク使用量が閾値を超える場合に、インクの使用量に関連する不具合による影響を低減できる。特に、第2実施例では、境界判定領域に含まれる複数のオブジェクト領域のうちの、オブジェクト領域毎に算出される差分(すなわち、閾値−重み付きドット数)が最も小さいオブジェクト領域が、1段階薄いプロファイルで色変換される。従って、他のオブジェクト領域が1段階薄いプロファイルで色変換される場合と比べて、印刷された画像が薄すぎることを抑制できる。また、図13で説明したように、オブジェクト領域毎の差分(すなわち、閾値−重み付きドット数)を算出するために選択される判定領域は、境界判定領域と一部が重なる判定領域のうちの判定領域内におけるオブジェクト領域の面積割合が境界判定領域よりも大きい判定領域である。従って、複数のオブジェクト領域のそれぞれに適した差分(すなわち、閾値−重み付きドット数)を算出することができる。
C.第3実施例:
図14は、画像処理の別の実施例のフローチャートである。図6、図7に示す第2実施例からの差異は、オブジェクト領域の検出(図6:S110)と、オブジェクト領域の検出に関連する処理(図6:S120、S170〜S220、S300〜S340)と、が省略され、そして、判定領域毎に算出される重み付きドット数に応じて選択された1つの色変換プロファイルが、入力画像データによって表される入力画像の全体に適用される点である。図14では、図6、図7のステップと同じステップには、同じ符号を付し、その説明を省略する。第3実施例で用いられる画像処理システムのハードウェア構成は、第1実施例の画像処理システム900(図1)のハードウェア構成と、同じである。また、第3実施例では、図1の画像処理部200が図14の処理を実行することとして、説明を行う。ただし、第3実施例では、検出部220は、省略される。また、色変換プロファイルとしては、第1実施例とは異なり、オブジェクトの種類とは独立に準備された第1種〜第4種のプロファイルが用いられる(図示省略)。インク使用量の少ない順は、第1種、第2種、第3種、第4種の順である。閾値情報としては、図10に示す閾値情報134bが用いられる。
ステップS100、S105の処理は、図6のステップS100、S105とそれぞれ同じである。ステップS105の次のステップS130cでは、色変換部240(図1)が、第1種プロファイルを用いて入力画像の全体の色変換を行う。次のステップS140は、図6のステップS140と同じであって、ハーフトーン処理によりドットデータが生成される。次のステップS150cの処理は、図8の処理中の「対象オブジェクト領域」を「入力画像」に置換して得られる処理と、同じである。すなわち、1回目の処理では、入力画像の全体に複数の判定領域が配置され(S510)、判定領域毎に重み付きドット数が算出される(S530)。そして、図10に示す閾値Thbに従って、判定領域毎に、重み付きドット数が閾値Thb以下であるか否かが判定され(S540)、差分が最も大きい超過判定領域の識別情報と差分とが、不揮発性記憶装置130に格納される(S552、S554、S556)。2回目以降の処理では、1回目の処理で差分が最大であった超過判定領域のデータが更新される(S570、S572)。
図14の次のステップS160cでは、色変換部240は、入力画像上に配置された全ての判定領域において重み付きドット数が閾値以下であるか否かを判定する。判定方法は、図6のステップS160bと同様である。判定結果が「Yes」である場合には、処理は、ステップS400に移行する。判定結果が「No」である場合には、次のステップS165cで、色変換部240は、1段階薄いプロファイルを用いて入力画像の全体の色変換を行う。続いて、ステップS140、S150c、S160cの処理が、再び実行される。なお、最も薄いプロファイルが用いられる場合には、重み付きドット数が閾値を超えていても、ステップS160cの判定結果が「Yes」である場合と同様に、処理が進行する。
ステップS160cの判定結果が「Yes」である場合には、ステップS400、S410が実行される。これにより、印刷データがプリンタ800に送信され、プリンタ800は、受信した印刷データに従って、画像を印刷する。
以上のように、第3実施例では、第2実施例における1つのオブジェクト領域と同様に、入力画像のプロファイルが決定される。具体的には、入力画像上に配置された複数の判定領域のそれぞれの推定インク使用量に応じて、色変換に用いられるプロファイルが選択される。従って、第2実施例と同様の種々の効果を奏する。
D.変形例:
(1)インク使用量が互いに異なる複数種類のプロファイルの種類数としては、4に限らず、K種類(Kは2以上の整数)を採用可能である。また、インク使用量が互いに異なる色範囲は、入力値(例えば、RGBのそれぞれの階調値)の範囲のうちの少なくとも一部の範囲であればよく、おおよそ全範囲(例えば、最も明るい白色を除く残りの全範囲)であってもよく、一部の範囲であってもよい。
(2)検出部220は、同じ種類の互いに分離した複数のオブジェクト領域を、検出してもよい(例えば、互いに分離した2つの写真領域が検出されてよい)。この場合も、色変換部240は、オブジェクト領域毎に、プロファイルを選択すればよい。
(3)図7のステップS310では、色変換部240は、最大境界判定領域に含まれる全てのオブジェクト領域のそれぞれを、1段階薄いプロファイルを用いて色変換してもよい。この場合、ステップS300は省略可能である。
(4)ドットサイズの総数としては、3に限らず、任意の数を採用可能である。例えば、「小ドット、中ドット、大ドット、特大ドット」の4つを採用してもよい。また、ドットサイズの総数として、「1」を採用してもよい。この場合には、推定インク使用量として、単純なドット数を採用可能である。
(5)推定インク使用量としては、ドット数に限らず、インク使用量と相関のある種々の値を採用可能である。例えば、インク毎の階調値(例えば、CMYKのそれぞれの階調値)の合計値を、推定インク使用量として採用してもよい。
(6)図2、図6〜図8の実施例において、色変換部240は、オブジェクトの種類に拘わらずに、共通の色変換プロファイルを用いてもよい。また、検出部220は、オブジェクトの種類を特定せずに、互いに異なる位置に配置される複数のオブジェクトをそれぞれ表す複数のオブジェクト領域を検出してもよい。
(7)上記各実施例において、プリンタ800に湿度センサを設け、色変換部240は、湿度センサから湿度を取得し、湿度が高いほど閾値が低くなるように、湿度に応じて閾値を調整してもよい。こうすれば、湿度が高いほど印刷媒体PMが変形し易い場合に、インク使用量に関連する不具合の影響を低減できる。また、色変換部240は、印刷媒体PMの繊維方向に応じて、閾値を調整してもよい。こうすれば、繊維方向に応じて印刷媒体PMの変形のし易さが異なる場合に、インク使用量に関連する不具合の影響を低減できる。なお、色変換部240は、印刷媒体PMの繊維方向を、ユーザによって入力された情報を利用して、特定すればよい。
(8)印刷のための画像処理としては、図2、図6、図7、図8、図14に示す処理に限らず、種々の処理を採用可能である。例えば、図8のフローチャートにおいて、2回目以降の処理も、1回目の処理と同様に進行してもよい。この場合、ステップS500、S570、S572が省略される。
(9)印刷部840としては、インクジェット式の印刷装置に限らず、色材を用いて画像を印刷する種々の印刷装置を採用可能である。例えば、色材としてトナーを用いるレーザプリンタを、印刷部840として採用してもよい。色材としては、CMYKの4つに限らず、任意の種類の任意の数の色材を採用可能である。
(10)色材の推定使用量に応じて選択されるパラメータとしては、色変換プロファイルに限らず、色材の使用量を決定する(換言すれば、色材の使用量を制御する)種々のパラメータを採用可能である。例えば、ハーフトーン処理で用いられるパラメータを採用してもよい。ハーフトーン処理の方法が、ディザマトリクスを用いる方法である場合には、ハーフトーン処理部250は、互いに色材の使用量が異なる複数種類のディザマトリクスの中から、ハーフトーン処理に用いるディザマトリクスを選択可能である。また、ハーフトーン処理の方法が、いわゆる誤差拡散法である場合には、誤差拡散の処理で用いられるパラメータを採用してもよい。例えば、ハーフトーン処理部250は、ドット形成状態に対応付けられた階調値であるドット階調値を、互いに異なる複数の値の中から選択可能である。ここで、ドット階調値は、誤差算出の際に、蓄積した階調値から、ドット形成状態に応じて差し引かれる階調値である。なお、ディザマトリクスやドット階調値の選択方法としては、上記各実施例におけるプロファイルの選択方法と同様の方法を採用可能である。また、ハーフトーン処理は、インクの階調値を、ドット形成状態を表す多値に変換する処理である。従って、ハーフトーン処理は色変換の一種である、すなわち、ハーフトーン処理部250は色変換部の一種である、ということができる。
(11)画像処理部200(図1)の機能は、汎用のコンピュータに限らず、種々の装置(例えば、コンピュータと印刷部とを備える複合機、デジタルカメラ、スキャナ、パーソナルコンピュータ、携帯端末)によって実現されてもよい。ネットワークを介して互いに通信可能な複数の装置(例えば、複数のコンピュータ)が、画像処理部200の機能を一部ずつ分担して、全体として、画像処理部200の機能を提供してもよい。なお、これらの複数の装置を備えるシステムが画像処理装置に対応する。
上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図1の画像処理部200の機能を、論理回路を有する専用のハードウェア回路によって実現してもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がコンピュータプログラムで実現される場合には、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)に格納された形で提供することができる。プログラムは、提供時と同一または異なる記録媒体(例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体)に格納された状態で、使用され得る。「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、メモリーカードやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種ROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスクドライブ等のコンピュータに接続されている外部記憶装置も含んでいる。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
100...画像処理装置、110...CPU、120...揮発性記憶装置、130...不揮発性記憶装置、132...プログラム、134...閾値情報、134b...閾値情報、180...インタフェース、200...画像処理部、210...ラスタライザ、220...検出部、230...算出部、240...色変換部、250...ハーフトーン処理部、260...印刷データ生成部、270...データ送信部、800...プリンタ、810...印刷制御部、840...印刷部、880...インタフェース、900...画像処理システム、PM...印刷媒体、NT...ネットワーク

Claims (12)

  1. 対象画像データによって表される対象画像を印刷するために前記対象画像の色変換を行う色変換部を備え、
    前記色変換部は、
    前記対象画像の少なくとも一部の領域上に配置された複数の判定領域のうちの全ての前記判定領域において前記判定領域を印刷するための色材の推定使用量が閾値以下であること、を含む第1条件が満たされる場合には、画像を色変換した後の前記色材の使用量を決定する第1種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行い、
    前記複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超えること、を含む第2条件が満たされる場合には、前記画像を色変換した後の前記色材の使用量を前記第1種パラメータよりも低減するように決定する第2種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行い、
    前記複数の判定領域は、第1判定領域と、前記第1判定領域とは異なる第2判定領域とを含み、
    前記色変換部は、
    前記第1判定領域のために、前記閾値として、第1閾値を用い、
    前記第2判定領域のために、前記閾値として、前記第1閾値とは異なる第2閾値を用い、
    前記第1判定領域は、印刷媒体の端部に印刷されるべき領域であり、
    前記第2判定領域は、前記印刷媒体の前記端部から離れた内部に印刷されるべき領域であり、
    前記色変換部は、前記第1閾値として、前記第2閾値よりも小さい値を用いる、
    画像処理装置。
  2. 対象画像データによって表される対象画像を印刷するために前記対象画像の色変換を行う色変換部と、
    前記対象画像から互いに異なる位置に配置される複数のオブジェクトをそれぞれ表す複数のオブジェクト領域を検出する検出部と、
    を備え、
    前記色変換部は、
    前記対象画像の少なくとも一部の領域上に配置された複数の判定領域のうちの全ての前記判定領域において前記判定領域を印刷するための色材の推定使用量が閾値以下であること、を含む第1条件が満たされる場合には、画像を色変換した後の前記色材の使用量を決定する第1種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行い、
    前記複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超えること、を含む第2条件が満たされる場合には、前記画像を色変換した後の前記色材の使用量を前記第1種パラメータよりも低減するように決定する第2種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行い、
    前記第2条件は、第1オブジェクト領域と第2オブジェクト領域とが前記検出部によって検出され、かつ、前記第1オブジェクト領域の少なくとも一部と前記第2オブジェクト領域の少なくとも一部とを含む判定領域である境界判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超えることを含み、
    前記色変換部は、前記第2条件が満たされる場合には、前記第2種パラメータを用いて、前記第1オブジェクト領域と前記第2オブジェクト領域との少なくとも一方の前記色変換を行う、
    画像処理装置。
  3. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記色変換部は、前記第2条件が満たされる場合には、前記第1オブジェクト領域を含む判定領域における前記閾値から前記推定使用量を減算して得られる第1差分と、前記第2オブジェクト領域を含む判定領域における前記閾値から前記推定使用量を減算して得られる第2差分と、のうち、小さい差分が得られる前記判定領域に含まれる前記オブジェクト領域を、前記第2種パラメータを用いる前記色変換の対象として選択する、
    画像処理装置。
  4. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記複数の判定領域のそれぞれは、前記判定領域の一部が他の判定領域の一部と重なるように、配置されており、
    前記第1差分は、前記境界判定領域と一部が重なる判定領域のうちの前記判定領域内における前記第1オブジェクト領域の面積割合が前記境界判定領域よりも大きい判定領域から得られ、
    前記第2差分は、前記境界判定領域と一部重なる判定領域のうちの前記判定領域内における前記第2オブジェクト領域の面積割合が前記境界判定領域よりも大きい判定領域から得られる、
    画像処理装置。
  5. 対象画像データによって表される対象画像を印刷するために前記対象画像の色変換を行う色変換部を備え、
    前記色変換部は、
    前記対象画像の少なくとも一部の領域上に配置された複数の判定領域のうちの全ての前記判定領域において前記判定領域を印刷するための色材の推定使用量が閾値以下であること、を含む第1条件が満たされる場合には、画像を色変換した後の前記色材の使用量を決定する第1種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行い、
    前記複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超えること、を含む第2条件が満たされる場合には、前記画像を色変換した後の前記色材の使用量を前記第1種パラメータよりも低減するように決定する第2種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行い、
    前記色変換部は、前記複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超える場合には、前記推定使用量から前記閾値を減算して得られる差分が最も大きい判定領域のみを用いて、前記第2条件が満たされるか否かを判定する、
    画像処理装置。
  6. 対象画像データによって表される対象画像を印刷するために前記対象画像の色変換を行う色変換部を備え、
    前記色変換部は、
    前記対象画像の少なくとも一部の領域上に配置された複数の判定領域のうちの全ての前記判定領域において前記判定領域を印刷するための色材の推定使用量が閾値以下であること、を含む第1条件が満たされる場合には、画像を色変換した後の前記色材の使用量を決定する第1種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行い、
    前記複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超えること、を含む第2条件が満たされる場合には、前記画像を色変換した後の前記色材の使用量を前記第1種パラメータよりも低減するように決定する第2種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行い、
    前記複数の判定領域のそれぞれは、前記判定領域の一部が他の判定領域の一部と重なるように、配置されている、
    画像処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記色変換部による前記第1種パラメータを用いた前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換の結果を用いて、前記推定使用量を算出する算出部を備える、
    画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置であって、
    前記算出部は、前記複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において、前記第1種パラメータを用いて算出される前記推定使用量である第1推定使用量が前記閾値を超える場合には、前記第1推定使用量が前記閾値を超える前記判定領域において、前記色変換部による前記第2種パラメータを用いた前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換の結果を用いて、第2推定使用量を算出し、
    前記第2条件は、少なくとも1つの判定領域において、前記第1推定使用量が前記閾値を超えており、かつ、前記第2推定使用量が前記閾値以下であること、を含む、
    画像処理装置。
  9. 対象画像データによって表される対象画像を印刷するために前記対象画像の色変換を行う色変換機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであり、
    前記色変換機能は、
    前記対象画像の少なくとも一部の領域上に配置された複数の判定領域のうちの全ての前記判定領域において前記判定領域を印刷するための色材の推定使用量が閾値以下であること、を含む第1条件が満たされる場合には、画像を色変換した後の前記色材の使用量を決定する第1種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行う機能と、
    前記複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超えること、を含む第2条件が満たされる場合には、前記画像を色変換した後の前記色材の使用量を前記第1種パラメータよりも低減するように決定する第2種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行う機能と、
    を含み、
    前記複数の判定領域は、第1判定領域と、前記第1判定領域とは異なる第2判定領域とを含み、
    前記色変換機能は、
    前記第1判定領域のために、前記閾値として、第1閾値を用い、
    前記第2判定領域のために、前記閾値として、前記第1閾値とは異なる第2閾値を用い、
    前記第1判定領域は、印刷媒体の端部に印刷されるべき領域であり、
    前記第2判定領域は、前記印刷媒体の前記端部から離れた内部に印刷されるべき領域であり、
    前記色変換機能は、前記第1閾値として、前記第2閾値よりも小さい値を用いる、
    プログラム。
  10. 対象画像データによって表される対象画像を印刷するために前記対象画像の色変換を行う色変換機能と、前記対象画像から互いに異なる位置に配置される複数のオブジェクトをそれぞれ表す複数のオブジェクト領域を検出する検出機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムであり、
    前記色変換機能は、
    前記対象画像の少なくとも一部の領域上に配置された複数の判定領域のうちの全ての前記判定領域において前記判定領域を印刷するための色材の推定使用量が閾値以下であること、を含む第1条件が満たされる場合には、画像を色変換した後の前記色材の使用量を決定する第1種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行う機能と、
    前記複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超えること、を含む第2条件が満たされる場合には、前記画像を色変換した後の前記色材の使用量を前記第1種パラメータよりも低減するように決定する第2種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行う機能と、
    を含み、
    前記第2条件は、第1オブジェクト領域と第2オブジェクト領域とが前記検出機能によって検出され、かつ、前記第1オブジェクト領域の少なくとも一部と前記第2オブジェクト領域の少なくとも一部とを含む判定領域である境界判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超えることを含み、
    前記第2条件が満たされる場合に前記色変換を行う前記機能は、前記第2条件が満たされる場合には、前記第2種パラメータを用いて、前記第1オブジェクト領域と前記第2オブジェクト領域との少なくとも一方の前記色変換を行う、
    プログラム。
  11. 対象画像データによって表される対象画像を印刷するために前記対象画像の色変換を行う色変換機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであり、
    前記色変換機能は、
    前記対象画像の少なくとも一部の領域上に配置された複数の判定領域のうちの全ての前記判定領域において前記判定領域を印刷するための色材の推定使用量が閾値以下であること、を含む第1条件が満たされる場合には、画像を色変換した後の前記色材の使用量を決定する第1種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行う機能と、
    前記複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超えること、を含む第2条件が満たされる場合には、前記画像を色変換した後の前記色材の使用量を前記第1種パラメータよりも低減するように決定する第2種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行う機能と、
    を含み、
    前記色変換機能は、前記複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超える場合には、前記推定使用量から前記閾値を減算して得られる差分が最も大きい判定領域のみを用いて、前記第2条件が満たされるか否かを判定する、
    プログラム。
  12. 対象画像データによって表される対象画像を印刷するために前記対象画像の色変換を行う色変換機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであり、
    前記色変換機能は、
    前記対象画像の少なくとも一部の領域上に配置された複数の判定領域のうちの全ての前記判定領域において前記判定領域を印刷するための色材の推定使用量が閾値以下であること、を含む第1条件が満たされる場合には、画像を色変換した後の前記色材の使用量を決定する第1種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行う機能と、
    前記複数の判定領域のうちの少なくとも1つの判定領域において前記推定使用量が前記閾値を超えること、を含む第2条件が満たされる場合には、前記画像を色変換した後の前記色材の使用量を前記第1種パラメータよりも低減するように決定する第2種パラメータを用いて、前記対象画像の前記少なくとも一部の領域の前記色変換を行う機能と、
    を含み、
    前記複数の判定領域のそれぞれは、前記判定領域の一部が他の判定領域の一部と重なるように、配置されている、
    プログラム。
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