JP4793185B2 - 画像処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、トナーやインク等の色材を用いて画像を形成する画像形成装置に作像用データを出力する画像処理装置およびプログラムに関する。
従来より、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の各色トナーを用いて、用紙上にフルカラー画像を形成するカラープリンタが知られている。このようなカラープリンタでは、各色トナーの重ね合わせたときのトナーの総量(以下、単に総量という)が一定のレベルを超えると、転写バイアス不足による転写不良や熱不足による定着不良等を招いてしまう場合がある。
このため、総量が異なる複数の色変換用のカラープロファイルを用意しておき、例えばプリント条件や環境条件に応じてこれらの中から実際に使用するカラープロファイルを決定し、総量を異ならせるようにした技術が存在する(特許文献1参照)。
特開2003−51902号公報
ところで、近年では、画像形成に使用するトナー等の色材の使用量を低減したい、という要請がある。このような要請に応えるために、例えば総量をさらに削減したカラープロファイルを使用することが考えられる。
しかしながら、例えば上記特許文献1記載の技術を利用して、ただ単に総量の削減を図った場合には、結果として作成されるカラー画像の色が本来あるべき色から大きくずれ、画質の低下を招いてしまうことがあった。
本発明は、上述した技術を背景としてなされたものであり、その目的とするところは、画質の低下を抑制しつつ、色材の使用量の削減を図ることにある。
請求項1記載の発明は、複数色の色材を用いて記録材に画像を形成するプリンタに作像用データを出力する画像処理装置であって、入力されるカラー画像データに基づき、前記色材の総量を削減した場合の画質劣化を予測する予測手段と、前記予測手段による予測結果に基づき、前記カラー画像データから前記作像用データを生成するのに使用される色変換条件を決定する決定手段とを含み、前記予測手段は、前記色材の総量を削減しない第1の色変換条件および当該色材の総量を削減した第2の色変換条件にて前記カラー画像データにそれぞれ色変換処理を施し、前記決定手段は、前記第1の色変換条件にて色変換がなされた第1のカラー画像データおよび前記第2の色変換条件にて色変換がなされた第2のカラー画像データから求められた画素毎の色差に基づいて前記色変換条件を決定することを特徴とする画像処理装置である。
請求項2記載の発明は、前記決定手段は、全画素における前記色差の平均値が所定の閾値以下であった場合に、前記色変換条件として前記第2の色変換条件の使用を決定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記決定手段は、画素毎に得られた前記色差が所定の閾値を上回った画素の数をカウントし、全画素に占める画素のカウント値が所定のレベル以下であった場合に、前記色変換条件として前記第2の色変換条件を選択することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
請求項4記載の発明は、前記決定手段は、前記カラー画像データを構成するオブジェクト毎に、前記色変換条件を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像処理装置である。
請求項5記載の発明は、複数色の色材を用いて記録材に画像を形成するプリンタに作像用データを出力する画像処理装置であって、入力されるカラー画像データに第1の色変換条件にて色変換処理を施して第1のカラー画像データを生成する第1の色変換手段と、前記カラー画像データに前記第1の色変換条件よりも前記複数色の色材の総量が制限された第2の色変換条件にて色変換処理を施して第2のカラー画像データを生成する第2の色変換手段と、前記第1のカラー画像データおよび前記第2のカラー画像データに基づき、前記作像用データの生成に使用する色変換条件として前記第1の色変換条件または前記第2の色変換条件のいずれかを選択する選択手段とを含み、前記選択手段は、前記第1のカラー画像データおよび前記第2のカラー画像データを用いて画素毎に算出された両者の色差から、前記第1の色変換条件または前記第2の色変換条件のいずれかを選択することを特徴とする画像処理装置である。
請求項6記載の発明は、前記選択手段は、全画素における前記色差の平均値が所定の閾値以下であった場合に、前記第2の色変換条件を選択することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置である。
請求項7記載の発明は、前記選択手段は、画素毎に得られた前記色差が所定の閾値を上回った画素の数をカウントし、全画素に占める画素のカウント値が所定のレベル以下であった場合に、前記第2の色変換条件を選択することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置である。
請求項8記載の発明は、複数色の色材を用いて記録材に画像を形成するプリンタに作像用データを出力する画像処理装置であって、入力されるカラー画像データに第1の色変換条件にて色変換処理を施して第1のカラー画像データを生成する第1の色変換手段と、前記カラー画像データに前記第1の色変換条件よりも前記複数色の色材の総量が制限された第2の色変換条件にて色変換処理を施して第2のカラー画像データを生成する第2の色変換手段と、前記カラー画像データに基準となる第3の色変換条件にて色変換処理を施して第3のカラー画像データを生成する第3の色変換手段と、前記第1のカラー画像データ、前記第2のカラー画像データおよび前記第3のカラー画像データに基づき、前記作像用データの生成に使用する色変換条件として前記第1の色変換条件または前記第2の色変換条件のいずれかを選択する選択手段と
を含む画像処理装置である。
請求項9記載の発明は、コンピュータに、入力されるカラー画像データに第1の色変換条件にて色変換処理を施して第1のカラー画像データを生成する機能と、前記カラー画像データに前記第1の色変換条件よりも複数色の色材の総量が制限された第2の色変換条件にて色変換処理を施して第2のカラー画像データを生成する機能と、前記第1のカラー画像データと前記第2のカラー画像データとに基づき、プリンタに出力する作像用データの生成に使用する色変換条件として前記第1の色変換条件または前記第2の色変換条件のいずれかを選択する機能とを実現させ、前記選択する機能では、前記第1のカラー画像データおよび前記第2のカラー画像データを用いて画素毎に算出された両者の色差に基づいて、前記第1の色変換条件または前記第2の色変換条件のいずれかを選択することを特徴とするプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、画質の低下を抑制しつつ、色材の使用量の削減を図ることができるとともに、複数の色変換条件から適切な色変換条件を決定することができる
請求項2記載の発明によれば、色材の削減により画質の低下が懸念される場合に、画質の低下を抑制することができる。
請求項3記載の発明によれば、色材の削減により画質の低下が懸念される場合に、画質の低下を抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、画像を形成するオブジェクト毎に、画質の低下を抑制しつつ、色材の使用量の削減を図ることができる。
請求項5記載の発明によれば、画質の低下を抑制しつつ、色材の使用量の削減を図ることができるとともに、二つの色変換条件から適切な色変換条件を決定することができる
請求項6記載の発明によれば、色材の削減により画質の低下が懸念される場合に、画質の低下を抑制することができる。
請求項7記載の発明によれば、色材の削減により画質の低下が懸念される場合に、画質の低下を抑制することができる。
請求項8記載の発明によれば、画質の低下を抑制しつつ、色材の使用量の削減を図ることができるとともに、さらに適切な色変換条件を決定することができる
請求項9記載の発明によれば、画質の低下を抑制しつつ、色材の使用量の削減を図ることができるとともに、色材の削減により画質の低下が懸念される場合に、画質の低下を抑制することができる
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は本実施の形態が適用される画像形成システムの構成例を示す図である。この画像形成システムは、複数のクライアント10(具体的には10a、10b、10c)、ネットワーク20、プリンタサーバ30、およびプリンタ40を備える。なお、この画像形成システムは、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、および黒(K)の各色インキを用いた印刷を行う前の段階において、最終印刷物をプリンタ40でシミュレーションして出力する色校正に使用することができる。
この画像形成システムにおいて、クライアント10は、印刷対象となるドキュメントデータ等を、プリンタドライバソフトウェアによってプリンタサーバ30が処理できる形式のジョブデータ(カラー画像データに対応)に変換した後、ネットワーク20に送信する。なお、ジョブデータは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、および黒(K)の各色画像情報や画像を構成するオブジェクトの属性等のTag情報を含むベクトルデータであり、例えばPDL(Page Description Language:ページ記述言語)にて記述することができる。ここで、オブジェクトの属性としては、例えばイメージ(例えば写真など)、グラフィック(例えばグラフなど)、テキスト・ライン(例えば文字や線画など)を挙げることができる。
画像処理装置としての機能を備えたプリンタサーバ30は、ネットワーク20を介してクライアント10から送信されたジョブデータを受信する。また、プリンタサーバ30は、受信したジョブデータを解釈し、その結果得られた作像用データをプリンタ40に向けて送信する。ここで、作像用データはビットマップデータであり、プリンタサーバ30はベクトルデータであるジョブデータをラスタライズすることによりラスタデータであるビットマップデータを生成する。その際、プリンタサーバ30は、ジョブデータにて指定された画像の色がプリンタ40の出力特性(プリンタ特性)にマッチするように、ラスタライズされたデータに色変換処理(色補正処理)を施す。なお、プリンタサーバ30の詳細については後述する。
プリンタ40は、プリンタサーバ30から送信された作像用データを受信する。また、プリンタ40は、受信した作像用データに基づき、記録材としての用紙上に画像を形成する。本実施の形態において、プリンタ40は、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、および黒(K)の各色トナー(複数色の色材に対応)を用いて、用紙上にフルカラー画像を形成可能な電子写真プリンタである。このプリンタ40では、帯電、露光、現像、転写、および定着の各工程を経て、用紙上にCMYK各色のトナー像が重ね合わされたフルカラー画像を形成する。
ところで、このプリンタ40では、各画素において、CMYK各色のトナー像を、それぞれ濃度0〜100%の範囲で形成することができる。したがって、ある画素における各色トナー像の濃度がそれぞれ100%であれば、理論的には、合計400%の濃度となるトナー像を形成することも可能である。ただし、トナー像を形成するトナーの量が多すぎると、転写において感光体ドラムや中間転写ベルトから記録用紙にトナー像を転写しきれなくなり、転写不良が生じてしまう。このような不具合を防止するため、このプリンタ40では、各画素におけるCMYK各色のトナー濃度の合計値(以下の説明では総量という)が280%以下に規制されている。
そして、この画像形成システムでは、プリンタサーバ30が、受信したジョブデータに基づいて作像用データを生成する際、各画素における総量が280%以下となるように制限がなされた色変換処理を実行している。
また、この画像形成システムでは、クライアント10側から、プリンタ40におけるトナー使用量の節約に関する指示を行うことができる。本実施の形態では、クライアント10にて、トナー使用量の削減を要求しない通常モード、または、トナー使用量の節約を要求する節約モードを指示することができる。通常モードの指示があった場合、プリンタサーバ30は、受信したジョブデータに基づいて、総量が280%以下となるように制限を課した色変換処理を実行する。一方、節約モードの指示があった場合、プリンタサーバ30は、受信したジョブデータに基づいて作像用データを生成する前に、総量を280%のままとした場合および総量を240%まで削減した場合にプリンタ40で形成される画像の色味の変化を予測評価する。すなわち、予測手段として機能するプリンタサーバ30は、色材としてのトナーの総量を削減した場合の画質劣化を予測する。そして、その評価結果が所定の条件を満足する場合(色味の変化が許容範囲内にある場合)に、プリンタサーバ30は、各画素における総量が240%以下となるように制限を課した色変換処理を実行する。一方、評価結果が上記所定の条件を満足しない場合に、プリンタサーバ30は、各画素における総量が通常通りの280%以下となるように制限を課した色変換処理を実行する。すなわち、プリンタサーバ30は、ジョブデータ(カラー画像データ)から作像用データを生成するのに使用される色変換条件を決定する決定手段としても機能する。
図2は、プリンタサーバ30の構成例を示すブロック図である。プリンタサーバ30は、ラスタライズ部31、色変換条件決定部32、色変換部33、およびプロファイル記憶部34を備える。
ラスタライズ部31は、受信したジョブデータを解釈して、CMYK各色のビットマップデータを生成する。なお、以下の説明では、ラスタライズ部31から出力されるCMYK各色のビットマップデータをCMYKラスタデータと呼ぶ。例えばA4サイズで主走査方向および副走査方向の解像度がともに600dpi(dot per inch)の場合、CMYKラスタデータを構成する画素数は、各色それぞれ約350万となる。
色変換条件決定部32は、クライアント10(図1参照)から受信した節約設定情報(通常モードまたは節約モード)、および、ラスタライズ部31から入力されてくるCMYKラスタデータに基づき、色変換部33における色変換条件(色補正条件)を決定する。より具体的に説明すると、色変換条件決定部32は、色変換部33において総量280%の色変換条件で色変換処理(色補正処理)を施すのか、あるいは、総量240%の色変換条件で色変換処理(色補正処理)を施すのか、を決定する。
色変換部33は、ラスタライズ部31から入力されてくるCMYKラスタデータに対し、色変換条件決定部32にて決定された色変換条件(総量280%の場合の色変換条件または総量240%の場合の色変換条件)を用いて色変換処理を施す。そして、色変換部33は、色変換処理を施して得られたCMYK各色のビットマップデータを作像用データとして出力する。なお、本実施の形態において、色変換部33は、プロファイル記憶部34から読み出したDLUT(Direct Look Up Table)を用いてCMYK−CMYK変換を行う。
プロファイル記憶部34は、第1プロファイル34aおよび第2プロファイル34bを記憶している。ここで、第1プロファイル34aは、総量280%の色変換条件における色変換プロファイル(第1の色変換条件に対応)である。また、第2プロファイル34bは、総量240%の色変換条件における色変換プロファイル(第2の色変換条件に対応)である。そして、これら第1プロファイル34aおよび第2プロファイル34bは、CMYK各色の入力値と出力値とを対応付けたDLUTにて構成される。
なお、プリンタサーバ30を構成する各部の機能は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。すなわち、プリンタサーバ30に設けられた図示しないCPU(Central Processing Unit)が、ラスタライズ処理部31、色変換条件決定部32、および色変換部33の各機能を実現するプログラムを、例えばハードディスク等の記憶装置からメインメモリに読み込んで、これらの各機能を実現する。また、ハードディスクやメインメモリ等の記憶装置が、プロファイル記憶部34の機能を実現する。
図3は、図2に示す色変換条件決定部32の構成例を示すブロック図である。色変換条件決定部32は、評価値算出部51、加算部52、および判定選択部53を備える。
評価値算出部51は、ラスタライズ部31から入力されてくるCMYKラスタデータを用い、画素毎に評価値Cを算出する。なお、評価値Cの詳細については後述する。また、評価値算出部51は、評価値Cの算出を行った画素の数(画素カウント値Nと呼ぶ)をカウントする。
加算部52は、評価値算出部51で算出された評価値Cを画素毎に順次加算することで総評価値Xを取得し、図示しないメモリに記憶させる。
判定選択部53は、節約設定情報に基づいて設定される判定閾値aと、評価値算出部51から読み出した画素カウント値Nの合計値(総画素数Nという)と、加算部52から読み出した総評価値Xとを用いて、色変換部33で用いる色変換条件(総量280%または総量240%)を判定・選択する。したがって、判定選択部53は、第1の色変換条件または第2の色変換条件のいずれかを選択する選択手段として機能している。
図4は、図3に示す評価値算出部51の構成例を示すブロック図である。評価値算出部51は、第1変換部61、シミュレーションプロファイル記憶部62、第2変換部63、プリンタプロファイル記憶部64、色差算出部65、およびカウント部66を備える。
第1変換部61は、ラスタライズ部31から入力されてくるCMYKラスタデータに、画素毎に色変換処理を施す。このとき、第1変換部61は、シミュレーションプロファイル記憶部62から読み出したDLUTを用いてCMYK−CMYK変換を行う。また、第1変換部61は、色変換処理を施して得られたCMYK各色のビットマップデータを出力する。そして、第1変換部61は、入力されるCMYKラスタデータを総量280%の色変換条件(後述する第1Sプロファイル62aを用いる)にて色変換し、得られたCMYK各色のビットマップデータ(以下の説明では280%CMYKデータという:第1のカラー画像データに対応)を出力する。さらに、第1変換部61は、入力されるCMYKラスタデータを総量240%の色変換条件(後述する第2Sプロファイル62bを用いる)にて色変換し、得られたCMYK各色のビットマップデータ(以下の説明では240%CMYKデータという:第2のカラー画像データに対応)を出力する。
シミュレーションプロファイル記憶部62は、第1シミュレーションプロファイル(以下の説明では第1Sプロファイルと呼ぶ)62aおよび第2シミュレーションプロファイル(以下の説明では第2Sプロファイルと呼ぶ)62bを記憶している。ここで、第1Sプロファイル62aは、総量280%の色変換条件での色変換プロファイル(第1の色変換条件に対応)であり、上述した第1プロファイル34a(図2参照)と同じものである。また、第2Sプロファイル62bは、総量240%の色変換条件での色変換プロファイル(第2の色変換条件に対応)であり、上述した第2プロファイル34b(図2参照)と同じものである。このため、これら第1Sプロファイル62aおよび第2Sプロファイル62bも、CMYK各色の入力値と出力値とを対応付けたDLUTにて構成される。
第2変換部63は、第1変換部61から入力されてくるCMYK各色のビットマップデータに画素毎に色変換処理を施す。このとき、第2変換部63は、プリンタプロファイル記憶部64に記憶されるDLUTを用いてCMYK−L***変換を行う。また、第2変換部63は、色変換処理を施して得られたL***データを出力する。ここで、第2変換部63は、後述するように、280%CMYKデータをL***データに変換し、240%CMYKデータをL***データに変換する。なお、以下の説明では、前者を280%Labデータ(第1のカラー画像データに対応)、後者を240%Labデータ(第2のカラー画像データに対応)と呼ぶ。そして、本実施の形態では、これら第1変換部61および第2変換部63が、第1の色変換手段および第2の色変換手段として機能している。
プリンタプロファイル記憶部64は、プリンタプロファイル(以下の説明ではPプロファイルと呼ぶ)64aを記憶している。Pプロファイル64aは、作像用データ(CMYK各色のビットマップデータ)を用い、プリンタ40にて画像形成を行った場合に用紙に出力されるであろう画像の色を、デバイスに依存しないL***データに変換するためのプロファイルである。このPプロファイル64aもDLUTで構成される。
色差算出部65は、第2変換部63から出力される280%Labデータおよび240%Labデータを用いて、画素毎に、同一画素における色差ΔEを算出し、得られた色差ΔEを評価値Cとして出力する。
カウント部66は、色差算出部65にて色差ΔEの算出を行う度に、1ずつカウントアップを行う。そなわち、カウント部66は、画素カウント値Nを取得している。
では、上記図1〜図4および以下に示すフローチャートを用いて、プリンタサーバ30およびプリンタサーバ30を構成する各機能ブロックで実行される処理を、より具体的に説明する。
図5は、図2に示すプリンタサーバ30で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。
ネットワーク20を介してクライアント10からジョブデータが送信されると、ラスタライズ部31はラスタライズを実行する(ステップ101)。すなわち、ラスタライズ部31は、受信したジョブデータを解釈して、CMYKラスタデータを生成する。
次に、色変換条件決定部32は、クライアント10から受信した節約設定情報、および、ラスタライズ部31から入力されてくるCMYKラスタデータに基づき、色変換部33における色変換条件を決定する(ステップ102)。次いで、色変換部33は、色変換条件決定部32にて決定された色変換条件に基づき、プロファイル記憶部34から第1プロファイル34aあるいは第2プロファイル34bを読み出して設定を行う。そして、色変換部33は、ラスタライズ部31から入力されてくるCMYKラスタデータに、設定された色変換プロファイルを用いて色変換処理を施す(ステップ103)。そして、色変換部33は、得られたCMYK各色のビットマップデータすなわち作像用データを、プリンタ40に向けて送信する。
図6は、図5に示すステップ102において、図2および図3に示す色変換条件決定部32で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、クライアント10から送信された節約設定情報を、ネットワーク20を介して判定選択部53が取得する(ステップ201)。次に、判定選択部53は、取得した節約設定情報に節約モードの指定があるか否かを判断する(ステップ202)。ここで、節約モードの指定がなかった場合、換言すれば、通常モードの指定があった場合は、後述するステップ210に進む。一方、節約モードの指定があった場合、判定選択部53は判定閾値aを設定する(ステップ203)。なお、判定閾値aは、後述するステップ209において色変換条件の判定を行うために使用されるものであり、その詳細については後述する。
次に、評価値算出部51ではカウント部66における画素カウント値Nをリセット(N=0)し、加算部52では図示しないメモリに記憶される総評価値Xをリセット(X=0)する(ステップ204)。
そして、評価値算出部51は、画素カウント値NをN+1とし(ステップ205)、ラスタライズ部31から入力されるCMYKラスタデータのうちのN番目(最初は1番目)の画素について評価値Cを算出する(ステップ206)。次いで、加算部52は、評価値算出部51で算出された評価値Cを図示しないメモリから読み出した総評価値Xに加え、得られた新たな総評価値X(X=X+C)をメモリに記憶させる(ステップ207)。
次に、評価値算出部51は、1ページ分の全画素について評価値Cの算出が完了したか否かを判断する(ステップ208)。ここで、全画素の評価値Cの算出が完了していない場合はステップ205に戻って次の画素に対する処理を続行する。一方、すべての画素に対する評価値Cの算出が完了していた場合、判定選択部53は、評価値算出部51のカウント部66から読み出した画素カウント値N(すべての画素に対する評価が完了しているためNは全画素数を意味している)、加算部52のメモリから読み出した総評価値X、およびステップ203で設定された判定閾値aを用い、平均評価値を意味する総評価値X/全画素数Nが判定閾値aを上回っているか否かを判断する(ステップ209)。ここで、X/N>aであった場合、判定選択部53は、総量280%の色変換条件である第1プロファイル34aを選択する(ステップ210)。なお、上記ステップ202において節約モードの指定がなかったと判断した場合にも、判定選択部53は、第1プロファイル34aを選択する。一方、ステップ209においてX/N≦aであった場合、判定選択部53は、総量240%の色変換条件である第2プロファイル34bを選択する(ステップ211)。その後、判定選択部53は選択したプロファイルの情報を色変換部33に出力し(ステップ212)、一連の処理を完了する。
図7は、図6に示すステップ206において、図3および図4に示す評価値算出部51で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。
N番目の画素のCMYKラスタデータに対し、第1変換部61は、まず、シミュレーションプロファイル記憶部62から読み出した第1Sプロファイル62aを用いて色変換(CMYK−CMYK)を実行する。その結果、第1変換部61はN番目の画素の280%CMYKデータを取得する(ステップ301)。次に、第2変換部63は、N番目の画素の280%CMYKデータに、プリンタプロファイル記憶部64から読み出したPプロファイル64aを用いて色変換(CMYK−L***)を実行する。その結果、第2変換部63は、N番目の画素の280%Labデータ(このときの画素のL***値を(LA,aA,bA)とする)を取得する(ステップ302)。
次いで、第1変換部61は、N番目の画素のCMYKラスタデータに対し、シミュレーションプロファイル記憶部62から読み出した第2Sプロファイル62bを用いて色変換(CMYK−CMYK)を実行する。これにより、第1変換部61は、N番目の画素の240%CMYKデータを取得する(ステップ303)。次に、第2変換部63は、N番目の画素の240%CMYKデータに、プリンタプロファイル記憶部64から読み出したPプロファイル64aを用いて色変換(CMYK−L***)を実行する。その結果、第2変換部63は、N番目の画素の240%Labデータ(このときのL***値を(LB,aB,bB)とする)を取得する(ステップ304)。
そして、色差算出部65は、ステップ302で取得されたN番目の画素の280%Labデータおよびステップ304で取得されたN番目の画素の240%Labデータを用い、N番目の画素における両者の色差ΔEを演算し、得られた色差ΔEをN番目の画素の評価値Cとして出力する(ステップ305)。なお、280%Labデータと240%Labデータとの色差ΔEは、以下の式で求めることができる。
ΔE=((LA−LB2+(aA−aB2+(bA−bB20.5
本実施の形態では、節約モードの指示があった場合に、総量280%での色変換処理で得られる色と総量240%での色変換処理で得られる色との色差ΔE(=評価値C)を、画素毎に算出している。そして、1ページ分の画像を構成する各画素の評価値Cの総和である総評価値Xを全画素数Nで割った平均評価値X/Nの大きさと判定閾値aとの比較を行い、総量240%での出力可否を判断している。この例では、平均評価値X/Nが大きいほど、総量280%の色変換条件の場合に出力されるであろう画像の色と総量240%の色変換条件で出力されるであろう画像の色との色ずれが大きいことになる。このため、本実施の形態では、平均評価値X/Nが判定閾値a以下となる場合(X/N≦a)には、使用トナー量を削減しても色の変化が小さいと考えられることから、総量240%の色変換処理を行って得られた作像用データをプリンタ40に出力している。一方、平均評価値X/Nが判定閾値aを超える場合(X/N>a)には、使用トナー量の削減による色の変化が大きいと考えられることから、節約モードの指示があった場合でも、総量280%の色変換処理を行って得られた作像用データをプリンタ40に出力している。ここで、判定閾値aは、色差ΔEの許容値を意味しており、プリンタサーバ30で自動的に設定してもよいし、クライアント10にて節約モードを指定する際にユーザが直接設定してもよい。
つまり、本実施の形態では、節約モードの指示があった場合、トナー使用量を削減した際に得られる色を予測し、トナー使用量の削減による影響すなわち予想される色の変化の程度に応じて、実際にトナー使用量を削減した作像データを出力するか否かが判断されることになる。このため、トナー使用量の削減と、トナー使用量の削減に伴う色味の変化の抑制とが両立されることになる。
また、節約モードの指示がなければ、そのまま280%総量での色変換処理が行われる。この場合には、評価値Cや色差ΔE等の算出を省略することができ、その分、処理が軽くなる。
<実施の形態2>
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、節約モードの指定があった場合に、色変換条件決定部32における色変換条件の選択手法を異ならせたものである。なお、本実施の形態において実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図8は、本実施の形態で用いられる色変換条件決定部32のブロック図を示している。本実施の形態に係る色変換条件決定部32は、評価値算出部51、比較加算部54、および選択部55を備えている。
評価値算出部51は、実施の形態1と同様、図4に示す構成を備えており、ラスタライズ部31から入力されてくるCMYKラスタデータを用いて、画素毎に評価値Cを算出する。また、評価値算出部51は、評価値Cの算出を行った画素の数をカウントする。
比較加算部54は、評価値算出部51で算出された評価値Cと節約設定情報に基づいて設定される判定閾値aとを比較する。また、比較加算部54は、評価値Cが判定閾値aよりも大きい画素(以下の説明では影響大画素と呼ぶ)の数を加算することで影響大画素数Yを取得し、図示しないメモリに記憶させる。
選択部55は、節約設定情報に基づいて設定される判定閾値bと、評価値算出部51から読み出した画素カウント値Nの合計値(総画素数N)と、比較加算部54から読み出した影響大画素数Yとを用いて、色変換部33で用いる色変換条件(総量280%または総量240%)を選択する。
図9は、本実施の形態において、図8に示す色変換条件決定部32で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、クライアント10から送信された節約設定情報を、ネットワーク20を介して比較加算部54および選択部55が取得する(ステップ401)。次に、比較加算部54および選択部55は、取得した節約設定情報に節約モードの指定があるか否かを判断する(ステップ402)。ここで、節約モードの指定がなかった場合、換言すれば、通常モードの指定があった場合は、後述するステップ411に進む。一方、節約モードの指定があった場合、比較加算部54は判定閾値aを設定し、選択部55は判定閾値bを設定する(ステップ403)。ここで、判定閾値aは、実施の形態1と同じである。また、判定閾値bは、後述するステップ410において色変換条件の判定を行うために使用されるものであり、その詳細については後述する。
次に、評価値算出部51ではカウント部66における画素カウント値Nをリセット(N=0)し、比較加算部54では図示しないメモリに格納される影響大画素数Yをリセット(Y=0)する(ステップ404)。
そして、評価値算出部51は、画素カウント値NをN+1とし(ステップ405)、ラスタライズ部31から入力されるCMYKラスタデータのうちのN番目(最初は1番目)の画素について、評価値Cを算出する(ステップ406)。なお、評価値Cの算出は、実施の形態1と同じ手順(図7参照)にて実行される。
次いで、比較加算部54は、評価値算出部51で算出された評価値Cが判定閾値aよりも大きいか否かを判断する(ステップ407)。ここで、評価値Cが判定閾値aよりも大きい場合、比較加算部54は、図示しないメモリから読み出した影響大画素数Yに1を加え(Y=Y+1)、得られた新たな影響大画素数Yを図示しないメモリに記憶させる(ステップ408)。なお、評価値Cが判定閾値a以下の場合は次のステップ409に進む。
次に、評価値算出部51は、1ページ分の全画素について評価値Cの算出が完了したか否かを判断する(ステップ409)。ここで、評価値Cの算出が完了していない場合はステップ405に戻って次の画素に対する処理を続行する。一方、すべての画素に対する評価値Cの算出が完了していた場合、選択部55は、評価値算出部51のカウント部66から読み出した画素カウント値N(全画素数N)、比較加算部54のメモリから読み出した影響大画素数Y、およびステップ403で設定された判定閾値bを用い、色ずれの大きい画素の割合を意味する影響大画素数Y/全画素数Nが判定閾値bを上回っているか否かを判断する(ステップ410)。ここで、Y/N>bであった場合、選択部55は、総量280%の色変換条件である第1プロファイル34aを選択する(ステップ411)。なお、上記ステップ402において節約モードの指定がなかったと判断した場合にも、選択部55は、第1プロファイル34aを選択する。一方、ステップ410においてY/N≦bであった場合、選択部55は、総量240%の色変換条件である第2プロファイル34bを選択する(ステップ412)。その後、選択部55は選択したプロファイルの情報を色変換部33に出力し、一連の処理を完了する。
本実施の形態では、節約モードの指示があった場合に、実施の形態1と同様、総量280%での色変換処理で得られる色と総量240%での色変換処理で得られる色との色差ΔE(=評価値C)を、画素毎に算出している。また、各画素の評価値Cと判定閾値aとの比較を行い、C>aとなる画素数の総和である影響大画素数Yを計数している、そして、1ページ分の画像を構成する全画素数Nに占める影響大画素数Yの割合を示すY/Nの大きさと判定閾値bとの比較を行い、総量240%での出力可否を判断している。この例では、割合Y/Nが大きいほど、総量280%の色変換条件で出力されるであろう画像の色と総量240%の色変換条件で出力されるであろう画像の色とのずれが著しい画素の占める割合が多いことになる。このため、本実施の形態では、割合Y/Nが判定閾値b以下となる場合(Y/N≦b)には、使用トナー量を削減しても色の変換が小さいと考えられることから、総量240%の色変換処理を行って得られた作像用データをプリンタ40に出力している。一方、割合Y/Nが判定閾値bを超える場合(Y/N>b)には、使用トナー量の削減による色の変化が大きいと考えられることから、節約モードの指示があった場合でも、総量280%の色変換処理を行って得られた作像用データをプリンタ40に出力する。ここで、判定閾値aは、実施の形態1で説明したように色差ΔEの許容値を意味している。他方、判定閾値bは、全画素に占める色ずれの大きい画素の割合を意味しており、判定閾値aと同様、プリンタサーバ30で自動的に設定することができ、クライアント10にて節約モードを指定する際にユーザが直接設定することもできる。
したがって、本実施の形態においても、節約モードの指示があった場合、トナー使用量を削減した際に得られる色を予測し、トナー使用量の削減による影響すなわち予想される色の変化の程度に応じて、実際にトナー使用量を削減した作像データを出力するか否かが判断される。このため、トナー使用量の削減と、トナー使用量の削減に伴う色味の変化の抑制とが両立されることになる。
また、節約モードの指示がなければ、そのまま280%総量での色変換処理が行われる。この場合には、評価値Cや色差ΔE等の算出を省略することができ、その分、処理が軽くなる。
<実施の形態3>
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、節約モードの指定があった場合に、色変換条件決定部32において、画像を構成するオブジェクト毎に、トナー削減の可否を判断するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図10は、本実施の形態に係るプリンタサーバ30の構成例を示すブロック図である。プリンタサーバ30は、実施の形態1で説明したラスタライズ部31、色変換条件決定部32、色変換部33、およびプロファイル記憶部34に加えて、オブジェクト判別部35および対応付け部36をさらに備えている。なお、色変換条件決定部32は、実施の形態1と同じく、図3に示す構成を備えている。
オブジェクト判別部35は、クライアント10から受信したジョブデータに含まれるTag情報からオブジェクト情報を取得する。取得されるオブジェクト情報としては、オブジェクトの属性(イメージ、グラフィック、テキスト・ライン)、オブジェクトの数、オブジェクトの配置等がある。
対応付け部36は、ラスタライズ部31から出力されるCMYKラスタデータの各画素に、オブジェクト判別部35から出力されるオブジェクトの属性を対応付けて出力する。なお、以下の説明では、対応付け部36から出力される、オブジェクトの属性が対応付けられたCMYKラスタデータを属性付きCMYKラスタデータと呼ぶ。
図11は、クライアント10のディスプレイに表示されるトナー節約の設定画面(トナー節約オプション)を例示している。本実施の形態では、オブジェクトの種類(属性)毎にトナー節約レベルを指定することが可能となっている。この例では、イメージオブジェクト(Iオブジェクトと呼ぶ)、グラフィックオブジェクト(Gオブジェクトと呼ぶ)、ライン・テキストオブジェクト(LTオブジェクトと呼ぶ)のそれぞれに対し、別個に、精度を優先するか(節約モードの指定をしないか)、節約を優先するか(節約モードの指定をするか)を設定することができる。また、例えば精度に対してどの程度節約を優先するか、などを多段階に設定することも可能である。ただし、この例では、精度優先または節約優先のいずれかが設定されるものとして説明を行うことにする。
図12は、図10に示すプリンタサーバ30で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。
ネットワーク20を介してクライアント10からジョブデータが送信されると、ラスタライズ部31は、受信したジョブデータを解釈して、CMYKラスタデータを生成する(ステップ501)。また、オブジェクト判別部35は、受信したジョブデータから画像を構成するオブジェクト情報を取得する(ステップ502)。そして、対応付け部36は、ラスタライズ部31から入力されるCMYKラスタデータの各画素に、オブジェクト判別部35から入力されるオブジェクト情報を対応付け(ステップ503)、得られた属性付きCMYKラスタデータを出力する。
次に、色変換条件決定部32は、クライアント10から受信した節約設定情報、および、対応付け部36から入力されてくる属性付きCMYKラスタデータに基づき、オブジェクト毎に、色変換部33における色変換条件を決定する(ステップ504)。次いで、色変換部33は、色変換条件決定部32にて決定されたオブジェクト毎の色変換条件に基づき、プロファイル記憶部34から第1プロファイル34aあるいは第2プロファイル34bを読み出して設定を行う。そして、色変換部33は、対応付け部36から入力されてくる属性付きCMYKラスタデータに、オブジェクト毎に設定された色変換条件にて色変換処理を施し(ステップ505)、得られたCMYK各色のビットマップデータすなわち作像用データを、プリンタ40に向けて送信する。
図13および図14は、図12に示すステップ504において、図3に示す色変換条件決定部32で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、クライアント10から送信された節約設定情報を、ネットワーク20を介して判定選択部53が取得する(ステップ601)。次に、判定選択部53は、取得した節約設定情報に節約モードの指定があるか否かを判断する(ステップ602)。ここで、節約モードの指定がなかった場合、換言すれば、図11に示すUIにおいて全オブジェクトに対して「精度優先」の指定があった場合は、後述するステップ622に進む。一方、節約モードの指定があった場合、換言すれば、図11に示すUIにおいていずれかのオブジェクトに対して「節約優先」の指定があった場合は、判定選択部53がオブジェクト毎に判定閾値を設定する(ステップ603)。より具体的に説明すると、判定選択部53は、イメージオブジェクトに対してはIオブジェクト判定閾値aIを、グラフィックオブジェクトに対してはGオブジェクト判定閾値aGを、ライン・テキストオブジェクトに対してはLTオブジェクト判定閾値aLTを、それぞれ設定するのである。なお、これらの判定閾値は、後述するステップ613において色変換条件の決定を行うために使用される。そして、例えばLTオブジェクトに対しては「節約優先」が、IオブジェクトおよびGオブジェクトに対しては「精度優先」が設定される場合、LTオブジェクト判定閾値aLTには所定の数値が設定される一方、Iオブジェクト判定閾値aIやGオブジェクト判定閾値aGには0が設定される。
次に、評価値算出部51ではカウント部66における画素カウント値Nをリセット(N=0)し、各オブジェクトを構成する画素カウント値であるIカウント値NI、Gカウント値NG、LTカウント値NLTをすべてリセット(NI=NG=NLT=0)し、各オブジェクトの総評価値であるI総評価値XI、G総評価値XG、LT総評価値XLTもすべてリセット(XI=XG=XLT=0)する(ステップ604)。
そして、評価値算出部51は、画素カウント値NをN+1とし(ステップ605)、ラスタライズ部31から入力される属性付きCMYKデータのうちのN番目(最初は1番目)の画素について評価値Cを算出する(ステップ606)。なお、評価値Cの算出は、実施の形態1と同様、図7に示す手順にて行われる。
次いで、加算部52は、評価値算出部51で評価値Cの算出が行われたN番目の画素のオブジェクト属性に基づき、このN番目の画素がIオブジェクトを構成するものか否かを判断する(ステップ607)。ここで、N番目の画素がIオブジェクトを構成するものである場合、加算部52は、この評価値Cを図示しないメモリから読み出したI総評価値XIに加え、得られた新たなI総評価値XI(XI=XI+C)をメモリに記憶させる。また、加算部52は、Iカウント値NIをNI+1とし、新たなIカウント値NIをメモリに記憶させる(ステップ608)。
また、ステップ607においてN番目の画素がIオブジェクトを構成するものではなかった場合、加算部52は、この画素がGオブジェクトを構成するものであるか否かを判断する(ステップ609)。ここで、N番目の画素がGオブジェクトを構成するものである場合、加算部52は、この評価値Cを図示しないメモリから読み出したG総評価値XGに加え、得られた新たなG総評価値XGをメモリに記憶させる。また、加算部52は、Gカウント値NGを値NG+1とし、新たなGカウント値NGをメモリに記憶させる(ステップ610)。
一方、ステップ609においてN番目の画素がGオブジェクトを構成するものではなかった場合、加算部52は、この画素がLTオブジェクトを構成するものと判断する。そして、加算部52はこの評価値Cを図示しないメモリから読み出したLT総評価値XLTに加え、得られた新たなLT総評価値XLT(XLT=XLT+C)をメモリに記憶させる。また、加算部52は、LTカウント値NLTをNLT+1とし、新たなLTカウント値NLTをメモリに記憶させる(ステップ611)。
次に、評価値算出部51は、1ページ分の全画素について評価値Cの算出が完了したか否かを判断する(ステップ612)。ここで、全画素の評価値Cの算出が完了していない場合はステップ605に戻って処理を続行する。
一方、すべての画素に対する評価値Cの算出が完了していた場合、判定選択部53は、加算部52の図示しないメモリから読み出したIカウント値NI(すべての画素に対する評価が完了しているためNIは全イメージ画素数を意味している)およびI総評価値XI、およびステップ603で設定されたIオブジェクトに対する判定閾値aIを用い、Iオブジェクトにおける平均評価値を意味するXI/NIがこの判定閾値aIを上回っているか否かを判断する(ステップ613)。ここで、XI/NI>aIであった場合、判定選択部53は、Iオブジェクトに対し総量280%の色変換条件である第1プロファイル34aを選択する(ステップ614)。一方、ステップ613において、XI/NI≦aIであった場合、判定選択部53は、Iオブジェクトに対し総量240%の色変換条件である第2プロファイル34bを選択する(ステップ615)。ここで、Iオブジェクトに対して「精度優先」の設定がなされていた場合、Iオブジェクトに対する判定閾値aIが0となるため、必ず第1オブジェクト34aが選択されることになる。
次に、判定選択部53は、加算部52の図示しないメモリから読み出したGカウント値NG(すべての画素に対する評価が完了しているためNGは全グラフィック画素数を意味している)およびG総評価値XG、およびステップ603で設定されたGオブジェクトに対する判定閾値aGを用い、Gオブジェクトにおける平均評価値を意味するXG/NGがこの判定閾値aGを上回っているか否かを判断する(ステップ616)。ここで、XG/NG>aGであった場合、判定選択部53は、Gオブジェクトに対し総量280%の色変換条件である第1プロファイル34aを選択する(ステップ617)。一方、ステップ616において、XG/NG≦aGであった場合、判定選択部53は、Gオブジェクトに対し総量240%の色変換条件である第2プロファイル34bを選択する(ステップ618)。ここで、Gオブジェクトに対して「精度優先」の設定がなされていた場合、Gオブジェクトに対する判定閾値aGが0となるため、必ず第1オブジェクト34aが選択されることになる。
さらに、判定選択部53は、加算部52の図示しないメモリから読み出したLTカウント値NLT(すべての画素に対する評価が完了しているためNLTは全ライン・テキスト画素数を意味している)およびLT総評価値XLT、およびステップ603で設定されたLTオブジェクトに対する判定閾値aLTを用い、LTオブジェクトにおける平均評価値を意味するXLT/NLTがこの判定閾値aLTを上回っているか否かを判断する(ステップ619)。ここで、XLT/NLT>aLTであった場合、判定選択部53は、LTオブジェクトに対し総量280%の色変換条件である第1プロファイル34aを選択する(ステップ620)。一方、ステップ619において、XLT/NLT≦aLTであった場合、判定選択部53は、LTオブジェクトに対し総量240%の色変換条件である第2プロファイル34bを選択する(ステップ621)。ここで、LTオブジェクトに対して「精度優先」の設定がなされていた場合、LTオブジェクトに対する判定閾値aLTが0となるため、必ず第1オブジェクト34aが選択されることになる。
また、上記ステップ602において節約モードの指定がなかったと判断した場合に、判定選択部53は、全オブジェクト(Iオブジェクト、Gオブジェクト、およびLTオブジェクト)に対し、第1プロファイル34aを選択する(ステップ622)。
その後、各オブジェクトに対応して選択したプロファイルの情報を色変換部33に出力し(ステップ623)、一連の処理を完了する。
図15は、図12に示すステップ505において、色変換部33で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、色変換部33は、図示しないメモリに記憶される画素カウント値Nをリセット(N=0)する(ステップ701)。次に、色変換部33は、画素カウント値NをN+1とし(ステップ702)、ラスタライズ部31からN番目(最初は1番目)の画素の属性付きCMYKラスタデータを取得する(ステップ703)。次いで、色変換部33は、N番目の画素の属性付きCMYKラスタデータからこの画素のオブジェクト属性を取得し(ステップ704)、取得したオブジェクト属性に対応するプロファイル(第1プロファイル34aまたは第2プロファイル34b)を設定する(ステップ705)。このプロファイルは、上述したいように色変換条件決定部32で事前に決定されている。
そして、設定されたプロファイルを用いて、N番目の画素のCMYKラスタデータに対する色変換処理を実行する(ステップ706)。その後、色変換部33は、属性付きCMYKラスタデータの全画素についての色変換処理が完了したか否かを判断する(ステップ707)。ここで、全画素に対する色変換処理が完了していない場合は、ステップ702に戻って次の画素に対する処理を続行する。一方、すべての画素に対する色変換処理が完了した場合は、一連の処理を完了する。
本実施の形態では、画像を構成するオブジェクト毎に「精度優先」または「節約優先」が設定され、「節約優先」が設定されたオブジェクトに対し、実施の形態1と同様に総量280%での色変換処理を行うかまたは総量240%での色変換処理を行うかを決定している。これにより、例えば全オブジェクトに対して「節約優先」が設定されるような場合であっても、例えばライン・テキスト画像のように色の精度がさほど要求されないオブジェクトに対しては例えば240%での色変換処理がなされ、例えばイメージ画像のように高い色の精度が要求されるオブジェクトに対しては280%での色変換処理がなされることになる。
<実施の形態4>
実施の形態1でも説明したように、図1に示す画像形成システムは、CMYK各色インキを使って印刷物を出力する印刷機の色校正のために使用されることがある。印刷では、Japan Color(オフセット枚葉印刷色標準)等を色再現標準として印刷データ(ジョブデータ)の作成が行われることが多い。つまり、Japan Color等で定められたCMYK各色の標準インキにて所望の色を出すことを目的として、ジョブデータが生成されるのである。
したがって、印刷用の色校正を目的とする場合、総量280%の色変換条件である第1プロファイル34aや総量240%の色変換条件である第2プロファイル34bは、Japan Color等の色をターゲットとして作成されることになる。つまり、プリンタサーバ30では、出力される作像用データに基づき、プリンタ40でCMYK各色のトナーを用いて形成される画像の色をターゲットとなるJapan Color等の色に近づけるように、色変換を行っている。
しかしながら、印刷機で用いられるCMYK各色インキとプリンタ40で用いられるCMYK各色トナーとでは、それぞれ色特性が異なるため、例えばCMYK各色インキを用いた場合に生成可能な色が、CMYK各色トナーを用いた場合に生成(再現)できないことがある。これは、印刷機とプリンタ40とでは、色再現域(Gamut)が異なることに起因する。このため、トナー使用量の節約を行わない総量280%の色変換条件で色変換処理を施したとしても、Japan Colorでは生成できる色をプリンタ40で再現できない、といった事態が生じ得る。このような場合は、色再現域外にある色を色再現域内の色に置き換える、Gamut圧縮と呼ばれる処理が施される。
つまり、トナー使用量の節減を行わずに色変換処理を施した場合であっても、本来ターゲットとしていた色(例えばJapan Color)と異なる色が生成されてしまう、という事態が生じ得る。
そこで、本実施の形態では、各画素で求められる評価値Cに、本来出力されるべき色(Japan Color等)からのずれを加味した重み付けを行っている。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図16は、本実施の形態に係る評価値算出部51の構成例を示すブロック図である。この評価値算出部51は、実施の形態1で説明した第1変換部61、シミュレーションプロファイル記憶部62、第2変換部63、プリンタプロファイル記憶部64、色差算出部65、およびカウント部66に加えて、第3変換部67、ターゲットプロファイル記憶部68、係数決定部69、および評価値演算部70をさらに備えている。
第3の色変換手段として機能する第3変換部67は、ラスタライズ部31から入力されてくるCMYKラスタデータに画素毎に色変換処理を施す。このとき、第3変換部67は、ターゲットプロファイル記憶部68から読み出したDLUT(第3の色変換条件に対応)を用いてCMYK−L***変換を行う。また、第3変換部67は、色変換処理を施して得られたL***データを出力する。なお、以下の説明では、第3変換部67から出力されるデータをターゲットLabデータ(第3のカラー画像データに対応)と呼ぶ。
ターゲットプロファイル記憶部68は、ターゲットプロファイル(以下の説明ではTプロファイルと呼ぶ)68aを記憶している。Tプロファイル68aは、CMYKラスタデータに対し、印刷機(Japan Colorを色再現標準としているものとする)にて印刷を行った場合に出力されるであろう画像の色を、デバイスに依存しないL***データに変換するためのプロファイルである。このPプロファイル64aもDLUTで構成される。
係数決定部69は、第2変換部63から出力される280%Labデータおよび第3変換部67から出力されるターゲットLabデータを用いて、画素毎に、同一画素における色差ΔEを算出する。なお、係数決定部69で算出される色差ΔEを評価値Dと呼ぶことにする。また、係数決定部69は、算出された評価値Dを用いて、同一画素の評価値Cに重み付けを行うための係数f(D)を決定する。
評価値演算部70は、色差算出部65から画素毎に出力される評価値Cに、係数決定部69から出力される同一画素に対応する係数f(D)を用いて演算(重み付け)を行い、得られた最終評価値Fを出力する。
図17は、図16に示す評価値演算部70で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
まず始めに、N番目の画素に対する評価値Cの算出が行われる(ステップ801)。なお、ステップ801における評価値Cの算出は、実施の形態1と同じ手順(図7参照)にて実行される。また、実施の形態1でも説明したように、評価値Cの算出を行う前に、第2変換部63において、N番目の画素の280%Labデータおよび240%Labデータが取得されている。
次に、N番目の画素のCMYKラスタデータに対し、第3変換部67は、ターゲットプロファイル記憶部68から読み出したTプロファイル68aを用いて色変換(CMYK−L***)を実行する。その結果、第3変換部67は、N番目の画素のターゲットLabデータ(このときの画素のL***値を(LC,aC,bC)とする)を取得する(ステップ802)。
次いで、係数決定部69では、第3変換部67で取得されたN番目の画素のターゲットLabデータ(L***値:(LC,aC,bC))および第2変換部63で取得されたN番目の280%Labデータ(L***値:(LA,aA,bA))を用い、N番目の画素における両者の色差ΔEを演算し、得られた色差ΔEをN番目の画素の評価値Dとして取得する(ステップ803)。なお、ターゲットLabデータと280%Labデータとの色差ΔEは、以下の式で求めることができる。
ΔE=((LC−LA2+(aC−aA2+(bC−bA20.5
また、係数取得部69は、得られたN番目の画素の評価値Dから、N番目の画素に対応する係数f(D)を取得する(ステップ804)。なお、係数f(D)は、評価値Dの関数として表現されるが、その詳細については後述する。
そして、評価値演算部70は、ステップ801で得られたN番目の画素の評価値Cに、ステップ804で得られたN番目の画素に対応する係数f(D)を掛け合わせ、得られた結果をN番目の画素の評価値Fとして出力する(ステップ805)。
なお、後段の加算部52等では、実施の形態1における評価値Cをこの評価値Fに置き換えて、その後の処理を行う。つまり、評価値Fの総和である総評価値Xを総画素数Nで割ったものが判定閾値a以下であった場合(X/N≦a)には、使用トナー量を削減しても色の変化が小さいと考えられることから、総量240%の色変換処理を行って得られた作像用データをプリンタ40に出力することになる。一方、平均評価値X/Nが判定閾値aを超える場合(X/N>a)には、使用トナー量の削減による色の変化が大きいと考えられることから、節約モードの指示があった場合でも、総量280%の色変換処理を行って得られた作像用データをプリンタ40に出力することになる。
図18は、上記ステップ804における係数f(D)の決定に用いられる関数をグラフ化したものを示している。なお、同図において、横軸は評価値Dすなわち同一画素におけるターゲットLabデータと280%Labデータとの色差ΔEを示しており、縦軸は係数f(D)を示している。
本実施の形態において、評価値Dが例えば0であるということは、同一画素におけるターゲットLabデータと280%Labデータとが全く同じ色である、ということを意味している。このため、このような場合には、重要性が高い画素であることから、係数f(D)を1としている。そして、評価値Dが大きくなるほど、換言すれば、同一画素におけるターゲットLabデータと280%Labデータとのずれ(色ずれ)が大きくなるほど、重要性の低い画素であるとして、係数が小さくなるように設定している。ただし、評価値Dと係数f(D)との関係は単純な一次関数ではなく、予め各種シミュレーションを行った結果に基づいて定められる。
評価値Dと係数f(D)との関係は、元々シミュレーション精度が低い色(評価値Dが大きい色)については、多少トナー量を減らしてしまってもかまわない、という着想に基づいて設定されている。また、シミュレーション精度が高い色(評価値Dが小さい色)については、トナー量を減らしてしまうことでせっかく良い一致をみせていた色が変わってしまってはいけない、という着想に基づいて設定される。
なお、実施の形態1〜4では、節約モードの設定があった場合に、総量280%および総量240%でのシミュレーションを行い、そのシミュレーション結果に基づいてどちらの色変換条件を選択するかを決定していた。ただし、これに限られるものではなく、例えば総量200%等の色変換条件にてさらにシミュレーションを行い、3以上のシミュレーション結果から実際に使用する色変換条件を選択するようにしても良い。
<実施の形態5>
実施の形態1〜4では、節約モードの指定があったときに、総量280%における色変換条件と総量240%における色変換条件とでそれぞれシミュレーションを行い、所定の条件を満足する場合に総量240%での色変換条件を選択していた。これに対し、本実施の形態では、どの程度まで総量を減らした場合に所定の条件を満足しなくなるかについてシミュレーションを行い、得られたシミュレーション結果に基づいて色変換条件を決定するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1〜4と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図19は、本実施の形態で用いられる評価値算出部51の構成例を示すブロック図である。この評価値算出部51は、実施の形態1で説明した第1変換部61、シミュレーションプロファイル記憶部62、第2変換部63、プリンタプロファイル記憶部64、色差算出部65、およびカウント部66に加えて、UCR(Under Color Removal)処理部71をさらに備えている。このUCR処理部71は、第1変換部61と第2変換部63との間に設けられる。
UCR処理部71は、第1変換部61から出力されてくる280%CMYKデータあるいは240%CMYKデータに、画素毎に下地除去処理を施す。具体的に説明すると、UCR処理部71は、入力されるCMYKラスタデータのうち、CMYが重ね合わされて灰(グレー)になる成分のうちの所定割合を墨(黒)に置き換えることで下地の除去を行う。そして、UCR処理部71は下地除去がなされたCMYKラスタデータを第2変換部63に出力する。なお、UCR処理部71では、例えば0%(UCR処理なし)から1%刻みでUCRレートを調整することができる。
図20は、本実施の形態において、図3に示す色変換条件決定部32で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、クライアント10から送信された節約設定情報を、ネットワーク20を介して判定選択部53が取得する(ステップ901)。次に、判定選択部53は、取得した節約設定情報に節約モードの指定があるか否かを判断する(ステップ902)。ここで、節約モードの指定がなかった場合、換言すれば、通常モードの指定があった場合は、後述するステップ913に進む。一方、節約モードの指定があった場合、判定選択部53は判定閾値aを設定する(ステップ903)。
次に、評価値算出部51では、総量Zを279(%)に設定する(ステップ904)。その次に、評価値算出部51では、カウント部66における画素カウント値Nをリセット(N=0)し、加算部52では図示しないメモリに記憶される総評価値Xをリセット(X=0)する(ステップ905)。
そして、評価値算出部51は、画素カウント値NをN+1とし(ステップ906)、ラスタライズ部31から入力されるCMYKラスタデータのうちのN番目(最初は1番目)の画素について評価値Cを算出する(ステップ907)。次いで、加算部52は、評価値算出部51で算出された評価値Cを図示しないメモリから読み出した総評価値Xに加え、得られた新たな総評価値X(X=X+C)をメモリに記憶させる(ステップ908)。
次に、評価値算出部51は、1ページ分の全画素について評価値Cの算出が完了したか否かを判断する(ステップ909)。ここで、全画素の評価値Cの算出が完了していない場合はステップ906に戻って次の画素に対する処理を続行する。一方、すべて画素に対する評価値Cの算出が完了していた場合、判定選択部53は、評価値算出部51のカウント部66から読み出した画素カウント値N(すべての画素に対する評価が完了しているためNは全画素数を意味している)、加算部52のメモリから読み出した総評価値X、およびステップ903で設定された判定閾値aを用い、平均評価値を意味する総評価値X/全画素数Nが判定閾値aを上回っているか否かを判断する(ステップ910)。
ここで、X/N>aであった場合、判定選択部53は、総量Z+1%(例えばZ=279の場合には総量280%)の色変換条件を選択する(ステップ911)。一方、X/N≦aであった場合、判定選択部53、総量ZをZ−1に設定し(ステップ912)、ステップ905に戻って処理を続行する。また、上記ステップ902において節約モードが設定されていないと判断した場合、判定選択部53は、色変換条件として第1プロファイル34aを選択する(ステップ913)。
その後、判定選択部53は、選択された色変換条件を色変換部33に出力し(ステップ914)、一連の処理を完了する。
このようにして得られた色変換条件は、色変換部33に出力される。そして、色変換部33では、この色変換条件を用いて、入力されるCMYKラスタデータの各画素に対し色変換処理を施して出力する。このとき、色変換部33では、第1プロファイル34aあるいは第2プロファイル34bと、設定されたUCRレートとを用いて、色変換処理を実行する。
図21は、図20に示すステップ907において、図19に示す評価値算出部51で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。
N番目の画素のCMYKラスタデータに対し、第1変換部61は、まず、シミュレーションプロファイル記憶部62から読み出した第1Sプロファイル62aを用いて色変換(CMYK−CMYK)を実行する。その結果、第1変換部61はN番目の画素の280%CMYKデータを取得する(ステップ1001)。次に、第2変換部63は、N番目の画素の280%CMYKデータに、プリンタプロファイル記憶部64から読み出したPプロファイル64aを用いて色変換(CMYK−L***)を実行する。その結果、第2変換部63は、N番目の画素の280%Labデータ(このときの画素のL***値を(LA,aA,bA)とする)を取得する(ステップ1002)。
次いで、第1変換部61は、N番目の画素のCMYKラスタデータに対し、色変換(CMYK−CMYK)を実行する。ここで、241<Z<279の場合、第1変換部61は、シミュレーションプロファイル記憶部62から読み出した第1Sプロファイル62aを用いて色変換を行う。一方、Z≦240の場合、第1変換部61は、シミュレーションプロファイル記憶部62から読み出した第2Sプロファイル62bを用いて色変換を行う。
続いて、UCR処理部71は、第1変換部61から入力される色変換済みのN番目の画素のCMYKラスタデータに対し、総量Zに応じたUCR処理を行う。その結果、UCR処理部71は、N番目の画素のZ%CMYKデータを取得する(ステップ1003)。具体的に説明すると、例えばZ=279の場合、第1変換部61からは総量280%に対応する色変処理がなされたCMYKラスタデータが入力される。これに対し、UCR処理部71は、UCRレート1%の条件で下地除去を行う。すると、280−1すなわち総量279%のCMYKデータが得られることになる。
次いで、第2変換部63は、N番目の画素のZ%CMYKデータに、プリンタプロファイル記憶部64から読み出したPプロファイル64aを用いて色変換(CMYK−L***)を実行する。その結果、第2変換部63は、N番目の画素のZ%Labデータ(このときのL***値を(LD,aD,bD)とする)を取得する(ステップ1004)。
そして、色差算出部65は、ステップ1002で取得されたN番目の画素の280%Labデータおよびステップ1004で取得されたN番目の画素のZ%Labデータを用い、N番目の画素における両者の色差ΔEを演算し、得られた色差ΔEをN番目の画素の評価値Cとして出力する(ステップ1005)。なお、280%LabデータとZ%Labデータとの色差ΔEは、以下の式で求めることができる。
ΔE=((LA−LD2+(aA−aD2+(bA−bD20.5
本実施の形態では、総量を280%から徐々に減らしながら、平均評価値X/Nが判定閾値aを超えるまでシミュレーションを行い、平均評価値X/Nが判定閾値aを超える直前の色変換プロファイル(第1プロファイル34aまたは第2プロファイル34bとUCRレートとの組み合わせ)を用いて色変換処理を実行するようにした。これにより、より高い精度で、トナー使用量の削減と色味の変化の抑制とが両立されることになる。
なお、実施の形態1〜5では、プリンタ40とは別に設けられたプリンタサーバ30においてジョブデータから作像用データへの変換を行っていたが、これに限られるものではなく、プリンタサーバ30の機能をプリンタ40に内蔵させるようにしてもよい。また、クライアント10にこの機能を内蔵させることも可能である。
また、実施の形態1〜5では、プリンタ40としてトナーが用いられる電子写真プリンタを例に説明を行ったが、これに限られるものではなく、例えばインクを用いて画像形成を行うインクジェットプリンタであってもよい。
さらに、実施の形態1〜5では、ジョブデータがCMYKの各色画像情報を有している例について説明を行ったが、これに限られるものではない。すなわち、ジョブデータが例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の各色画像情報を有していてもよい。この場合は、例えばラスタライズ部31がRGB各色のラスタデータを生成し、第1変換部61がRGB各色のラスタデータにRGB−CMYK変換を行うことになる。
さらにまた、実施の形態1〜5では、総量280%の色変換プロファイルおよび総量240%の色変換プロファイルを用いてシミュレーションを行っていたが、これに限られるものではない。すなわち、例えば総量260%や総量220%、あるいは総量200%の色変換プロファイルを用いてもよい。また、実施の形態1〜5では、これら二つの色変換プロファイルから実際の色変換処理に用いる色変換プロファイルを選択していたが、これに限られるものではなく、3以上の色変換プロファイルからいずれか1つを選択するようにしてもかまわない。
画像形成システムの構成例を示す図である。 実施の形態1におけるプリンタサーバの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1における色変換条件決定部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1における評価値算出部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1においてプリンタサーバで実行される処理の流れを説明するフローチャートである。 実施の形態1において色変換条件決定部で実行される処理の流れを説明するフローチャートである。 実施の形態1において評価値算出部で実行される処理の流れを説明するフローチャートである。 実施の形態2における色変換条件決定部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2において色変換条件決定部で実行される処理の流れを説明するフローチャートである。 実施の形態3におけるプリンタサーバの構成例を示すブロック図である。 実施の形態3においてクライアントのディスプレイに表示されるトナー節約の設定画面を示す図である。 実施の形態3においてプリンタサーバで実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。 実施の形態3において色変換条件決定部で実行される処理の流れを説明するためのフローチャート(その1)である。 実施の形態3において色変換条件決定部で実行される処理の流れを説明するためのフローチャート(その2)である。 実施の形態3において色変換部で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。 実施の形態4における評価値算出部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態4において評価値算出部で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。 実施の形態4における評価値Dと係数f(D)との関係を示すグラフ図である。 実施の形態5における評価値算出部の構成例を示すブロック図である。 実施の形態5において色変換条件決定部で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。 実施の形態5において評価値算出部で実行される処理の流れを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10(10a、10b、10c)…クライアント、20…ネットワーク、30…プリンタサーバ、31…ラスタライズ部、32…色変換条件決定部、33…色変換部、34…プロファイル記憶部、34a…第1プロファイル、34b…第2プロファイル、35…オブジェクト判別部、36…対応付け部、40…プリンタ、51…評価値算出部、52…加算部、53…判定選択部、54…比較加算部、55…選択部、61…第1変換部、62…シミュレーションプロファイル記憶部、62a…第1Sプロファイル、62b…第2Sプロファイル、63…第2変換部、64…プリンタプロファイル記憶部、64a…Pプロファイル、65…色差算出部、66…カウント部、67…第3変換部、68…ターゲットプロファイル記憶部、69…係数決定部、70…評価値演算部、71…UCR処理部

Claims (9)

  1. 複数色の色材を用いて記録材に画像を形成するプリンタに作像用データを出力する画像処理装置であって、
    入力されるカラー画像データに基づき、前記色材の総量を削減した場合の画質劣化を予測する予測手段と、
    前記予測手段による予測結果に基づき、前記カラー画像データから前記作像用データを生成するのに使用される色変換条件を決定する決定手段とを含み、
    前記予測手段は、前記色材の総量を削減しない第1の色変換条件および当該色材の総量を削減した第2の色変換条件にて前記カラー画像データにそれぞれ色変換処理を施し、
    前記決定手段は、前記第1の色変換条件にて色変換がなされた第1のカラー画像データおよび前記第2の色変換条件にて色変換がなされた第2のカラー画像データから求められた画素毎の色差に基づいて前記色変換条件を決定すること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 前記決定手段は、全画素における前記色差の平均値が所定の閾値以下であった場合に、前記色変換条件として前記第2の色変換条件の使用を決定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記決定手段は、画素毎に得られた前記色差が所定の閾値を上回った画素の数をカウントし、全画素に占める画素のカウント値が所定のレベル以下であった場合に、前記色変換条件として前記第2の色変換条件を選択することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記決定手段は、前記カラー画像データを構成するオブジェクト毎に、前記色変換条件を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像処理装置。
  5. 複数色の色材を用いて記録材に画像を形成するプリンタに作像用データを出力する画像処理装置であって、
    入力されるカラー画像データに第1の色変換条件にて色変換処理を施して第1のカラー画像データを生成する第1の色変換手段と、
    前記カラー画像データに前記第1の色変換条件よりも前記複数色の色材の総量が制限された第2の色変換条件にて色変換処理を施して第2のカラー画像データを生成する第2の色変換手段と、
    前記第1のカラー画像データおよび前記第2のカラー画像データに基づき、前記作像用データの生成に使用する色変換条件として前記第1の色変換条件または前記第2の色変換条件のいずれかを選択する選択手段とを含み、
    前記選択手段は、前記第1のカラー画像データおよび前記第2のカラー画像データを用いて画素毎に算出された両者の色差から、前記第1の色変換条件または前記第2の色変換条件のいずれかを選択することを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記選択手段は、全画素における前記色差の平均値が所定の閾値以下であった場合に、前記第2の色変換条件を選択することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記選択手段は、画素毎に得られた前記色差が所定の閾値を上回った画素の数をカウントし、全画素に占める画素のカウント値が所定のレベル以下であった場合に、前記第2の色変換条件を選択することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  8. 複数色の色材を用いて記録材に画像を形成するプリンタに作像用データを出力する画像処理装置であって、
    入力されるカラー画像データに第1の色変換条件にて色変換処理を施して第1のカラー画像データを生成する第1の色変換手段と、
    前記カラー画像データに前記第1の色変換条件よりも前記複数色の色材の総量が制限された第2の色変換条件にて色変換処理を施して第2のカラー画像データを生成する第2の色変換手段と、
    前記カラー画像データに基準となる第3の色変換条件にて色変換処理を施して第3のカラー画像データを生成する第3の色変換手段と、
    前記第1のカラー画像データ前記第2のカラー画像データおよび前記第3のカラー画像データに基づき、前記作像用データの生成に使用する色変換条件として前記第1の色変換条件または前記第2の色変換条件のいずれかを選択する選択手段と
    を含む画像処理装置。
  9. コンピュータに、
    入力されるカラー画像データに第1の色変換条件にて色変換処理を施して第1のカラー画像データを生成する機能と、
    前記カラー画像データに前記第1の色変換条件よりも複数色の色材の総量が制限された第2の色変換条件にて色変換処理を施して第2のカラー画像データを生成する機能と、
    前記第1のカラー画像データと前記第2のカラー画像データとに基づき、プリンタに出力する作像用データの生成に使用する色変換条件として前記第1の色変換条件または前記第2の色変換条件のいずれかを選択する機能とを実現させ
    前記選択する機能では、前記第1のカラー画像データおよび前記第2のカラー画像データを用いて画素毎に算出された両者の色差に基づいて、前記第1の色変換条件または前記第2の色変換条件のいずれかを選択することを特徴とするプログラム。
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