JP5854573B1 - デジタル画像の色属性表示装置、方法及びプログラム並びに画像処理装置 - Google Patents

デジタル画像の色属性表示装置、方法及びプログラム並びに画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザがデジタル画像が有する色属性を直感的かつ的確に認識できるように表示する色属性表示装置を提供する。【解決手段】画像データの全画素を256輝度階調に分別し、第n階調(n=0〜255)に属する画素を直角二等辺三角形の擬似xy色度図にマッピングする。そのマッピング画素(MP)を、擬似xy色度図内から正三角形内へ、正三角形内からその外接円へ写像により射影し、MPが分布した第n階調の諧調別色度円30(n)を得る。256階調分の諧調別色度円30(n)で作成した円柱状のHSV色空間データに基づいて色度円と色空間正面図を表示させる。また、それらの上にはカーソル等の操作ツールも表示させる。画像データの画素とHSV色空間データのMPは対応付けられており、操作ツールでのMPの移動等が画像の色属性に反映される。【選択図】図4

Description

デジタルカメラ等で撮影したデジタル画像をコンピュータでレタッチする際には、画像の色属性に係る表示(数値やヒストグラム)が参照されるが、本発明は、その色属性を円柱状のHSV色空間への画素の分布状態として表示させる装置、方法及びプログラム並びにその色属性表示装置を利用した画像処理装置に関する。
従来から、デジタル画像の画像処理技術については、デジタルカメラの普及に伴って多種多様な提案がなされており、また多数のフォトレタッチソフトが出回って利用に供されている。
この種のソフトウェアは、一般的にデジタル画像の色属性、すなわち色相、彩度及び明度の3要素を変更可能とするものであり、それぞれの要素をGUI(Graphical User Interface)を利用して操作するようになっている。
したがって、ユーザが、GUIの表示画面において変更対象画像の色属性情報を認識しながら、色相、彩度及び明度の各値をスライダーバーの移動や数値入力によって変更するようになっているが、前記色属性の3要素に係る情報を視覚的に表現する手段としては、一般にヒストグラム(Histogram)が用いられている。
ここに、ヒストグラムとしては、横軸に左から0〜255階調を、縦軸に画素数をとり、輝度、RGB(R,G,Bの平均)及びR/G/B個別の分布状態を順次切り替えて表示するものや、R/G/Bの分布状態を重ね合せて表示させるものが一般的である。
また、下記特許文献1〜3などに開示されているGUIではスライダーバーによらない方式が提案されている。
具体的には、特許文献1ではL*a*b*表色系のカラーマップを表示させて修正の前後の色指定や修正が及ぼす色範囲の指定を行う方式が、特許文献2では色相環を表示させて回転リングや彩度増減ボタンを操作して色相調整と彩度調整を実行する方式が、特許文献3では色度図(色相・彩度平面図、明度平面図)を表示させて、その上に表示される操作用の色オブジェクトを移動させることにより色相調整や彩度調整を実行する方式が、それぞれ開示されている。
また、色属性の変更によるデジタル画像への反映度合いを確認するには、変更前の画像データも記憶させておいて、変更前後の各画像を切り換えて表示できるようにする方法や、変更前後の各画像を並置させて表示する方法が採用されており、更に変更対象画像の中の特定の色をユーザが好みの色に変更するような場合には、GUIの表示画面に専用の色パレットを用意しておいて選択させるようなものもある。
特開2000−13628号公報 特開2004−72168号公報 特許第4677323号公報 特開平2−51979号公報
ところで、フォトレタッチソフトに代表される画像処理においては、変更対象となるデジタル画像の色属性が如何なる傾向にあるのかを容易に確認でき、それに基づいてデジタル画像が所望の表示状態となるように色相、彩度及び明度を簡単な操作で自在に変更できることが望ましい。
しかしながら、デジタル画像の色属性を表現する手段としては、上記のようにヒストグラムによるものが広範に普及しており、多くのフォトレタッチソフトでその方式が用いられているのが実情である。
なお、前記特許文献1〜3においてはデジタル画像自体が有する色属性の表示・確認については格別に言及していない。
また、前記特許文献4では「画像データ(L:明度,H:色相,S:彩度)の頻度分布及び統計データ(平均値、モード、最大値、最小値等々)を求めて表示する」旨の説明がなされているが、具体的な開示がなされているわけではなく、「頻度分布」の表示と記載されていることからみてヒストグラムのような表示でしかない。
一方、フォトレタッチソフト等のユーザにとって、ヒストグラムが表現するデジタル画像の色属性と実際のデジタル画像の色合いとの関連性を理解しながら色属性の変更操作を的確に実行できるようになるには、相当の経験や練度が必要とされ、従来からこの課題についての新規なアプローチが切望されている。
そこで、本発明は、簡単なデータ処理によってユーザがデジタル画像の全画素が有する色属性を直感的且つ的確に認識できるように表示する色属性表示装置、方法及びプログラムを提供すると共に、併せてその表示内容に対して直接的に変更操作を行うことによりデジタル画像の変更を行えるようにした画像処理装置を提供することを目的として創作された。
本願における第1の発明は、デジタル画像データを記憶する第1記憶手段と、前記第1記憶手段のデジタル画像データの全画素を輝度値に基づいてN階調(Nは16以上の整数)に分別する画素分別手段と、前記画素分別手段が分別した各輝度階調の画素群について、各画素毎にR(赤色),G(緑色),B(青色)の光強度の合計値に対する3色の内のいずれか2色に係る各光強度値の比率を求め、前記2つの比率を縦軸と横軸にとった直交座標である擬似xy色度図の座標上にマッピングすることにより、前記各比率に対応する辺を直交二辺とした直角二等辺三角形内に当該輝度階調に属する画素群の色度情報を画素としてマッピングした第1段階データを作成する第1のデータ作成手段と、前記第1のデータ作成手段が作成したN階調分の各第1段階データについて、前記直角二等辺三角形内にマッピングされた色度情報に係る画素(以下、「マッピング画素」という)を写像によって正三角形内に射影させて、その正三角形の三頂点がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの清色又は純色に相当し、各三辺上がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの内の2色混合による清色又は純色に相当し、且つ重心位置が当該輝度階調での無彩色に相当する第2段階データを作成する第2のデータ作成手段と、前記第2のデータ作成手段が作成したN階調分の各第2段階データについて、前記正三角形内のマッピング画素を写像によって円形内に射影させて、その円の円周における中心角で120°毎の位置がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの清色又は純色に相当し、円周の他の区間がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの内の2色混合による清色又は純色に相当し、且つその円の中心位置が当該輝度階調での無彩色に相当する調別色度円データを作成する第3のデータ作成手段と、前記第3のデータ作成手段が作成したN階調分の調別色度円データを、円柱状の色空間にマッピング画素が3次元的に分布したHSV色空間データとして記憶する第2記憶手段と、前記第2記憶手段のHSV色空間データに基づいて、そのHSV色空間を円柱軸方向から見た色度円の表示データを作成する表示データ作成手段と、前記表示データ作成手段が作成した表示データに基づいて、前記色度円をディスプレイに表示させる表示制御手段とを具備したことを特徴とするデジタル画像の色属性表示装置に係る。
また、この第1の発明においては、前記表示データ作成手段が、前記第2記憶手段のHSV色空間データに基づいて、前記色度円の表示データと共に、HSV色空間を円柱軸に垂直な方向から見た正面図(以下、「色空間正面図」という)の表示データを作成し、前記表示制御手段が、前記色度円と共に、前記色空間正面図をディスプレイに表示させるようにしてもよい。
本願の第2の発明は、前記第1の発明に対応するデジタル画像の色属性表示方法に係り、デジタル画像データを第1記憶手段に記憶させる第1のステップと、前記第1のステップで前記第1記憶手段に記憶させたデジタル画像データの全画素を、輝度値に基づいてN階調に分別する第2のステップと、前記第2のステップで分別した各輝度階調の画素群について、各画素毎にR,G,Bの光強度の合計値に対する3色の内のいずれか2色に係る各光強度値の比率を求め、前記2つの比率を縦軸と横軸にとった直交座標である擬似xy色度図の座標上にマッピングすることにより、前記各比率に対応する辺を直交二辺とした直角二等辺三角形内に当該輝度階調に属する画素群の色度情報を画素としてマッピングした第1段階データを作成する第3のステップと、前記第3のステップで作成したN階調分の各第1段階データについて、前記直角二等辺三角形内のマッピング画素を写像によって正三角形内に射影させて、その正三角形の三頂点がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの清色又は純色に相当し、各三辺上がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの内の2色混合による清色又は純色に相当し、且つ重心位置が当該輝度階調での無彩色に相当する第2段階データを作成する第4のステップと、前記第4のステップで作成したN階調分の各第2段階データについて、前記正三角形内のマッピング画素を写像によって円形内に射影させて、その円の円周における中心角で120°毎の位置がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの清色又は純色に相当し、円周の他の区間がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの内の2色混合による清色又は純色に相当し、且つその円の中心位置が当該輝度階調での無彩色に相当する調別色度円データを作成する第5のステップと、前記第5のステップで作成したN階調分の調別色度円データを、円柱状の色空間にマッピング画素が3次元的に分布したHSV色空間データとして第2記憶手段に記憶させる第6のステップと、前記第6のステップで前記第2記憶手段に記憶させたHSV色空間データに基づいて、そのHSV色空間を円柱軸方向から見た色度円の表示データを作成する第7のステップと、前記第7のステップで作成した表示データに基づいて、前記色度円をディスプレイに表示させる第8のステップとを、コンピュータによって実行させることを特徴とする。
また、この第2の発明においては、前記第7のステップにおいて、前記第2記憶手段のHSV色空間データに基づいて、前記色度円の表示データと共に、色空間正面図の表示データを作成し、前記第8のステップにおいて、前記色度円と共に、前記色空間正面図をディスプレイに表示させるようにしてもよい。
そして、本願の第3の発明は、前記色属性表示方法の各ステップをコンピュータに実行させるデジタル画像の色属性表示プログラムに係る。
このように、本願発明のデジタル画像の色属性表示装置、方法及びプログラムでは、デジタル画像データの全画素を円柱状の色空間に色属性表示用の画素として3次元的にマッピングしたHSV色空間データを作成し、そのHSV色空間データに基づいて色度円を表示させ又は色度円と色空間正面図を表示させる。
そして、HSV色空間データは次のような手順で作成されている。
(1) デジタル画像データの全画素を輝度調毎のN組の画素群に分別する。
(2) 分別された各画素群毎に、外形が二等辺直角三角形である擬似xy色度図に対してマッピングする。すなわち、各画素におけるR,G,Bの内の2色についてぞれぞれの光強度比率を求めて、直交座標である擬似xy色度図のx軸(横軸)とy軸(縦軸)を0〜100%の範囲にとって各画素をマッピングすると、x軸方向とy軸方向を二等辺とする直角三角形の中に色度を表す画素が分布したものとなる。そして、これが第1段階データであり、N階調分作成される。
(3) 第1段階データである擬似xy色度図(二等辺直角三角形)内のマッピング画素を写像によって正三角形内に射影して第2段階データを作成する。この場合、擬似xy色度図のy軸をx軸側へ30°倒した変形によって構成される正三角形内への射影を行う写像によるのが最も簡単である。そして、第2段階データはN階調分作成される。
(4) 第2段階データである正三角形内のマッピング画素を写像によって円形内に射影して調別色度円データを作成する。この場合の写像としては、正三角形からその外接円への射影を行う写像によるのが最も簡単である。そして、調別色度円データはN階調分作成される。
ところで、擬似xy色度図において、x軸とy軸を光強度比率の軸として選択された2色以外の他の1色の光強度比率は、当然に100%から前記2色の光強度比率の和を差し引いたものであるため、第1段階データの直角二等辺三角形と第2段階データの正三角形ではその三頂点が、調別色度円データの円では120°の中心角を介した円周上の三点が、それぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの清色又は純色に対応する。
また、第1段階データの直角二等辺三角形と第2段階データの正三角形における各辺上の点及び調別色度円データにおける前記三点以外の円周上の区間は、それぞれ当該輝度調でのR,G,Bの内の2色混合による清色又は純色に対応する。
さらに、第1段階データの二等辺直角三角形(擬似xy色度図)と第2段階データの正三角形における各重心位置及び調別色度円データの円の中心位置は、それぞれ当該輝度調における無彩色に対応する。
したがって、N階調分の調別色度円データを積層することにより、デジタル画像データの全画素が色属性表示用の画素としてマッピングされた円柱状のHSV色空間データが構成され、この色空間は、色相(Hue)が円柱の周方向に沿って変化し、彩度(Saturation)は円柱軸からの離隔距離に応じて高くなり、明度(Value)は円柱軸の方向にN階調となった構成を有している。
次に、本願の第4の発明は、前記第1の発明に係るデジタル画像の色属性表示装置を備え、同装置の前記表示制御手段が前記色度円をディスプレイに表示させると共に、前記第1記憶手段が記憶しているデジタル画像データの画像も前記ディスプレイに表示させる画像処理装置であって、前記色属性表示装置が表示させる前記色度円の外周に沿って周方向へ移動可能な第1カーソル、前記第1カーソルと前記色度円の中心を結び、前記第1カーソルの移動に伴って回動する半径線、前記半径線上を移動可能な第2カーソル及び前記色度円と同心で前記第2カーソルを通過する円線を表示させる操作ツール表示手段と、前記第1カーソル及び前記第2カーソルをそれぞれ独立に移動させることが可能な操作入力手段と、前記操作入力手段による前記第1カーソルの移動に伴う前記半径線の回動に応じて、前記色属性表示装置の前記第2記憶手段が記憶している前記HSV色空間のマッピング画素を周方向について移動又は消去させ、また前記操作入力手段による前記第2カーソルの移動に伴う前記円線の半径の増減に応じて、前記HSV色空間のマッピング画素を半径方向について移動又は消去させると共に、移動したマッピング画素については移動先の色属性値に変更する色空間データ変更手段と、前記色空間データ変更手段が変更(移動又は消去)の対象としたマッピング画素に対応する前記第1記憶手段のデジタル画像データの画素について、同一の色属性の変更処理を行う表示画素データ変更手段とを具備したことを特徴とする。
この第4の発明の画像処理装置においては、前記操作ツール表示手段に対して、前記色度円における前記第1カーソルの初期表示位置を、前記HSV色空間を中心軸の周りにM等分(Mは16以上の整数)した各分割空間の内、内部に含まれる前記マッピング画素の数が最大であるものの外周位置に設定し、また前記色度円における前記第2カーソルの初期表示位置を、前記半径線上であって、前記色属性表示装置の第1記憶手段が記憶しているデジタル画像データの全画素の彩度値の平均値に対応する位置に設定する機能を具備させておくことが望ましい。
本願の第5の発明は、前記第2の発明に係るデジタル画像の色属性表示装置を備え、同装置の前記表示制御手段が前記色度円と前記色空間正面図をディスプレイに表示させると共に、前記第1記憶手段が記憶しているデジタル画像データの画像も前記ディスプレイに表示させる画像処理装置であって、前記色属性表示装置が表示させる前記色度円の外周に沿って周方向へ移動可能な第1カーソル、前記第1カーソルと前記色度円の中心を結び、前記第1カーソルの移動に伴って回動する半径線、前記半径線上を移動可能な第2カーソル、前記色度円と同心で前記第2カーソルを通過する円線及び前記色空間正面図中を前記HSV色空間に係る円柱軸と平行な方向へ移動可能な第3カーソルを表示させる操作ツール表示手段と、前記第1カーソル、前記第2カーソル及び第3カーソルをそれぞれ独立に移動させることが可能な操作入力手段と、前記操作入力手段による前記第1カーソルの移動に伴う前記半径線の回動に応じて、前記色属性表示装置の前記第2記憶手段が記憶している前記HSV色空間のマッピング画素を周方向について移動又は消去させ、前記操作入力手段による前記第2カーソルの移動に伴う前記円線の半径の増減に応じて、前記HSV色空間のマッピング画素を半径方向について移動又は消去させ、また前記操作入力手段による前記第3カーソルの移動に応じて、前記HSV色空間のマッピング画素を円柱軸と平行な方向について移動又は消去させると共に、移動したマッピング画素については移動先の色属性値に変更する色空間データ変更手段と、前記色空間データ変更手段が変更(移動又は消去)の対象としたマッピング画素に対応する前記第1記憶手段のデジタル画像データの画素について、同一の色属性の変更処理を行う表示画素データ変更手段とを具備したことを特徴とする。
この第5の発明の画像処理装置においては、前記操作ツール表示手段に対して、前記色度円における前記第1カーソルの初期表示位置を、前記HSV色空間を中心軸の周りにM等分(Mは16以上の整数)した各分割空間の内、内部に含まれる前記マッピング画素の数が最大であるものの外周位置に設定し、前記色度円における前記第2カーソルの初期表示位置を、前記半径線上であって、前記色属性表示装置の第1記憶手段が記憶しているデジタル画像データの全画素の彩度値の平均値に対応する位置に設定し、また前記色空間正面図における前記第3カーソルの初期表示位置を、前記色属性表示装置で作成されたN階調分の調別色度円の内、マッピング画素の数が最大であるものに対応する階調位置に設定する機能を具備させておくことが望ましい。
以上のように、本願発明の画像処理装置は、本願発明の色属性表示装置を備えており、デジタル画像の全画素に対応するマッピング画素を分布させた色度円(第4及び第5の発明)と色空間正面図(第5の発明のみ)をディスプレイに表示することで、ユーザに対して画像の有する色属性(色相・彩度・明度)を分かりやすく提示する。
また、色度円と色空間正面図の上に操作ツールを表示させ、それらをマウス等の操作入力手段で操作することによりマッピング画素を移動させることができる。
ここに、操作ツールである第1カーソルと半径線は色相変更のために、第2カーソルと円は彩度変更のために、また第3カーソルは明度変更のために用いられ、ユーザは、色度円と色空間正面図におけるマッピング画素の分布状態を見ながら、すなわち画像の全画素の色相・彩度・明度がどのような傾向を有しているかを3次元的な分布状態から確認しながら、その分布状態に対して直接的に変更を加えることができる。
そして、色度円と色空間正面図のマッピング画素は移動に伴ってその移動先位置で与えられている色属性に変化し、またマッピング画素が第1記憶手段のデジタル画像データの画素と対応付けられていることにより、デジタル画像データの画素もマッピング画素の移動先位置における色属性に変更せしめられる。
また、本願発明の画像処理装置では、各カーソルの初期位置を統計的情報に基づいて設定することも可能であり、ユーザに対して、色度円と色空間正面図におけるマッピング画素の分布状態と併せて、画像の色属性の変更操作を行う上での目安となる有意義な情報を提供できる。
本願発明のデジタル画像の色属性表示装置、方法及びプログラムによれば、デジタル画像の全画素が有する色属性を、簡単なデータ処理でマッピング画素が3次元的に分布した円柱状のHSV色空間(色度円や色空間正面図)として提示でき、ユーザに対して画像処理操作の前提となる画像の色属性情報をより直感的に把握させることができる。
また、本願発明の画像処理装置は、前記色属性表示装置を利用したものであり、前記の色度円と色空間正面図を表示させると共に、それらの上にカーソル等の操作ツールを表示させて、マッピング画素の分布状態に対して直接的に多様な変更操作を加えることで画像の色属性を変更できるようにしており、画像処理のためのより優れたGUIを実現する。
本願発明の実施形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 画像処理装置においてGUIとして提供される画像処理用画面であり、(A)は処理対象画像データの読み込み前、(B)は処理対象画像データの読み込み後の表示状態を示す。なお、(B)における元画像と変更画像の各表示領域にはそれぞれ処理前の画像と処理後の画像が表示されている。 色属性表示用のマッピング画素が分布した調別色度円と円柱状のHSV色空間との関係を示す図である。 色属性表示用のマッピング画素が分布した調別色度円を作成する過程を示す図である。 図4に示した調別色度円の作成過程において、直角二等辺三角形の擬似xy色度図(A)を正三角形(B)に変形させたときのマッピング画素の位置に関する写像と、図5Bで適用される係数m1,m2,m3の求め方を解説するための図である。 図4に示した調別色度円の作成過程において、図5Aの(B)の正三角形をその外接円に変化させたときのマッピング画素の位置に関する写像を解説するための図である。 調別色度円の色相と彩度に関する解説図である。 画像処理装置の基本動作手順を示すフローチャートである。 画像処理用画面の色度円と色空間正面図に対する各操作ツールの初期表示手順を示すフローチャートである。 色度円と色空間正面図における各操作ツールの動作を説明する図である。 色度円における第1カーソルの操作により、画像全体の色相を変更する場合の解説図である。 色度円おける第1カーソルの操作により、画像に含まれている一部の色相を選択的に変更する場合の解説図である。 色度円における第2カーソルの操作により、画像全体の彩度を変更する場合の解説図である。 色度円における第1カーソルの操作により、画像に含まれている一部の色相を選択し、第2カーソルの操作により、その色相の彩度を変更する場合の解説図である。 色空間正面図における第3カーソルの操作により、画面全体の明度を変更する場合の解説図である。 色度円における第1カーソルの操作により、画像に含まれている一部の色相を選択し、色空間正面図における第3カーソルの操作により、その色相の明度を変更する場合の解説図である。 色空間正面図における第3カーソルの操作により、画像のコントラストを変更する場合の解説図である。 色度円における第1カーソルの操作により、画像に含まれている特定の色相範囲を強調する場合の解説図である。 色度円における第2カーソルの操作により、画像に含まれている特定の彩度範囲を強調する場合の解説図である。 色空間正面図における第3カーソルの操作により、ハレーション等の特殊な画像の明度処理を行う場合の解説図である。 色度円における第1カーソルの操作により、画像に含まれている特定の色相範囲を消失させる場合の解説図である。 色度円における第2カーソルの操作により、画像に含まれている特定の彩度範囲を消失させる場合の解説図である。 色空間正面図における第3カーソルの操作により、画像に含まれている特定の輝度範囲を消失させる場合の解説図である。
以下、本願発明の実施形態について、図面を参照させながら詳細に説明する。
先ず、図1は実施形態に係る画像処理装置の構成例を示し、一般的にはデスクトップ型やノート型のパーソナルコンピュータが用いられる。
図1の画像処理装置において、1は中央演算処理装置(CPU)、2は画像表示や画像処理制御を実行するプログラムや画像データが展開されるメインメモリ、3はシステム制御プログラムと共に画像処理プログラム(レタッチアプリケーション)を含む各種アプリケーションプログラムや画像データ等を記憶しているハードディスク(HDD)、4はDVD等のディスク4aにアクセスして画像データ等をリード/ライトするディスクドライブ、5はLANやWWW等に接続して外部ネットワーク上のアクセス可能な記録装置に保存されている画像データ等をロードさせるネットワークI/F(Interface)、6はマウス6aやキーボード6bの入力操作信号をシステムに取り込む入力I/F、7は画像データ等の映像信号を液晶パネル等のディスプレイ7aに出力するビデオI/F、8はスピーカ8aに音声信号を出力するサウンドI/Fであり、それぞれのモジュールはシステムバス9に対して図示するように接続されている。
そして、このシステム全体はCPU1がHDD3のシステム制御プログラムに基づいて制御するが、アプリケーションプログラムについては、マウス6aやキーボード6bからの入力操作信号に基づいて、CPU1がそれをメインメモリ2に展開させて実行する。
なお、この画像処理装置には、さらにUSBメモリや各種メモリカード等の外部記憶媒体から画像データを取り込むためのI/Fを設けてもよい。
この画像処理装置では、マウス6aやキーボード6bによる画像処理プログラムの実行指令に係る操作信号があると、CPU1はHDD3の画像処理プログラムをメインメモリ2に読み出して実行し、GUIとしての画像処理用画面をディスプレイ7aに表示させた後、マウス6aやキーボード6bの操作によって処理対象となる画像データをHDD3やディスク4aやLAN等から選択させる。
そして、その選択信号の入力があると、それを受けたCPU1が選択された画像データをメインメモリ2に読み出す。
ここで、図2の(A)は画像処理プログラムの起動後に初期表示される画像処理用画面10である。
同画面10において、メニューバー11の下側の右側半分はデジタル画像の色属性表示領域に相当し、軸方向を鉛直方向とした円柱状のHSV色空間を上方から見た色度円12と正面側から見た色空間正面図13が上下に表示されている。
また、メニューバー11の下側の左側半分には処理前の画像(元画像)の表示領域14と処理後の画像(変更画像)の表示領域15が上下に設けられている。
そして、前記色属性表示領域には、色度円12の左斜め上方に色相処理モード/彩度処理モードの選択部16aが、色空間正面図13の左上方に明度処理モードの選択部16bが設けられており、ユーザは各選択部16a,16bのラジオボタンをON/OFFにすることで、後述する画像処理操作を行う場合における色相/彩度/明度のいずれかの処理モードを択一的に選択できるようになっている。
一方、図2の(B)は、メニューバー11のファイルメニューによって画像データの取り込みを行って画像処理プログラムの所定手順を実行した後の画像処理用画面10である。
読み込まれた画像データはメインメモリ2に展開されるが、その画像が元画像の表示領域14に表示されると共に、画像データの全画素が分析されて、色属性表示用の画素として色度円12と色空間正面図13にマッピングされている。
また、色度円12と色空間正面図13の上には、後述の画像処理操作に用いる操作ツールである第1カーソル17、半径線18、第2カーソル19、円線20、第3カーソル21及びレベル線22も表示されている。
ところで、前記円柱状のHSV色空間は、色属性表示領域に色度円12と色空間正面図13を描画するための基本色空間であり、円柱の周方向に色相値が変化し、中心軸からの距離に応じて彩度値が増大し(最外周で清色又は純色、中心軸が無彩色)、底面から上面まで0〜255調で輝度が増大するという色属性に係る座標系で構成されたものである。
したがって、図3に示すように、円柱状のHSV色空間は各輝度に係る調別色度円30(n)[n=0〜255]を軸方向に積層させて構成でき、その調別色度円30(n)は画像データの内で第n輝度階調に属する各画素をその色相値と彩度値に基づいて2次元的にマッピングしたものである。
ここで、調別色度円30(n)の作成方法を図4に基づいて説明する。
先ず、画像データの全画素が輝度調毎の画素群に分別されている。
図4の(A)の擬似xy色度図は、x軸にR,G,Bの光強度の合計値に対するRの光強度の比率であるR比率(0〜100%)を、y軸にR,G,Bの光強度の合計値に対するGの光強度の比率であるG比率(0〜100%)をとったx−y直交座標の色度図である。
そして、第n輝度階調に属する画素群についてR比率とG比率を求め、その各比率に基づいて擬似xy色度図上に色属性表示用の画素としてマッピングする。
なお、以下においては、この色属性表示用の画素を“マッピング画素”と称し、また図面上では“MP”として表す。
したがって、図4の(A)では直角二等辺三角形の擬似xy色度図にマッピング画素が分布した状態になっているが、次に、図4の(B)に示すように、その擬似xy色度図の縦軸(G比率)を横軸(R比率)側へ30°倒して、直角二等辺三角形が正三角形になるように変形させる。
その場合、マッピング画素は直角二等辺三角形を正三角形内へ射影する写像に基づいて正三角形内に配置され、各頂点においてR,G,Bに関する光強度の比率(%)がそれぞれ(100,0,0),(0,100,0),(0,0,100)である清色又は純色となり、各三辺上がR,G,Bの内の2色混合による清色又は純色となり、また重心位置においては無彩色(100,100,100)となる。
次に、図4の(C)に示すように、前記正三角形の外接円を想定し、前記正三角形の各辺を外側へ膨出させて前記外接円の円弧となるように変形させることで、図4の(D)に示す調別色度円30(n)を得る。
この場合に、マッピング画素は正三角形内から外接円内へ射影する写像に基づいて外接円内に配置されることになるが、具体的には、マッピング画素が変形部分であるカマボコ形状の膨出領域に拡散分布し、前記正三角形の各頂点は中心角にして120°毎の円周上の点となってR,G,Bに関する清色又は純色となり、円周上の他の区間はR,G,Bの内の2色混合による清色又は純色となり、前記正三角形の重心が円の中心となって無彩色となる。
そして、この調別色度円30(n)は、色相が円の周方向に関してR−G−Bと変化し、彩度は円の中心から離れるにつれて高くなるという性質を備えており、当然にマッピング画素はその色度条件に基づいた分布状態になる。
図5A及び図5Bは、図4に示した擬似xy色度図、正三角形及び調別色度円30(n)の各段階の間で、色度情報を与えるマッピング画素の位置が如何なる写像での対応関係になっているかを示す解説図である。ただし、必要となる数式は図中に(1)〜(17)として記載されている。
図5Aの(A)は直角二等辺三角形である擬似xy色度図をX-Y座標で表したものであり、X軸がR比率(%)に、Y軸がG比率(%)に対応している。
まず、同図において、直角二等辺三角形の重心の座標は数式(1)に示すとおり(xc,yc)=(100/3,100/3)として与えられるが、重心(xc,yc)と各頂点とを結ぶ線分で直角二等辺三角形を図示するような3つの領域<M1>,<M2>,<M3>に分割する。
ここで、領域<M3>内の任意のマッピング画素についての座標を(x,y)とすると、重心(xc,yc)を通過すると共に領域<M3>を囲む直角二等辺三角形の一辺と平行な直線に対して前記マッピング画素の位置(x,y)から下した垂線の長さは数式(2)で与えられる。
また、領域<M3>を囲む直角二等辺三角形の一辺に重心(xc,yc)から下した垂線の長さは数式(3)で与えられる。
そして、領域<M3>内の各マッピング画素に対応する係数m3を数式(3)に対する数式(2)の比である数式(4)で与えておく。
さらに、領域<M1>内と領域<M2>内の任意のマッピング画素[座標(x,y)]についても前記と同様の考え方を適用して、それら領域<M1>,<M2>内の各マッピング画素に対応する係数m1,m2を数式(5),(6)で与えておく。
なお、求めた各係数m1,m2,m3はそれぞれx、y及び(x+y)の一次関数となっているが、後述の正三角形から調別色度円30(n)へ変形させる段階(図5B)で適用される。
次に、図5Aの(B)に示すように、X-Y座標上の擬似xy色度図を正三角形に変形させると、擬似xy色度図内の任意位置の点(x,y)は写像を用いた数式(7)により、数式(8)で与えられる正三角形上の点(x1,y1)となる。
また、擬似xy色度図における直角二等辺三角形の重心(xc,yc)は正三角形においても数式(9)で示す重心(xg,yg)=(50,50/√3)である。
そして、図5Aの(A)及び(B)におけるX-Y座標の原点を数式(9)の座標値で与えられている正三角形の重心へ移動させ、図5Bに示すように、その重心を原点とするXs-Ys座標を考えると、X-Y座標上での任意位置の点(x1,y1)は数式(10)及び(11)で与えられる点(x2,y2)に対応することになる。
また、前記正三角形の外接円が調別色度円30(n)の外形となるが、その色度円30(n)の半径Rは数式(12)の値で与えられる。
次に、Xs-Ys座標上での正三角形から調別色度円30(n)への変形は、図5Bに示すように、正三角形の重心と各頂点を結ぶ線分でその正三角形を三等分した場合の各二等辺三角形(二等辺のなす角度は120°)の領域を、外接円である調別色度円30(n)における前記各二等辺三角形を含んだ中心角120°の各扇形領域へ拡大させることに他ならない。
ここで、前記の二等辺三角形の領域から扇形領域への拡大とは、例えば、図5Bにおける右上側の二等辺三角形内にある任意位置の点(x2,y2)について考えると、原点と点(x2,y2)を結ぶ直線と正三角形の辺との交点の原点からの距離Sが外接円の半径Rに伸長すると仮定した場合の伸長率k3によって、原点と点(x2,y2)の間の距離Vが伸長して、原点と前記直線上の点(x3,y3)の間の距離になることを意味する。
したがって、伸長率k3は数式(13)[k3=R/S]で与えられるが、図5Aの(A)で求めた数式(4)の係数m3=(2)/(3)は、幾何学的関係により同図における(線分qc)/(線分pc)の関係に外ならず、数式(14)に示すV/Sとして与えられるため、数式(13)と(14)とからSを消去して、伸長率k3は数式(13a)で算出できる。
そして、点(x3,y3)の座標は、数式(16)及び(17)に示すとおり、x3=k3*x2、y3=k3*y2として求まることになる。
その場合、m3は数式(4)として予め求まっており、Rが数式(12)、Vが数式(15)で求まることから、点(x3,y3)の座標は座標(x2,y2)を変数とする比較的簡単な関数によって演算でき、また、(x2,y2)についても(x,y)から数式(8)と数式(10),(11)を経て容易に求められることから、擬似xy色度図から調別色度円30(n)を生成させるためのデータ処理を高速で実行させることができる。
なお、前記では図5Bにおける右上側の二等辺三角形内[図5Aの(A)における領域<M3>に対応]のマッピング画素について説明したが、左上側と下側の各二等辺三角形内[図5Aの(A)における領域<M1>及び領域<M2>に対応]の任意位置にあるマッピング画素(x2',y2')についても、同様の考え方を適用して調別色度円30(n)の対応位置(x・',y・')を求めることができる。
そして、それらの領域<M1>及び領域<M2>のマッピング画素(x2',y2')に対して用いられる伸長率k1,k2を求める際には、上記数式(5),(6)のm1,m2が適用される。
なお、伸長率kj(j=1,2,3)の求め方として、前記のように擬似xy色度図[図5Aの(A)]の段階で予めmj(j=1,2,3)を求めるのではなく、図5Bにおいて原点とマッピング画素の位置(x2,y2)とを結ぶ直線と正三角形との交点座標を求めてSを算出し、それを数式(13)に代入する方法があり、幾何学的にはむしろ一般的方法とも言えるが、演算が非常に煩雑になってデータ処理の効率が低下するという欠点がある。
このようにして、直角二等辺三角形の擬似xy色度図に対してR比率(%)とG比率(%)に基づいてマッピングされた画素は、擬似xy色度図が正三角形に、正三角形から調別色度円30(n)に変形される各段階で、平面形状の変化に対応した写像に基づいて座標が求められ、歪みや偏りが生じない条件で調別色度円30(n)へのマッピング画素の分布が実現される。
その結果、図3及び図4の(D)に示す第n階調目(n=0〜255)の調別色度円30(n)では、R,B,Gの光強度の比率(%)が円内の位置に応じて図6に示すような傾向で変化し、色相については円の周方向に120°の中心角を隔ててR−G−Bと変化し、彩度については色度円の中心(R=n,G=n,B=n)で0(%)、最外周で100(%)となるように変化する色度座標系になっている。
そして、前述したように、調別色度円30(n)の性質として、円の中心はR,G,Bの3色混合となって無彩色であり、円の最外周は1色のみ又は2色の混合になるために清色又は純色に相当しており、また色度円の中心に関して対称位置にある色相同士(図のaとb)は補色関係になっている。
次に、実施形態に係る画像処理装置(図1)の動作手順を図7のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、マウス6a又はキーボード6bの操作により画像処理プログラムを起動させると、同プログラムが用意している画像処理用画面データがビデオI/F7へ読み出され、図2の(A)に示すように画像処理用の初期画面10が表示される(S1)。
そして、そのメニューバー11にあるファイルメニューから処理対象となる画像データの選択と取り込みを指示すると、選択された画像データの格納先であるHDD3、ディスク4a又は外部ネットワーク上の記録装置等からその画像データが読み出されてメインメモリ2に格納される(S2,S3)。
また、その格納された画像データはビデオI/F7に読み出されて画像処理用画面10の元画像の表示領域14に表示される(S4)。
次に、メインメモリ2の画像データの全画素を分析し、それぞれの画素をその輝度値に基づいて0〜255の輝度調に振り分ける(S5)。
そして、図4、図5A及び図5Bで詳述した方法によって各輝度調毎に階調別色度円30(n)のデータを作成する。
すなわち、第n階調に属する各画素のR,G,Bについての光強度を分析し、R,G,Bの各光強度の合計値に対するRとGの光強度の比率(R比率,G比率)を求め、各画素が有するR比率とG比率に基づいて擬似xy色度図に色属性表示用の画素としてマッピングし、その擬似xy色度図(直角二等辺三角形)から正三角形へ、さらに正三角形から円形(外接円)へと順に写像による射影を行い、その各過程では、形状の変更に対応した写像に基づくマッピング画素の位置の対応付けが行われて、第n階調の階調別色度円30(n)のデータが作成される(S6,S7)。
また、この手順は0〜255の各輝度調に属する各画素について実行され、256セットの階調別色度円30(n)のデータがメインメモリ2にセーブされる(S6〜S9→S8)。
このようにして、調別色度円30(n)[n=0〜255]のデータがセーブされると、それらの調別色度円を積層させた構成に相当する円柱状のHSV色空間データ(図3参照)が作成されたことになる(S10)。
そして、この円柱状のHSV色空間データがマッピング画素によって画像の色相・彩度・輝度の分布状態を表現するものであることに基づいて、HSV色空間を軸方向上側から見た色度円12と軸方向に垂直な方向から見た色空間正面図13の表示データを作成して、それらを図2の(B)に示すようにディスプレイ7aの色属性表示領域に表示させる(S11)。
また、この実施形態では、各種画像処理に用いる操作ツールとして、図2の(B)に示すように、色度円12に対しては第1カーソル17、第1カーソル17と色度円12の中心を結ぶ半径線18、半径線18の上にある第2カーソル19及び色度円12と同心で第2カーソル19を通過する円線20を表示させ、また、色空間正面図13に対しては、第3カーソル21及びそれと同一階調位置にある調別色度円30(n)に相当するレベル線22を表示させる(S12)。
ここに、第1カーソル17と半径線18は色相変更に用いられ、第2カーソル19と円線20は彩度変更に用いられ、第3カーソル21とレベル線22は明度変更に用いられるものである。
ただし、この実施形態ではそれら操作ツール17,18,19,20,21,22の初期表示位置について一定の意義を持たせている。
図8は、図7のステップS12を詳述したものであり、各操作ツールの初期表示手順を示すフローチャートである。
その手順では、最初に次のように3つの数値を求める。
(1)図7のステップS10で得られた円柱状のHSV色空間データの全マッピング画素について円柱状のHSV空間の中心軸からの距離を求め、それらの距離の平均値Daveを求める(S21)。
(2)円柱状のHSV空間における中心軸の周りを32等分し(中心角=11.25°)、各分割区分内に属する画素数Nc(i)[i=0〜32]を求める(S22)。
(3)0〜255の輝度階調についての各調別色度円30(n)に属している画素数Nv(n)[n=0〜255]を求める(S23)。
そして、Nc(i)が最大である分割空間の中心角を2等分する直線と色度円の最外周とが交差する位置における色度円12の外側を初期位置として第1カーソル17を表示すると共に、色度円12の中心と第1カーソル17を結ぶ半径線18を表示する(S24)。
また、色度円12の中心から半径Daveの位置に円線20を表示すると共に、前記半径線18と円線20の交点に第2カーソル19を表示する(S25,S26)。
さらに、色度円12の第2カーソル19の位置から色空間正面図13側へ円柱軸と平行に下した線上であって、且つ画素数Nv(n)が最大である調別色度円30(n)に対応する位置に第3カーソル21を表示すると共に、その調別色度円30(n)に相当する位置にレベル線22を表示する(S27,S28)。
このように、各カーソル17,19,21と半径線18や円線20やレベル線22の初期表示位置を設定することにより、色度円12と色空間正面図13に表示されているマッピング画素による色属性分布状態と併せて、画像中で最も多い色相、画像全体の平均彩度、最多画素数の輝度調を同時に確認でき、以降の操作ツール17,18,19,20,21,22を用いたデジタル画像に対する色属性変更のための目安として利用できる。
図7のフローチャートに戻って、操作ツール17,18,19,20,21,22の表示がなされると、変更対象となる元画像の表示領域14のデジタル画像と共に、色度円12と色空間正面図13におけるマッピング画素の分布状態を見ながら、ラジオボタン16a,16bで色相/彩度/明度の各処理モードを設定した上で、マウス6aによりそのボタンの右クリック/左クリックやキーボード6bのファンクションキー等で詳細な処理内容を選択しながら、各カーソル17,19,21をドラッグ&ドロップすることによりデジタル画像の色属性変更操作を行う(S13)。
そして、色度円12又は色空間正面図13において色属性変更操作がなされると、メインメモリ2のHSV色空間データのマッピング画素に対して移動や消去の変更が加えられ、色度円12又は色空間正面図13におけるマッピング画素の表示にその変更が反映される(S13)。
さらに、色度円12又は色空間正面図13の各マッピング画素とメインメモリ2に展開されているデジタル画像データの各画素とは対応付けられており、マッピング画素に色属性の変更があった場合には画像データ側の対応画素にその変更が反映され、その変更後のデジタル画像データがメインメモリ2に別途記憶せしめられると共にビデオI/F7へ読み出されて、その画像が変更画像の表示領域15に表示される(S13,S14)。
次に、図9は、図7のステップS13において色相/彩度/明度の各処理モードを設定して色属性変更操作を行う際のマウス6aの基本操作と各操作ツール17,18,19,20,21,22の動作との関係を説明した図である。
第1カーソル17は、色度円12の外周に沿った軌道上を移動することが可能であり、色相処理モードにおいて、マウス6aのホイールを回転させることにより前記軌道上の自由な位置へ移動させることができ、色相変更を実行する際には、マウス6aで前記軌道上をドラッグ&ドロップすることにより移動させる。
半径線18は、常に第1カーソルの移動に伴って回動し、画像の色相変更を行う際にはマッピング画素に対する変更の目安となり、特に画像中の一部の色相を変更する際には有用である。
第2カーソル19は、半径線18上を移動することが可能であり、彩度処理モードにおいて、マウス6aのホイールを回転させることにより半径線18上の自由な位置へ移動させることができ、画像の彩度変更を実行する際にはマウス6aで半径線18上をドラッグ&ドロップすることにより移動させる。
円線20は、色度円12と同心で、常に第2カーソル19を通過する円であり、第2カーソル19が半径線18上を移動することでその半径が増減する。画像の彩度変更を行う際にはマッピング画素に対する変更の目安となり、特に画像中の一部の彩度を変更する際には有用である。
第3カーソル21は、色度円12側の第2カーソル19の位置を通過して色空間正面図13における軸と平行な直線31上を移動することが可能である。明度処理モードにおいて、マウス6aのホイールを回転させることにより前記軌道上の自由な調位置へ移動させることができ、画像の明度変更を実行する際にはマウス6aで直線31上をドラッグ&ドロップすることにより移動させる。
レベル線22は、第3カーソル21が位置する調別色度円30(n)に相当するものであり、画像の明度変更を行う際にはマッピング画素に対する変更の目安となり、特に画像中の一部の明度を変更するような際には有用である。
以下、図7のステップS13で実行される色度円12と色空間正面図13に対する各種の色属性変更操作とその画像処理内容について説明する。
<画像全体の色相変更処理>
図10の(A)に示すように、色相処理モードの設定状態で、色度円12の外周の任意の位置にある第1カーソル17をマウス6aで右クリックして色度円12の外周に沿ってドラッグ&ドロップすると、図10の(B)に示すように、HSV色空間データの全マッピング画素が、第1カーソル17の移動に伴う半径線18の回転角度だけHSV色空間の円柱軸を中心に回転せしめられる。
したがって、色度円12において全マッピング画素が回転前の位置の色相から回転後の位置の色相に変更され、それに対応して画像データ側の全画素の色相も変更される。
<画像の選択的な色相変更処理>
先ず、色相処理モードの設定状態で、マウス6aのホイールを操作して第1カーソル17を色度円12の外周に沿って移動させることにより、半径線18を変更したい色相範囲における変更先色相側とは反対側の境界に位置させる。
そして、図11の(A)に示すように、色相処理モードのまま、第1カーソル17をマウス6aで左クリックして色度円12の外周に沿ってドラッグ&ドロップすると、図11の(B)に示すように、第1カーソル17の移動に伴う半径線18の回転角度範囲(変更したい色相範囲)に含まれているHSV色空間データの各マッピング画素が円柱軸を中心に前記回転角度分だけ回転せしめられる。
したがって、色度円12において前記範囲に含まれているマッピング画素が回転前の色相から回転後の色相に変更され、それらマッピング画素に対応する画像データ側の画素の色相も変更される。
色弱者とっては色相を変更することで画像がより明瞭に見える場合が少なくないため、この色相範囲の変更処理はその意味において有効である。
<画像全体の彩度変更処理>
図12の(A)に示すように、彩度処理モードの設定状態で、半径線18上の任意の位置にある第2カーソル19をマウス6aで右クリックして半径線18上を外側方向へドラッグ&ドロップすると、図12の(B)に示すように、HSV色空間データの全マッピング画素が円柱軸を中心に外周側へ拡がる態様で移動せしめられる。ただし、円柱の外周面位置より外側へは移動しない。
したがって、色度円12において全マッピング画素は移動前の彩度から移動後の彩度に変更され、それに対応して画像データの全画素の彩度も変更される。すなわち、画面全体の画像の鮮やかさが増すことになる。
なお、半径線18上の第2カーソル19を内側方向へドラッグ&ドロップすると、前記とは逆にHSV色空間データの全マッピング画素が円柱軸側へ向かって集中する態様で移動し、結果として画面全体の画像の鮮やかさが低下する。
<画像中の選択した色相についての彩度変更処理>
先ず、色相処理モードの設定状態で、マウス6aのホイールを操作して第1カーソル17を色度円12の外周に沿って移動させることにより、半径線18を変更したい色相範囲の中心に位置させる。
そして、図13の(A)に示すように、彩度処理モードに切り換えて、第2カーソル19をマウス6aで左クリックして半径線18上を内側方向へドラッグ&ドロップすると、図13の(B)に示すように、HSV色空間データの全体が円柱状の空間から半径線18を短軸とした楕円柱状の空間に圧縮される態様でマッピング画素が移動することになり、半径線18付近を中心とする色相範囲にあるマッピング画素の彩度を選択的に低下させることができる。
その結果、画像データにおける前記色相範囲にある画素の彩度を選択的に低下させることができ、全体的バランスを大きく変化させることなく、画像中の特定の色相範囲の彩度を低くすることができる。
この画像処理は、例えば、夕焼けやタングステン光の下で撮影された画像を見やすくするような場合に有効である。
なお、図13の(A)において、半径線18上の第2カーソル19を外側方向へドラッグ&ドロップすると、前記とは逆に特定の色相範囲の彩度を高くすることができる。
<画像全体の明度変更処理>
図14の(A)に示すように、明度処理モードの設定状態で、色空間正面図13内で直線31上の任意の位置にある第3カーソル21をマウス6aで右クリックして同直線31の方向へΔVだけ移動させると、図14の(B)に示すように、HSV色空間データの全マッピング画素も第3カーソル21の移動方向へΔVだけ移動する。ただし、マッピング画素が円柱の上面(第255階調)と底面(第0階調)を超えて移動することはなく、それぞれが移動範囲の限度となる。
したがって、第3カーソル21を上側/下側へ移動させれば全マッピング画素の輝度が移動距離ΔVに対応する輝度調分だけ高く/低くなり、それに対応して画像データの全画素の輝度調も高く/低く変更されることから、画像全体の明度の変更ができる。
<画像中の選択した色相についての明度変更処理>
先ず、色相処理モードの設定状態で、マウス6aのホイールを操作して第1カーソル17を色度円12の外周に沿って移動させることにより、半径線18を変更したい色相範囲の中心に位置させる。
次に、キーボード6bのファンクションキーFnを押した後、テンキーで角度を入力して色相範囲を選択し、再びファンクションキーFnを押すと、その選択した色相範囲が淡い白色でマスキングされる。
そして、図15の(A)に示すように、明度処理モードに切り換えて、直線31上の任意の位置にある第3カーソル21をマウス6aで左クリックして同直線3上をΔVだけ移動させると、図15の(B)に示すように、選択された色相範囲(図では色度円12における斜線の範囲)の下側の色空間内に含まれるマッピング画素だけが第3カーソル21の移動方向へΔVだけ移動する。
したがって、第3カーソル21を上側/下側へ移動させれば一定の色相範囲内のマッピング画素の輝度が移動距離ΔVに対応する輝度調分だけ高く/低くなり、それに対応して画像データの前記色相範囲内の画素の輝度調も高く/低く変更される。
すなわち、画像中で特定の色相範囲にある画素の輝度を選択的に変更することができる。
<画像のコントラスト変更処理>
先ず、明度処理モードの設定状態で、マウス6aのホイールを操作して第3カーソル21を直線31上の所定の輝度階調位置まで移動させる。
そして、明度処理モードのまま、図16の(A)に示すように、明度処理モードの設定状態で、キーボード6bのファンクションキーFnを押しながら第3カーソル21をマウス6aで右クリックして、直線31上をΔB階調分移動させると、図16の(B)に示すように、その移動開始位置の階調より高い階調の調別色度円に属するマッピング画素の輝度をΔB階調だけ高くし、逆に移動開始位置の階調より低い階調の調別色度円に属するマッピング画素の輝度をΔB階調だけ低くする。
したがって、前記条件下での第3カーソル21の移動によってマッピング画素の内、第3カーソル21の移動開始位置の輝度階調よりも高輝度側に属するものはより高輝度に、低輝度側に属するものはより低輝度となり、それに対応して画像データの画素の輝度調も同様に変更されることから、コントラストを強くする変更処理ができる。
なお、マウス6aのホイール操作で第3カーソル21を最初に移動させる位置によってコントラストの変更効果は異なる。
<画像中の選択した色相の強調処理>
先ず、色相処理モードの設定状態で、マウス6aのホイールを操作して第1カーソル17を色度円12の外周に沿って移動させることにより、半径線18を強調したい色相範囲の側部に位置させる。
そして、図17の(A)に示すように、色相処理モードのまま、キーボード6bのファンクションキーF1を押しながら第1カーソル17をマウス6aで左クリックして色度円12の外周に沿ってドラッグ&ドロップすると、その移動に伴う半径線18の回動範囲で色度円12上に構成される扇形(斜線領域)の下側の色空間内に含まれるマッピング画素はそのままにして、図17の(B)に示すように、他の色空間にあるマッピング画素が周方向からその色空間内へ補充される。
すなわち、他の色空間にあるマッピング画素の分布状態を周方向について均等に拡張させて、マッピング画素を扇形の下側の色空間内へ周方向から移動させる。
したがって、扇形の下側のHSV色空間で定義される色相を有するマッピング画素の数が増大し、それに対応して画像データの画素で前記色相を有するものが多くなって、画像における前記色相の強調処理ができる。
<画像中の選択した彩度範囲の強調処理>
先ず、彩度処理モードの設定状態で、マウス6aのホイールを操作して第2カーソル19を半径線18上で強調したい彩度範囲(斜線環状領域)の内側に位置させる。
そして、図18の(A)に示すように、彩度処理モードのまま、キーボード6bのファンクションキーF1を押しながら第2カーソル19をマウス6aで左クリックして半径線18上を前記彩度範囲の外側へドラッグ&ドロップすると、前記斜線環状領域の下側の色空間内に含まれるマッピング画素はそのままにして、図18の(B)に示すように、他の色空間にあるマッピング画素が半径方向からその色空間内へ補充される。
すなわち、他の色空間(前記斜線環状領域の内側及び外側)にあるマッピング画素の分布状態を半径方向について均等に拡張させて、マッピング画素を前記斜線環状領域の下側の色空間内へ半径方向から移動させる。
したがって、前記斜線環状領域の下側の色空間で定義される彩度を有するマッピング画素の数が増大し、それに対応して画像データの画素で前記彩度を有するものが多くなって、画像における前記彩度範囲の強調処理ができる。
<特殊画像における明度変更処理>
画像の中に太陽が入る等のように極めて強い光源がある場合、いわゆるハレーションが生じてその光源部分の周囲が白くぼやけた画像になる。
これを色空間正面図13のマッピング画素の分布状態でみると、図19の(A)に示すように、最高調付近(斜線を施した部分)とその近傍により多くのマッピング画素が集中した状態として確認できる。
その場合、明度処理モードに設定した状態で、図19の(A)に示すように、マウス6aのホイールを操作して第3カーソル21を前記マッピング画素の集中部分の下側へ移動させた後、キーボード6bのファンクションキーF1を押しながら第3カーソル21をマウス6aで左クリックして最高調付近へドラッグ&ドロップする。
すると、最高輝度調付近のマッピング画素はほぼそのままの状態で、図19の(B)に示すように、その少し下側の階調に分布していたマッピング画素が最高調付近へ送り込まれ、その下側にはより低い階調に属していたマッピング画素が移動してくることになる。
この色空間正面図13のマッピング画素に対する処理により、画像データではハレーションを生じている部分の画素が最高調側へ移動してしまい、視覚的にはハレーションが緩和された画像になる。
<画像から選択的に一定範囲の色相を消失させる処理>
先ず、色相処理モードの設定状態で、マウス6aのホイールを操作して第1カーソル17を色度円12の外周に沿って移動させることにより、半径線18を消失させたい色相範囲の側部に位置させる。
そして、図20の(A)に示すように、色相処理モードのまま、キーボード6bのファンクションキーF2を押しながら第1カーソル17をマウス6aで左クリックし、半径線18が消失対象の色相範囲を回動するように、色度円12の外周に沿ってドラッグ&ドロップする。
すると、図20の(B)に示すように、色度円12において半径線18が通過した扇形(斜線領域)の下側の色空間内に含まれるマッピング画素が、前記扇形の中心半径線を境界として分かれる態様でそれぞれ周方向へ移動し、その結果、前記扇形の下側の色空間内にはマッピング画素が無くなると共に、全マッピング画素が周方向に関してより密な位置関係となった分布状態になる。
この操作処理に対応して、画像データの中の前記扇形の範囲に属する色相の画素は各階層別色度円31(n)での新たな移動位置での色相値となり、画像においては前記扇形の範囲内の色相値を有する画素が存在しないことになる。
<画像から選択的に一定範囲の彩度範囲を消失させる処理>
先ず、彩度処理モードの設定状態で、マウス6aのホイールを操作して第2カーソル19を半径線18に沿って移動させることにより、色度円12における消失させたい彩度範囲(環帯状範囲)の内側に位置させる。
そして、図21の(A)に示すように、彩度処理モードのまま、キーボード6bのファンクションキーF2を押しながら第2カーソル19をマウス6aで左クリックして半径線18上を前記環帯状範囲の外側へドラッグ&ドロップする。
すると、図21の(B)に示すように、前記環帯状範囲(斜線領域)の下側の色空間内に含まれるマッピング画素が、前記環帯状範囲の中心を通過する円を境界として内外に分かれる態様でそれぞれ半径方向へ移動する。
その結果、前記環帯状範囲の下側の色空間内にはマッピング画素が無くなると共に、全マッピング画素が半径方向に関してより密な位置関係となった分布状態になる。
この操作処理に対応して、画像データの中の前記環帯状範囲に属する彩度の画素は新たな移動位置での彩度値となり、画像においては前記環帯状範囲に含まれる彩度値を有する画素は存在しないことになる。
なお、第2カーソル19をマウス6aのホイールの操作で前記環帯状範囲の外側に位置させ、ファンクションキーF2を押しながら第2カーソル19をマウス6aで左クリックして前記環帯状範囲の内側へドラッグ&ドロップした場合にも、同様の機能・効果が得られるようにしてもよい。
<画像から選択的に一定範囲の輝度範囲を消失させる処理>
先ず、明度処理モードの設定状態で、マウス6aのホイールを操作して第3カーソル21を直線31の方向へ移動させることにより、色空間正面図13における消失させたい輝度範囲の下側に位置させる。
そして、図22の(A)に示すように、明度処理モードのまま、キーボード6bのファンクションキーF2を押しながら第3カーソル21をマウス6aで左クリックして消失させたい輝度範囲の上側へドラッグ&ドロップする。
すると、HSV色空間内における前記輝度範囲に含まれているマッピング画素が、前記輝度範囲の中央レベルを境界として上下に分かれる態様でそれぞれ上下方向に移動し、その結果、前記輝度範囲にはマッピング画素が無くなると共に、全マッピング画素が上下方向に関してより密な位置関係となった分布状態になる。
この操作処理に対応して、画像データの中の前記輝度範囲に属する画素は新たな移動位置での輝度値となり、画像からは前記輝度範囲に含まれる輝度値を有する画素は存在しないことになる。
なお、第3カーソル21をマウス6aのホイールの操作で前記輝度範囲の上側に位置させ、ファンクションキーF2を押しながらマウス6aで左クリックして前記輝度範囲の下側へドラッグ&ドロップした場合にも、同様の機能・効果が得られるようにしてもよい。
前記の「画像から選択的に色相範囲/彩度範囲/輝度範囲を消失させる処理」については、画像に変更を加える処理ではあるが、色属性の消失範囲を小さくしてその消失位置に特徴を持たせるようにすれば、画像に殆んど影響を与えることなく、画像データに対して著作権情報等の秘匿情報を付加することができるという有用性もある。
なお、以上の実施形態では、HSV色空間データに基づいて色度円12と空間正面図13を表示させて画像処理を実行する場合について説明したが、色相と彩度のみを変更する場合には、色度円12とそれに関連する操作ツール17,18,19,20のみを表示させる方式であってもよい。
また、明度の変更操作を行う場合においても、この実施形態の色度円12と従来からの明度変更用スライダーバーとを組み合わせて表示させる方式であってもよいが、その方式では選択した色相範囲や彩度範囲に属する画素の明度変更を行うことは不可能である。
本発明は、GUIを用いてデジタル画像の色相・彩度・明度を変更する画像処理装置やフォトレタッチソフトに適用できる。
1…CPU、2…メインメモリ、3…ハードディスク、4…ディスクドライブ、4a…ディスク、5…ネットワークI/F、6…入力I/F、6a…マウス、6b…キーボード、7…ビデオI/F、8…サウンドI/F、8a…スピーカ、9…システムバス、10…画像処理用の初期画面、11…メニューバー、12…色度円、13…色空間正面図、15…元画像の表示領域、15…変更画像の表示領域、16a…色相/彩度の各処理モードの選択部、16b…明度処理モードの選択部、17…第1カーソル、18…半径線、19…第2カーソル、20…円線、21…第3カーソル、22…レベル線、30(n)…調別色度円、31…直線、MP…マッピング画素。

Claims (9)

  1. デジタル画像データを記憶する第1記憶手段と、
    前記第1記憶手段のデジタル画像データの全画素を輝度値に基づいてN階調(Nは16以上の整数)に分別する画素分別手段と、
    前記画素分別手段が分別した各輝度階調の画素群について、各画素毎にR(赤色),G(緑色),B(青色)の光強度の合計値に対する3色の内のいずれか2色に係る各光強度値の比率を求め、前記2つの比率を縦軸と横軸にとった直交座標である擬似xy色度図の座標上にマッピングすることにより、前記各比率に対応する辺を直交二辺とした直角二等辺三角形内に当該輝度階調に属する画素群の色度情報を画素としてマッピングした第1段階データを作成する第1のデータ作成手段と、
    前記第1のデータ作成手段が作成したN階調分の各第1段階データについて、前記直角二等辺三角形内にマッピングされた色度情報に係る画素(以下、「マッピング画素」という)を写像によって正三角形内に射影させて、その正三角形の三頂点がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの清色又は純色に相当し、各三辺上がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの内の2色混合による清色又は純色に相当し、且つ重心位置が当該輝度階調での無彩色に相当する第2段階データを作成する第2のデータ作成手段と、
    前記第2のデータ作成手段が作成したN階調分の各第2段階データについて、前記正三角形内のマッピング画素を写像によって円形内に射影させて、その円の円周における中心角で120°毎の位置がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの清色又は純色に相当し、円周の他の区間がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの内の2色混合による清色又は純色に相当し、且つその円の中心位置が当該輝度階調での無彩色に相当する調別色度円データを作成する第3のデータ作成手段と、
    前記第3のデータ作成手段が作成したN階調分の調別色度円データを、円柱状の色空間にマッピング画素が3次元的に分布したHSV色空間データとして記憶する第2記憶手段と、
    前記第2記憶手段のHSV色空間データに基づいて、そのHSV色空間を円柱軸方向から見た色度円の表示データを作成する表示データ作成手段と、
    前記表示データ作成手段が作成した表示データに基づいて、前記色度円をディスプレイに表示させる表示制御手段と
    を具備したことを特徴とするデジタル画像の色属性表示装置。
  2. 前記表示データ作成手段が、前記第2記憶手段のHSV色空間データに基づいて、前記色度円の表示データと共に、HSV色空間を円柱軸に垂直な方向から見た図(以下、「色空間正面図」という)の表示データを作成し、前記表示制御手段が、前記色度円と前記色空間正面図をディスプレイに表示させるようにした請求項1に記載のデジタル画像の色属性表示装置。
  3. コンピュータで行うデジタル画像の色属性表示方法であって、
    デジタル画像データを第1記憶手段に記憶させる第1のステップと、
    前記第1のステップで前記第1記憶手段に記憶させたデジタル画像データの全画素を、輝度値に基づいてN階調(Nは16以上の整数)に分別する第2のステップと、
    前記第2のステップで分別した各輝度階調の画素群について、各画素毎にR,G,Bの光強度の合計値に対する3色の内のいずれか2色に係る各光強度値の比率を求め、前記2つの比率を縦軸と横軸にとった直交座標である擬似xy色度図の座標上にマッピングすることにより、前記各比率に対応する辺を直交二辺とした直角二等辺三角形内に当該輝度階調に属する画素群の色度情報を画素としてマッピングした第1段階データを作成する第3のステップと、
    前記第3のステップで作成したN階調分の各第1段階データについて、前記直角二等辺三角形内のマッピング画素を写像によって正三角形内に射影させて、その正三角形の三頂点がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの清色又は純色に相当し、各三辺上がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの内の2色混合による清色又は純色に相当し、且つ重心位置が当該輝度階調での無彩色に相当する第2段階データを作成する第4のステップと、
    前記第4のステップで作成したN階調分の各第2段階データについて、前記正三角形内のマッピング画素を写像によって円形内に射影させて、その円の円周における中心角で120°毎の位置がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの清色又は純色に相当し、円周の他の区間がそれぞれ当該輝度階調でのR,G,Bの内の2色混合による清色又は純色に相当し、且つその円の中心位置が当該輝度階調での無彩色に相当する調別色度円データを作成する第5のステップと、
    前記第5のステップで作成したN階調分の調別色度円データを、円柱状の色空間にマッピング画素が3次元的に分布したHSV色空間データとして第2記憶手段に記憶させる第6のステップと、
    前記第6のステップで前記第2記憶手段に記憶させたHSV色空間データに基づいて、そのHSV色空間を円柱軸方向から見た色度円の表示データを作成する第7のステップと、
    前記第7のステップで作成した表示データに基づいて、前記色度円をディスプレイに表示させる第8のステップと
    を有することを特徴とするデジタル画像の色属性表示方法。
  4. 前記第7のステップにおいて、前記第2記憶手段のHSV色空間データに基づいて、前記色度円の表示データと共に、色空間正面図の表示データを作成し、前記第8のステップにおいて、前記色度円と共に、前記色空間正面図をディスプレイに表示させるようにした請求項3に記載のデジタル画像の色属性表示方法。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のデジタル画像の色属性表示方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするデジタル画像の色属性表示プログラム。
  6. 請求項1のデジタル画像の色属性表示装置を備え、同装置の前記表示制御手段が前記色度円をディスプレイに表示させると共に、前記第1記憶手段が記憶しているデジタル画像データの画像も前記ディスプレイに表示させる画像処理装置であって、
    前記色属性表示装置が表示させる前記色度円の外周に沿って周方向へ移動可能な第1カーソル、前記第1カーソルと前記色度円の中心を結び、前記第1カーソルの移動に伴って回動する半径線、前記半径線上を移動可能な第2カーソル及び前記色度円と同心で前記第2カーソルを通過する円線を表示させる操作ツール表示手段と、
    前記第1カーソル及び前記第2カーソルをそれぞれ独立に移動させることが可能な操作入力手段と、
    前記操作入力手段による前記第1カーソルの移動に伴う前記半径線の回動に応じて、前記色属性表示装置の前記第2記憶手段が記憶している前記HSV色空間のマッピング画素を周方向について移動又は消去させ、また前記操作入力手段による前記第2カーソルの移動に伴う前記円線の半径の増減に応じて、前記HSV色空間のマッピング画素を半径方向について移動又は消去させると共に、移動したマッピング画素については移動先の色属性値に変更する色空間データ変更手段と、
    前記色空間データ変更手段が変更(移動又は消去)の対象としたマッピング画素に対応する前記第1記憶手段のデジタル画像データの画素について、同一の色属性の変更処理を行う表示画素データ変更手段と
    を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記操作ツール表示手段が、前記色度円における前記第1カーソルの初期表示位置を、前記HSV色空間を中心軸の周りにM等分(Mは16以上の整数)した各分割空間の内、内部に含まれる前記マッピング画素の数が最大であるものの外周位置に設定し、また前記色度円における前記第2カーソルの初期表示位置を、前記半径線上であって、前記色属性表示装置の第1記憶手段が記憶しているデジタル画像データの全画素の彩度値の平均値に対応する位置に設定することとした請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 請求項2のデジタル画像の色属性表示装置を備え、同装置の前記表示制御手段が前記色度円と前記色空間正面図をディスプレイに表示させると共に、前記第1記憶手段が記憶しているデジタル画像データの画像も前記ディスプレイに表示させる画像処理装置であって、
    前記色属性表示装置が表示させる前記色度円の外周に沿って周方向へ移動可能な第1カーソル、前記第1カーソルと前記色度円の中心を結び、前記第1カーソルの移動に伴って回動する半径線、前記半径線上を移動可能な第2カーソル、前記色度円と同心で前記第2カーソルを通過する円線及び前記色空間正面図中を前記HSV色空間に係る円柱軸と平行な方向へ移動可能な第3カーソルを表示させる操作ツール表示手段と、
    前記第1カーソル、前記第2カーソル及び第3カーソルをそれぞれ独立に移動させることが可能な操作入力手段と、
    前記操作入力手段による前記第1カーソルの移動に伴う前記半径線の回動に応じて、前記色属性表示装置の前記第2記憶手段が記憶している前記HSV色空間のマッピング画素を周方向について移動又は消去させ、前記操作入力手段による前記第2カーソルの移動に伴う前記円線の半径の増減に応じて、前記HSV色空間のマッピング画素を半径方向について移動又は消去させ、また前記操作入力手段による前記第3カーソルの移動に応じて、前記HSV色空間のマッピング画素を円柱軸と平行な方向について移動又は消去させると共に、移動したマッピング画素については移動先の色属性値に変更する色空間データ変更手段と、
    前記色空間データ変更手段が変更(移動又は消去)の対象としたマッピング画素に対応する前記第1記憶手段のデジタル画像データの画素について、同一の色属性の変更処理を行う表示画素データ変更手段と
    を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  9. 前記操作ツール表示手段が、前記色度円における前記第1カーソルの初期表示位置を、前記HSV色空間を中心軸の周りにM等分(Mは16以上の整数)した各分割空間の内、内部に含まれる前記マッピング画素の数が最大であるものの外周位置に設定し、前記色度円における前記第2カーソルの初期表示位置を、前記半径線上であって、前記色属性表示装置の第1記憶手段が記憶しているデジタル画像データの全画素の彩度値の平均値に対応する位置に設定し、また前記色空間正面図における前記第3カーソルの初期表示位置を、前記色属性表示装置で作成されたN階調分の調別色度円の内、マッピング画素の数が最大であるものに対応する階調位置に設定することとした請求項8に記載の画像処理装置。
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