JP2005285223A - 不揮発性半導体記憶装置及びそのデータ書き換え方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びそのデータ書き換え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不揮発性半導体装置の信頼性を向上させることができる技術を提供する。
【解決手段】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、2つのメモリセルから成るメモリセル対でのメモリセル間の記憶情報の差によってデータを不揮発的に記憶するメモリセルアレイ6と、当該メモリセルアレイ6に対してデータの書き込むを行う書き込み制御部1とを備えている。書き込み制御部1は、メモリセルアレイ6における各メモリセルの記憶情報を個別に設定することが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のメモリセルを備える不揮発性半導体記憶装置に関する。
EPROM(Erasable Programmable ROM)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)などの従来の不揮発性半導体記憶装置が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されている不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルからの信号と、一定の基準信号との差を差動センスアンプで増幅して出力し、その出力信号を当該メモリセルに書き込まれているデータとして用いている。なお、不揮発性半導体記憶装置に関しては特許文献2にも開示されている。
特開2002−25286号公報 特開2001−43691号公報
上述のように従来の不揮発性半導体記憶装置の差動センスアンプでは、メモリセルからの信号が一定の基準信号と比較されているため、ノイズ等の発生により、当該差動センスアンプの入力において十分な信号差を確保できずに、当該差動センスアンプが誤動作することがあった。その結果、不揮発性半導体記憶装置の信頼性を十分に確保できないことがあった。
そこで、本発明は上述の問題に鑑みて成されたものであり、不揮発性半導体装置の信頼性を向上させることができる技術を提供することを目的とする。
この発明の不揮発性半導体記憶装置は、2つのメモリセルから成るメモリセル対でのメモリセル間の記憶情報の差によってデータを不揮発的に記憶するメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイに対してデータの書き込みを行う書き込み制御部とを備え、前記書き込み制御部は、前記メモリセルアレイにおける各メモリセルの前記記憶情報を個別に設定することが可能である。
この発明の不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルアレイの各メモリセルの記憶情報を個別に設定することができるため、メモリセルアレイにデータを書き込む際に、メモリセル対のメモリセル間での記憶情報の差を大きくすることができる。したがって、当該記憶情報の差を検出する回路の誤動作を防止することができ、本発明の不揮発性半導体記憶装置の信頼性を向上させることができる。
図1は本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置(以後、単に「半導体記憶装置」と呼ぶ)の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る半導体記憶装置は、例えば、紫外線照射によってデータ消去を行うEPROMであって、CPUやDRAM等を備える半導体集積回路に組み込まれる。また、本実施の形態に係る半導体記憶装置には、例えば、半導体集積回路での内部電圧を調整するための情報やロット番号などを含むチップ情報や、DRAMメモリセルの欠陥不良を冗長セルで救済するための置換情報などが記憶される。
図1に示されるように、本半導体記憶装置は、データを不揮発的に記憶するメモリセルアレイ6と、メモリセルアレイ6に対してデータの書き込みを行う書き込み制御部1と、メモリセルアレイ6からデータの読み出しを行う読み出し制御部2と、アドレスデコーダ3と、ゲート信号切換回路13とを備えている。
読み出し制御部2は、メモリセルアレイ6からデータを読み出す際、内部のアドレスカウンタ2aによってアドレス信号ADRを生成してアドレスデコーダ3に出力する。アドレスデコーダ3は、受け取ったアドレス信号ADRをデコードして読み出し用ワード線活性化信号RAWLをゲート信号切換回路13に出力する。
書き込み制御部1は、図示しないCPU等から書き込みコマンドWRCOMを受け取ると、メモリセルアレイ6にデータを書き込む。書き込み制御部1は、データを書き込む際、書き込み用ワード線活性化信号WAWLをゲート信号切換回路13に出力する。
ゲート信号切換回路13は、書き込み制御部1から出力されるライト制御信号WRCの値に応じて、読み出し用ワード線活性化信号RAWLか、書き込み用ワード線活性化信号WAWLかのどちらか一方をワード線WLに出力する。具体的には、ライト制御信号WRCが“0”のとき、読み出し用ワード線活性化信号RAWLを出力し、ライト制御信号WRCが“1”のとき、書き込み用ワード線活性化信号WAWLを出力する。これにより、メモリセルアレイ6のワード線WLには、読み出し時に読み出し用ゲート電圧Vg1が印加され、書き込み時に書き込み用ゲート電圧Vg2が印加される。
また、本実施の形態に係る半導体記憶装置は、書き込み制御部1によって動作制御される書き込み用ビット線選択回路4及び書き込み用ゲート回路5と、読み出し制御部2によって動作制御される読み出し用ゲート回路7及び増幅回路8と、判定回路9と、ラッチ回路10とを備えている。そして、本実施の形態に係る半導体記憶装置は、電源電圧Vddを昇圧して内部昇圧電圧BOOSTとして出力する昇圧回路11と、電源電圧Vdd及び内部昇圧電圧BOOSTに基づいて本半導体記憶装置の起動を検出する起動検出部12とを備えている。
図2は、書き込み用ビット線選択回路4、書き込み用ゲート回路5、メモリセルアレイ6、読み出し用ゲート回路7、増幅回路8、判定回路9及びラッチ回路10の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、メモリセルアレイ6は、(m×n)個のメモリセルMC(n≧2,m≧2)と、行方向に延在するm本のワード線WLと、列方向に延在するn本のビット線BLと、行方向に延在するm本のソース線SLとを備えている。そして、各ソース線SLには接地電位が与えられる。
複数個のメモリセルMCは行列状に配置されており、それぞれコントロールゲートとフローティングゲートとを備えるメモリセルトランジスタである。各ワード線WLには、行方向に並ぶn個のメモリセルMCのコントロールゲートが接続されている。また、各ビット線BLには、列方向に並ぶm個のメモリセルMCのドレインが接続されている。そして、各ソース線SLには、行方向に並ぶn個のメモリセルMCのソースが接続されている。
本実施の形態に係るメモリセルアレイ6では、行方向で隣り合う2つのメモリセルMCで、データの記憶単位であるメモリセル対MCPを構成している。従って、各ワード線WLにはメモリセル対MCPが(n/2)個接続されることになり、メモリセルアレイ6は(m×n/2)個のメモリセル対MCPを備えている。そして、メモリセルアレイ6は、メモリセル対MCPでのメモリセルMC間の記憶情報の差によって当該メモリセル対MCPごとにデータを記憶している。つまり、本実施の形態では、メモリセル対MCPのメモリセルMC間の記憶情報に差を生じさせることによって当該メモリセル対MCPにデータを書き込んでいる。以下にこのことについて詳細に説明する。
本実施の形態では、メモリセルMCとして、コントロールゲート及びフローティングゲートを有するメモリトランジスタを採用しているため、メモリセルMCの記憶情報の設定はそのしきい値電圧を設定することによって行われる。つまり、2つのメモリセルMC間において、しきい値電圧が異なると記憶情報が異なることになる。そして、本メモリセルアレイ6は、メモリセル対MCPでのメモリセルMC間のしきい値電圧の差によってデータを記憶している。言い換えれば、メモリセル対MCPに対するデータの書き込みは、当該メモリセル対MCPの2つのメモリセルMC間のしきい値電圧を異ならせることによって行われる。
本実施の形態では、メモリセル対MCPにデータ“1”を書き込む際、当該メモリセル対MCPを構成する一方のメモリセルMCのしきい値電圧を他方のしきい値電圧よりも低く設定する。そして、データ“0”を書き込む際には、当該一方のメモリセルMCのしきい値電圧を他方のメモリセルMCのしきい値電圧よりも高く設定する。以後、メモリセル対MCPにデータ“1”を書き込む際にしきい値電圧が低い方のメモリセルMCを「true側メモリセルMC」と呼び、残りのメモリセルMCを「bar側メモリセルMC」と呼ぶ。
例えば、メモリセルMCのフローティングゲートにホットエレクトロンが注入されていない状態での当該メモリセルMCのしきい値電圧が1.5Vとすると、メモリセル対MCPのbar側メモリセルMCのフローティングゲートだけにホットエレクトロンを注入し、そのしきい値電圧を6Vに設定する。これにより、true側メモリセルMCのしきい値電圧(1.5V)が、bar側メモリセルMCのしきい値電圧(6V)よりも低くなり、メモリセル対MCPにデータ“1”が書き込まれる。
一方、データ“0”を書き込む際には、true側メモリセルMCのフローティングゲートだけにホットエレクトロンを注入して、そのしきい値電圧を6Vに設定する。そうすると、true側メモリセルMCのしきい値電圧(6V)がbar側メモリセルMCのしきい値電圧(1.5V)よりも高くなり、メモリセル対MCPにデータ“0”が書き込まれる。
このように、本実施の形態では、メモリセルアレイ6に対しては、メモリセル対MCPごとにデータを書き込み、書き込むデータの値によって、メモリセル対MCPの2つのメモリセルMC間でのしきい値電圧の大小関係を反転させる。なお、このような書き込み制御は、後述するように書き込み制御部1によって行われる。
読み出し用ゲート回路7は、図2に示されるように、n本のビット線BLに一対一で対応して設けられたn個のNMOSトランジスタ7aで構成されている。各NMOSトランジスタ7aのソースは、対応するビット線BLの一端と接続されており、NMOSトランジスタ7aのゲートは互いに接続されている。そして、NMOSトランジスタ7aのゲートには読み出し制御部2から出力されるリード制御信号RDCが与えられ、当該リード制御信号RDCによって、メモリセルアレイ6からデータを読み出す際にn個のNMOSトランジスタ7aは同時にオン状態に設定される。
増幅回路8は、x個の差動センスアンプ群SAG(x≧2)を備えており、各差動センスアンプ群SAGは、3つの差動センスアンプSA0〜SA2を有している。また、判定回路9は、x個の多数決判定部JDを備えており、当該多数決判定部JDはx個の差動センスアンプ群SAGに一対一で対応して設けられている。
各差動センスアンプ群SAGでは、差動センスアンプSA0の2つの入力には、隣り合う2本のビット線BLに接続された2個のNMOSトランジスタ7aのドレインがそれぞれ接続されている。同様に、差動センスアンプSA1の2つの入力には、隣り合う2本のビット線BLに接続された2個のNMOSトランジスタ7aのドレインがそれぞれ接続されており、差動センスアンプSA2の2つの入力には、隣り合う2本のビット線BLに接続された2個のNMOSトランジスタ7aのドレインがそれぞれ接続されている。
従って、NMOSトランジスタ7aがオン状態のときには、各差動センスアンプSA0〜SA2の2つの入力は2本のビット線BLと電気的に接続される。そして、差動センスアンプSA0〜SA2は、電気的に接続される2本のビット線BLに接続されたメモリセル対MCPのtrue側メモリセルMCとbar側メモリセルMCの出力差を増幅して、それぞれデータSAO0〜SAO2として出力する。
各多数決判定部JDは、対応する差動センスアンプ群SAGの差動センスアンプSA0〜SA2から出力されるデータSAO0〜SAO2の多数決論理を求める。本実施の形態では、一つの差動センスアンプ群SAGに電気的に接続される3つのメモリセル対MCPに対しては同じデータが書き込まれる。本実施の形態に係る多数決判定部JDは、データSAO0〜SAO2の多数決論理を求めることによって、当該3つのメモリセル対MCPに書き込まれたデータを判定する。そして、その判定結果をデータPDとして出力する。
ラッチ回路10は、多数決判定部JDから出力されるx個のデータPDをラッチして、それらをxビットの読み出しデータRD0〜RDx−1として出力する。この読み出しデータRD0〜RDx−1が、本半導体記憶装置から外部に出力される読み出しデータであって、本半導体記憶装置に隣接して設けられるCPU等は、この読み出しデータRD0〜RDx−1を受け取り本半導体記憶装置に書き込まれている情報を認識する。
以上のように、本実施の形態では、各差動センスアンプ群SAGにはビット線BLが6本接続されるため、ビット線BLの本数nと、多数決判定部JDの個数xとはn=x×6の関係となる。
書き込み用ゲート回路5は、図2に示されるように、n本のビット線BLに一対一で対応して設けられたn個のNMOSトランジスタ5aを備えている。各NMOSトランジスタ5aのソースは、対応するビット線BLの他端と接続されており、NMOSトランジスタ5aのゲートは互いに接続されている。そして、NMOSトランジスタ5aのゲートには書き込み制御部1から出力されるライト制御信号WRCが与えられ、当該ライト制御信号WRCによって、メモリセルアレイ6にデータを書き込む際にn個のNMOSトランジスタ5aは同時にオン状態に設定される。
書き込み用ビット線選択回路4は、n個のAND回路4aとn個のNMOSトランジスタ4bとを備えており、1個のAND回路4aと1個のNMOSトランジスタ4bとは対を成している。そして、互いに対を成す1個のAND回路4aと1個のNMOSトランジスタ4bとで構成される回路は、各ビット線BLに一対一で対応して設けられている。
各AND回路4aの一方の入力には、上記ライト制御信号WRCが入力される。また、n個のAND回路4aの他方の入力には、書き込み制御部1から出力されるnビットのビット線選択信号D0〜Dn−1がそれぞれ入力される。そして、各AND回路4aの出力は、対を成すNMOSトランジスタ4bのゲートと接続されている。
各NMOSトランジスタ4bのソースは、対応するビット線BLに接続されたNMOSトランジスタ5aのドレインと接続されており、各NMOSトランジスタ4bのドレインには書き込み用ドレイン電圧VPDが印加される。
次に、差動センスアンプSA0の回路構成について詳細に説明する。なお、差動センスアンプSA1,SA2の回路構成は差動センスアンプSA0と同様であるためそれらの説明は省略する。
図3は差動センスアンプSA0の構成を示す回路図である。図3では、説明の便宜上、メモリセル対MCPのtrue側メモリセルMCが接続されているビット線BLを「ビット線BLa」と、bar側メモリセルMCが接続されているビット線BLを「ビット線BLb」として示している。
図3に示されるように、差動センスアンプSA0は、その電源電圧として電源電圧Vddが印加され、AND回路8aと、PMOSトランジスタ8b〜8fと、NMOSトランジスタ8g〜8kとを備えている。AND回路8aの一方の入力には読み出し制御部2から出力されるセンスアンプイネーブル信号SAEが入力され、他方の入力にはセンスアンプビット線SABLaが接続されている。そしてAND回路8aは、センスアンプイネーブル信号SAEと、センスアンプビット線SABLaの信号値との論理積を演算して、その結果をデータSAO0として出力する。
PMOSトランジスタ8b,8cのドレインは、それぞれセンスアンプビット線SABLa,SABLbに接続されており、それらのソースには電源電圧Vddが印加される。そして、PMOSトランジスタ8b,8cのゲートには、読み出し制御部2から出力されるチャージイネーブル信号EQが入力される。
PMOSトランジスタ8dのソースには電源電圧Vddが印加され、そのドレインはPMOSトランジスタ8e,8fのソースと接続されている。また、PMOSトランジスタ8dのゲートには、読み出し制御部2から出力される反転センスアンプイネーブル信号/SAEが入力される。なお、反転センスアンプイネーブル信号/SAEは、センスアンプイネーブル信号SAEの反転信号である。
PMOSトランジスタ8eのドレインとNMOSトランジスタ8gのドレインとは相互に接続されており、更にセンスアンプビット線SABLaと、PMOSトランジスタ8f及びNMOSトランジスタ8hのゲートに接続されている。PMOSトランジスタ8fのドレインとNMOSトランジスタ8hのドレインとは相互に接続されており、更にセンスアンプビット線SABLbと、PMOSトランジスタ8e及びNMOSトランジスタ8gのゲートに接続されている。NMOSトランジスタ8iのドレインはNMOSトランジスタ8g,8hのソースと接続されており、そのソースには接地電位が印加される。
NMOSトランジスタ8j,8kのドレインは、それぞれセンスアンプビット線SABLa,SABLbと接続されている。NMOSトランジスタ8jのソースは、ビット線BLaに接続されているNMOSトランジスタ7aのドレインに接続されており、NMOSトランジスタ8kのソースは、ビット線BLbに接続されているNMOSトランジスタ7aのドレインに接続されている。そして、NMOSトランジスタ8j,8kのゲートには、読み出し制御部2から出力されるセンスアンプ入力イネーブル信号SAIが入力される。
次に、このような構成を成す本実施の形態に係る差動センスアンプSA0の動作について説明する。以下では、差動センスアンプSA0に接続されるメモリセル対MCPのtrue側メモリセルMCのしきい値電圧がbar側メモリセルMCのしきい値電圧よりも高く設定されて、当該メモリセル対MCPにデータ“0”が設定されている場合での当該差動センスアンプSA0の動作について説明する。なお、その他の差動センスアンプSA1,SA2の動作については差動センスアンプSA0と同様であるためそれらの説明は省略する。
図4は、差動センスアンプSA0における各信号波形を示す図である。ワード線WLのいずれか一つが活性化し、更に読み出し用ゲート回路7のNMOSトランジスタ7aがオン状態になると、ビット線BLaとNMOSトランジスタ8jのソースが電気的に接続され、ビット線BLbとNMOSトランジスタ8kのソースが電気的に接続される。そして、図4に示されるように、センスアンプ入力イネーブル信号SAIがLowレベルであってNMOSトランジスタ8j,8kがともにオフ状態の場合において、チャージイネーブル信号EQがLowレベルとなるとPMOSトランジスタ8b,8cがオン状態となり、センスアンプビット線SABLa,SABLbに対する充電が開始してそれらの電位が電源電圧Vddまで上昇する。
そして、チャージイネーブル信号EQ及びセンスアンプ入力イネーブル信号SAIがともにHighレベルとなると、PMOSトランジスタ8b,8cがオフ状態、NMOSトランジスタ8j,8kがオン状態となる。これにより、ビット線BLa,BLbがそれぞれセンスアンプビット線SABLa,SABLbと電気的に接続されるようになり、true側メモリセルMCとbar側メモリセルMCに電流が流れ、センスアンプビット線SABLa,SABLbの電位が減少する。
メモリセルMCに流れる電流はそのしきい値電圧が高いほど小さくなるため、true側メモリセルMCの方がbar側メモリセルMCよりもしきい値電圧が高いことから、true側メモリセルMCに流れる電流はbar側メモリセルMCよりも小さくなる。従って、センスアンプビット線SABLaでの降下電圧がセンスアンプビット線SABLbよりも小さくなり、センスアンプビット線SABLaの電位がセンスアンプビット線SABLbよりも大きくなる。その結果、両者に微小な電位差が発生する。
センスアンプビット線SABLa,SABLbに電位差が発生した状態で、センスアンプ入力イネーブル信号SAI及び反転センスアンプイネーブル信号/SAEがLowレベルになり、センスアンプイネーブル信号SAEがHighレベルになると、当該電位差がPMOSトランジスタ8e,8f及びNMOSトランジスタ8g,8hから成る差動増幅回路で増幅されて、センスアンプビット線SABLaの電位が電源電圧Vdd付近となり、センスアンプビット線SABLbが接地電位付近となる。その結果、AND回路8aの2つの入力にはともにHighレベルが入力され、その出力データであるデータSAO0は“1”となる。
このように、差動センスアンプSA0では、true側メモリセルMCの出力とbar側メモリセルMCの出力の差、つまりtrue側メモリセルMCのドレイン電流と、bar側メモリセルMCのドレイン電流との電流差がその大きさに応じた電位差に変換され、当該電位差が増幅される。そして、true側メモリセルMCとbar側メモリセルMCの出力差の増幅結果として、メモリセル対MCPに書き込まれたデータ(上記例では“0”)とは反対の論理値のデータ(上記例では“1”)が差動センスアンプSA0からデータSAO0として出力される。
次に、多数決判定部JDの構成について詳細に説明する。図5は多数決判定部JDの構成を示す回路図である。図5に示されるように、多数決判定部JDは、NOT回路9a〜9cと、NAND回路9d〜9fと、3入力のOR回路9gとを備えている。NOT回路9aは差動センスアンプSA0から出力されるデータSAO0を反転して出力し、NOT回路9bは差動センスアンプSA1から出力されるデータSAO1を反転して出力する。そして、NOT回路9cは差動センスアンプSA2から出力されるデータSAO2を反転して出力する。
NAND回路9dはNOT回路9a,9bの出力の否定論理積を演算して出力し、NAND回路9eは、NOT回路9b,9cの出力の否定論理積を演算して出力し、NAND回路9fは、NOT回路9a,9cの出力の否定論理積を演算して出力する。そして、OR回路9gは、NAND回路9a〜9cの出力の反転信号の論理和を演算してデータPDとして出力する。
図6は多数決判定部JDにおける入力と出力との関係を示す真理値表を示している。図6に示されるように、多数決判定部JDは、データSAO0〜SAO2が示す値のうち最も多い値のデータの反転信号を出力する。つまり、多数決判定部JDは、データSAO0〜SAO2の多数決論理を求めて、その反転信号をデータPDとして出力している。
本実施の形態に係る多数決判定部JDは、このようにデータSAO0〜SAO2の多数決論理を求めることによって、一つの差動センスアンプ群SAGに電気的に接続される3つのメモリセル対MCPに書き込まれたデータを判定している。例えば、データSAO0〜SAO2の多数決論理が“0”を示す場合には、メモリセル対MCPに書き込まれたデータが“0”であると判定し、その判定結果として“1”を出力する。また、データSAO0〜SAO2の多数決論理が“1”を示す場合には、メモリセル対MCPに書き込まれたデータが“1”であると判定し、その判定結果として“0”を出力する。
このように、データSAO0〜SAO2の多数決論理を求めて、同じデータが書き込まれる3つのメモリセル対MCPのデータを判定することによって、当該3つのメモリセル対MCPのうちの一つに不良が発生し、正常にデータを書き込むことができなかったり、正常にデータを読み出すことができなかったとしても、当該3つのメモリセル対MCPに書き込まれたデータが“1”であるか“0”であるかを正確に判定することができる。従って、メモリセルアレイ6に書き込まれたデータを正確に読み出すことができ、本半導体記憶装置の信頼性が向上する。
なお、各差動センスアンプSA0〜SA2は、接続されるメモリセル対MCPに書き込まれたデータの反転信号を出力することから、多数決判定部JDが出力するデータPDは、対応する差動センスアンプSA0〜SA2に電気的に接続される3つのメモリセル対MCPに書き込まれたデータの多数決論理を示すことになる。従って、ラッチ回路10でデータPDをそのままラッチして、メモリセルアレイ6からの読み出しデータとして出力することにより、本半導体記憶装置に書き込まれた情報をCPU等に正確に伝達することができる。
また、本実施の形態では、各差動センスアンプSA0〜SA2がメモリセル対MCPのデータを反転して出力し、多数決判定部JDが差動センスアンプSA0〜SA2の出力の多数決論理の反転信号を出力するように構成しているが、その代わりに、各差動センスアンプSA0〜SA2がメモリセル対MCPのデータをそのまま出力し、多数決判定部JDが差動センスアンプSA0〜SA2の出力の多数決論理をそのまま出力するように構成しても良い。
次に、起動検出部12の構成について詳細に説明する。図7は起動検出部12の構成を示すブロック図である。図7に示されるように、本実施の形態に係る起動検出部12は、本半導体記憶装置の外部から与えられる外部電圧Vexから比較基準電圧Vrefを生成して出力する基準電圧発生回路12aと、第1電圧検出部12bと、第2電圧検出部12cと、AND回路12dとを備えている。
第1電圧検出部12bは、電源電圧Vddと第1基準電圧Vref1とを比較し、その比較結果を信号DET1として出力する。第2電圧検出部12cは、内部昇圧電圧BOOSTと第2基準電圧Vref2とを比較して、その比較結果を信号DET2として出力する。そして、AND回路12dは、信号DET1,DET2の論理積を演算してスタート信号STARTとして読み出し制御部2へ出力する。
また、第1電圧検出部12bは、読み出し制御部2から出力されるエンド信号ENDが“1”となると電源電圧Vddの監視を終了し、電源電圧Vddと第1基準電圧Verf1との比較を終了する。同様に、第2電圧検出部12cは、エンド信号ENDが“1”となると内部昇圧電圧BOOSTの監視を終了し、内部昇圧電圧BOOSTと第2基準電圧Verf2との比較を終了する。
図8は、第1電圧検出部12bの構成を示す回路図である。図8に示されるように、第1電圧検出部12bは、抵抗R1,R2と、カレントミラー差動アンプを構成しているPMOSトランジスタ120〜122及びNMOSトランジスタ123〜125とを備えている。PMOSトランジスタ120のソースには内部昇圧電圧BOOSTが印加され、そのドレインはPMOSトランジスタ121,122のソースと接続されている。また、PMOSトランジスタ120のゲートにはエンド信号ENDが与えられる。
PMOSトランジスタ121,122のゲートは相互に接続されており、更にPMOSトランジスタ121のドレインと接続されている。NMOSトランジスタ123のドレインはPMOSトランジスタ121のドレインと接続されており、NMOSトランジスタ124のドレインはPMOSトランジスタ122のドレインと接続されている。そして、NMOSトランジスタ125のドレインはNMOSトランジスタ123,124のソースと接続されており、そのソースには接地電位が与えられる。
抵抗R1の一端には電源電圧Vddが与えられ、その他端は抵抗R2の一端と接続されている。抵抗R2の他端には接地電位が与えられ、抵抗R1と抵抗R2との接続点OはNMOSトランジスタ123のゲートに接続されている。また、NMOSトランジスタ124,125のゲートには比較基準電圧Vrefが与えられる。そして、PMOSトランジスタ122のドレインとNMOSトランジスタ124のドレインとの接続点Pの電位が信号DET1として出力される。
なお、外部電圧Vexは、電源電圧Vddや内部昇圧電圧BOOSTが供給され始める際には、必ず基準電圧発生回路12aに供給されているものとする。従って、比較基準電圧Vrefは、電源電圧Vddや内部昇圧電圧BOOSTが供給され始める際には一定値となっている。
以上の構成を成す第1電圧検出部12bでは、抵抗R1と抵抗R2との接続点Oの電位と比較基準電圧Vrefとが比較され、当該接続点Oの電位が比較基準電圧Vrefよりも大きい場合には、PMOSトランジスタ122のドレインとNMOSトランジスタ124のドレインとの接続点Pの電位が内部昇圧電圧BOOST付近となり、信号DET1がHighレベルとなる。そして、接続点Oの電位が比較基準電圧Vrefよりも小さい場合には、接続点Pの電位が接地電位付近となり、信号DET1がLowレベルとなる。
本実施の形態では、電源電圧Vddは例えば1.8Vに設定されており、比較基準電圧Vrefは例えば1.2Vに設定されている。また、本実施の形態では、例えば抵抗R1,R2はそれぞれ15kΩ及び85kΩに設定されている。従って、電源電圧Vddが完全に立ち上がり安定している状態では、接続点Oの電位は1.53V(=1.8×85k/(15k+100k))となる。
このように、第1電圧検出部12bでは、電源電圧Vddに85/100を掛けた値と、1.2Vとを比較している。このことから、第1電圧検出部12bでは、電源電圧Vddと、1.2Vに100/85を掛けた値、つまり約1.4Vとを比較していると言える。この1.4Vが上述の第1基準電圧Vref1に相当する。
以上のように、本実施の形態に係る第1電圧検出部12bは、電源電圧Vddと第1基準電圧Vref1とを直接比較するのではなく、電源電圧Vddに一定の低減率を掛けて得られる電圧(接続点Oの電位)と、それと同じ低減率を第1基準電圧Vref1に掛けて得られる電圧(比較基準電圧Vref)とを比較することによって、間接的に電源電圧Vddと第1基準電圧Vref1とを比較している。従って、電源電圧Vddが第1基準電圧Vref1よりも上昇すると信号DET1はHighレベルとなり、逆に低下すると信号DET1はLowレベルとなる。そして、エンド信号ENDがHighレベルとなると、第1電圧検出部12bの電源電圧である内部昇圧電圧BOOSTがカレントミラー差動アンプに供給されなくなることから、第1電圧検出部12bでは電源電圧Vddの監視が終了する。
図9は第2電圧検出部12cの構成を示す回路図である。第2電圧検出部12cは、第1電圧検出部12bにおいて、基本的には、抵抗R1,R2の替わりに抵抗R3,R4を設けて、当該抵抗R3の一端に内部昇圧電圧BOOSTを与えるものである。
抵抗R3の一端には内部昇圧電圧BOOSTが与えれ、その他端と抵抗R4の一端とが接続されている。そして、抵抗R4の他端には接地電位が印加され、抵抗R3,R4の接続点QはNMOSトランジスタ123のゲートに接続されている。そして、PMOSトランジスタ122のドレインとNMOSトランジスタ124のドレインとの接続点Pの電位が信号DET2として出力される。その他の構成については第1電圧検出部12bと同じであるため、その説明は省略する。
以上の構成を成す第2電圧検出部12cでは、接続点Qの電位と比較基準電圧Vrefとが比較され、第1電圧検出部12bと同様に、当該接続点Qの電位が比較基準電圧Vrefよりも大きい場合には信号DET2がHighレベルとなる。そして、接続点Qの電圧が比較基準電圧Vrefよりも小さい場合には信号DET2がLowレベルとなる。
ここで、本実施の形態では、内部昇圧電圧BOOSTは例えば6Vに設定されており、抵抗R3,R4は例えばそれぞれ70kΩ及び30kΩに設定されている。従って、電源電圧Vddが完全に立ち上がり内部昇圧電圧BOOSTが安定している状態では、接続点Qの電位は1.8V(=6.0×30k/(30k+70k))となる。
このように、第2電圧検出部12cでは、内部昇圧電圧BOOSTに30/100を掛けた値と、1.2Vとを比較している。このことから、第2電圧検出部12cでは、内部昇圧電圧BOOSTと、1.2Vに100/30を掛けた値、つまり4Vとを比較していると言える。この4Vが上述の第2基準電圧Vref2に相当する。
以上のように、本実施の形態に係る第2電圧検出部12cは、第1電圧検出部12bと同様に、内部昇圧電圧BOOSTと第2基準電圧Vref2とを直接比較するのではなく、内部昇圧電圧BOOSTに一定の低減率を掛けて得られる電圧(接続点Qの電位)と、それと同じ低減率を第2基準電圧Vref2に掛けて得られる電圧(比較基準電圧Vref)とを比較することによって、間接的に内部昇圧電圧BOOSTと第2基準電圧Vref2とを比較している。従って、内部昇圧電圧BOOSTが第2基準電圧Vref2よりも上昇すると信号DET2はHighレベルとなり、逆に低下すると信号DET2はLowレベルとなる。そして、第1電圧検出部12bと同様に、エンド信号ENDがHighレベルとなると、第2電圧検出部12cの電源電圧である内部昇圧電圧BOOSTがカレントミラー差動アンプに供給されなくなることから、第2電圧検出部12cでは内部昇圧電圧BOOSTの監視が終了する。
図10は、電源投入時の電源電圧Vddと内部昇圧電圧BOOSTとの電圧波形を示す図である。図10の波形130,131は内部昇圧電圧BOOST及び電源電圧Vddの電圧波形をそれぞれ示している。また、図10では、安定している状態の電源電圧Vdd及び内部昇圧電圧BOOSTの電圧値をそれぞれ「V1」及び「V2」で示しており、電源電圧Vddが第1基準電圧よりも上昇したことが検出されるタイミングを「タイミングt1」で、内部昇圧電圧BOOSTが第2基準電圧よりも上昇したことが検出されるタイミングを「タイミングt2」で示している。
図10に示される電圧波形からも理解できるように、本実施の形態では、電源電圧Vdd及び内部昇圧電圧BOOSTは、それぞれ個別に設定された基準電圧と比較されている。
以上のことから、AND回路12dの出力信号であるスタート信号STARTは、電源電圧Vdd及び内部昇圧電圧BOOSTがともに比較対象の基準電圧よりも上昇するとHighレベルとなり、少なくともどちらか一方が基準電圧よりも低下するとLowレベルとなる。読み出し制御部2は、スタート信号STARTがLowレベルからHighレベルに遷移すると、メモリセルアレイ6に対してのデータの読み出しを開始し、読み出し中にスタート信号STARTがHighレベルからLowレベルに遷移すると、再度メモリアレイ6に対するデータの読み出しを行う。次に、このメモリセルアレイ6に対するデータの読み出し動作について詳細に説明する。
電源が投入されて、スタート信号STARTがLowレベルからHighレベルに遷移すると、つまり、起動検出部12において電源電圧Vdd及び内部昇圧電圧BOOSTがともにそれぞれ個別に設定された基準電圧よりも上昇したことが検出されると、読み出し制御部2は内部のアドレスカウンタ2aの動作を開始し、m本のワード線WLのいずれか1本に対応付けられたアドレス信号ADRを出力するとともに、リード制御信号RDCを“1”に設定する。
アドレスデコーダ3は受け取ったアドレス信号ADRをデコードして読み出し用ワード線活性化信号RAWLを出力する。このとき、書き込み制御部1はライト制御信号WRCを“0”に設定しているため、ゲート信号切換回路13からは読み出し用ワード線活性化信号RAWLが出力され、当該読み出し用ワード線活性化信号RAWLがワード線WLに与えられる。これにより、m本のワード線WLのうちアドレス信号ADRの値に対応したいずれか1本が活性化されて、当該活性化されたワード線WLに接続されているメモリセル対MCPのデータが読み出し対象となる。
活性化されるワード線WLに与えられる電圧の値、言い換えれば読み出し対象となるメモリセル対MCPのtrue側メモリセルMC及びbar側メモリセルMCのコントロールゲートに与えられる読み出し用ゲート電圧Vg1は例えば5Vであって、当該5Vは内部昇圧電圧BOOSTから生成される。つまり、内部昇圧電圧BOOSTは読み出し用ゲート電圧Vg1の元になる電圧である。
本実施の形態に係る半導体記憶装置は、内部昇圧電圧BOOSTから5Vを生成して出力する図示しない電圧生成回路を備えており、当該電圧生成回路の出力電圧がアドレスデコーダ3の電源電圧として与えられている。従って、アドレスデコーダ3が出力する読み出し用ワード線活性化信号RAWLのうちワード線WLを活性化させる信号の電圧値は5Vとなり、読み出し対象のメモリセル対MCPのtrue側メモリセルMC及びbar側メモリセルMCのコントロールゲートに5Vが印加される。
以上のようにワード線WLのいずれか1本が活性化されると、読み出し制御部2による増幅回路8の動作制御によって、そのワード線WLに接続されている各メモリセル対MCPのtrue側メモリセルMCとbar側メモリセルMCの出力差が、差動センスアンプSA0〜SA2のいずれかで増幅されて多数決判定部JDに入力される。各多数決判定部JDは、差動センスアンプSA0〜SA2からの出力の多数決論理を求めて、対応するメモリセル対MCPのデータを判定し出力する。そして、ラッチ回路10は各多数決判定部JDから出力されたデータPDをラッチして、読み出しデータRD0〜RDx−1としてCPU等に出力する。
次に、読み出し制御部2は、アドレスカウンタ2aのカウント値を一つ増加させて、前回とは異なる値のアドレス信号ADRを出力する。このアドレス信号ADRは、アドレスデコーダ3でデコードされてワード線WLに与えられる。これにより、前回とは異なるワード線WLが活性化されて、そのワード線WLに接続されているメモリセル対MCPからデータが読み出される。そして、ラッチ回路10から最終的な読み出しデータRD0〜RDx−1が出力される。
読み出し制御部2は、以上の動作を繰り返すことによって、メモリセルアレイ6のすべてのメモリセル対MCPに対してデータの読み出しを行い、アドレスカウンタ2aのカウント値が最後に活性化されるワード線WLに対応付けられたアドレス値となると、データ“1”のエンド信号ENDを起動検出部12に出力して、メモリセルアレイ6に対する読み出しを終了する。起動検出部12はデータ“1”のエンド信号ENDを受け取ると、電源電圧Vdd及び内部昇圧電圧BOOSTの監視を終了する。
また、読み出し制御部2は、メモリセルアレイ6に対するデータの読み出し中に、スタート信号START信号がHighレベルからLowレベルに遷移すると、つまり、起動検出部12において電源電圧Vdd及び内部昇圧電圧BOOSTの少なくとも一方が個別に設定された基準電圧よりも低下したことが検出されると、アドレスカウンタ2aのカウント値をリセットしてその動作を停止させる。その後、スタート信号START信号がHighレベルに遷移して、電源電圧Vdd及び内部昇圧電圧BOOSTがともに個別に設定された基準電圧よりも上昇したことが検出されると、読み出し制御部2はアドレスカウンタ2aの動作を再開する。これにより、メモリセルアレイ6に対して再度データの読み出しが行われる。
このように、読み出し制御部2は、電源電圧Vddあるいは内部昇圧電圧BOOSTが基準電圧よりも低下すると、再度メモリセルアレイ6に対して読み出しを行う。従って、メモリセルアレイ6に対する読み出し中に電源電圧Vddあるいは内部昇圧電圧BOOSTが一時的に低下し、データの読み出しに失敗した場合であっても、メモリセルアレイ6から確実にデータの読み出しを行うことができる。
次に、本実施の形態に係る半導体記憶装置でのメモリセルアレイ6に対する書き込み動作について詳細に説明する。書き込み制御部1は、外部のCPU等から書き込みコマンドWRCOMを受け取ると、ライト制御信号WRCを“1”に設定して、書き込み用ゲート回路5のNMOSトランジスタ5aをオン状態にする。このとき、リード制御信号RDCは“0”であるため、読み出し用ゲート回路7のNMOSトランジスタ7aはオフ状態である。
そして書き込み制御部1は、nビットのビット線選択信号D0〜Dn−1を出力して、しきい値電圧を上昇させる対象のメモリセルMCが接続されているビット線BLに書き込み用ドレイン電圧VPDを印加し、当該ビット線BLを活性化させる。なお、この書き込み用ドレイン電圧VPDは、本半導体記憶装置に設けられた図示しない電圧発生回路によって内部昇圧電圧BOOSTから生成され、例えばその電圧値は4.5Vである。
次に、書き込み制御部1は書き込み用ワード線活性化信号WAWLを出力する。ゲート信号切換回路13はライト制御信号WRCが“1”であるため、書き込み用ワード線活性化信号WAWLをワード線WLに出力する。これにより、しきい値電圧を上昇させる対象のメモリセルMCが接続されているワード線WLが活性化され、当該メモリセルMCのコントロールゲートに書き込み用ゲート電圧Vg2が印加される。その結果、活性化されたビット線BL及びワード線WLに接続されたメモリセルMCのフローティングゲートにホットエレクトロンが注入され、当該メモリセルMCのしきい値電圧が上昇する。
書き込み制御部1は、以上の動作を繰り返して実行して、しきい値電圧の変更が必要なメモリセルMCに対してホットエレクトロンの注入を行い、メモリセルアレイ6におけるすべてのメモリセル対MCPに対してデータを書き込む。
本実施の形態に係る書き込み制御部1は、各メモリセルMCのしきい値電圧を、例えば1.5V、3V、4.5V、6Vの4種類に設定することができる。ここで、しきい値電圧1.5Vは、メモリセルMCのフローティングゲートに電子を注入しない場合のしきい値電圧である。書き込み制御部1は、しきい値電圧を上昇させるメモリセルMCに接続されたワード線WLには、パルス状の書き込み用ワード線活性化信号WAWLを複数回与える。これにより、しきい値電圧の上昇対象であるメモリセルMCのコントロールゲートにはパルス状のゲート電圧が複数回印加される。そして、書き込み制御部1は、当該パルス状のゲート電圧をメモリセルMCに印加する回数によって、そのしきい値電圧を決定している。つまり、メモリセルMCのしきい値電圧が高い値に設定されるほど、当該メモリセルMCのコントロールゲートには多くの回数のパルス状のゲート電圧が印加される。
このように、書き込み制御部1が各メモリセルMCのしきい値電圧を4種類に設定することができることにより、例えばウェハテスト中において、メモリセル対MCPに書き込まれたデータを簡単に書き換えることができる。以下にこのことについて詳細に説明する。なお、以下の説明では、メモリセルMCのしきい値を1.5V、3V、4.5V、6Vに設定することを、それぞれメモリセルMCに値“11”、“10”、“01”、“00”を設定すると呼ぶ。
図11は、ウェハテスト中においてメモリセル対MCPに書き込まれたデータを書き換える際の本半導体記憶装置の動作を示すフローチャートである。また図12〜15は、図11のステップs1〜s4においてメモリセルMCに設定されている値(しきい値電圧)をそれぞれ示す図であって、図12(a)〜15(a)はtrue側メモリセルMCを、図12(b)〜15(b)はbar側メモリセルMCを示している。
図11に示されるように、ステップs1において、紫外線照射によりメモリセルアレイ6に書き込まれたデータが消去されると、図12に示されるように、true側メモリセルMC及びbar側メモリセルMCの値はすべて“11”に設定される。そして、ステップs2において、bar側メモリセルMCのフローティングゲートだけに電子を注入して、bar側メモリセルMCに“01”を設定する(図13参照)。これにより、true側メモリセルMC及びbar側メモリセルMCのしきい値電圧がそれぞれ1.5V及び4.5Vとなり、true側メモリセルMCのしきい値電圧がbar側メモリセルMCよりも小さくなる。その結果、メモリセル対MCPにデータ“1”が書き込まれる。
なお、ステップs2においては、bar側メモリセルMCのしきい値電圧は、書き込み制御部1が設定可能なしきい値電圧の種類のうち最も大きいものを外して設定する。
次に、ステップs3において、true側メモリセルMCのフローティングゲートだけに電子を注入して、true側メモリセルMCに“00”を設定する(図14参照)。これにより、true側メモリセルMC及びbar側メモリセルMCのしきい値電圧がそれぞれ6V及び4.5Vとなり、true側メモリセルMCのしきい値電圧がbar側メモリセルMCよりも大きくなる。その結果、メモリセル対MCPのデータが“1”から“0”が書き換えられる。そして、ウェハテストが終了すると、ステップs4において、true側メモリセルMC及びbar側メモリセルMCの値(しきい値電圧)を再設定する(図15参照)。これにより、差動センスアンプSA0〜SA2における2つの入力信号の差が十分に確保されるようになり、市場に出荷した後に本半導体記憶装置が誤動作することを防止することができる。
図16は、書き込み制御部1が、仮に各メモリセルMCに対して2種類のしきい値電圧しか設定することができない場合の本半導体記憶装置のデータの書き換え動作を示すフローチャートである。なお図16に示される動作例では、しきい値電圧を1.5V及び6Vに設定することができる場合を示しており、しきい値電圧を1.5Vに設定することを値“1”を設定すると呼び、しきい値電圧を6Vに設定することを値“0”を設定すると呼ぶ。
図16に示されるように、ステップs11において、紫外線照射によりメモリセルアレイ6に書き込まれたデータが消去されると、true側メモリセルMC及びbar側メモリセルMCの値はともに“1”に設定される。そして、ステップs12において、bar側メモリセルMCのフローティングゲートだけに電子を注入してbar側メモリセルMCに“0”を設定する。これにより、true側メモリセルMC及びbar側メモリセルMCのしきい値電圧がそれぞれ1.5V及び6.0Vとなり、true側メモリセルMCのしきい値電圧がbar側メモリセルMCよりも小さくなる。その結果、メモリセル対MCPにデータ“1”が書き込まれる。
本例では、メモリセル対MCPのデータを“1”から“0”に書き換える場合、つまり、true側メモリセルMCのしきい値電圧をbar側メモリセルMCよりも大きくする場合、ステップs13において、一度、紫外線照射を行って、メモリセルアレイ6のデータをすべて消去する必要がある。これは、メモリセルMCのしきい値電圧が2種類しか設定することができないために、しきい値電圧を増加させたbar側メモリセルMCのしきい値電圧を初期状態に戻す必要があるからである。
ステップs13においてメモリセルアレイ6のデータ消去されると、true側メモリセルMC及びbar側メモリセルMCの値はすべて“1”に設定されるため、ステップs14において、true側メモリセルMCのフローティングゲートだけに電子を注入して、true側メモリセルMCに“0”を設定する。これにより、true側メモリセルMC及びbar側メモリセルMCのしきい値電圧がそれぞれ6.0V及び1.5Vとなり、true側メモリセルMCのしきい値電圧がbar側メモリセルMCよりも大きくなる。その結果、メモリセル対MCPのデータが“1”から“0”に書き換えられる。
このように、メモリセルMCのしきい値電圧を2種類しか設定できない場合には、メモリセル対MCPに書き込んだデータを書き換える際、一度データの消去動作が必要となる。しかしながら、本実施の形態のように、メモリセルMCのしきい値電圧を4種類に設定できると、データの消去動作を行うことなく、メモリセル対MCPのデータを書き換えることができる。従って、データの書き換えを簡単に行うことができる。
なお、本実施の形態では、4種類のしきい値電圧をメモリセルMCに設定することができるが、3種類のしきい値電圧しか設定できない場合であっても同様の効果を得ることができる。つまり、3種類以上のしきい値電圧を設定できれば、データを簡単に書き換えることができる。
例えば、1.5V、3V、4.5Vの3種類のしきい値電圧が設定可能な場合、true側メモリセルMCのしきい値電圧をbar側メモリセルMCよりも低く設定し、かつbar側メモリセルMCのしきい値電圧を3種類のしきい値電圧のうち最も大きい電圧以外に設定する。つまり、本例ではtrue側メモリセルMC及びbar側メモリセルMCのしきい値電圧をそれぞれ1.5V及び3Vに設定して、メモリセル対MCPにデータ“1”を書き込む。そして、このデータをデータ“0”に書き換える際には、true側メモリセルMCだけのしきい値電圧を変更して、true側メモリセルMC及びbar側メモリセルMCのしきい値電圧をそれぞれ4.5V及び3Vに設定する。これにより、消去動作無しにメモリセル対MCPのデータを書き換えることができる。
以上のように本実施の形態に係る半導体記憶装置では、書き込み制御部1が、メモリセルアレイ6の各メモリセルMCの記憶情報を個別に設定することができる。そのため、メモリセルアレイ6にデータを書き込む際に、メモリセル対MCPのメモリセルMC間での記憶情報の差を大きくすることができる。したがって、本実施の形態に係る差動センスアンプSA0〜SA2のような当該記憶情報の差を検出する回路の誤動作を防止することができる。その結果、本半導体記憶装置の信頼性が向上する。
また、本実施の形態では、第1電圧検出部12bの電源電圧として、電源電圧Vddを昇圧して得られる内部昇圧電圧BOOSTが使用されている。従って、電源電圧Vddがある程度低下した場合であっても、第1電圧検出部12bが動作可能な電源電圧を確保することができ、当該第1電圧検出部12bの誤動作を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る差動センスアンプの構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る差動センスアンプの各信号波形を示す図である。 本発明の実施の形態に係る多数決判定部の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る多数決判定部の入出力の真理値表を示す図である。 本発明の実施の形態に係る起動検出部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る第1電圧検出部の構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る第2電圧検出部の構成を示す回路図である。 電源投入時の電源電圧Vddと内部昇圧電圧BOOSTとの電圧波形を示す図である。 本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るメモリセルに設定される値(しきい値電圧)を示す図である。 本発明の実施の形態に係るメモリセルに設定される値(しきい値電圧)を示す図である。 本発明の実施の形態に係るメモリセルに設定される値(しきい値電圧)を示す図である。 本発明の実施の形態に係るメモリセルに設定される値(しきい値電圧)を示す図である。 各メモリセルのしきい値電圧が2種類だけしか設定できない場合の本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 書き込み制御部、2 読み出し制御部、6 メモリセルアレイ、12 起動検出部、12b 第1電圧検出部、BOOST 内部昇圧電圧、JD 多数決判定部、MC メモリセル、MCP メモリセル対、SA0〜SA2 差動センスアンプ、Vdd 電源電圧。

Claims (7)

  1. 複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイに対してデータの書き込みを行う書き込み制御部と
    を備え、
    前記メモリセルアレイは、2つのメモリセルから成るメモリセル対でのメモリセル間の記憶情報の差によって当該メモリセル対ごとにデータを不揮発的に記憶し、
    前記書き込み制御部は、前記メモリセルアレイにおける各メモリセルの前記記憶情報を個別に設定することが可能である、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記メモリセルアレイの各メモリセルは、コントロールゲート及びフローティングゲートを有するメモリセルトランジスタであって、
    前記書き込み制御部は、前記メモリセルアレイにおけるメモリセルのしきい値電圧を設定することによって当該メモリセルの記憶情報を設定し、
    対応する前記メモリセル対の2つのメモリセルの出力差を増幅して出力する複数の差動センスアンプを更に備える、不揮発性半導体記憶装置。
  3. 請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記書き込み制御部は、前記メモリセルアレイにおけるメモリセルのしきい値電圧を3種類以上設定することが可能である、不揮発性半導体記憶装置。
  4. 請求項2及び請求項3のいずれか一つに記載の不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記書き込み制御部は、前記メモリセル対の複数対に対して同じ値のデータの書き込みを実行し、
    前記複数対の前記メモリセル対に書き込まれたデータを、前記複数の差動センスアンプのうち前記複数対の前記メモリセル対に対応して設けられた差動センスアンプの出力の多数決論理を求めて判定し、その判定結果を出力する判定部を更に備える、不揮発性半導体記憶装置。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれか一つに記載の不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記メモリセルアレイからデータを読み出す読み出し制御部と、
    電源電圧として前記複数の差動センスアンプに与えられる第1電圧と、前記第1電圧を昇圧して得られる電圧であって、前記メモリセルアレイからデータが読み出される際に前記コントロールゲートに与えられるゲート電圧の元になる第2電圧とがともに、それぞれに個別に設定された基準電圧よりも上昇したかを検出し、更に、前記第1及び第2電圧の少なくとも一方が、前記個別に設定された基準電圧よりも低下したかを検出する検出部と
    を更に備え、
    前記読み出し制御部は、前記メモリセルアレイに対するデータの読み出し中に、前記検出部において、前記第1及び第2電圧の少なくとも一方が前記個別に設定された基準電圧よりも低下したことが検出され、その後、前記第1及び第2電圧がともに前記個別に設定された基準電圧よりも上昇したことが検出されると、再度前記メモリセルアレイに対するデータの読み出しを実行する、不揮発性半導体記憶装置。
  6. 請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記検出部は、前記第1電圧が前記個別に設定された基準電圧よりも上昇したかを検出し、更に、前記第1電圧が前記個別に設定された基準電圧よりも低下したかを検出する電圧検出部を有し、
    前記電圧検出部には電源電圧として前記第2電圧が与えられる、不揮発性半導体記憶装置。
  7. 請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置のデータ書き換え方法であって、
    (a)前記メモリセル対に対してデータを書き込む工程と、
    (b)前記工程(a)で書き込んだデータを書き換える工程と
    を備え、
    前記工程(a)では、前記メモリセル対の一方のメモリセルのしきい値電圧を他方のメモリセルのしきい値電圧よりも低く設定し、かつ当該他方のメモリセルのしきい値電圧を前記3種類以上のしきい値電圧のうち最も大きい電圧以外に設定し、
    前記工程(b)では、前記一方のメモリセルのしきい値電圧を大きくすることによって前記他方のメモリセルのしきい値電圧よりも大きくする、不揮発性半導体記憶装置のデータ書き換え方法。
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