JP2005280894A - 水平作業台に転換する運搬台車 - Google Patents

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義美 玉木
Hiromitsu Oe
浩光 大江
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Abstract

【課題】被運搬物を工場内で安定状態に近距離運搬する機能を有するほか、同被運搬物を次の製作工程の準備のために1人作業として包装を解いたり、水平姿勢に転換して部品の取り付けや検査などの製作作業も行える運搬台車を提供する。
【解決手段】走行車輪を備えた車台部に固定した複数の支柱の頂部間に支軸パイプが回転可能に支持され、支軸パイプと直角又は平行に配置されたパイプが支軸パイプと継手により連結され作業台枠は転回可能に設置される。前記支柱から離れた部位に、他の複数の支柱の下端部が回転可能に連結して立てられ、これら他の複数の支柱の頂部間に支軸パイプと平行な第2の支軸パイプが回転可能に支持され、第2の支軸パイプに対して複数のリンク腕パイプが第2の支軸パイプと連結され、複数のリンク腕パイプの先端部間に第3の支軸パイプが回転可能に支持され、作業台枠のL形底枠の先端部が、第3の支軸パイプと回転可能に連結される。
【選択図】図1

Description

この発明は、好ましくは大型で重量も大きい液晶ディスプレイ装置、或いはプラズマディスプレイ装置のように精密な大型版状製品など(以下、単に被運搬物という。)を工場内で近距離運搬するほか、次の製作工程の準備のため同被運搬物について1人作業として包装を解いたり、水平姿勢に転回して部品の取り付けや検査などの作業も行える、水平作業台に転換する運搬台車の技術分野に属する。
最近の産業界にめざましい多品種少量生産の要請は、コンベアラインによる流れ作業方式では、製品の品種替えに多大な時間と手間が掛かり、対応しきれない、という問題点が浮上して、セル生産方式の採用が増える傾向にある。セル生産方式の実施には、製作品の運搬や製作工程の作業台をいかに合理的に構成するかが懸案事項になっている。
下記の特許文献1に開示されたセル生産用作業台車は、複数の工程部に沿って形成された生産ラインに沿って移動自在な台車であり、作業者が手で押して移動し、1台の作業台車の上で複数の製作工程を行い製品を完成するためのもので、走行車輪を有するベース部と、垂直な昇降支柱と、前記昇降支柱の上端に水平に取り付けられた作業テーブルとから成り、作業テーブルの高さを調整可能に構成したものである。
また、下記の特許文献2に開示された作業台は、テレビ等の電化製品を解体するための作業台で、床上に置いて固定式に使用するものである。水平な作業台盤の向こう側縁に沿って傾動自在な傾斜プレートが付設されている。また、水平な作業台盤の中央部位にその下方から突き出して昇降するリフト台が設置されており、作業対象の廃テレビジョンは作業者によって作業台の上に運び込まれる。
特開2003−251575号公報 特開2002−96279号公報
上記特許文献1に開示されたセル生産用の作業台車は、高さを調整可能に構成した作業テーブルの上に製作対象物を載せ、作業者が手で押して複数の工程部に沿って形成された生産ラインを移動する構成であるから、運搬機能が無いとは言えない。しかし、本来は高さを調整可能な作業台車でしかない。勿論、作業テーブルは必要に応じて製作対象物の姿勢を転換するような機能も備えていない。
上記特許文献2に開示された作業台は、逆に作業対象物の姿勢を必要に応じて変更する機能が認められる。しかしながら、本質的に床上に置いて固定式として使用するものであり、物品の運搬機能は具備しない。
本発明の目的は、被運搬物を工場内で安定状態に近距離運搬する機能を有するほか、同被運搬物を次の製作工程の準備のために1人作業として包装を解いたり、水平姿勢に転換して部品の取り付けや検査などの製作作業も行えるように機能複合化した、水平作業台に転換する運搬台車を提供することである。
上記した従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る水平作業台に転換する運搬台車は、
パイプと継手により組み立てられた台車であって、
下面に走行車輪1を備えた車台部2に固定して略垂直に立ち上げた複数の支柱4、4の頂部間に支軸パイプ6が略水平に回転可能に支持され、作業台枠7において前記支軸パイプ6と直角又は平行に配置されたパイプ7a又は7bが前記支軸パイプ6と継手8により連結されて作業台枠7は前記支軸パイプの周りを転回可能に設置されており、
車台部2の前記支柱4から一定の間隔を開けた部位に、他の複数の支柱9、9の下端部が、車台部2を構成する前記支軸パイプ6と平行なパイプ2aへ回転可能に連結して立てられ、これら他の複数の支柱9、9の頂部間に前記支軸パイプ6と平行な配置で第2の支軸パイプ11が回転可能に支持され、前記第2の支軸パイプ11に対して直角な配置とした複数のリンク腕パイプ13、13が第2の支軸パイプ11と連結され、これら複数のリンク腕パイプ13、13の先端部間に前記支軸パイプ6と平行な配置で第3の支軸パイプ15が回転可能に支持され、前記作業台枠7のうち前記第3の支軸パイプ15寄り端部にほぼ直角上向きの配置で短く形成されたL形底枠17の先端部が、前記第3の支軸パイプ15と回転可能に連結されて成り、
作業台枠7はL形底枠17が車台部2に近接するように略垂直な回転位置とし、且つリンク腕パイプ13と前記他の複数の支柱9が山形に傾斜した姿勢にすると、水平なL形底枠17の上にほぼV字形の積載空間が形成され、同L形底枠17の上に被運搬物22を載せて運搬でき、
前記他の複数の支柱9を外方へ倒すように転回して、リンク腕パイプ13と連結された作業台枠7を上向き方向へ転回させ、リンク腕パイプ13と作業台枠7のL形底枠17とを繋いだ前記第3の支軸パイプ15が思案点を超えた段階で、前記他の複数の支柱9を逆に内方へ倒すように転回してリンク腕パイプ13と連結された作業台枠7を上向き方向へ転回させ、作業台枠7がほぼ水平姿勢になった段階で、内方へやや傾斜姿勢となった前記他の複数の支柱9の下部に固定されたストップパイプ23へ、前記他の支柱9上端の第2の支軸パイプ11との関係で思案点を超えやや傾斜姿勢となった前記リンク腕パイプ13の下方部分13aが突き当たり作業台枠7の前記水平姿勢が自己保持されること、をそれぞれ特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した水平作業台に転換する運搬台車において、
作業台枠7を略垂直な回転位置にするとほぼ水平姿勢となるL形底枠17の上面部に、同L形底枠17の長手方向に回転するコロ又はコロコンベア20が設置されていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1に記載した水平作業台に転換する運搬台車において、
ほぼ水平姿勢に転回され自己保持された作業台枠7の床上高さは、作業員の作業姿勢に適正な高さとされていることを特徴とする。
本発明の水平作業台に転換する運搬台車は、作業台枠7を、L形底枠17が車台部2に近接する略垂直な回転位置とした折り畳み状態では、リンク腕パイプ13と他の複数の支柱9とが第2の支軸パイプ11を頂点とする山形に傾斜した姿勢となり、水平なL形底枠17の上に上方に広がるほぼV字形の積載空間が形成される(図2)。よって、被運搬物22は包装状態のままでも、水平なL形底枠17のコロ又はコロコンベア20上を滑走させる要領で、ほぼV字形の積載空間内へ軽快に1人作業として容易に積み込むことができる。そして、山形に傾斜した姿勢で前記空間を形成するリンク腕パイプ13へ当該被運搬物22を持たせ掛けることにより、安定な状態で近距離運搬の目的を達成することができる。
上記のようにして運搬台車が目的の運搬場所へ到達したときは、運搬してきた被運搬物22をリンク腕パイプ13へ持たせ掛けた傾斜姿勢のままで、上方に広いほぼV字形の積載空間内の余裕スペースを利用して、自由側面の包装を解くなどの処置や製作作業などを行うことができる。
次に、運搬台車を作業台枠7を水平な姿勢に変換するには、先ず被運搬物22を作業台枠7に沿って並立するように垂直に起こす。次に、第2の支軸パイプ11及びこれに回転可能に連結された他の複数の支柱9を外方へ倒すように押して転回させる(図4)。すると、四節回転リンク機構の原理により、リンク腕パイプ13と連結された作業台枠7とL形底枠17が上向き方向へ転回され、作業台枠7及びL形底枠17はその上に前記被運搬物22を載せた状態のまま上向き方向へ転回する(図5)。リンク腕パイプ22と作業台枠7のL形底枠17とを繋いだ前記第3の支軸パイプ15がいわゆる思案点を超えた段階で、前記他の複数の支柱9を逆に内方へ倒すように転回し、引き続きリンク腕パイプ13と連結された作業台枠7を上向き方向へ転回させてゆくと、作業台枠7はほぼ水平姿勢となり、この段階で、内方へやや傾斜姿勢となった他の複数の支柱9の下部に固定されたストップパイプへ、前記支柱9の上端に支持された第2の支軸パイプ11との関係で思案点を超えやや傾斜姿勢となった前記リンク腕パイプ13の下方部分13aが突き当たり、作業台枠7の前記水平姿勢が自己保持される(図6)。こうした転換の操作は、1人作業として軽快に迅速に行うことができる。
水平姿勢となった作業台枠7の上に載った被運搬物22については、その上面側の包装を解くなどの処置や製作に必要とされる作業を楽な姿勢で行うことができる。前記の作業を全て終了した被運搬物22は、例えば天井走行型クレーンにより水平姿勢のまま吊り上げるなどの方法で、所定の製作工程部(製作テーブルなど)へ運送される。
一方、運搬台車は、支柱9の上端に支持された第2の支軸パイプ11を外方へ押し回して、リンク腕パイプ13の下方部分13aがストップパイプ23から離れるように操作すると、リンク腕パイプ13と作業台枠7のL形底枠17とを繋いだ第3の支軸パイプ15が思案点を超え、作業台枠7のL形底枠17は下向き方向へ転回してゆき、ついには作業台枠7が元の垂直姿勢へと作業員の1人作業として軽快に迅速に復元操作できる(図2)。よって、再び被運搬物22を運搬する用に使用できる。
要するに、本発明の運搬台車は、転換操作をすることにより、被運搬物の運搬機能と、水平な製作作業台としての二機能を具備するのである。
下面に走行車輪1を備えた車台部2から略垂直に立ち上げた複数の支柱4、4の頂部間に略水平に支軸パイプ6が回転可能に支持され、作業台枠7において前記支軸パイプ6と直角又は平行に配置されたパイプ7a又は7bが前記支軸パイプ6と継手8により連結され、作業台枠7は前記支軸パイプ6の周りを転回可能に設置する。
車台部2の前記支柱4から一定の間隔を開けた部位に、他の複数の支柱9が、各々の下端部を車台部2を構成する前記支軸パイプ6と平行なパイプ2aへ回転可能に連結して立てられ、これら他の複数の支柱9の頂部間にも前記支軸パイプ6と平行な配置で第2の支軸パイプ11が回転可能に支持される。前記第2の支軸パイプ11に対し直角な配置とした複数のリンク腕パイプ13が前記第2の支軸パイプ11の周りを転回可能に連結され、これら複数のリンク腕パイプ13の先端部間に前記支軸パイプ6と平行な配置で第3の支軸パイプ15が回転可能に支持され、前記作業台枠7のうち前記第3の支軸パイプ15寄りの端部にほぼ直角上向きに短く形成されたL形底枠17の先端部が、前記第3の支軸パイプ15と回転可能に連結される。
以下に、本発明を図示した実施例に基づいて説明する。
図1と図2は、本発明に係る水平作業台に転換する運搬台車を運搬用形態で示し、図3は作業台枠7を水平な作業台の形態に転換した斜視図を示す。
この運搬台車は、一例として外周面に合成樹脂を薄く均一な層状に被覆し接着した薄肉鋼管である外径が28mm程度の樹脂被覆接着鋼管(以下、単にパイプという。)と、前記のパイプを連結して立体枠構造に組み立てる各種形態の合成樹脂製又は金属製の継手とにより組み立てられている。
具体的には、下面の四隅に自在キャスター等の走行車輪1…を備えたダブルパイプ構造の車台部2へ継手3で固定して略垂直に立ち上げた左右両側2本の実質ダブルパイプ構造とした支柱4、4の頂部間に、継手5によって支軸パイプ6が略水平に回転可能に支持されている。
図3が分かりやすいように、パイプと継手で平面的な矩形枠状(一例として、縦×横が820mm×1300mmの大きさ)に組み立てられた作業台枠7における、前記支軸パイプ6と直交する配置のパイプ7a(又は平行なパイプ7bでも可)が、前記支軸パイプ6と複数の継手8により連結されており、作業台枠7は前記支軸パイプ6の周りを転回可能に設置されている。
車台部2において上記支柱4、4から一定の間隔を開けた部位、図3に示す例の場合では車台部2の横辺を構成する、前記支軸パイプ6と平行なパイプ2aへ、他の2本の支柱9、9の下端部が継手10により回転可能に連結して立てられている。これら2本の支柱9、9の頂部間に、前記支軸パイプ6と平行な配置で第2の支軸パイプ11が継手12で回転可能に支持されている。そして、前記第2の支軸パイプ11に対して直角な配置とした複数のリンク腕パイプ13が前記第2の支軸パイプ11と継手14で連結され、これら複数のリンク腕パイプ13は第2の支軸パイプ11の周りを転回可能に取り付けられている。前記複数のリンク腕パイプ13の先端部間に、前記支軸パイプ6と平行な配置で第3の支軸パイプ15が継手16で回転可能に支持されている。一方、前記作業台枠7のうち前記第3の支軸パイプ15寄りの端部には、作業台枠7の枠面に対してほぼ直角に上向きの配置で短いL形底枠17が形成されている。このL形底枠17の両サイドに配置されたパイプの先端部が、前記第3の支軸パイプ15と継手18で回転可能に連結されている。
更に、作業台枠7を図2のように略垂直な転回位置に折り畳むとほぼ水平姿勢となる上記L形底枠17の上面部に、図3が分かりやすいように、同L形底枠17の長手方向に回転するコロコンベア20(又は複数個のコロによる構成でも可)が設置されている(請求項2に記載した発明)。
また、図6のように、ほぼ水平姿勢に転回された作業台枠7の床21からの高さは、作業員の作業姿勢に適正な高さ、一例として床上750mm程度の高さに構成されている(請求項3に記載した発明)。
したがって、この運搬台車を図2の運搬用形態から、図3、図6のように作業台枠7を水平形態に転換するには、先ず図2で実線図示のようにリンク腕パイプ13へ持たれ掛かっている被運搬物22を、図2中の点線矢印aの方向へ起こして垂直な作業台枠7と並立させる。次に、リンク腕パイプ13と支柱9とを図2中の点線矢印bの如く外方へ倒すように転回してゆき、リンク腕パイプ13と連結された作業台枠7及びL形底枠17並びにこれらの上に載った被運搬物22を共に、図4の点線矢印cのように上向き方向へ転回させる。作業員によるこうした操作を容易にするため、図3に示すように、第3の支軸パイプ15及び第2の支軸パイプ11の同じ側の端部を長く延長した操作ハンドル15a及び11aが設けられている。
上記の転回動作が進展して、リンク腕パイプ13と作業台枠7のL形底枠17とを繋いだ前記第3の支軸パイプ15が、図5に示した通り上記第2の支軸パイプ11と支軸パイプ6各々の中心を結ぶ直線m上に存在する思案点を上方へ適度に超えた段階で、今度は同じ図5中に実線矢印dで示したように、前記2本の支柱9、9を逆に内方へ倒すように転回して、リンク腕パイプ13と連結された作業台枠7及びL形底枠17並びにこれらの上に載った被運搬物22を共に更に上向き方向へ転回させてゆく。かくして作業台枠7がほぼ水平姿勢になると、この段階では既に、支柱9は図6に示すように内方へやや傾斜する姿勢となる。そして、第3の支軸パイプ15の位置は、前記支柱9の上端の第2の支軸パイプ11の中心を通る垂直線n上に存在する思案点を超えて、図6中の右側方向(外方)へ倒れ、傾斜姿勢のリンク腕パイプ13に支持されている。しかも該リンク腕パイプ13の下方部分13aは、図3のように予め2本の支柱9、9の下部に渡して継手24により固定されたストップパイプ23へ突き当たるに至る。よって、作業台枠7の水平姿勢は安定に自己保持され、作業台枠7の上で被運搬物22についてかなり大きい力を加えた処置や作業することに支障はない。
しかも上記の転換操作は、作業員の1人作業として軽快に迅速に行うことができる。そして、被運搬物22は、一切手を触れることもないまま、作業台枠7の上に水平に載置された姿勢となり、作業員による次の製作工程を待つことになる。
次に、この運搬台車を、元の運搬用形態へ戻す転換操作を行うには、先ず上記第2の支軸パイプ11を図6の矢印A方向へ倒すように回転し、リンク腕パイプ13の上端に位置する支軸パイプ15が逆に前記第2の支軸パイプ11の中心を通る垂直線n上に存在する思案点を図6のE矢印方向に超えた状態にすると、図5の姿勢に近づく。引き続き作業台枠7を図5の矢印B方向へ転回させる。このとき作業台枠7の転回操作を容易にするため、図3に示したように、作業台枠7の上辺側のパイプの一端を延長した操作ハンドル7cが設けられている。
かくして、リンク腕パイプ13と、作業台枠7のL形底枠17とを繋いだ前記第3の支軸パイプ15が、図5に示したように第2の支軸パイプ11と支軸パイプ6各々の中心を結ぶ直線m上に存在する思案点を下方へ適度に超えさせる。その段階で、今度は同じ図5中に指示した矢印C方向へ第2の支軸パイプ11を押し下げて行くと、図4及び図2に示したようにL形底枠7が車台部2に近接して作業台枠7は略垂直な姿勢となるに至る。かくするとリンク腕パイプ13と2本の支柱9、9とは再び第2の支軸パイプ11を頂点とする山形に傾斜した姿勢となるに至り、作業台枠7は支柱4に突き当たって安定状態となる。
こうして運搬台車は運搬用形態へと復元するのである。図2に示すように、水平なL形底枠17の上にはほぼV字形の積載空間が形成される。したがって、作業員は、同L形底枠17上のコロコンベア20に載せて滑らせる要領で被運搬物22を積み込み、更にリンク腕パイプ13へ持たせ掛けることにより安定な状態で運搬することができる。のみならず、被運搬物22と作業台枠7との間には上方に広いほぼV字形の余裕空間が形成されるので、この空間的余裕を利用して、例えば被運搬物22の包装を解くなどの処置や簡単な製作工程を楽に実施することができる。
本発明に係る運搬台車の運搬用形態を示す正面図である。 前記運搬台車の側面図である。 前記運搬台車を作業台枠が水平な姿勢に転換した形態を示す斜視図である。 運搬台車を運搬用形態から作業台枠が水平な姿勢に転換させる初期段階を示した側面図である。 運搬台車を運搬用形態から作業台枠が水平な姿勢へ転換させる途中段階を示した側面図である。 運搬台車を作業台枠が水平な姿勢に転換させた形態を示す側面図である。
符号の説明
1 走行車輪
2 車台部
4 支柱
6 支軸パイプ
7 作業台枠
7b、7c パイプ
8 継手
2a 車台部のパイプ
11 第2の支軸パイプ
13 リンク腕パイプ
15 第3の支軸パイプ
17 L形底枠
22 被運搬物
20 コロコンベア

Claims (3)

  1. パイプと継手により組み立てられた台車であって、
    下面に走行車輪を備えた車台部に固定して略垂直に立ち上げた複数の支柱の頂部間に支軸パイプが略水平に回転可能に支持され、作業台枠において前記支軸パイプと直角又は平行に配置されたパイプが前記支軸パイプと継手により連結されて作業台枠は前記支軸パイプの周りを転回可能に設置されており、
    車台部の前記支柱から一定の間隔を開けた部位に、他の複数の支柱の下端部が、車台部を構成する前記支軸パイプと平行なパイプへ回転可能に連結して立てられ、これら他の複数の支柱の頂部間に前記支軸パイプと平行な配置で第2の支軸パイプが回転可能に支持され、前記第2の支軸パイプに対し直角な配置とした複数のリンク腕パイプが第2の支軸パイプと連結され、これら複数のリンク腕パイプの先端部間に前記支軸パイプと平行な配置で第3の支軸パイプが回転可能に支持され、前記作業台枠のうち前記第3の支軸パイプ寄り端部にほぼ直角上向きの配置で短く形成されたL形底枠の先端部が、前記第3の支軸パイプと回転可能に連結されて成り、
    作業台枠はL形底枠が車台部に近接するように略垂直な回転位置とし、且つリンク腕パイプと前記他の複数の支柱とが山形に傾斜した姿勢にすると、水平なL形底枠の上にほぼV字形の積載空間が形成され、同L形底枠の上に被運搬物を載せて運搬でき、
    前記他の複数の支柱を外方へ倒すように転回して、リンク腕パイプと連結された作業台枠を上向き方向へ転回させ、リンク腕パイプと作業台枠のL形底枠とを繋いだ前記第3の支軸パイプが思案点を超えた段階で、前記他の複数の支柱を逆に内方へ倒すように転回してリンク腕パイプと連結された作業台枠を上向き方向へ転回させ、作業台枠がほぼ水平姿勢になった段階で、内方へやや傾斜姿勢となった前記他の複数の支柱の下部に固定されたストップパイプへ、前記他の支柱上端の第2の支軸パイプとの関係で思案点を超えやや傾斜姿勢となった前記リンク腕パイプの下方部分が突き当たり作業台枠の前記水平姿勢が自己保持されること、
    をそれぞれ特徴とする、水平作業台に転換する運搬台車。
  2. 作業台枠を略垂直な回転位置にするとほぼ水平姿勢となるL形底枠の上面部に、同L形底枠の長手方向に回転するコロ又はコロコンベアが設置されていることを特徴とする、請求項1に記載した水平作業台に転換する運搬台車。
  3. ほぼ水平姿勢に転回され自己保持された作業台枠の床上高さは、作業員の作業姿勢に適正な高さとされていることを特徴とする、請求項1に記載した水平作業台に転換する運搬台車。
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