JP5900366B2 - ワーク搬送台車 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送経路に沿ってワークを搬送するワーク搬送台車に関する。
従来、自動車のバンパー塗装ラインにおいては、フロントバンパー及びリアバンパーにおける色ムラの発生を防止するために、1台のワーク搬送台車によって、フロントバンパー及びリアバンパーの2つのワークを搬送し、これらの塗装を同時に行っている。このとき、フロントバンパー及びリアバンパーの塗装面を均一にムラなく塗装するためには、両者の間に塗装作業を行うための間隔を確保する必要がある。しかし、塗装工程以外の例えば、待機場、乾燥炉等の工程においては、上記間隔は不要なものであり、この間隔は、スペースが生まれるため、より小さくすることが望まれている。
フロントバンパーとリアバンパーとの間に、塗装作業を行うための間隔を確保するためには、例えば、図5に示されたようなワーク搬送台車9が用いられている。このワーク搬送台車9において、一対の保持部92は、ヒンジ機構93によって回転移動が可能である。ワーク搬送台車9は、ワークに塗装作業をしないときには、ワーク901、902の間隔を小さく維持しておくことができる。また、ワーク901、902に塗装作業をするときには、一対の保持部92を回転移動させて、一対の保持部92に保持されたワーク901、902の間隔を拡大させるように構成されている。
また、特許文献1に示された塗装冶具は、2つの保持部を備えており、操作ハンドルを操作することにより、一方の保持部を、レール部に沿って、他方の保持部から離れた位置に移動可能に構成されている。
特開2004−154617号公報
ところで、上記のワーク搬送台車及び塗装冶具には以下の問題点がある。
上記ワーク搬送台車9において、一対の保持部92に保持されたワーク901、902はヒンジ機構93の回転軸を中心として回転移動するようにスイングする。そのため、ワーク901、902の上側においては、ワーク901、902の間隔が広がる。一方、ワーク901、902の下側においては、ワーク901、902の間隔が狭くなり、作業性が悪化してしまう。
したがって、塗装ライン等の生産ラインにおいて、作業者、ロボット等がワークに作業するときには、ワーク同士の間に十分な作業スペースを確保し、かつ、作業時以外にワークが占有するスペースを小さく維持するためにはさらなる工夫が必要とされる。尚、この問題点は、特許文献1によっても解決することができない。
本発明は、上記の背景に鑑みてなされたものであり、ワークに対する作業性の向上と、この作業時以外においてワークが占有するスペースの縮小化とを可能とするワーク搬送台車を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、搬送経路に沿ってワークを搬送するワーク搬送台車であって、
上記搬送経路上を移動可能な下方ベースと、
該下方ベースよりも上方において水平方向に互いに並んで配置され、ワークを保持する保持部をそれぞれ有する一端側上方アーム及び他端側上方アームと、
上記下方ベースに対して回動可能な一端下側ヒンジ部、及び上記一端側上方アームに対して回動可能な一端上側ヒンジ部を有し、上記一端下側ヒンジ部と上記一端上側ヒンジ部との間の距離が互いに等しくかつ互いに平行に配置された複数本の一端側リンクと、
上記下方ベースに対して回動可能な他端下側ヒンジ部、及び上記他端側上方アームに対して回動可能な他端上側ヒンジ部を有し、上記他端下側ヒンジ部と上記他端上側ヒンジ部との間の距離が互いに等しくかつ互いに平行に配置された複数本の他端側リンクと、を備えており、
上記一端側上方アームと上記他端側上方アームとは、上記複数本の一端側リンク及び上記複数本の他端側リンクの回動によって、互いに近接した近接位置と、互いに離隔した離隔位置とに移動可能に構成されていることを特徴とするワーク搬送台車にある(請求項1)。
上記ワーク搬送台車は、作業者、ロボット等がワークに作業するときに、その作業性を向上することができる状態と、作業者、ロボット等がワークに作業しないときに、ワークが不要なスペースを占有しないようにする状態とを形成する。
具体的には、上記一端側上方アームと上記他端側上方アームとを離隔位置に移動させたときには、上記一端側上方アームの上記保持部に保持するワークと、上記他端側上方アームの上記保持部に保持するワークとの間の距離を、上側部分及び下側部分のいずれにおいても拡大させることができる。これにより、各ワークの上側部分及び下側部分のいずれにおいても作業スペースを確保し、各ワークに対する作業者、ロボット等による作業性を向上させることができる。
一方、上記一端側上方アームと上記他端側上方アームとが、近接位置にあるときには、上記一端側上方アームの上記保持部に保持するワークと、上記他端側上方アームの上記保持部に保持するワークとの間の距離を、上側部分及び下側部分のいずれにおいても小さくすることができる。これにより、作業者、ロボット等が、ワークに対して作業しないときには、上記ワークが占有するスペースを小さく維持することができる。
このように、ワークに対する作業性の向上と、この作業時以外にワークが占有するスペースの縮小化とは、上記一端側上方アームを、複数本の上記一端側リンクによって上記下方ベースに連結し、また、上記他端側上方アームを、複数本の上記他端側リンクによって上記下方ベースに連結した、いわゆる平行リンク機構を用いることにより、初めて両立させることができる。
以上のごとく、上記ワーク搬送台車によれば、ワークに対する作業性の向上と、この作業時以外において上記ワークが占有するスペースの縮小化とを両立させることができる。
実施例1における、ワークが近接した状態を示すワーク搬送台車の側面図。 実施例1における、ワークが離隔した状態を示すワーク搬送台車の側面図。 実施例1における、ワーク搬送台車の正面図。 実施例1における、ワーク搬送台車の斜視図。 従来のワーク搬送台車を示す説明図。
上記ワーク搬送台車において、上記下方ベースには、一端側ストッパーと他端側ストッパーとの少なくとも一方が配設されており、上記一端側ストッパーは、上記一端側上方アームを上記近接位置及び上記隔離位置に保持可能に構成されており、上記他端側ストッパーは、上記他端側上方アームを上記近接位置及び上記隔離位置に保持可能に構成されていてもよい(請求項2)。この場合には、上記一端側ストッパー又は上記他端側ストッパーを、上記近接位置及び上記離隔位置で共用することができる。これにより、上記一端側上方アーム及び上記他端側上方アームの位置決めをシンプルにしながら確実に行うことができる。
また、上記近接位置及び上記離隔位置のいずれにあるときも上記一端側ストッパーの上及び上記他端側ストッパーの上には、上記一端側上方アーム及び上記他端側上方アームがそれぞれ載置される。これにより、例えば、塗装工程において、塗装を行った際に、塗料が上記一端側ストッパーの上及び上記他端側ストッパーの上に付着することを防止できる。これにより、これらストッパーの上に付着した塗料が乾燥、剥離して、ワークに付着することを防止できる。
また、該ワーク搬送台車は、ワークを塗装する塗装ライン内に配された搬送経路上においてワークの搬送を行い、ワークを塗装するときには、上記一端側上方アームと上記他端側上方アームとを上記離隔位置に移動させ、ワークを保管又は搬送するとき及び上記塗装をしたワークを乾燥させるときには、上記一端側上方アームと上記他端側上方アームとを上記近接位置へと移動させてもよい(請求項3)。塗装ラインにおいて、ワークに塗装をするときには、ワークの間に塗装作業を行うためのスペースを設ける必要がある。一方、塗装をするとき以外である保管、搬送及び乾燥のときには、ワーク同士の間隔をできるだけ小さくし、上記ワークが占有するスペースを縮小することができる。上記ワーク搬送台車によれば、上述のいずれの場面においても、ワークを最適な状態で搬送することができる。
(実施例1)
上記ワーク搬送台車にかかる実施例について、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すごとく、ワーク搬送台車1は、搬送経路60に沿ってワーク51、52を搬送するものである。ワーク搬送台車1は、下方ベース11と、下方ベース11よりも上方において水平方向に互いに並んで配置され、ワーク51、52を保持する保持部23、33をそれぞれ有する一端側上方アーム21及び他端側上方アーム31と、2本の一端側リンク22と、2本の他端側リンク32とを備えている。
図1に示すごとく、2本の一端側リンク22は、下方ベース11に対して回動可能な一端下側ヒンジ部221、及び一端側上方アーム21に対して回動可能な一端上側ヒンジ部222を有し、一端下側ヒンジ部221と一端上側ヒンジ部222との間の距離が互いに等しくかつ互いに平行に配置されている。2本の他端側リンク32は、下方ベース11に対して回動可能な他端下側ヒンジ部321、及び他端側上方アーム31に対して回動可能な他端上側ヒンジ部322を有し、他端下側ヒンジ部321と他端上側ヒンジ部322との間の距離が互いに等しくかつ互いに平行に配置されている。
図1及び図2に示すごとく、一端側上方アーム21と他端側上方アーム31とは、2本の一端側リンク22及び2本の他端側リンク32の回動によって、互いに近接した近接位置101と、互いに離隔した離隔位置102とに移動可能に構成されている。
以下、さらに詳細に説明する。
本例のワーク搬送台車1は、ワーク51、52を塗装する塗装ラインにおいて、2つのワーク51、52を搬送するものである。本例におけるワーク51、52は、図1及び図2に示すごとく、自動車のフロントバンパー51とリアバンパー52である。
図1及び図3に示すごとく、塗装ラインには、搬送経路60が形成されており、搬送経路60の床下には、駆動コンベア61及びレール62が配されている。
塗装ラインは、複数のワーク搬送台車1を配する待機場、ワーク搬送台車1にワーク51、52を搭載する搭載工程、ワーク51、52の塗装を行う塗装工程、及び各塗装工程の後にそれぞれ配された乾燥工程とを有している。
図1及び図3に示すごとく、搬送経路60に配された駆動コンベア61は、搬送経路60に沿って、その全域に配置されている。また、駆動コンベア61は、ワーク搬送台車1を連続搬送可能なチェーンコンベアからなり、環状に形成された無端コンベアチェーン611を、図示しない駆動源により駆動させる。駆動コンベア61の駆動力は、無端コンベアチェーン611に所定ピッチ毎に設けられた駆動プッシャー部612とワーク搬送台車1が有する係合部132とを係合することにより、ワーク搬送台車1へと伝達される。
図1及び図3に示すごとく、レール62は、駆動コンベア61の上方において搬送経路60に沿って、その全域に配されており、略コの字形の断面形状からなる2本の分割レール621によって構成されている。レール62は、2本の分割レール621の断面形状をなす略コの字形の開口側を互いに対向させると共に、所定の間隔を介して配することで形成される空隙内をワーク搬送台車1が有する走行部13が走行可能に構成されている。
図1及び図3に示すごとく、搬送経路60を移動するワーク搬送台車1は、上述のレール62上を移動する下方ベース11と、下方ベース11よりも上方に配された一端側上方アーム21及び他端側上方アーム31とを有している。
下方ベース11は、レール62上を走行可能に構成された走行部13に配設されており、かつ、走行部13から立設した支柱133の上部に配されている。走行部13は、搬送方向における前後位置に配された左右1対の走行車輪131と、走行部13の下部に配され駆動プッシャー部612と係合する係合部132とを有している。
図1及び図3に示すごとく、下方ベース11は、支柱133の上端部から進行方向と直交する横方向両側に向かって延びるように配された梁部材111と、梁部材111の両端部から搬送経路60の前方及び後方に向かってそれぞれ延設された一対のベースフレーム112とを備えている。
図1及び図3に示すごとく、一対のベースフレーム112における一端側には、2本の一端側リンク22を介して連結された一端側上方アーム21と一端側上方アーム21を載置する一端側ストッパー41がそれぞれ連結されている。また、一対のベースフレーム112における他端側には、2本の他端側リンク32を介して連結された他端側上方アーム31と、他端側ストッパー42とがそれぞれ連結されている。本例において、一端側リンク22と他端側リンク32、一端側上方アーム21と他端側上方アーム31、一端側ストッパー41と他端側ストッパー42とは、それぞれ同一の形状からなり進行方向において水平に並んで配置されている。本例においては、一端側リンク22、一端側上方アーム21及び一端側ストッパー41の説明によって、他端側リンク32、他端側上方アーム31及び他端側ストッパー42の説明を兼ねる。
図1に示すごとく、2本の一端側リンク22(32)は、下方ベース11の一端に対して回動可能な一端下側ヒンジ部221(321)、及び一端側上方アーム21(31)に対して回動可能な一端上側ヒンジ部222(322)を有している。各一端側リンク22は、一端下側ヒンジ部221を介して下方ベース11と連結され、一端上側ヒンジ部222を介して一端側上方アーム21と連結されている。このとき、一端下側ヒンジ部221と一端上側ヒンジ部222との間の距離は、互いに等しく、かつ互いに平行に配置されている。これにより、下方ベース11に対して、2本の一端側リンク22を回動させることで、一端側上方アーム21を傾斜させることなく近接位置101と離隔位置102との間で移動させることができる。
図1に示すごとく、各一端側上方アーム21は、長手方向が搬送方向に沿って水平に配されており、ワーク51(52)を保持する保持部23(33)を備えている。一端側上方アーム21の全長は、一端側上方アーム21と連結された2本の一端側リンク22における一端上側ヒンジ部222の間の距離よりも長く設定してある。また、各一端側上方アーム21は、図4に示すごとく、連結パイプ24(34)によって一体に移動可能に連結されている。
図1及び図3に示すごとく、ワーク51を保持する保持部23は、各一端側上方アーム21からそれぞれ上方に立設した保持ピン231(331)と、保持ピン231同士に架け渡される保持治具232(332)とからなる。保持治具232は、保持ピン231と連結可能に構成されており、ワーク51の裏面に沿うように形成されている。
図1及び図3に示すごとく、下方ベース11の一端側に配された一端側ストッパー41(42)は、各ベースフレーム112から上方に立設したブラケット411(421)と、ブラケット411の側面に配され一端側上方アーム21が載置されるパッド412(422)とからなる。また、一端側ストッパー41は、図1及び図2に示すごとく、近接位置101と離隔位置102とにおける一端側上方アーム21の軌跡同士が重なり合う範囲内に配置されている。したがって、近接位置101及び離隔位置102のいずれにおいても一端側ストッパー41に一端側上方アーム21を載置させることができる。
次に本例における作用効果について説明する。
ワーク搬送台車1は、作業者、ロボット等がワーク51、52に作業するときに、その作業性を向上することができる状態と、作業者、ロボット等がワーク51、52に作業しないときに、ワーク51、52が搬送経路60に沿った方向に不要なスペースを占有しないようにする状態とを形成する。
具体的には、一端側上方アーム21と他端側上方アーム31とを離隔位置102に移動させたときには、一端側上方アーム21の保持部23に保持するワーク51、52と、他端側上方アーム31の保持部33に保持するワーク51、52との間の距離を、上側部分及び下側部分のいずれにおいても拡大させることができる。これにより、各ワーク51、52の上側部分及び下側部分のいずれにおいても作業スペースを確保し、各ワーク51、52に対する作業者、ロボット等による作業性を向上させることができる。
一方、一端側上方アーム21と他端側上方アーム31とが、近接位置101にあるときには、一端側上方アーム21の保持部23に保持するワーク51、52と、他端側上方アーム31の保持部33に保持するワーク51、52との間の距離を、上側部分及び下側部分のいずれにおいても小さく維持することができる。これにより、作業者、ロボット等が、ワーク51、52に対して作業しないときには、ワーク51、52が搬送経路60に沿った方向に占有するスペースを小さく維持することができる。
このように、ワーク51、52に対する作業性の向上と、この作業時以外にワーク51、52がG搬送経路60に沿った方向に占有するスペースの縮小化とは、一端側上方アーム21を、2本の一端側リンク22によって下方ベース11に連結し、また、他端側上方アーム31を、2本の他端側リンク32によって下方ベース11に連結した、いわゆる平行リンク機構を用いることにより、初めて両立させることができる。
また、下方ベース11には、一端側上方アーム21が近接位置101及び離隔位置102のいずれにあるときも載置される一端側ストッパー41と、他端側上方アーム31が近接位置101及び離隔位置102のいずれにあるときも載置される他端側ストッパー42とが設けられている。そのため、一端側ストッパー41又は他端側ストッパー42を、近接位置101及び離隔位置102で共用することができる。これにより、一端側上方アーム21及び他端側上方アーム31の位置決めをシンプルにしながら確実に行うことができる。
また、近接位置101及び離隔位置102のいずれにあるときも一端側ストッパー41の上及び他端側ストッパー42の上には、一端側上方アーム21及び他端側上方アーム31がそれぞれ載置される。これにより、塗装工程において、塗装を行った際に、塗料が一端側ストッパー41の上及び他端側ストッパー42の上に付着することを防止できる。これにより、これらストッパーの上に付着した塗料が乾燥、剥離して、ワーク51、52に付着することを防止できる。
また、ワーク51、52を塗装する塗装ライン6内でワーク51、52の搬送を行い、塗装工程では、一端側上方アーム21と他端側上方アーム31とを離隔位置102に移動させ、塗装工程以外の工程では、一端側上方アーム21と他端側上方アーム31とを近接位置101へと移動させる。塗装ライン6において、ワーク51、52に塗装をするときには、ワーク51、52の間に塗装作業を行うためのスペースを設ける必要がある。一方、塗装をするとき以外である保管、搬送及び乾燥のときには、ワーク51、52同士の間隔をできるだけ小さくし、ワーク51、52が搬送経路60に沿った方向に占有するスペースを縮小することができる。ワーク搬送台車1によれば、上述のいずれの場面においても、ワーク51、52を最適な状態で搬送することができる。
以上のごとく、ワーク搬送台車1によれば、ワーク51、52に対する作業性の向上と、この作業時以外においてワーク51、52が搬送経路60に沿った方向に占有するスペースの縮小化とを両立させることができる。
実施例1においては、ワーク搬送台車を駆動コンベアによって移動させたが、これに限るものではなく、ワーク搬送台車自体が駆動源を有し自走可能であってもよいし、チェーンコンベア以外のコンベアを用いてもよい。
また、一端側上方アーム及び他端側上方アームを、下方ベースの一端及び他端に配したが、これにかぎるものではない。例えば、下方ベースの中央側の一に配したり、環状に形成したベースフレームの一部に配することもできる。
また、一端側上方アーム及び他端側上方アームの一方を移動させると、他方においても自動に移動する連動機構を設けてもよい。この連動機構を設けた場合には、一端側ストッパー又は他端側ストッパーの少なくとも一方を設けてあればよい。
1 ワーク搬送台車
101 近接位置
102 離隔位置
11 下方ベース
21 一端側上方アーム
22 一端側リンク
221 一端下側ヒンジ部
222 一端上側ヒンジ部
23、33 保持部
31 他端側上方アーム
32 他端側リンク
321 他端下側ヒンジ部
322 他端上側ヒンジ部
41 一端側ストッパー
42 他端側ストッパー
51、52 ワーク
6 塗装ライン
60 搬送経路

Claims (3)

  1. 搬送経路に沿ってワークを搬送するワーク搬送台車であって、
    上記搬送経路上を移動可能な下方ベースと、
    該下方ベースよりも上方において水平方向に互いに並んで配置され、ワークを保持する保持部をそれぞれ有する一端側上方アーム及び他端側上方アームと、
    上記下方ベースに対して回動可能な一端下側ヒンジ部、及び上記一端側上方アームに対して回動可能な一端上側ヒンジ部を有し、上記一端下側ヒンジ部と上記一端上側ヒンジ部との間の距離が互いに等しくかつ互いに平行に配置された複数本の一端側リンクと、
    上記下方ベースに対して回動可能な他端下側ヒンジ部、及び上記他端側上方アームに対して回動可能な他端上側ヒンジ部を有し、上記他端下側ヒンジ部と上記他端上側ヒンジ部との間の距離が互いに等しくかつ互いに平行に配置された複数本の他端側リンクと、を備えており、
    上記一端側上方アームと上記他端側上方アームとは、上記複数本の一端側リンク及び上記複数本の他端側リンクの回動によって、互いに近接した近接位置と、互いに離隔した離隔位置とに移動可能に構成されていることを特徴とするワーク搬送台車。
  2. 請求項1に記載のワーク搬送台車において、上記下方ベースには、一端側ストッパーと他端側ストッパーとの少なくとも一方が配設されており、上記一端側ストッパーは、上記一端側上方アームを上記近接位置及び上記隔離位置に保持可能に構成されており、上記他端側ストッパーは、上記他端側上方アームを上記近接位置及び上記隔離位置に保持可能に構成されていることを特徴とするワーク搬送台車。
  3. 請求項1又は2に記載のワーク搬送台車において、該ワーク搬送台車は、ワークを塗装する塗装ライン内に配された搬送経路上においてワークの搬送を行い、ワークを塗装するときには、上記一端側上方アームと上記他端側上方アームとを上記離隔位置に移動させ、ワークを保管又は搬送するとき及び上記塗装をしたワークを乾燥させるときには、上記一端側上方アームと上記他端側上方アームとを上記近接位置へと移動させることを特徴とするワーク搬送台車。
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