JP5364498B2 - コンポーネント組立システムおよびコンポーネント組立方法 - Google Patents
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例えば、このフロントフロアコンポーネントは、3種類の部品を組み合わせて形成される。具体的には、セダンのフロントフロアコンポーネントは、下フレーム、パネル、上フレームの順に下から積層されて構成される。一方、ミニバンのフロントフロアコンポーネントは、下フレーム、上フレーム、パネルの順に下から積層されて構成される。
このフロントフロアコンポーネント組立システムは、例えば、セットステーションと、組立ステーションと、セットステーションと組立ステーションとの間で移動する搬送台車と、セットステーションの周囲に設けられて部品が供給される第1、第2供給エリアと、セットステーションの周囲に設けられた搬送ロボットと、組立ステーションの周囲に設けられた第3供給エリアと、組立ステーションの周囲に設けられた溶接ロボットおよび払出しロボットと、を備える。
払出しロボットは、組立ステーションに位置する搬送台車上の組み立てたフロントフロアコンポーネントを払い出すほか、第3供給エリアに供給された部品を組立ステーションに位置する搬送台車上に搬送する。
これら搬送ロボットおよび払出しロボットは、複数の把持部を備えており、これら複数の把持部により、複数種類の部品を把持する構造である(特許文献1参照)。
よって、従来のように払出し装置により上フレームを搬送しないので、コンポーネントを払い出す最中であっても、第1の搬送装置または第2の搬送装置により部品を搬送できる。したがって、セダンのコンポーネントを製造する場合、一部の部品のみを加工装置で一旦加工する必要がなく、加工装置により、全ての部品すなわち下フレーム、パネル、および上フレームを一度に加工できるから、高精度でフロントフロアコンポーネントを組み立てできる。
よって、搬送台車が組立ステーションに移動した後でも、第2の搬送装置により、部品をセットステーションの周囲の供給エリアから組立ステーションに位置させた搬送台車に搬送できる。
したがって、ミニバンのコンポーネントを製造する場合、組立ステーションに移動した搬送台車上にて加工装置により一部の部品すなわち下フレーム同士を仮付けしても、この仮付けした部品の上に、第2の搬送装置により残りの部品すなわち上フレームおよびパネルを搬送できるので、従来のように人手でパネルをプリセットする必要がなくなり、サイクルタイムを短縮できる。
また、セダンのコンポーネントを製造する場合でも、搬送台車の移動に同期して第2の搬送装置を移動することで、サイクルタイムを短縮できる。
よって、セダンおよびミニバンの両方のフロントフロアコンポーネントを確実に形成できる。
よって、セダンおよびミニバンの両方のフロントフロアコンポーネントを確実に形成できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るコンポーネント組立システムにより形成されるセダン用のフロントフロアコンポーネント10の分解斜視図および斜視図である。図2は、ミニバン用のフロントフロアコンポーネント20の分解斜視図および斜視図である。
フロントフロアコンポーネント10、20は、それぞれ、3種類の部品を組み合わせて形成される。
すなわち、フロントフロアコンポーネント10は、セダンに用いられ、部品としての下フレーム11、部品としてのパネル12、部品としての上フレーム13の順に下から積層されて構成される。
フロントフロアコンポーネント20は、ミニバンに用いられ、部品としての下フレーム21、部品としての上フレーム22、部品としてのパネル23の順に下から積層されて構成される。
コンポーネント組立システム1は、セットステーション2と、組立ステーション3と、セットステーション2から組立ステーション3に至る走行路31上を移動する搬送台車30と、セットステーション2の周囲に設けられて部品が供給される第1〜第3供給エリア4、5、6と、セットステーション2の周囲に設けられた2台の搬送装置としての搬送ロボット40A、40Bと、組立ステーション3の周囲に設けられた4台の加工装置としての溶接ロボット50および1台の払出し装置としての払出しロボット60と、を備える。
第2供給エリア5には、上フレーム13または上フレーム22が選択的に供給される。
第3供給エリア6には、下フレーム11または下フレーム21が選択的に供給される。
固定式搬送ロボット40Aは、セットステーション2と第2供給エリア5および第3供給エリア6との間で床に固定され、第3供給エリア6に供給された部品11、21を把持して、セットステーション2に搬送できる。
払出しロボット60は、床に固定され、組立ステーション3に位置する組み立て済みのフロントフロアコンポーネント10、20を払い出す。
初期状態では、図4(a)に示すように、第1供給エリア4には、パネル12が供給されている。第2供給エリア5には、上フレーム13が供給されている。第3供給エリア6には、下フレーム11が供給されている。
また、搬送台車30は、セットステーション2に位置している。
すなわち、図6(b)に示すように、移動式搬送ロボット40Bは、搬送台車30に同期して移動する。これにより、図6(c)に示す状態となる。
なお、本実施形態では、移動式搬送ロボット40Bを、搬送台車30に同期して移動させたが、これに限らず、搬送台車30が組立ステーション3に移動した後に、移動式搬送ロボット40Bを移動させてもよい。
初期状態では、図7(a)に示すように、第1供給エリア4には、パネル23が供給されている。第2供給エリア5には、上フレーム22が供給されている。第3供給エリア6には、下フレーム21が供給されている。
また、搬送台車30は、セットステーション2に位置している。
ステップS2では、図8(a)および図9(b)に示すように、搬送台車30を、組立ステーション3に移動し、溶接ロボット50により、この組立ステーション3に位置する下フレーム21を溶接する。
(1)払出しロボット60に、部品を搬送する機能を持たせず、組み立てたフロントフロアコンポーネント10、20を払い出す機能のみを持たせた。そして、セットステーション2の周囲に供給エリア4〜6を設け、搬送ロボット40A、40Bにより、これら供給エリア4〜6に供給された全ての部品11〜13、21〜23をセットステーション2から組立ステーション3までの範囲に搬送することとした。
よって、従来のように払出し装置により上フレームを搬送しないので、フロントフロアコンポーネント10を払い出す最中であっても、搬送ロボット40A、40Bにより部品11〜13を搬送できる。したがって、セダンのフロントフロアコンポーネント10を製造する場合、溶接ロボット50により、下フレーム11、パネル12、および上フレーム13の全てを一度に溶接できるので、高精度でフロントフロアコンポーネントを組み立てできる。
したがって、ミニバンのフロントフロアコンポーネント20を製造する場合、組立ステーション3にて溶接ロボット50により下フレーム11同士を仮付けしても、この仮付けした下フレーム11の上に移動式搬送ロボット40Bにより上フレーム22およびパネル23を搬送できるので、従来のように人手でパネルをプリセットする必要がなくなり、サイクルタイムを短縮できる。
また、セダンのフロントフロアコンポーネント10を製造する場合でも、搬送台車30の移動に同期して移動式搬送ロボット40Bを移動することで、サイクルタイムを短縮できる。
一方、ミニバンのフロントフロアコンポーネント20を製造する場合には、搬送台車30が組立ステーション3に移動する工程とパネル23および上フレーム22を搬送台車30に搬送する工程との間で、下フレーム21を溶接した。また、パネル23および上フレーム22を搬送台車30に搬送した後に、下フレーム21、上フレーム22、およびパネル23を溶接した。
よって、セダンおよびミニバンの両方のフロントフロアコンポーネント10、20を確実に形成できる。
一方、ミニバンのフロントフロアコンポーネント20を製造する場合には、溶接ロボットで下フレーム21を溶接した後に、移動式搬送ロボット40Bを移動させて、上フレーム22およびパネル23を搬送台車30に搬送した。
よって、セダンおよびミニバンの両方のフロントフロアコンポーネント10、20を確実に形成できる。
2 セットステーション
3 組立ステーション
4 第1供給エリア
5 第2供給エリア
6 第3供給エリア
10、20 フロントフロアコンポーネント
11 下フレーム(部品)
12 パネル(部品)
13 上フレーム(部品)
21 下フレーム(部品)
22 上フレーム(部品)
23 パネル(部品)
30 搬送台車
40A 固定式搬送ロボット(搬送装置)
40B 移動式搬送ロボット(搬送装置)
50 溶接ロボット(加工装置)
60 払出しロボット(払出し装置)
Claims (4)
- 複数種類の部品を異なる手順で組み立てて複数種類のコンポーネントを形成するコンポーネント組立システムであって、
セットステーションと、
組立ステーションと、
前記セットステーションと前記組立ステーションとの間で移動する搬送台車と、
前記セットステーションの周囲に設けられて、前記複数種類の部品がそれぞれ供給される複数の供給エリアと、
前記複数の供給エリアに供給された複数種類の部品の一部を前記セットステーションに位置させた搬送台車に搬送する第1の搬送装置、及び前記複数の供給エリアに供給された複数種類の部品の残りを前記組立ステーションに位置させた搬送台車に搬送する第2の搬送装置と、
前記組立ステーションの周囲に設けられて前記組立ステーションに移動した搬送台車上に位置する部品を加工する加工装置と、
前記組立ステーションの周囲に設けられて前記組立ステーションに位置する組み立てたコンポーネントを払い出す払い出し装置と、
を備えることを特徴とするコンポーネント組立システム。 - 請求項1に記載のコンポーネント組立システムにおいて、
前記第2の搬送装置は、前記セットステーションと前記組立ステーションとの間で移動可能であることを特徴とするコンポーネント組立システム。 - 複数種類の部品を異なる手順で組み立てて複数種類のコンポーネントを形成するコンポーネント組立方法であって、
セットステーションに搬送台車を位置させて、第1の搬送装置により、前記複数種類の部品の一部を前記セットステーションの周囲に設けられた供給エリアから前記搬送台車上に搬送する第1部品セット手順と、
前記搬送台車を前記セットステーションから組立ステーションに移動させる移動手順と、
第2の搬送装置により、前記複数種類の部品の残りを前記セットステーションの周囲に設けられた供給エリアから前記組立ステーションに移動させた前記搬送台車上に搬送する第2部品セット手順と、
前記移動手順と前記第2部品セット手順との間、および、前記第2部品セット手順の後のうち少なくとも一方のタイミングで、加工装置により、前記搬送台車上の前記部品同士を加工する加工手順と、を備えることを特徴とするコンポーネント組立方法。 - 請求項3に記載の組立方法において、
前記第2の搬送装置は、前記セットステーションと前記組立ステーションとの間で移動可能であり、
前記第2部品セット手順では、前記加工手順の前または後のタイミングで、前記第2の搬送装置を移動させて、前記部品の残りを前記供給エリアから前記搬送台車に搬送することを特徴とするコンポーネント組立方法。
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