JP3945550B2 - 溶接装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のインサイドパネルに対して各種スティフナー等の複数の構成部品を溶接する時の溶接技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車のインサイドパネルに対してスティフナー等の構成部品を溶接する際は、溶接作業を複数の工程に分けて行うようにしており、例えばインサイドパネルに対して各構成部品を所定の位置に組合わせてシャトルコンベア等の搬送装置によって各工程にピッチ搬送していき、各工程に配設される溶接ロボットにより溶接するような方法が一般的である。
また溶接ロボットで溶接する際、例えば特開平9−57457号のように、ワークを多関節ロボットで位置決めして溶接するような技術も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のようにワークをピッチ搬送しつつ溶接していく方法は、シャトルコンベア等の大掛かりな設備が必要とされ、またワークの姿勢が限定されるため1台の溶接ロボットの溶接範囲が制約され、溶接ロボットの数を増やさなければならないという問題がある。
また特開平9−57457号の場合は、1台の溶接ロボットで溶接する際、単にワークを多関節ロボットで位置決めしているだけであり、複数箇所の溶接ロボットで溶接しようとすると、何等かの搬送手段を必要とし、同様に設備コスト等がかかるという問題がある。
【0004】
そこで本発明は、1ヵ所の溶接ロボットの溶接範囲を広げることで溶接効率を向上させ、且つワークを効率良く搬送させるとともに、スペースの効率的使用と安価な設備構成を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、請求項1において、接合状態と同じ組合わせ状態で位置決めされるインサイドパネルと各種構成部品を供給するワーク供給手段としての部品仮付け作業台と、この部品仮付け作業台に近接する箇所に配設され前記部品仮付け作業台でのインサイドパネルと各種構成部品の組合わせ状態を保持したまま取り出して搬送する多関節搬送ロボットと、この多関節搬送ロボットの可動領域内に溶接ガンを臨ませる複数の溶接ロボットを備え、前記部品仮付け作業台はインサイドパネルと各種構成部品を組合わせて配置する位置とインサイドパネルと各種構成部品を仮溶接する位置をとるように回動可能とされ且つその上面に仮溶接具が配設された溶接装置であって、前記複数の溶接ロボットのうちの少なくとも1台の溶接ロボットは、前記部品仮付け作業台の仮溶接部まで届くとともに前記部品仮付け作業台の仮溶接具とともにインサイドパネルと各種構成部品の仮止め溶接を行う溶接ガンを備え、前記多関節搬送ロボットはアームと保持部を備え、この保持部によって仮溶接されたインサイドパネルアセンブリを保持し、且つ前記アームを旋回させることで、前記溶接ロボットの側方の空中に仮止めされたインサイドパネルアセンブリを位置させて前記溶接ガンによって多数点のスポット溶接を行い、更に他の溶接ロボットの前方に位置させ、当該他の溶接ロボットの溶接ガンによって多数点のスポット溶接を行う構成とした。
【0006】
そして、ワーク供給手段のインサイドパネルと各種構成部品を、組合わせ状態を保ったまま多関節搬送ロボットで取り出して溶接ロボットの溶接ガン等の溶接具の位置に向けて搬送し、溶接具で溶接するとともに、溶接が完了すると多関節搬送ロボットによって更に下流に搬送する。
このように多関節搬送ロボットによって、溶接時のインサイドパネルと各種構成部品の位置決めのみならず、搬送を行わせることによって、溶接作業を円滑に行うことが出来る。
【0007】
また、多関節搬送ロボットでインサイドパネルアセンブリを把持すれば、溶接時にインサイドパネルアセンブリの姿勢を自在に変更することが出来るため、1台の溶接ロボットの溶接範囲を広げることが出来る。
ここで、多関節搬送ロボットのロボットアームには、組合わせ状態を保持してワーク把持・搬送するため、必要に応じてクランプ具、位置決め具等を設けておく。
【0008】
また請求項2では、多関節搬送ロボットを複数配設し、隣接する多関節搬送ロボットの中間部であって、各多関節搬送ロボットの可動領域内に、インサイドパネルアセンブリを待機させるワーク待機手段を設けるとともに、それぞれの多関節搬送ロボットに対して少なくとも1台の溶接ロボットを配設するようにした。
【0009】
そして上流側の多関節搬送ロボットによってインサイドパネルアセンブリを搬送し、対応する溶接ロボットで溶接を行った後、インサイドパネルアセンブリをワーク待機手段に移載する。そして、このワーク待機手段に移載されたインサイドパネルアセンブリを下流側の多関節搬送ロボットで把持し、対応する溶接ロボットの位置まで搬送して溶接を行い、これを繰返す。
このように複数の多関節搬送ロボットで、インサイドパネルアセンブリの搬送と、溶接時のインサイドパネルアセンブリの位置決めを行うようにすれば、溶接箇所が多数あるような場合に、溶接と搬送を繰返すような一連の作業を効率的に行うことが出来る。
【0010】
また請求項3では、複数の多関節搬送ロボットのうち最下流の多関節搬送ロボットの可動領域内に、溶接したインサイドパネルアセンブリを搭載せしめる台車の位置決め部を設けた。
【0011】
そしてこの最下流の多関節搬送ロボットで把持するインサイドパネルアセンブリに対して、最後の溶接ロボットによる溶接が完了すると、そのまま多関節搬送ロボットでインサイドパネルアセンブリを台車に搭載すれば、インサイドパネルアセンブリの搬送、溶接作業から、溶接完了のインサイドパネルアセンブリの払出しまでの一連の作業が円滑に行われる。
【0012】
また、ワーク供給手段に、位置決め状態のインサイドパネルと各種構成部品を仮接合する仮溶接具を設けた。そして、ワーク供給手段の仮溶接具で、接合状態と同じ組合わせ状態で位置決めされる複数の構成部品を仮溶接することで、多関節搬送ロボットの把持機構等の簡素化を図り、またインサイドパネルアセンブリの搬送姿勢等を安定させるようにする。
【0013】
また請求項4では、ワーク待機手段に、インサイドパネルアセンブリを所定の姿勢で位置決めする位置決め具を設けた。
そして、このワーク待機手段の位置決め具で、上流側の多関節搬送ロボットから移載されるインサイドパネルアセンブリを位置決めすることで、下流側の多関節搬送ロボットによるインサイドパネルアセンブリの取出しを安定させるようにする。
【0014】
また本発明では、複数の溶接ロボットを用いて複数の溶接工程に分けて溶接作業を行うようにした溶接方法において、それぞれの溶接工程間のインサイドパネルアセンブリの移動経路を非直線状にするようにした。
【0015】
このようにインサイドパネルアセンブリの移動経路を非直線状にすれば、溶接ロボット等の配置に制約が無くなり、デッドスペースが生じにくくなってスペースの有効利用が図られるとともに、複数の溶接ロボットを最短経路で結ぶような搬路にして、搬送効率の向上を図ることが出来る。
【0016】
また本発明では、溶接ロボットによる溶接工程では、インサイドパネルアセンブリの姿勢を変化させながら溶接するようにした。
このようにインサイドパネルアセンブリの姿勢を変化させながら溶接すれば、1台の溶接ロボットで溶接出来る範囲が広がり、溶接効率を向上させることが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は本発明に係る溶接装置の全体斜視図、図2は平面視による配置図である。
【0018】
本発明に係る溶接装置は、例えば自動車の後方右側のインサイドパネルPに、リヤインナー、ダンパスティフナー、フェンダスティフナー等の各種構成部品を溶接し、後方右側インサイドパネルアッセンブリPaを製造する装置として構成され、組付状態に保持したインサイドパネルアッセンブリPaを搬送しながら複数の溶接機で効率的に溶接することが出来るようにされている。
【0019】
すなわちこの溶接装置1は、図1、図2に示すように、ワーク供給手段としての部品仮付け作業台2と、この部品仮付け作業台2に近接する箇所に1ヵ所、少し離れた箇所に1ヵ所の合計2ヵ所に配設される第1、第2多関節搬送ロボット3a、3bと、第1、第2多関節搬送ロボット3a、3bのいずれかのロボットの可動領域内に各溶接ガン16a、16b、16cを臨ませる第1〜第4溶接ロボット4a、4b、4c、4dを備えており、前記第1、第2多関節搬送ロボット3a、3bの中間部には、ワーク待機手段としての待機台5が設けられるとともに、第2多関節搬送ロボット3bの近傍には、台車6を位置決めする台車位置決め部7が設けられている。
【0020】
そして、部品仮付け作業台2上にインサイドパネルPと各構成部品を組付状態でセットした後、部品仮付け作業台2に近接する上流側の第1多関節搬送ロボット3aで把持して、第1〜第3溶接ロボット4a〜4cの前方等に臨ませて所定の溶接部を溶接し、所定箇所の溶接が終了すると、待機台5上に位置決め載置する。
【0021】
そしてこの待機台5上に位置決めされたインサイドパネルアッセンブリPaを下流側の第2多関節搬送ロボット3bで把持して、第4溶接ロボット4dの前方に臨ませて所定の溶接部を溶接し、溶接が終了するとそのまま台車6に搭載して払い出し、これら溶接部品の供給から搬送、溶接、払出しまでの一連の作業を円滑に行うことが出来るようにしている。
【0022】
前記部品仮付け作業台2は、図1の鎖線に示すように、上面部分が枢着軸11まわりに回動可能とされ、上面に不図示の位置決めピン、クランプ具、溶接ガン等の位置決め機構及び仮溶接具が配設されて仮溶接部2aとして構成されている。
そして、この仮溶接部2aは、不図示の操作盤によって操作されるようになっている。
【0023】
前記第1、第2多関節搬送ロボット3a、3bは、アーム先端に、インサイドパネルアセンブリPaを保持する保持部12を備えており、この保持部12は、角材からなる枠体13と、この枠体13に配設される複数の位置決めピン14、…と、複数のクランプ具15…等から構成されている。
【0024】
そして、第1、第2多関節搬送ロボット3a、3bはほぼ同様の構成とされ、また第1、第2多関節搬送ロボット3a、3b間には、両方のアーム等が干渉することなく作動出来るだけのクリアランスが設けられている。
【0025】
前記第1〜第4溶接ロボット4a〜4dのうち、第1〜第3溶接ロボット4a、4b、4cは、第1多関節搬送ロボット3aで把持するインサイドパネルアッセンブリPaに対して溶接することが出来るようにされ、第4溶接ロボット4dは、第2多関節搬送ロボット3bで把持するインサイドパネルアッセンブリPaに対して溶接することが出来るようにされている。
そして第1〜第4溶接ロボット4a〜4dのアーム先端には、溶接具としての溶接ガン16a〜16dが設けられ、そのうち第1溶接ロボット4aの溶接ガン16aは、前記部品仮付け作業台2の仮溶接部2aの位置まで届くように配置されている。
【0026】
前記待機台5は、上面に複数の位置決めピン17、…を備えており、これら位置決めピン17、…は、インサイドパネルアッセンブリPaの所定箇所の穴等に差込まれて位置決め出来るようにされている。
【0027】
前記台車6は、下面に移動走行用のキャスタ18、…を備えており、また上部に設けられた枠体部21内には、インサイドパネルアッセンブリPaを吊下げて保持するための棒状ハンガー22が設けられている。
そしてこの台車6は、台車位置決め部7の床面に配設される複数のガイド部材23によって、所定の姿勢で位置決め可能とされている。
【0028】
本発明に係る溶接装置1は以上のような構成であるが、次に本溶接装置1の作動及び作用等について説明する。
【0029】
まず作業者は、不図示の操作盤を操作して部品仮付け作業台2の仮溶接部2aを図1の鎖線位置まで起こし、自動車の後方右側インサイドパネルPと各構成部品を所定の接合状態に組合わせて配置していく。そして配置が終えると、操作盤を操作してクランプ具でインサイドパネルP及び各構成部品をクランプし、仮溶接部2aを水平姿勢に戻す。そして、仮溶接部2aの溶接ガンによってインサイドパネルPと各構成部品の仮止め溶接が行われる。
この際、一部の箇所については、第1溶接ロボット4aの溶接ガン16aによる溶接も行われる。
【0030】
インサイドパネルPと各構成部品の仮止めが終了し、インサイドパネルアセンブリPaの仮組みが終えると、仮溶接部2aのクランプ具が解除され、第1多関節搬送ロボット3aが作動して、仮組みしたインサイドパネルアッセンブリPaを保持部12で把持する。
【0031】
そして、インサイドパネルアッセンブリPaを把持した第1多関節搬送ロボット3aは、アームを旋回させてインサイドパネルアッセンブリPaを第1溶接ロボット4aの側方の空中位置(A)に位置させ、第1溶接ロボット4aの溶接ガン16aでスポット溶接を行う。
この際、第1多関節搬送ロボット3aの保持部12と、第1溶接ロボット4aの溶接ガン16aの位置関係等を調整し、溶接作業を行いやすい姿勢等にセットしながら溶接することで、多数点のスポット溶接を円滑に行うようにする。
【0032】
(A)位置における溶接が完了すると、第1多関節搬送ロボット3aは、アームを旋回させてインサイドパネルアッセンブリPaを第2溶接ロボット4b、及び第3溶接ロボット4cの前方(B)に位置させ、第1、第2、第3溶接ロボット4a、4b、4cの各溶接ガン16a、16b、16cによってほぼ同時に多点の溶接を行う。
この際、前記場合と同様、第1多関節搬送ロボット3aの保持部12と、第1、第2、第3溶接ロボット4a、4b、4cの各溶接ガン16a、16b、16cの位置関係等を調整し、溶接作業を行いやすい姿勢等にセットしながら溶接することで、多数点のスポット溶接を円滑に行うようにする。
【0033】
(B)位置における溶接が完了すると、次に第1多関節搬送ロボット3aは、アームを旋回させてインサイドパネルアッセンブリPaを待機台5上の(C)位置に載置する。この際、待機台5上の位置決めピン17、…をインサイドパネルアセンブリPaの所定の穴等に合せて嵌入し、所定の姿勢で移載する。
【0034】
移載が完了すると、第1多関節搬送ロボット3aのアームは復元して図1に示すような姿勢となり、この状態になると、作業者は次のインサイドパネルP及び各構成部品を部品仮付け作業台2上に配置する作業に取りかかることが出来るようになる。
【0035】
一方、待機台5上の(C)位置にインサイドパネルアッセンブリPaが載置されると、第2多関節搬送ロボット3bのアームが旋回し、保持部12でインサイドパネルアッセンブリPaを把持した後、このインサイドパネルアッセンブリPaを第4溶接ロボット4dの溶接ガン16dのチップ間(D)に位置させる。
ここで、この第4溶接ロボット4dの溶接ガン16dだけは固定式であるため、第2多関節搬送ロボット3bによってインサイドパネルアッセンブリPaの位置等を変更しながら多点を溶接する。
【0036】
(D)位置における溶接が完了すると、すべての溶接作業が完了することになる。そこで第2多関節搬送ロボット3bのアームは大きく旋回し、インサイドパネルアッセンブリPaを台車6の棒状ハンガ22に吊下げる。((E)位置)
【0037】
本発明の溶接装置1による溶接方法は、以上のようなものであり、また、本溶接方法によるインサイドパネルアッセンブリPaの搬送は非直線的であるが、第1〜第4溶接ロボット4a〜4dによる溶接作業と組合わせて、各溶接ロボット間をほぼ最短経路で結んでいるため、一連の搬送、溶接作業を極めて効率的に行うことが出来る。
しかも、最後に台車6に移載するため、払出しまでの作業を円滑に行うことが出来る。
【0038】
また、溶接作業も第1、第2多関節搬送ロボット3a、3bで把持したインサイドパネルアッセンブリPaを、第1〜第4溶接ロボット4a〜4dで溶接するため、例えば溶接ガン16a〜16dを固定状態にして、保持部12を位置調整したり、逆に保持部12を固定状態にして、溶接ガン16a〜16cを位置調整したりして溶接したり、または両者を位置調整したりすることが出来、1台の溶接ロボットの溶接可能な範囲を広げることが出来る。
【0039】
尚、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
例えば溶接ロボットの配置、数、種類、多関節搬送ロボットの配置、数等は任意である。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る溶接装置は、請求項1のように、ワーク供給手段から、接合状態と同じ組合わせ状態で位置決めされるインサイドパネルと各種構成部品を多関節搬送ロボットで取出し、この多関節搬送ロボットで把持するインサイドパネルアセンブリを搬送しつつ、溶接ロボットによって溶接するようにしたため、インサイドパネルアセンブリを溶接しながら搬送することが出来、溶接しながら搬送するような作業を効率的に行うことが出来る。
また、多関節搬送ロボットでインサイドパネルアセンブリを把持するため、溶接時にインサイドパネルアセンブリの姿勢を自在に変更することが出来、溶接ロボットの溶接範囲を広げることが出来る。
また請求項2のように、多関節搬送ロボットを複数配設し、隣接する多関節搬送ロボットの中間部に、インサイドパネルアセンブリを待機させるワーク待機手段を設ければ、溶接箇所が多数あるような場合に、溶接と搬送を繰返すような一連の作業を効率的に行うことが出来る。
そして、ワーク供給手段に、位置決めしたインサイドパネルと各種構成部品を仮接合する仮溶接具を設ければ、多関節搬送ロボットの把持機構等の簡素化を図ることが出来、またインサイドパネルアセンブリの搬送姿勢等を安定させることも出来る。
【0041】
また請求項3のように、最下流の多関節搬送ロボットの可動領域内に、溶接したインサイドパネルアセンブリを搭載せしめる台車の位置決め部を設ければ、インサイドパネルアセンブリに対する払出しまでの作業までを円滑に行うことが出来る。
また請求項のように、ワーク待機手段に、インサイドパネルアセンブリを所定の姿勢で位置決めする位置決め具を設ければ、上流側の多関節搬送ロボットから移載されるインサイドパネルアセンブリを位置決めして、下流側の多関節搬送ロボットによるインサイドパネルアセンブリの取出しを安定させることが出来る。
【0042】
また、溶接工程間のインサイドパネルアセンブリの移動経路を非直線状にすれば、溶接ロボットの配置等に制約が無くなり、スペースの有効利用が図られるとともに、溶接ロボット間を最短経路で結ぶような搬路にして、搬送効率の向上を図ることも出来る。
そして、溶接ロボットによる溶接工程では、インサイドパネルアセンブリの姿勢を変化させながら溶接すれば、溶接ロボットで溶接出来る範囲が広がり、溶接効率を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶接装置の全体斜視図
【図2】平面視による配置図
【符号の説明】
1…溶接装置、2…部品仮付け作業台、3a…第1多関節搬送ロボット、3b…第2多関節搬送ロボット、4a…第1溶接ロボット、4b…第2溶接ロボット、4c…第3溶接ロボット、4d…第4溶接ロボット、5…待機台、6…台車、7…台車位置決め部、P…インサイドパネル、Pa…インサイドパネルアッセンブリ。

Claims (4)

  1. 接合状態と同じ組合わせ状態で位置決めされるインサイドパネルと各種構成部品を供給するワーク供給手段としての部品仮付け作業台と、この部品仮付け作業台に近接する箇所に配設され前記部品仮付け作業台でのインサイドパネルと各種構成部品の組合わせ状態を保持したまま取り出して搬送する多関節搬送ロボットと、この多関節搬送ロボットの可動領域内に溶接ガンを臨ませる複数の溶接ロボットを備え、前記部品仮付け作業台はインサイドパネルと各種構成部品を組合わせて配置する位置とインサイドパネルと各種構成部品を仮溶接する位置をとるように回動可能とされ且つその上面に仮溶接具が配設された溶接装置であって、前記複数の溶接ロボットのうちの少なくとも1台の溶接ロボットは、前記部品仮付け作業台の仮溶接部まで届くとともに前記部品仮付け作業台の仮溶接具とともにインサイドパネルと各種構成部品の仮止め溶接を行う溶接ガンを備え、前記多関節搬送ロボットはアームと保持部を備え、この保持部によって仮溶接されたインサイドパネルアセンブリを保持し、且つ前記アームを旋回させることで、前記溶接ロボットの側方の空中に仮止めされたインサイドパネルアセンブリを位置させて前記溶接ガンによって多数点のスポット溶接を行い、更に他の溶接ロボットの前方に位置させ、当該他の溶接ロボットの溶接ガンによって多数点のスポット溶接を行うことを特徴とする溶接装置。
  2. 請求項1に記載の溶接装置において、前記多関節搬送ロボットを複数配設し、隣接する多関節搬送ロボットの中間部であって、各多関節搬送ロボットの可動領域内に、ワーク待機用のワーク待機手段を設けるとともに、それぞれの多関節搬送ロボットに対して少なくとも1台の溶接ロボットを配設することを特徴とする溶接装置。
  3. 請求項2に記載の溶接装置において、前記複数の多関節搬送ロボットのうち最下流の多関節搬送ロボットの可動領域内に、溶接したインサイドパネルアセンブリを搭載せしめる台車の位置決め部が設けられることを特徴とする溶接装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の溶接装置において、前記ワーク供給手段には、インサイドパネルと各種構成部品所定の姿勢で位置決めする位置決め具が設けられることを特徴とする溶接装置。
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