JPH1177321A - 溶接装置及び溶接方法 - Google Patents

溶接装置及び溶接方法

Info

Publication number
JPH1177321A
JPH1177321A JP9246664A JP24666497A JPH1177321A JP H1177321 A JPH1177321 A JP H1177321A JP 9246664 A JP9246664 A JP 9246664A JP 24666497 A JP24666497 A JP 24666497A JP H1177321 A JPH1177321 A JP H1177321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
work
robot
articulated
articulated transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9246664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3945550B2 (ja
Inventor
Keiichiro Morimoto
恵一朗 森本
Yasuyuki Ogose
康之 生越
Hiroichi Okada
博一 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP24666497A priority Critical patent/JP3945550B2/ja
Publication of JPH1177321A publication Critical patent/JPH1177321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3945550B2 publication Critical patent/JP3945550B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Resistance Welding (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの多数箇所を溶接する溶接装置及び溶
接方法として、多関節搬送ロボットによりワークを効率
的に搬送しながら効率良く溶接し、またスペースの有効
利用と安価な設備構成を図ることを目的とする。 【解決手段】 部品仮付け作業台2で組合わせられるイ
ンサイドパネルアッセンブリPaを第1多関節搬送ロボ
ット4aの保持部12で把持し、第1溶接ロボット4a
側方に移動させて第1溶接ロボット4aで溶接した後、
第2溶接ロボット4bの前方に移動させて第1、第2、
第3溶接ロボット4a、4b、4cで溶接する。このイ
ンサイドパネルアッセンブリPaを待機台5に載置した
後、これを第2多関節搬送ロボット3bの保持部12で
把持し、第4溶接ロボット4dに移動させて溶接し、溶
接後台車6に移載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のイ
ンサイドパネルに対して各種スティフナー等の複数の構
成部品を溶接する時の溶接技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車のインサイドパネル
に対してスティフナー等の構成部品を溶接する際は、溶
接作業を複数の工程に分けて行うようにしており、例え
ばインサイドパネルに対して各構成部品を所定の位置に
組合わせてシャトルコンベア等の搬送装置によって各工
程にピッチ搬送していき、各工程に配設される溶接ロボ
ットにより溶接するような方法が一般的である。また溶
接ロボットで溶接する際、例えば特開平9−57457
号のように、ワークを多関節ロボットで位置決めして溶
接するような技術も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にワークをピッチ搬送しつつ溶接していく方法は、シャ
トルコンベア等の大掛かりな設備が必要とされ、またワ
ークの姿勢が限定されるため1台の溶接ロボットの溶接
範囲が制約され、溶接ロボットの数を増やさなければな
らないという問題がある。また特開平9−57457号
の場合は、1台の溶接ロボットで溶接する際、単にワー
クを多関節ロボットで位置決めしているだけであり、複
数箇所の溶接ロボットで溶接しようとすると、何等かの
搬送手段を必要とし、同様に設備コスト等がかかるとい
う問題がある。
【0004】そこで本発明は、1ヵ所の溶接ロボットの
溶接範囲を広げることで溶接効率を向上させ、且つワー
クを効率良く搬送させるとともに、スペースの効率的使
用と安価な設備構成を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、請求項1において、接合状態と同じ組合わせ
状態で位置決めされる複数のワークを供給するワーク供
給手段と、このワーク供給手段のワークの組合わせ状態
を保持したまま取り出して搬送する多関節搬送ロボット
と、この多関節搬送ロボットの可動領域内に溶接具を臨
ませる少なくとも1台の溶接ロボットによって溶接装置
を構成した。
【0006】そして、ワーク供給手段のワークを、組合
わせ状態を保ったまま多関節搬送ロボットで取り出して
溶接ロボットの溶接ガン等の溶接具の位置に向けて搬送
し、溶接具で溶接するとともに、溶接が完了すると多関
節搬送ロボットによって更に下流に搬送する。このよう
に多関節搬送ロボットによって、溶接時のワークの位置
決めのみならず、搬送を行わせることによって、溶接作
業を円滑に行うことが出来る。
【0007】また、多関節搬送ロボットでワークを把持
すれば、溶接時にワークの姿勢を自在に変更することが
出来るため、1台の溶接ロボットの溶接範囲を広げるこ
とが出来る。ここで、多関節搬送ロボットのロボットア
ームには、組合わせ状態を保持してワーク把持・搬送す
るため、必要に応じてクランプ具、位置決め具等を設け
ておく。
【0008】また請求項2では、多関節搬送ロボットを
複数配設し、隣接する多関節搬送ロボットの中間部であ
って、各多関節搬送ロボットの可動領域内に、ワークを
待機させるワーク待機手段を設けるとともに、それぞれ
の多関節搬送ロボットに対して少なくとも1台の溶接ロ
ボットを配設するようにした。
【0009】そして上流側の多関節搬送ロボットによっ
てワークを搬送し、対応する溶接ロボットで溶接を行っ
た後、ワークをワーク待機手段に移載する。そして、こ
のワーク待機手段に移載されたワークを下流側の多関節
搬送ロボットで把持し、対応する溶接ロボットの位置ま
で搬送して溶接を行い、これを繰返す。このように複数
の多関節搬送ロボットで、ワークの搬送と、溶接時のワ
ークの位置決めを行うようにすれば、溶接箇所が多数あ
るような場合に、溶接と搬送を繰返すような一連の作業
を効率的に行うことが出来る。
【0010】また請求項3では、複数の多関節搬送ロボ
ットのうち最下流の多関節搬送ロボットの可動領域内
に、溶接したワークを搭載せしめる台車の位置決め部を
設けた。
【0011】そしてこの最下流の多関節搬送ロボットで
把持するワークに対して、最後の溶接ロボットによる溶
接が完了すると、そのまま多関節搬送ロボットでワーク
を台車に搭載すれば、ワークの搬送、溶接作業から、溶
接完了のワークの払出しまでの一連の作業が円滑に行わ
れる。
【0012】また請求項4では、ワーク供給手段に、位
置決め状態のワークを仮接合する仮溶接具を設けた。そ
して、ワーク供給手段の仮溶接具で、接合状態と同じ組
合わせ状態で位置決めされる複数のワークを仮溶接する
ことで、多関節搬送ロボットの把持機構等の簡素化を図
り、またワークの搬送姿勢等を安定させるようにする。
【0013】また請求項5では、ワーク待機手段に、ワ
ークを所定の姿勢で位置決めする位置決め具を設けた。
そして、このワーク待機手段の位置決め具で、上流側の
多関節搬送ロボットから移載されるワークを位置決めす
ることで、下流側の多関節搬送ロボットによるワークの
取出しを安定させるようにする。
【0014】また請求項6では、複数の溶接ロボットを
用いて複数の溶接工程に分けて溶接作業を行うようにし
た溶接方法において、それぞれの溶接工程間のワークの
移動経路を非直線状にするようにした。
【0015】このようにワークの移動経路を非直線状に
すれば、溶接ロボット等の配置に制約が無くなり、デッ
ドスペースが生じにくくなってスペースの有効利用が図
られるとともに、複数の溶接ロボットを最短経路で結ぶ
ような搬路にして、搬送効率の向上を図ることが出来
る。
【0016】また請求項7では、溶接ロボットによる溶
接工程では、ワークの姿勢を変化させながら溶接するよ
うにした。このようにワークの姿勢を変化させながら溶
接すれば、1台の溶接ロボットで溶接出来る範囲が広が
り、溶接効率を向上させることが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
溶接装置の全体斜視図、図2は平面視による配置図であ
る。
【0018】本発明に係る溶接装置は、例えば自動車の
後方右側のインサイドパネルPに、リヤインナー、ダン
パスティフナー、フェンダスティフナー等の各種構成部
品を溶接し、後方右側インサイドパネルアッセンブリP
aを製造する装置として構成され、組付状態に保持した
インサイドパネルアッセンブリPaを搬送しながら複数
の溶接機で効率的に溶接することが出来るようにされて
いる。
【0019】すなわちこの溶接装置1は、図1、図2に
示すように、ワーク供給手段としての部品仮付け作業台
2と、この部品仮付け作業台2に近接する箇所に1ヵ
所、少し離れた箇所に1ヵ所の合計2ヵ所に配設される
第1、第2多関節搬送ロボット3a、3bと、第1、第
2多関節搬送ロボット3a、3bのいずれかのロボット
の可動領域内に各溶接ガン16a、16b、16cを臨
ませる第1〜第4溶接ロボット4a、4b、4c、4d
を備えており、前記第1、第2多関節搬送ロボット3
a、3bの中間部には、ワーク待機手段としての待機台
5が設けられるとともに、第2多関節搬送ロボット3b
の近傍には、台車6を位置決めする台車位置決め部7が
設けられている。
【0020】そして、部品仮付け作業台2上にインサイ
ドパネルPと各構成部品を組付状態でセットした後、部
品仮付け作業台2に近接する上流側の第1多関節搬送ロ
ボット3aで把持して、第1〜第3溶接ロボット4a〜
4cの前方等に臨ませて所定の溶接部を溶接し、所定箇
所の溶接が終了すると、待機台5上に位置決め載置す
る。
【0021】そしてこの待機台5上に位置決めされたイ
ンサイドパネルアッセンブリPaを下流側の第2多関節
搬送ロボット3bで把持して、第4溶接ロボット4dの
前方に臨ませて所定の溶接部を溶接し、溶接が終了する
とそのまま台車6に搭載して払い出し、これら溶接部品
の供給から搬送、溶接、払出しまでの一連の作業を円滑
に行うことが出来るようにしている。
【0022】前記部品仮付け作業台2は、図1の鎖線に
示すように、上面部分が枢着軸11まわりに回動可能と
され、上面に不図示の位置決めピン、クランプ具、溶接
ガン等の位置決め機構及び仮溶接具が配設されて仮溶接
部2aとして構成されている。そして、この仮溶接部2
aは、不図示の操作盤によって操作されるようになって
いる。
【0023】前記第1、第2多関節搬送ロボット3a、
3bは、アーム先端に、インサイドパネルアセンブリP
aを保持する保持部12を備えており、この保持部12
は、角材からなる枠体13と、この枠体13に配設され
る複数の位置決めピン14、…と、複数のクランプ具1
5…等から構成されている。
【0024】そして、第1、第2多関節搬送ロボット3
a、3bはほぼ同様の構成とされ、また第1、第2多関
節搬送ロボット3a、3b間には、両方のアーム等が干
渉することなく作動出来るだけのクリアランスが設けら
れている。
【0025】前記第1〜第4溶接ロボット4a〜4dの
うち、第1〜第3溶接ロボット4a、4b、4cは、第
1多関節搬送ロボット3aで把持するインサイドパネル
アッセンブリPaに対して溶接することが出来るように
され、第4溶接ロボット4dは、第2多関節搬送ロボッ
ト3bで把持するインサイドパネルアッセンブリPaに
対して溶接することが出来るようにされている。そして
第1〜第4溶接ロボット4a〜4dのアーム先端には、
溶接具としての溶接ガン16a〜16dが設けられ、そ
のうち第1溶接ロボット4aの溶接ガン16aは、前記
部品仮付け作業台2の仮溶接部2aの位置まで届くよう
に配置されている。
【0026】前記待機台5は、上面に複数の位置決めピ
ン17、…を備えており、これら位置決めピン17、…
は、インサイドパネルアッセンブリPaの所定箇所の穴
等に差込まれて位置決め出来るようにされている。
【0027】前記台車6は、下面に移動走行用のキャス
タ18、…を備えており、また上部に設けられた枠体部
21内には、インサイドパネルアッセンブリPaを吊下
げて保持するための棒状ハンガー22が設けられてい
る。そしてこの台車6は、台車位置決め部7の床面に配
設される複数のガイド部材23によって、所定の姿勢で
位置決め可能とされている。
【0028】本発明に係る溶接装置1は以上のような構
成であるが、次に本溶接装置1の作動及び作用等につい
て説明する。
【0029】まず作業者は、不図示の操作盤を操作して
部品仮付け作業台2の仮溶接部2aを図1の鎖線位置ま
で起こし、自動車の後方右側インサイドパネルPと各構
成部品を所定の接合状態に組合わせて配置していく。そ
して配置が終えると、操作盤を操作してクランプ具でイ
ンサイドパネルP及び各構成部品をクランプし、仮溶接
部2aを水平姿勢に戻す。そして、仮溶接部2aの溶接
ガンによってインサイドパネルPと各構成部品の仮止め
溶接が行われる。この際、一部の箇所については、第1
溶接ロボット4aの溶接ガン16aによる溶接も行われ
る。
【0030】インサイドパネルPと各構成部品の仮止め
が終了し、インサイドパネルアセンブリPaの仮組みが
終えると、仮溶接部2aのクランプ具が解除され、第1
多関節搬送ロボット3aが作動して、仮組みしたインサ
イドパネルアッセンブリPaを保持部12で把持する。
【0031】そして、インサイドパネルアッセンブリP
aを把持した第1多関節搬送ロボット3aは、アームを
旋回させてインサイドパネルアッセンブリPaを第1溶
接ロボット4aの側方の空中位置(A)に位置させ、第
1溶接ロボット4aの溶接ガン16aでスポット溶接を
行う。この際、第1多関節搬送ロボット3aの保持部1
2と、第1溶接ロボット4aの溶接ガン16aの位置関
係等を調整し、溶接作業を行いやすい姿勢等にセットし
ながら溶接することで、多数点のスポット溶接を円滑に
行うようにする。
【0032】(A)位置における溶接が完了すると、第
1多関節搬送ロボット3aは、アームを旋回させてイン
サイドパネルアッセンブリPaを第2溶接ロボット4
b、及び第3溶接ロボット4cの前方(B)に位置さ
せ、第1、第2、第3溶接ロボット4a、4b、4cの
各溶接ガン16a、16b、16cによってほぼ同時に
多点の溶接を行う。この際、前記場合と同様、第1多関
節搬送ロボット3aの保持部12と、第1、第2、第3
溶接ロボット4a、4b、4cの各溶接ガン16a、1
6b、16cの位置関係等を調整し、溶接作業を行いや
すい姿勢等にセットしながら溶接することで、多数点の
スポット溶接を円滑に行うようにする。
【0033】(B)位置における溶接が完了すると、次
に第1多関節搬送ロボット3aは、アームを旋回させて
インサイドパネルアッセンブリPaを待機台5上の
(C)位置に載置する。この際、待機台5上の位置決め
ピン17、…をインサイドパネルアセンブリPaの所定
の穴等に合せて嵌入し、所定の姿勢で移載する。
【0034】移載が完了すると、第1多関節搬送ロボッ
ト3aのアームは復元して図1に示すような姿勢とな
り、この状態になると、作業者は次のインサイドパネル
P及び各構成部品を部品仮付け作業台2上に配置する作
業に取りかかることが出来るようになる。
【0035】一方、待機台5上の(C)位置にインサイ
ドパネルアッセンブリPaが載置されると、第2多関節
搬送ロボット3bのアームが旋回し、保持部12でイン
サイドパネルアッセンブリPaを把持した後、このイン
サイドパネルアッセンブリPaを第4溶接ロボット4d
の溶接ガン16dのチップ間(D)に位置させる。ここ
で、この第4溶接ロボット4dの溶接ガン16dだけは
固定式であるため、第2多関節搬送ロボット3bによっ
てインサイドパネルアッセンブリPaの位置等を変更し
ながら多点を溶接する。
【0036】(D)位置における溶接が完了すると、す
べての溶接作業が完了することになる。そこで第2多関
節搬送ロボット3bのアームは大きく旋回し、インサイ
ドパネルアッセンブリPaを台車6の棒状ハンガ22に
吊下げる。((E)位置)
【0037】本発明の溶接装置1による溶接方法は、以
上のようなものであり、また、本溶接方法によるインサ
イドパネルアッセンブリPaの搬送は非直線的である
が、第1〜第4溶接ロボット4a〜4dによる溶接作業
と組合わせて、各溶接ロボット間をほぼ最短経路で結ん
でいるため、一連の搬送、溶接作業を極めて効率的に行
うことが出来る。しかも、最後に台車6に移載するた
め、払出しまでの作業を円滑に行うことが出来る。
【0038】また、溶接作業も第1、第2多関節搬送ロ
ボット3a、3bで把持したインサイドパネルアッセン
ブリPaを、第1〜第4溶接ロボット4a〜4dで溶接
するため、例えば溶接ガン16a〜16dを固定状態に
して、保持部12を位置調整したり、逆に保持部12を
固定状態にして、溶接ガン16a〜16cを位置調整し
たりして溶接したり、または両者を位置調整したりする
ことが出来、1台の溶接ロボットの溶接可能な範囲を広
げることが出来る。
【0039】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば溶接
ロボットの配置、数、種類、多関節搬送ロボットの配
置、数等は任意である。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明に係る溶接装置は、
請求項1のように、ワーク供給手段から、接合状態と同
じ組合わせ状態で位置決めされる複数のワークを多関節
搬送ロボットで取出し、この多関節搬送ロボットで把持
するワークを搬送しつつ、溶接ロボットによって溶接す
るようにしたため、ワークを溶接しながら搬送すること
が出来、溶接しながら搬送するような作業を効率的に行
うことが出来る。また、多関節搬送ロボットでワークを
把持するため、溶接時にワークの姿勢を自在に変更する
ことが出来、溶接ロボットの溶接範囲を広げることが出
来る。また請求項2のように、多関節搬送ロボットを複
数配設し、隣接する多関節搬送ロボットの中間部に、ワ
ークを待機させるワーク待機手段を設ければ、溶接箇所
が多数あるような場合に、溶接と搬送を繰返すような一
連の作業を効率的に行うことが出来る。
【0041】また請求項3のように、最下流の多関節搬
送ロボットの可動領域内に、溶接したワークを搭載せし
める台車の位置決め部を設ければ、ワークに対する払出
しまでの作業までを円滑に行うことが出来る。そして請
求項4のように、ワーク供給手段に、位置決めしたワー
クを仮接合する仮溶接具を設ければ、多関節搬送ロボッ
トの把持機構等の簡素化を図ることが出来、またワーク
の搬送姿勢等を安定させることも出来る。また請求項5
のように、ワーク待機手段に、ワークを所定の姿勢で位
置決めする位置決め具を設ければ、上流側の多関節搬送
ロボットから移載されるワークを位置決めして、下流側
の多関節搬送ロボットによるワークの取出しを安定させ
ることが出来る。
【0042】また請求項6のように、溶接工程間のワー
クの移動経路を非直線状にすれば、溶接ロボットの配置
等に制約が無くなり、スペースの有効利用が図られると
ともに、溶接ロボット間を最短経路で結ぶような搬路に
して、搬送効率の向上を図ることも出来る。そして請求
項7のように、溶接ロボットによる溶接工程では、ワー
クの姿勢を変化させながら溶接すれば、溶接ロボットで
溶接出来る範囲が広がり、溶接効率を向上させることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶接装置の全体斜視図
【図2】平面視による配置図
【符号の説明】
1…溶接装置、2…部品仮付け作業台、3a…第1多関
節搬送ロボット、3b…第2多関節搬送ロボット、4a
…第1溶接ロボット、4b…第2溶接ロボット、4c…
第3溶接ロボット、4d…第4溶接ロボット、5…待機
台、6…台車、7…台車位置決め部、P…インサイドパ
ネル、Pa…インサイドパネルアッセンブリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B25J 9/06 B25J 9/06 A B62D 65/00 B62D 65/00 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合状態と同じ組合わせ状態で位置決め
    される複数のワークを供給するワーク供給手段と、この
    ワーク供給手段のワークの組合わせ状態を保持したまま
    取り出して搬送する多関節搬送ロボットと、この多関節
    搬送ロボットの可動領域内に溶接具を臨ませる少なくと
    も1台の溶接ロボットを備えたことを特徴とする溶接装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の溶接装置において、前
    記多関節搬送ロボットを複数配設し、隣接する多関節搬
    送ロボットの中間部であって、各多関節搬送ロボットの
    可動領域内に、ワーク待機用のワーク待機手段を設ける
    とともに、それぞれの多関節搬送ロボットに対して少な
    くとも1台の溶接ロボットを配設することを特徴とする
    溶接装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の溶接装置において、前
    記複数の多関節搬送ロボットのうち最下流の多関節搬送
    ロボットの可動領域内に、溶接したワークを搭載せしめ
    る台車の位置決め部が設けられることを特徴とする溶接
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の溶接装置において、前記ワーク供給手段には、位
    置決め状態のワークを仮接合する仮溶接具が設けられる
    ことを特徴とする溶接装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の溶接装置において、前
    記ワーク待機手段には、ワークを所定の姿勢で位置決め
    する位置決め具が設けられることを特徴とする溶接装
    置。
  6. 【請求項6】 複数の溶接ロボットを用いて複数の溶接
    工程に分けて溶接作業を行うようにした溶接方法であっ
    て、前記それぞれの溶接工程間のワークの移動経路を非
    直線状にしたことを特徴とする溶接方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の溶接方法において、前
    記溶接ロボットによる溶接工程では、ワークの姿勢を変
    化させながら溶接することを特徴とする溶接方法。
JP24666497A 1997-09-11 1997-09-11 溶接装置 Expired - Fee Related JP3945550B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24666497A JP3945550B2 (ja) 1997-09-11 1997-09-11 溶接装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24666497A JP3945550B2 (ja) 1997-09-11 1997-09-11 溶接装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1177321A true JPH1177321A (ja) 1999-03-23
JP3945550B2 JP3945550B2 (ja) 2007-07-18

Family

ID=17151785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24666497A Expired - Fee Related JP3945550B2 (ja) 1997-09-11 1997-09-11 溶接装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3945550B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038334A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Toyota Motor Corp ワーク治具装置及びワーク支持方法
WO2009113364A1 (ja) 2008-03-12 2009-09-17 株式会社安川電機 ロボットシステム
JP2010143517A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Nissan Motor Co Ltd 車体組立装置及び車体組立方法
KR101514948B1 (ko) * 2013-11-21 2015-04-24 대원강업주식회사 차량용 시트백 프레임의 용접장치 및 용접방법
JP2015530257A (ja) * 2012-09-28 2015-10-15 イェーノプティク アウトマティジールングステヒニーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング レーザー光線を用いて非回転対称な工作物を加工する方法および装置
KR20230014364A (ko) * 2021-07-21 2023-01-30 (주)대창공업 차량 시트용 프레임 클램핑장치
KR20230014365A (ko) * 2021-07-21 2023-01-30 (주)대창공업 차량 시트용 프레임 지지장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101477476B1 (ko) * 2013-07-09 2014-12-30 주식회사 로보스타 가용접장치 및 그것을 구비한 용접 장비

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038334A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Toyota Motor Corp ワーク治具装置及びワーク支持方法
WO2009113364A1 (ja) 2008-03-12 2009-09-17 株式会社安川電機 ロボットシステム
US8231117B2 (en) 2008-03-12 2012-07-31 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Robot system
JP2010143517A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Nissan Motor Co Ltd 車体組立装置及び車体組立方法
JP2015530257A (ja) * 2012-09-28 2015-10-15 イェーノプティク アウトマティジールングステヒニーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング レーザー光線を用いて非回転対称な工作物を加工する方法および装置
KR101514948B1 (ko) * 2013-11-21 2015-04-24 대원강업주식회사 차량용 시트백 프레임의 용접장치 및 용접방법
KR20230014364A (ko) * 2021-07-21 2023-01-30 (주)대창공업 차량 시트용 프레임 클램핑장치
KR20230014365A (ko) * 2021-07-21 2023-01-30 (주)대창공업 차량 시트용 프레임 지지장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3945550B2 (ja) 2007-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050189399A1 (en) Flexible body workstation for assembling workpieces
JP2007203345A (ja) 姿勢制御治具
JP2018039082A (ja) ロボットシステム
JP3612955B2 (ja) 組立ラインにおけるワークハンドリング方法及び溶接方法
JPH1177321A (ja) 溶接装置及び溶接方法
JPH0639274B2 (ja) 車体組立方法
JPH06285687A (ja) 車体の溶接装置
JPH0221990B2 (ja)
JP4540897B2 (ja) ロボットによる複合作業方法
JP4076756B2 (ja) 車体の組立方法及びその装置
JPH06277882A (ja) 車体の溶接装置
JP4799521B2 (ja) 車体組立設備及び車体の生産方法
JPH10249764A (ja) ワーク位置決め装置及び同位置決め方法
JP2851586B2 (ja) 自動二輪車用フレームの製造装置とフレーム保持装置
JPH10315090A (ja) 加工装置および加工方法
JPH11221726A (ja) 板状ワークの加工装置
JP3359852B2 (ja) 機械加工施設
JP3739682B2 (ja) 部品供給装置
JPH06315768A (ja) 自動二輪車用フレームの製造方法と製造装置
JP3506008B2 (ja) 車体組立方法
JP2005144603A (ja) ワーク組立ラインおよびワーク搬送台車
JP2920992B2 (ja) 溶接装置
JP5900366B2 (ja) ワーク搬送台車
JP4475783B2 (ja) 自動車用サイドパネルの組立方法
JPH03254373A (ja) 自動溶接ロボットによる溶接方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070115

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140420

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees