JP6226374B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、例えば、重量の大きな被搬送物を屋内の設置場所まで搬入するときに使用される搬送装置に関する。
例えば、制御盤などの重量の大きな被搬送物を電気室内の設置場所まで搬入する際には、チルローラや平床台車等の被搬送物を台上に載せて搬送する台車形式の搬送装置が利用されることが多い。しかし、不安定な形状の被搬送物を運ぶ場合は、被搬送物が台上で転倒する危険があるため、門型リフター等で被搬送物を吊り下げて搬送することが行われている。
特開2011−40539号公報
しかし、門型リフターによって吊り下げて搬送する場合であっても、搬送経路に段差がある場合は、そのままでは段差を越えることができないため、別途仮設設備が必要となったりして、搬送作業が面倒になることがあった。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑み、被搬送物の転倒防止に有効であると共に、搬送経路に段差がある場合でも、別途仮設設備を必要とせずに、被搬送物を搬送することのできる搬送装置を提供するものである。
実施形態に係る搬送装置は、搬送物支持部と、対の台車ユニットと、を持つ。搬送物支持部は、被搬送物を支持する。一対の台車ユニットは、搬送物支持部の夫々に、搬送物支持部を間に挟んで両側に配置され、搬送物支持部を支持して走行可能である。また、台車ユニットは、車輪部と、支柱部と、を持つ。支柱部は、車輪部から鉛直上方に延び、鉛直方向に伸縮可能に設けられている。さらに、一対の台車ユニットは、一対の支柱部の上端に跨がる横架材によって一体化されている。また、複数の横架材が、それぞれ搬送物支持部として構成され、鉛直方向から見て互いに交差するように配置されている。さらに、横架材に、被搬送物を吊り下げ支持するためのワイヤを係止する係止金具が設けられている。
本発明の第1実施形態に係る搬送装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る搬送装置の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る搬送装置の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る搬送装置を用いて、第1例として示す段差のある搬送経路に沿って被搬送物を搬送する場合の説明用の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る搬送装置を用いて、第1例として示す段差のある搬送経路に沿って被搬送物を搬送する場合の説明用の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る搬送装置を用いて、第2例として示す段差のある搬送経路に沿って被搬送物を搬送する場合の説明用の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る搬送装置を用いて、第2例として示す段差のある搬送経路に沿って被搬送物を搬送する場合の説明用の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る搬送装置の別の使用形態のときの例を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る搬送装置を用いて、第3例として示す段差のある搬送経路に沿って被搬送物を搬送する場合の説明用の平面図で、(a)は段差に差し掛かったときの状態、(b)は段差を越える途中の状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る搬送装置の斜視図である。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態に係る搬送装置)
図1は、第1実施形態に係る搬送装置の斜視図、図2は、搬送装置の上面図、図3は、搬送装置の正面図である。
図1に示すように、本実施形態の搬送装置M1は、簡単に述べると、第1と第2の2つの門型の搬送ユニット1A、1Bを、ヒンジ軸13(鉛直方向に沿う軸Lc)を介し、水平方向に相対回転可能に連結した構造のものである。
このように構成することで、セグメントと短絡部材との接合作業を無くすことができる。この分、コンミテータの製造工程を簡略化できる。また、接合作業が無くなるので、セグメントと短絡部材との電気的接続を保証するための管理工程を無くすことができる。このため、コンミテータの製造コストを抑えることができる。
また、コンミテータ本体から短絡部材が露出することがなく、コンミテータの小型化を図ることができる。
さらに、短絡部材を、コンミテータ本体からセグメントが剥離してしまうことを防止するためのアンカーとして機能させることができる。このため、安定した品質のコンミテータを提供することが可能になる。
また、短絡部材同士が接触してしまうことを防止しつつ、省スペースに短絡部材を配置することができる。このため、確実にコンミテータを小型化できる。
さらに、コンミテータ本体からセグメントが剥離してしまうことを確実に防止できる。
(台車ユニット)
各台車ユニット20は、車輪部22と、車輪部22から鉛直上方に延び、鉛直(高さ)方向に伸縮可能に設けられた支柱部21と、を有している。車輪部22は、水平方向に延びるベース部材24の下部に少なくとも2つの自在キャスター25を取り付けたものである。本第1実施形態では、ベース部材24の長さ方向の両端に2つの自在キャスター25が配置されている。そして、これら2つの自在キャスター25から等距離の位置、つまり、ベース部材24の長手方向中央に、支柱部21の下端が接続されている。
各支柱部21は、下部支柱21aの上端部に上部支柱21bの下端部を上下方向スライド自在に嵌合させることで伸縮自在としたもので、支柱部21の途中に、手動式(電動式でも可)のジャッキ(ウィンチともいう)23が設けられている。そして、各ジャッキ機構23をそれぞれ操作することにより、下部支柱21aと上部支柱21bのスライド量を調節し、それにより、支柱部21の長さ(高さ)を個別に調節できるようになっている。なお、支柱部21の伸縮時の長さを知るために支柱部21の適当箇所に目盛りを付けておくことが好ましい。
(走行部)
各走行部10A、10Bを構成する一対の台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2は、一対の支柱部21の上端に跨がる横架材(横梁材)11p、12pによってそれぞれ一体化されて横架材11p、12pと共に門型をなしている。これら横架材11p、12pが、前述した搬送物支持部11、12として構成されている。各横架材11p、12pには、被搬送物Wをバランスよく吊り下げ支持するためのワイヤSの係止金具15が取り付けられている。
図1および図2に示すように、2つの門型の搬送ユニット1A、1Bの走行部10A、10Bは、一対の台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2における一対の支柱部21の上端を結ぶ直線L11、L12が、鉛直方向から見て互いに交差するように配置されている。そして、その交差部で、ヒンジ軸13により2つの横架材11p、12pが互いに連結され、ヒンジ軸13を通る鉛直方向に沿った軸Lcを中心にして、2つの門型の搬送ユニット1A、1Bが水平方向に相対回転可能に組み合わされている。これにより、第1の門型の搬送ユニット1Aと第2の門型の搬送ユニット1Bとの間の交差角度(横架材11p、12pの交差角度)θを自由に調整できる。
この場合、ヒンジ軸13は、両横架材11p、12pの長さ方向の中間に配置されていれば、どこに配置されていてもよいのであるが、この実施形態では、バランスよく一対の支柱部21の上端から等距離の位置(中点)に配置されている。
(ベース部材の向き)
図2に示すように、第1の門型の搬送ユニット1Aにおける各台車ユニット20A−1、20A−2の両ベース部材24は、自身の長手方向を、支柱部21の上端を結ぶ直線L11に対して直交する方向に向けて配置されている。同様に、第2の門型ユの搬送ニット1Bにおける各台車ユニット20B−1、20B−2の両ベース部材24は、自身の長手方向を、支柱部21の上端を結ぶ直線L12に対して直交する方向に向けて配置されている。
(横架材と支柱部の長さ)
また、図3に示すように、第2の門型の搬送ユニット1Bは、第1の門型の搬送ユニット1Aに対して少しサイズが小さめに形成されている。即ち、第1の門型の搬送ユニット1Aの横架材11pの下に第2の門型の搬送ユニット1Bの横架材12pが配置され、第1の門型の搬送ユニット1Aの横架材11pの長さよりも第2の門型の搬送ユニット1Bの横架材12pの長さの方が短くなるように設定されている。また、第1の門型の搬送ユニット1Bの支柱部21の内側に第2の門型の搬送ユニット1Bの支柱部21が配置され、支柱部21の最大伸長時に、第1の門型の搬送ユニット1Aの支柱部21の長さよりも第2の門型の搬送ユニット1Bの支柱部21の長さの方が短くなるように設定されている。
これにより、収納時に、第1の門型の搬送ユニット1Aの内側に第2の門型の搬送ユニット1Bがコンパクトに収まる。
(使用方法1)
次に、本実施形態の搬送装置M1の使用方法を説明する。
段差のない平坦な床上において搬送装置M1を走行させる場合は、図3に示すように、第1の門型の搬送ユニット1A、および第2の門型の搬送ユニット1Bの台車ユニット20の全車輪部22の自在キャスター25を、床面に接地させるように支柱部21の高さを調整する。また、図1および図2に示すように、2つの門型の搬送ユニット1A、1Bの交差角度θを0°≦θ≦90°の範囲の適当な角度に設定する。この状態で、係止金具15と被搬送物WのフックWaとの間にワイヤSを掛けることにより、被搬送物Wを吊り下げ支持する。その際、ワイヤSの途中に、図示しないが、必要に応じて手動式の巻き上げ機などを設け、被搬送物Wをバランス良く吊り下げ支持するのが好ましい。
上述のように設定することで、搬送装置M1をどの方向へも自由に安定して移動させることができる。しかも、2つの門型の搬送ユニット1A、1Bの交差角度θを、例えば0°<θ≦90°の範囲に設定して、支柱部21と支柱部21の間隔を大きめに取ることで、搬送装置M1をより安定して移動させることができる。
もちろん、第1の門型の搬送ユニット1Aの台車ユニット20A−1、20A−2だけ、あるいは、第2の門型の搬送ユニット1Bの台車ユニット20B−1、20B−2だけを使用して、搬送装置M1を移動させることもできる。その場合は、使用しない方の台車ユニット20A−1、20A−2、あるいは、20B−1、20B−2を床面に接地しないように持ち上げればよい。
(使用方法2)
次に、段差のある場所で搬送する場合で、低い床面から高い床面に搬送する場合を説明する。高い床面から低い床面へ搬送する場合は、以下の説明の逆の手順で操作すればよいので、説明を省略する。
図4は、第1例として示す段差のある搬送経路に沿って被搬送物を搬送する場合の説明用の平面図、図5は、図4の状態の正面図である。
図4は、特殊な場合の例を示している。即ち、この例では、高い床面に同じ高さの張り出し部Tが設けられており、その張り出し部Tにちょうど第2の門型の搬送ユニット1Bの台車ユニット20B−1、20B−2が乗り、その張り出し部Tの両脇の低い床面にちょうど第1の門型の搬送ユニット1Bの台車ユニット20A−1、20A−2が挿入できるようになっている。
このような場合は、図4に示すように、第1の門型の搬送ユニット1Aと第2の門型の搬送ユニット1Bの交差角度θ(図1参照)を0°にして(つまり、2つの横架材11p、12pが重なるようにして)、図5に示すように、第2の門型の搬送ユニット1Bの台車ユニット20B−1、20B−2を、支柱部21を短く調整することで高い床面に合わせて持ち上げておく。そして、第1の門型の搬送ユニット1Aの台車ユニット20A−1、20A−2を使用して低い床面を走行した後、高い床面の張り出し部Tに第2の門型の搬送ユニット1Bの台車ユニット20B−1、20B−2が乗ったら、第1の門型の搬送ユニット1Aの台車ユニット20A−1、20A−2を持ち上げて高い床面に合わせる。そうすることで、被搬送物Wを吊り下げた状態のまま、低い床面から高い床面に段差を越えて搬送装置M1を移動させることができる。
なお、張り出し部Tがない場合は、張り出し部Tを仮設することで、容易に低い床面から高い床面に搬送装置M1を移動させることができる。この場合、仮設部材を用いることにはなるが、搬送装置M1に合わせて平面サイズが一定のものをどこでも使用できる(ただし、段差に合わせて高さは変える必要がある)ので、大きな面倒はかからない。
(使用方法3)
図6は、第2例として示す段差のある搬送経路に沿って被搬送物を搬送する場合の説明用の平面図、図7は、図6の状態の正面図である。
図6も、特殊な場合の例を示している。即ち、この例では、図4の場合と逆に、図6に示すように、高い床面に凹所T2が設けられ、その両脇に高い床面と同じ高さの張り出し部Tが設けられている。そして、その凹所T2にちょうど第2の門型の搬送ユニット1Bの台車ユニット20B−1、20B−2が挿入でき、その凹所T2の両脇の張り出し部Tの高い床面に、ちょうど第1の門型の搬送ユニット1Bの台車ユニット20A−1、20A−2が乗るようになっている。
このような場合は、図6に示すように、第1の門型の搬送ユニット1Aと第2の門型の搬送ユニット1Bの交差角度θ(図1参照)を0°にして(つまり、2つの横架材11p、12pが重なるようにして)、図7に示すように、第1の門型の搬送ユニット1Aの台車ユニット20A−1、20A−2を、支柱部21を短く調整することで高い床面に合わせて持ち上げておく。そして、第2の門型の搬送ユニット1Bの台車ユニット20B−1、20B−2を使用して低い床面を走行した後、高い床面の張り出し部Tに第1の門型の搬送ユニット1Aの台車ユニット20A−1、20A−2が乗ったら、第2の門型の搬送ユニット1Bの台車ユニット20B−1、20B−2を持ち上げて高い床面に合わせる。そうすることで、被搬送物Wを吊り下げた状態のまま、低い床面から高い床面に段差を越えて搬送装置M1を移動させることができる。
なお、張り出し部Tがない場合に張り出し部Tを仮設することで搬送できるようにする点は、前述した場合と同様である。
(使用方法3)
図8は、搬送装置M1の別の使用形態のときの例を示す正面図である。
搬送装置M1には、4つの台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2が設けられているが、各台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2は個別に高さ調整ができるようになっている。従って、図8に示すように、1つの台車ユニット(例えば、20B−1)だけを持ち上げることができる。
このような形態で使用する場合の例を次に説明する。
図9は、第3例として示す段差のある搬送経路に沿って被搬送物を搬送する場合の説明用の平面図で、(a)は段差に差し掛かったときの状態、(b)は段差を越える途中の状態を示す平面図である。
まず、図9(a)に示すように、第1の門型の搬送ユニット1Aと第2の門型の搬送ユニット1Bの交差角度θを例えば90°近くに設定する。そして、第1の門型の搬送ユニット1Aの台車ユニット20A−1、20A−2の車輪部22を段差の前側の低い床面に接地させた状態で搬送装置M1を移動させる。
次に段差の手前で搬送装置M1を停止させ、使用していない方の第2の門型の搬送ユニット1Bの進行方向前方側の台車ユニット20B−1を持ち上げて、台車ユニット20B−1の車輪部22が段差の高い床面に接地できるようにする。また、第2の門型の搬送ユニット1Bの進行方向後方側の台車ユニット20B−2の車輪部22が段差の低い床面に接地できるようにする。
次に、段差の高い床面に第2の門型の搬送ユニット1Bの進行方向前方側の台車ユニット20B−1を乗せる。この段階で、全台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2の車輪部22が高い床面か低い床面に接地する状態になる。
次に、第1の門型の搬送ユニット1Aの台車ユニット20A−1、20A−2を段差の高い床面に接地できる高さまで持ち上げる。このとき、搬送に使用する門型の搬送ユニットが第1の門型の搬送ユニット1Aから第2の門型の搬送ユニット1Bに切り替わり、第2の門型の搬送ユニット1Bの両台車ユニット20B−1、20B−2が接地しているので、被搬送物Wを確実に支持することができる。
そして、図9(b)に示すように、搬送装置M1を前進させ、第2の門型の搬送ユニット1Bの進行方向前方側の台車ユニット20B−1の他に、第1の門型の搬送ユニット1Aの台車ユニット20A−1、20A−2を高い床面に乗せる。第1の門型の搬送ユニット1Aの両方の台車ユニット20A−1、20A−2が高い床面に乗ったら、その状態で支持が安定するので、次に第2の門型の搬送ユニット1Bの進行方向後方側の台車ユニット20B−2を持ち上げる。そして更に前進させることで、第2の門型の搬送ユニット1Bの進行方向後方側の台車ユニット20B−2を高い床面に接地させる。こうすることで、低い床面から高い床面に搬送装置M1を移動させることができ、被搬送物Wを吊り下げたまま段差を越えて搬送することができる。
この場合、必ず対をなす台車ユニット20A−1、20A−2、あるいは、20B−1、20B−2で被搬送物Wを吊り下げ支持することができるので、転倒のおそれがなく、確実に被搬送物Wを搬送することができる。
(第2実施形態に係る搬送装置)
次に、図10に基づいて、第2実施形態について説明する。
図10は、第2実施形態に係る搬送装置の斜視図である。
図10に示すように、本実施形態の搬送装置M2は、図9に示すような形態で、2つの門型の搬送ユニット1A、1Bを固定化したものに相当する。
即ち、この搬送装置M2は、被搬送物Wを支持する搬送物支持部としての平面視正方形状の搬送物支持フレーム(横架材に相当)51と、搬送物支持フレーム51を間に挟んで両側に配置され、搬送物支持フレーム51を支持可能な一対の台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2を有する走行部10A、10Bと、を備えている。
(走行部)
2つの走行部10A、10Bは、互いに直角に交差する関係にある。即ち、一方の走行部10Aを構成する一対の台車ユニット20A−1、20A−2は、平面視正方形状の搬送物支持フレーム51の互いに対向する2つの頂点の位置に配置されている。また、他方の走行部10Bを構成する一対の台車ユニット20B−1、20B−2は、平面視正方形状の搬送物支持フレーム51の互いに対向する残り2つの頂点の位置に配置されている。従って、一対の台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2における一対の支柱部21の上端を結ぶ直線L11、L12は、鉛直方向から見て互いに直角に交差している。
各台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2の構成は、第1実施形態と同様であるので説明を省略するが、各台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2の支柱部21の上端は搬送物支持フレーム51に固定されている。
搬送物支持フレーム51には、バランスよく被搬送物Wを吊り下げることができる位置(例えば、各頂点の位置の近傍)にワイヤSの係止部(図示略)が設けられており、それら係止部と被搬送物WのフックWaとの間にワイヤSを掛けることにより、被搬送物Wを吊り下げ支持することができるようになっている。
なお、搬送物支持フレーム51の上にテーブルフレーム52を設けて剛性を高めてもよい。また、搬送物支持フレーム51の代わりにテーブルフレーム(搬送物支持部に相当)52を設けて、テーブルフレーム52に直接各台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2の支柱部21の上端を接合してもよい。また、搬送物支持フレーム51だけ設け、テーブルフレーム52は設けなくてもよい。いずれにしろ、搬送物支持フレーム51またはテーブルフレーム52の少なくともいずれか一方が、台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2を相互連結して一体化させる横架材の役割をなせばよい。また、テーブルフレーム52を設ける場合、このテーブルフレーム52上に被搬送物Wを載置することも可能である。
この搬送装置M2を、段差のある搬送経路に沿って移動させる場合は、各台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2の高さを、図9を用いて説明した場合と同様に調節して移動させればよい。
(効果)
上述の第1、第2実施形態によれば、台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2の高さを床面の高さに応じて調整することにより、床面の段差を乗り越えながら被搬送物を安定した姿勢で搬送することができる。その際、搬送物支持部11、12、51、52を挟んで両側に位置する一対の台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2を必ず床面に接地させることができるので、転倒のおそれなく安定して搬送することができる。
特に走行部10A、10Bを鉛直方向から見て交差する関係に配置しているので、安定走行が可能である。
また、支柱部21にジャッキ機構23を設けているので、これを操作することにより、簡素な構造で、安価に台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2を製作することができると共に、容易に台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2の高さを調整することができる。
さらに、第1実施形態によれば、2つの走行部10A、10Bは、鉛直方向に沿う軸Lcの回りに相対回転可能に設けられているので、走行部10A、10Bの交差角度θを場面に応じて自由に変えることができる。
また、一対の台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2は、一対の支柱部21の上端に跨がる横架材11p、12pによって一体化され、横架材11p、12pが搬送物支持部として構成され、横架材11p、12pが鉛直方向に沿う軸Lcの回りに相対回転可能に設けられているので、単純な構成でありながら、場面に応じた最適な形態で搬送作業を行うことができる。
さらに、第1の門型の搬送ユニット1Aの内側に第2の門型の搬送ユニット1Bが入るように構成されているので、収納形態をコンパクトにすることができる。
また、第2の実施形態によれば、台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2を、正方形の頂点位置に配置し、搬送物支持フレーム51やテーブルフレーム52に固定しているので、動く部分が少なくなる分だけ取り扱いやすくなる。
ここで、例えば、一対の台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2の間隔を大きく設定することで、段差を乗り越える際に搬送装置M1、M2自体の傾きを小さくするという考え方もある。しかしながら、このような場合、搬送装置M1、M2が大型化してしまい、被搬送物Wの搬入経路の広さによっては、搬送装置M1、M2を用いることができなくなる。
しかしながら、上述の実施形態では、搬送装置M1、M2は、それぞれ2つの走行部10A、10Bを有しているので、一対の台車ユニット20A−1、20A−2、20B−1、20B−2の間隔を大きく設定することなく、段差を乗り越えられるようになる。即ち、搬送装置M1、M2をコンパクトに設計することが可能になる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、走行部10A、10Bは2つだけ設けられていたが、走行部を2つ以上設けてもよい。
また、上述の第1実施形態では、各支柱部21を、下部支柱21aと上部支柱21bとにより構成し、支柱部21の長さ(高さ)を個別に調節できるように構成する一方、横架材11p、12pは、長さ方向に調整不可な一体ものとして構成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、横架材11p、12pも長さ方向に調整できるように構成してもよい。
このように構成することで、搬送装置M1をより安定した状態で走行させることができる。また、被搬送物Wの水平方向の大きさによって横架材11p、12pの長さを調整することが可能になり、搬送装置M1を用いて、さまざまな被搬送物Wを搬送することが可能になる。
W…被搬送物10A,10B…走行部11,12…搬送物支持部、15…係止金具、20,20A−1,20A−2,20B−1,20B−2…台車ユニット21…支柱部22…車輪部L11,L12…支柱部の上端を結ぶ直線Lc…鉛直方向に沿う軸11p,12p…横架材(搬送物支持部)23…ジャッキ機構、S…ワイヤ

Claims (4)

  1. 被搬送物を支持する複数の搬送物支持部と、
    前記搬送物支持部の夫々に、前記搬送物支持部を間に挟んで両側に配置され、前記搬送物支持部を支持して走行可能な一対の台車ユニットと、を備え、
    前記台車ユニットは、
    車輪部と、
    前記車輪部から鉛直上方に延び、鉛直方向に伸縮可能に設けられた支柱部と、を有し、
    前記一対の台車ユニットは、一対の前記支柱部の上端に跨がる横架材によって一体化されており、
    複数の前記横架材が、それぞれ前記搬送物支持部として構成され、鉛直方向から見て互いに交差するように配置されており、
    前記横架材に、前記被搬送物を吊り下げ支持するためのワイヤを係止する係止金具が設けられている搬送装置。
  2. 複数の前記横架材は、鉛直方向に沿う軸の回りに相対回転可能に設けられている請求項に記載の搬送装置。
  3. 複数の前記横架材は、鉛直方向下方に配置されているものほど、水平方向の長さが短くなるように形成されており、
    且つ、前記支柱部は、鉛直方向の下方の前記横架材に連結されているものほど、長さが短くなるように形成されている請求項1または請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記支柱部に、当該支柱部の長さを調整するジャッキ機構が設けられている請求項1〜請求項の何れか1項に記載の搬送装置。
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