JP2012028628A - 搬送台車用のコンベヤ水平維持機構及び姿勢制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送台車用の床面の施工時における厳密なレベル調整が不要となり、調整による補修作業が省略でき、コストの低減を図ることができる。
【解決手段】コンベヤ水平維持機構は、搬送物Pを載せて搬送する搬送台車1上に搭載した台車側コンベヤ20と、設定された搬送台車1の停止位置で台車側コンベヤ20と移載方向Yが一致する固定コンベヤ30との間で搬送物Pを移載する際に用いられ、台車側コンベヤ20の傾き及び高さからなる姿勢を検出する測定装置と、台車側コンベヤ20の下面四隅に設けた昇降装置12と、測定装置での検出値を固定コンベヤ30の傾き及び高さからなる姿勢に基づく基準値に一致させるようにして昇降装置12を制御する姿勢制御装置とを備えた構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】コンベヤ水平維持機構は、搬送物Pを載せて搬送する搬送台車1上に搭載した台車側コンベヤ20と、設定された搬送台車1の停止位置で台車側コンベヤ20と移載方向Yが一致する固定コンベヤ30との間で搬送物Pを移載する際に用いられ、台車側コンベヤ20の傾き及び高さからなる姿勢を検出する測定装置と、台車側コンベヤ20の下面四隅に設けた昇降装置12と、測定装置での検出値を固定コンベヤ30の傾き及び高さからなる姿勢に基づく基準値に一致させるようにして昇降装置12を制御する姿勢制御装置とを備えた構成とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、搬送台車用のコンベヤ水平維持機構及び姿勢制御方法に関する。
従来、例えば半導体基板や液晶基板等の工場における製造ラインにおいて、その半導体基板や液晶基板等をカセット等の単位で搬送する無人搬送台車とステーションとの間の移載を双方に設けたコンベヤで行うことが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この場合、無人搬送台車上のコンベヤとステーション側のコンベヤとは同じ高さとなるように予め設定されており、無人搬送台車がステーション前の所定位置に停止した状態で搬送物をコンベヤ間で受け渡しできるようになっている。
この場合、無人搬送台車上のコンベヤとステーション側のコンベヤとは同じ高さとなるように予め設定されており、無人搬送台車がステーション前の所定位置に停止した状態で搬送物をコンベヤ間で受け渡しできるようになっている。
しかしながら、従来のコンベヤを搭載した搬送台車では以下のような問題があった。
すなわち、ステーション側のコンベヤは、ステーション周囲の装置類が水平に設置されることから、通常、床の凹凸に関係なく水平に設置されているのが一般的である。
一方、無人搬送台車は、搬送床面に凹凸があると、この凹凸によって傾くため、無人搬送台車上のコンベヤからステーション側のコンベヤとの間に段差が生じ、これによりコンベヤ間での搬送物の乗り継ぎがスムーズにできない場合があった。とくに、液晶基板が数十枚入ったカセットなどの大型且つ重量の大きい搬送物の場合、床の凹凸による台車の傾きが大きいと、段差が大きくなるうえ、搬送物に生じる振動を許容できない場合には、搬送物やコンベヤが破損したり、さらに段差がさらに大きくなるとコンベヤ間の乗り継ぎ自体ができなくなるという問題があった。
すなわち、ステーション側のコンベヤは、ステーション周囲の装置類が水平に設置されることから、通常、床の凹凸に関係なく水平に設置されているのが一般的である。
一方、無人搬送台車は、搬送床面に凹凸があると、この凹凸によって傾くため、無人搬送台車上のコンベヤからステーション側のコンベヤとの間に段差が生じ、これによりコンベヤ間での搬送物の乗り継ぎがスムーズにできない場合があった。とくに、液晶基板が数十枚入ったカセットなどの大型且つ重量の大きい搬送物の場合、床の凹凸による台車の傾きが大きいと、段差が大きくなるうえ、搬送物に生じる振動を許容できない場合には、搬送物やコンベヤが破損したり、さらに段差がさらに大きくなるとコンベヤ間の乗り継ぎ自体ができなくなるという問題があった。
そのため、搬送床面の床コンクリートの打設時にステーション前における無人搬送台車が停車する範囲のレベル管理を厳密に行い、コンクリート打設後に床レベルを測定して凹凸の補修が行われている。
ところが、従来の無人搬送台車の搬送床面を塗り床仕上げする場合は、塗り床施工時に厳密なレベル管理を行い、塗り床施工後に凹凸を補修しており、さらに補修しきれない場合にあっては、床面に金属板やナイロン板をアンカーで固定して凹凸を補修することになり、施工に時間と手間がかかるうえ、これらの作業にかかるコストが増大する問題があった。
ところが、従来の無人搬送台車の搬送床面を塗り床仕上げする場合は、塗り床施工時に厳密なレベル管理を行い、塗り床施工後に凹凸を補修しており、さらに補修しきれない場合にあっては、床面に金属板やナイロン板をアンカーで固定して凹凸を補修することになり、施工に時間と手間がかかるうえ、これらの作業にかかるコストが増大する問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、搬送台車用の床面の施工時における厳密なレベル調整が不要となり、調整による補修作業が省略でき、コストの低減を図ることができる搬送台車用のコンベヤ水平維持機構及び姿勢制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る搬送台車用のコンベヤ水平維持機構では、搬送物を載せて搬送する搬送台車上に搭載した台車側コンベヤと、設定された搬送台車の停止位置で台車側コンベヤと移載方向が一致する固定コンベヤとの間で搬送物を移載する際に用いられる搬送台車用のコンベヤ水平維持機構であって、台車側コンベヤの傾き及び高さからなる姿勢を検出する測定手段と、台車側コンベヤの下面四隅に設けた昇降装置と、測定手段での検出値を固定コンベヤの傾き及び高さからなる姿勢に基づく基準値に一致させるようにして昇降装置を制御する姿勢制御手段とを備えたことを特徴としている。
また、本発明に係る姿勢制御方法では、搬送物を載せて搬送する搬送台車上に搭載した台車側コンベヤと、設定された搬送台車の停止位置で台車側コンベヤと移載方向が一致する固定コンベヤとの間で搬送物を移載する際の姿勢制御方法であって、搬送台車を停止位置で停止させた状態で、台車側コンベヤの傾き及び高さからなる姿勢を検出する工程と、台車側コンベヤの下面四隅に設けた昇降装置によって、測定手段での検出値を固定コンベヤの傾き及び高さからなる姿勢に基づく基準値に一致させるようにして制御する工程と、搬送物を台車側コンベヤと固定コンベヤとの間で受渡しする工程とを有することを特徴としている。
本発明では、搬送台車上に搭載した台車側コンベヤを設定された固定コンベヤ前の停止位置に停止させた状態で、その台車側コンベヤの傾きと高さからなる姿勢を測定手段により検出し、その検出値を、予め設定されている固定コンベヤの傾き及び高さからなる姿勢に基づく基準値に一致するように昇降装置を制御して台車側コンベヤの姿勢を制御することができる。このとき、昇降装置が台車側コンベヤの下面四隅に設けられているので、個々の昇降装置を適宜上昇又は下降させることにより、台車側コンベヤの中心を支点としてその姿勢を自在に調整することができる。これにより台車側コンベヤと固定コンベヤとの間に段差が生じなくなり、双方のコンベヤ間で搬送物をスムーズに移載させることができる。
なお、固定コンベヤが水平に設けられていれば、前記基準値は水平であり、台車側コンベヤが水平となるように制御される。
なお、固定コンベヤが水平に設けられていれば、前記基準値は水平であり、台車側コンベヤが水平となるように制御される。
このように、台車側コンベヤの姿勢を自在に調整できるので、この台車側コンベヤと受渡しする別の固定コンベヤの姿勢に合わせることが可能となるため、搬送台車の走行面となる床面の凹凸を調整するために行われる床コンクリートや塗り床仕上げにかかる管理や補修作業をなくすことができる。
さらに、任意のときにいつでも台車側コンベヤの姿勢を調整することが可能であるので、搬送物の種類、重量、大きさ、形状等の状態に応じてその姿勢を変更することができ、コンベヤ間での厳密な乗り継ぎを行うことができる。
また、床面の補修作業により生じる発塵が無くなるので、搬送台車を走行させる環境が床補修工事が困難なクリーンルームの場合にも採用することが可能である。
さらに、任意のときにいつでも台車側コンベヤの姿勢を調整することが可能であるので、搬送物の種類、重量、大きさ、形状等の状態に応じてその姿勢を変更することができ、コンベヤ間での厳密な乗り継ぎを行うことができる。
また、床面の補修作業により生じる発塵が無くなるので、搬送台車を走行させる環境が床補修工事が困難なクリーンルームの場合にも採用することが可能である。
また、本発明に係る搬送台車用のコンベヤ水平維持機構では、基準値は、測定手段によって検出されてもよい。
本発明では、測定手段によって台車側コンベヤと固定コンベヤのそれぞれの姿勢を効率良く測定し検出することができるので、姿勢制御手段による制御方法が容易になる利点がある。
本発明では、測定手段によって台車側コンベヤと固定コンベヤのそれぞれの姿勢を効率良く測定し検出することができるので、姿勢制御手段による制御方法が容易になる利点がある。
本発明の搬送台車用のコンベヤ水平維持機構及び姿勢制御方法によれば、搬送台車上に搭載される台車側コンベヤの姿勢を制御して別の固定コンベヤの姿勢に一致させることができるので、搬送台車の走行面となる床面の施工時における厳密なレベル調整が不要となり、床コンクリートや床仕上げの特別な管理や補修作業が省略でき、コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態による搬送台車用のコンベヤ水平維持機構及び姿勢制御方法について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、コンベヤ水平維持機構は、搬送物Pを載せて搬送する搬送台車1上に搬送物Pを移載するための台車側コンベヤ20を適用対象としている。そして、設定された搬送台車1の停止位置には、台車側コンベヤ20と移載方向Yが一致する固定コンベヤ30が設けられ、これら台車側コンベヤ20と固定コンベヤ30どうしの間で搬送物Pを移載するものである。搬送台車1の走行、および両コンベヤ20、30どうしの移載は、無人且つ自動により行われている。
ここで、固定コンベヤ30の設置される位置を、必要に応じて「ステーションS」という。
ここで、固定コンベヤ30の設置される位置を、必要に応じて「ステーションS」という。
なお、搬送台車1で搬送するとともに、台車側コンベヤ20と固定コンベヤ30との間で乗り継ぎさせて受け渡す搬送物Pとしては、とくに制限されるものではないが、本実施の形態では大型の液晶基板が複数枚積層された状態で収納される液晶基板用カセットを対象とする。
搬送台車1は、蓄電池(図示省略)と車輪を備えた箱形状をなし、床面3(搬送床面3a)上を走行し、当該ステーションSにおいて停止・発進するように自動制御されている。搬送台車1の上面1aは、全体にわたって凹凸の無い水平面をなしている。
図1乃至図3に示すように、搬送台車1上に設けられる台車側コンベヤ20は、後述する昇降装置12を介して搬送台車1上に載置されており、搬送物Pの移載側を上にし、走行方向Xとなる左右両側に第1コンベヤ21と第2コンベヤ22とが一定の間隔を開けて箱型フレーム24に組み込まれた状態で設けられている。
各コンベヤ21、22には、それぞれ複数の移載ローラー23、23、…が移載方向Yとなる一方向に所定間隔をもって配列されており、それら移載ローラー23、23、…は移載方向Yに搬送物Pである液晶基板用カセットを固定コンベヤ30との間で移載できるように回転可能に配列されている。つまり、各移載ローラー23は、走行方向Xに平行な回転軸23aを有し、この回転軸23aを中心に回転可能となっている。
図2乃至図4に示すように、コンベヤ水平維持機構10は、台車側コンベヤ20の傾き及び高さからなる姿勢を検出する測定装置11(測定手段)と、台車側コンベヤ20の箱型フレーム24の下面24a(図3)の下面四隅のそれぞれに設けた昇降装置12(12A〜12D)と、測定装置11での検出値D1を予め設定されている固定コンベヤ30の傾き及び高さからなる姿勢に基づく基準値D0に一致させるようにして昇降装置12A〜12Dを制御する姿勢制御装置13(姿勢制御手段)とを備えて概略構成されている。
各昇降装置12A〜12Dは、それぞれ電動式のアクチュエータ等が用いられ、上下動する伸縮端12aが箱型フレーム24の下面24aに固定され、基端12bが搬送台車1の上面1aに適宜な固定手段により固定されている。
また、昇降装置12A〜12Dは、それぞれ姿勢制御装置13による指令に基づいて所定の高さとなるように単独で上昇又は下降する構成となっている。つまり、台車側コンベヤ20の平面視で中心O(図2)を支点として台車側コンベヤ20の傾きや高さを自在に調整することができる。
また、昇降装置12A〜12Dは、それぞれ姿勢制御装置13による指令に基づいて所定の高さとなるように単独で上昇又は下降する構成となっている。つまり、台車側コンベヤ20の平面視で中心O(図2)を支点として台車側コンベヤ20の傾きや高さを自在に調整することができる。
測定装置11は、搬送台車1に搭載した台車側コンベヤ20の傾き等を測定するものであり、例えばレベルセンサー等を採用することができる。
姿勢制御装置13は、測定装置11で測定した検出値を入力するとともに、固定コンベヤ30の姿勢の基準値を入力し、台車側コンベヤ20とステーションS側の固定コンベヤ30とのレベル差を検出し、昇降装置12A〜12Dを制御する構成となっている。
姿勢制御装置13は、測定装置11で測定した検出値を入力するとともに、固定コンベヤ30の姿勢の基準値を入力し、台車側コンベヤ20とステーションS側の固定コンベヤ30とのレベル差を検出し、昇降装置12A〜12Dを制御する構成となっている。
図1乃至図3に示すように、ステーションSにおいて床3に固定される固定コンベヤ30は、走行方向Xとなる左右両側に第1コンベヤ31と第2コンベヤ32とが一定の間隔を開けてフレーム34に組み込まれている。
各コンベヤ31、32には、それぞれ複数の移載ローラー33、33、…が移載方向Yとなる一方向に所定間隔をもって配列されており、それら移載ローラー33、33、…は移載方向Yに搬送物Pを搬送台車1上の台車側コンベヤ20との間で移載できるように回転可能に配列されている。つまり、第1コンベヤ31と第2コンベヤ32とは、それぞれ台車側コンベヤ20の第1コンベヤ21と第2コンベヤ22と同軸線上となるように配置されている。
次に、上述したコンベヤ水平維持機構10の作用と、これを用いた姿勢制御方法について、図面に基づいて説明する。
ここでは、図5(a)、(b)に示すように、固定コンベヤ30が設置されるステーションSの床面3bは水平であり、搬送台車1の搬送床面3aは傾斜した状態となっている。
ここでは、図5(a)、(b)に示すように、固定コンベヤ30が設置されるステーションSの床面3bは水平であり、搬送台車1の搬送床面3aは傾斜した状態となっている。
図4および図5(a)に示すように、搬送台車1上に搭載した台車側コンベヤ20をステーションSに設置された固定コンベヤ30前の停止位置に停止させた状態で、その台車側コンベヤ20の傾きと高さからなる姿勢を測定装置11により検出する。
そして、その検出値D1を、予め設定されている固定コンベヤ30の傾き及び高さからなる姿勢に基づく基準値D0に一致するようにして、姿勢制御装置13によって昇降装置12A〜12D(図2参照)を制御して台車側コンベヤ20の姿勢を制御する(図5(b)参照)。
このとき、図2に示すように、昇降装置12が台車側コンベヤ20の下面四隅に設けられているので、個々の昇降装置12を適宜上昇又は下降させることにより、台車側コンベヤ20の中心Oを支点としてその姿勢を自在に調整することができる。
そして、その検出値D1を、予め設定されている固定コンベヤ30の傾き及び高さからなる姿勢に基づく基準値D0に一致するようにして、姿勢制御装置13によって昇降装置12A〜12D(図2参照)を制御して台車側コンベヤ20の姿勢を制御する(図5(b)参照)。
このとき、図2に示すように、昇降装置12が台車側コンベヤ20の下面四隅に設けられているので、個々の昇降装置12を適宜上昇又は下降させることにより、台車側コンベヤ20の中心Oを支点としてその姿勢を自在に調整することができる。
これにより、台車側コンベヤ20の第1コンベヤ21、第2コンベヤ22、およびこれらに対応する固定コンベヤ30の第1コンベヤ31、第2コンベヤ32が移載方向Yに一致するとともに、段差がなくなるので、双方のコンベヤ20、30間で搬送物Pをスムーズに移載させることができる。
なお、固定コンベヤ30が水平に設けられていれば、前記基準値D0は水平であり、台車側コンベヤ20が水平となるように制御すればよい。
なお、固定コンベヤ30が水平に設けられていれば、前記基準値D0は水平であり、台車側コンベヤ20が水平となるように制御すればよい。
このように、台車側コンベヤ20の姿勢を自在に調整できるので、この台車側コンベヤ20と受渡しする別の固定コンベヤ30の姿勢に合わせることが可能となるため、搬送台車1の走行面となる搬送床面3aの凹凸を調整するために行われる床コンクリートや塗り床仕上げにかかる管理や補修作業をなくすことができる。
さらに、任意のときにいつでも台車側コンベヤ20の姿勢を調整することが可能であるので、搬送物Pの種類、重量、大きさ、形状等の状態に応じてその姿勢を変更することができ、コンベヤ20、30間での厳密な乗り継ぎを行うことができる。
また、床面3の補修作業により生じる発塵が無くなるので、搬送台車1を走行させる環境が床補修工事が困難なクリーンルームの場合にも採用することが可能である。
また、床面3の補修作業により生じる発塵が無くなるので、搬送台車1を走行させる環境が床補修工事が困難なクリーンルームの場合にも採用することが可能である。
上述のように本実施の形態による搬送台車用のコンベヤ水平維持機構及び姿勢制御方法では、搬送台車1上に搭載される台車側コンベヤ20の姿勢を制御して別の固定コンベヤ30の姿勢に一致させることができるので、搬送台車1の走行面となる床面3の施工時における厳密なレベル調整が不要となり、床コンクリートや床仕上げの特別な管理や補修作業が省略でき、コストの低減を図ることができる。
以上、本発明による搬送台車用のコンベヤ水平維持機構及び姿勢制御方法の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、台車側コンベヤ20、および搬送物Pの受け渡し対象である固定コンベヤ30の構成については、本実施の形態の構成に限定されることはなく、他の構造のコンベヤを採用することも可能である。
例えば、台車側コンベヤ20、および搬送物Pの受け渡し対象である固定コンベヤ30の構成については、本実施の形態の構成に限定されることはなく、他の構造のコンベヤを採用することも可能である。
また、本実施の形態では台車側コンベヤ20の姿勢を測定装置11(測定手段)で検出しているが、固定コンベヤ30の姿勢の基準値D0を測定装置11で検出するようにしてもかまわない。この場合、測定装置11によって台車側コンベヤ20と固定コンベヤ30のそれぞれの姿勢を効率良く測定し検出することができるので、姿勢制御手段13による制御方法が容易になる利点がある。
さらに、本実施の形態では昇降装置12として電動式のアクチュエータを採用しているが、これに限定されず、他の構造のものであっても良い。
さらにまた、本実施の形態では無人の搬送台車1を適用対象としているが、運転者が乗る搬送台車であってもかまわない。
さらにまた、本実施の形態では無人の搬送台車1を適用対象としているが、運転者が乗る搬送台車であってもかまわない。
1 搬送台車
3 床
3a 搬送床面
10 コンベヤ水平維持機構
11 測定装置(測定手段)
12、12A〜12D 昇降装置
13 姿勢制御装置(姿勢制御手段)
20 台車側コンベヤ
21 第1コンベヤ
22 第2コンベヤ
23 移載ローラー
30 固定コンベヤ
31 第1コンベヤ
32 第2コンベヤ
33 移載ローラー
D1 検出値
D0 基準値
O コンベヤ中心
P 搬送物
S ステーション
X 走行方向
Y 移載方向
3 床
3a 搬送床面
10 コンベヤ水平維持機構
11 測定装置(測定手段)
12、12A〜12D 昇降装置
13 姿勢制御装置(姿勢制御手段)
20 台車側コンベヤ
21 第1コンベヤ
22 第2コンベヤ
23 移載ローラー
30 固定コンベヤ
31 第1コンベヤ
32 第2コンベヤ
33 移載ローラー
D1 検出値
D0 基準値
O コンベヤ中心
P 搬送物
S ステーション
X 走行方向
Y 移載方向
Claims (3)
- 搬送物を載せて搬送する搬送台車上に搭載した台車側コンベヤと、設定された前記搬送台車の停止位置で前記台車側コンベヤと移載方向が一致する固定コンベヤとの間で前記搬送物を移載する際に用いられる搬送台車用のコンベヤ水平維持機構であって、
前記台車側コンベヤの傾き及び高さからなる姿勢を検出する測定手段と、
前記台車側コンベヤの下面四隅に設けた昇降装置と、
前記測定手段での検出値を前記固定コンベヤの傾き及び高さからなる姿勢に基づく基準値に一致させるようにして前記昇降装置を制御する姿勢制御手段と、
を備えたことを特徴とする搬送台車用のコンベヤ水平維持機構。 - 前記基準値は、前記測定手段によって検出されることを特徴とする請求項1に記載の搬送台車用のコンベヤ水平維持機構。
- 搬送物を載せて搬送する搬送台車上に搭載した台車側コンベヤと、設定された前記搬送台車の停止位置で前記台車側コンベヤと移載方向が一致する固定コンベヤとの間で前記搬送物を移載する際の姿勢制御方法であって、
前記搬送台車を前記停止位置で停止させた状態で、前記台車側コンベヤの傾き及び高さからなる姿勢を検出する工程と、
前記台車側コンベヤの下面四隅に設けた昇降装置によって、前記測定手段での検出値を前記固定コンベヤの傾き及び高さからなる姿勢に基づく基準値に一致させるようにして制御する工程と、
前記搬送物を前記台車側コンベヤと前記固定コンベヤとの間で受渡しする工程と、
を有することを特徴とする姿勢制御方法。
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