JP6877674B2 - Alcロボット - Google Patents

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Description

この発明は、ALC板等の板材の運搬建て込みを行うために使用する運搬建て込み装置に関するものである。
建築現場で壁等に使用するALC板等の板材を所定位置に運搬して建て込むには、従来は、ALC板等の板材を設置場所まで運搬する方法として、一般的にはALC板専用の台車(ALC用2輪運搬車等)に作業員がALC板を持ち上げて載せ、作業員が設置場所まで運搬していた。
設置場所まで運搬したALC板は、ALC板の一端にALC板用の布製バンドを巻き付け、鉄骨や足場等に取り付けた小型吊下げ式巻上機(ベビーホイスト等)を使ってALC板に巻き付けた1本の布製バンドで吊り上げ、ALC板の下端を作業員が所定の位置に移動させて建て込んでいた。
一般的な、構造計算用パネル重量650kg/1立法メートルの、厚さ100mm、巾600mm、長さ3mのALC板は重さが約117kgもあり、作業員2名でALC板を台車に載せるための負担が重く、さらに建て込みの際にALC板が布製バンドから滑り落ちる危険もあり安全性が十分確保されているとはいえない状態にあった。
また、ALC板を建て込む作業を全て人力で行う方法では、多大な手間を必要とし、複数の作業員を必要とするため効率が悪いといった問題点があった。
本発明は、前記のような問題点を解消するものとして、ALC板等の板材の建て込みを、少人数で簡単に安全に行えるALCロボットを提供するものである。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、運搬建て起こし台車と、運搬建て起こし台車に取り付けた支持フレームと、支持フレームの上部の天板の支軸に取り付けた回転自在テーブルと、回転自在テーブルに取り付けた第2のウインチとアーム用支持フレームとプーリー用支持フレームと、アーム用支持フレームの上部に取り付けた固定アームと、前記固定アームの中に伸縮自在に挿入され先端部に第2のW式プーリーを取り付けた伸縮自在アームで構成した上部伸縮式アームと、さらに、アーム用支持フレームに取り付けた上下移動自在なALC板材上下移動アームと、ALC板材上下移動式アームの先端に取り付けALC板材を建て起こすALC板材吊支装置とで構成し、支持フレームに取り付けた第1のウインチのワイヤーを、プーリー用支持フレームの上端に取り付けた第1のWプーリーと、上部伸縮式アームの先端に取り付けた第2のW式プーリーを経由させてALC板材吊支装置のUボルトに取り付けた第2の滑車を経由させ、再び、前記第2のW式プーリーを経由させてプーリー用支持フレームに取り付けたシャックルに取り付けると共に、第2のウインチのワイヤーを、アーム用支持フレームに取り付けた第1の滑車を経由してALC板材吊支装置の伸縮自在吊り金具に取り付けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、運搬建て起こし台車と、運搬建て起こし台車に取り付けた支持フレームと、支持フレームの上部の天板の支軸に取り付けた回転自在テーブルと、回転自在テーブルに取り付けた第2のウインチとアーム用支持フレームとプーリー用支持フレームと、アーム用支持フレームの上部に取り付けた固定アームと、前記固定アームの中に伸縮自在に挿入され先端部に第2のW式プーリーを取り付けた伸縮自在アームで構成した上部伸縮式アームと、さらに、アーム用支持フレームに取り付けた上下移動自在なALC板材上下移動アームと、ALC板材上下移動式アームの先端に取り付けALC板材を建て起こすALC板材吊支装置とで構成し、支持フレームに取り付けた第1のウインチのワイヤーを、プーリー用支持フレームの上端に取り付けた第1のWプーリーと、上部伸縮式アームの先端に取り付けた第2のW式プーリーを経由させてALC板材吊支装置のUボ ルトに取り付けた第2の滑車を経由させ、再び、前記第2のW式プーリーを経由させてプーリー用支持フレームに取り付けたシャックルに取り付けると共に、第2のウインチのワイヤーを、アーム用支持フレームに取り付けた第1の滑車を経由してALC板材吊支装置の伸縮自在吊り金具に取り付けたことにより、複数枚のALC板材等を同時に設置場所まで運び、ALC板材等を一枚づつ容易に建て起こし、ALC板材等を取り付ける場所まで容易に移動することが可能となった。
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図14には、この発明の実施の形態1を示す。
図1は、本発明のALCロボット1を示す正面図で、本発明の装置は、ALC板10を載置するための運搬建て起こし台車15と、運搬建て起こし台車15に取り付けた支持フレーム13と、その支持フレーム13に回転自在に取り付けられALC板10を建て起こすための建て起こしフレーム39で構成される。
前記運搬建て起こし台車15は、2本のチャンネル鋼(厚さ5mm×75mm×40mm×長さ960mmのコの字形鋼材)を背中合せに28cm並行に配置し背中部分を平板鋼材で接続したベースフレーム19と、そのベースフレーム19の上部に取り付けた台車フレーム14(巾60cm、長さ140cm、厚さ45mm)と、台車フレーム14の前部に取り付けた左右方向に回動可能な2個の前輪22と、後部に取り付けた2個の後輪16で構成される。
前輪22には、運搬建て起こし台車15を方向転換するため、2個の前輪22のフレームを平板鋼板で回動自在に同期させて2個の前輪22が同一方向を向くように構成すると共に、一方の前輪フレーム21に取り付けた歯車(図示せず)と、操作フレーム26に取り付けた軸27に取り付けた歯車(図示せず)に前輪方向転換チェーン20を取り付け、軸27に取り付けた前輪操作レバー29を操作することにより2個の前輪22が左右方向に向きを変えることが出来るように構成される。
後輪16には、図2で示すように左右2輪を車輪軸64でつなぎ、車輪軸64に歯車(図示せず)を取り付け、ベースフレーム19に取り付けた電動機18の歯車(図示せず)と車輪軸64に取り付けた歯車にチェーン17を取り付け電動機18を正逆方向に駆動させることにより運搬建て起こし台車15を前後方向に移動させることが出来るように構成される。
さらに、ベースフレーム19の上部には、4本の等辺山形鋼(厚さ6mm、75mm×75mm)で、上部に厚さ19mmの平板鋼板の天板11を取り付けた支持フレーム13(高さ80cm)を取り付け、支持フレーム13の上部の天板11には、天板11の上部に取り付ける回転自在テーブル9を支えるため回転自在に形成した支軸32を取り付けると共に、支持フレーム13の底上面には第1のウインチ31が取り付けられる。
さらに、支持フレーム13の上部には、厚さ19mmの平板鋼板で中央部に支軸32を支えるための穴(図示せず)を開けた回転自在テーブル9と、その回転自在テーブル9の上部には2本の厚さ6mm、75mm×75mmの等辺山形鋼で形成したアーム用支持フレーム4、36と、さらに2本の厚さ4mm、50mm×50mmの等辺山形鋼で形成したプーリー用支持フレーム3、38と2本の厚さ5mm、30mm×30mmの等辺山形鋼を、への字形に固定したプーリー用支持フレーム40、41を、支持フレーム13に取り付けた支軸32に回転自在に取り付けると共に、回転自在テーブル9の上部に第2のウインチ33を取り付け、アーム用支持フレーム36の上部に第1の滑車37を取り付ける。さらに、2本のプーリー用支持フレーム3、38に挿まれた上部に第1のWプーリー2を取り付けると共に、下部にシャックル8を取り付け、2本のアーム用支持フレーム4、36の内側の上部と下部に図11で示すように厚さ6mm、75mm×75mmの等辺山形鋼をしたL形固定板125、126、127、128を取り付け、そのL形固定板125、127と、126、128にそれぞれ太さ32mmのシャフト6、35を取り付け、シャフト6、35にはリニアボール軸受7、34を取り付ける。
さらに、図2で示すように、建て起こしフレーム39のアーム用支持フレーム4、36の上部側面には、チャンネル鋼(厚さ5mm、縦75mm×横40mm×長さ96cmのコの字形鋼材)で成形した支持鋼材49を取り付け、その支持鋼材49に厚さ1.6mmの平板鋼板を筒形の四角形状(横95mm×縦65mm)に折り曲げた長さ54cmの固定アーム52を取り付け、固定アーム52の内部には伸び縮み自在に厚さ1.6mmの平板鋼板を筒形の四角形状(横90mm×縦60mm)に折り曲げた長さ89cmの伸縮自在アーム53を挿入し、伸縮自在アーム53の先端には第2のWプーリー53を取り付け、さらに固定アーム52と伸縮自在アーム54に油圧シリンダー55を取り付けることにより、油圧操作ハンドル5を操作して油を油圧ホース67で油圧シリンダー55に供給することにより伸縮自在アーム54が固定アーム52に対して油圧シリンダー55により伸び縮み自在に移動させることが出来るようになった。
さらに、図1で説明した2個のリニアボール軸受7、34の間に厚さ1.6mmの平板鋼板を筒形の四角形状(横80mm×縦50mm)に折り曲げた長さ64cmの回転式吊支アーム56をシャフト6、35に対して回転自在に取り付け、回転式吊支アーム56の内部には伸び縮み自在に厚さ1.6mmの平板鋼板を筒形の四角形状(横75mm×縦45mm)に折り曲げた長さ88cmの伸縮式吊支アーム59を挿入し、回転式吊支アーム56の先端部には、図11で示すように長方形をした2枚の鋼板133に取り付けた軸132に回動自在に取り付けられた逆への字形状をした固定解除レバー57が取り付けられると共に、伸縮式吊支アーム59の先端部にも長方形をした2枚の鋼板131に軸119が取り付けられる。さらに固定解除レバー57には、図12で示すように先端部に半月形状をした嵌込半月穴134が形成され、図11で示すように回転式吊支アーム56の先端に取り付けた固定解除レバー57の嵌込半月穴134(図12で示す)を伸縮式吊支アーム59の軸119に引っ掛けることにより伸縮式吊支アーム59は回転式吊支アーム56に固定される。
このように構成した回転式吊支アーム56に取り付けた固定解除レバー57を軸132を支点として回動させ、図12で示すように固定解除レバー57の嵌込半月穴134と伸縮式吊支アーム59の軸119との結合を解除することにより、伸縮式吊支アーム59は回転式吊支アーム56に対して伸び縮み自在に移動させることが出来るようになった。
このように構成したALC板材上下移動アーム58は、図8、図8aで示すように、回転式吊支アーム56のリニアボール軸受7、34側の端部に2枚の平板状の鋼板94を取り付け、その2枚の鋼板94は、ボルト89を取り付けるためのタップ穴(図示せず)を開け、ボルト92の直径より内径が少し大きく点線で示す丸パイプ93の穴にボルト92を挿入した状態で連結され、さらにプーリー用支持フレーム3と回転自在テーブル9に各々2枚の平板鋼板で歯車90、91を回転自在に取り付け、歯車90と歯車91をチェーン66で連結し、さらに回転自在テーブル9の歯車91にハンドル70を取り付け、チェーン66の隣り合うローラー(図示せず)同士の間にボルト89を挿入し、そのボルト89を丸パイプ93に開けた、前記タップ穴に取り付け固定することにより、ハンドル65を回してチェーン66を上下移動させることにより、チェーン66に取り付けたボルト89も上下に移動するためALC板材上下移動アーム58もボルト89と同様に上下移動することが出来るようになった。
図3は、図1で説明したALCロボット1を反対側から見た状態を示す。図3は図2で説明した上部伸縮式アーム50とALC板材上下移動アーム58との位置関係が明確に理解してもらうために図示した。なお、ALCロボット1の構造を明確に示すため、ALC板10は点線で表示した。
図4、図5は、図2で説明した第1の支持フレーム63に階段用フレーム75、84を取り付けると共に、階段用フレーム75、84にそれぞれ太さ25mmのシャフト83、87を取り付け、そのシャフト83、87に各々リニアボール軸受82、86を取り付け、リニアボール軸受82、86にキャスター付折畳み式階段79の上部左右を取り付け、さらにアーム用支持フレーム4にシャフト78を取り付け、そのシャフト78に2個のリニアボール軸受81、85を取り付け、そのリニアボール軸受81、85に作業台の部分を網目状のプレートで形成した回転収納式作業台77を取り付けた状態を示す。
図6、図7は、図4、図5で説明したシャフト83、87に取り付けたリニヤボール軸受82、86を下方向に押し下げることによりキャスター付折畳み式階段79がキャスター80により前方に引き出され作業員88が昇り降りするための階段が出来上がると共に、シャフト78に取り付けた回転収納式作業台77を90度回転させて固定させ、その回転収納式作業台77に作業員88が乗った状態を示す。このようにALCロボット1にキャスター付折畳み式階段79と回転収納式作業台77を取り付けることにより、ALC板10の上部を天井部分のフレームに固定する際、作業員が回転収納式作業台77の上に乗って作業をすることにより脚立等を持ち運びする必要が無くなり、現場での作業効率を格段に改善することが可能となった。
図9、図10はALC板材吊支装置62を示す。ALC板材吊支装置62の厚さ1.6mmの縦40cm×横45cmの箱型の鋼鉄製のフレーム96には、フレーム96の片方に厚さ1.6mmの平板鋼板を蒲鉾形をした固定カバー97が取り付けられ、その固定カバー97には一方がALC板10を掴むためL字形をして他方が二股形状に割れて軸棒99を挿入するための穴(図示せず)を開けた伸縮自在爪95を前後移動自在に挿入し、前記穴に軸棒99を挿入して固定すると共に、他方には、厚さ1.6mmの平板鋼板で蒲鉾形をした固定カバー98が取り付けられ、その固定カバー98には一方がALC板10を掴むためL字形をして他方が2枚の平板で軸棒100を挿入するための穴(図示せず)を開けた伸縮自在爪105を前後移動自在に挿入し、前記平板の穴(図示せず)に、図10aで示すように逆への字形をして半円形状の嵌込半月穴110を開けた固定解除レバー102に軸棒100を挿入して、軸棒100に対して固定解除レバー102が回転自在になるように取り付けたALC板材固定部106がフレーム96の左右に2組取り付けられる。
さらに、フレーム96に取り付けたALC板材固定部106の左右の伸縮自在爪95、105をALC板10の側面に押し付け、固定解除レバー102を回転させて固定解除レバー102の嵌込半月穴110を軸棒99に嵌め込むことによりALC板材固定部106がALC板10に固定される。なお、このようにALC板10をALC板材固定部106で固定する場合、固定解除レバー102を回してネジ部102aを調整ネジ穴102bにねじ込み又は緩めることにより固定解除レバー102の嵌込半月穴110と軸棒99と緩みを調整することが出来るようになるため、両端の伸縮自在爪95、105でALC板10を強固に固定することが出来るようになると共に、ALC板10の巾に合せて伸縮自在爪95、105の全長を変えることにより何れの巾のALC板にも対応することが可能となった。
つづいて、図10aでALC板材吊支装置62に取り付けられる伸縮自在吊り金具101について説明する。伸縮自在吊り金具101は、ALC板材吊支装置62の短辺の片方を吊り上げるための金具で、厚さ3.2mmの平板鋼板で形成した2枚の平板108を平行してフレーム96の端に固定すると共に、その2枚の平板108に長穴118と固定穴115を開け、2枚の平板108の間には、先端部に厚さ3.2mmの平板鋼板でALC板10の厚さと同様の巾でコの字形をしたL形固定板113を取り付け、前記平板108の固定穴115の位置に相対した位置に穴111を開けた平板アーム109が長穴118に挿入する軸116と相対する位置に穴(図示せず)を開けた状態で軸116により平板108に挟まれて回転自在に取り付けられ、このように構成した伸縮自在吊り金具101のL形固定板113をALC板10の側面に嵌め込み平板108と平板アーム109の穴111にボルト117を挿入しナット114で固定することにより伸縮自在吊り金具101がALC板10に固定される。
図11は、ALC板材上下移動アーム58と、そのALC板材上下移動アーム58を上下移動させるためのリニアボール軸受7、34と、ALC板材吊支装置62を斜視図で示す。ALC板材上下移動アーム58の伸縮式吊支アーム59の先端部には、円盤形をした直径10cm厚さ19mmの円盤121が取り付けられ、その円盤121の中心部に回転自在な回転軸123を取り付け、さらに、その回転軸123に円盤形をした直径10cm厚さ10mmの円盤122を取り付け、円盤122にはU字形をして中央部に穴124を開けた2枚のジョイント金具61が取り付けられる。
図12は、図11で説明した回転式吊支アーム56に取り付けた固定解除レバー57を動作させて図10で説明した固定解除レバー57の嵌込半月穴110と軸棒99との結合を解除させ、回転式吊支アーム56の中に挿入していた伸縮式吊支アーム59を伸ばして伸縮式吊支アーム59の先端に取り付けた2枚のジョイント金具61の間にプレート103を挟み込み、このように結合させたジョイント金具61の穴124とプレート穴120にボルト129を挿入し、ナット130でジョイント金具61とプレート61を回転自在に結合させることにより、ALC板材吊支装置62とALC板材上下移動アーム58が一体となり、ALC板材上下移動アーム58を上下さらに前後に移動(動作)させることによりALC板材吊支装置62に固定されたALC板10も同様に吊り上げ移動させることが出来るようになった。
図13は、図12で説明したALC板材上下移動アーム58を、アーム用支持フレーム4とアーム用支持フレーム4に取り付けた上部伸縮式アーム50に取り付けた状態を斜視図で示す。
図14では、第1のウインチ31(図1で説明した)のワイヤー142を、第1のWプーリー2を経由させ、さらにワイヤー142を第2のプーリー53を経由させ、つづいてALC板材吊支装置62のUボルト104に取り付けた第2の滑車144を経由させ、再び、第2のプーリー53を経由させ、再び、第1のWプーリー2を経由させ、最後に図1で示したシャックル8に取り付ける。このように構成して第1のウインチ31(図1で説明した)のワイヤー142を巻き取ることによりALC板材上下移動アーム58の先端に取り付けられたALC板材吊支装置62をシャフト6、35に取り付けたリニアボール軸受7、34を支点として持ち上げ回転させることが出来るようになった。なお、、第1のウインチ31(図1で説明した)のワイヤー142を、第1のWプーリー2と第2のWプーリーと第2の滑車144を経由させてシャックル8に取り付ける理由は、価格の安い小型のウインチ(第1のウインチ31)を使って、ワイヤー142が巻き取る力(重量)を倍増させることが出来るためである。
さらに、第2のウインチ33(図1で説明した)のワイヤー141を、第1の滑車37を経由させ、図10で説明した伸縮自在吊り金具101の穴112に取り付けたリングキャッチ143に取り付け、第2のウインチ33のワイヤー141を巻き取ることによりALC板材吊支装置62に固定したALC板10の短辺方向を斜めに持ち上げることが出来るようになった。
さらに、図11で説明したALC板材上下移動アーム58の伸縮式吊支アーム59の先端に回転軸123で回転自在に取り付けられた円盤122と、伸縮式吊支アーム59の先端のジョイント金具61とALC板材吊支装置62のプレート穴120をボルト129、ナット124で回転自在に取り付けたことにより、ALC板材吊支装置62に固定したALC板10を水平方向に回転させたりALC板10を短辺方向に自由に回動させることが出来るようになった。
このように構成し、上部伸縮式アーム50の油圧シリンダー55を伸び縮みさせることによりALC板材吊支装置62に固定したALC板10を持ち上げ、ALCロボット1から離れた位置(ALC板を建て起こして設置する場所)まで移動させ、ALCロボット1で吊り上げたALC板10を吊るした状態のまま、自由に建て起こし回転させることが可能になった。
以下、この発明の実施の形態2について説明する。
[発明の実施の形態2]
図15、図16には、この発明の実施の形態2を示す。上記発明の実施の形態1では、ALC板10をALC板材吊支装置62に取り付けた4本の伸縮自在爪95、105で押さえて持ち上げていたが、この発明の実施の形態2では、四角形状をした箱型のフレーム183の四隅に筒形をして筒内部にネジ溝が形成されたネジソケット167を取り付け、そのネジソケット167に、図15aで示したようにネジの軸棒が細く、ネジ山の間隔が大きく頭部に歯車155を取り付けた歯車付ネジ156をねじ込み、フレーム183の上面に電動機取付板165に固定した電動機159により駆動するチェーン187のゆるみを防ぐために電動機159を取り付け電動機取付板165をボルト157を支点としてスプリング163によりチェーン187の緩みを防止してチェーン187の張りを一定状態に保つように構成した電動機159の歯車158と4本の歯車付ネジ156の歯車155にチェーン187を取り付け、電動機159を駆動させてチェーン187により4本の歯車付ネジ156を同時に回転させることにより、ネジソケット167に取り付けた歯車付ネジ156がALC板181にねじ込まれALC板材吊支装置186とALC板181が固定することが出来るようになった。その他の構造に関しては、この発明の実施の形態1と同様である。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係るALCロボットについて詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
本発明の実施の形態1に係る、ALCロボットを正面図で示す。 同実施の形態に係る、ALCロボットを右側面図で示す。 同実施の形態に係る、ALCロボットを逆正面図で示す。 同実施の形態に係る、図2で示したALCロボットに、折畳み式階段と収納式作業台を収納した状態で取り付けた状態を示す。 同実施の形態に係る、図1で示したALCロボットに収納式作業台を取り付けた状態を示す。 同実施の形態に係る、図4で示した折畳み式階段と収納式作業台を、作業可能状態にセットした状態を示す。 同実施の形態に係る、図5で示した折畳み式階段と収納式作業台を、作業可能状態にセットした状態を示す。 同実施の形態に係る、図2で示したALC板材上下移動アームを上下動させた状態を示す。 同実施の形態に係る、図2で示したALC板材吊支装置を平面図と側面図で示す。 同実施の形態に係る、図9で示したALC板材吊支装置を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図10で示したALC板材吊支装置と、そのALC板材吊支装置を吊り上げるためのALC板材上下移動アームを斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図11で説明したALC板材上下移動アームのALC板材吊支装置取付部を伸ばしてALC板材吊支装置に取り付けた状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図12で示したALC板材上下移動アームにアーム用支持フレームと上部伸縮式アームを取り付けた状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図13で示したALC板材吊支装置を吊り上げるためのワイヤーを上部伸縮式アームとALC板材吊支装置に取り付けた状態を斜視図で示す。 本発明の実施の形態2に係る、ALC板材吊支装置を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図15で示したALC板材吊支装置にチェーンを取り付けた状態を斜視図で示す。
1 ALCロボット
2 第1のWプーリー
3 プーリー用支持フレーム
4 アーム用支持フレーム
5 油圧操作ハンドル
6 シャフト
7 リニアボール軸受
8 シャックル
9 回転自在テーブル
10 ALC板
11 天板
12 第2の支持フレーム
13 支持フレーム
14 台車フレーム
15 運搬建て起こし台車
16 後輪
17 チェーン
18 電動機
19 ベースフレーム
20 前輪方向転換用チェーン
21 前輪フレーム
22 前輪
23 軸受け
24 ボルト
25 軸受け
26 操作フレーム
27 軸
28 第2の支持フレーム
29 前輪操作レバー
30 ハンドル
31 第1のウインチ
32 支軸
33 第2のウインチ
34 リニアボール軸受
35 シャフト
36 アーム用支持フレーム
37 第1の滑車
38 プーリー用支持フレーム
39 建て起こしフレーム
40 プーリー用支持フレーム
41 プーリー用支持フレーム
49 支持鋼材
50 上部伸縮式アーム
52 固定アーム
53 第2のWプーリー
54 伸縮自在アーム
55 油圧シリンダー
56 回転式吊支アーム
57 固定解除レバー
58 ALC板材上下移動アーム
59 伸縮式吊支アーム
60 自在回転軸部
61 ジョイント金具
62 ALC板材吊支装置
63 第1の支持フレーム
64 車輪軸
65 ハンドル
66 チェーン
67 油圧ホース
68 第1の支持フレーム
75 階段用フレーム
76 階段踏み面
77 回転収納式作業台
78 シャフト
79 キャスター付折畳み式階段
80 キャスター
81 リニアボール軸受
82 リニアボール軸受
83 シャフト
84 階段用フレーム
85 リニアボール軸受
86 リニアボール軸受
87 シャフト
88 作業員
89 ボルト
90 歯車
91 歯車
92 ボルト
93 丸パイプ
94 鋼材
95 伸縮自在爪
96 フレーム
97 固定カバー
98 固定カバー
99 軸棒
100 軸棒
101 伸縮自在吊り金具
102 固定解除レバー
102a ネジ部
102b 調整ネジ穴
103 プレート
104 Uボルト
105 伸縮自在爪
106 ALC板材固定部
108 平板
109 平板アーム
110 嵌込半月穴
111 穴
112 穴
113 L形固定板
114 ナット
115 固定穴
116 軸
117 ボルト
118 長穴
119 軸
120 プレート穴
121 円盤
122 円盤
123 回転軸
124 穴
125 L形固定板
126 L形固定板
127 L形固定板
128 L形固定板
129 ボルト
130 ナット
131 鋼板
132 軸
133 鋼板
134 嵌込半月穴
135 支え鋼板
136 ボルト
137 支え棒
141 ワイヤー
142 ワイヤー
143 リングキャッチ
144 第2の滑車
155 歯車
156 歯車付ネジ
157 ボルト
158 歯車
159 電動機
160 長穴
161 スプリング止め金具
162 ボルト
163 スプリング
164 スプリング止め金具
165 電動機取付板
166 ナット
167 ネジソケット
168 L形固定板
169 L形固定板
170 リニアボール軸受
171 リニアボール軸受
172 ALC板材上下移動アーム
173 固定解除レバー
174 シャフト
175 シャフト
176 L形固定板
177 L形固定板
178 ボルト
179 穴
180 ナット
181 ALC板
182 リングキャッチ
183 フレーム
184 平板アーム
185 ジョイント金具
186 チェーン

Claims (1)

  1. 運搬建て起こし台車と、
    運搬建て起こし台車に取り付けた支持フレームと、
    支持フレームの上部の天板の支軸に取り付けた回転自在テーブルと、
    回転自在テーブルに取り付けた第2のウインチとアーム用支持フレームとプーリー用支持フレームと、
    アーム用支持フレームの上部に取り付けた固定アームと、前記固定アームの中に伸縮自在に挿入され先端部に第2のW式プーリーを取り付けた伸縮自在アームで構成した上部伸縮式アームと、
    さらに、アーム用支持フレームに取り付けた上下移動自在なALC板材上下移動アームと、ALC板材上下移動式アームの先端に取り付けALC板材を建て起こすALC板材吊支装置とで構成し
    支持フレームに取り付けた第1のウインチのワイヤーを、プーリー用支持フレームの上端に取り付けた第1のWプーリーと、上部伸縮式アームの先端に取り付けた第2のW式プーリーを経由させてALC板材吊支装置のUボルトに取り付けた第2の滑車を経由させ、再び、前記第2のW式プーリーを経由させてプーリー用支持フレームに取り付けたシャックルに取り付けると共に、第2のウインチのワイヤーを、アーム用支持フレームに取り付けた第1の滑車を経由してALC板材吊支装置の伸縮自在吊り金具に取り付けたことを特徴とするALCロボット。
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