JP2020200593A - 把持装置及び把持運搬装置、並びに把持装置を用いた運搬・設置方法 - Google Patents

把持装置及び把持運搬装置、並びに把持装置を用いた運搬・設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来と比較し、より効率的で好適に外壁材などの把持対象物を把持でき、さらに、より効率的で高精度に把持対象物を所望の位置に設置することを可能にする把持装置及び把持運搬装置、並びに把持装置を用いた運搬・設置方法を提供すること。【解決手段】支持架台B1と、スライド機構10によって第一の方向R1に進退可能に支持架台B1に支持され、把持機構11によって把持対象物を把持する把持架台B2と、を備える。スライド機構10は、支持架台B1に設けられ、第一の方向R1に延びて把持架台B2を支持するガイド部材15と、第一の方向R1に延びる回転軸線O1周りに回転可能に軸支されたスライド用ネジ軸16と、スライド用ネジ軸16に螺合し、スライド用ネジ軸16の正逆回転とともに第一の方向R1に進退するスライド用ナット17と、把持架台B2に設けられ、スライド用ナット17が嵌合するナットホルダ18と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、外壁材(外壁パネル)などの把持対象物を把持して運搬するための把持装置及びこれを備えた把持運搬装置、並びに把持装置を用いた運搬・設置方法に関する。
従来、カーテンウォールなどの外壁材を建物の外周部に設置する際には、クレーンなどの揚重機を用いて外壁材を地上の建方ヤードから所定の階層まで吊り上げ、作業者が建物の構造材に接続した接続部材に人力で外壁材を接続し、所定位置に取り付ける手法が多用されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この施工手法においては、建物外周部に建方ヤードを設ける敷地が必要になるため、敷地境界に余裕がなく、適用できないケースがある。
これに対し、建物内部に設けられた工事用エレベータやクレーンなどを用い、外壁材を所定の階層の床上に搬送し、建物内側から外壁材を設置する各種手法が提案、実用化されている。
特許文献2には、「建築物の床面上を水平移動、停止可能な支持台と、同支持台上に立設され、左右一対の案内枠をもつ昇降案内枠と、同案内枠の一対の案内側枠間に、上下方向に摺動可能に装着され、昇降手段により昇降される昇降フレーム、同昇降フレーム一側に、該昇降フレームに対し旋回可能に突設された突設枠体、同突設枠体を昇降フレームに対し、水平状態から垂直状態に、またその逆方向に旋回せしめる旋回手段と、該突出枠体の下部適所に装備され、建築用長尺パネル単体を、横倒状態で支承するとともに、該単体を挟持された建築用長尺パネル単体を横方向に若干スライドさせる手段とを具備してなることを特徴とする建築用長尺パネルの取扱い装置。」が開示されている。
特許文献3には、「車両上に起伏及び旋回自在に伸縮ブームを配置し、少なくとも伸縮ブームの倒伏状態でその軸を鉛直可能とし且つ伸縮ブームの起仰状態でその軸を水平可能とするよう伸縮ブームの先端部に揺動自在に取り付けた第1軸と、この第1軸に直交する平面に沿い且つ第1軸の揺動に係わりなく水平状態となる軸を前記第1軸に回転自在に取り付けた第2軸、及び第2軸に取り付けた把持装置を備えた作業車であって、平面視において車両の一側と伸縮ブームを平行状態に位置させた時に、少なくとも前記把持装置によって把持された長尺部材が車両の一側より突出するよう第2軸の長さを決定してあることを特徴とする作業車。」が開示されている。
特許文献4には、「車体にフレームを前方に向けて設け、このフレーム支持板を旋回自在に取付け、この支持板に、取付部と、その取付部より側方に突出した壁材クランプを備えたアタッチメントにおける取付部を取付けたことを特徴とする壁材運搬取付装置。」が開示されている。
特開2013−87502号公報 実開昭56−76848号公報 実開平6−43151号公報 特開平3−93971号公報
しかしながら、上記従来の把持装置、把持運搬装置においては、板面を上下方向に向けて仮置き(平置き)された外壁材を把持する作業や、所定位置に運搬して外壁材を取り付ける作業が煩雑であるため、より効率的で好適に外壁材などの把持対象物を把持でき、さらに、より効率的で高精度に把持対象物を所望の位置に設置することを可能にする手法、手段の開発が強く望まれていた。
本発明の把持装置の一態様は、走行台車のアーム部に取り付けられ、把持対象物を把持して運搬するための把持装置であって、前記アーム部に接続して取り付けられる支持架台と、スライド機構によって第一の方向に進退可能に前記支持架台に支持されるとともに、把持機構によって前記把持対象物を把持する把持架台と、を備え、前記スライド機構は、前記支持架台に設けられ、前記第一の方向に延びて前記把持架台を支持するとともに前記第一の方向に案内するガイド部材と、前記支持架台に設けられ、前記第一の方向に延びる回転軸線周りに回転可能に軸支されたスライド用ネジ軸と、前記スライド用ネジ軸に螺合し、前記スライド用ネジ軸の正逆回転とともに前記第一の方向に進退するスライド用ナットと、前記把持架台に設けられ、前記スライド用ナットが嵌合するナットホルダと、を備え、前記把持機構は、前記ガイド部材に支持されて前記第一の方向に進退可能に前記把持架台に設けられ、前記把持対象物を間に一方の側に把持面が配置される固定側把持部材と、前記第一の方向に直交し、前記固定側把持部材と対向する第二の方向に進退可能に設けられ、前記把持対象物を間に他方の側に把持面が配置される可動側把持部材と、前記第二の方向に延びる回転軸周りに回転可能に、前記固定側把持部材に軸支された把持用ネジ軸と、前記把持用ネジ軸に螺合するとともに前記可動側把持部材に接続して設けられ、前記把持用ネジ軸の正逆回転とともに前記第二の方向に進退する把持用ナットと、を備える。
本発明の把持運搬装置の一態様は、把持対象物を把持して運搬するための把持運搬装置であって、走行台車と、前記走行台車のアーム部に取り付けられ、前記把持対象物を把持する上記の一態様の把持装置と、を備える。
本発明の把持装置を用いた運搬・設置方法の一態様は、上記の一態様の把持装置を用いて前記把持対象物を把持して運搬し、所定位置に設置する方法であって、前記走行台車を走行させ、前記把持対象物が前記固定側把持部材と前記可動側把持部材の間に配されるように前記把持装置を移動する把持装置移動工程と、前記スライド用ネジ軸を回転させて前記把持架台を進出させ、前記把持対象物の一方の側と他方の側の所定位置にそれぞれ前記固定側把持部材の把持面と前記可動側把持部材の把持面を配置する把持位置決め工程と、前記把持用ネジ軸を回転させて前記可動側把持部材を進出させ、前記固定側把持部材と前記可動側把持部材で前記把持対象物を把持する把持工程と、前記把持装置で前記把持対象物を把持した状態で前記走行台車を走行させ、前記アーム部の操作によって前記把持対象物の向きを合わせつつ所定の設置位置近傍に前記把持対象物を仮設置する仮設置工程と、前記スライド用ネジ軸を回転させ、前記把持架台を進出させて、前記把持対象物を所定の設置位置に移動して取り付ける本設置工程と、を備える。
本発明の上記一態様によれば、従来と比較し、より効率的で好適に外壁材などの把持対象物を把持でき、さらに、より効率的で高精度に把持対象物を所望の位置に設置することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る把持運搬装置を示す図であり、仮置き(平置き)された把持対象物の外装材を把持装置で把持する状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る把持運搬装置を示す図であり、把持装置で把持対象物の外装材を把持した後に、走行台車のアーム部及び回転駆動機構を操作して外装材を運搬している状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る把持運搬装置を示す図であり、向きを合わせつつ外装材を設置位置に運搬した状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る把持装置を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る把持装置の支持架台を示す平面図である。 図5のX1−X1線矢視図である。 図5のX2−X2線矢視図である。 図5のX3−X3線矢視図である。 図5のX4−X4線矢視図である。 本発明の一実施形態に係る把持装置の把持架台を示す平面図である。 図10のX1−X1線矢視図である。 図10のX2−X2線矢視図である。 本発明の一実施形態に係る把持装置の把持架台で把持対象物の外壁材を把持した状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る把持装置の把持架台の進退接続部材及び連結部材を取り外した状態を示す図であり、(a)が側面図、(b)が平面図である。 本発明の一実施形態に係る把持装置(及び把持運搬装置)を用いて把持対象物の外壁材を所定位置に設置する方法を示す図である。
以下、図1から図15を参照し、一実施形態に係る把持装置及び把持運搬装置、並びに把持装置を用いた運搬・設置方法について説明する。
はじめに、本実施形態では、本発明に係る把持対象物がカーテンウォールなどの外壁材(外壁パネル)であり、本発明に係る把持装置及び把持運搬装置、並びに把持装置を用いた運搬・設置方法が外壁材を高層建物などの建物の外周部に設置するための装置、方法であるものとして説明を行う。
但し、本発明に係る把持対象物は、必ずしも外壁材である必要はなく、本発明に係る把持装置及び把持運搬装置、並びに把持装置を用いた運搬・設置方法は、壁材、柱材、枠材などの建築部材を含め、他のあらゆる部材(把持対象物)の把持や運搬、設置に適用可能である。
本実施形態の把持運搬装置Aは、図1から図3に示すように、把持対象物の外壁材Pを把持して運搬し、所定位置に設置・取付けするための装置であり、走行台車1と、走行台車1のアーム部2に取り付けられ、外壁材Pを把持する把持装置Bと、を備えて構成されている。
走行台車1は、盤状の基台3と、基台3の下端面に取り付けられた複数の車輪4と、基台3の後端部側に基端部を接続し、前方に延設されたアーム部2と、アーム部2の先端に取り付けられた回転駆動機構5と、基台3上に着脱可能に配設されるカウンターウェート6と、を備えている。
本実施形態の走行台車1は、車輪4として駆動輪と従動輪を備え、駆動機構によって駆動輪を駆動することによって、自走可能に構成されている。
アーム部2は、基端部が基台3に前後方向T1に直交する横方向(幅方向T2)に延びる回転軸周りM1に回転可能に接続され、油圧シリンダなどの伸縮機構(起伏駆動機構)7によって起倒(仰伏、起伏)可能に設けられている。
なお、走行台車1は、例えば、人力によって走行するように構成されていてもよい。
アーム部2は、起倒可能に設けられるとともに、基端部側が上下方向T3に延びる回転軸周りに回転可能に接続支持され、上下方向T3に延びる回転軸周りに旋回可能に設けられていてもよい。また、アーム部2は、複数のアーム、ブームを備えて延出方向に延びる軸線方向に伸縮可能に構成したり、複数の箇所で屈曲可能な多関節状で構成されていてもよい。本実施形態の走行台車1は、カウンターウェート6を取り除いた状態で重量が例えば1000kg未満であり、カウンターウェート6を取り除いた状態で工事用エレベータなどによって所定階層に搬送可能に構成されている。
把持装置Bは、回転駆動機構5を介してアーム部2の先端部に接続されている。このとき、回転駆動機構5に平面視矩形状の枠体8が一体に接続され、この枠体8をボルト接合などによって把持装置Bに着脱可能に接続して、把持装置Bが回転駆動機構5を介してアーム部2の先端部に取り付けられている。
また、本実施形態では、回転駆動機構5の駆動により、アーム部2に対し、把持装置Bがヨー軸周りM2及びピッチ軸周りM3に回動可能に取り付けられている。
より具体的に、本実施形態の把持装置Bは、図4に示すように、アーム部2に接続して取り付けられる支持架台B1と、スライド機構10によって第一の方向R1に進退可能に支持架台B1に支持されるとともに、把持機構11によって把持対象物の外壁材Pを把持する把持架台B2とを備えている。
本実施形態の支持架台B1は、例えば、図5から図9(及び図4)に示すように、角鋼管、形鋼などの金属製の縦材12、横材13、斜材14を一体に組み付けるなどし、所望の耐力、耐久性を備えるように平面視略矩形枠状に形成されている。なお、支持架台B1は、所望の耐力、耐久性を備えていればよく、必ずしも平面視略矩形枠状に形成されていなくてもよい。
スライド機構10は、支持架台B1に設けられ、第一の方向R1に延びて把持架台B2を支持するとともに第一の方向R1に案内するガイド部材15と、支持架台B1に設けられ、第一の方向R1に延びる回転軸線O1周りに回転可能に軸支されたスライド用ネジ軸16と、スライド用ネジ軸16に螺合し、スライド用ネジ軸16の正逆回転とともに第一の方向R1に進退するスライド用ナット17と、把持架台B2に設けられ、スライド用ナット17が嵌合するナットホルダ18と、を備えている。
把持機構11は、図10から図13(及び図4)に示すように、ガイド部材15に支持されて第一の方向R1に進退可能に把持架台B2に設けられ、把持対象物の外壁材Pを間に一方の側に把持面20aが配置される固定側把持部材20と、第一の方向R1に直交し、固定側把持部材20と対向する第二の方向R2に進退可能に設けられ、把持対象物の外壁材Pを間に他方の側に把持面21aが配置される可動側把持部材21と、第二の方向R2に延びる回転軸O2周りに回転可能に、固定側把持部材20に軸支された把持用ネジ軸22と、把持用ネジ軸22に螺合するとともに可動側把持部材21に接続して設けられ、把持用ネジ軸22の正逆回転とともに第二の方向R2に進退する把持用ナット23と、を備えている。
ここで、本実施形態の把持装置Bでは、支持架台B1の第一の方向R1及び第二の方向R2に直交する第三の方向R3の両端部側にそれぞれ、ガイド部材15が設けられている。
把持架台B2は、一対のガイド部材15にそれぞれ進退可能に支持され、それぞれに固定側把持部材20が着脱可能に接続される一対の進退接続部材24と、第三の方向R3に延び、一対の進退接続部材24に連結して架設された連結部材25と、を備え、連結部材25の第三の方向R3中央にナットホルダ18が設けられている(図4、図10、図11参照)。
支持架台B1の第三の方向R3の両端部側にそれぞれ、アーム部2に取り付けた枠体8をボルト接合で接続するための接続部26が設けられている(図4参照)。
本実施形態の把持装置Bにおいて、固定側把持部材20は、把持面20aを有し、ガイド部材15に接続して第一の方向R1に延び、把持対象物の外壁材Pの一方の側に配置される固定側把持部27と、固定側把持部27に接続して第二の方向R2に延びる固定側支持部28と、を備えて形成されている。
可動側把持部材21は、把持面21aを有し、第一の方向R1に延び、把持対象物の外壁材Pの他方の側に配置される可動側把持部29と、可動側把持部29に接続して第二の方向R2に延びる可動側支持部30と、を備えている。
図12に示すように、固定側支持部28と可動側支持部30がそれぞれ、角管状(管状、筒状)に形成され、固定側支持部28の内部に可動側支持部30を第二の方向R2に進退可能に嵌合して設けられている。また、把持用ネジ軸22が、固定側支持部28に軸支されるとともに固定側支持部28及び可動側支持部30の内部に配設され、把持用ナット23が可動側支持部30に固定して設けられている。
固定側把持部27と可動側把持部29の両把持面20a、21aと、固定側支持部28の固定側把持部27側で第一の方向R1を向く側面とにはそれぞれ、ゴム板などの弾性体31が取り付けられている。このとき、固定側把持部27と可動側把持部29には、矩形平板状の板材が溶接などして一体に取り付けられ、この板材に弾性体31が取り付けられて、把持面20a、21aが形成されている。そして、所望の大きさの板材を用い、この板材に所望の大きさの弾性体31を取り付けることによって、把持面20a、21aが所望の面積を備えるとともに、所望の弾性、摩擦係数を備えて形成されている。
本実施形態の把持装置Bでは、図4(図5、図7、図9、図10から図13)に示すように、スライド用ネジ軸16及び把持用ネジ軸22の端部が、電動インパクトなどの電動工具を接続してスライド用ネジ軸16及び把持用ネジ軸22を正逆回転させるための工具接続部32、33とされている。なお、工具接続部32、33はラチェットなどの手動工具を接続して、スライド用ネジ軸16及び把持用ネジ軸22を正逆回転させることも、勿論可能である。
上記構成からなる本実施形態の把持装置B及び把持運搬装置Aにおいては、把持機構11の把持用ネジ軸22を回転させることによって、図12、図13に示すように、固定側把持部材20に対して相対的に可動側把持部材21を第二の方向R2に進退(昇降)させることができ、固定側把持部材20と可動側把持部材21の把持面20a、21aで挟み込んで把持対象物の外壁材Pを把持することができる。
また、スライド機構10のスライド用ネジ軸16を回転させることによって、支持架台B1に対して相対的に把持架台B2を第一の方向R1に進退(スライド)させることができる。
そして、支持架台B1のガイド部材15に把持架台B2が進退可能に支持され、支持架台B1のスライド用ネジ軸16に螺合したスライド用ナット17が、把持架台B2に設けられたナットホルダ18に嵌合しているだけであるため、把持した把持対象物の外壁材Pを運搬する際などに作用する荷重をガイド部材15(ガイド部材15を通じて支持架台B1)で支持し、この荷重がスライド用ナット17ひいてはスライド用ネジ軸16に作用することを抑止できる。
これにより、スライド用ネジ軸16に大きな局部応力が発生することがなく、スライド機構10の耐久性ひいては把持装置Bの耐久性、信頼性を確保することが可能になる。
本実施形態の把持装置B及び把持運搬装置Aにおいては、支持架台B1の第三の方向R3の両端部側にそれぞれガイド部材15が設けられていることにより、間隔をあけて配設された一対のガイド部材15で、把持対象物の外壁材Pを運搬する際などに作用する荷重を支持することができ、確実にスライド用ナット17、スライド用ネジ軸16に荷重が作用して大きな局所応力が発生することを防止できる。
これにより、安定的に把持架台B2を第一の方向R1に進退移動(スライド移動)させることが可能になる。
本実施形態の把持装置B及び把持運搬装置Aにおいては、スライド用ネジ軸16及び把持用ネジ軸22の端部の工具接続部32、33にそれぞれ工具を接続し、工具によって各ネジ軸16、22を回転させてスライド、把持の進退移動を行うことができる。
これにより、例えば、電動工具やラチェットレンチなどの汎用工具を用いて容易に把持対象物の外壁材Pの把持/把持解除操作、把持対象物の外壁材Pや把持架台B2のスライド移動操作を行うことが可能になる。
また、各ガイド部材15に進退接続部材24が進退可能に支持され、進退接続部材24に固定側把持部材20を着脱可能に接続することで、支持架台B1に対して把持架台B2の固定側把持部材20(及び可動側把持部材21)を容易に着脱することが可能になる。言い換えれば、図14に示すように、把持架台B2の固定側把持部材20(及び可動側把持部材21)を進退接続部材24及び連結部材25に対して分離することができる。さらに、把持用ネジ軸22を回し続けることによって、把持用ネジ軸22から把持用ナット23、すなわち、固定側把持部材20から可動側把持部材21を分離することもできる。
これにより、把持装置Bの組立て、運搬などの取扱性、保管性、メンテナンス性などをよくすることができる。さらに、固定側把持部材20及び可動側把持部材21を進退接続部材24の第一の方向R1の一方の端部側にも、他方の端部側にも取り付けることができる。すなわち、把持対象物の外壁材Pの位置や向きなどに応じて、固定側把持部材20及び可動側把持部材21の外壁材Pの端部を挿入する方向を第一の方向R1の一方の側にすることも、逆に他方の側にすることも自在に選択することができ、使い勝手を良くし、外壁材Pの把持、運搬、設置作業をより効率的に行うことが可能になる。
本実施形態の把持装置B及び把持運搬装置Aにおいては、一対の進退接続部材24が連結部材25で連結されていることによって、スライド用ネジ軸16の正逆回転によって、一対の進退接続部材24、ひいては一対の固定側把持部材20及び一対の可動側把持部材21を同期して進退させることができる。
これにより、例えば、把持対象物の外壁材Pを把持して荷重が作用した状態であっても、把持架台B2の進退移動の動作(スライド動作)を安定させることができる。
また、一対の進退接続部材24を連結する連結部材25の中央にナットホルダ18を設けることによって、スライド用ネジ軸16の回転力を、スライド用ナット17から連結部材25に、連結部材25から一対の進退接続部材24に、一対の進退接続部材24から一対の固定側把持部材20に均等で円滑に伝達させることができ、スライド用ネジ軸16の正逆回転によって、好適に、一対の進退接続部材24、ひいては一対の固定側把持部材20及び一対の可動側把持部材21を同期して進退させることができる。
これにより、例えば、把持対象物の外壁材Pを把持して荷重が作用した状態であっても、把持架台B2の進退移動の動作をより確実に安定させることができる。
本実施形態の把持装置B及び把持運搬装置Aにおいては、走行台車1のアーム部2と支持架台B1の接続部(ボルト、ナットで接続する部分)26が、第三の方向R3の両端部、すなわち、一対のガイド部材15のそれぞれに近い部分に設けられていることにより、把持架台B2から支持架台B1の一対のガイド部材15に伝達されて一対のガイド部材15で支持する荷重を、効率的にアーム部2に伝達させることができる。
これにより、例えば、一対のガイド部材15で負担する荷重が過大になることがなく、把持対象物の外壁材Pを把持して荷重が作用した状態であっても、把持架台B2の進退移動の動作をさらに確実に安定させることができる。
本実施形態の把持装置B及び把持運搬装置Aにおいては、固定側把持部材20と可動側把持部材21がそれぞれ、固定側支持部28、可動側支持部30と、固定側把持部27、可動側把持部29とで構成され、固定側支持部28、可動側支持部30を筒状(管状)に形成し、互いの支持部28、30を嵌合させることによって、把持用ネジ軸22を回転させるとともに可動側把持部材21を好適に進退(外壁材Pを把持、把持解除)させることができる。
また、固定側支持部28と可動側支持部30とを角筒状(角管状)に形成することによって、互いの支持部28、30を進退可能に嵌合させるだけで、把持用ネジ軸22を回転させた際に、把持用ナット23を接続固定した可動側支持部30が固定側支持部28に対して供廻りすることがなく、好適に可動側把持部材21を固定側把持部材20に対して進退させることができる。すなわち、別途、供廻り防止機構を設けることなく、好適に進退させることが可能になる。
本実施形態の把持装置B及び把持運搬装置Aにおいては、固定側把持部27と可動側把持部29の両把持面20a、21aと、固定側支持部28の側面とに弾性体31が設けられていることにより、損傷を与えることなく把持対象物の外壁材Pを好適に把持、運搬することが可能になる。
ここで、本実施形態の把持装置B及び把持運搬装置Aにおいては、固定側把持部材20と可動側把持部材21が揺動部材を備え、揺動部材によって把持面20a、21bが形成されていてもよい。
このように構成した場合には、固定側把持部27と可動側把持部29で把持対象物(P)を把持する際に、把持対象物(P)の一方の側の面や他方の側の面が平行でなかったり、平面でない場合(不陸がある場合)であっても、これらの面の形状に応じて揺動部材が揺動し、把持面20a、21aの向きを把持対象物(P)の面の形状に合わせることができる。
これにより、把持対象物(P)の一方の側の面や他方の側の面の形状を問うことなく、言い換えれば、把持対象物(P)の形状を問うことなく、把持対象物(P)の形状に把持面20a、21aの向きなどを自動的に合わせ、把持対象物(P)を好適に把持することが可能になる。
本実施形態の把持運搬装置Aにおいては、把持装置Bが走行台車1のアーム部2に、回転駆動機構5を介してヨー軸周りM2とピッチ軸周りM3に回動可能に取り付けられている。
これにより、把持対象物の外壁材Pを把持する際に、把持装置Bを把持対象物の外壁材Pの近傍に配置し、把持装置Bをヨー軸周りM2に回動させた後にピッチ軸周りM3に回動させることで、把持対象物の外壁材Pに対する把持装置Bの相対位置を合わせることができ、図1から図3、図13に示すように、把持対象物の外壁材Pを片持ち状態で好適に把持、運搬することが可能になる。
本実施形態の把持運搬装置Aにおいては、走行台車1の走行駆動機構とアーム部2の起伏駆動機構及び回転駆動機構とをリモコン操作で駆動できるようにすることが好ましい。
このように構成すれば、リモコン操作で、走行台車1の走行、アーム部2の起倒、把持装置Bの向きを操作することができ、取扱性に優れた把持運搬装置Aを実現できる。
一方、本実施形態の把持装置Bを用いて把持対象物の外壁材Pを把持して運搬し、所定位置に設置する際には、図1から図3、図4、図13、図15に示すように、走行台車1を走行させ、外壁材Pが固定側把持部材20と可動側把持部材21の間に配されるように把持装置Bを移動する(把持装置移動工程)。
次に、スライド用ネジ軸16を回転させて把持架台B2を進出させ、外壁材Pの一方の面側と他方の面側の所定位置にそれぞれ固定側把持部材20の把持面20aと可動側把持部材21の把持面21aを配置する(把持位置決め工程)。
次に、把持用ネジ軸22を回転させて可動側把持部材21を進出(上昇)させ、固定側把持部材20と可動側把持部材21で外壁材Pを把持する(把持工程)。
把持装置Bで外壁材Pを把持した状態で走行台車1を走行させ、アーム部2の操作によって外壁材Pの向きを合わせつつ所定の設置位置近傍に外壁材Pを仮設置する(仮設置工程:図15で示す状態)。
そして、スライド用ネジ軸16を回転させ、把持架台B2を進出させて、外壁材Pを所定の設置位置(図15では先に設置した外壁材Pに隣接する設置位置)に移動して取り付ける(本設置工程)。
これにより、従来よりも容易に把持対象物の外壁材Pを把持して所定位置に設置することが可能になる。
外壁材Pを本設置した後、把持用ネジ軸22を逆回転させて可動側把持部材21を後退させ、外壁材Pの把持状態を解除する。また、スライド用ネジ軸16を逆回転させて把持架台B2を後退させ、本設置した外壁材Pの一方の面側及び他方の面側から外側に固定側把持部材20と可動側把持部材21を外し、走行台車1のアーム部2等を操作して把持装置Bを退避させる。これにより、外壁材Pの設置工程が完了する。
本実施形態において、把持装置移動工程では、例えば、図1に示すように、平置きした外壁材Pの近傍に把持装置Bを配置し、把持装置Bをヨー軸周りM2に回動させた後にピッチ軸周りM3に回動させて外壁材Pに対する把持装置Bの相対位置を合わせるようにする。
このようにすると、平置きした外壁材Pに対する把持装置Bの相対位置を容易に合わせることができ、外壁材Pを片持ち状態で好適に把持、運搬することが可能になる。
また、本実施形態の把持装置B及び把持運搬装置Aでは、進退接続部材24の第一の方向R1の一方の端部側に固定側把持部材20及び可動側把持部材21を接続すれば、図15に示す実線矢印の方向に進出(スライド移動)させることができ、進退接続部材24の他方の端部側に固定側把持部材20及び可動側把持部材21を接続すれば、図15に示す破線矢印の方向に進出(スライド移動)させることができる。
これにより、例えば、柱材や壁材などが障害物となる位置に外壁材Pを設置する場合などにおいて、進退接続部材24に対する固定側把持部材20及び可動側把持部材21の接続位置を一方の端部側から他方の端部側に、又は他方の端部側から一方の端部側に変えることで、容易に対応することが可能になる。
さらに、外壁材Pを本設置し、外壁材Pの把持状態を解除し、スライド用ネジ軸16を逆回転させて把持架台B2を後退させる際に、把持架台B2が柱材や壁材などの障害物と干渉し、本設置した外壁材Pの一方の面側及び他方の面側から外側に固定側把持部材20と可動側把持部材21を外すことができないこともあり得る。
これに対し、本実施形態の把持装置B及び把持運搬装置Aでは、把持用ネジ軸22を回し続けることによって、把持用ネジ軸22から把持用ナット23、ひいては固定側把持部材20から可動側把持部材21を分離することができる。
これにより、本設置した外壁材Pの一方の面側及び他方の面側から外側に固定側把持部材20と可動側把持部材21を外すことができない場合であっても、固定側把持部材20から可動側把持部材21を分離し、さらに必要に応じて、進退接続部材24から固定側把持部材20を取り外すことによって、本設置した外壁材Pの一方の面側及び他方の面側から外側に固定側把持部材20と可動側把持部材21を外し、走行台車1のアーム部2等を操作して把持装置Bを退避させることが可能になる。
したがって、本実施形態の把持装置B及び把持運搬装置A、並びに把持装置Bを用いた運搬・設置方法によれば、従来と比較し、より効率的で好適に外壁材などの把持対象物を把持でき、さらに、より効率的で高精度に把持対象物を所望の位置に設置することが可能になる。
以上、本発明に係る把持装置及び把持運搬装置、並びに把持装置を用いた運搬・設置方法の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 走行台車
2 アーム部
3 基台
4 車輪
5 回転駆動機構
6 カウンターウェート
7 伸縮機構
8 枠体
10 スライド機構
11 把持機構
15 ガイド部材
16 スライド用ネジ軸
17 スライド用ナット
18 ナットホルダ
20 固定側把持部材
20a 把持面
21 可動側把持部材
21a 把持面
22 把持用ネジ軸
23 把持用ナット
24 進退接続部材
25 連結部材
26 接続部
27 固定側把持部
28 固定側支持部
29 可動側把持部
30 可動側支持部
31 弾性体
32 工具接続部
33 工具接続部
A 把持運搬装置
B 把持装置
B1 支持架台
B2 把持架台
O1 回転軸線
O2 回転軸線
P 外壁材(外壁パネル、把持対象物)
R1 第一の方向
R2 第二の方向
R3 第三の方向
T1 前後方向
T2 幅方向
T3 上下方向

Claims (15)

  1. 走行台車のアーム部に取り付けられ、把持対象物を把持して運搬するための把持装置であって、
    前記アーム部に接続して取り付けられる支持架台と、
    スライド機構によって第一の方向に進退可能に前記支持架台に支持されるとともに、把持機構によって前記把持対象物を把持する把持架台と、を備え、
    前記スライド機構は、
    前記支持架台に設けられ、前記第一の方向に延びて前記把持架台を支持するとともに前記第一の方向に案内するガイド部材と、
    前記支持架台に設けられ、前記第一の方向に延びる回転軸線周りに回転可能に軸支されたスライド用ネジ軸と、
    前記スライド用ネジ軸に螺合し、前記スライド用ネジ軸の正逆回転とともに前記第一の方向に進退するスライド用ナットと、
    前記把持架台に設けられ、前記スライド用ナットが嵌合するナットホルダと、を備え、
    前記把持機構は、
    前記ガイド部材に支持されて前記第一の方向に進退可能に前記把持架台に設けられ、前記把持対象物を間に一方の側に把持面が配置される固定側把持部材と、
    前記第一の方向に直交し、前記固定側把持部材と対向する第二の方向に進退可能に設けられ、前記把持対象物を間に他方の側に把持面が配置される可動側把持部材と、
    前記第二の方向に延びる回転軸周りに回転可能に、前記固定側把持部材に軸支された把持用ネジ軸と、
    前記把持用ネジ軸に螺合するとともに前記可動側把持部材に接続して設けられ、前記把持用ネジ軸の正逆回転とともに前記第二の方向に進退する把持用ナットと、を備える、
    把持装置。
  2. 前記スライド用ネジ軸及び前記把持用ネジ軸の端部が、工具を接続して前記スライド用ネジ軸及び前記把持用ネジ軸を正逆回転させるための工具接続部とされている、
    請求項1に記載の把持装置。
  3. 前記支持架台の前記第一の方向及び前記第二の方向に直交する第三の方向の両端部側にそれぞれ前記ガイド部材が設けられ、
    前記把持架台は、
    前記一対のガイド部材にそれぞれ進退可能に支持され、それぞれに前記固定側把持部材が着脱可能に接続される一対の進退接続部材と、
    前記第三の方向に延び、前記一対の進退接続部材に連結して架設された連結部材と、を備える、
    請求項1または請求項2に記載の把持装置。
  4. 前記ナットホルダが前記連結部材の前記第三の方向中央に設けられている、
    請求項3に記載の把持装置。
  5. 前記支持架台の前記第三の方向の両端部側にそれぞれ、前記アーム部に接続するための接続部が設けられている、
    請求項3または請求項4に記載の把持装置。
  6. 前記固定側把持部材は、
    前記把持面を有し、前記ガイド部材に接続して前記第一の方向に延び、前記把持対象物の一方の側に配置される固定側把持部と、
    前記固定側把持部に接続して前記第二の方向に延びる固定側支持部と、を備え、
    前記可動側把持部材は、
    前記把持面を有し、前記第一の方向に延び、前記把持対象物の他方の側に配置される可動側把持部と、
    前記可動側把持部に接続して前記第二の方向に延びる可動側支持部と、を備え、
    前記固定側支持部と前記可動側支持部がそれぞれ筒状に形成され、
    前記固定側支持部の内部に前記可動側支持部を前記第二の方向に進退可能に嵌合して設けられ、
    前記固定側支持部に軸支されるとともに前記固定側支持部及び前記可動側支持部の内部に前記スライド用ネジ軸が配設され、前記スライド用ナットが前記可動側支持部に固定して設けられている、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の把持装置。
  7. 前記固定側支持部と前記可動側支持部とが角筒状に形成されている、
    請求項6に記載の把持装置。
  8. 前記固定側把持部と前記可動側把持部の両把持面と、前記固定側支持部の前記固定側把持部側で前記第一の方向を向く側面とにそれぞれ、弾性体が取り付けられている、
    請求項6または請求項7に記載の把持装置。
  9. 前記固定側把持部材と前記可動側把持部材が揺動部材を備え、
    前記揺動部材によって把持面が形成されている、
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の把持装置。
  10. 前記把持対象物が外壁材である、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の把持装置。
  11. 把持対象物を把持して運搬するための把持運搬装置であって、
    走行台車と、
    前記走行台車のアーム部に取り付けられ、前記把持対象物を把持する請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の把持装置と、を備える、
    把持運搬装置。
  12. 前記把持装置は、前記走行台車のアーム部に、回転駆動機構を介してヨー軸周りとピッチ軸周りに回動可能に取り付けられている、
    請求項11に記載の把持運搬装置。
  13. 前記走行台車の走行駆動機構と前記アーム部の起伏駆動機構及び前記回転駆動機構とがリモコン操作で駆動する、
    請求項12に記載の把持運搬装置。
  14. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の把持装置を用いて前記把持対象物を把持して運搬し、所定位置に設置する方法であって、
    前記走行台車を走行させ、前記把持対象物が前記固定側把持部材と前記可動側把持部材の間に配されるように前記把持装置を移動する把持装置移動工程と、
    前記スライド用ネジ軸を回転させて前記把持架台を進出させ、前記把持対象物の一方の側と他方の側の所定位置にそれぞれ前記固定側把持部材の把持面と前記可動側把持部材の把持面を配置する把持位置決め工程と、
    前記把持用ネジ軸を回転させて前記可動側把持部材を進出させ、前記固定側把持部材と前記可動側把持部材で前記把持対象物を把持する把持工程と、
    前記把持装置で前記把持対象物を把持した状態で前記走行台車を走行させ、前記アーム部の操作によって前記把持対象物の向きを合わせつつ所定の設置位置近傍に前記把持対象物を仮設置する仮設置工程と、
    前記スライド用ネジ軸を回転させ、前記把持架台を進出させて、前記把持対象物を所定の設置位置に移動して取り付ける本設置工程と、を備える、
    把持装置を用いた運搬・設置方法。
  15. 前記把持装置移動工程は、
    前記把持装置を前記把持対象物の近傍に配置し、前記把持装置をヨー軸周りに回動させた後にピッチ軸周りに回動させて前記把持対象物に対する前記把持装置の相対位置を合わせるようにした、
    請求項14に記載の把持装置を用いた運搬・設置方法。
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