JP2005278287A - モータの冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷却性能の向上と運転音の低減とを両立できる簡単な構造の冷却装置を提案する。
【解決手段】 モータ1の回転軸1aに枢支された羽根車2と、該羽根車2の前方部位および外周部位を被包し且つ前面に空気吸込口5を、後方に空気吹出口6を有するファンカバー4とを備えたモータの冷却装置において、前記ファンカバー4に、前記空気吸込口5の外周部位から前記羽根車2に向かって延びる仕切板7を設けるとともに、該仕切板7の外周側と前記ファンカバー4の内面との間に、空洞部8を形成して、仕切板7の外周側とファンカバー4の内面との間に形成された空洞部8において生ずる渦のキャビティ効果による負圧で羽根車2を通る空気主流が羽根車2における羽根3の先端側に引き寄せられるようにし、羽根車2の空力性能(換言すれば、冷却性能)・運転音特性を向上させる。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、モータの冷却装置に関し、さらに詳しくは、モータの固定子外周を効率よく冷却し得るように構成されたモータの冷却装置に関するものである。
モータの冷却装置として従来からよく知られているものは、図7に示すように、モータ1の回転軸1aに枢支されたラジアルプレートタイプの羽根車2と、該羽根車2を被包する板金製のファンカバー4とからなっている。符号3は羽根、5は空気吸込口、6は空気吹出口である。このような構成の冷却装置の場合、羽根車2における外周面A、前面Bおよび後面Cにおける流れ状態が、図8に示すように、前面Bでは逆流し、後面Cからはほとんど吹き出されていない。符号Mは回転方向である。つまり、空気吸込口5から吸い込まれた空気流Wは、ファンカバー4内においては点線f′で示すようになる。従って、小型高出力モータに適用したときには、ファンの性能面からくる冷却不足が問題となるし、高速回転化モータに適用したときには、ファンの運転音が大きくなるという問題が生ずる。
上記のような不具合を解消するために、従来から種々の解決策が講じられてきている。
例えば、電動機用冷却ファンのエアの流路を回転軸に対して斜め方向とし、しかも、羽根の外径を電動機のハウジングの外径よりも大きく構成したものが提案されている(特許文献1参照)。
特開平11−289716号公報。
上記特許文献1に開示されている技術では、送風性能は高くなるものの、運転音が大きくなってしまうという問題は依然として解消されない。つまり、冷却性能向上と運転音低減とを両立した簡単な構造のものは未だ提案されていないのが現状である。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、冷却性能の向上と運転音の低減とを両立できる簡単な構造の冷却装置を提案することを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、モータ1の回転軸1aに枢支された羽根車2と、該羽根車2の前方部位および外周部位を被包し且つ前面に空気吸込口5を、後方に空気吹出口6を有するファンカバー4とを備えたモータの冷却装置において、前記ファンカバー4に、前記空気吸込口5の外周部位から前記羽根車2に向かって延びる仕切板7を設けるとともに、該仕切板7の外周側と前記ファンカバー4の内面との間に、空洞部8を形成している。
上記のように構成したことにより、仕切板7の外周側とファンカバー4の内面との間に形成された空洞部8において生ずる渦のキャビティ効果による負圧で羽根車2を通る空気主流が羽根車2における羽根3の先端側に引き寄せられることとなる。その結果、羽根車2における羽根面が有効に作用することとなり、羽根車2の空力性能(換言すれば、冷却性能)・運転音特性が向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えたモータの冷却装置において、前記仕切板7の先端部を、前記羽根車2における羽根3の前面先端部3aと対向させることもでき、そのように構成した場合、仕切板7の外周側とファンカバー4の内面との間に形成された空洞部8によるキャビティ効果がより顕著となる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第2の手段を備えたモータの冷却装置において、前記仕切板7の内周径φ1を、前記羽根3の前面先端部3aの内径φ2より大きくすることもでき、そのように構成した場合、剥離域が減少し、羽根車2の空力性能(換言すれば、冷却性能)・運転音特性がより一層向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第2又は第3の手段を備えたモータの冷却装置において、前記仕切板7の外周径φ3を、前記羽根車2の外径φ4より小さくすることもでき、そのように構成した場合、空洞部8におけるキャビティ効果に循環流形成効果が付加されることとなり、羽根面がより有効に作用し、羽根車2の空力性能(換言すれば、冷却性能)・運転音特性がより一層向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えたモータの冷却装置において、前記羽根車2の出口側に、該羽根車2における羽根3の背面側近傍に入口を有し、半径方向斜め後外方に拡大する周面をもつモータ端面1bと、前記ファンカバー4の内面に形成される外側形状部材10とで構成される縮流空間S1を設けることもでき、そのように構成した場合、羽根車2の出口側における回転方向流れが縮流空間S1において軸方向流れに移行、整流化されることとなり、運転音特性がより向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第6の手段として、上記第5の手段を備えたモータの冷却装置において、前記縮流空間S1の下流側に、前記空気吹出口6にかけて拡大する拡大流路S2を設けることもでき、そのように構成した場合、拡大流路S2におけるディフューザ効果により、吹出流れのもつ動圧が有効に静圧に変換されることとなり、空力性能(換言すれば、冷却性能)がより向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第7の手段として、上記第5の手段を備えたモータの冷却装置において、前記拡大流路S2の下流端を、前記モータ1の冷却フィン11の端部を包設しあるいは冷却フィン11の端部に対向させることもでき、そのように構成した場合、冷却フィンに向かう集束流れを形成することができ、冷却性能が向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第8の手段として、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の手段を備えたモータの冷却装置において、前記羽根車2としてラジアルプレート羽根車を採用することもでき、そのように構成した場合、ラジアルプレート羽根車は回転方向が変わっても性能に変化がないところから、可逆回転が可能となるし、羽根出口角が90°となっているため、羽根車2で得られる静圧が前向き羽根や後ろ向羽根に比べて大きくなり、高性能化が可能となる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第9の手段として、上記第8の手段を備えたモータの冷却装置において、前記羽根車2における羽根3の前縁部3bに、セレーション9を付設することもでき、そのように構成した場合、羽根3の前縁における空気流の乱れが羽根2の後縁と干渉して生ずる干渉音が減少することとなり、運転音特性がより向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第10の手段として、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8又は第9の手段を備えたモータの冷却装置において、前記仕切板7を、前記ファンカバー4に対して着脱自在とすることもでき、そのように構成した場合、数種類の仕切板7を用意しておけば、羽根3の外径や幅の異なる羽根車2に対して、ファンカバー4の形状を変更することなく、仕切板7の変更のみで対応できることとなり、仕様変更が容易となる。
本願発明の第1の手段によれば、モータ1の回転軸1aに枢支された羽根車2と、該羽根車2の前方部位および外周部位を被包し且つ前面に空気吸込口5を、後方に空気吹出口6を有するファンカバー4とを備えたモータの冷却装置において、前記ファンカバー4に、前記空気吸込口5の外周部位から前記羽根車2に向かって延びる仕切板7を設けるとともに、該仕切板7の外周側と前記ファンカバー4の内面との間に、空洞部8を形成して、仕切板7の外周側とファンカバー4の内面との間に形成された空洞部8において生ずる渦のキャビティ効果による負圧で羽根車2を通る空気主流が羽根車2における羽根3の先端側に引き寄せられるようにしたので、羽根車2における羽根面が有効に作用することとなり、羽根車2の空力性能(換言すれば、冷却性能)・運転音特性が向上するという効果がある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えたモータの冷却装置において、前記仕切板7の先端部を、前記羽根車2における羽根3の前面先端部3aと対向させることもでき、そのように構成した場合、仕切板7の外周側とファンカバー4の内面との間に形成された空洞部8によるキャビティ効果がより顕著となる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第2の手段を備えたモータの冷却装置において、前記仕切板7の内周径φ1を、前記羽根3の前面先端部3aの内径φ2より大きくすることもでき、そのように構成した場合、剥離域が減少し、羽根車2の空力性能(換言すれば、冷却性能)・運転音特性がより一層向上する。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第2又は第3の手段を備えたモータの冷却装置において、前記仕切板7の外周径φ3を、前記羽根車2の外径φ4より小さくすることもでき、そのように構成した場合、空洞部8におけるキャビティ効果に循環流形成効果が付加されることとなり、羽根面がより有効に作用し、羽根車2の空力性能(換言すれば、冷却性能)・運転音特性がより一層向上する。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えたモータの冷却装置において、前記羽根車2の出口側に、該羽根車2における羽根3の背面側近傍に入口を有し、半径方向斜め後外方に拡大する周面をもつモータ端面1bと、前記ファンカバー4の内面に形成される外側形状部材10とで構成される縮流空間S1を設けることもでき、そのように構成した場合、羽根車2の出口側における回転方向流れが縮流空間S1において軸方向流れに移行、整流化されることとなり、運転音特性がより向上する。
本願発明の第6の手段におけるように、上記第5の手段を備えたモータの冷却装置において、前記縮流空間S1の下流側に、前記空気吹出口6にかけて拡大する拡大流路S2を設けることもでき、そのように構成した場合、拡大流路S2におけるディフューザ効果により、吹出流れのもつ動圧が有効に静圧に変換されることとなり、空力性能(換言すれば、冷却性能)がより向上する。
本願発明の第7の手段におけるように、上記第5の手段を備えたモータの冷却装置において、前記拡大流路S2の下流端を、前記モータ1の冷却フィン11の端部を包設しあるいは冷却フィン11の端部に対向させることもでき、そのように構成した場合、冷却フィンに向かう集束流れを形成することができ、冷却性能が向上する。
本願発明の第8の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の手段を備えたモータの冷却装置において、前記羽根車2としてラジアルプレート羽根車を採用することもでき、そのように構成した場合、ラジアルプレート羽根車は回転方向が変わっても性能に変化がないところから、可逆回転が可能となるし、羽根出口角が90°となっているため、羽根車2で得られる静圧が前向き羽根や後ろ向羽根に比べて大きくなり、高性能化が可能となる。
本願発明の第9の手段におけるように、上記第8の手段を備えたモータの冷却装置において、前記羽根車2における羽根3の前縁部3bに、セレーション9を付設することもでき、そのように構成した場合、羽根3の前縁における空気流の乱れが羽根2の後縁と干渉して生ずる干渉音が減少することとなり、運転音特性がより向上する。
本願発明の第10の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8又は第9の手段を備えたモータの冷却装置において、前記仕切板7を、前記ファンカバー4に対して着脱自在とすることもでき、そのように構成した場合、数種類の仕切板7を用意しておけば、羽根3の外径や幅の異なる羽根車2に対して、ファンカバー4の形状を変更することなく、仕切板7の変更のみで対応できることとなり、仕様変更が容易となる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。なお、本願発明は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
第1の実施の形態
図1には、本願発明の第1の実施の形態にかかるモータの冷却装置が示されている。
このモータの冷却装置は、モータ1の回転軸1aに枢支された羽根車2と、該羽根車2の前方部位および外周部位を被包し且つ前面に空気吸込口5を、後方に空気吹出口6を有するファンカバー4とを備えて構成されている。本実施の形態においては、羽根車2として、羽根3の出口角が90°となっているラジアルプレート羽根車が採用されている。このようすると、ラジアルプレート羽根車は回転方向が変わっても性能に変化がないところから、可逆回転が可能となるし、羽根出口角が90°となっているため、羽根車2で得られる静圧が前向き羽根や後ろ向羽根に比べて大きくなり、高性能化が可能となる。
そして、前記ファンカバー4には、前記空気吸込口5の外周部位(即ち、ファンカバー4の前面4aの外周部位)から前記羽根車2における羽根3の前面3aに向かって延びる環状の仕切板7が設けられており、該仕切板7の外周側と前記ファンカバー4の内面との間には、環状の空洞部8が形成されている。
前記ファンカバー4は、空気吸込口5が形成されている前面4aと、該前面4aの外周部位から下流側に向かって傾斜する円錐部4aと、該円錐部4aの下流端側から空気吹出口6に向かう略円筒部4cとからなっており、空気吹出口6は、モータ1の冷却フィン11と対向されている。
上記のように構成したことにより、仕切板7の外周側とファンカバー4の内面との間に形成された空洞部8において生ずる渦Eのキャビティ効果による負圧で羽根車2を通る空気主流fが従来の空気主流f′に比べて羽根車2における羽根3の先端側に引き寄せられることとなる。その結果、羽根車2における羽根面が有効に作用することとなり、羽根車2の空力性能(換言すれば、冷却性能)・運転音特性が向上する。
ところで、前記仕切板7は、円筒形状とされており、その先端部には、前記羽根車2における羽根3の前面3aと平行な斜面を有する断面台形形状の内向き鍔部12が一体に形成されている。このようにすると、仕切板7における内向き鍔部12を羽根前面3aに近接させることができることとなり、空洞部8によるキャビティ効果がより顕著となる。
また、前記仕切板7の内周径φ1は、前記羽根3の前面先端部3aの内径φ2より大きくされている。そのように構成した場合、剥離域が減少し、羽根車2の空力性能(換言すれば、冷却性能)・運転音特性がより一層向上する。
また、前記仕切板7の外周径φ3は、前記羽根車2の外径φ4より小さくされている。そのように構成した場合、空洞部8におけるキャビティ効果に循環流E′の形成効果が付加されることとなり、羽根面がより有効に作用し、羽根車2の空力性能(換言すれば、冷却性能)・運転音特性がより一層向上する。
本実施の形態においては、前記ファンカバー4および仕切板7は、合成樹脂による一体成形品とされているが、仕切板7をファンカバー4に対して着脱自在とすることもできる。仕切板7をファンカバー4に対して着脱自在とした場合、例えば、図2に示すモータの冷却装置におけるように、羽根3の外径や幅の小さい羽根車2を用いる際には、例えば、ファンカバー4の前面4aに取り付けられる大径円筒部7aと小径円筒部7bとからなる仕切板7を採用すればよい。つまり、数種類の仕切板7を用意しておけば、ファンカバー4の形状を変更することなく、仕切板7の変更のみで対応できることとなり、仕様変更が容易となるのである。
第2の実施の形態
図3には、本願発明の第2の実施の形態にかかるモータの冷却装置が示されている。
この場合、ファンカバー4における円錐部4bが、円筒部4b2を挟んで前部円錐部4b1と後部円錐部4b3とに分かれている。そして、ファンカバー円錐部4bにおける円筒部4b2は、仕切板7の先端部外方を覆うように形成されている。このようにすると、仕切板7とファンカバー4との間に形成される空洞部8の外径側が閉塞されることとなるため、空洞部8におけるキャビティ効果を強調できる。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第3の実施の形態
図4には、本願発明の第3の実施の形態にかかるモータの冷却装置に用いられる羽根車の要部が示されている。
この場合、羽根車2における羽根3の前縁部3bに、セレーション9が付設されている。このようにすると、羽根3の前縁における空気流の乱れが羽根2の後縁と干渉して生ずる干渉音が減少することとなり、運転音特性がより向上する。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第4の実施の形態
図5には、本願発明の第4の実施の形態にかかるモータの冷却装置が示されている。
この場合、羽根車2の出口側には、該羽根車2における羽根3の背面側近傍に入口を有し、半径方向斜め後外方に拡大する周面をもつモータ端面1bと、前記ファンカバー4の内面に形成される外側形状部材10とで構成される縮流空間S1が設けられている。本実施の形態においては、前記外側形状部材10は、ファンカバー4における円錐部4bの内面とされているが、ファンカバー円錐部4bの内面に外側形状部材10を構成する部材を取り付けるようにしてもよい。前記縮流空間S1を構成するモータ端面1bの拡大角θ1より前記外側形状部材10の拡大角θ2が小さくなるように設定されている。また、前記縮流空間S1の下流側には、空気吹出口6にかけて拡大する拡大流路S2が設けられている。該拡大流路S2は、実線図示のようにファンカバー4における円筒部4cの下流端部を屈曲拡大して形成してもよく、点線図示のように滑らかに拡大して形成してもよい。さらに、前記拡大流路S2の下流端は、前記モータ1の冷却フィン11の端部を包設することとなっている。このようにすると、羽根車2の出口側における回転方向流れが縮流空間S1において軸方向流れに移行、整流化されることとなり、運転音特性がより向上するし、拡大流路S2におけるディフューザ効果により、吹出流れのもつ動圧が有効に静圧に変換されることとなり、空力性能(換言すれば、冷却性能)がより向上するし、冷却フィン11に向かう集束流れを形成することができ、冷却性能が向上する。なお、この拡大流路S2の下流端の軸方向位置は周方向に変化させてもよい。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第5の実施の形態
図6には、本願発明の第5の実施の形態にかかるモータの冷却装置が示されている。
この場合、羽根車2の出口側には、該羽根車2における羽根3の背面側近傍に入口を有し、半径方向斜め後外方に拡大する周面をもつモータ端面1bと、前記ファンカバー4の内面に形成される外側形状部材10とで構成される縮流空間S1が設けられている。本実施の形態においては、前記外側形状部材10は、ファンカバー4における円錐部4bの内面とされているが、ファンカバー円錐部4bの内面に外側形状部材10を構成する部材を取り付けるようにしてもよい。前記縮流空間S1を構成するモータ端面1bの拡大角θ1より前記外側形状部材10の拡大角θ2が小さくなるように設定されている。また、前記縮流空間S1の下流側には、空気吹出口6にかけて拡大する拡大流路S2が設けられている。該拡大流路S2は、実線図示のようにファンカバー4における円筒部4cの下流端部を屈曲拡大して形成してもよく、点線図示のように滑らかに拡大して形成してもよい。さらに、前記拡大流路S2の下流端は、前記モータ1の冷却フィン11の端部に対向されている。このようにすると、羽根車2の出口側における回転方向流れが縮流空間S1において軸方向流れに移行、整流化されることとなり、運転音特性がより向上するし、拡大流路S2におけるディフューザ効果により、吹出流れのもつ動圧が有効に静圧に変換されることとなり、空力性能(換言すれば、冷却性能)がより向上するし、冷却フィン11に向かう集束流れを形成することができ、冷却性能が向上する。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
本願発明の第1の実施の形態にかかるモータの冷却装置の1例を示す半断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかるモータの冷却装置の他の例を示す半断面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかるモータの冷却装置を示す半断面図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかるモータの冷却装置における羽根車の要部を示す半断面図である。 本願発明の第4の実施の形態にかかるモータの冷却装置を示す半断面図である。 本願発明の第5の実施の形態にかかるモータの冷却装置を示す半断面図である。 従来のモータの冷却装置を示す半断面図である。 従来のモータの冷却装置における羽根車の出口部分の流線方向を示す説明図である。
符号の説明
1はモータ
1aは回転軸
1bは端面
2は羽根車
3は羽根
3aは前面
4はファンカバー
5は空気吸込口
6は空気吹出口
7は仕切板
8は空洞部
9はセレーション
10は外側形状部材(ファンカバー円錐部内面)
11は冷却フィン

Claims (10)

  1. モータ(1)の回転軸(1a)に枢支された羽根車(2)と、該羽根車(2)の前方部位および外周部位を被包し且つ前面に空気吸込口(5)を、後方に空気吹出口(6)を有するファンカバー(4)とを備えたモータの冷却装置であって、前記ファンカバー(4)には、前記空気吸込口(5)の外周部位から前記羽根車(2)に向かって延びる仕切板(7)を設けるとともに、該仕切板(7)の外周側と前記ファンカバー(4)の内面との間には、空洞部(8)を形成したことを特徴とするモータの冷却装置。
  2. 前記仕切板(7)の先端部を、前記羽根車(2)における羽根(3)の前面先端部(3a)と対向させたことを特徴とする請求項1記載のモータの冷却装置。
  3. 前記仕切板(7)の内周径(φ1)を、前記羽根(3)の前面先端部(3a)の内径(φ2)より大きくしたことを特徴とする請求項2記載のモータの冷却装置。
  4. 前記仕切板(7)の外周径(φ3)を、前記羽根車(2)の外径(φ4)より小さくしたことを特徴とする請求項2および3のいずれか一項記載のモータの冷却装置。
  5. 前記羽根車(2)の出口側には、該羽根車(2)における羽根(3)の背面側近傍に入口を有し、半径方向斜め後外方に拡大する周面をもつモータ端面(1b)と、前記ファンカバー(4)の内面に形成される外側形状部材(10)とで構成される縮流空間(S1)を設けたことを特徴とする請求項1、2、3および4のいずれか一項記載のモータの冷却装置。
  6. 前記縮流空間(S1)の下流側には、前記空気吹出口(6)にかけて拡大する拡大流路(S2)を設けたことを特徴とする請求項5記載のモータの冷却装置。
  7. 前記拡大流路(S2)の下流端を、前記モータ(1)の冷却フィン(11)の端部を包設しあるいは冷却フィン(11)の端部に対向させたことを特徴とする請求項6記載のモータの冷却装置。
  8. 前記羽根車(2)としてラジアルプレート羽根車を採用したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6および7のいずれか一項記載のモータの冷却装置。
  9. 前記羽根車(2)における羽根(3)の前縁部(3b)には、セレーション(9)を付設したことを特徴とする請求項8記載のモータの冷却装置。
  10. 前記仕切板(7)を、前記ファンカバー(4)に対して着脱自在としたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8および9のいずれか一項記載のモータの冷却装置。
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