JP2007154735A - 回転機械のスワール防止装置 - Google Patents

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JP2007154735A
JP2007154735A JP2005350162A JP2005350162A JP2007154735A JP 2007154735 A JP2007154735 A JP 2007154735A JP 2005350162 A JP2005350162 A JP 2005350162A JP 2005350162 A JP2005350162 A JP 2005350162A JP 2007154735 A JP2007154735 A JP 2007154735A
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Katsuya Yamashita
勝也 山下
Kazuhiro Tamura
和浩 田村
Masayuki Kita
雅之 北
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Abstract

【課題】簡単な構造で大きなスワール防止効果が得られる安価な回転機械のスワール防止装置を提供する。
【解決手段】蒸気タービンにおけるロータ1を取り巻くようにラビリンスシール2が車室側に取り付けられ、ロータ1と車室側との隙間における蒸気漏れを防止している。ラビリンスシール2の蒸気入口側に隣接してリング3が設けられ、該リング3にスワール防止構造が内蔵される。スワール防止構造として、リング3に、ロータ1の軸方向へ斜めに貫通する複数の孔4が形成され、該孔4の出口における蒸気流れ方向をスワールと反対方向に指向させている。
【選択図】図1

Description

本発明は圧縮機、タービン等回転機械のスワール防止装置に関する。
圧縮機械、タービン等の回転機械では、各インペラあるいは翼列間の漏れを防ぐためにラビリンスシール等のシール装置を設けることは良く知られている。
ところが、図5に示すように、ロータ100の外周面と該ロータ100の外周面を囲繞するラビリンスシール101とのシール隙間に流体が流入するとき、ロータ100に連れ廻って該ロータ100の回転方向と同方向となる周方向の旋回成分(図中矢印参照)をもつことになる。
この旋回成分をスワールと呼ぶが、このスワールによりラビリンスシール101に不安定化力(ラビリンスシールの励振力)が発生し、ロータ100の軸振動が不安定になることがある。上記ラビリンスシールの励振力は圧力が大きくなるほど増加する傾向があり、今後振動問題が顕在化する虞れがある。
そこで、従来では、特許文献1で、ロータ軸と車室との間の隙間に設けられたラビリンスシールのディスク側に旋回防止ブロックを介して環状のバッフル板を取付けて形成される流体機械のスワール防止装置において、上記バッフル板の内側外周近傍に流体のスワール方向に沿って装着された案内羽根を備えた技術が開示されている。
これによれば、バッフル板の内周側にバッフル板の内側から外側に向う流れが生じ、設計上の制約などでバッフル板の外径が十分に大きく確保できないような場合でも、バッフル板外側の大きなスワールを持つ流体がラビリンスシールに侵入しなくなるとある。
特開平10−61407号公報
ところが、上述した従来のスワール防止装置にあっては、バッフル板、案内羽根、旋回防止ブロック等多くの部品から構成され、部品点数の増大により、加工工数が増大してコストアップを招来するという問題点がある。
そこで、本発明の目的は、簡単な構造で大きなスワール防止効果が得られる安価な回転機械のスワール防止装置を提供することにある。
斯かる目的を達成するための本発明に係る回転機械のスワール防止装置は、回転機械の回転軸とケーシングとの間の隙間に設けられたシール装置の流体入口側に隣接して環状体を設け、該環状体にスワール防止構造を内蔵したことを特徴とする。
また、前記スワール防止構造は、前記環状体を回転軸の軸方向に貫通する複数の孔であって、該孔の出口における流体流れ方向をスワールと反対方向に指向させたことを特徴とする。
また、前記孔は、流体流れ方向に漸次小径となるテーパ孔であることを特徴とする。
また、前記環状体の流体入口側内周縁にフィンを付設し、回転軸と環状体との隙間を可及的に小さくしたことを特徴とする。
本発明の回転機械のスワール防止装置によれば、スワール防止構造を内蔵した環状体をシール装置に隣接して設けるという簡単な構造で大きなスワール防止効果が得られると共に安価に製作できる。
以下、本発明に係る回転機械のスワール防止装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1を示す蒸気タービンのスワール防止装置の概略構成斜視図、図2は同じくリングの構造説明図である。
図1に示すように、蒸気タービン(回転機械)におけるロータ(回転軸)1を取り巻くようにラビリンスシール(シール装置)2が図示しない車室側に取り付けられ、ロータ1と車室側との隙間における蒸気(流体)の漏れを防止している。
そして、ラビリンスシール2の蒸気入口側に隣接してリング(又はディスク:環状体)3が設けられ、該リング3にスワール防止構造が内蔵される。リング3はラビリンスシール2と略同じ大きさを有して車室側に取り付けられる。
図2に示すように、上記スワール防止構造として、リング3に、ロータ1の軸方向へ斜めに貫通する複数(図示例では12個)の孔4が形成され、該孔4の出口における蒸気流れ方向をスワールと反対方向に指向させている。図中白抜き矢印イがスワールの方向で、白抜き矢印ロが蒸気流れ方向である。
このように構成されるため、蒸気タービンの運転時において、ロータ1の外周面と該ロータ1の外周面を囲繞するラビリンスシール2とのシール隙間に流体が流入するとき、ロータ1に連れ廻って該ロータ1の回転方向と同方向となる周方向の旋回成分(図中矢印参照)をもつことになる。
この旋回成分をスワールと呼ぶが、このスワールはリング3の複数の孔4に流入され、これらの孔4によってその蒸気流れ方向がスワールと反対方向に変化させられるので、そのキャンセル効果によりスワールが低減される。
この結果、ラビリンスシール2に不安定化力(ラビリンスシールの励振力)が発生することが抑制され、ロータ1の軸振動が不安定になることが回避される。
そして、本実施例では、リング3に複数の孔4を形成するという簡単な構造で済み、安価に製作することができる。
図3は本発明の実施例2を示すリングの構造説明図である。
これは、実施例1における孔4を蒸気流れ方向に漸次小径となるテーパ孔4Aに形成し、蒸気流れの流速を上げてスワールのキャンセル効果を増大させた例である。なお、テーパ孔4Aに代えて、孔4の出口側にオリフィスを設けても同様の作用・効果が得られる。
図4は本発明の実施例3を示すリングの構造説明図である。
これは、実施例1におけるリング3の流体入口側内周縁にフィン5を付設し、ロータ1とリング3との隙間Lを可及的に小さくし、孔4又は孔4Aに流入する蒸気の流量を増やしてスワールのキャンセル効果を増大させた例である。
尚、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で孔及びテーパ孔の形状変更,数の増減,傾きの変更等各種変更が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施例1を示す蒸気タービンのスワール防止装置の概略構成斜視図である。 同じくリングの構造説明図である。 本発明の実施例2を示すリングの構造説明図である。 本発明の実施例3を示すリングの構造説明図である。 従来例のスワール防止装置の概略構成斜視図である。
符号の説明
1 ロータ
2 ラビリンスシール
3 リング
4 孔
4A テーパ孔
5 フィン
L ロータとリングとの隙間
イ スワールの方向
ロ 蒸気流れ方向

Claims (4)

  1. 回転機械の回転軸とケーシングとの間の隙間に設けられたシール装置の流体入口側に隣接して環状体を設け、該環状体にスワール防止構造を内蔵したことを特徴とする回転機械のスワール防止装置。
  2. 前記スワール防止構造は、前記環状体を回転軸の軸方向に貫通する複数の孔であって、該孔の出口における流体流れ方向をスワールと反対方向に指向させたことを特徴とする請求項1記載の回転機械のスワール防止装置。
  3. 前記孔は、流体流れ方向に漸次小径となるテーパ孔であることを特徴とする請求項2記載の回転機械のスワール防止装置。
  4. 前記環状体の流体入口側内周縁にフィンを付設し、回転軸と環状体との隙間を可及的に小さくしたことを特徴とする請求項2又は3記載の回転機械のスワール防止装置。
JP2005350162A 2005-12-05 2005-12-05 回転機械のスワール防止装置 Withdrawn JP2007154735A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013113222A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Toshiba Corp 蒸気タービン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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