JPH07222402A - 全閉外扇形回転電機 - Google Patents

全閉外扇形回転電機

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JPH07222402A
JPH07222402A JP754094A JP754094A JPH07222402A JP H07222402 A JPH07222402 A JP H07222402A JP 754094 A JP754094 A JP 754094A JP 754094 A JP754094 A JP 754094A JP H07222402 A JPH07222402 A JP H07222402A
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fan
outer fan
main plate
electric machine
outer diameter
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JP754094A
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Hokori Ito
誇 伊藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却風量を増加させて冷却性能を高くし、ま
た、低騒音化用のサイレンサを取付けた場合にも十分な
冷却性能を得るようにする。 【構成】 本発明の全閉外扇形回転電機は、主板23と
この主板23の外側面に放射状に且つ等間隔に突設され
た複数の翼24とから構成されたラジアルプレート式の
外扇21を備えると共に、この外扇21を覆う外扇カバ
ー22を備えて成るものにおいて、複数の翼24を主板
23の外周縁部から回転軸8の外周部付近まで延びるよ
うに設け、そして、外扇21の翼外径をD、外扇カバー
22の吐出側内径をDF 、主板23外径をD0 と定義し
たとき、 D=0.73〜0.76DF が成立すると共に、 D0 =0.9〜0.95D が成立するように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機本体を冷却す
るためのラジアルプレート式の外扇を備えた全閉外扇形
回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の全閉外扇形回転電機の一例を、
図9及び図10に示す。この図9において、回転電機本
体の固定子1は、固定子巻線2と、この固定子巻線2を
巻装した固定子鉄心3と、この固定子鉄心3を内周面に
固着した固定子枠4とから構成されている。上記固定子
枠4の外周面には、多数の冷却フィン4aが軸方向に延
びるように突設されており、これら冷却フィン4a間の
通路が冷却風用通風路5となっている。
【0003】また、固定子枠4の両端部には、軸受ブラ
ケット6、6が取付けられており、これら軸受ブラケッ
ト6、6に回転子7の回転軸8が軸受9、9を介して回
転可能に支承されている。上記回転軸8の一端部である
左端部には、ラジアルプレート式の外扇10が取付けら
れている。そして、左側の軸受ブラケット6には、外扇
カバー11が上記外扇を覆うように取付けられている。
この場合、外扇10が回転されると、その送風作用によ
り、外扇カバー11に形成された吸気口11aから吸引
した外気を前記冷却風用通風路5へ送風することによ
り、回転電機本体が冷却されるようになっている。
【0004】尚、上記ラジアルプレート式の外扇10
は、図9及び図10に示すように、回転軸8の左端部に
直角に取付けられた主板12と、この主板12の外側面
である左側面に回転軸8を中心としてその回りに放射状
に且つ等間隔に突設された複数の翼13とから構成され
ている。ここで、翼13の枚数は、10枚以上例えば1
2枚に設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成におい
て、冷却性能を調べるために、冷却風用通風路5内を流
れる冷却風の風速を測定してみると、冷却風用通風路5
内の入口部の風速は、10〜15m/sの範囲にあっ
た。そして、実験によれば、冷却風用通風路5内の入口
部の風速が18m/sぐらいまでは、風速が早くなるほ
ど、熱伝達率が増加して、冷却風の風量増加が冷却性能
の向上につながることがわかっている。このため、従来
より、冷却風の風速及び風量を増加させる試みが行われ
ている。
【0006】具体的には、外扇を大形化すれば、それだ
け風量が増加するであろうと考えられることから、従来
構成の外扇10の翼外径を大きくするようにしていた。
この場合、外扇カバー11の外径を回転電機の脚よりも
下側に形成できないことと、固定子枠4の外周の冷却フ
ィン4aの高さを高くするに際しては構造上の制約があ
ることとから、外扇カバー11の外径はそれほど大きく
することができない。このため、外扇の翼外径を大きく
すればするほど、外扇の翼の外周側端部と外扇カバーの
内周面部との間の隙間が小さくなる。そして、この隙間
が小さくなるほど、冷却風が流れ難くなる。従って、従
来構成においては、外扇の翼外径を大きくした割りに
は、冷却風の風量が増加せず、冷却性能が高くならない
のに加えて、外扇の駆動動力及び騒音が増加するという
不具合があった。
【0007】これに対して、本出願人は、上記不具合を
解消する全閉外扇形回転電機として、特願平5−211
141号を先に出願している。この出願の全閉外扇形回
転電機は、高風量低圧力形の特性を有しており、通常の
使用条件では十分に冷却性能を高くすることができ、好
ましいものである。しかしながら、近年、回転電機の低
騒音化が強く要求されていることから、サイレンサを外
扇カバーの内周面部に取付けなければならなくなってい
る。このような構成の場合、サイレンサにより冷却風の
通風抵抗が大幅に増大することと、外扇が低圧力形の特
性を有していることとから、冷却風量が減少することが
あり、いまだ改善の余地があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、冷却風量を増加
させて冷却性能を高くすることができ、また、低騒音化
用のサイレンサを取付けた場合にも十分な冷却性能を得
ることができる全閉外扇形回転電機を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の全閉外扇形回転
電機は、回転軸の一端に直角に取付けられた主板と、こ
の主板の外側面に前記回転軸を中心としてその回りに放
射状に且つ等間隔に突設された複数の翼とから構成され
たラジアルプレート式の外扇を備えると共に、この外扇
を覆う外扇カバーを備えて成る全閉外扇形回転電機にお
いて、前記複数の翼を前記主板の外周縁部から前記回転
軸の外周部付近まで延びるように設け、そして、前記外
扇の翼外径をD、前記外扇カバーの吐出側内径をDF 、
前記外扇の主板外径をD0 と定義したとき、 D=0.73〜0.76DF が成立すると共に、 D0 =0.9〜0.95D が成立するように構成したところに特徴を有する。
【0010】この構成の場合、前記外扇の吸気側の翼外
径をD1 、前記外扇の主板側の翼外径をD2 と定義した
とき、 D1 ≧D2 が成立すると共に、D1 +D2 が2Dにほぼ等しくなる
ように構成することも好ましい。
【0011】また、前記外扇の翼の吸気側の端部角部を
丸みを帯びた形状に形成する場合に、前記端部角部の曲
率半径をSと定義したとき、 S/D=0.012〜0.020 が成立するように構成することもより一層好ましい構成
である。
【0012】
【作用】本発明者は、外扇の形状(具体的には、翼外径
や主板外径)並びに外扇カバーの吐出側内径を種々変え
て、それらが外扇の送風性能(冷却性能)に与える影響
を実験してみた。そして、これらの実験結果に基づい
て、本発明者は外扇の送風性能が最も高くなる構成が上
記した手段の構成であることを発明した。
【0013】即ち、上記した手段(本発明)の構成を有
する全閉外扇形回転電機は、図4において実線Aにて示
すような全圧−風量特性(以下P−Q特性と称す)を有
しており、従来構成の外扇に比べて低圧力高風量特性と
なることがわかった。そして、固定子枠の外周部に軸方
向に延びる複数の冷却フィンを有するタイプの全閉外扇
形回転電機では、冷却風の通風抵抗が比較的小さくなる
ので、本発明の外扇は、従来構成の外扇に比べて、高風
量領域で動作するようになり(図4において動作点aに
て示す)、冷却性能が高くなる。また、本発明の外扇
は、特願平5−211141号の外扇に対しては、高圧
力特性となるから、低騒音化するためにサイレンサを取
付けた場合、冷却風の通風抵抗が増加して動作点がb
(図4参照)となったとしても、本発明の外扇は、特願
平5−211141号の外扇に比べて、高風量領域で動
作するようになり、やはり冷却性能が高くなる。
【0014】更に、本発明の外扇の吸気側の翼外径をD
1 、外扇の主板側の翼外径をD2 と定義したとき、 D1 ≧D2 が成立すると共に、D1 +D2 が2Dにほぼ等しくなる
ように構成したので、外扇の外周部と外扇カバーの内周
部との間の隙間が小さくなり、それだけ外扇の外周部付
近で循環流が流れ難くなり、風量を増加させることが可
能になる。
【0015】また、外扇の翼の吸気側の端部角部を丸み
を帯びた形状に形成する場合に、前記端部角部の曲率半
径をSと定義したとき、 S/D=0.012〜0.020 が成立するように構成すれば、風量を増加させることが
できると共に、騒音を低減させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1な
いし図4を参照しながら説明する。尚、従来構成(図9
及び図10参照)と同一部分には、同一符号を付してい
る。即ち、全閉外扇形回転電機の全体構成を示す図2に
おいて、回転電機本体の固定子1は、固定子巻線2、固
定子鉄心3及び固定子枠4から構成されている。上記固
定子枠4の外周面部には、多数の冷却フィン4aが軸方
向に延びるように突設され、これら冷却フィン4a間の
通路が冷却風用通風路5となっている。また、固定子枠
4の両端部に取付けられた軸受ブラケット6、6に、回
転子7の回転軸8が軸受9、9を介して回転可能に支承
されている。
【0017】上記回転軸8の左端部には、ラジアルプレ
ート式の外扇21が取付けられている。そして、左側の
軸受ブラケット6には、外扇カバー22が上記外扇21
を覆うように例えばねじ止めされて取付けられている。
上記ラジアルプレート式の外扇21は、図1にも示すよ
うに、回転軸8の左端部に直角に取付けられた主板23
と、この主板23の外側面である左側面に回転軸8を中
心としてその回りに放射状に且つ等間隔に突設された複
数の翼24とから構成されている。ここで、翼24の枚
数は、10枚以上例えば12枚に設定されている。そし
て、各翼24は、主板23の外周縁部から回転軸8の外
周部付近、即ち、外扇21のボス部25まで延びるよう
に設けられている。
【0018】また、外扇カバー22は、左端部が閉鎖板
部26により閉鎖された径小な円筒部27と、この円筒
部27の右端部に連続し且つ順次拡開するテーパ部28
と、このテーパ部28の右端部に連続する径大な円筒部
29とから構成されており、該径大な円筒部29を軸受
ブラケット6の取付凸部6aにねじ止めすることにより
該軸受ブラケット6に取付けられている。そして、上記
径小な円筒部27の閉鎖板部26には、多数の貫通孔か
らなる吸気口30が設けられている。この構成の場合、
回転子7が回転駆動されて外扇21が回転されると、そ
の送風作用により、外扇カバー22の吸気口30から吸
引した外気を冷却風用通風路5へ送風することにより、
回転電機本体を冷却する構成となっている。
【0019】ここで、上記外扇21及び外扇カバー22
の各形状は、次の通り設定されている。今、図1に示す
ように、外扇21の翼外径をD、外扇カバー22の吐出
側内径をDF 、外扇21の主板外径をD0 と定義したと
き、 D=0.73〜0.76DF が成立すると共に、 D0 =0.9〜0.95D が成立するように構成されている。
【0020】上記した二つの式は、以下に述べるような
実験を行うことにより求めることができたものである。
即ち、外扇カバー22の吐出側内径DF は、回転電機本
体の固定子枠4の大きさ(フレームサイズ)でほぼ決定
されるため、まず、上記寸法DF を固定する。次に、外
扇21の風量が最大となる条件で、即ち、外扇21の翼
外径D=0.73〜0.76DF の範囲内で、外扇の主
板外径D0 の大きさを変化させたモデル実験を行う。こ
の実験結果を、図3に示す。
【0021】この図3から、D0 <0.9Dでは、外扇
21のセルフサーキュレーションが生じて風量が減少す
ることがわかる。そして、D0 =0.9〜0.95Dで
は、風量が最大(具体的には、D0 /D=1のときの風
量を100%とした場合、風量が105〜110%に増
加する)となり、外扇の主板外径D0 が最適な値となっ
ていることがわかる。また、D0 >0.95Dでは、吐
出口が外扇21の主板23により塞がれるようになるこ
とから、冷却風の通風抵抗が増加し、風量が減少するよ
うになることがわかる。
【0022】さて、本実施例の外扇21のP−Q特性
(全圧−風量特性)を、図4において実線Aにて示す。
また、従来構成(図9及び図10参照)の外扇10のP
−Q特性を、図4において破線Bにて示す。更に、特願
平5−211141号の外扇のP−Q特性を、図4にお
いて一点鎖線Cにて示す。
【0023】上記図4の各P−Q特性から、本実施例の
外扇21は、従来構成の外扇に比べて低圧力高風量特性
となることがわかる。そして、固定子枠4の外周面部に
軸方向に延びる複数の冷却フィン4aを突設するタイプ
の全閉外扇形回転電機では、冷却風の通風抵抗が比較的
小さく、その通風抵抗曲線(以下、R−Q曲線(1)と
称す)を図4において2点鎖線H1にて示す。このR−
Q曲線(1)と各PーQ特性の曲線との交点が、各外扇
の動作点となる。即ち、本実施例の動作点は、点aとな
り、従来構成及び特願平5−211141号の外扇の各
動作点よりもそれぞれ高風量側に位置していることがわ
かる。従って、本実施例の外扇21は、従来構成及び特
願平5−211141号の外扇に比べて、高風量領域で
動作するようになるから、冷却性能を高くすることがで
きる。尚、この場合、本実施例と特願平5−21114
1号との差はほとんどなく、特願平5−211141号
のものでも十分な冷却性能を得ることが可能であること
がわかる。
【0024】次に、図5は本発明の第2の実施例を示す
ものであり、第1の実施例と同一部分には同一符号を付
すようにしている。この第2の実施例は、第1の実施例
の構成に低騒音化のためのサイレンサを取付けるように
構成したものである。具体的には、図5に示すように、
外扇カバー22に代わる外扇カバー31は、径大な円筒
部32と、テーパ部33と、径小な円筒部34と、段部
35と、上記径小な円筒部34よりも更に径小な円筒部
36とから構成されており、上記径小な円筒部36の左
端部を閉塞する閉鎖板部37には、多数の貫通孔からな
る吸気口38が設けられている。そして、上記外扇カバ
ー31の内周面部には、サイレンサとして例えば吸音材
39、40が取付けられている。この場合、吸音材39
は外扇カバー31の円筒部36及び段部35の内周面部
に張り付けられており、吸音材40は外扇カバー31の
テーパ部33及び円筒部32の内周面部に張り付けられ
ている。上記した以外の構成は、第1の実施例の構成と
同じ構成である。
【0025】しかして、上記第2の実施例においては、
低騒音化するための吸音材39、40のより冷却風の通
風抵抗が増加して、その通風抵抗曲線(以下、R−Q曲
線(2)と称す)が図4において2点鎖線H2にて示す
ようになった場合にも、このR−Q曲線(2)とPーQ
特性の曲線Aとの交点、即ち、動作点がbであるから、
上記第2の実施例の外扇は、特願平5−211141号
の外扇及び従来構成の外扇に比べて、高風量領域で動作
するようになり、冷却性能が高くなるものである。
【0026】尚、図4に示すグラフから、本実施例(第
1及び第2の実施例)の外扇21は、従来構成の外扇に
比べて、締め切り圧には大差はないが、低圧力範囲にお
いて風量が多いことがわかる。更に、本実施例の外扇2
1は、特願平5−211141号の外扇に比べて、締め
切り圧が高くなっている。従って、本実施例の外扇21
は、幅広い用途に対して有効に動作して冷却性能が高い
構成であることがわかる。
【0027】図6は本発明の第3の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と同一部分には同一符号を付すよう
にしている。この第3の実施例では、外扇21に代わる
外扇41の吸気側の翼外径をD1 、外扇41の主板42
側の翼外径をD2 と定義したとき、 D1 ≧D2 が成立すると共に、D1 +D2 が2Dにほぼ等しくなる
ように構成した。これによって、第3の実施例では、外
扇41の外周部と外扇カバー22の内周部との間の隙間
が小さくなり、それだけ外扇41の外周部付近で循環流
が流れ難くなり、風量を増加させることが可能になる。
ここで、循環流とは、外扇41の翼43の外形部より吐
出された冷却風の一部が外扇カバー22の吸気口部に戻
る流れのことである。
【0028】この場合、循環流の量を低減することは、
実際には冷却風の通風抵抗を低減することではないが、
外扇のP−Q特性を固定して考えると、通風抵抗低減に
よる風量増加と同じ効果となること、即ち、冷却性能が
向上することがわかる。
【0029】図7及び図8は本発明の第4の実施例を示
すものであり、第1の実施例と同一部分には同一符号を
付している。この第4の実施例では、外扇21に代わる
外扇44は、その翼45の吸気側の端部角部を丸みを帯
びた形状に形成する場合に、上記端部角部の曲率半径を
Sと定義したとき、 S/D=0.012〜0.020 が成立するように構成したものである。このように構成
することにより、風量を増加させることができると共
に、騒音を低減させることができる。
【0030】ここで、上記S/D=0.012〜0.0
20とすることは、次に述べる実験を行うことにより求
めたものである。即ち、Dを一定として、Sの値を変化
させる比較実験を行った。この実験結果を図8に示す。
この図8において、実線の曲線F1が風量の変化を示
し、破線の曲線F2が騒音の変化を示している。上記図
8のグラフから、S/Dが0.012〜0.020の範
囲で、風量が最大になると共に、騒音が低くなっている
ことがわかる。従って、S/D=0.012〜0.02
0とすれば、風量の増加並びに騒音の低減を図り得るこ
とがわかる。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、外扇の翼外径をD、外扇カバーの吐出側内径をDF
、外扇の主板外径をD0 と定義したとき、 D=0.73〜0.76DF が成立すると共に、 D0 =0.9〜0.95D が成立するように構成したので、冷却風量を増加させて
冷却性能を高くすることができ、また、低騒音化用のサ
イレンサを取付けた場合にも十分な冷却性能を得ること
ができるという優れた効果を奏する。
【0032】また、上記構成の場合、外扇の吸気側の翼
外径をD1 、外扇の主板側の翼外径をD2 と定義したと
き、 D1 ≧D2 が成立すると共に、D1 +D2 が2Dにほぼ等しくなる
ように構成したので、外扇の外周部と外扇カバーの内周
部との間の隙間が小さくなり、それだけ外扇の外周部付
近で循環流が流れ難くなり、風量を増加させることが可
能になる。
【0033】更に、外扇の翼の吸気側の端部角部を丸み
を帯びた形状に形成する場合に、上記端部角部の曲率半
径をSと定義したとき、 S/D=0.012〜0.020 が成立するように構成したので、風量を増加させること
ができると共に、騒音を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す外扇及び外扇カバ
ーの部分縦断側面図
【図2】上半部を縦断して示す全閉外扇形回転電機の側
面図
【図3】風量と、D0 /Dとの関係を示すグラフ及び外
扇の部分縦断側面図
【図4】P−Q特性を示すグラフ
【図5】本発明の第2の実施例を示す図2相当図
【図6】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図8】風量及び騒音と、S/Dとの関係を示すグラフ
【図9】従来構成を示す図2相当図
【図10】外扇の正面図
【符号の説明】
1は固定子、4は固定子枠、4aは冷却フィン、5は冷
却風用通風路、6は軸受ブラケット、7は回転子、8は
回転軸、21は外扇、22は外扇カバー、23は主板、
24は翼、25はボス部、31は外扇カバー、39、4
0は吸音材、41は外扇、42は主板、43は翼、44
は外扇、45は翼を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の一端に直角に取付けられた主板
    と、この主板の外側面に前記回転軸を中心としてその回
    りに放射状に且つ等間隔に突設された複数の翼とから構
    成されたラジアルプレート式の外扇を備えると共に、こ
    の外扇を覆う外扇カバーを備えて成る全閉外扇形回転電
    機において、 前記複数の翼を前記主板の外周縁部から前記回転軸の外
    周部付近まで延びるように設け、 前記外扇の翼外径をD、前記外扇カバーの吐出側内径を
    DF 、前記主板外径をD0 と定義したとき、 D=0.73〜0.76DF が成立すると共に、 D0 =0.9〜0.95D が成立するように構成したことを特徴とする全閉外扇形
    回転電機。
  2. 【請求項2】 前記外扇の吸気側の翼外径をD1 、前記
    外扇の主板側の翼外径をD2 と定義したとき、 D1 ≧D2 が成立すると共に、 D1 +D2 が2Dにほぼ等しくなるように構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の全閉外扇形回転電機。
  3. 【請求項3】 前記外扇の翼の吸気側の端部角部を丸み
    を帯びた形状に形成する場合に、前記端部角部の曲率半
    径をSと定義したとき、 S/D=0.012〜0.020 が成立するように構成したことを特徴とする請求項1又
    は2記載の全閉外扇形回転電機。
JP754094A 1994-01-27 1994-01-27 全閉外扇形回転電機 Pending JPH07222402A (ja)

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