JP2005272199A - 低温焼成磁器組成物およびその製造方法 - Google Patents

低温焼成磁器組成物およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
焼結助剤であるBの使用量を少なくしながら、1000℃以下の低温で、さらには900℃以下の低温で、銀、金、銅などの電極材料と同時焼成することが可能であり、比誘電率が低く、高いf・Q値を有するコーディエライト結晶相を析出させた低温焼成磁器組成物を提供すること、またその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
主成分がMg,Al,Siの酸化物で構成され、Mg,Al,SiをそれぞれMgO,Al,SiOに換算し合計100重量%としたとき、MgO換算で10〜25重量%、Al換算で15〜40重量%、SiO換算で45〜65重量%のMg,Al,Siを含有し、前記主成分100重量%に対して、副成分としてB換算で0.1〜10重量%のB、CuO換算で0.1〜5重量%のCu、Mn換算で0.1〜10重量%のMnを含有する低温焼成磁器組成物とする。
【選択図】
図1

Description

本発明は、積層回路基板用の低温焼成磁器組成物に関し、特に、高周波での低い誘電率、高いfQ値(fは共振周波数)を有し、銀、金、銅といった低融点電極材料との同時焼成が可能な低温焼成磁器組成物およびその製造方法に関するものである。
従来からIC等の半導体素子や各種電子部品を搭載し、内層回路を配したセラミックス積層回路基板が知られている。この様な積層回路基板の材料としてはアルミナ基板が用いられて来た。アルミナ基板は焼成温度が1300〜1600℃と高いため、電極材料にはW,Mo等の高融点金属が使用されている。しかし、これらの電極材料は電気抵抗率が高く、信号の伝送損失が大きくなる問題があった。
また、アルミナ自体の比誘電率(ε10)が高いため伝送信号の遅延といった問題がある。そこで、伝送信号の高周波化(GHz帯以上)に対応した回路基板に適した材料として特許文献1には、電気抵抗率の小さい銀、金、銅などの電極材料と同時焼成が可能で、比誘電率が低く(ε5.5)、高f・Q値を有するコーディエライト結晶相を母材とした低温焼成磁器組成物が開示されている。
特公平6−2619号
しかしながら、コーディエライト結晶を母材とした低温焼成磁器組成物では、緻密な磁器を得るために多量なB等の焼結助剤が必要となり、f・Q値が低下するといった問題点や、焼成温度が950℃以上であり、銀電極材との同時焼成には焼成温度と銀の溶融温度との差が小さいといった問題点があった。また、仮焼中にホウ素が蒸発し炉材に損傷を与えたり、焼成時に電極材料と反応したり、製造工程で水、アルコールに溶解し、乾燥時に偏析したり、使用する有機バインダーと反応しバインダーの性能を劣化させる等の課題を解決する必要があった。
そこで本発明の目的は、焼結助剤であるBの使用量を少なくしながら、1000℃以下の低温で、さらには900℃以下の低温で、銀、金、銅などの電極材料と同時焼成することが可能であり、比誘電率が低く、高いf・Q値を有するコーディエライト結晶相を析出させた低温焼成磁器組成物を提供すること、またその製造方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、主成分がMg,Al,Siの酸化物で構成され、Mg,Al,SiをそれぞれMgO,Al,SiOに換算し合計100重量%としたとき、MgO換算で10〜25重量%、Al換算で15〜40重量%、SiO換算で45〜65重量%のMg,Al,Siを含有し、前記主成分100重量%に対して、副成分としてB換算で0.1〜10重量%のB、CuO換算で0.1〜5重量%のCu、Mn換算で0.1〜10重量%のMnを含有する低温焼成磁器組成物である。
本発明においては、副成分として、さらにBi換算で0〜10重量%のBi、ZnO換算で0〜2.5重量%のZnのうち少なくとも1種類以上を含有させても良い。
そして本発明の低温焼成磁器組成物は、組織中にコーディエライト(2MgO・2Al・5SiO)結晶を備えることを特長とするものである。
第2の発明は、第1の発明の低温焼成磁器組成物の製造方法であって、主成分原料であるMgO,Al,SiOを、900℃以上1200℃未満の温度にて仮焼する第1の仮焼工程と、前記第1の仮焼工程を経て得られた第1の仮焼粉に、副成分としてB、CuO、Mnを混合し、700℃以上で前記第1の焼成工程における焼成温度よりも低い温度で仮焼する第2の仮焼工程と、前記第2の仮焼工程を経て得られた第2の仮焼粉を用いて成形体とする成形工程と、前記成形体を前記第2の仮焼工程おける焼成温度よりも高い温度で1000℃以下の温度で焼成する焼成工程を有し、前記焼成工程においてコーディエライト(2MgO・2Al・5SiO)結晶を析出させた低温焼成磁器組成物の製造方法である。
副成分として、さらにBi、ZnOのうち少なくとも1種類を、B、CuO、Mnとともに第1の仮焼粉に混合しても良い。
本発明の低温焼成磁器組成物は、1000℃以下さらには900℃以下の低温で焼結可能な材料であるため、銀、金、銅などの電極材料と同時焼成し積層回路基板を形成することができる。しかも低い比誘電率(ε5.5以下)と高いf・Q値(f・Q10000GHz以上)をもつ材料であるため、高周波用の積層回路基板等に好適である。
本発明において、各成分の組成範囲、第1、第2の仮焼工程における温度範囲を特定した理由は以下のとおりである。
まず、主成分である、Mg,Al,Siについて説明する。MgがMgO換算で10重量%より少ないと、1000℃以下の低温焼成において、焼成時に析出するコーディエライト(2MgO・2Al・5SiO)結晶比率が少なくなり、低い比誘電率、高いf・Q値が得られなくなる。また、25重量%より多いと、同様に1000℃以下の低温焼成において、焼成時に析出するコーディエライト結晶の比率が少なくなり、低い比誘電率、高いf・Q値が得られなくなる。特に多い場合は、比誘電率の高いエンスタタイト(MgO・SiO)(ε6.5)の析出量が多くなり、低い比誘電率が得られなくなる。
AlがAl換算で15重量%より少ないと、1000℃以下の低温焼成において、焼成時に析出するコーディエライト結晶比率が少なくなり、低い比誘電率、高いf・Q値が得られなくなる。
また、40重量%より多いと、同様に1000℃以下の低温焼成において、焼成時に析出するコーディエライト結晶の比率が少なくなり、低い比誘電率、高いf・Q値が得られなくなる。また、焼結密度が低下し緻密な磁器組成物が得られなく。
SiがSiO換算で45重量%より少ないと、1000℃以下の低温焼成において、焼成時に析出するコーディエライト結晶比率が少なくなり、低い比誘電率、高いf・Q値が得られなくなる。また、65重量%より多いと、同様に1000℃以下の低温焼成において、焼成時に析出するコーディエライト結晶の比率が少なくなり、低い比誘電率、高いf・Q値が得られなくなる。また、焼結密度が低下し緻密な磁器組成物が得られない。
主成分である、MgO,Al,SiOを限定した組成範囲においては、コーディエライト結晶以外に、エンスタタイト(MgO・SiO)結晶、スピネル(MgO・Al)結晶、SiO2結晶が析出する場合もあるが、析出量は微量のため、いずれも比誘電率が5.5以下、f・Q値が10000GHz以上で、1000℃以下の温度で焼成することができる低温焼成磁器組成物が得られる。
図2、図3は、MgO13.78重量%、Al34.86重量%、SiO51.36重量%の組成比で混合された素原料を、それぞれ1100℃、1300℃で焼成した時(本発明では第1の仮焼工程と呼ぶ)の、X線回折測定(Cu−Kα線)による回折パターンである。
1100℃で焼成した場合は、AlとMgO・SiO(エンスタタイト)の結晶相が確認された。そして、1300℃では2MgO・2Al・5SiO(コーディエライト)の結晶相が確認された。詳細は後述するが、第1の仮焼工程でコーディエライトが析出する場合(仮焼温度が高い)には、後工程の焼成において緻密化が進まず、また所望の誘電特性も得られないこと、また、MgO・SiOが析出しない場合(仮焼温度が低い)には、後工程の焼成においてコーディエライトの析出が不十分となり、所望の誘電特性も得られない。そこで、AlとMgO・SiOの結晶相を備えるように、主成分であるMg,Al,Siの仮焼温度を、900℃以上1200℃未満の温度とした。
上記のように調整された第1の仮焼粉には、以下の副成分を添加する。副成分としてB,Cu,Mnを必須とし、任意成分としてBi,Znを添加しても良い。
Bは低温焼結促進の効果がある。B換算で0.1重量%より少ないと、1000℃以下の低温焼成においては焼結が不十分であり緻密な磁器組成物が得られなく。また、10重量%より多いと、f・Q値が低下し低損失な磁器組成物が得られなくなり、焼結体に発泡が生じ緻密な磁器組成物が得られなくなる。このため0.1〜10重量%であるのが好ましい。更に好ましくは5重量%以下である。
Cuは低温焼結促進の効果、および焼成時のコーディエライトの結晶化を促進する効果がある。CuO換算で0.1重量%より少ないと、その効果が得られず、1000℃以下の低温焼成においては緻密な磁器組成物が得られなく。また、5重量%より多いと、f・Q値が低下し低損失な磁器組成物が得られなくなる。このためCuはCuO換算で0.1〜5重量%であることが望ましい。好ましくは0.5〜2重量%である。
Mnもまた低温焼結促進の効果、および焼成時のコーディエライトの結晶化を促進する効果がある。Mn換算で0.1重量%より少ないと、その効果が得られず、1000℃以下の低温焼成においては緻密な磁器組成物が得られなく。また、10重量%より多いと、f・Q値が低下し低損失な磁器組成物が得られなくなる。このためMnはMn換算で0.1〜10重量%であることが望ましい。好ましくは1〜5重量%である。
BiはBと同じく低温焼結促進の効果がある。Bi換算で10重量%より多いと、比誘電率が大きくなり、f・Q値が低下するため低誘電率で低損失な磁器組成物が得られなくなる。このためBiはBi換算で0〜10重量%であることが望ましい。好ましくは1〜5重量%である。
Znは低温焼結促進の効果および比誘電率を小さくする効果がある。ZnO換算で2.5重量%より多いと、f・Q値が低下するため低損失な磁器組成物が得られなくなる。このためZnはZnO換算で0〜2.5重量%であることが望ましい。
上記のように調整された副成分を添加した第1の仮焼粉を、700℃以上で前記第1の焼成工程における焼成温度よりも低い温度で仮焼(本発明では第2の仮焼工程と呼ぶ)する。第2の仮焼工程における温度を700℃以上としたのは、主成分原料であるSiO2、MgOと副成分添加物がガラス化するのに必要な温度であるからであり、第1の焼成工程における焼成温度よりも低い温度としたのは、副成分の焼結促進効果により、第2の仮焼工程でコーディエライトが析出するのを防ぐためである。
本発明では、上記に特定した成分組成、仮焼温度条件により、比誘電率が5.5以下と小さく、f・Q値が10000GHz以上で、しかも、1000℃以下の温度で焼成することができる低温焼成磁器組成物を得ることができる。従って、本発明の低温焼成磁器組成物は、銀、金、銅といった電気抵抗率の小さい電極材料と同時焼成が可能となる。よって、本発明の低温焼成磁器組成物の有する高いf・Q値をもち、電極材料の電気抵抗による損失をおさえた、極めて損失の小さい高周波用(GHz帯以上)回路基板を構成することができる。
以下、実施例として詳細に説明する。
コーディエライトの原料となるMgO、Al、SiO粉末を表1にしめす重量比率に従って秤量し、純水と一緒に、ボールミルで20時間混合をおこなった。混合スラリーを加熱乾燥した後、らいかい機で解砕し、アルミナ製容器に入れ1000〜1150℃で2時間仮焼(第1の仮焼工程)した。次に、前記MgO-Al-SiO仮焼粉とB、Bi、CuO、Mn、ZnOを表1にしめす重量比率に従って秤量し、純水と一緒に、ボールミルで20時間混合をおこなった。混合スラリーを加熱乾燥した後、らいかい機で解砕し、アルミナ製容器に入れ700〜900℃で2時間仮焼した(第2の仮焼工程)。得られた仮焼粉と純水とをボールミルに入れ40時間粉砕し、加熱乾燥した後、粉砕粉を得た。
なお比較例として、第1の仮焼温度が本発明の範囲外であるものもあわせて表1に示す。
この粉砕粉にアクリル系バインダー水溶液を粉砕粉重量に対してバインダー固形分3〜5wt%添加した後、乳鉢にて混練し、32メッシュふるいを通過させ整粒し、造粒粉を得た。この造粒粉を金型に入れ、1GPaの圧力で加圧成形し、円柱状の成形体試料を得た。この試料を空気中にて800〜1050℃まで200℃/hの速度で昇温し、2時間保持後、室温まで200℃/hの速度で冷却して焼成をおこなった。
得られた焼結体の寸法と重量から焼結密度を算出した。そして、円柱共振器法により共振周波数fと無負荷Q値Qを求めた。焼成体の寸法とfとQより、比誘電率および誘電損失係数tanδの逆数とfの積であるf・Q値を算出した。共振周波数fは13〜16GHzであった。これらの結果を表1にしめす。また、Cu−Kα線によるX線回折測定により試料の結晶相の同定をおこなった。結果を図1、2にしめす。試料番号に*印のないものが本発明の実施例であり、試料番号に*印のあるものは本発明の範囲外の比較例である。
表1の結果から、試料No.3、5、6では副成分比率が発明の範囲から外れるため、比誘電率が大きくなり、またf・Q値が低下し、比誘電率5.5以下、f・Q10000GHz以上が得ることができない。試料No.11では副成分比率が発明の範囲から外れるため、焼成温度が高く1000℃以下で緻密な焼結体を得ることができない。試料No.20では主成分原料であるMgOの組成比率が、発明の範囲から外れるため、比誘電率が大きくなり比誘電率5.5以下が得られない。試料No.25では主成分MgO-Al-SiOのみの組成であり、副成分を含んでいないため1000℃以下の焼成で緻密な焼結体を得ることができない。一方、試料番号に*印のない本発明の範囲内の実施例においては、1000℃以下の焼成温度において、緻密な焼結体を得ることができ、かつ比誘電率が5.5以下で、f・Q値が10000GHz以上の特性を得ることができる。
また、1100℃で仮焼した第1の仮焼粉を用いた低温焼成磁器組成物(試料No.7)X線回折パターンを図1に示す。前記したように、1100℃で仮焼した第1の仮焼粉のパターンにはコーディエライトの結晶ピークは確認されないが(図2参照)、950℃で焼成した後の組織中にはコーディエライトが析出しており、緻密で比誘電率が5.5以下で、f・Q値が10000GHz以上の特性を得ることができた。
Figure 2005272199
本発明の低温焼成磁器組成物は、1000℃以下さらには900℃以下の低温で焼結可能な材料であるため、銀、金、銅などの電極材料と同時焼成し積層回路基板を形成することができる。しかも低い比誘電率(ε5.5以下)と高いf・Q値(f・Q10000GHz以上)をもつ材料であるため、高周波用の積層回路基板等に適用することができる。
本発明の一実施例に係る低温焼成磁器組成物のX線回折パターンを示す図である。 MgO、Al、SiO(組成MgO13.78wt%、Al34.86wt%、SiO51.36wt%)を1100℃で焼成した組成物のX線回折パターンを示す図である。 MgO、Al、SiO(組成MgO13.78wt%、Al34.86wt%、SiO51.36wt%)を1300℃で焼成した組成物のX線回折パターンを示す図である。

Claims (5)

  1. 主成分がMg,Al,Siの酸化物で構成され、Mg,Al,SiをそれぞれMgO,Al,SiOに換算し合計100重量%としたとき、MgO換算で10〜25重量%、Al換算で15〜40重量%、SiO換算で45〜65重量%のMg,Al,Siを含有し、
    前記主成分100重量%に対して、副成分としてB換算で0.1〜10重量%のB、CuO換算で0.1〜5重量%のCu、Mn換算で0.1〜10重量%のMnを含有することを特徴とする低温焼成磁器組成物。
  2. 副成分として、さらにBi換算で0〜10重量%のBi、ZnO換算で0〜2.5重量%のZnのうち少なくとも1種類以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の低温焼成磁器組成物。
  3. 組織中にコーディエライト(2MgO・2Al・5SiO)結晶を備えることを特長とする請求項1又は2に記載の低温焼成磁器組成物。
  4. 主成分原料であるMgO,Al,SiOを、900℃以上1200℃未満の温度にて仮焼する第1の仮焼工程と、
    前記第1の仮焼工程を経て得られた第1の仮焼粉に、副成分としてB、CuO、Mnを混合し、700℃以上で前記第1の仮焼工程における焼成温度よりも低い温度で仮焼する第2の仮焼工程と、
    前記第2の仮焼工程を経て得られた第2の仮焼粉を用いて成形体とする成形工程と、
    前記成形体を前記第2の仮焼工程おける焼成温度よりも高い温度で焼成する焼成工程を有し、
    前記焼成工程においてコーディエライト(2MgO・2Al・5SiO)結晶を析出させたことを特長とする低温焼成磁器組成物の製造方法。
  5. 副成分として、さらにBi、ZnOのうち少なくとも1種類を、B、CuO、Mnとともに第1の仮焼粉に混合することを特長とする請求項4に記載の低温焼成磁器組成物の製造方法。
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