JP2005261017A - バスバーカバー - Google Patents

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Akihiro Watanabe
昭博 渡辺
Akira Kabasawa
明 椛澤
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Abstract

【課題】 破損等が生じることを抑制し、所望の電気的絶縁状態を確保する。
【解決手段】 第1カバーの一対の係止部材43c,43cを第1バスバー12aの係止孔28により締まり嵌めされた状態で固定し、第1カバーの突出部41cと先端部42bとによって第1バスバー12aを幅方向の両側から挟み込んだことにより、第1バスバー12aを幅方向および長手方向および厚さ方向への各変位を規制するようにして強固に固定した。第2バスバー12bおよび第3バスバー12cは、第1カバーおよび第2カバーに対して変位可能に固定した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のバスバーを絶縁状態に保持するバスバーカバーに関する。
従来、例えば、複数相のモータの各相巻線に励磁電流を供給するためのバスリングの各給電端子と、外部のインバータ等のモータ制御装置の入出力端子とを複数のバスバーを介して接続する駆動装置(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2001−25198号公報
ところで、上記従来技術の一例に係る駆動装置において、例えば電気的絶縁性を有する樹脂等により形成されたバスバーカバーによって、複数のバスバーを互いに絶縁状態に保持する際には、例えばバスバーやバスバーカバーの寸法ばらつきや、例えば複数のバスバーの相対位置のずれや、例えばモータとモータ制御装置との相対位置のずれ等に対応して、各バスバーを柔軟に固定することが望まれている。特に、モータを駆動源として搭載する車両においては、車両の運転状態に応じてバスバーカバーに振動が発生したり、バスバーカバーの適宜の方向に応力が作用した場合等であっても、バスバーカバーに破損が生じることを防止し、所望の電気的絶縁状態を確保する必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、破損等が生じることを抑制し、所望の電気的絶縁状態を確保することが可能なバスバーカバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の発明のバスバーカバーは、複数相のモータの各相巻線の接続端子と外部に対する入出力端子とを接続する複数相のバスバー(例えば、実施の形態での各バスバー12a,12b,12c)を絶縁状態に保持するバスバーカバーであって、前記複数相のバスバーのうち何れかひとつの相のバスバー(例えば、実施の形態でのバスバー12a)は前記バスバーカバー内での変位が規制されるようにして固定され、前記何れかひとつの相のバスバー以外の他のバスバーは前記バスバーカバー内にて非接触で変位可能に固定されてなることを特徴としている。
上記構成のバスバーカバーによれば、複数相のバスバーのうち、何れか1つの相のバスバーのみをバスバーカバーに対して変位が規制されるように固定することから、例えば複数のバスバーの相対位置にずれが生じたり、複数のバスバーに振動が発生した場合等であっても、何れか1つの相のバスバーのみと接触しているだけであるから、過剰な応力が発生せず、バスカーカバーに破損等が生じることを防止することができる。
さらに、請求項2に記載の発明のバスバーカバーは、前記何れかひとつの相のバスバーは厚さ方向に貫通する貫通孔(例えば、実施の形態での係止孔28)を備え、前記貫通孔に装着されて締まり嵌めされた状態で固定される固定部材(例えば、実施の形態での一対の係止部材43c,43c)を備えることを特徴としている。
上記構成のバスバーカバーによれば、固定部材が挿入される貫通孔を、固定部材に対して所定の締め代を有するように形成することによって、貫通孔に挿入された固定部材を締まり嵌めされた状態で強固に固定することができる。
さらに、請求項3に記載の発明のバスバーカバーは、前記何れかひとつの相のバスバーを幅方向の両側から挟み込む2つの挟持部材(例えば、実施の形態での突出部41cおよび先端部42b)を備え、前記2つの挟持部材間の距離を前記バスバーの幅方向の長さに対して所定の締め代を有する値に設定したことを特徴としている。
上記構成のバスバーカバーによれば、2つの挟持部材によってバスバーを幅方向の両側から挟み込むことによってバスバーを強固に固定することができると同時に、温度変化によるバスバーの長手方向の熱膨張を許容することによって、バスバーカバーに応力を作用させずに、バスカーカバーに破損等が生じることを防止することができる。
請求項1に記載の発明のバスバーカバーによれば、何れか1つの相のバスバーのみから僅かな応力を受けるだけであるから、例えば複数のバスバーの相対位置にずれが生じたり、複数のバスバーに振動が発生した場合等であっても、バスカーカバーに破損等が生じることを防止することができる。
さらに、請求項2または請求項3に記載の発明のバスバーカバーによれば、何れかひとつの相のバスバーをバスバーカバーに強固に固定することができる。
以下、本発明のバスバーカバーの一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態によるバスバーカバー1は電気的絶縁性を有する樹脂等からなり、例えば図1に示すように、複数相(例えば、U相およびV相およびW相からなる3相)のモータのステータ10に具備される集電リング11の各端子11a,11b,11cと外部の入出力端子(図示略)とを接続する複数のバスバー12a,12b,12cを絶縁状態に保持する。
ステータ10は、例えば略円環状に配置された複数のステータ片13,…,13がステータ保持ケース14内に収容されて構成され、略T字板状の複数の電磁鋼板が積層されて構成された各ステータ片13のバックヨーク部13aから周方向内方に向かい延出するティース部13bには絶縁部材を介してステータ巻線(図示略)が巻装されるようになっている。
各相毎にステータ巻線を共通接続する導電性部材からなる各集電リング11,11,11はステータ10の一方の端面に配置され、各集電リング11,11,11の外周部から径方向外方に突出した各端子11a,11b,11cは、ステータ10の外周部に設けられた端子接続部15において各バスバー12a,12b,12cの一方の端部に接続されるようになっている。
そして、各バスバー12a,12b,12cの他方の端部は、ステータ保持ケース14の外周部に設けられた端子ボックス16において、モータの駆動および回生作動を制御するインバータ等の駆動制御装置の複数相の入出力端子(図示略)に接続されることで、モータの各相のステータ巻線に対して集配電を行うようになっている。
例えば図2に示すように、略多段平板状に形成された複数(例えば、3本)のバスバー12a,12b,12cの一方の端部には、各ボルト挿入孔21a,21b,21cが形成され、これらの各ボルト挿入孔21a,21b,21cに挿入された各ボルト22a,22b,22cがステータ10の端子接続部15に締結固定されることで、各バスバー12a,12b,12cの一方の端部と各集電リング11,11,11の各端子11a,11b,11cとが接続されている。
また、各バスバー12a,12b,12cの他方の端部には、各ボルト挿入孔23a,23b,23cが形成され、これらの各ボルト挿入孔23a,23b,23cに挿入された各ボルト24a,24b,24cが端子ボックス16に締結固定されることで、各バスバー12a,12b,12cの他方の端部と駆動制御装置の複数相の各入出力端子とが接続されている。
第1バスバー12aは、一方の端部と他方の端部との間に厚さ方向の同一方向に一段屈曲した2つの第1および第2段差部25a,25bを備え、一方の端部を有する第1段部25cは第1段差部25aを介して第2段部25dに接続され、さらに、第2段部25dは第2段差部25bを介して他方の端部を有する第3段部25eに接続されている。
第1段部25cには厚さ方向に直交する平面内において略鈍角に屈曲する第1屈曲部25fが設けられ、さらに、第2段部25dには厚さ方向に直交する平面内において略鈍角に屈曲する第2屈曲部25gが設けられ、第1バスバー12aは厚さ方向に沿って見た平面視において略U字状に形成されている。
そして、第1屈曲部25fには厚さ方向に貫通する係止孔28が設けられている。
第2バスバー12bは、一方の端部と他方の端部との間に厚さ方向の同一方向に一段屈曲した2つの第1および第2段差部26a,26bを備え、一方の端部を有する第1段部26cは第1段差部26aを介して第2段部26dに接続され、さらに、第2段部26dは第2段差部26bを介して他方の端部を有する第3段部26eに接続されている。
第1段部26cには厚さ方向に直交する平面内において略鈍角に屈曲する第1屈曲部26fが設けられ、さらに、第2段部26dには厚さ方向に直交する平面内において略鈍角に屈曲する第2屈曲部26gが設けられ、第2バスバー12bは厚さ方向に沿って見た平面視において略U字状に形成されている。
第3バスバー12cは、一方の端部と他方の端部との間に厚さ方向に一段屈曲した各2つの第1および第2段差部27a,27bを備え、一方の端部を有する第1段部27cは第1段差部27aを介して第2段部27dに接続され、さらに、第2段部27dは第2段差部27bを介して他方の端部を有する第3段部27eに接続されている。
第2段部27dには厚さ方向に直交する平面内において略鈍角に屈曲する屈曲部27fが設けられ、第3バスバー12cは厚さ方向に沿って見た平面視において略V字状に形成されている。
第1〜第3バスバー12a,12b,12cを絶縁状態に保持するバスバーカバー1は、例えば図3に示すように、互いに付き合わされて第1〜第3バスバー12a,12b,12cを厚さ方向の両側から挟み込む第1カバー1aおよび第2カバー1bと、これらの第1カバー1aと第2カバー1bとを接続する接続部材1c,1cとを備えて構成されている。
第1カバー1aは厚さ方向に一段屈曲した略多段板状に形成され、各バスバー12a,12b,12cの第1段部25c,26c,27cが装着される第1カバー第1段部31と、各バスバー12a,12b,12cの第1段差部25a,26a,27aが装着される第1カバー段差部32と、各バスバー12a,12b,12cの第2段部25d,26d,27dが装着される第1カバー第2段部33とを備えて構成されている。
そして、第1カバー1aには、第1カバー第1段部31および第1カバー段差部32および第1カバー第2段部33の各表面上から突出する複数のリブが滑らかに接続されて形成された4つの第1〜第4リブ40a,40b,40c,40dによって区画され、各バスバー12a,12b,12cが装着される第1バスバー装着部41および第2バスバー装着部51および第3バスバー装着部61が形成されている。
第2カバー1bは厚さ方向に一段屈曲した略多段板状に形成され、各バスバー12a,12b,12cの第1段部25c,26c,27cが装着される第2カバー第1段部36と、各バスバー12a,12b,12cの第1段差部25a,26a,27aが装着される第2カバー段差部35と、各バスバー12a,12b,12cの第2段部25d,26d,27dが装着される第2カバー第2段部34とを備えて構成されている。
そして、第2カバー1bには、第2カバー第1段部36および第2カバー段差部35および第2カバー第2段部34の各表面上から突出する複数のリブが滑らかに接続されて形成された4つの第1〜第4リブ70a,70b,70c,70dによって区画され、各バスバー12a,12b,12cが装着される第1バスバー装着部71および第2バスバー装着部81および第3バスバー装着部91が形成されている。
第1カバー1aの第1バスバー装着部41において、第2リブ40bの一部をなすリブ41bから内側にずれた位置には、このリブ41bと平行に伸びる所定長さのリブ42が配置され、所定間隔をおいて配置されたリブ41b,42によって溝部42aが形成されている。そして、第1バスバー12aの第1段部25cを幅方向の両側から挟み込むリブ42と第1リブ40aの一部をなすリブ41aとの間の距離は、第1バスバー12aの第1段部25cの幅寸法よりも所定距離だけ長く設定され、リブ42とリブ41aとによって両側から挟み込まれた第1バスバー12aの第1段部25cは幅方向においてリブ42とリブ41aとに非接触状態とされている。
また、第1バスバー12aの長手方向に沿った第1バスバー装着部41の一方の端部において、第1リブ40aの一部をなすリブ41aの先端部には、リブ42の先端部42bに向かい突出する突出部41cが形成され、この第1リブ40aの突出部41cとリブ42の先端部42bとの間の距離は、第1バスバー12aの第1段部25cの幅寸法と同等あるいは第1段部25cの幅寸法よりも僅かに短い距離に設定され、突出部41cと先端部42bとによって両側から挟み込まれる第1バスバー12aの第1段部25cは幅方向への変位が規制されるようにして強固に固定されている。
また、リブ41bに滑らかに接続され、第1バスバー12aの第1屈曲部25fの屈曲形状に沿うような形状を有するリブ51aから第1バスバー装着部41の内側にずれた位置には、第1バスバー12aの係止孔28に装着される装着部43が設けられている。この装着部43は、例えば図4に示すように、第1バスバー装着部41の表面41A上から僅かに突出する環状の開口端43aを有する凹部43bと、この凹部43bの底面43A上から突出する一対の鉤状の係止部材43c,43cとを備えて構成されている。そして、第1バスバー装着部41に装着される第1バスバー12aの長手方向に沿って対向配置された一対の係止部材43c,43cの各先端部には対向方向(つまり、第1バスバー12aの長手方向)に沿って互いに離間する方向に向かい突出する係止爪43d,43dが形成されている。また、一対の係止部材43c,43cの対向方向において各係止部材43cと凹部43bの内壁面との間には、第1バスバー装着部41を厚さ方向に貫通する貫通孔43e,43eが設けられ、一対の係止部材43c,43cは各先端部同士が互いに近接あるいは離間するようにして弾性変形可能とされている。
これにより、第1バスバー装着部41に第1バスバー12aを装着する際に第1バスバー12aの係止孔28の一方の開口端から係止部材43c,43cの先端部を挿入すると、各係止爪43d,43dが係止孔28の内壁面に当接することで一対の係止部材43c,43cは互いの先端部が近接するようにして弾性変形し、さらに、係止部材43c,43cを係止孔28に向かい押し込み、各係止爪43d,43dが係止孔28の他方の開口端を乗り越えると、一対の係止部材43c,43cは互いの先端部が離間するようにして弾性変形し、各係止爪43d,43dが係止孔28の他方の開口端に係止するようになっている。
ここで、一対の係止部材43c,43cが係止孔28に装着された際に、第1バスバー12aの係止孔28の内壁面に当接する各係止部材43c,43cの当接面同士間の距離は、第1バスバー12aの長手方向に沿った係止孔28の内壁面間の距離と同等あるいは僅かに大きく設定され、さらに、各係止部材43c,43cの幅寸法は第1バスバー12aの幅方向に沿った係止孔28の内壁面間の距離と同等に設定され、一対の係止部材43c,43cが係止孔28に締まり嵌めされた状態で固定されることにより第1バスバー12aの第1段部25cは長手方向および幅方向への変位が規制されるようにして強固に固定されている。
さらに、例えば一対の係止部材43c,43cが凹部43bの底面43A上から突出する方向を上下方向上方として、各係止爪43d,43dの下端位置は係止孔28の他方の開口端と同等あるいはこの開口端よりも僅かに下方にずれた位置となるように設定され、第1バスバー12aの第1段部25cは厚さ方向への変位が規制されるようにして強固に固定されている。
また、第1バスバー装着部41には、第1リブ40aの一部をなすリブ41aから第1バスバー装着部41の外側にずれた位置でリブ41aと平行に伸びる所定長さのリブ44を備える延出部44aが形成され、このリブ44と延出部44aとの接続部の一部が切り欠けられて貫通孔44bが形成されている。
また、第1バスバー装着部41には、リブ41aに滑らかに接続されたリブ45aと共に、第1バスバー12aの第2段部25dを幅方向の両側から挟み込むリブ45bが設けられ、リブ45aとリブ45bとの間の距離は、第1バスバー12aの第2段部25dの幅寸法よりも所定距離だけ長く設定され、リブ45aとリブ45bとによって両側から挟み込まれる第2段部25dは幅方向においてリブ45aとリブ45bとに非接触状態とされている。
第1カバー1aの第2バスバー装着部51には、第1リブ40aの一部をなすリブ51aに平行に所定長さのリブ51bが配置され、さらに、このリブ51bから内側にずれた位置には、このリブ51bと平行に伸びる所定長さのリブ52が配置され、所定間隔をおいて配置されたリブ51b,52によって溝部52aが形成されている。
そして、第2バスバー12bの第1段部26cを幅方向の両側から挟み込むリブ52とリブ51aとの間の距離は、第2バスバー12bの第1段部26cの幅寸法よりも所定距離だけ長く設定され、リブ52とリブ51aとによって両側から挟み込まれた第2バスバー12bの第1段部26cは幅方向においてリブ52とリブ51aとに非接触状態とされている。
また、第2バスバー12bの長手方向に沿った第2バスバー装着部51の一方の端部において、リブ51aの先端部には、リブ52の先端部に向かい突出する突出部51cが形成され、この突出部51cとリブ52の先端部との間の距離は、第2バスバー12bの第1段部26cの幅寸法より大きく設定され、突出部51cとリブ52の先端部とによって両側から挟み込まれる第2バスバー12bの第1段部26cは幅方向に変位可能とされている。
また、リブ51aは第2バスバー12bの第1屈曲部26fの屈曲形状に沿うような形状を有し、第2バスバー12bの第1屈曲部26fは、リブ51aと第3リブ40cの一部をなすリブ61aとによって幅方向の両側から挟み込まれるようになっている。なお、リブ51aと第3リブ40cとの間の距離は、第2バスバー12bの第1屈曲部26fの幅寸法よりも長く設定され、リブ51aと第3リブ40cとによって両側から挟み込まれる第1屈曲部26fは幅方向においてリブ51aと第3リブ40cとに非接触状態とされている。
また、第2バスバー装着部51には、第2バスバー12bの第2段部26dを幅方向の両側から挟み込むリブ53a,53bが設けられ、リブ53aとリブ53bとの間の距離は、第2バスバー12bの第2段部26dの幅寸法よりも所定距離だけ長く設定され、リブ53aとリブ53bとによって両側から挟み込まれる第2段部26dは幅方向に変位可能とされている。
第1カバー1aの第3バスバー装着部61において、第3バスバー12cの第1段部27cを幅方向の両側から挟み込む第3リブ40cの一部をなすリブ61aと第4リブ40dの一部をなすリブ61bとの間の距離は、第3バスバー12cの第1段部27cの幅寸法よりも所定距離だけ長く設定され、リブ61aとリブ61bとによって両側から挟み込まれた第3バスバー12cの第1段部27cは幅方向においてリブ61aとリブ61bとに非接触状態とされている。
また、第3バスバー12cの長手方向に沿った第3バスバー装着部61の一方の端部において、リブ61aの先端部には、リブ61bの先端部に向かい突出する突出部61cが形成され、この突出部61cとリブ61bの先端部との間の距離は、第3バスバー12cの第1段部27cの幅寸法より大きく設定され、突出部61cとリブ61bの先端部とによって両側から挟み込まれる第3バスバー12cの第1段部27cは幅方向に変位可能とされている。
また、第3バスバー装着部61には、リブ61bに滑らかに接続されたリブ62bと共に、第3バスバー12cの第2段部27dを幅方向の両側から挟み込むリブ62aが設けられ、リブ62aとリブ62bとの間の距離は、第3バスバー12cの第2段部27dの幅寸法よりも所定距離だけ長く設定され、リブ62aとリブ62bとによって両側から挟み込まれる第2段部27dは幅方向に変位可能とされている。
また、第1カバー1aの第1カバー第2段部33において、リブ45bとリブ53aとの間には厚さ方向に第1カバー1aを貫通する係止孔46が形成され、リブ53bとリブ62aとの間には厚さ方向に第1カバー1aを貫通する係止孔63が形成されている。
第2カバー1bの第1バスバー装着部71において、第1リブ70aは、第1カバー1aと第2カバー1bとが付き合わされて接続された状態において、第1カバー1aの第1リブ40aの外面40Aに当接するように配置されている。そして、第1バスバー12aの長手方向に沿った第1バスバー装着部71の一方の端部において、第1リブ70aの一部をなすリブ71aの先端部には切欠部71cが形成され、この切欠部71cから厚さ方向に突出する係止部74が設けられている。そして、係止部74の先端部には鉤状の爪部74aが設けられ、第1カバー1aのリブ44と延出部44aとの接続部の貫通孔44bに着脱可能に装着されるようになっている。すなわち、第1カバー1aと第2カバー1bとを付き合わせて接続する際に、第2カバー1bの係止部74は第1カバー1aのリブ41aとリブ44との間に挿入されるようになっており、係止部74の爪部74aが貫通孔44bに挿入されると、爪部74aは貫通孔44bの開口端に係止するようになっている。
また、第2カバー1bの第1バスバー装着部71において、第2リブ70bは、第1カバー1aと第2カバー1bとが付き合わされて接続された状態において、第1カバー1aの第2リブ40bの内面40Bに当接するように配置されている。そして、第2リブ70bの一部をなすリブ71bは、第1カバー1aと第2カバー1bとが付き合わされて接続された状態において第1カバー1aの第1バスバー装着部41の溝部42aに装着されるようになっている。
この場合、隣り合う第1および第2バスバー12a,12b間の電気的な絶縁距離は、溝部42aを形成するリブ42およびリブ41bの厚さと溝部42aに挿入されるリブ71bの厚さとを加算して得た厚さに限らず、各リブ42,41b,71bの表面に沿って形成される経路の長さに応じた値となり、絶縁性を向上させることができる。
また、リブ71bに滑らかに接続され、第1バスバー12aの第1屈曲部25fの屈曲形状に沿うような形状を有するリブ81aから第1バスバー装着部71の内側にずれた位置には、第1カバー1aの装着部43を収容する収容部73が形成されている。この収容部73は、例えば図4に示すように、第1バスバー12aの長手方向に沿って仕切部材73aの両側に配置された2つの凹部73b,73bを備えて構成され、各凹部73b,732bには第1バスバー12aの係止孔28の他方の開口端から突出する各係止部材43c,43cの先端部が挿入され、仕切部材73aは一対の係止部材43c,43cの間に装着されるようになっている。これにより、一対の係止部材43c,43cが不必要に互いの先端部を近接させるようにして弾性変形することが防止されている。
なお、仕切部材73aの先端には面取り部が設けられ、一対の係止部材43c,43c間への仕切部材73aの装着性が向上させられている。
第2カバー1bの第2バスバー装着部81には、第1カバー1aと第2カバー1bとが付き合わされて接続された状態において第1カバー1aの第2バスバー装着部51の溝部52aに装着される所定長さのリブ81bが形成されている。
この溝部52aにリブ81bが装着された場合、隣り合う第2および第3バスバー12b,12c間の電気的な絶縁距離は、溝部52aを形成するリブ52およびリブ51bの厚さと溝部52aに挿入されるリブ81bの厚さとを加算して得た厚さに限らず、各リブ52,51b,81bの表面に沿って形成される経路の長さに応じた値となり、絶縁性を向上させることができる。
また、第2カバー1bの第3バスバー装着部91において、第3リブ70cは、第1カバー1aと第2カバー1bとが付き合わされて接続された状態において、第1カバー1aの第3リブ40cの一方の内面40Cに当接するように配置されている。また、第4リブ70dは、第1カバー1aと第2カバー1bとが付き合わされて接続された状態において、第1カバー1aの第4リブ40dの外面40Dに当接するように配置されている。
そして、第2カバー1bの第2カバー第2段部34において、第1リブ70aの一部をなすリブ75aと第4リブ70dの一部をなすリブ92aとの間には、第1カバー1aの係止孔46および係止孔63に着脱可能に装着される係止部76および係止部93が設けられ、各係止部76,93の先端部には鉤状の爪部76a,93aが設けられている。そして、第1カバー1aと第2カバー1bとを付き合わせて接続する際に、第2カバー1bの係止部76,93が第1カバー1aの係止孔46および係止孔63に挿入されると、各爪部76a,93aが係止孔46および係止孔63の開口端に係止するようになっている。
上述したように、本実施の形態によるバスバーカバー1によれば、第1バスバー12aの係止孔28に第1カバー1aの一対の係止部材43c,43cが締まり嵌めされた状態で固定され、さらに、第1カバー1aの突出部41cと先端部42bとによって第1バスバー12aが幅方向の両側から挟み込まれることにより、第1バスバー12aは幅方向および長手方向および厚さ方向への各変位が規制されるようにして強固に固定される。一方、第2バスバー12bおよび第3バスバー12cは、第1カバー1aおよび第2カバー1bに対して変位可能に固定されていることから、例えば各バスバー12a,12b,12cの相対位置にずれが生じたり、各バスバー12a,12b,12cに振動が発生した場合等であっても、バスバーカバー1は第1バスバー12aのみから僅かな応力を受けるだけであるから、バスカーカバー1に破損等が生じることを防止することができる。
しかも、第1カバー1aと第2カバー1bとが付き合わされて接続された状態において、第1カバー1aの溝部42aに第2カバー1bのリブ71bが装着され、さらに、第1カバー1aの溝部52aに第2カバー1bのリブ81bが装着されることにより、各バスバー12a,12b,12c間および周囲に配置される導電部材に対する電気的な絶縁性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るバスバーカバーにより保持されるバスバーが接続されるステータの要部を示す斜視図である。 図1に示すステータに装着されたバスバーを示す要部平面図である。 本発明の一実施形態に係るバスバーカバーの斜視図である。 図3に示す第1カバーの装着部と、第2カバーの収容部とを示す要部断面図である。
符号の説明
1 バスバーカバー
12a 第1バスバー
12b 第2バスバー
12c 第3バスバー
11 ステータ
28 係止孔(貫通孔)
41c 突出部(挟持部材)
42b 先端部(挟持部材)
43c 係止部材(固定部材)

Claims (3)

  1. 複数相のモータの各相巻線の接続端子と外部に対する入出力端子とを接続する複数相のバスバーを絶縁状態に保持するバスバーカバーであって、
    前記複数相のバスバーのうち何れかひとつの相のバスバーは前記バスバーカバー内での変位が規制されるようにして固定され、
    前記何れかひとつの相のバスバー以外の他のバスバーは前記バスバーカバー内にて非接触で変位可能に固定されてなることを特徴とするバスバーカバー。
  2. 前記何れかひとつの相のバスバーは厚さ方向に貫通する貫通孔を備え、
    前記貫通孔に装着されて締まり嵌めされた状態で固定される固定部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のバスバーカバー。
  3. 前記何れかひとつの相のバスバーを幅方向の両側から挟み込む2つの挟持部材を備え、前記2つの挟持部材間の距離を前記バスバーの幅方向の長さに対して所定の締め代を有する値に設定したことを特徴とする請求項1に記載のバスバーカバー。

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