JP3956947B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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本発明は、電気接続箱に関し、詳しくは、電気接続箱内に収容してリレーやヒューズ等と接続する縦バスバーを電線とボルト締めにより接続するものである。
従来、図8(A)に示すように、ケース1の上面にリレー収容部2やヒューズ収容部3を設けている電気接続箱があり、このような電気接続箱ではリレー収容部2やヒューズ収容部3に収容するリレーやヒューズと接続する縦バスバー4はケース1の下面側から挿入している。該縦バスバー4は、図8(B)に示すように、電源線wの端末に接続した端子5とケース1の側面でボルト締めにより接続している。
また、同様の電気接続箱として、図9(A)(B)に示すように、ケース9に上下両方向に締付部6a、6bを突出させたボルト6を設け、ケース9の下面側から挿入する縦バスバー7を下向けに突出する締付部6aに下方から締め付けて接続すると共に、電源線端末に接続した端子8を上向きに突設した締付部6bに上方から締め付けて接続するものもある。
しかしながら、図8に示す構造であると、縦バスバー4と電源線端末の端子5との接続を側方からボルト締めにより行わなければならず、製造ラインにおいて、電気接続箱を車両に搭載した状態ではボルト締め作業に必要なスペースが確保できない場合があるという問題がある。
また、図9に示す構造であると、電源線端末の端子8は上方からの締め付け作業により接続することができるため、製造ラインにおいても作業スペースを確保することができるが、縦バスバー7と電源線端末の端子8とを上下方向から別々にボルト6に締め付けているため、作業工数及び部品点数が増加し、製造コストが高くなる問題がある。さらに、このような構造において、縦バスバーの端子部をケース上面側に水平方向に配置して、電線端末端子と重ねてボルト締めしようとすると、縦バスバーの端子部の下方にボルト締結時に荷重を受ける台座を設けることができず、ボルト締めできない問題がある。
そこで、製造ラインにおいて、ボルト締め作業に必要なスペースを確保するものとして、特開平10−247451号において、図10に示す電気接続箱100が提供されている。該電気接続箱100はリレー収容部101とヒューズ収容部102を上面に設けたケース103と、該ケース103と別体にリレー収容部104を設けたリレーボックス105とからなり、ケース103のリレーボックス取付位置Sをボルト締め作業用のスペースとして確保し、電源線wを縦バスバー106とボルト締め接続した後、ケース103にリレーボックス105を組み付けている。
しかしながら、特開平10−247451号で提供されている前記構造であると、ボルト締め作業用のスペースは確保されるが、側方からのボルト締めであるため、作業が行いにくい問題がある。また、ボルト締め作業をしてからリレーボックス105をケース103に組み付けるため、製造ラインでの作業工数が増加する問題もある。
特開平10−247451号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、電気接続箱に収容するバスバーと電線端末の接続を上方からのボルト締めにより行えるようにして、接続作業を容易にすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ケースの一側部に、下面開口としたボックス形状の空洞からなるブロック取付部を設け、該ブロック取付部に前記ケースと別体のブロックを下方より挿入係止する構成とし、
前記ブロック取付部は前記ブロックの上方を、第1ヒュージブルリンクを取り付ける第1ヒュージブルリンク収容部、第2ヒュージブルリンクを取り付ける第2ヒュージブルリンク収容部としている一方、
前記ブロックは、
バッテリと接続される電線端末の端子と前記第1ヒュージブルリンクの入力端子部と接続される第1中継バスバーと、前記第1ヒュージブルリンクの出力端子部とオルタネータに接続される電線とに接続される第2中継バスバーと、前記第2ヒュージブルリンクの入力端子部と前記第1中継バスバーを介して電源線と接続する第3中継バスバーとを取り付けている中継バスバー取付部と、
前記第3中継バスバーの中間部を貫通させた電流センサーを取り付けている電流センサー取付部と、
前記第1中継バスバーと第2中継バスバーの端子部と接続する電線端末の端子の取付位置近傍に設けた水抜き穴とを備え、
前記ケースの内部に収容した第1縦バスバー、第2縦バスバー、第3縦バスバーの上端にそれぞれ水平方向に屈折させた設けた端子部を設け、これら端子部を前記第1、第2ヒュージブルリンク収容部の下面側に延在させて配置し、
前記第1ヒュージブルリンクの入力端子部の下面側に前記第3中継バスバーの端子部と前記第1中継バスバーの端子部を上下に積層配置すると共に、該第1ヒュージブルリンクの出力端子の下面側に前記第1縦バスバーの端子部と前記第2中継バスバーの端子部を上下に積層配置し、
前記第2ヒュージブルリンクの入力端子部の下面に前記第2縦バスバーの端子部、第3縦バスバーの端子部、第3中継バスバーの端子部を上下に積層配置し、
前記各上下積層配置した端子部を前記ブロックで下方から支持すると共に、これら上下に積層配置した端子部のボルト穴を連通し、上方から挿入したボルトを、前記ブロックのナット取付用凹部に埋設したナットに締結して一括で接続固定していることを特徴とする電気接続箱を提供している。
前記構成とすると、電気接続箱の本体となるケース部分をケースとブロックの別体の2部品から形成しているため、バスバー収容部にケース下面側から挿入した縦バスバーの端子部をケースの上面側に水平方向に配置しておき、該端子部の下部に別体のブロックを組み付けて配置することができる。これにより、ブロックを台座として前記端子部を上方からボルト締めでき、自動車の製造ラインにおいて電気接続箱を車両に搭載してもボルト締め作業のスペースを確保して効率良くボルト締めすることができる。
また、前記縦バスバーの端子部をバッテリーに接続した電源線端末の端子とボルト締めにより接続しているため、前記縦バスバーは該縦バスバーに設けた多数のタブをケースに収容するヒューズ等の端子と接続して、電源を分配する役割を果たしている。
前記ケースのブロック取付部は、該ケース上面に設けた端子収容部の下方に設けた下面開口のボックス形状の空洞で、
前記縦バスバーの一部を前記ブロック取付部の内側面に沿って取り付けると共に上端の端子部を前記端子収容部の底壁下面側に突出させ、該収容部底壁に設けた開口を通して外面に露出させる一方、該端子部の下部に取り付ける前記ブロックの上部にナットを埋設しておき、前記端子部と前記他の端子のボルト孔に上方より挿入するボルトを前記ナットと締結している。
前記構成とすると、前記端子収容部底壁に設けた開口を通して縦バスバーの端子部をケース上面側の外面に露出し、該端子部を接続する他の端子を重ねてボルトを通せば、ボルトとナットにより縦バスバーの端子部と他の端子とを上方からのボルト締め作業により簡単に接続することができる。
前記縦バスバーの端子部の上面あるいは上下面に、前記ケース上面に搭載するヒュージブルリンクの端子を重ねると共にバッテリやオルタネータと接続される電線側に接続された端子を重ね、これら積層した端子の下部に前記ブロックを位置させて前記積層部を支持させ、上方からのボルト締めで前記積層した端子を一括接続する構成としている。
前記したように、従来の構造であると、上方からのボルト締めだけでは縦バスバーの端子部と電線端末の端子とをボルト締めにより接続することができなかったが、前記構成とすることにより、上方からのボルト締めだけで一括で縦バスバーの端子部と電線端末の端子等とを接続することができ、ボルト締め作業の効率を向上させることができる。
前記縦バスバーの端子部の下面に前記電線と接続した端子を重ねてボルト締結すると共に、前記電線を前記ブロックの上面に沿わせて配置し、該電線端末の端子の取付位置近傍の前記ブロックに水抜き穴を設けている。
前記電線端末端子と縦バスバーの端子部等との接続部近傍は防水構造とはなっていないため、電気接続箱をエンジンルーム等の被水領域に配置する場合には、前記水抜き穴を設けることにより、被水による端子の損傷やリークの発生を防止することができる。
例えば、電線端末端子と縦バスバーの端子部を中継バスバーを介して接続する場合、該中継バスバーはブロックの上面に沿って配置される。よって、電線端末端子の取付位置近傍に被水した水がブロックの上面側を伝って電気接続箱内に浸水するおそれがあるが、上記水抜き穴を設けることにより、電気接続箱内に浸水する前にブロック上面から水を抜いて電気接続箱内への浸水を防止することができる。
前記ブロックに前記ケースのロック部に係止するロック爪を備えたロック片を設け、前記ロック片に上下方向のロック解除治具ガイド用のロック解除溝を設け、該ロック解除溝の下端を前記ロック爪の幅方向中央に位置させていることが好ましい。
前記構成とすると、ロック解除治具を前記ロック解除溝に沿わせて下方へ押し込むと、ロック爪の中央付近に負荷がかかってロック片が撓みやすくなるため、ロック解除作業を容易にすることができる。
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、電気接続箱の本体となるケース部分をケースとブロックの別体の2部品から形成しているため、ケースのバスバー収容部に縦バスバーを下面側から挿入し、該縦バスバーの端子部をケースの上面側に水平方向に配置しておき、該端子部の下部に別体のブロックを組み付けて配置することができる。これにより、前記ブロックを台座として端子部を上方からボルト締めできるため、自動車の製造ラインにおいて電気接続箱を車両に搭載してもボルト締め作業のスペースを確保して効率良くボルト締めすることができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図7は、本発明の実施形態を示し、電気接続箱10は、ケース11に下面側から別体のブロック40を組み付け、ケース11の上面にアッパーカバー(図示せず)、下面にロアカバー(図示せず)を組み付けて形成している。
ケース11の下面の一側には、図1の斜線で囲んだブロック取付部26を設けている。
該ブロック取付部26は、ケース上面の第1ヒュージブルリンク収容部15と第2ヒュージブルリンク収容部16近傍の端子収容部15a、16aの下方に設けた下面開口のボックス形状の空洞としている。端子収容部15a、16aの底壁には開口を設けており、該開口を通して後述する縦バスバーの端子部と第1、第2ヒュージブルリンク61、62の端子部を水平方向に積層配置した積層部を外面に露出させている。また、端子収容部15aに隣接する位置のケース11の縁部を切り欠いて電線取付位置となる凹部19を設けている。ブロック取付部26に対向するケース上面の残りのスペースには予備ヒューズ収容部17、ヒューズプラー取付部18を設けている。
ケース11上面のうち、ブロック取付部26に対向しない部位には、図3に示すように、ヒューズ収容部12と、差し込みタイプのヒュージブルリンク収容部13と、リレー収容部14とを設けている。
ケース11のブロック取付部26に組み付けるブロック40には、図5(B)に示すように、所要箇所にナット取付用凹部41を設けた中継バスバー取付部42と電流センサー収容部43を設けている。該中継バスバー取付部42には、図5(A)に示すように、3つの中継バスバーを配置している。
第1中継バスバー51は、一端の端子部51aを電源線端末のL型端子(図示せず)と接続する一方、他端の端子部51bを第1ヒュージブルリンク61の入力端子部61aと接続している。
第2中継バスバー52は、一端の端子部52aを第1ヒュージブルリンク61の出力端子部61bと接続する一方、他端の端子部52bをオルタネータ(図示せず)と接続する電線端末のL型端子80と接続している。
第3中継バスバー53は、一端の端子部53aを第1中継バスバーの端子部51bと接続して電源側と接続する一方、他端の端子部53bを第2ヒュージブルリンク62の入力端子部62aと接続している。また、第3中継バスバー53の中間部は電流センサー63に貫通させており、該電流センサー63を電流センサー収容部43に収容している。
なお、各端子部にはボルト穴を穿設しており、該ボルト穴にボルトを通してボルトとナットにより各中継バスバーとヒュージブルリンクの端子部とを締付固定している。
前記ブロック40には、ケース11に取り付けたときに第1ヒュージブルリンク61と第2ヒュージブルリンク62の出力端子部61c、62bが貫通される端子穴44、45を穿設し、該端子穴44、45に対向する下面には、図2に示すように、第1、第2ヒュージブルリンク61、62の出力端子部61c、62bを内部に突出させるコネクタ収容部46、47を設けている。また、電流センサー収容部43の底壁に貫通穴43aを穿設し、該貫通穴43aを通して電流センサー63の下面に設けたコネクタ収容部63aをブロック40の下面側に突出させている。
第1中継バスバー51の端子部51aと第2中継バスバー52の端子部52bは、電線端末のL型端子と接続されるため、その周辺が防水構造となっておらず被水領域となる。よって、端子部51a、52b近傍に水が溜まってリークが発生するのを防止するため、端子部51aと端子部52bの間のブロック40に、図5及び図6に示す水抜き穴48を穿設している。
なお、ケース11の上面周縁とアッパーケース周縁との間にゴムパッキンを設けて、ケース11の上面側をシールしている。
また、ブロック40の側壁外周面の所要箇所には、ケース本体とロック結合するためのロック爪49aを備えたロック片49を設け、ケース11のブロック取付部26内面に設けたロック部70とロック結合している。該ロック片49には、図7に示すように、上下方向のロック解除治具ガイド用のロック解除溝49bを設け、該ロック解除溝49bの下端をロック爪49aの幅方向中央に位置させている。ケース11からブロック40を取り外す際に、ロック解除溝49bに治具を挿入すると、該治具がロック解除溝49bに沿ってロック爪49aの幅方向中央を押圧してロック片49を撓ませることでロック結合が容易に解除される。
前記ケース11には上面側から下面側にかけて、図1に示すように、ヒューズ収容部12の入力端子挿入側と連続させてバスバー収容部20を設けると共に、出力端子挿入側と連続させて端子収容室21を設け、バスバー収容部20と端子収容室21を並設している。 同様に、ヒュージブルリンク収容部13及びリレー収容部14にも、入力端子挿入側と連続させてバスバー収容部22、24を設けると共に、出力端子挿入側と連続させて端子収容室23、25を設けている。
前記バスバー収容部20、22、24には、図2に示すように、導電性金属板を打ち抜いて所要形状に折り曲げ加工した所要の第1縦バスバー31、第2縦バスバー32、第3縦バスバー33、他の縦バスバー30を垂直配置で収容している。
詳細には、第1縦バスバー31は、図4に示すように、端子部31cと基部31dを連結する連結部31aをブロック取付部26の内側面に沿って上方に延在させ、上端を水平方向に屈折してボルト穴31bを穿設した端子部31cを設けている。該端子部31cは、端子収容部15aの開口を通してケース11の上面側の外面に露出させており、ケース11に取り付けるブロック40の上面側に配置される。また、第1縦バスバー31は、図2に示すように、連結部31aの両側端を屈折させた基部31dをヒューズ収容部12もしくはヒュージブルリンク収容部13と連通するバスバー収容部20、22に収容している。基部31dの上端には、図3に示すように、圧接タブ31eとタブ31fを突設し、圧接タブ31eをヒューズ収容部12の下部に配置してヒューズの入力端子部と接続する一方、タブ31fをヒュージブルリンク収容部13内に突出させてヒュージブルリンク(図示せず)の入力端子部と接続している。
第2、第3縦バスバー32、33も同様に、連結部32a、33aをブロック取付部26の内面に沿って上方に延在させ、上端を水平方向に屈折してボルト穴を穿設した端子部(図示せず)を設けている。これら端子部は、ボルト穴を連通させ重ねた状態で端子収容部16aの開口を通してケース11の上面側の外面に露出させており、ケース11に取り付けるブロック40の上面側に配置される。また、連結部32a、33aの一側端をそれぞれ屈折さた基部32d、33dをバスバー収容部20、22、24に収容し、基部32d、33dの上端に突設した圧接タブやタブを所要の入力端子部と接続している。
ケース11の第1ヒュージブルリンク収容部15に収容される第1ヒュージブルリンク61は下面両側から入力端子部61aと出力端子部61bを側方に向けて突出すると共に、下面中央から出力端子部61cを下方に向けて突出している。また、第2ヒュージブルリンク収容部16に収容する第2ヒュージブルリンク62は上端側より側方に向けて入力端子部62aを突出すると共に、下端より2本の出力端子部62bを下方に向けて突出している。
前記第1、第2ヒュージブルリンク61、62をケース11の第1、第2ヒュージブルリンク収容部15、16に収容し、該ケース11のブロック取付部26にブロック40を組み付けると、端子収容部15a、16aにおいて所要の端子部同士が当接される。
詳細には、第1ヒュージブルリンク61の入力端子部61a、第3中継バスバー53の端子部53a、第1中継バスバー51の端子部51bが上から順に積層される。第1ヒュージブルリンク61の出力端子部61b、第1バスバーの端子部31c、第2中継バスバー52の端子部52aが上から順に積層される。第2ヒュージブルリンク62の入力端子部62a、第2、第3バスバー32、33の端子部32c、33c、第3中継バスバー53の端子部53bが上から順に積層される。これら積層部をブロック40で下方から支持し、各端子部の連通されたボルト穴に上方からボルトを通し、ボルトとナットにより積層された端子部を締め付け固定して接続している。
また、第1、第2中継バスバー51、52の端子部51a、52bはケース11の凹部19に突出している。該第1中継バスバー51の端子部51aの上面には、バッテリー(図示せず)に接続した電源線端末のL型端子(図示せず)を当接して積層し、該積層部もブロック40で下方から支持して上方からのボルト締めにより結合して接続している。同様に、第2中継バスバー52の端子部52bの上面には、図4に示すように、オルタネータ(図示せず)に接続した電線w端末のL型端子80を当接し、ボルト締めにより結合して接続している。
さらに、第1、第2ヒュージブルリンク61、62の出力端子部61c、62bは、図2に示すように、ブロック40の端子穴44、45を通って下面に設けたコネクタ収容部46、47内に突出し、該コネクタ収容部46、47に嵌合したコネクタ内の端子と接続している。
また、ケース11の下面に設けた端子収容部21、23、25に電線端末に接続した端子(図示せず)を挿入して、該端子を第1〜第3縦バスバー31〜33に接続し、該電線の他端に接続した電装品等に電源を供給している。
次に、電気接続箱10の組立方法について説明する。
まず、ケース11下面のバスバー収容部20、22、24に第1縦バスバー31、第2縦バスバー32、第3縦バスバー33及び他の縦バスバー30を垂直配置となるように挿入係止し、第1縦バスバー31の端子部31cを第1ヒュージブルリンク収容部15に水平方向に突出させると共に、第2、第3縦バスバー32、33の端子部(図示せず)を重ねた状態で第2ヒュージブルリンク収容部16に水平方向に突出させる。
次いで、所要のヒューズ収容部12、ヒュージブルリンク収容部13、リレー収容部14にヒューズ、差し込みのヒュージブルリンク、リレー(図示せず)を嵌合する。このとき、ヒューズ、差し込みのヒュージブルリンク、リレーの各端子が縦バスバー30〜33の所要の圧接タブもしくはタブと接続される。
次いで、第1〜第3中継バスバー51〜53と電流センサー63を配置したブロック40をケース11のブロック取付部26に下方から挿入し、ブロック40のロック爪49aをケース11のロック部70に係止してブロック40をケース11にロック結合する。さらに、ケース11の第1、第2ヒュージブルリンク収容部15、16に第1、第2ヒュージブルリンク61、62をそれぞれ挿入係止する。このとき、前記したように所要の端子部同士が重ねられ、各端子部の連通されたボルト穴にボルトを通し、ボルトとナットにより重ねられた端子部を締め付け固定して接続している。
次いで、ヒューズ収容部12、ヒュージブルリンク収容部13、リレー収容部14に連通するケース下面の所要の端子収容室21、23、25に電線端末に接続した端子(図示せず)を挿入係止し、該端子をヒューズ、ヒュージブルリンク、リレーの端子と接続する。また、ブロック40の下面のコネクタ収容部46、47及び電流センサー63の下面に設けたコネクタ収容部63aにも電線端末に接続したコネクタ(図示せず)を嵌合し、コネクタ内の端子を第1、第2ヒュージブルリンク61、62の出力端子部61c、62bまたは電流センサー63の端子に接続する。
次いで、電気接続箱10の下面側にロアカバー(図示せず)を被せてロック結合し、前記電線をテープ巻きして束ねた電線群をロアカバーに設けた電線引出口から外部に引き出す。
次いで、自動車の製造ラインにおいて、電気接続箱10をケース11の上面が上方に配置されるように車両に搭載し、バッテリーに接続した電源線端末のL型端子(図示せず)を第1中継バスバー51の端子部51aに重ねて、連通させたボルト穴にボルトを通してボルトとナットにより上方から締め付け固定して接続する。これにより、中継バスバー、ヒュージブルリンクを介して電源線が第1縦バスバー31と第2、第3縦バスバー32、33と接続される。
同様に、オルタネータに接続した電線wの端末のL型端子80を、図3に示すように、第2中継バスバー52の端子部52bに重ねてボルトとナットにより上方から締め付け固定して接続する。
最後に、電気接続箱10の上面側にアッパーカバー(図示せず)を被せてロック結合している。
前記構成とすると、電気接続箱10の本体となるケース部分をケース11とブロック40の別体の2部品から形成しているため、ケース11のバスバー収容部20、22、24に第1〜第3縦バスバー30〜31を下面側から挿入し、該縦バスバーの端子部をケース11の上面側に水平方向に突出させておき、その後、該端子部の下部に別体のブロック40を組み付けて配置することができる。これにより、ブロック40を台座として前記端子部を上方からボルト締めでき、自動車の製造ラインにおいて電気接続箱を車両に搭載してもボルト締め作業のスペースを確保して効率良くボルト締めすることができる。
なお、本実施形態では、縦バスバーと電線端末のL型端子とを中継バスバーを介してボルト締め接続しているが、中継バスバーを介さずに直接接続してもよい。
また、本実施形態では、電流センサー63をブロック40側に搭載して、該電流センサー63に対向するケース11上面を空きスペースとしているため、該空きスペースを予備ヒューズ収容部17やヒューズプラー取付部18として有効に利用することができる。
本発明の実施形態の電気接続箱のケースの底面図である。 ケースにブロックを組み付けた電気接続箱の底面図である。 ケースにブロックを組み付けた電気接続箱の平面図である。 電気接続箱のI1−I1線断面図である。 (A)は中継バスバー及び電流センサーを配置したブロックの平面図、(B)は中継バスバー及び電流センサーを配置していないブロックの平面図である。 ブロックのI2−I2線断面図である。 ブロックのロック片を示し、(A)は正面図、(B)はI3−I3線断面図である。 (A)(B)は従来例を示す図面である。 (A)(B)は他の従来例を示す図面である。 さらに他の従来例を示す図面である。
符号の説明
10 電気接続箱
11 ケース
12 ヒューズ収容部
13 差し込みのヒュージブルリンク収容部
14 リレー収容部
15 第1ヒュージブルリンク収容部
16 第2ヒュージブルリンク収容部
15a、16a 端子収容部
20、22、24 バスバー収容部
21、23、25 端子収容室
31 第1縦バスバー
31c 端子
32 第2縦バスバー
33 第3縦バスバー
40 ブロック
48 水抜き穴
49a ロック爪
49b ロック解除溝
51 第1中継バスバー
51a、51b、52a、52b、53a、53b 端子
52 第2中継バスバー
53 第3中継バスバー
61a、62a 入力端子部
61b、61c、62b 出力端子部
80 L型端子
w 電線

Claims (2)

  1. ケースの一側部に、下面開口としたボックス形状の空洞からなるブロック取付部を設け、該ブロック取付部に前記ケースと別体のブロックを下方より挿入係止する構成とし、
    前記ブロック取付部は前記ブロックの上方を、第1ヒュージブルリンクを取り付ける第1ヒュージブルリンク収容部、第2ヒュージブルリンクを取り付ける第2ヒュージブルリンク収容部としている一方、
    前記ブロックは、
    バッテリと接続される電線端末の端子と前記第1ヒュージブルリンクの入力端子部と接続される第1中継バスバーと、前記第1ヒュージブルリンクの出力端子部とオルタネータに接続される電線とに接続される第2中継バスバーと、前記第2ヒュージブルリンクの入力端子部と前記第1中継バスバーを介して電源線と接続する第3中継バスバーとを取り付けている中継バスバー取付部と、
    前記第3中継バスバーの中間部を貫通させた電流センサーを取り付けている電流センサー取付部と、
    前記第1中継バスバーと第2中継バスバーの端子部と接続する電線端末の端子の取付位置近傍に設けた水抜き穴とを備え、
    前記ケースの内部に収容した第1縦バスバー、第2縦バスバー、第3縦バスバーの上端にそれぞれ水平方向に屈折させた設けた端子部を設け、これら端子部を前記第1、第2ヒュージブルリンク収容部の下面側に延在させて配置し、
    前記第1ヒュージブルリンクの入力端子部の下面側に前記第3中継バスバーの端子部と前記第1中継バスバーの端子部を上下に積層配置すると共に、該第1ヒュージブルリンクの出力端子の下面側に前記第1縦バスバーの端子部と前記第2中継バスバーの端子部を上下に積層配置し、
    前記第2ヒュージブルリンクの入力端子部の下面に前記第2縦バスバーの端子部、第3縦バスバーの端子部、第3中継バスバーの端子部を上下に積層配置し、
    前記各上下積層配置した端子部を前記ブロックで下方から支持すると共に、これら上下に積層配置した端子部のボルト穴を連通し、上方から挿入したボルトを、前記ブロックのナット取付用凹部に埋設したナットに締結して一括で接続固定していることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記第1ヒュージブルリンク収容部と第2ヒュージブルリンク収容部の間のケースの上面に予備ヒューズ収容部とヒューズプラー取付部を配置し、前記第3中継バスバーが貫通する電流センサーを前記予備ヒューズ収容部とヒューズプラー取付部の下方に配置している請求項1に記載の電気接続箱。
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