JPH1132415A - 電気接続箱における端子の取付構造 - Google Patents

電気接続箱における端子の取付構造

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JPH1132415A
JPH1132415A JP9182504A JP18250497A JPH1132415A JP H1132415 A JPH1132415 A JP H1132415A JP 9182504 A JP9182504 A JP 9182504A JP 18250497 A JP18250497 A JP 18250497A JP H1132415 A JPH1132415 A JP H1132415A
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Seijitsu Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルト及びナットの部品点数を削減すること
ができるとともに、電気接続箱全体を小型にすることが
でき、しかも、内部に水が浸入するのを防止することが
できる電気接続箱における端子の取付構造を提供する。 【解決手段】ケース本体11の取付座部13にナット1
7を位置決め配置する。ナット17上には、接続ケーブ
ル18の端子19、バスバー21及び電装品23の端子
24を順に配置する。電装品23の端子24、バスバー
21及び接続ケーブル18の端子19を介して、ナット
17にボルト26を螺合して、それらを接続固定する。
ケース本体11の底面には挿入孔14を形成し、この挿
入孔14を介してケース本体11内に、接続ケーブル1
8の端子19を下方から挿入できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気接続箱にお
ける端子の取付構造に係り、詳しくは、自動車の電気回
路に使用される各種電装品を収容するための電気接続箱
における端子の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用電装品のワイヤハーネ
スの電気接続部を集約し、ヒューズ等を一箇所にまとめ
るために、電気接続箱が用いられている。そして、この
電気接続箱に電源を供給するために、銅板等の金属板を
打ち抜いて形成したバスバーが使用されている。また、
このバスバーに電源用の接続ケーブルを接続するため
に、接続ケーブルの端部には端子が固着されている。
【0003】この種の電気接続箱において、バスバーに
接続ケーブルの端子を接続固定する端子の取付構造とし
ては、例えば図8及び図9に示すようなものが、従来か
ら知られている。
【0004】この従来構成においては、ケース本体31
が合成樹脂により上面を開口したほぼ箱型に形成され、
その底面には一対の取付座部32が所定間隔をおいて形
成されるとともに、側面には一対の導入口33が形成さ
れている。各取付座部32には平面四角状をなす複数
(各4つ)の嵌合孔34が所定間隔おきに形成され、こ
れらの嵌合孔34には四角ナット35が嵌合されてい
る。
【0005】各四角ナット35上に位置するように、両
取付座部32上にはバスバー36が配設され、それらの
上面には各四角ナット35に対応して、複数(各4つ)
のボルト挿通孔37が形成されている。両バスバー36
間には複数(3つ)の電装品としてのヒューズ38が架
設支持されている。各ヒューズ38の両端には、バスバ
ー36の上面に接合配置可能な端子39が突設され、こ
れらの端子39にはバスバー36上のボルト挿通孔37
に対応してボルト挿通孔40が形成されている。
【0006】ケース本体31内には各導入口33を介し
て、一対の接続ケーブル41が側方から導入され、それ
らの接続ケーブル41の外端が、図示しないバッテリ等
の電源及び発電機等の電気機器に接続されている。各接
続ケーブル41の内端には、バスバー36の端部上面に
接合配置可能な端子42が接続固定され、それらの端子
42にはバスバー36上のボルト挿通孔37に対応して
ボルト挿通孔43が形成されている。
【0007】各ヒューズ38の両側において、端子39
及びバスバー36のボルト挿通孔40,37を介して四
角ナット35にボルト44がそれぞれ螺合され、これに
よって各ヒューズ38の端子39がバスバー36の上面
に接続固定されている。また、各接続ケーブル41の端
子42及びバスバー36のボルト挿通孔43,37を介
して四角ナット35にボルト44がそれぞれ螺合され、
これによって各接続ケーブル41の端子42がバスバー
36の端部上面に接続固定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
電気接続箱における端子の取付構造においては、一対の
接続ケーブル41がケース本体31内に、その側面の導
入口33を介して導入されている。そして、各接続ケー
ブル41の端子42がヒューズ38の端子38とは別個
に、ボルト44及び四角ナット35により、バスバー3
6の端部上面に接続固定されている。
【0009】このため、バスバー36上には、各ヒュー
ズ38の端子39のための取付領域の外に、接続ケーブ
ル41の端子42のための取付領域を延長形成する必要
があるとともに、ケース本体31内には接続ケーブル4
1の端子42を延長配置するための収容空間を確保する
必要がある。よって、電気接続箱全体が大型になるとい
う問題があった。
【0010】また、接続ケーブル41の端子42と各ヒ
ューズ38の端子39とがバスバー36に対して、別々
のボトル44及び四角ナット35により締め付け固定さ
れているため、多数のボルト44及び四角ナット35を
必要として、部品点数が多くなるという問題もあった。
【0011】これらの問題点を解消するために、例えば
各接続ケーブル41の端子42を、バスバー36と端部
に位置するヒューズ38の端子39との間に介装配置
し、端子39、端子42及びバスバー36のボルト挿通
孔40,43,37を介して、四角ナット35にボルト
44を螺合するように構成することも考えられる。この
取付構成によれば、接続ケーブル41の端子42とヒュ
ーズ38の端子39とを、バスバー36に対して共締め
することができて、ボルト44及び四角ナット35の部
品点数を削減することができる。
【0012】しかしながら、このように構成した場合に
は、次のような新たな問題点が発生した。すなわち、共
締め状態のヒューズ38を交換する際に、ボルト44を
緩めて、ヒューズ38の端子39を接続ケーブル41の
端子42上から退去させると、接続ケーブル41の端子
42がバスバー36上の定位置から位置ずれしたり、外
れたりするおそれがあった。
【0013】さらに、前述した従来の電気接続箱におけ
る端子の取付構造においては、接続ケーブル41がケー
ス本体31内に側面の導入口33から導入されているた
め、その導入口33を通してケース本体31内に水が浸
入して、内部の収容部品が故障しやすくなるという問題
もあった。
【0014】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、ボルト及びナットの部品点数を削減する
ことができるとともに、電気接続箱全体を小型にするこ
とができ、しかも、内部に水が浸入するのを防止するこ
とができる電気接続箱における端子の取付構造を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の電気接続箱における端子の取付
構造の発明では、ケース本体の取付座部にナットを位置
決め配置し、そのナット上には、接続ケーブルの端子、
バスバー及び電装品の端子を順に配置し、その電装品の
端子、バスバー及び接続ケーブルの端子を介して、ナッ
トにボルトを螺合して、それらを接続固定したものであ
る。
【0016】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電気接続箱における端子の取付構造において、前記
ケース本体の底面には接続ケーブルの端子を挿入するた
めの挿入孔を形成し、接続ケーブルの端子を基部とタブ
部とからなる側面形ほぼL字状に形成して、その端子の
タブ部をナットとバスバーとの間に挟入配置するように
したものである。
【0017】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の電気接続箱における端子の取付構造において、前記
ケース本体の底面には挿入孔に連通する案内溝を形成
し、挿入孔から挿入した接続ケーブルの端子の基部を案
内溝に沿ってナット上の取付位置に移動させるようにし
たものである。
【0018】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の電気接続箱における端子の取付構造において、前記
接続ケーブルの端子がナット上の取付位置に移動配置さ
れたとき、その端子の基部が案内溝の内側面に係合し
て、所定の取付位置に位置決めされるようにしたもので
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下に、この発明の第1の実施形態
を、図1〜図4に基づいて説明する。
【0020】図1及び図2に示すように、ケース本体1
1は合成樹脂により上面を開口したほぼ箱型に形成さ
れ、その両側外面には係止部12が突設されている。そ
して、ケース本体11の上面開口部には図示しないカバ
ーが着脱可能に装着され、そのカバーの両側下面に突設
された係止爪が係止部12に係合して、カバーがケース
本体11上に係止保持されるようになっている。
【0021】前記ケース本体11の底壁上面には一対の
取付座部13が所定間隔をおいて形成されている。各取
付座部13と対応するように、ケース本体11の底壁に
は一対の挿入孔14が形成されている。各挿入孔14の
内側端縁と連通するように、ケース本体11の底壁には
案内溝15が形成され、取付座部13側に向かって延長
されている。各取付座部13上には平面四角状をなす複
数(実施形態では各3つ)の嵌合孔16が所定間隔おき
に形成され、これらの嵌合孔16には四角ナット17が
嵌合固定されている。
【0022】一対の接続ケーブル18は、図示しないバ
ッテリ等の電源及び発電機等の電気機器から延長され、
それらの端部には端子19が接続固定されている。各端
子19は基部19aとタブ部19bとからなる側面形ほ
ぼL字状に形成され、タブ部19bには取付座部13上
の端部の四角ナット17に対応するボルト挿通孔20が
形成されている。
【0023】そして、電気接続箱の組み付け時には、図
2に鎖線で示すように、各接続ケーブル18の端子19
が、ケース本体11内に挿入孔14を介して下方から挿
入される。その後、端子19の基部19aが案内溝15
に沿って取付座部13側に移動されて、同図に実線で示
すように、端子19のタブ部19bが取付座部13の端
部の四角ナット17上の所定取付位置に配置される。こ
の状態で、図4に示すように、端子19の基部19aが
案内溝15の内側面に係合されて、端子19が所定取付
位置に位置決めされる。
【0024】前記両取付座部13上には銅等の金属板よ
りなるバスバー21が配設され、それらの端部下面と端
部に配置する四角ナット17との間に、接続ケーブル1
8の端子19の基部19aが挟入配置されるようになっ
ている。また、各バスバー21の上面には、取付座部1
3上の各四角ナット17に対応して、複数のボルト挿通
孔22が形成されている。
【0025】前記両バスバー21間には、複数(実施形
態では3つ)の電装品としてのヒューズ23が架設支持
されている。各ヒューズ23の両端には、バスバー21
の上面に接合配置可能な端子24が突設され、これらの
端子24にはバスバー21上のボルト挿通孔22に対応
して、長孔状をなすボルト挿通孔25が形成されてい
る。
【0026】前記接続ケーブル18と対応しない2つの
ヒューズ23の両側において、それらの端子24のボル
ト挿通孔25及びバスバー21のボルト挿通孔22には
ボルト26が挿通され、取付座部13上の四角ナット1
7にそれぞれ螺合されている。そして、これらのボルト
26の締め付けにより、各ヒューズ23の端子24がバ
スバー21の上面に接続固定されている。
【0027】また、前記接続ケーブル18と対応する1
つのヒューズ23の両側において、それらの端子24の
ボルト挿通孔25、バスバー21のボルト挿通孔22及
び接続ケーブル18の端子19上のボルト挿通孔20に
もボルト26が挿通され、取付座部13上の端部の四角
ナット17に螺合されている。そして、これらのボルト
26の締め付けにより、ヒューズ23の端子24及び接
続ケーブル18の端子19が、バスバー21の上下面に
同時に接続固定されている。
【0028】次に、前記のように構成された電気接続箱
における端子の取付構造の組み付け方法について説明す
る。さて、ケース本体11内における取付座部13上の
各嵌合孔16には、予め四角ナット17がそれぞれ嵌合
固定されている。続いて、図2に鎖線で示すように、各
接続ケーブル18上の端子19をケース本体11内に、
挿入孔14を介して下方から挿入する。その後、各端子
19の基部19aを案内溝15に沿って移動させて、図
2に実線で示すように、各端子19のタブ部19bを端
部に位置する四角ナット17上の所定取付位置に配置す
る。この状態で、図4に示すように、端子19の基部1
9aが案内溝15の内側面に係合して、所定取付位置に
位置決めされる。
【0029】次に、各取付座部13上にバスバー21を
配設すると、そのバスバー21の端部下面と端部に配置
する四角ナット17との間に、接続ケーブル18の端子
19の基部19aが挟入配置される。また、バスバー2
1の他の部分においては、バスバー21の下面に四角ナ
ット17が接合配置される。この状態で、対向するバス
バー21間に複数のヒューズ23を架設支持し、それら
の両端の端子24をバスバー21の上面に接合配置す
る。
【0030】その後、接続ケーブル18と対応しない2
つのヒューズ23の両側において、ボルト挿通孔25,
22を介して四角ナット17にボルト26を螺合して、
各ヒューズ23の端子24をバスバー21に接続固定す
る。また、接続ケーブル18と対応する1つのヒューズ
23の両側において、ボルト挿通孔25,22,20を
介して端部の四角ナット17にボルト26を螺合して、
ヒューズ23の端子24及び接続ケーブル18の端子1
9を、バスバー21に同時に接続固定する。
【0031】以上のように、この電気接続箱の組み立て
に際しては、接続ケーブル18の端子19をケース本体
11内に下方から挿入して、所定の取付位置へスムーズ
に移動配置することができて、組み付け作業を容易かつ
短時間に行うことができる。また、接続ケーブル18の
端子19を、端部に位置するヒューズ23の端子24と
共締めしているので、組み立て作業工程が省略されて、
作業時間が一層短くなる。
【0032】次に、ヒューズ23を脱着交換する場合の
方法について説明する。さて、接続ケーブル18と対応
する端部のヒューズ23を交換する場合には、その両側
のボルト26を緩めると、ヒューズ23の端子24、バ
スバー21及び接続ケーブル18の端子19が、固定状
態から解放される。そのため、この状態でヒューズ23
を新しいものと交換することができる。
【0033】このとき、接続ケーブル18の端子19の
タブ部19bがナット17とバスバー21との間に挟入
配置されるとともに、端子19の基部19aが案内溝1
5の内側面に係合された状態にある。このため、ボルト
26を取り外した状態でも、接続ケーブル18の端子1
9が所定の取付位置に維持されて、位置ずれを生じるお
それはない。
【0034】よって、バスバー21上に新しいヒューズ
23の配置状態で、ボルト挿通孔25,22,20を介
して端部の四角ナット17にボルト26を螺合して、ヒ
ューズ23の端子24、バスバー21及び接続ケーブル
18の端子19を、容易に共締め固定することができ
る。
【0035】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態の電気接続箱における端子の取付構造
では、ケース本体11の取付座部13にナット17が位
置決め配置され、そのナット17上には、接続ケーブル
18の端子19、バスバー21、及び電装品としてのヒ
ューズ23の端子24が順に配置されている。そして、
ヒューズ23の端子24、バスバー21及び接続ケーブ
ル18の端子19を介して、ナット17にボルト26が
螺合されることにより、それらが接続固定されている。
このため、接続ケーブル18の端子19がヒューズ23
の端子24とは別個に、バスバー21上に接続固定され
ている従来構成に比較して、ボルト26及びナット17
の部品点数を削減することができるとともに、電気接続
箱全体を小型にすることができる。
【0036】・ この実施形態の電気接続箱における端
子の取付構造では、ケース本体11の底面に接続ケーブ
ル18の端子19を挿入するための挿入孔14が形成さ
れている。また、接続ケーブル18の端子19が基部1
9aとタブ部19bとからなる側面形ほぼL字状に形成
され、その端子19のタブ部19bがナット17とバス
バー21との間に挟入配置されるようになっている。こ
のため、挿入孔14を介してケース本体11の内部に水
が浸入するおそれがなく、水の浸入に起因して、内部の
収容部品が故障しやすくなるのを防止することができ
る。
【0037】・ この実施形態の電気接続箱における端
子の取付構造では、ケース本体11の底面に挿入孔14
と連通する案内溝15が形成されている。そして、挿入
孔14から挿入された接続ケーブル18の端子19の基
部19aが、案内溝15に沿ってナット17上の取付位
置に移動されるようになっている。このため、組み付け
作業に際して、接続ケーブル18の端子19をケース本
体11内に容易に挿入して、所定の取付位置に移動配置
することができる。
【0038】・ この実施形態の電気接続箱における端
子の取付構造では、接続ケーブル18の端子19がナッ
ト17上の取付位置に移動配置されたとき、その端子1
9の基部19aが案内溝15の内側面に係合して、所定
の取付位置に位置決めされるようになっている。このた
め、組み付け作業に際して、接続ケーブル18の端子1
9をケース本体11内の所定の取付位置に確実に位置決
め配置することができるとともに、ヒューズ23の交換
作業時に、接続ケーブル18の端子19に位置ずれが生
じるおそれを防止することができる。
【0039】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に説明する。
【0040】さて、この第2の実施形態においては、図
5に示すように、案内溝15が各挿入孔14の外側端縁
と連通するように、ケース本体11の底壁に形成され、
取付座部13側に向かって延長されている。従って、こ
の第2の実施形態においても、前述した第1の実施形態
と同様に、接続ケーブル18の端子19を挿入孔14か
ら挿入した後、その端子19の基部19aを案内溝15
に沿って移動させて、所定の取付位置に移動配置するこ
とができる。また、この移動配置状態で、端子19の基
部19aが案内溝15の内側面に係合するため、端子1
9を所定取付位置に妄動することなく位置決めすること
ができる。
【0041】さらに、この第2の実施形態においては、
案内溝15が各挿入孔14の外側端縁に連通形成されて
いるため、ケース本体11の幅を狭くすることができ
て、電気接続箱全体をいっそう小形化することができ
る。
【0042】(第3の実施形態)次に、この発明の第3
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に説明する。
【0043】さて、この第3の実施形態においては、図
6に示すように、1つの共通の挿入孔14がケース本体
11の底壁に形成されている。また、挿入孔14ととも
に平面形ほぼT字状をなすように、挿入孔14の内端両
側には一対の案内溝15が連通形成されている。従っ
て、この第3の実施形態においても、前述した第1の実
施形態と同様に、挿入孔14及び案内溝15により、接
続ケーブル18の端子19の挿入、移動案内及び位置決
めの各効果を発揮させることができる。また、この第3
の実施形態においても、前記第2の実施形態と同様に、
ケース本体11の幅を狭くすることができて、電気接続
箱全体をいっそう小形化することができる。
【0044】(第4の実施形態)次に、この発明の第4
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に説明する。
【0045】さて、この第4の実施形態においては、図
7に示すように、1つの共通の挿入孔14がケース本体
11の底壁に形成されている。また、挿入孔14ととも
に平面形ほぼ逆T字状をなすように、挿入孔14の外端
両側には一対の案内溝15が連通形成されている。従っ
て、この第4の実施形態においても、前述した第1の実
施形態と同様に、挿入孔14及び案内溝15により、接
続ケーブル18の端子19の挿入、移動案内及び位置決
めの各効果を発揮させることができる。また、この第4
の実施形態においても、前記第2の実施形態と同様に、
ケース本体11を幅狭にして、電気接続箱全体の小形化
を図ることができる。
【0046】なお、この実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・ ケース本体11内における電装品としてヒューズ2
3の配設個数を適宜に変更すること。
【0047】・ ケース本体11内にヒューズ23とは
異なった電装品を配設すること。
【0048】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、ボルト及びナットの部品点数を削減するこ
とができるとともに、電気接続箱全体を小型にすること
ができる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、挿入孔を
介してケース本体の内部に水が浸入するおそれを防止す
ることができる。請求項3に記載の発明によれば、組み
付け作業時に、接続ケーブルの端子をケース本体内に容
易に挿入して、所定の取付位置に移動配置することがで
きる。
【0050】請求項4に記載の発明によれば、組み付け
作業時に、接続ケーブルの端子をケース本体内の所定の
取付位置に確実に位置決め配置することができるととも
に、電装品の交換作業時に、接続ケーブルの端子に位置
ずれが生じるおそれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態を示す電気接続箱
の分解斜視図。
【図2】 1つのヒューズを取り外して示す電気接続箱
の平面図。
【図3】 全ヒューズの取付状態を示す電気接続箱の平
面図。
【図4】 端子の取付構造を拡大して示す部分断面図。
【図5】 この発明の第2の実施形態を示す電気接続箱
の平面図。
【図6】 この発明の第3の実施形態を示す電気接続箱
の平面図。
【図7】 この発明の第4の実施形態を示す電気接続箱
の平面図。
【図8】 従来の電気接続箱を示す分解斜視図。
【図9】 従来の電気接続箱の平面図。
【符号の説明】
11…ケース本体、13…取付座部、14…挿入孔、1
5…案内溝、17…四角ナット、18…接続ケーブル、
19…端子、19a…基部、19b…タブ部、20…ボ
ルト挿通孔、21…バスバー、22…ボルト挿通孔、2
3…電装品としてのヒューズ、24…端子、25…ボル
ト挿通孔、26…ボルト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体の取付座部にナットを位置決
    め配置し、そのナット上には、接続ケーブルの端子、バ
    スバー及び電装品の端子を順に配置し、その電装品の端
    子、バスバー及び接続ケーブルの端子を介して、ナット
    にボルトを螺合して、それらを接続固定した電気接続箱
    における端子の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ケース本体の底面には接続ケーブル
    の端子を挿入するための挿入孔を形成し、接続ケーブル
    の端子を基部とタブ部とからなる側面形ほぼL字状に形
    成して、その端子のタブ部をナットとバスバーとの間に
    挟入配置するようにした請求項1に記載の電気接続箱に
    おける端子の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記ケース本体の底面には挿入孔に連通
    する案内溝を形成し、挿入孔から挿入した接続ケーブル
    の端子の基部を案内溝に沿ってナット上の取付位置に移
    動させるようにした請求項2に記載の電気接続箱におけ
    る端子の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記接続ケーブルの端子がナット上の取
    付位置に移動配置されたとき、その端子の基部が案内溝
    の内側面に係合して、所定の取付位置に位置決めされる
    ようにした請求項3に記載の電気接続箱における端子の
    取付構造。
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