JP2005258730A - 故障診断装置及び操作機械 - Google Patents

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包吉 相馬
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Masakazu Takeshi
雅一 武子
Satoru Usui
覚 碓井
Masaru Shiraishi
勝 白石
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Abstract

【課題】 故障個所を迅速且つ確実に特定することができ、簡易な構成でそれ自体の故障が発生し難い、安価な故障診断装置を提供する。
【解決手段】 制御操作部材71,72,73a,74a,75a,76a,77a,78,73b,74b,75b,76b,77b,65から制御対象67,68,12,69,11,46,54,70へと至る電気制御系に、前記制御操作部材の操作に対応して前記制御対象へ向けて駆動電力が供給されているか否かを表示する表示手段80,81,82,83,84,85,86,87,88を介装した。前記制御操作部材を操作しても、前記制御対象が予定した通りの作動をしない場合には、前記制御操作部材を操作しながら前記表示手段を人が確認することで、前記制御対象自体に異常があるのか、前記電気制御系における前記制御対象以外の部分に異常があるのかを、容易且つ迅速に知ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、操作機械の故障診断装置に関するもので、特に、制御操作部材から制御対象へと至る電気制御系において、故障個所を迅速且つ確実に特定し得る故障診断装置に関するものである。本発明はまた、前記故障診断装置を有する操作機械に関するものである。
制御対象となる電気機器を搭載した各種の操作機械において、制御操作部材から前記制御対象へと至る電気制御系のいずれかの個所に故障が生じた場合、その故障個所を迅速且つ確実に特定することができれば、復旧作業を短時間で終えることができて好適である。
そのため、従来、給湯機等の燃焼機器の分野において故障診断装置が提案されたり(特許文献1参照)、遠隔操作機械の分野において異常表示装置が提案されたりしている(特許文献2参照)。
また、ワイヤレスのリモートコントロール装置において、操作者の手元にあるリモコン操作装置から制御信号が送信されている状態がどうかを確認できるようにするため、前記リモコン操作装置に、例えば、LED等の表示素子を設けて、制御信号を送信中であるか否かを表示することや、前記リモコン操作装置から送信された制御信号が受信機側で受信されているかどうかを確認できるようにするため、前記受信機側に設けた表示装置により、制御信号が受信されているかどうかを表示することも公知となっている(特許文献3参照)。
特開平11−118252号公報 特開平6−311570号公報 特開昭58−50888号公報(第1頁右欄第10行〜第2頁左上欄第4行)
しかしながら、前記特許文献1や3に記載のものは、制御対象の動作状態を検出するセンサを設け、該センサからの検出出力を受けて前記制御対象が正常に作動しているか否かを制御手段で判定し、その判定結果を表示手段に表示させるようになっているので、構成が複雑であり、したがって、故障診断装置自体が故障し易いほか、コスト高とならざるを得ない等の問題がある。
また、特許文献2に記載のものも、異常の種類を判別し、それを表示ランプを用いて異なる点滅パターンにより表示するようになっているので、構成が複雑とならざるを得ず、したがって、前記特許文献1のものと同様の不都合がある。
本発明は、前記の如き事情に鑑みてなされたもので、故障個所を迅速且つ確実に特定することができ、簡易な構成でそれ自体の故障が発生し難い、安価な故障診断装置を提供しようとするものである。
本発明はまた、前記故障診断装置を有する操作機械を提供しようとするものである。
前記課題を解決するため、本発明に係る故障診断装置は、制御操作部材から制御対象へと至る電気制御系に、前記制御操作部材の操作に対応して前記制御対象へ向けて駆動電力が供給されているか否かを表示する表示手段を介装し、前記制御操作部材を操作しても当該制御対象が応働しない場合に前記表示手段を人が確認することで、前記電気制御系における故障個所の特定を可能とせしめてなるものである(請求項1)。
また、本発明に係る操作機械は、制御操作部材と、該制御操作部材の操作により制御される制御対象と、を備えている操作機械であって、前記制御操作部材から前記制御対象へと至る電気制御系に、前記制御操作部材の操作に対応して前記制御対象へ向けて駆動電力が供給されているか否かを表示する表示手段が介装され、前記制御操作部材を操作しても当該制御対象が応働しない場合に前記表示手段を人が確認することで、前記電気制御系における故障個所の特定が可能とされたものである(請求項2)。
本発明によれば、前記制御操作部材を操作した時に、前記制御対象へ向けて駆動電力が供給されているか否かが、前記表示手段によって表示される。よって、前記制御操作部材を操作しても、当該制御対象が予定した通りの作動(応働)をしない場合には、前記表示手段を人が確認することで、前記制御対象自体に異常があるのか、前記電気制御系における前記制御対象以外の部分に異常があるのかを、容易且つ迅速に知ることができる。
すなわち、前記制御操作部材を操作した時に、前記表示手段により、前記制御対象への駆動電力の供給がなされていることが示されているにもかかわらず、前記制御対象が予定した通りの作動(応働)をしない場合には、当該制御対象自体に異常がある蓋然性が高いと推測できる。一方、前記制御操作部材を操作した時に、前記表示手段により、前記制御対象への駆動電力の供給がなされていないことが示されている場合には、前記制御対象自体に異常がある蓋然性よりも、当該制御対象以外の電気系統に異常にある蓋然性が高いと推測できる。よって、故障個所(要修理個所)を容易且つ迅速に特定することができ、復旧作業を短時間で終えることが可能となる。
また、本発明においては、前記電気制御系に前記表示手段が介装されただけの構成であるから、構成が簡単であり、したがって、故障診断装置自体の故障が発生し難く、安価である等の利点がある。
好適な実施の一形態として、前記表示手段が、前記制御対象の駆動電力回路上で該制御対象に対して並列に配設されたものとすることもできる(請求項3)。このようにすれば、前記制御対象へ向けて駆動電力が供給されているか否かが、前記表示手段によって、簡易な構成で確実に表示されて、好適である。
好適な他の実施の一形態として、前記電気制御系における前記制御対象以外の部分が容易に取替え可能なユニット部品化されているものとすることもできる(請求項4)。このようにすれば、前記表示手段により、前記制御対象への駆動電力の供給がなされていないことが示されている場合に、前記取替え可能なユニット部品を交換することで、迅速に修理を終えることができて、好適である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る故障診断装置200の概略構成を示す系統図、図2は、図1の故障診断装置200を有する操作機械の一例としての、農薬散布作業等に用いられるセット動噴1の概略構成を示す側面図、図3は、図2のセット動噴1の駆動系及び制御系を概略的に示す平面図である。
図2において、前記セット動噴1の機体フレーム(本体)2は、前後左右四つの車輪3,3,4,4で押し引き移動自在に支持されている。前記機体フレーム2上には、原動機としてのディーゼルエンジン等の内燃エンジン5と、該内燃エンジン5によって駆動される高圧プランジャ式等のポンプ6と、外径10mm程度の耐圧ホース7を巻き取る回転自在なリール(ホースリール)8と、前記内燃エンジン5の作動によって充電され、前記セット動噴1を構成する各種の電気機器の電源となるバッテリー40と、が搭載されている。図示しない噴霧液タンク内に貯留された農薬等の噴霧液は、前記ポンプ6の作動によって圧送され、前記ホースリール8から繰り出されて目的地まで引き延ばされた前記ホース7を通して、該ホース7の引き出し先端部7aに接続された噴霧竿60のノズル61から噴射される。
前記セット動噴1の制御操作、すなわち、前記内燃エンジン5の制御操作、前記ポンプ6の制御操作及び前記ホース7の繰り出し及び巻き取りの制御操作等は、前記機体フレーム2にユニット化して着脱自在に備えられた有線操作盤26によって行うことができるほか、携帯式のラジコン送信機62によっても行うことができる。本実施の形態では、前記送信機62は、作業者が、前記噴霧竿60を手に持ったままで信号送信操作を行い易いように、該噴霧竿60のグリップ部(後グリップ部)60aの近くに着脱可能とされている。
前記送信機62に対応して、前記機体フレーム2には、前記送信機62からの信号を受信する受信機63が配設されている。該受信機63によって受信された信号及び前記有線操作盤26の操作により発せられた制御信号は、前記機体フレーム2上に配設された制御装置27へと電気配線を介して送られ、該制御装置27を介して、各種の制御対象(負荷)64の制御が行われる。図2中の符号62a,63aは、それぞれ、送信用アンテナ及び受信用アンテナである。
前記機体フレーム2上には、前記バッテリー40から前記制御装置27への電力供給を制御操作するためのキースイッチ65が配設されている。該キースイッチ65が入ると、前記制御装置27が立ち上がり、前記送信機62又は前記有線操作盤26による各種の制御操作が可能となる。また、前記有線操作盤26には、制御操作系切換スイッチ66が配設されていて、該制御操作系切換スイッチ66により、前記送信機62と前記有線操作盤26のどちらによる制御操作が優先されるかを、自由に切換選択することができるようになっている。
図1及び図3に示すように、前記セット動噴1には、前記制御対象64として、次のような電気式動作機器が搭載されている。
セルモータ67:前記内燃エンジン5を始動せしめるためのモータである。
スロットルモータ68:前記内燃エンジン5の遠隔的なスロットル操作を可能にするためのモータである。
ホース繰り出し用電磁クラッチ12:前記ホースリール8から前記ホース7を引き出す際に、前記内燃エンジン5の回転駆動力を前記ホースリール8へと伝達し、該ホースリール8をホース繰り出し方向へと回転駆動せしめるための電磁クラッチである。
バルブ駆動モータ69:前記ポンプ6の加圧・減圧用コック6a(図3参照)を開閉作動せしめて、前記ポンプ6の吐出圧を遠隔的に操作可能にするためのモータである。
高速巻き取り用電磁クラッチ11:前記ホースリール8で前記ホース7を巻き取る際に、前記内燃エンジン5の回転駆動力を前記ホースリール8へと伝達し、該ホースリール8を相対的に高速でホース巻き取り方向へと回転駆動せしめるための電磁クラッチである。
低速巻き取り用電磁クラッチ46:前記ホースリール8で前記ホース7を巻き取る際に、前記内燃エンジン5の回転駆動力を前記ホースリール8へと伝達し、該ホースリール8を相対的に低速でホース巻き取り方向へと回転駆動せしめるための電磁クラッチである。
ホースリールブレーキ54:前記ホースリール8の無用な遊転を阻止し、巻き取られている前記ホース7の緩みや巻き乱れを防止するための電磁ブレーキである。前記ホースリールブレーキ54は、常時は、前記ホースリール8の回転を阻止する制動状態にある。そして、前記ホースリールブレーキ54は、前記ホース繰り出し用電磁クラッチ12、前記高速巻き取り用電磁クラッチ11及び前記低速巻き取り用電磁クラッチ46のいずれかをつなげるための前記送信機62又は前記有線操作盤26の操作に連動して、前記ホースリール8の回転を許容する制動解除状態へと自動的に移行し、前記各電磁クラッチ12,11,46を切るための前記送信機62又は前記有線操作盤26の操作に連動して、元の制動状態へと自動的に復帰するように、前記制御装置27で自動制御される。
なお、前記ホースリールブレーキ54は、前記ホース7の巻き取りを停止する際には、前記高速巻き取り用電磁クラッチ11又は前記低速巻き取り用電磁クラッチ46が切れると同時に、前記ホースリール8を制動する状態へと復帰するが、前記ホース7の繰り出しを停止する際には、前記ホース繰り出し用電磁クラッチ12が切れるより一瞬(例えば、0.1秒)早く、前記ホースリール8を制動する状態へと復帰するようになっている。これは、前記ホース7の巻き取りを停止する場合には、前記ホース7の巻き取り抵抗により、前記ホースリール8の慣性による回転が続きにくいが、前記ホース7の繰り出しを停止する場合には、前記ホースリール8の回転慣性が大きいので、前記ホースリール8を一瞬先に制動しておかないと、該ホースリール8を確実に停止させ難いからである。
エンジン停止ソレノイド70:前記内燃エンジン5としてディーゼルエンジンを採用した場合に、図示しないタイマーで予め設定された所定時間(例えば、15秒間)だけ作動して、前記内燃エンジン5の燃料供給路を閉じることにより、該内燃エンジン5を停止せしめるソレノイドである。
また、前記制御対象64を制御操作するための制御操作部材として、図1に示すように、前記送信機62には、次のようなボタンが配設されている。
エンジン停止ボタン71:緊急時等に一回押すことにより、前記エンジン停止ソレノイド70を予めタイマーで設定された所定時間(例えば、15秒間)だけ作動せしめて、前記内燃エンジン5への燃料供給を阻止し、該内燃エンジン5を停止せしめることができるボタンである。
エンジン始動・増速ボタン72:前記内燃エンジン5の始動のために一回押すと、予め図示しないタイマーで設定された所定時間(例えば、3秒間)だけ前記セルモータ67を作動せしめてエンジン始動させ、更にもう一回押すと、前記スロットルモータ68を所定回転角度だけ正転方向へ作動せしめて、予め設定した作業回転速度まで前記内燃エンジン5を増速せしめることができるボタンである。
エンジン減速ボタン73a:一回押すことにより前記スロットルモータ68を所定回転角度だけ逆転方向へ作動せしめて、前記内燃エンジン5をアイドル回転に戻すことができるボタンである。
加圧・減圧ボタン74a:押すごとに前記バルブ駆動モータ69を所定回転角度だけ正転方向及び逆転方向へ交互に作動せしめて、前記ポンプ6を予め設定した散布圧に昇圧する状態と、前記ポンプ6の圧を抜く状態とに交互に切り換えることができるボタンである。
高速巻き取りボタン75a:押し続けることにより前記高速巻き取り用電磁クラッチ11をつないだ状態に維持することができ、放すことにより、該電磁クラッチ11を切ることができるボタンである。
ホース繰り出しボタン76a:押し続けることにより前記ホース繰り出し用電磁クラッチ12をつないだ状態に維持することができ、放すことにより、該電磁クラッチ12を切ることができるボタンである。
低速巻き取りボタン77a:押し続けることにより前記低速巻き取り用電磁クラッチ46をつないだ状態に維持することができ、放すことにより、該電磁クラッチ46を切ることができるボタンである。
前記送信機62におけると同様に、前記有線操作盤26にも、エンジン減速ボタン73b、加圧・減圧ボタン74b、高速巻き取りボタン75b、ホース繰り出しボタン76b、低速巻き取りボタン77bがそれぞれ配設されている。これらのボタン73b〜77bを押したり放したりした時の作用は、前記送信機62の場合と全く同じである。
しかし、前記有線操作盤26には、前記送信機62における前記エンジン始動・増速ボタン72はなく、それに代えて、エンジン増速ボタン78が配設されている。該エンジン増速ボタン78は、一回押すことにより、前記スロットルモータ68を所定回転角度だけ正転方向へ作動せしめて、予め設定した作業回転速度まで前記内燃エンジン5を増速せしめることができるボタンである。すなわち、前記機体フレーム2側には、制御操作部材としての前記キースイッチ65が配設されており、該キースイッチ65を操作することで前記セルモータ67を駆動させ、前記内燃エンジン5を始動せしめることができるので、前記送信機62の場合とは異なり、前記有線操作盤26には、エンジン始動機能を有するボタンの配設が省略されている。
同様の理由から、前記有線操作盤26には、前記送信機62における前記エンジン停止ボタン71に相当するボタンも配設されていない。これは、前記内燃エンジン5の停止操作は、前記キースイッチ65を切ることで行うことができるからである。該キースイッチ65を切ると、前記バッテリー40を電源として、タイマーで予め設定された所定時間(例えば、15秒間)だけ前記エンジン停止ソレノイド70が作動して、前記内燃エンジン(ディーゼルエンジン)5の燃料供給路が閉じられ、前記内燃エンジン5が停止せしめられる。
前記セット動噴1は、前記有線操作盤26でも前記送信機62でも制御操作可能とされているので、該送信機62を利用して、作業者が一人でも散布作業を行うことができる。この場合、作業者は、前記キースイッチ65を入れて前記制御装置27を立ち上げた後、前記噴霧竿60と前記送信機62とを携帯し、該送信機62の前記ホース繰り出しボタン76aを押して、ホース繰り出し巻き取り装置100による前記ホース7の動力繰り出しを開始させ、該ホース7を田畑に沿って引き出しながら歩行して、前記機体フレーム2から遠く離れた散布開始位置まで移動する。
前記ホースを、例えば、100m程度引き出した位置で、作業者は、前記送信機62の前記ホース繰り出しボタン76aから指を離して、前記ホース7の動力繰り出しを停止せしめる。次いで、前記作業者は、前記送信機62の前記加圧・減圧ボタン74aを押して、前記ポンプ6の圧力を上げた後に、前記噴霧竿60の手動開閉コック79(図1参照)を開いて、前記噴霧ノズル61からの噴霧を開始する。同時に、前記送信機62の前記高速巻き取りボタン75a又は前記低速巻き取りボタン77aを押して、前記ホースリール8をホース巻き取り方向に回転駆動させ、前記ホース7を巻き取りながら、且つ、前記セット動噴1へ近づく方向へ歩行しながら、田畑への農薬等の散布を行う。
次に、前記ホース繰り出し巻き取り装置100の構成について説明する。
図2において、前記ホースリール8は、ホース巻き取り時には、前記内燃エンジン5の動力によって回転駆動される一方、ホース繰り出し時には、前記内燃エンジン5からの動力伝達が断たれて遊転する。前記ホース7の動力繰り出しは、ホース繰り出しローラ9と、該ホース繰り出しローラ9に対して前記ホース7を常時押圧して遊転するホース押圧ローラ10と、によって行われる。これらのローラ9,10の協働によって、遊転する前記ホースリール8から順次強制的に繰り出される前記ホース7は、前記ホース繰り出しローラ9のホース繰り出し方向前方(図2の例では、前記ホース繰り出しローラ9の上方)に配設されたホース案内ローラ28に案内されながら、圧縮コイルばね状に形成されたホース出入り通路29を通って、目的地へと引き延ばされる。前記ホース繰り出しローラ9は、前記ホースリール8とは逆に、ホース繰り出し時には、前記内燃エンジン5の動力によって駆動される一方、ホース巻き取り時には、前記内燃エンジン5からの動力伝達が断たれて遊転する。
なお、前記ホース繰り出しローラ9は、前記ホースリール8を駆動する前記内燃エンジン5とは別の、減速機付電動モータ等の原動機で駆動せしめることもできる。
本実施の形態では、前記送信機62又は前記有線操作盤26の操作によって、ホース巻き取り時の前記ホースリール8の回転速度を、作業者が任意に選択変更できるようになっている。このため、作業者は、作業現場の歩き易さや、自分の歩行速度等に合わせて、前記ホース7の巻き取り速度を選択することができる。前記ホースリール8のホース巻き取り回転速度は、前記送信機62又は前記有線操作盤26の操作によって無段階又は多段階に制御操作可能とすることもできるが、本実施の形態では、構成の簡易性及びコスト抑制の観点から、高速・低速二段階の巻き取り回転速度から、作業者が状況に応じて任意に選択できるようにしている。
すなわち、具体的には、前記ポンプ6のクランク軸を延長して利用したホースリール駆動軸14と、前記ホースリール8と、の間に、回転変速比の互いに異なる二系統の動力伝達系(高速巻き取り動力伝達系A,低速巻き取り動力伝達系B)を介装し、該二系統の動力伝達系A,Bを相互間で切り換える動力伝達系切換手段として、前記高速巻き取り用電磁クラッチ11と、前記低速巻き取り用電磁クラッチ46と、を設けている。
具体的なホース繰り出し動力伝達系およびホース巻き取り動力伝達系の構成は、次の通りである。
図2及び図3に示すように、本実施の形態では、前記機体フレーム2の左右方向に延びる第一中間軸13を、前記機体フレーム2に回転自在に支持せしめ、前記第一中間軸13と、前記ホースリール駆動軸となる前記ポンプ6の出力軸(前記クランク軸)14と、の間を、Vプーリ15,16およびVベルト17等の伝動手段で駆動上互いに連結している。また、前記第一中間軸13と、前記ホースリール8の回転軸(ホースリール軸)18および前記ホース繰り出しローラ9の左右への往復移動のガイドともなるホース繰り出しローラ回転軸19と、の間を、スプロケット20,21,22,23およびチェーン24,25等の伝動手段で駆動上互いに連結している。
そして、図3に明瞭に示すように、前記第一中間軸13を介して前記ホースリール軸18へと至る前記高速巻き取り動力伝達系A(16−17−15−13−20−24−21)に、前記高速巻き取り用電磁クラッチ11を介装し、前記第一中間軸13を介して前記ホース繰り出しローラ回転軸19へと至るホース繰り出し動力伝達系に、前記ホース繰り出し用電磁クラッチ12を介装している。これら二つの電磁クラッチ11,12は、前記バッテリー40(図2参照)等を電源として作動し、前記送信機62及び前記有線操作盤26の双方に配設された制御操作部材としての、前記高速巻き取りボタン75a,75b及び前記ホース繰り出しボタン76a,76bを操作することによって、断接制御される。
また、前記第一中間軸13と平行に配設された第二中間軸41と、前記ポンプ出力軸14と、の間を、Vプーリ42,43およびVベルト44等の伝動手段で駆動上互いに連結するとともに、前記第二中間軸41上に固着したスプロケット45に、前記高速巻き取り動力伝達系A(16−17−15−13−20−24−21)を構成する前記チェーン24を巻き掛けている。そして、前記ポンプ出力軸14から前記第二中間軸41を介して前記ホースリール軸18へと至る前記低速巻き取り動力伝達系B(43−44−42−41−45−24−21)に、前記低速巻き取り用電磁クラッチ46を介装している。該低速巻き取り用電磁クラッチ46も、他の前記電磁クラッチ11,12と同様に、前記バッテリー40等を電源として作動し、前記送信機62及び前記有線操作盤26の双方に配設された制御操作部材としての、前記低速巻き取りボタン77a,77bを操作することによって制御される。
前記低速巻き取り動力伝達系B(43−44−42−41−45−24−21)を構成する前記第二中間軸41に固着された前記Vプーリ42は、前記高速巻き取り動力伝達系A(16−17−15−13−20−24−21)を構成する前記第一中間軸13に固着された前記Vプーリ15より、大径(例えば、二倍)のものとされている。したがって、前記ホースリール8を、ホース巻き取り方向へと回転駆動する場合に、前記高速巻き取り動力伝達系A(16−17−15−13−20−24−21)が選択されると、すなわち、前記送信機62の操作によって、前記低速巻き取り用電磁クラッチ46が切れた状態で前記高速巻き取り用電磁クラッチ11がつながると、前記ホースリール軸18は、相対的に高速で回転駆動される。逆に、前記低速巻き取り動力伝達系B(43−44−42−41−45−24−21)が選択されると、すなわち、前記送信機62の操作によって、前記高速巻き取り用電磁クラッチ11が切れた状態で前記低速巻き取り用電磁クラッチ46がつながると、前記ホースリール軸18は、相対的に低速(例えば、半分の速度)で回転駆動される。したがって、作業者は、前記送信機62の前記高速巻き取りボタン75aと、前記低速巻き取りボタン77aの、いずれを押すかによって、前記ホースリール8の二つの異なるホース巻き取り回転速度から、自分に都合の良い回転速度を遠隔的に任意に選択することができる。
具体的には、ホース巻き取り開始当初は、前記ホースリール8におけるホース巻き径が小さいので、前記送信機62の前記高速巻き取りボタン75aを押して、前記ホースリール8を相対的に高速で回転させる。前記ホース7の巻き取りが進行するつれて、前記ホースリール8のホース巻き径が次第に大きくなるので、前記ホース7の巻き取り速度は次第に速くなる。そこで、作業者は、前記送信機62の前記低速巻き取りボタン77aを押して、前記ホースリール8のホース巻き取り回転速度を減速する。これにより、それまでの巻き取り速度とあまり変わらない速度で、前記ホース7の巻き取りが進行する。
以上のように、本実施の形態のものによれば、ホース巻き取りの進行に伴って逓増する前記ホース7の巻き取り速度を、どの段階で減速するかを、前記機体フレーム2から遠く離れた位置で個々の作業者の好みに応じて選ぶことができる。よって、いずれの作業者にとっても使用しやすい利点がある。
なお、図2に示すように、前記セット動噴1は、前記ホース7の整列巻取りができるように、それ自体周知の構成のトラバース装置30を備えている。該トラバース装置30を構成するトラバース軸32は、前記ホース繰り出しローラ9および前記ホース押圧ローラ10等と共に、前記機体フレーム2に取着されたトラバース機構ボックス31内に支持されている。前記トラバース軸32は、スプロケット37,38およびチェーン39等の伝動手段を介して、前記ホースリール軸18と駆動上連結されている。
前記トラバース装置30は、前記ホース7の繰り出し時および巻き取り時に、前記ホース繰り出しローラ9と前記ホース押圧ローラ10とを、それらの相対位置を実質的に一定に保ったままで、前記ホースリール8の回転速度に同期して、その巻き幅Wに沿って左右に往復せしめる。したがって、前記トラバース装置30の作用によって、ホース巻き取り時には、前記ホース7を、前記ホースリール8の巻き幅W(図3参照)内に整列せしめて巻き取ることができ、ホース繰り出し時には、前記ホース7を円滑に繰り出すことができる。
また、図2および図3に示すように、前記第一中間軸13、前記第二中間軸41および前記ホースリール軸18を回転駆動上互いに連結する前記チェーン24には、前記ホースリールブレーキ(電磁ブレーキ)54のスプロケット55が噛み合っている。前記ホースリールブレーキ54は、前記ホースリール8の非回転駆動時には常時、該ホースリール8の遊転を阻止して、巻き取られている前記ホース7の緩みや巻き乱れを防止する。
なお、前記ホースリールブレーキ54は、前記送信機62又は前記有線操作盤26の操作で直接的に制御されるわけではなく、前記ホース繰り出し用電磁クラッチ12、前記高速巻き取り用電磁クラッチ11、前記低速巻き取り用電磁クラッチ46のいずれかがつながることに対応して自動的に制動解除状態となるように、前記制御装置27で自動制御される。
図1に示すように、本実施の形態では、制御操作部材としての前記各種のボタン71,72,73a,74a,75a,76a,77a,78,73b,74b,75b,76b,77b又は前記キースイッチ65から、制御対象64としての前記各種の動作機器67,68,12,69,11,46,54,70へ、と至る電気制御系に、前記各ボタン71,72,73a,74a,75a,76a,77a,78,73b,74b,75b,76b,77b又は前記キースイッチ65の操作に対応して、前記各動作機器67,68,12,69,11,46,54,70へ向けて駆動電力が適正に供給されているか否かを表示する故障診断装置200の表示手段としてのランプ80〜88を介装し、前記各ボタン71,72,73a,74a,75a,76a,77a,78,73b,74b,75b,76b,77b又は前記キースイッチ65を操作しても当該制御対象64が応働しない場合に、前記ランプ80〜88を人が確認することで、前記電気制御系における故障個所の特定、すなわち、前記各動作機器自体に故障があるのか、それとも、前記電気制御系における前記各動作機器以外の部分に故障があるのか、の見分けを可能とせしめてある。
具体的には、前記ランプとして、九つのランプ、すなわち、エンジン始動ランプ80、エンジン増速ランプ81、エンジン減速ランプ82、ホース繰り出しランプ83、加圧・減圧ランプ84、高速巻き取りランプ85、低速巻き取りランプ86、ブレーキランプ87、エンジン停止ランプ88が配設されている。これらのランプは、いずれも、容易に取替え可能なユニット部品化された前記制御装置27の基板上に配設されている。前記各ランプ80〜88としては、耐久性及び信頼性に優れた発光ダイオード等を使用することができる。
前記エンジン始動ランプ80は、前記送信機62の前記エンジン始動・増速ボタン72の押し操作、又は、前記キースイッチ65によるエンジン始動操作、に対応して、前記制御装置27を介して予めタイマーで設定された所定時間(例えば、3秒間)だけ前記セルモータ67へ向けて供給される駆動電力の供給中のみ点灯する。
前記エンジン増速ランプ81は、エンジン始動後の、前記送信機62の前記エンジン始動・増速ボタン72の押し操作、又は、前記有線操作盤26の前記エンジン増速ボタン78の押し操作、に対応して、前記制御装置27を介して前記スロットルモータ68へ向けて供給されるエンジン増速方向への駆動電力の供給中のみ点灯する。
前記エンジン減速ランプ82は、前記送信機62又は前記有線操作盤26の前記エンジン減速ボタン73a,73bの押し操作に対応して、前記制御装置27を介して前記スロットルモータ68へ向けて供給されるエンジン減速方向への駆動電力の供給中のみ点灯する。
前記ホース繰り出しランプ83は、前記送信機62又は前記有線操作盤26の前記ホース繰り出しボタン76a,76bの押し操作に対応して、前記ホース繰り出し用電磁クラッチ12をつなげるために前記制御装置27を介して供給される駆動電力の供給中のみ点灯する。
前記高速巻き取りランプ85は、前記送信機62又は前記有線操作盤26の前記高速巻き取りボタン75a,75bの押し操作に対応して、前記高速巻き取り用電磁クラッチ11をつなげるために前記制御装置27を介して供給される駆動電力の供給中のみ点灯する。
前記低速巻き取りランプ86は、前記送信機62又は前記有線操作盤26の前記低速巻き取りボタン77a,77bの押し操作に対応して、前記低速巻き取り用電磁クラッチ46をつなげるために前記制御装置27を介して供給される駆動電力の供給中のみ点灯する。
前記ブレーキランプ87は、前記送信機62又は前記有線操作盤26の、前記ホース繰り出しボタン76a,76b、前記高速巻き取りボタン75a,75b又は前記低速巻き取りボタン77a,77bの押し操作に対応して、前記制御装置27を介して前記ホースリールブレーキ(電磁ブレーキ)54へ向けて供給される制動解除状態とせしめるための駆動電力の供給中のみ点灯する。
前記エンジン停止ランプ88は、前記送信機62の前記エンジン停止ボタン71の押し操作に対応して、前記エンジン停止ソレノイド70を駆動するために予めタイマーで設定された所定時間(例えば、15秒間)のみ前記制御装置27を介して供給される駆動電力の供給中のみ点灯する。
なお、前記キースイッチ65によりエンジン停止操作をした場合には、前記エンジン停止ソレノイド70へは前記バッテリー40から直接電力が供給されるが、前記制御装置27の電源は遮断されるので、前記エンジン停止ランプ88は点灯されない。
前記各ランプ80〜88は、例えば、図4に示したセルモータ駆動電力回路の例の如く、前記各動作機器67,68,12,69,11,46,54,70の駆動電力回路上で該各動作機器に対して並列に配設するのが望ましい。このようにすれば、前記各動作機器67,68,12,69,11,46,54,70へ向けて駆動電力が供給されているか否かが、前記ランプ80〜88によって、簡易な構成で確実に表示されて、好適である。
以上のように、前記各ランプ80〜88は、前記各動作機器67,68,12,69,11,46,54,70を作動させるために前記各ボタン71,72,73a,74a,75a,76a,77a,78,73b,74b,75b,76b,77b又は前記キースイッチ65が操作され、その操作によって前記制御装置27を介して前記各動作機器67,68,12,69,11,46,54,70に向けて駆動電力が供給されている時に、その電力の一部により点灯し、前記各動作機器67,68,12,69,11,46,54,70へ向けての駆動電力の供給が停止されている時には消灯するようになっている。したがって、前記各ボタン71,72,73a,74a,75a,76a,77a,78,73b,74b,75b,76b,77b又は前記キースイッチ65を操作した時に、その操作に対応する前記ランプ80〜88が点灯しているにもかかわらず、対応する制御対象64である前記動作機器67,68,12,69,11,46,54,70が作動しない場合には、該動作機器67,68,12,69,11,46,54,70への電力供給はなされているが、該動作機器67,68,12,69,11,46,54,70が作動しないことを表しているから、該動作機器67,68,12,69,11,46,54,70自体に異常がある蓋然性が高いと推測できる。
一方、前記各ボタン71,72,73a,74a,75a,76a,77a,78,73b,74b,75b,76b,77b又は前記キースイッチ65を操作した時に、その操作に対応する前記ランプ80〜88が点灯しない場合には、前記各動作機器67,68,12,69,11,46,54,70自体に異常がある蓋然性よりも、該各動作機器67,68,12,69,11,46,54,70自体以外の電気系統に異常にある蓋然性が高いと推測できる。よって、作動不良となった時に、前記ランプの点灯状況を人が確認するだけで、故障個所(要修理個所)を容易且つ迅速に特定することができ、復旧作業を短時間で終えることが可能となる。
特に、前記構成によれば、前記セット動噴1が正常に作動しなくなった場合に、ユーザー自身はどこに故障があるかが分からなくても、連絡を受けたサービスマンが現地へ行く前に、ユーザーに制御操作をしてもらいながら前記ランプの点灯状況を例えば、携帯電話等で伝達してもらえば、サービスマンは、販売店等に居ながらにして、故障個所を高い確率で正しく推測することができる。よって、サービスマンは、必要な交換部品を携えて現地へ赴くことができるので、何度も現地へ行く必要がなく、復旧に要する時間を大幅に短縮できることになる。この利点は、ユーザーとサービスマンとの距離が遠い場合に特に顕著となる。
なお、本実施の形態では、前記電気制御系における前記各動作機器67,68,12,69,11,46,54,70以外の部分である前記制御装置27を取替え可能なユニット部品とせしめているので、前記ランプ80〜88の表示により前記各動作機器以外の部分に故障があると推測される場合には、前記制御装置27の全体を交換することで、迅速に修理を終えることができる。
さらに、前記制御装置27をいくつかの基板等に分割し、各分割部分ごとに前記各動作機器67,68,12,69,11,46,54,70への電気制御系をまとめて配設しておけば、異常がある分割部分のみを交換すればよいので、前記制御装置27の全体を交換する場合よりコスト低減に資することになる。
図1に示すように、本実施の形態では、前記九つのランプ以外にも、前記制御装置27に、電源ランプ89と、ヒューズ溶断ランプ90が配設されている。前記電源ランプ89は、前記キースイッチ65の操作で前記制御装置27の電源が入ったときに点灯し、同じく前記キースイッチ65の操作で前記制御装置27の電源が切れたときに消灯する。前記電源ランプ89を設けたことで、前記制御装置27の電源の入切状態が目視により確実に確認できて、好適である。
一方、前記ヒューズ溶断ランプ90は、前記制御装置27の電気回路に介装されたヒューズF(図4参照)が溶断した時に点灯する。ヒューズが複数ある場合には、それぞれのヒューズに対応して前記ヒューズ溶断ランプ90を設ければ良い。該ヒューズ溶断ランプ90を設けることにより、前記制御装置27のヒューズ切れを、いちいちヒューズを取り外して点検して確認する必要がなく、好適である。
また、前記送信機62には、該送信機62から電波(制御信号)が送信されている時に点灯する送信状況表示ランプ91が配設され、前記受信機63には、該受信機63により電波が受信されている時に点灯する受信状況表示ランプ92が配設されている。これらのランプ91,92を設けることにより、前記送信機62から正常に電波が送信されているか否か、及び、前記受信機63により電波が受信されているか否かを使用者が目視により確実に確認できるので、前記セット動噴1が正常に遠隔操作できなくなった場合に、前記送信機62又は前記受信機63にその原因があるときには、それを簡単かつ迅速に発見することができる。
さらに、前記有線操作盤26上には、前記制御操作系切換スイッチ66により前記有線操作盤26による制御操作が優先されている時に点灯する有線操作ランプ93が配設されている。該有線操作ランプ93を設けたことで、前記制御操作系切換スイッチ66による切換が正常に行われているかどうかを目視により確実に確認できて、好適である。
本実施の形態に係る前記故障診断装置200によれば、前記セット動噴1が正常に作動しなくなった場合に、本機の傍で、前記キースイッチ65、前記送信機62、前記有線操作盤26又は前記制御操作系切換スイッチ66による制御操作を一つ一つ行いながら、前記各ランプの点灯状況を目視により確認することで、いずれの個所に故障が生じているのかを迅速に把握することができる。また、前記各電気制御系ごとに前記各ランプを介装しただけの簡単な構成であるので、前記故障診断装置200自体が故障する可能性がきわめて少ないほか、安価に提供できる利点もある。
なお、本実施の形態では、操作機械の一例として前記セット動噴1を例に挙げて説明したが、本発明に係る故障診断装置は、制御操作部材の操作により制御対象を電気的に制御し得る各種の操作機械について広く適用することができる。
本発明の実施の一形態に係る故障診断装置の概略構成を示す系統図である。 図1の故障診断装置を有する操作機械の一例としての、農薬散布作業等に用いられるセット動噴の概略構成を示す側面図である。 図2のセット動噴の駆動系及び制御系を概略的に示す平面図である。 各動作機器の駆動電力回路の一例を示す図である。
符号の説明
1 操作機械(セット動噴)
11 制御対象(高速巻き取り用電磁クラッチ)
12 制御対象(ホース繰り出し用電磁クラッチ)
27 取替え可能なユニット部品(制御装置)
46 制御対象(低速巻き取り用電磁クラッチ)
54 制御対象(ホースリールブレーキ)
65 制御操作部材(キースイッチ)
67 制御対象(セルモータ)
68 制御対象(スロットルモータ)
69 制御対象(バルブ駆動モータ)
70 制御対象(エンジン停止ソレノイド)
71 制御操作部材(エンジン停止ボタン)
72 制御操作部材(エンジン始動・増速ボタン)
73a,73b 制御操作部材(エンジン減速ボタン)
74a,74b 制御操作部材(加圧・減圧ボタン)
75a,75b 制御操作部材(高速巻き取りボタン)
76a,76b 制御操作部材(ホース繰り出しボタン)
77a,77b 制御操作部材(低速巻き取りボタン)
78 制御操作部材(エンジン増速ボタン)
80 表示手段(エンジン始動ランプ)
81 表示手段(エンジン増速ランプ)
82 表示手段(エンジン減速ランプ)
83 表示手段(ホース繰り出しランプ)
84 表示手段(加圧・減圧ランプ)
85 表示手段(高速巻き取りランプ)
86 表示手段(低速巻き取りランプ)
87 表示手段(ブレーキランプ)
88 表示手段(エンジン停止ランプ)

Claims (4)

  1. 制御操作部材(71,72,73a,74a,75a,76a,77a,78,73b,74b,75b,76b,77b,65)から制御対象(67,68,12,69,11,46,54,70)へと至る電気制御系に、前記制御操作部材の操作に対応して前記制御対象へ向けて駆動電力が供給されているか否かを表示する表示手段(80,81,82,83,84,85,86,87,88)を介装し、前記制御操作部材を操作しても当該制御対象が応働しない場合に前記表示手段を人が確認することで、前記電気制御系における故障個所の特定を可能とせしめてなる、故障診断装置。
  2. 制御操作部材(71,72,73a,74a,75a,76a,77a,78,73b,74b,75b,76b,77b,65)と、該制御操作部材の操作により制御される制御対象(67,68,12,69,11,46,54,70)と、を備えている操作機械(1)であって、前記制御操作部材から前記制御対象へと至る電気制御系に、前記制御操作部材の操作に対応して前記制御対象へ向けて駆動電力が供給されているか否かを表示する表示手段(80,81,82,83,84,85,86,87,88)が介装され、前記制御操作部材を操作しても当該制御対象が応働しない場合に前記表示手段を人が確認することで、前記電気制御系における故障個所の特定が可能とされている、操作機械。
  3. 前記表示手段(80,81,82,83,84,85,86,87,88)が、前記制御対象(67,68,12,69,11,46,54,70)の駆動電力回路上で該制御対象に対して並列に配設されている、請求項1に記載の故障診断装置又は請求項2に記載の操作機械。
  4. 前記電気制御系における前記制御対象(67,68,12,69,11,46,54,70)以外の部分が容易に取替え可能なユニット部品(27)化されている、請求項1,2又は3に記載の故障診断装置又は操作機械。
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