JP2022011414A - 端子供給圧着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子帯の供給時に端子に加えられる負荷を低減するとともに、所望の場合には層間紙巻取リールのより自由な操作が可能な端子供給圧着装置を提供する。【解決手段】本発明に係る端子供給圧着装置10は、端子帯6と層間紙7とが重ねられて巻回された端子帯リール5を回転可能に支持する支持部20と、端子帯6の端子を電線に圧着する圧着装置31と、端子帯リール5から繰り出された端子帯6を圧着装置31に送る端子帯送り装置32と、端子帯リール5から延び出た層間紙7を巻き取る層間紙巻取リール60と、層間紙巻取リール60に接続され層間紙巻取リール60を回転させる駆動装置70と、を備えている。駆動装置70は、層間紙巻取リール60に与える回転トルクを変更可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、端子供給圧着装置に関する。
従来から、多数の端子を圧着装置に連続的にまたは間欠的に供給するための端子帯リールが知られている。端子帯リールは、多数の端子が帯状に連なった端子帯が巻回されたものである。端子帯リールでは、帯状の層間紙が端子帯同士の間に介在するように巻回されており、層間紙は端子同士が絡むのを防止している。端子帯リールは、端子帯と層間紙とが重ねられて巻回されたものである。
端子帯リールから端子帯を繰り出し、繰り出した端子帯の端子を電線と圧着する端子供給圧着装置も従来から知られている。例えば特許文献1には、端子帯リールから端子帯を繰り出す駆動手段を備えた端子帯供給装置と、端子帯を端子圧着用の金型に送り込む送り爪とを備えた端子圧着機と、を備えた端子供給圧着装置が開示されている。特許文献1に記載された端子帯供給装置においては、端子帯リールから端子帯を繰り出す駆動手段は、層間紙を巻き取る層間紙巻取装置である。特許文献1によれば、層間紙巻取装置の層間紙巻取リールをモータで回転駆動すると、層間紙の巻き取りによって端子帯リールが回転し、端子帯が端子帯リールから繰り出される。
特許文献1のような構成によれば、層間紙巻取装置によって端子帯が端子帯リールから繰り出されるため、端子圧着機の送り爪の駆動によって端子帯が受ける負荷が軽減される、と考えられる。層間紙巻取装置によって端子帯の繰り出しがサポートされない場合には、端子帯は送り爪によって端子帯リールから繰り出される。そのため、端子帯が送り爪から受ける負荷は大きい。従って、上記負荷によって端子を破損するおそれも大きくなる。
特開2009-218068号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような層間紙巻取装置で端子帯リールを回転させる構成によれば、例えば、単に層間紙の弛みを取りたい場合などに層間紙巻取装置を駆動させると、回転させる必要のない端子帯リールも回転する場合がある。あるいは、例えば、端子帯リールの交換時などに層間紙巻取リールを回転させたいとき、ユーザーの腕力でそれを行うのは、モータの負荷(制動力)のために困難である。モータの駆動力によって層間紙巻取リールを回転させることも可能であるが、例えば、そのためのボタン類、配線、制御プログラム等が必要になる。言い換えると、特許文献1に記載の端子供給圧着装置によれば、層間紙巻取装置の駆動によって端子帯の供給時に端子帯送り装置によって端子に加えられる負荷を低減することができるが、その代わりに、層間紙巻取リールの自由な操作が制限される。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、端子帯の供給時に端子に加えられる負荷を低減するとともに、所望の場合には層間紙巻取リールのより自由な操作が可能な端子供給圧着装置を提供することである。
本発明に係る端子供給圧着装置は、端子帯と層間紙とが重ねられて巻回された端子帯リールを回転可能に支持する支持部と、前記端子帯の端子を電線に圧着する圧着装置と、前記端子帯リールから繰り出された前記端子帯を前記圧着装置に送る端子帯送り装置と、前記端子帯リールから延び出た前記層間紙を巻き取る層間紙巻取リールと、前記層間紙巻取リールに接続され前記層間紙巻取リールを回転させる駆動装置と、を備えている。前記駆動装置は、前記層間紙巻取リールに与える回転トルクを変更可能に構成されている。
上記端子供給圧着装置によれば、駆動装置は層間紙巻取リールに与える回転トルクを変更することが可能に構成されているため、層間紙巻取リールに比較的大きい回転トルクを与えることにより端子帯リールの回転をサポートすることができる。これにより、端子帯の供給時に端子帯送り装置によって端子に加えられる負荷を低減することができる。一方で、所望の場合には層間紙巻取リールに比較的小さい回転トルクしか与えなければよいため、層間紙巻取リールをより自由に操作することができる。
本発明に係る端子供給圧着装置の第2の態様によれば、前記駆動装置は、前記支持部周りに前記端子帯リールを回転させることが可能な第1トルクと、前記第1トルクよりも小さく前記支持部周りに前記端子帯リールを回転させることが不能な第2トルクと、を含む少なくとも2種類の回転トルクを前記層間紙巻取リールに与えることが可能に構成されている。
かかる端子供給圧着装置によれば、層間紙巻取リールに第2トルクを与えた場合には端子帯リールは回転しないので、層間紙巻取リールを回転させるために駆動装置を駆動したときに端子帯リールが不必要に回転してしまうことを防止できる。
第2の態様に係る端子供給圧着装置の一態様である第3の態様によれば、端子供給圧着装置は、前記端子帯の供給の開始操作を行うインターフェイスを備え、前記駆動装置に接続された制御装置をさらに備えている。前記制御装置は、前記開始操作が行われると、前記駆動装置を制御して前記層間紙巻取リールに前記第2トルクを与えるように設定されている。
かかる端子供給圧着装置によれば、端子帯の供給が開始される前に層間紙巻取リールを回転させて弛んだ層間紙を巻き取ることができ、かつ、それによって端子帯リールは不必要に回転しない。
本発明に係る端子供給圧着装置の第4の態様によれば、前記駆動装置は、回転する回転軸を備えている。前記回転軸は、前記層間紙巻取リールに対して係合または離間を選択可能な第1接続部と、前記層間紙巻取リールの回転に係る負荷が所定の第1負荷未満の場合には前記層間紙巻取リールと摩擦力によって固定され、前記層間紙巻取リールの回転に係る負荷が前記第1負荷以上の場合には前記層間紙巻取リールに対して滑る第2接続部と、を備えている。
かかる端子供給圧着装置によれば、第1接続部を層間紙巻取リールに接続すれば回転軸の回転トルクを層間紙巻取リールに伝達することができるため、層間紙巻取リールに対して比較的大きな回転トルクを与えることができる。また、第1接続部を層間紙巻取リールから離間させれば、層間紙巻取リールの回転に係る負荷が第1負荷以上の場合には、回転軸が層間紙巻取リールに対して滑る。そのため、駆動装置は、層間紙巻取リールに対して、第1の負荷に対応する回転トルクまでしか回転トルクを伝達することができない。よって、かかる構成により、駆動装置が層間紙巻取リールに与える回転トルクを容易に変更することができる。
第4の態様に係る端子供給圧着装置の一態様である第5の態様によれば、前記第1接続部は、第1位置と前記第1位置よりも前記層間紙巻取リールに接近した第2位置とに位置付け可能な可動軸を有している。前記層間紙巻取リールは、前記可動軸が前記第2位置に位置したときには前記可動軸が挿入され、かつ、前記可動軸が前記第1位置に位置したときには前記可動軸が離脱する係合孔を備えている。
かかる端子供給圧着装置によれば、可動軸を係合孔に挿入・離脱するという簡易な構成によって第1接続部を層間紙巻取リールに接続・切り離しできる。つまり、可動軸を係合孔に挿入・離脱するという簡易な構成によって駆動装置が層間紙巻取リールに与える回転トルクを容易に変更することができる。
第4の態様または第5の態様に係る端子供給圧着装置の一態様である第6の態様によれば、前記駆動装置は、回転する駆動軸を備えた駆動モータと、前記駆動軸に接続された第1プーリと、前記回転軸に接続された第2プーリと、前記第1プーリと前記第2プーリとの間に巻き掛けられた無端状のベルトと、をさらに備えている。前記ベルトは、前記層間紙巻取リールの回転に係る負荷が前記第1負荷よりも大きい第2負荷以上の場合には前記第1プーリおよび前記第2プーリのうちの少なくとも一方に対して滑るように構成されている。
かかる端子供給圧着装置によれば、何らかの原因により層間紙巻取リールの回転に係る負荷が異常に増大した場合でも、ベルトが第1プーリおよび第2プーリのうちの少なくとも一方に対して滑るため、第1接続部などに過大な負荷が掛からない。それにより、第1接続部などの破損を抑制することができる。
本発明に係る端子供給圧着装置の第7の態様によれば、端子供給圧着装置は、前記端子帯を送るときに前記端子帯送り装置が前記端子帯に加える力を検出する検出装置と、前記検出装置に接続され、前記検出装置が検出する力が所定の力を越える時間が所定時間を超えると警告を発する警告装置と、をさらに備えている。
駆動装置が層間紙巻取リールに対して想定された回転トルクを与えない異常が発生している場合には、層間紙巻取装置による端子帯リールの回転のサポートが想定のように行われないため、検出装置が検出する力が所定の力を越える時間が継続することがある。そこで、検出装置が検出する力が所定の力を越える時間が所定時間を超えて継続したことを検出することにより、かかる異常のうち所定の限度を超えたものを発見することができる。かかる端子供給圧着装置によれば、上記したような異常を発見し、異常が発生したことをユーザーに警告することができる。
本発明に係る端子供給圧着装置の第8の態様によれば、前記駆動装置は、停止しているときの前記層間紙巻取リールに対する制動力を変更可能に構成されている。
かかる端子供給圧着装置によれば、駆動装置は層間紙巻取リールに与える制動力を変更可能に構成されているため、所望の場合には層間紙巻取リールに比較的小さい制動力を付加することにより層間紙巻取リールをより自由に操作することができる。
第8の態様に係る端子供給圧着装置の一態様である第9の態様によれば、前記駆動装置は、制動力に逆らって前記層間紙巻取リールを手動回転させることが可能な制動力を前記層間紙巻取リールに与えることが可能に構成されている。
かかる端子供給圧着装置によれば、駆動装置は層間紙巻取リールに与える制動力を層間紙巻取リールを手動回転させることが可能な制動力とすることできるため、所望の場合には、層間紙巻取リールにそのような小さい制動力を付加することにより、層間紙巻取リールを手動で操作可能とすることができる。
本発明に係る端子供給圧着装置によれば、端子帯の供給時に端子に加えられる負荷を低減するとともに、所望の場合には層間紙巻取リールをより自由に操作することができる。
第1実施形態に係る端子供給圧着装置の模式的な正面図である。 層間紙巻取装置の右側面図である。 層間紙巻取装置の正面図である。 係合孔にプランジャの可動軸を挿入した状態の層間紙巻取装置の右側面図である。 端子供給圧着装置のブロック図である。 第2実施形態に係る層間紙巻取装置の背面図である。 第2実施形態の変形例に係る層間紙巻取装置の背面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
[第1実施形態]
図1は、一実施形態に係る端子供給圧着装置10の模式的な正面図である。以下の説明では、特に断らない限り、端子帯リール5の回転軸方向を前後方向とし、水平方向のうち端子帯6が送り出されていく方向を右方とする。図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味している。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、端子供給圧着装置10の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。
図1に示すように、本実施形態に係る端子供給圧着装置10は、端子帯リール5を支持する支持部20と、アプリケータ30と、プレス40と、層間紙巻取装置50と、張力検出装置80と、制御装置90(図5参照)と、を備えている。
図1に示すように、端子帯リール5は、帯状の端子帯6と帯状の層間紙7とが重ねられて巻回されたものであり、巻回軸方向視(図1では前後方向視)において略円形に構成されている。端子帯6は、複数の端子を連ねて帯状に形成したものである。
支持部20は、端子帯リール5を回転可能に支持する。支持部20は、支柱21と、水平アーム22と、回転部23とを備えている。支柱21は、鉛直方向に延びている。水平アーム22は、支柱21に係合され、左右方向に延びている。回転部23は、水平アーム22の開放端(支柱21に係合された端部とは逆側の端部)に設けられ、左右方向に回転可能なように水平アーム22に支持されている。回転部23には、端子帯リール5の芯8が挿通される。これにより、端子帯リール5は、左右方向に回転可能に支持部20に支持される。ただし、支持部20は、端子帯リール5を回転可能に支持することができればよく、上記したものには限定されない。
アプリケータ30は、端子帯6の端子を端子帯リール5から繰り出しながら電線に圧着する装置である。アプリケータ30は、圧着装置31と端子帯送り装置32とを備えている。圧着装置31は、端子帯6の端子を電線に圧着する装置である。圧着装置31としては公知の種々の圧着装置が利用できる。ここでは、圧着装置31は、端子を圧着する歯型を備え上下方向に動く可動部(図示せず)を備えている。プレス40は、圧着装置31の可動部を下方に向かって押圧する。これにより、端子が電線に圧着される。端子帯送り装置32は、端子帯リール5から繰り出された端子帯6を圧着装置31に送るように構成されている。端子帯送り装置32は、圧着装置31よりも支持部20の側、ここでは左方に設けられている。図1に示すように、端子帯送り装置32は、端子帯リール5から繰り出された端子帯6を圧着装置31に送る送り爪32aを備えている。送り爪32aは、プレス40の駆動に伴う圧着装置31の端子圧着動作に連動して左右方向に揺動する。端子帯送り装置32は、左右方向に揺動する送り爪32aを端子帯6に係合させることによって、端子帯6を右方に送出する。これにより、端子帯リール5から繰り出された端子帯6が圧着装置31に送られる。
層間紙巻取装置50は、端子帯6とともに端子帯リール5から繰り出された層間紙7を巻き取る装置である。図1に示すように、層間紙巻取装置50は、端子帯リール5から延び出た層間紙7を巻き取る層間紙巻取リール60と、層間紙巻取リール60を回転させる駆動装置70と、を備えている。駆動装置70は、層間紙巻取リール60に接続され、層間紙巻取リール60に回転トルクを与えるように構成されている。
図2は、層間紙巻取装置50の右側面図である。図3は、層間紙巻取装置50の正面図である。図2および図3に示すように、層間紙巻取リール60は、巻取円板61と、複数の巻取シャフト62と、受力部63と、を備えている。ここでは、巻取円板61は、正面または背面から見て略円形に構成されている。巻取円板61の中心軸は、前後方向に延びている。巻取円板61の中心軸と端子帯リール5の中心軸とは平行である。巻取円板61の中心軸の周りには、前後方向に貫通する中心孔61aが形成されている。
複数の巻取シャフト62は、それぞれ巻取円板61に固定されている。巻取シャフト62は、巻取円板61の前面から前方に向かって延びている。複数の巻取シャフト62の本数は、ここでは4つである。4本の巻取シャフト62は、巻取円板61の中心軸を中心とする1つの円周上に、互いに90度ずつ離れて配置されている。
受力部63は、巻取円板61の円周方向の中央部に設けられている。受力部63は、略円筒状に形成されている。図2に示すように、受力部63は、前後方向に貫通する中心孔63aを備えている。受力部63は、中心孔63aの中心軸が巻取円板61の中心軸に一致するように巻取円板61に固定されている。ここでは、受力部63は、巻取円板61の前面に固定され、巻取円板61から前方に向かって延びている。
図2に示すように、受力部63の中心孔63aには、略円筒状のカラー64が挿入されている。カラー64は、前後方向に貫通する中心孔64aを備えている。中心孔64aの中心軸は、巻取円板61の中心軸および受力部63の中心軸に一致している。カラー64は、ここでは、受力部63の中心孔63aに対して回転不能に固定されている。カラー64は、例えば中心孔63aに打ち込まれることによって中心孔63aに対して固定されていてもよく、他の手段、例えば止めネジによって固定されていてもよい。本実施形態では、カラー64は樹脂によって形成されている。
図2に示すように、受力部63は、鍔状の受力板63bを備えている。受力板63bは、受力部63の他の部分よりも受力部63の円周方向の外方に張り出している。受力板63bには、複数の係合孔63cが形成されている。ここでは、複数の係合孔63cは、受力板63bを前後方向に貫通している。ただし、係合孔63cは、貫通孔でなくてもよく、不貫通の凹部であってもよい。また、係合孔63cの数量は1つであってもよい。ここでは、複数の係合孔63cは、受力部63の中心軸を中心とする1つの円周上に、互いに同じ角度ずつ離れて配置されている。
図2に示すように、駆動装置70は、駆動モータ71と、第1プーリ72と、ベルト73と、回転軸74と、第2プーリ75と、を備えている。駆動モータ71は、ここでは、回転トルクを変更する機能を有さないDCモータである。ただし、駆動モータ71の種類は限定されるわけではない。駆動モータ71は、回転する駆動軸71aを備えている。駆動軸71aは前後方向に延びており、左右方向に回転する。第1プーリ72は、駆動軸71aに接続され、駆動軸71aとともに回転する。
ベルト73は、無端状のベルトであって、第1プーリ72と第2プーリ75との間に巻き掛けられている。本実施形態では、ベルト73は、断面形状が略円形の丸ベルトである。ただし、ベルト73の種類は限定されるわけではない。ベルト73は、例えば、断面形状が略長方形の平ベルトであってもよい。
回転軸74は、略円柱状に構成され、その軸線は前後方向に延びている。回転軸74には第2プーリ75が接続されている。回転軸74は、第1プーリ72、ベルト73、および第2プーリ75を介して駆動モータ71の力を受け、軸線周りに回転する。図2に示すように、回転軸74は、メインシャフト74aと、ブラケット74bと、プランジャ74cとを備えている。メインシャフト74aの後端部付近には、第2プーリ75が接続されている。メインシャフト74aのうち第2プーリ75よりも前方部分の一部は、巻取円板61の中心孔61aおよびカラー64の中心孔64aに挿入されている。メインシャフト74aは、カラー64の中心孔64aと接触している。巻取円板61の中心孔61aは、前後方向視においてメインシャフト74aよりも大きく形成されており、メインシャフト74aとは接触していない。
図2に示すように、メインシャフト74aの前端部は、受力部63よりも前方に位置している。メインシャフト74aの前端部には、ブラケット74bが設けられている。ブラケット74bは、平板状に形成されている。ブラケット74bは、メインシャフト74aの軸線に略垂直に延びており、メインシャフト74aとともに回転する。ブラケット74bの一部は、メインシャフト74aよりもメインシャフト74aの円周方向の外方に張り出している。ブラケット74bと受力部63の受力板63bとは、略平行に設けられている。
ブラケット74bには、プランジャ74cが取り付けられている。プランジャ74cは、棒状の部材であり、ブラケット74bに略垂直に、言い換えるとメインシャフト74aの軸線に略平行に延びている。図2に示すように、プランジャ74cは、筒状のケース74c1と、ケース74c1に一部が収容された可動軸74c2と、ケース74c1に収容されたスプリング(図示せず)と、を備えている。ケース74c1は、ブラケット74bに取り付けられている。可動軸74c2は、ケース74c1の内周部に沿って前後方向に移動可能に構成されている。可動軸74c2は、スプリングによって受力板63bの方(ここでは後方)に向かって付勢されている。ユーザーは、可動軸74c2の前端部に形成された把持部74c3を把持することにより、スプリングの付勢力に逆らって可動軸74c2を受力板63bとは逆側(ここでは前方)に向かって移動させることができる。
可動軸74c2は、ケース74c1に対して左右方向に回転させることが可能なように構成されている。可動軸74c2は、前方側に引っ張った状態において所定の回転位置に位置付けると、ケース74c1に係合するように構成されている。かかる係合により、可動軸74c2の前後方向の位置は、スプリングの付勢力に抗して固定される。このように、可動軸74c2は、ケース74c1に係合した第1位置P1(図2参照)と、第1位置P1よりも層間紙巻取リール60に接近した第2位置P2(図4参照)と、に位置付け可能に構成されている。
プランジャ74cは、前後方向視において、複数の係合孔63cが配置された円周と重なるように配置されている。図4は、係合孔63cにプランジャ74cの可動軸74c2を挿入した状態の層間紙巻取装置50の右側面図である。図4に示すように、可動軸74c2は、第2位置P2に位置付けたときには係合孔63cに挿入される。かつ、可動軸74c2は、図2に示すように、第1位置P1に位置付けたときには係合孔63cから離脱する。プランジャ74cと係合孔63cとを係合させるときには、ユーザーは、例えば、可動軸74c2のケース74c1への係合状態を解除し、その後に層間紙巻取リール60を回転させる。これにより、回転方向直近の係合孔63cに可動軸74c2が挿入される。プランジャ74cと係合孔63cとの係合状態を解除するときには、ユーザーは、可動軸74c2を第1位置P1に位置付け、ケース74c1に係合させる。
プランジャ74cの可動軸74c2が係合孔63cに挿入されることにより、回転軸74と層間紙巻取リール60とが係合される。これにより回転軸74の回転力をほぼ全て層間紙巻取リール60に伝達することが可能となる。プランジャ74cは、層間紙巻取リール60に対して係合または離間を選択可能な、回転軸74の第1接続部C1を構成している。
回転軸74の回転力の一部は、メインシャフト74aとカラー64との間の摩擦力によっても層間紙巻取リール60に伝達される。メインシャフト74aのカラー64との接触部は、回転軸74の回転トルクを層間紙巻取リール60に伝達する、回転軸74の第2接続部C2を構成している。第2接続部C2は、層間紙巻取リール60の回転に係る負荷が所定の負荷(以下、第1負荷と言う)未満の場合には、摩擦力によって層間紙巻取リール60(より詳しくはカラー64)と固定される。言い換えると、第2接続部C2と層間紙巻取リール60との間に滑りが発生しない。その結果、層間紙巻取リール60は回転軸74とともに回転する。層間紙巻取リール60の回転に係る負荷が第1負荷以上の場合には、第2接続部C2はカラー64に対して滑る。そこで、層間紙巻取リール60の回転に係る負荷が第1負荷以上であって、かつ、第1接続部C1と層間紙巻取リール60とが係合されていない場合には、層間紙巻取リール60は回転軸74とともに回転しない。
図1に示すように、端子帯6の経路のうち端子帯リール5と端子帯送り装置32との間には、張力検出装置80が設けられている。張力検出装置80は、端子帯6を送るときに端子帯送り装置32が端子帯6に加える力を検出するように構成されている。ここでは、張力検出装置80は、端子帯リール5から繰り出された端子帯6の張力が所定の張力を越えるかどうかを検出する。層間紙巻取装置50が端子帯リール5を回転させた量(端子帯6の繰り出し長さ)の方が端子帯送り装置32による端子帯6の送り量よりも大きいとき、端子帯6は弛む。その逆の場合には、端子帯6は張られる。それにより端子帯6の張力は変動する。
図1に示すように、張力検出装置80は、端子帯6を沿わせるガイド部材81を備えている。ガイド部材81は、左右方向に移動可能に構成されている。ガイド部材81は、図示しないスプリングによって左方に向かって付勢されている。端子帯6が張られると、端子帯6に引っ張られることにより、ガイド部材81はスプリングの付勢力に逆らって右方に移動する。張力検出装置80は、ガイド部材81を検出する光センサ82を備えている。端子帯6が所定の張力を越える張力で張られることにより、ガイド部材81が上記所定の張力に対応した距離よりも右方に移動すると、光センサ82がガイド部材81を検出する。これにより、端子帯6の張力が所定の張力を越えたことが検出される。張力検出装置80は、光センサ82がガイド部材81を検出すると信号を送信するように構成されている。
端子供給圧着装置10は、プレス40および層間紙巻取装置50の動作を制御するとともに、張力検出装置80からの信号を受信する制御装置90を備えている。図5は、端子供給圧着装置10のブロック図である。図5に示すように、制御装置90は、プレス40、層間紙巻取装置50の駆動モータ71、および張力検出装置80に接続されている。圧着装置31および端子帯送り装置32は、プレス40の動作と連動して動作する。制御装置90の構成は特に限定されない。制御装置90は、例えば、中央演算処理装置(CPU)と、CPUが実行するプログラムなどが格納されたROMと、RAMなどを備えていてもよい。制御装置90の各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。また、各部は、プロセッサであってもよいし、回路であってもよい。
図5に示すように、制御装置90は、動作制御部91と、警告部92と、操作画面93と、警告装置94と、を備えている。動作制御部91は、プレス40および層間紙巻取装置50の動作を制御して端子の供給・圧着を行う。端子供給圧着装置10の動作の詳細については後述する。警告部92は、張力検出装置80に接続され、張力検出装置80が検出する力が所定の力を越える時間が所定時間を超えると警告信号を発するように設定されている。具体的には、警告部92は、張力検出装置80からの信号を連続して受信する時間が所定時間を超えると警告信号を発する。警告部92は、他の場合にも警告信号を発してもよいが、それについての記載は省略する。警告装置94は、警告部92が発する警告信号を受けて、ユーザーに向けて警告を発する。警告装置94は、例えば、ブザーや警告表示灯を含んでいる。ただし、警告装置94の構成は特に限定されない。警告は、端子供給圧着装置10の動作停止を含んでいてもよい。
操作画面93は、例えば、端子帯6の供給の開始操作、一時停止操作、層間紙巻取装置50の単独駆動操作などの操作を行うインターフェイスの一例である。ただし、端子供給圧着装置10の各種操作を行うインターフェイスは、ディスプレイに表示された操作画面には限定されない。端子供給圧着装置10の各種操作を行うインターフェイスの一部または全部は、例えば、機械式のボタン、スイッチ類によって構成されていてもよい。なお、制御装置90は他の機能を奏する他の処理部を備えていてもよいが、説明および図示は省略する。
[端子帯の供給および圧着動作]
以下では、端子帯リール5からの端子帯6の供給および端子帯6の圧着に係る端子供給圧着装置10の動作について説明する。端子帯リール5からの端子帯6の供給においては、まず、ユーザーが端子帯リール5を支持部20にセットする。その後、ユーザーは、端子帯リール5から端子帯6および層間紙7を繰り出す。繰り出された端子帯6は、張力検出装置80を経由してアプリケータ30にセットされる。繰り出された層間紙7は、層間紙巻取リール60にセットされる。より詳しくは、層間紙7は、複数の巻取シャフト62に巻回されるように、複数の巻取シャフト62のうちの1つにセットされる。
図2に示すように、層間紙7(図1参照)を層間紙巻取リール60にセットする際、プランジャ74cは、好ましくは、層間紙巻取リール60に係合されていないとよい。そのような状態のとき、ユーザーは、層間紙巻取リール60を自在に回転させることができる。かかる状態では、駆動装置70と層間紙巻取リール60とは第2接続部C2とカラー64との間の摩擦力によって接続されているだけであるため、ユーザーは容易に層間紙巻取リール60を回転させることができる。言い換えると、かかる状態において、駆動装置70の第2接続部C2は、それに逆らって層間紙巻取リール60を手動回転させることが可能な制動力しか層間紙巻取リール60に与えていない。そのため、ユーザーは層間紙巻取リール60を自由に手動回転させることができる。層間紙巻取リール60を手動回転させることが可能な制動力とは、例えば、0.1N以下の制動力である。
層間紙巻取リール60を自由に手動回転させることができることにより、ユーザーは層間紙7の層間紙巻取リール60へのセットを容易に行うことができる。また、セット後には、層間紙巻取リール60を手動回転させて弛んだ層間紙7を巻き取ることができる。
続いてユーザーは、プランジャ74cを層間紙巻取リール60に係合させる。これにより、回転軸74の回転トルクをほぼ全て層間紙巻取リール60に伝えることができる状態となる。この状態において、層間紙巻取リール60は、駆動装置70によって、手動回転不可能な制動力を与えられていてもよい。ただし、かかる状態においても、層間紙巻取リール60は手動回転可能であってもよい。このように、駆動装置70は、プランジャ74cを層間紙巻取リール60に係合させるかさせないかによって、停止しているときの層間紙巻取リール60に対する制動力を変更可能に構成されている。
その後、ユーザーは、操作画面93を操作して端子帯6の供給・圧着動作を開始する。端子帯6の供給・圧着動作では、端子帯送り装置32によって端子帯6が圧着装置31に送られる。圧着装置31に送られた端子帯6の端子は、電線に圧着される。端子帯6が送られることにより端子帯6が張られ、端子帯6の張力が一定張力以上となると、張力検出装置80がそれを検出する。制御装置90は、端子帯6の張力が一定張力以上となったことにより張力検出装置80によって発せられた信号を受信する。制御装置90の動作制御部91は、張力検出装置80からの信号を受信すると、駆動モータ71を駆動させる。これにより、回転軸74とともに層間紙巻取リール60が回転する。層間紙7は、層間紙巻取リール60に巻き取られることによって端子帯リール5から引き出される。これにより端子帯リール5が回転し、端子帯6の端子帯リール5からの繰り出しがサポートされる。
前述したように、層間紙巻取装置50による端子帯リール5の回転のサポートがないと、端子帯6を繰り出すための力の全ては、端子帯送り装置32の送り爪32aに係合された端子帯6に加わる。端子帯6に加わる力が大きいほど端子帯6を破損させるおそれは増大するため、このように層間紙巻取装置50によって端子帯リール5の回転をサポートすることが好ましい。本実施形態に係る端子供給圧着装置10によれば、層間紙巻取装置50によって端子帯リール5の回転をサポートし、端子帯6に加わる力を低減することができる。
ここで、端子帯送り装置32が端子帯6を繰り出した長さの方が層間紙巻取装置50による層間紙7の巻き取り長さよりも大きくなってしまった場合、層間紙7の一部は層間紙巻取リール60に巻き取られずに弛む。このような層間紙7の弛みは、層間紙7を層間紙巻取リール60で巻き取ることにより除去することが好ましい。そのような場合、ユーザーは、端子帯6の供給・圧着動作を一時的に停止してもよい。その後、ユーザーは、プランジャ74cの層間紙巻取リール60への係合を解除してもよい。さらに、ユーザーは、操作画面93を操作して、層間紙7の巻き取り操作、言い換えると層間紙巻取装置50の単独駆動操作を行ってもよい。
本実施形態では、プランジャ74cと層間紙巻取リール60との係合を解除した状態で層間紙7の巻き取り操作を実行すると、駆動モータ71が駆動し、回転軸74が回転する。層間紙7に弛みがある間は、層間紙巻取リール60は、回転軸74とともに回転する。これにより、層間紙7が層間紙巻取リール60に巻き取られる。層間紙巻取リール60に巻き取られることにより層間紙7の弛みがなくなると、端子帯リール5の回転に係る負荷が層間紙7に掛かり、第2接続部C2とカラー64との間が滑り始める。これにより、端子帯リール5を不要に回転させることなく層間紙7を巻き取ることができる。
このように、駆動装置70は、プランジャ74cを層間紙巻取リール60に係合させるかさせないかによって、層間紙巻取リール60に与える回転トルクを変更することが可能に構成されている。詳しくは、駆動装置70は、支持部20周りに端子帯リール5を回転させることが可能な第1のトルクと、第1のトルクよりも小さく支持部20周りに端子帯リール5を回転させることが不能な第2のトルクと、を層間紙巻取リール60に与えることが可能に構成されている。第1のトルクは、第1接続部C1と層間紙巻取リール60とを係合させたときのトルクであり、回転軸74が出すことができる回転トルクにほぼ等しい。第2のトルクは、第1接続部C1と層間紙巻取リール60との係合を解除したときのトルクであり、第2接続部C2と層間紙巻取リール60との間の摩擦によって伝達可能な回転トルクにほぼ等しい。
なお、上記のような弛んだ層間紙7の巻き取りは、ユーザーが層間紙巻取リール60を手動回転させることによって行われてもよい。また、端子帯6の供給・圧着動作を開始する前の層間紙7の巻き取りを、第1接続部C1と層間紙巻取リール60との係合を解除した状態で駆動モータ71を駆動することによって行ってもよい。
端子帯6の全ての端子の圧着が終了すると、好ましくは、層間紙7の廃棄のために層間紙7を端子帯リール5の芯8に巻き戻す。その作業では、ユーザーは、まず、第1接続部C1と層間紙巻取リール60との係合を解除する。その後、ユーザーは、正面から見て反時計回りに端子帯リール5を回転させる。このとき層間紙巻取リール60は手動で自在に回転する状態となっているため、層間紙7が端子帯リール5の芯8に巻き取られる。
[異常処理1]
以下では、本実施形態に係る端子供給圧着装置10において異常が発生したときの異常処理について説明する。第1の異常としては、端子帯6の供給・圧着動作の開始前にプランジャ74cが層間紙巻取リール60に係合されなかった場合を挙げる。上記のような事態は、例えば、プランジャ74cを層間紙巻取リール60に係合させる作業をユーザーが忘れた場合などに発生し得る。上記の場合、層間紙巻取装置50は、端子帯リール5の回転にほとんど寄与しない。よって、正常な場合に比べて大きな負荷が、端子帯送り装置32により端子帯6に加えられることとなる。
前述したように、本実施形態に係る端子供給圧着装置10は、張力検出装置80からの信号を連続して受信する時間が所定時間を超えると警告を発するように構成されている。プランジャ74cが層間紙巻取リール60に係合されない状態で端子帯6の供給・圧着を開始した場合、端子帯6は常に張られた状態となる。そこで、張力検出装置80からの信号が常に送信されている状態となる。正常動作の場合には、端子帯送り装置32による引っ張りと層間紙巻取装置50による押し込みとによって、端子帯6は張られた状態と若干弛んだ状態とを繰り返す。そこで、張力検出装置80からの信号を連続して受信する時間が所定時間を超えることにより、異常を検知することができる。
端子供給圧着装置10は、上記異常を検知すると、例えば、ブザーを鳴動させたり、表示灯を点灯させたり、端子帯6の供給・圧着動作を停止させたりする。ただし、警告動作の種類は特に限定されない。
[異常処理2]
第2の異常としては、層間紙巻取リール60の回転に異常な力を要する場合を挙げる。上記のような事態は、例えば、層間紙巻取リール60、支持部20、または端子帯リール5に何かが絡まった場合などに発生し得る。何らの異常処理を行わない場合には、このような異常が発生すると、回転軸74の回転トルクが回転不能な層間紙巻取リール60に加えられ続け、第1接続部C1および係合孔63cを破損させるおそれがある。また駆動モータ71の過負荷の原因にもなる。
上記したような異常に対応するため、本実施形態に係る端子供給圧着装置10は、層間紙巻取リール60の回転に係る負荷が所定の負荷(以下、第2負荷と言う)以上の場合には、ベルト73が第1プーリ72および第2プーリ75に対して滑るように構成されている。上記第2負荷は、第2接続部C2がカラー64に対して滑り始める第1負荷よりも大きく、かつ、掛かり続けても第1接続部C1および係合孔63cを破損させないような負荷に設定されている。具体的には、ベルト73を丸ベルトとすることにより、第1プーリ72および第2プーリ75との間に発生する摩擦力が低減されている。これにより、ベルト73が第1プーリ72および第2プーリ75に対して滑りやすくなっている。層間紙巻取リール60の回転に係る負荷が第2負荷以上の場合には、ベルト73が第1プーリ72および第2プーリ75に対して滑るため、第1接続部C1および係合孔63cには過大な力が掛からない。また、駆動モータ71の駆動軸71aは回転する。これにより、第1接続部C1などの破損や駆動モータ71の過負荷のおそれを低減できる。
なお、層間紙巻取リール60の回転に係る負荷が第2負荷以上の場合に、ベルト73が第1プーリ72および第2プーリ75の両方に対して滑る必要はなく、いずれか一方に対して滑るのでもよい。ベルト73は、層間紙巻取リール60の回転に係る負荷が第2負荷以上の場合には第1プーリ72および第2プーリ75のうちの少なくとも一方に対して滑るように構成されていればよい。
[第1実施形態の変形例]
第1実施形態に係る端子供給圧着装置10は、いくつかの変形例によっても実施できる。なお、以下の変形例の説明では、第1実施形態と共通の機能を奏する部材には、第1実施形態と同じ符号を使用する。第2実施形態以下の実施形態、変形例についても同様である。
例えば、1つの好適な変形例では、係合孔63cに挿入され離脱される可動軸は、アクチュエータによって移動されてもよい。例えば、アクチュエータはエアシリンダであってもよく、可動軸はエアシリンダの伸縮するシャフトであってもよい。さらに、端子供給圧着装置10は、例えば、エアシリンダへの圧縮空気の供給を制御する電磁バルブを備えていてもよい。電磁バルブは制御装置90に接続され、自動制御されてもよい。ただし、アクチュエータおよびその制御方法は特に限定されない。
可動軸の係合孔63cへの挿入離脱が自動制御できる構成によれば、可動軸を係合孔63cに挿入する作業が不要となり、従って、作業忘れまたは作業ミスのおそれもなくなる。このような構成の場合には、制御装置90は、端子帯6の供給開始操作が行われると、駆動装置70を制御して、可動軸と層間紙巻取リール60との係合を解除した状態で回転軸74を回転させる(言い換えると、層間紙巻取リール60に第2のトルクを与える)ように設定されていてもよい。これにより、端子帯6の供給開始操作の前に層間紙7に弛みがあった場合には、層間紙7の弛みを自動で除去してから端子帯6の供給を開始することができる。かつ、層間紙巻取リール60の回転トルクは第2のトルクであるため、層間紙7の弛みを巻き取ることによって端子帯リール5が不必要に回転することもない。
なお、層間紙7の弛みを検知するセンサをさらに備えることにより、端子供給圧着装置10は、端子帯6の供給作業前または作業中に層間紙7に弛みが発生した場合には、層間紙7の弛みを自動で除去することもできる。
さらに他の変形例では、端子供給圧着装置10は、可動軸の係合孔63cへの挿入離脱を検出するセンサを備えていてもよい。可動軸の係合孔63cへの挿入離脱は、ユーザーによって行われてもよい。このようなセンサによっても、可動軸を係合孔63cに挿入する作業または係合孔63cから離脱させる作業をユーザーが忘れたりミスしたりするおそれを低減できる。制御装置90は、可動軸を係合孔63cに挿入する作業または係合孔63cから離脱させる作業が適切に行われなかった場合には、続く作業を禁止するように設定されていてもよい。
なお、第1接続部と層間紙巻取リールとの接続方法は、可動軸を係合孔に挿入離脱させる方法には限定されない。第1接続部は層間紙巻取リールに対して係合または離間を選択可能なように構成されていればよく、それ以上限定されない。例えば、第1接続部および層間紙巻取リールの対応部分は、ギア状の係合部やカム状の係合部を備えていてもよい。また、第1接続部の可動方向(例えば、可動軸の可動方向)は、回転軸の軸線方向には限定されず、例えば回転軸の円周方向であってもよい。第2接続部と層間紙巻取装置との接触面についても同様であり、その面する向きは限定されない。例えば、第2接続部と層間紙巻取装置との接触面は、回転軸の軸線および層間紙巻取リールの中心軸と平行な方向を向いていてもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態では、第1実施形態およびその変形例とは異なる方法で、層間紙巻取リール60に与える回転トルクおよび制動力を変更する。図6は、第2実施形態に係る層間紙巻取装置50の背面図である。図6において図示は省略するが、本実施形態では、駆動装置70は、回転軸74と層間紙巻取リール60とを接続する接続部を備えている。この接続部は、回転軸74と層間紙巻取リール60とを常時強固に接続しており、層間紙巻取リール60は回転軸74ともに回転する。この接続部の構成は限定されない。図6に示すように、本実施形態に係る駆動装置70は、駆動モータ71、第1プーリ72、ベルト73、回転軸74、および第2プーリ75に加えて、テンションローラ76を備えている。なお、駆動モータ71は、ここでも、回転トルクの変更機能を有さないDCモータであってもよい。
図6に示すように、本実施形態における駆動モータ71、第1プーリ72、ベルト73、回転軸74、および第2プーリ75の構成は、第1実施形態と同様である。テンションローラ76は、ここでは、無端状のベルト73の内周面よりも内方に設けられている。駆動装置70は、テンションローラ76がベルト73の内周面に当接する第1調整位置Pa1(実線で図示)と、第1調整位置Pa1よりも内方の第2調整位置Pa2(二点鎖線で図示)と、にテンションローラ76を位置付けることが可能なローラ移動部77を備えている。ただし、テンションローラ76は、無端状のベルト73の外周面よりも外方に設けられていてもよい。その場合、ローラ移動部77は、テンションローラ76がベルト73の外周面に当接する他の第1調整位置と、上記他の第1調整位置よりも外方の他の第2調整位置と、にテンションローラ76を位置付けることが可能に構成されていてもよい。
第1調整位置Pa1は、無端状のベルト73を内方から外方に向かって押すようなテンションローラ76の位置である。第2調整位置Pa2は、第1調整位置Pa1よりも内方のテンションローラ76の位置であって、第2調整位置Pa2に位置しているとき、テンションローラ76はベルト73の内周面に当接していても、していなくてもよい。いずれの場合であっても、テンションローラ76が第2調整位置Pa2に位置付けられているときのベルト73の張力は、テンションローラ76が第1調整位置Pa1に位置付けられているときのベルト73の張力よりも小さい。テンションローラ76およびローラ移動部77は、ベルト73の張力を調整可能な張力調整部の一例である。
ローラ移動部77は、テンションローラ76を支持し、ベルト73の周方向に移動する。ローラ移動部77は、例えば図6に示すように、長孔77aとボルト・ナット77bとを備え、第1調整位置Pa1または第2調整位置Pa2にテンションローラ76を固定できるように構成されていてもよい。ローラ移動部77は、テンションローラ76を移動させるアクチュエータを備えていてもよい。ローラ移動部77がアクチュエータを備える場合には、アクチュエータは制御装置90によって制御されてもよい。ローラ移動部77の構成は特に限定されない。
本実施形態では、ベルト73の張力を変更することにより、層間紙巻取リール60に与える回転トルクおよび制動力が変更される。ベルト73と第1プーリ72および第2プーリ75との間の摩擦力は、ベルト73の張力が増大するに従って増大し、ベルト73の張力が減少するに従って減少する。層間紙巻取リール60の回転に係る負荷がベルト73と第1プーリ72および第2プーリ75との間の静止摩擦力を越えると、ベルト73は、第1プーリ72および第2プーリ75に対して滑り始める。このベルト73と第1プーリ72および第2プーリ75との間の静止摩擦力は、テンションローラ76の位置によって変更可能である。そのため、テンションローラ76およびローラ移動部77によって、駆動装置70が層間紙巻取リール60に与える回転トルクおよび制動力を変更することができる。
好適には、テンションローラ76が第1調整位置Pa1に位置付けられた状態において層間紙巻取リール60に与えられる回転トルクは、支持部20周りに端子帯リール5を回転させることが可能なトルクであるとよい。また、テンションローラ76が第2調整位置Pa2に位置付けられた状態において層間紙巻取リール60に与えられる回転トルクは、支持部20周りに端子帯リール5を回転させることが不能なトルクであるとよい。さらに、テンションローラ76が第2調整位置Pa2に位置付けられた状態において層間紙巻取リール60に与えられる制動力は、それに逆らって層間紙巻取リール60を手動回転させることが可能な制動力であるとよい。
[第2実施形態の変形例]
第2実施形態の好適な変形例では、ベルト73の張力を変更する張力調整部は、駆動モータ71を回転軸74に対して移動可能に支持する距離調整部78を備えていてもよい。図7は、第2実施形態の変形例に係る層間紙巻取装置50の背面図である。図7に示すように、距離調整部78は、駆動モータ71を回転軸74に対して移動させ、駆動モータ71と回転軸74との間の距離を変更する。これにより、ベルト73の張力が変更される。詳しくは、駆動モータ71と回転軸74との間の距離を長くすると、ベルト73の張力が増加する。駆動モータ71と回転軸74との間の距離を短くすると、ベルト73の張力が減少する。
距離調整部78は、例えば図7に示すように、長孔78aとボルト・ナット78bとを備え、回転軸74との距離が異なる2つ以上の位置に駆動モータ71を固定できるように構成されていてもよい。距離調整部78は、駆動モータ71を移動させるアクチュエータを備えていてもよい。距離調整部78がアクチュエータを備える場合には、アクチュエータは制御装置90によって制御されてもよい。ただし、距離調整部78の構成は特に限定されない。
[他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明した。しかし、上記した実施形態は例示に過ぎず、他にも種々の実施形態が可能である。
例えば、上記した実施形態では、回転軸74と層間紙巻取リール60との間、または、回転軸74と駆動モータ71の駆動軸71aとの間の接続を強固な接続とするか弱い接続とするかによって、層間紙巻取リール60に与える回転トルクおよび制動力を変更した。しかし、駆動装置が層間紙巻取リールに与える回転トルクおよび停止時の制動力を変更する方法は、これに限定されない。例えば、駆動装置は、回転トルクを制御可能な駆動モータを備えていてもよい。
なお、駆動装置が層間紙巻取リールに与える回転トルクは2種類に限定されない。例えば、駆動装置は、支持部周りに端子帯リールを回転させることが可能な第1トルクと、第1トルクよりも小さく支持部周りに端子帯リールを回転させることが不能な第2トルクと、を含む3種類以上の回転トルクを層間紙巻取リールに与えることが可能に構成されていてもよい。
駆動モータと層間紙巻取リールとの間の接続を強固な接続と弱い接続との間で切り替える方法も、上記したものに限定されない。例えば、駆動モータの駆動軸の回転は、ベルト等の機構を介さずに回転軸に伝達されてもよい。または、駆動モータの駆動軸の回転は、例えば、磁力ギア等の非接触動力伝達装置を介して回転軸に伝達されてもよい。例えば、磁力ギアの場合には、ギア同士の駆動力の伝達はギアに帯びさせた磁力を介して行われ、ギア同士の距離を変化させることにより、伝達可能なトルクが変化する。その他、駆動モータと層間紙巻取リールとの間の接続の強さを変更する方法は特に限定されない。
また、駆動装置と層間紙巻取リールとの間を常時強固に接続しながら、伝達トルクを変更することもできる。例えば、駆動モータの駆動軸の回転は、ギア比を変更可能な組み合わせギアを介して回転軸に伝達されてもよい。このような構成によっても、駆動装置が層間紙巻取リールに与える回転トルクおよび制動力を変更することができる。なお、駆動装置と層間紙巻取リールとの間の接続は切断されてもよい。その場合には、駆動装置が層間紙巻取リールに与える回転トルクおよび制動力はゼロとなる。
端子帯リールを回転可能に支持する支持部、端子を電線に圧着する圧着装置、端子帯を圧着装置に送る端子帯送り装置などの構成は限定されない。これらの装置としては公知の種々の装置を好適に利用することができる。また、張力検出装置は、端子帯を送るときに端子帯送り装置が端子帯に加える力を検出することができればよく、その構成は限定されない。端子帯送り装置が端子帯に加える力を検出することには、端子帯送り装置が端子帯に加える力を測定することの他、端子帯送り装置が端子帯に加える力が所定の力を越えているかどうかを検出することも含まれる。さらに、層間紙巻取装置の構成、例えば層間紙巻取リールの各部の形状、配置などは機能を果たす限りにおいて限定されない。
上記で説明した端子供給圧着装置10の制御装置90の構成および制御シーケンスは好適な一例であり、かかるものに限定されない。その他、特に言及された場合を除いて、実施形態は本発明を限定しない。
5 端子帯リール
6 端子帯
7 層間紙
10 端子供給圧着装置
20 支持部
30 アプリケータ
31 圧着装置
32 端子帯送り装置
50 層間紙巻取装置
60 層間紙巻取リール
63c 係合孔
64 カラー
70 駆動装置
71 駆動モータ
72 第1プーリ
73 ベルト
74 回転軸
74c プランジャ
74c2 可動軸
75 第2プーリ
76 テンションローラ(ローラ)
77 ローラ移動部
78 距離調整部
80 張力検出装置(検出装置)
90 制御装置
93 操作画面(インターフェイス)
94 警告装置
C1 第1接続部
C2 第2接続部
P1 第1位置
P2 第2位置
Pa1 第1調整位置
Pa2 第2調整位置

Claims (9)

  1. 端子帯と層間紙とが重ねられて巻回された端子帯リールを回転可能に支持する支持部と、
    前記端子帯の端子を電線に圧着する圧着装置と、
    前記端子帯リールから繰り出された前記端子帯を前記圧着装置に送る端子帯送り装置と、
    前記端子帯リールから延び出た前記層間紙を巻き取る層間紙巻取リールと、
    前記層間紙巻取リールに接続され、前記層間紙巻取リールを回転させる駆動装置と、を備え、
    前記駆動装置は、前記層間紙巻取リールに与える回転トルクを変更可能に構成されている、
    端子供給圧着装置。
  2. 前記駆動装置は、前記支持部周りに前記端子帯リールを回転させることが可能な第1トルクと、前記第1トルクよりも小さく前記支持部周りに前記端子帯リールを回転させることが不能な第2トルクと、を含む少なくとも2種類の回転トルクを前記層間紙巻取リールに与えることが可能に構成されている、
    請求項1に記載の端子供給圧着装置。
  3. 前記端子帯の供給の開始操作を行うインターフェイスを備え、前記駆動装置に接続された制御装置をさらに備え、
    前記制御装置は、前記開始操作が行われると、前記駆動装置を制御して前記層間紙巻取リールに前記第2トルクを与えるように設定されている、
    請求項2に記載の端子供給圧着装置。
  4. 前記駆動装置は、回転する回転軸を備え、
    前記回転軸は、
    前記層間紙巻取リールに対して係合または離間を選択可能な第1接続部と、
    前記層間紙巻取リールの回転に係る負荷が所定の第1負荷未満の場合には前記層間紙巻取リールと摩擦力によって固定され、前記層間紙巻取リールの回転に係る負荷が前記第1負荷以上の場合には前記層間紙巻取リールに対して滑る第2接続部と、を備えている、
    請求項1~3のいずれか一つに記載の端子供給圧着装置。
  5. 前記第1接続部は、第1位置と前記第1位置よりも前記層間紙巻取リールに接近した第2位置とに位置付け可能な可動軸を有し、
    前記層間紙巻取リールは、前記可動軸が前記第2位置に位置したときには前記可動軸が挿入され、かつ、前記可動軸が前記第1位置に位置したときには前記可動軸が離脱する係合孔を備えている、
    請求項4に記載の端子供給圧着装置。
  6. 前記駆動装置は、
    回転する駆動軸を備えた駆動モータと、
    前記駆動軸に接続された第1プーリと、
    前記回転軸に接続された第2プーリと、
    前記第1プーリと前記第2プーリとの間に巻き掛けられた無端状のベルトと、をさらに備え、
    前記ベルトは、前記層間紙巻取リールの回転に係る負荷が前記第1負荷よりも大きい第2負荷以上の場合には前記第1プーリおよび前記第2プーリのうちの少なくとも一方に対して滑るように構成されている、
    請求項4または5に記載の端子供給圧着装置。
  7. 前記端子帯を送るときに前記端子帯送り装置が前記端子帯に加える力を検出する検出装置と、
    前記検出装置に接続され、前記検出装置が検出する力が所定の力を越える時間が所定時間を超えると警告を発する警告装置と、をさらに備えている、
    請求項1~6のいずれか一つに記載の端子供給圧着装置。
  8. 前記駆動装置は、停止しているときの前記層間紙巻取リールに対する制動力を変更可能に構成されている、
    請求項1~7のいずれか一つに記載の端子供給圧着装置。
  9. 前記駆動装置は、制動力に逆らって前記層間紙巻取リールを手動回転させることが可能な制動力を前記層間紙巻取リールに与えることが可能に構成されている、
    請求項8に記載の端子供給圧着装置。
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