JP2005243321A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自己放電が抑制されかつ充放電効率が改善されるとともに、高容量化および高エネルギー密度化が可能な非水電解質二次電池を提供することである。
【解決手段】 正極は硫黄単体を含む。非水電解質は、非水溶媒からなる電解液と、金属塩からなる電解質塩を含む。電解質塩はリチウム塩、カルシウム塩またはマグネシウム塩等からなる。電解質塩は、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドアニオンまたはトリフレートアニオン等を含む。非水電解質中の塩濃度は3mol/l以上である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、正極、負極および非水電解質からなる非水電解質二次電池に関する。
近年、高出力および高エネルギー密度を有する二次電池の1つとして、非水電解質を用い、リチウムの酸化および還元を利用した高起電力の非水電解質二次電池が利用されるようになった。
現在実用化されているリチウム二次電池においては、正極材料にコバルト酸リチウム(LiCoO2 )またはマンガン酸リチウム(LiMn2 4 )が用いられ、負極材料に炭素材料が用いられている。また非水電解質として、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート等の有機溶媒にLiBF4 、LiPF6 等のリチウム塩からなる電解質塩を溶解させたものが使用されている。
しかしながら、携帯機器等においてはさらに長時間使用可能な二次電池が求められており、リチウム二次電池におけるさらなる高容量化および高エネルギー密度化が求められている。
このため、高容量で高エネルギー密度が得られる正極材料の開発が必要不可欠である。近年、硫黄単体を正極材料に用いた研究が行われている。硫黄単体は1675mAh/gという大きな理論容量を有しており、次世代二次電池の有望な正極材料の1つである。下記の特許文献1〜19に示されるような溶媒および溶質を用いることにより、硫黄が可逆的に反応することが報告されている。
特表2001−520447号公報 特表2001−527274号公報 特表2001−527275号公報 特開2002−075446号公報 特開2002−075447号公報 特開2002−083633号公報 特開2002−110237号公報 特開2002−154815号公報 特開2002−164084号公報 特開2002−216842号公報 特開2002−329495号公報 特開2002−367678号公報 特表2002−513991号公報 特開2003−123739号公報 特開2003−123840号公報 特開2003−132890号公報 特開2003−197196号公報 特開2003−223897号公報 特表2003−522383号公報 Journal of The Electrochemical Society, 149 (10) A1321-A1325(2002)
しかしながら、硫黄単体を用いた従来の非水電解質二次電池の多くは、充電を行うと、電圧がある値で一定となり、充電が終了しないという課題を有する。
これは、充電により生成したリチウムポリサルファイドLi2 x (x≧4)が拡散によりリチウム金属まで到達し、還元されることにより自己放電が起こるためであると考えられている(非特許文献1参照)。これにより、硫黄単体を活物質とする電極を用いた場合、充電を電圧ではなく時間で終了させなければならなかった。
また、上記の特許文献に提案されている溶媒を用いた場合、自己放電により充放電効率が低くなるという課題を有する。
本発明の目的は、自己放電が抑制されかつ充放電効率が改善されるとともに、高容量化および高エネルギー密度化が可能な非水電解質二次電池を提供することである。
本発明に係る非水電解質二次電池は、硫黄単体を含む正極と、負極と、電解質塩を含む非水電解質とを備え、非水電解質中の塩濃度が3mol/l以上であるものである。
ここで、非水電解質中の塩濃度は電解質塩の金属の電荷を基準としたモル濃度である。すなわち、2価の金属塩1.5mol/lを含む非水電解質中の塩濃度は3.0mol/lに相当する。
本発明に係る非水電解質二次電池においては、正極が硫黄単体を含むので、高容量化および高エネルギー密度化が可能となる。また、非水電解質が3mol/l以上の塩濃度を有することにより、負極に電解質塩のアニオンが高濃度に存在し、負極へのポリサルファイドイオンの拡散が抑制される。それにより、負極へのポリサルファイドイオンの拡散による自己放電が抑制されるとともに、充放電効率が向上する。
非水電解質中の塩濃度が5mol/l以上であることがより好ましい。それにより、負極へのポリサルファイドイオンの拡散による自己放電が十分に抑制されるとともに、充放電効率がさらに向上する。
電解質塩がアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩のうち少なくとも1種を含むことが好ましい。それにより、良好な充放電特性が得られる。
電解質塩がリチウム塩およびカルシウム塩のうち少なくとも1種を含むことがより好ましい。それにより、さらに良好な充放電特性が得られる。
電解質塩がビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドアニオンを含むことがさらに好ましい。それにより、自己放電が十分に抑制されるとともに、充放電効率がより向上する。
電解質塩がトリフレートアニオンを含むことがさらに好ましい。それにより、自己放電が十分に抑制されるとともに、充放電効率がより向上する。
負極が金属からなってもよい。負極がリチウムを吸蔵したケイ素からなってもよい。それにより、さらに高容量化および高エネルギー密度化が可能となる。
非水電解質が環状エーテルおよび鎖状エーテルのうち少なくとも1種を含んでもよい。
鎖状エーテルがジメトキシエタン、ジグライムおよびテトラグライムのうち少なくとも1種を含むことが好ましい。それにより、自己放電が抑制されるとともに、充放電効率が向上する。
環状エーテルが1,3−ジオキソランおよび4−メチル−1,3−ジオキソランの少なくとも1種を含むことが好ましい。それにより、自己放電が抑制されるとともに、充放電効率が向上する。
本発明に係る非水電解質二次電池によれば、自己放電が抑制されるとともに充放電効率が改善され、高容量化および高エネルギー密度化が可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係る非水電解質二次電池について説明する。
本実施の形態に係る非水電解質二次電池は、負極、正極および非水電解質により構成される。
正極は硫黄単体を含む。非水電解質は、非水溶媒からなる電解液と、金属塩からなる電解質塩とを含む。非水電解質中の塩濃度は3mol/l(3M)以上である。ここで、非水電解質中の塩濃度は電荷を基準に表される。したがって、2価の金属塩を1.5mol/l含む非水電解質中の塩濃度は3.0mol/lに相当する。例えば、1価の金属塩であるリチウム塩2.94mol/lおよび2価の金属塩であるカルシウム塩0.03mol/lを含む非水電解質中の塩濃度は3.0mol/lに相当する。
このように、本実施の形態に係る非水電解質二次電池は、非水電解質が高濃度の金属塩を含むことを特徴とする。
以下、本実施の形態に係る非水電解質二次電池における充放電メカニズムを説明する。
図1は本実施の形態に係る非水電解質二次電池における充放電メカニズムを説明するための概念図であり、(a)は非水電解質中の電解質塩の濃度が低い場合を示し、(b)は非水電解質中の電解質塩の濃度が高い場合を示す。ここでは、負極がリチウム金属からなり、電解質塩がリチウム塩からなるものとする。
図1(a),(b)に示すように、電解液に溶解したリチウムポリサルファイドLi2 x (x≧4)は、電解液中ではリチウムカチオン(Li+ )とアニオンであるポリサルファイドイオン(Sx 2-)とに分離している。ポリサルファイドイオン(Sx 2-)は、負極のリチウム金属に対して弱く反発している。
図1(a)に示すように、電解質塩の濃度が低い状態では、ポリサルファイドイオン(Sx 2-)は拡散しやすく、容易に負極のリチウム金属に到達する。それにより、ポリサルファイドイオン(Sx 2-)がリチウム金属上で還元され、自己放電が起こる。
一方、非水電解質中の塩濃度を3.0mol/l以上にすると、それに伴って電解液中の電解質塩のアニオンの濃度が上昇する。それにより、電解液中に高濃度のアニオンが分散する。
ポリサルファイドイオン(Sx 2-)においては、電子が局在化している。これに対して、リチウム塩のアニオンにおいては、電子が非局在化している。それにより、リチウム金属に対するポリサルファイドイオン(Sx 2-)の反発力は、リチウム金属に対するリチウム塩のアニオンの反発力に比べて大きい。
したがって、図1(b)に示されるように、充電中は、電子が非局在化しているリチウム塩のアニオンに比べて電子が局在化しているポリサルファイドイオン(Sx 2-)が正極側に存在しやすい。そのため、正極側には、ポリサルファイドイオン(Sx 2-)が集まりやすく、負極側には、リチウム塩のアニオンが集まりやすい。このように、負極側にリチウム塩のアニオンが高濃度に存在するため、ポリサルファイドイオン(Sx 2-)が負極のリチウム金属へ拡散することが抑制される。
その結果、負極へのポリサルファイドイオン(Sx 2-)の拡散による自己放電が抑制されるとともに、充放電効率が改善される。
非水電解質中の塩濃度が5mol/l(5M)以上であることがより好ましい。それにより、負極へのポリサルファイドイオンの拡散による自己放電が十分に抑制されるとともに、充放電効率がさらに向上する。
以下、本実施の形態に係る非水電解質二次電池の詳細な構成について説明する。
正極は、硫黄単体、導電剤および結着剤を混合した正極活物質を有する。導電剤としては、例えば、導電性の炭素材料等を用いることができる。なお、導電性の炭素材料の添加量が少ないと、正極における導電性を十分に向上させることができない一方、その添加量が多くなり過ぎると、正極における硫黄単体の割合が少なくなって高い容量が得られなくなる。したがって、炭素材料の量は、正極活物質の全体の5〜84重量%の範囲とし、好ましくは5〜54重量%の範囲とし、より好ましくは5〜20重量%の範囲とする。
また、正極の集電体として、導電性を高めるために発泡アルミニウム、発泡ニッケル等を用いることも可能である。
負極としては、例えば、リチウム(Li)を吸蔵および放出可能な黒鉛等の炭素材料、リチウム金属、リチウム合金等のアルカリ金属、またはアルカリ土類金属が用いられる。
高いエネルギー密度の非水電解質二次電池を得るためには、負極として、容量の大きなケイ素を用いることが望ましい。特に、特開2001−266851号公報および特開2002−83594号公報(またはWO01/029912号)に提案されるように、集電体に粗面化箔を用いるケイ素負極、柱状構造を有するケイ素負極もしくは銅(Cu)が内部に拡散したケイ素負極、またはこれらのうち少なくとも1つの特徴を有するケイ素負極を用いることが好ましい。
セパレータとしてガラス繊維濾紙を用いてもよい。例えば、アドバンテック社(Advantec社)のGA−100を用いることができる。
非水電解質の金属塩としては、非水電解液二次電池において電解質塩として一般に使用されているリチウム塩を用いることができる。例えば、LiPF6 、LiBF4 、LiAsF6 、LiCF3 SO3 、LiC4 9 SO3 LiClO4 等を用いることができる。また、LiN(Cx 2x+1SO2 2 (xは1以上の整数であり、例えばx=1〜8)等のイミド塩を用いることができる。さらに、LiN(Ca 2a+1 SO2 )(Cb 2b+1SO2 )(aおよびbは1以上の整数)、LiC(Cc 2c+1SO2 )(Cd 2d+1SO2 )(Ce 2e+1SO2 )(c、dおよびeは1以上の整数)を用いてもよい。
LiN(Cx 2x+1SO2 2 としては、LiN(CF3 SO2 2 、LiN(C2 5 SO2 2 等が挙げられる。LiN(Ca 2a+1 SO2 )(Cb 2b+1SO2 )としては、LiN(CF3 SO2)(C2 5 SO2 )等が挙げられる。LiC(Cc 2c+1SO2 )(Cd 2d+1SO2 )(Ce 2e+1SO2 )としては、LiC(CF3 SO2 3 等が挙げられる。他のイミド塩としては、LiN(CF3 SO2 )(COCF3 )等を用いることができる。下記の構造式(1)で表されるジフルオロ(オキサラト)ホウ酸リチウムを用いることもできる。
Figure 2005243321
特に、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドリチウム(LiN(CF3 SO2 2 )またはトリフレートリチウム(LiOCF3 SO3 )を用いることが好ましい。
また、金属塩として、他のアルカリ金属塩、またはカルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩を用いることができる。
カルシウム塩としては、Ca[(Cx 2x+1SO2 2 N]2 (xは1以上の整数であり、例えばx=1〜8)等のイミド塩を用いることができる。また、Ca(Cx 2x+1SO3 2 (xは1以上の整数であり、例えばx=1〜8)等のスルホン酸塩を用いることができる。
Ca[(Cx 2x+1 SO2 2 N]2 としては、Ca[(CF3 SO2 2 N]2 、Ca[(C2 5 SO2 2 N]2 等が挙げられる。他のイミド塩としては、Ca[(C4 9 SO2 )(CF3 SO2 )N]2 、Ca[(C6 5 SO2 )(CF3 SO2 )N]2 、Ca[(C8 17SO2 )(CF3 SO2 )N]2 、Ca[(CF3 CH2 OSO2 2 N]2 、Ca[(CF3 CF2 CH2 OSO2 2 N]2 、Ca[(HCF2 CF2 CH2 OSO2 2 N]2 、Ca[((CF3 2 CHOSO2 2 N]2 等が挙げられる。
Ca(Cx 2x+1SO3 2 としては、Ca(CF3 SO3 2 、Ca(C4 9 SO3 2 、Ca(C8 17SO3 2 等が挙げられる。他のスルホン酸塩としては、Ca(CH3 SO3 2 、Ca(C6 5 SO3 2 、Ca(C6 5 SO3 2 等が挙げられる。
特に、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドカルシウム(Ca[N(CF3 SO2 )]2 )を用いることが好ましい。
マグネシウム塩としては、Mg[(Cx 2x+1SO2 2 N]2 (xは1以上の整数であり、例えばx=1〜8)等のイミド塩を用いることができる。また、Mg(Cx 2x+1SO3 2 (xは1以上の整数であり、例えばx=1〜8)等のスルホン酸塩を用いることができる。
Mg[(Cx 2x+1SO2 2 N]2 としては、Mg[(CF3 SO2 2 N]2 、Mg[(C2 5 SO2 2 N]2 等が挙げられる。他のイミド塩としては、Mg[(C4 9 SO2 )(CF3 SO2 )N]2 、Mg[(C6 5 SO2 )(CF3 SO2 )N]2 、Mg[(C8 17SO2 )(CF3 SO2 )N]2 、Mg[(CF3 CH2 OSO2 2 N]2 、Mg[(CF3 CF2 CH2 OSO2 2 N]2 、Mg[(HCF2 CF2 CH2 OSO2 2 N]2 、Mg[((CF3 2 CHOSO2 2 N]2 等が挙げられる。
Mg(Cx 2x+1SO3 2 としては、Mg(CF3 SO3 2 、Mg(C4 9 SO3 2 、Mg(C8 17SO3 2 等が挙げられる。他のスルホン酸塩としては、Mg(CH3 SO3 2 、Mg(C6 5 SO3 2 、Mg(C6 5 SO3 2 等が挙げられる。
上記の金属塩のうち1種類を用いてもよく、あるいは2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
特に、電解質塩がビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドアニオンを含むことが好ましい。それにより、自己放電が十分に抑制されるとともに、充放電効率がより向上する。
電解質塩がトリフレートアニオンを含むことが好ましい。それにより、自己放電が十分に抑制されるとともに、充放電効率がより向上する。
非水電解質の塩濃度は電荷を基準として表されるので、例えば、1.5mol/lのビストリフルオロメタンスルホン酸イミドカルシウム(Ca[N(CF3 SO2 2 2 )を含む非水電解質の塩濃度は、3mol/lのトリフルオロメタンスルホン酸イミドリチウム(LiN(CF3 SO2 2 )を含む非水電解質中の塩濃度に相当する。
非水電解質の電解液としては、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、プロピレンカーボネート、環状エーテル、鎖状エーテル、フッ素化されたカーボネート、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロチオフェン1,1−ジオキシド(スルホラン)等から選択される少なくとも1種の有機溶媒を用いることができる。
環状エーテルとしては、1,3−ジオキソラン、2−メチル−1,3ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、1,4−ジオキサン、1,3,5−トリオキサン、フラン、2−メチルフラン、1,8−シネオール、クラウンエーテル等が挙げられる。
環状エーテルが1,3−ジオキソランおよび4−メチル−1,3−ジオキソランの少なくとも1種を含むことが好ましい。それにより、自己放電が抑制されるとともに、充放電効率が向上する。
鎖状エーテルとしては、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、メチルフェニルエーテル、エチルフェニルエーテル、ブチルフェニルエーテル、ペンチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ベンジルエチルエーテル、ジフェニルエーテル、ジベンジルエーテル、o−ジメトキシベンゼン、1,2−ジエトキシエタン、1,2−ジブトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグライム)、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、1,1−ジメトキシメタン、1,1−ジエトキシエタン、トリエチレングリコールジメチルエーテル(トリグライム)、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(テトラグライム)、ポリエチレングリコールジメチルエーテル等が挙げられる。
鎖状エーテルがジメトキシエタン、ジグライムおよびテトラグライムのうち少なくとも1種を含むことが好ましい。それにより、自己放電が抑制されるとともに、充放電効率が向上する。
フッ素化されたカーボネートとしては、トリフルオロプロピレンカーボネート、フルオロエチルカーボネート等が挙げられる。
さらに、非水電解質の非水溶媒として、融点60℃以下の室温溶融塩を用いてもよい。
室温溶融塩としては、例えば、第4級アンモニウム塩またはイミダゾリウム塩を用いることができる。具体的には、室温溶融塩として、トリメチルプロピルアンモニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド((CH33+(C37)N-(SO2CF32)、トリメチルオクチルアンモニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド((CH33+(C817)N-(SO2CF32)、トリメチルアリルアンモニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド((CH33+(Allyl)N-(SO2CF32)、トリメチルヘキシルアンモニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド((CH33+(C613)N-(SO2CF32)、トリメチルエチルアンモニウム・2,2,2−トリフルオロ−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アセトアミド((CH33+(C25)(CF3CO)N-(SO2CF3))、トリメチルアリルアンモニウム・2,2,2−トリフルオロ−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アセトアミド((CH33+(Allyl)(CF3CO)N-(SO2CF3))、トリメチルプロピルアンモニウム・2,2,2−トリフルオロ−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アセトアミド((CH33+(C37)(CF3CO)N-(SO2CF3))、テトラエチルアンモニウム・2,2,2−トリフルオロ−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アセトアミド((C254+(CF3CO)N-(SO2CF3))、トリエチルメチルアンモニウム・2,2,2−トリフルオロ−N−(トリフルオロメチルスルホニル)アセトアミド((C253+(CH3)(CF3CO)N-(SO2CF3))、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・ビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド((C25)(C332+(CH3)N-(SO2252)、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド((C25)(C332+(CH3)N-(SO2CF32)、1−エチルー3−メチルイミダゾリウム・テトラフルオロボレート((C25)(C332+(CH3)BF4 -)、1−エチルー3−メチルイミダゾリウム・ペンタフルオロボレート((C25)(C332+(CH3)PF6 -)等から選択される少なくとも1種を用いることができる。
第4級アンモニウム塩としては、上記の室温溶融塩として用いる第4級アンモニウム塩の他に、テトラメチルアンモニウム・テトラフルオロボレート((CH34+BF4 -)、テトラメチルアンモニウム・ヘキサフルオロフォスフェート((CH34+PF6 -)、テトラエチルアンモニウム・テトラフルオロボレート((C254+BF4 -)、テトラエチルアンモニウム・ヘキサフルオロフォスフェート((C254+PF6 -)等から選択される1種以上を用いることができる。
上記の室温溶融塩は上記の有機溶媒と混合して用いてもよい。
ゲル状の電解質または固体状の電解質を用いてもよい。ゲル状の電解質は、例えば、高分子化合物に液状の電解質を保持させたものである。高分子化合物としては、例えば、ポリエチレンオキサイドまたはポリエチレンオキサイドを含む架橋体等のエ−テル系高分子化合物、ポリメタクリレート等のエステル系高分子化合物もしくはアクリレート系高分子化合物、またはポリビニリデンフルオライドもしくはビニリデンフルオライドとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体等のフッ素系高分子化合物が挙げられ、これらのうちのいずれか1種が単独でまたは2種以上が混合して用いられる。
特に、酸化還元安定性の観点からは、フッ素系高分子化合物を用いることが望ましい。また、上記の高分子化合物は、その高分子化合物に保持させる液状の電解質に対して0.1体積%〜50体積%の範囲であることが望ましい。高分子化合物が50体積%を超えると高分子の割合が多すぎ、導電率の低下につながる可能性がある。
また、固体状の電解質としては、例えば、イオン導電性を有する高分子化合物に電解質塩を分散させたものが挙げられる。電解質塩の分散方法としては、例えば、加熟により固体状になるリチウムイオン伝導性ポリマーに、リチウム塩を溶解させた溶液を添加し、加熱することによ固体状のリチウムイオン伝導性を有する高分子化合物を得ることができる。なお、固体状の電解質を用いる場合には、セパレータを設けないでもよい。
高分子化合物としては、例えば、ポリエチレンオキサイドもしくはポリエチレンオキサイドを含む架橋体等のエ−テル系高分子化合物、またはポリメタクリレート等のエステル系高分子化合物あるいはアクリレート系高分子化合物を、単独でもしくは混合して用い、または分子中に共重合させて用いられる。
本実施の形態に係る非水電解質二次電池においては、正極が硫黄単体を含むので、高容量化および高エネルギー密度化が可能となる。また、非水電解質が3mol/l以上の塩濃度を有することにより、負極に電解質塩のアニオンが高濃度に存在し、負極へのポリサルファイドイオンの拡散が抑制される。それにより、負極へのポリサルファイドイオンの拡散による自己放電が抑制されるとともに、充放電効率が向上する。
以下、本発明によれば、硫黄単体を含む正極とリチウム金属またはリチウムを吸蔵したケイ素を含む負極とを組み合わせ、さらに非水電解質中の塩濃度を3mol/l以上とすることにより、自己放電が抑制されるとともに、充放電効率が向上された優れた非水電解質二次電池が得られることを実施例に挙げて明らかにする。
なお、本発明における非水電解質二次電池は、下記の実施例に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
以下に説明する実施例1〜5および比較例1〜3では、図2に示す試験セルを作製し、充放電効率を評価した。図2は実施例1〜5および比較例1〜3において作製した試験セルの概略説明図である。
(実施例1)
硫黄単体からなる正極活物質を60重量%および導電剤のケッチェンブラックを35重量%の割合でボールミルを用いて回転数150rpmで4時間混合し、さらに、その混合物に増粘剤のカルボキシメチルセルロースを1重量%および結着剤のポリテトラフルオロエチレンを4重量%加えた後、分散剤である水を加え、20分間撹拌したものを、電解アルミ箔にドクターブレード法で塗布することにより、正極を作製した。なお、負極には、リチウム金属を用いた。
非水電解質としては、1,2−ジメトキシエタン(DME)と1,3−ジオキソラン(DOL)とを90:10の体積の割合で混合させ、これにビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドリチウム(LiN(CF3 SO2 2 )を3mol/lの割合になるように溶解させたものを用いた。
図2に示すように、試験セル容器10内に上記の非水電解質14を注入するとともに、作用極1に上記の正極を使用し、対極2となる負極と、参照極3とにそれぞれリチウム金属を用い、実施例1の試験セルを作製した。
[評価]
上記のように作製した実施例1の試験セルにおいて、放電電流0.5mA/cm2 で放電終止電位1.5V(vs.Li/Li+ )まで放電を行った後、充電電流0.5mA/cm2 で充電終止電位2.8V(vs.Li/Li+ )まで充電を繰り返し行い、初期の充放電特性および5サイクル目の充放電特性を調べるとともに、各サイクルにおける硫黄単体1g当たりの充電容量Qa (mAh/g)と硫黄単体1g当たりの放電容量Qb (mAh/g)とを測定し、下記の式により各サイクルにおける充放電効率(%)を求めた。各サイクルにおける放電容量(mAh/g)を○で、各サイクルにおける充放電効率(%)を■で示した。
充放電効率(%)=(Qb /Qa )×100
図3は実施例1の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、図4は実施例1の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。さらに、図5は実施例1の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。図5において、各サイクルにおける放電容量(mAh/g)を○で示し、各サイクルにおける充放電効率(%)を■で示した。
硫黄は酸化状態であるので、1サイクル目は放電のみとし、その後の充電を2サイクル目として充放電効率を求めた。そのため、1サイクル目の充放電効率は示していない。
初期(1サイクル目)の放電容量は1173mAh/g、初期(2サイクル目)の充放電効率は77%であった。また、5サイクル目の放電容量は1040mAh/g、5サイクル目の充放電効率は74%であった。
(実施例2)
実施例2では、非水電解質として、1,2−ジメトキシエタン(DME)と1,3−ジオキソラン(DOL)とを90:10の体積の割合で混合させ、これにビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドリチウム(LiN(CF3 SO2 2 )を2.94mol/lおよびビス(トリフルオロエチルスルホニル)イミドカルシウム(Ca[N(C2 5 SO2 2 2 )を0.03mol/lの割合になるように溶解させたものを用いた。非水電解質以外は、実施例1と同様の方法で非水電解質二次電池を作製した。1価の金属塩であるリチウム塩2.94mol/lおよび2価の金属塩であるカルシウム塩0.03mol/lを含む非水電解質の塩濃度は3mol/lに相当する。
実施例2の非水電解質二次電池において、実施例1と同様の方法で充放電を繰り返して行い、初期の充放電特性および5サイクル目の充放電特性を調べるとともに、各サイクルにおける硫黄単体1g当たりの充電容量Qa (mAh/g)と硫黄単体1g当たりの放電容量Qb (mAh/g)とを測定し、上記の式により各サイクルにおける充放電効率(%)を求めた。
図6は実施例2の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、図7は実施例2の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。さらに、図8は実施例2の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。図8において、各サイクルにおける放電容量(mAh/g)を○で示し、各サイクルにおける充放電効率(%)を■で示した。
初期(1サイクル目)の放電容量は1283mAh/g、初期(2サイクル目)の充放電効率は84%であった。また、5サイクル目の放電容量は1074mAh/g、5サイクル目の充放電効率は80%であった。
(実施例3)
硫黄単体からなる正極活物質を60重量%および導電剤のケッチェンブラックを35重量%の割合でボールミルを用いて回転数150rpmで4時間混合し、さらに、その混合物に増粘剤のカルボキシメチルセルロースを1重量%および結着剤のスチレンブタジエンラバーを4重量%加えた後、分散剤である水を加え、20分間撹幹したものを、電解アルミ箔にドクターブレード法で塗布することにより、正極を作製した。なお、負極には、リチウム金属を用いた。
非水電解質としては、1,2−ジメトキシエタン(DME)と1,3−ジオキソラン(DOL)とを90:10の体積の割合で混合させ、これにビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドリチウム(LiN(CF3 SO2 2 )を5mol/lの割合になるように溶解させたものを用いた。それ以外は、実施例1と同様の方法で非水電解質二次電池を作製した。
実施例3の非水電解質二次電池において、実施例1と同様の方法で充放電を繰り返して行い、初期の充放電特性および5サイクル目の充放電特性を調べるとともに、各サイクルにおける硫黄単体1g当たりの充電容量Qa (mAh/g)と硫黄単体1g当たりの放電容量Qb (mAh/g)とを測定し、上記の式により各サイクルにおける充放電効率(%)を求めた。
図9は実施例3の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、図10は実施例3の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。さらに、図11は実施例3の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。図11において、各サイクルにおける放電容量(mAh/g)を○で示し、各サイクルにおける充放電効率(%)を■で示した。
初期(1サイクル目)の放電容量は1110mAh/g、初期(2サイクル目)の充放電効率は89%であった。また、5サイクル目の放電容量は734mAh/g、充放電効率は93%であった。
(実施例4)
実施例4では、非水電解質として、1,2−ジメトキシエタン(DME)と1,3−ジオキソラン(DOL)とを90:10の体積の割合で混合させ、これにトリフレートリチウム(LiOCF3 SO3 )を5mol/lの割合になるように溶解させたものを用いた。非水電解質以外は、実施例1と同様の方法で非水電解質二次電池を作製した。
実施例4の非水電解質二次電池において、実施例1と同様の方法で充放電を繰り返して行い、初期の充放電特性および5サイクル目の充放電特性を調べるとともに、各サイクルにおける硫黄単体1g当たりの充電容量Qa (mAh/g)と硫黄単体1g当たりの放電容量Qb (mAh/g)とを測定し、上記の式により各サイクルにおける充放電効率(%)を求めた。
図12は実施例4の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、図13は実施例4の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。さらに、図14は実施例4の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。図14において、各サイクルにおける放電容量(mAh/g)を○で示し、各サイクルにおける充放電効率(%)を■で示した。
初期(1サイクル目)の放電容量は1062mAh/g、初期(2サイクル目)の充放電効率は71%であった。また、5サイクル目の放電容量は578mAh/g、充放電効率は85%であった。
(実施例5)
実施例5では、非水電解質として、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(テトラグライム)にビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドリチウム(LiN(CF3 SO2 2 )を5mol/lの割合になるように溶解させたものを用いた。非水電解質以外は、実施例1と同様の方法で非水電解質二次電池を作製した。
実施例5の非水電解質二次電池において、実施例1と同様の方法で充放電を繰り返して行い、初期の充放電特性および5サイクル目の充放電特性を調べるとともに、各サイクルにおける硫黄単体1g当たりの充電容量Qa (mAh/g)と硫黄単体1g当たりの放電容量Qb (mAh/g)とを測定し、上記の式により各サイクルにおける充放電効率(%)を求めた。
図15は実施例5の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、図16は実施例5の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。さらに、図17は実施例6の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。図17において、各サイクルにおける放電容量(mAh/g)を○で示し、各サイクルにおける充放電効率(%)を■で示した。
初期(1サイクル目)の放電容量は1226mAh/g、初期(2サイクル目)の充放電効率は94%であった。また、5サイクル目の放電容量は816mAh/g、充放電効率は92%であった。
(比較例1)
比較例1では、非水電解質としては、1,2−ジメトキシエタン(DME)と1,3−ジオキソラン(DOL)とを90:10の体積の割合で混合させ、これにビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドリチウム(LiN(CF3 SO2 2 )を0.5mol/lの割合になるように溶解させたものを用いた。非水電解質以外は、実施例1と同様の方法で非水電解質二次電池を作製した。
比較例1の非水電解質二次電池において、実施例1と同様の方法で充放電を繰り返して行うことを試みた。初期の充放電特性および5サイクル目の充放電特性を調べるとともに、各サイクルにおける硫黄単体1g当たりの充電容量Qa (mAh/g)と硫黄単体1g当たりの放電容量Qb (mAh/g)とを測定した。
しかし、各サイクルの充電時には、自己放電のため電圧が2.8Vまで上昇せず、一定時間経過後に充電試験を終了する必要があった。そのため、充放電効率の測定は不能であった。
図18は比較例1の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、図19は比較例1の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。さらに、図20は比較例1の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量を示す図である。図20において、各サイクルにおける放電容量(mAh/g)を○で示した。
初期(1サイクル目)の放電容量は626mAh/gであった。また、5サイクル目の放電容量は321mAh/gであった。
(比較例2)
比較例2では、非水電解質として、1,2−ジメトキシエタン(DME)と1,3−ジオキソラン(DOL)とを90:10の体積の割合で混合させ、これにトリフレートリチウム(LiOCF3 SO3 )を0.5mol/lの割合になるように溶解させたものを用いた。非水電解質以外は、実施例1と同様の方法で非水電解質二次電池を作製した。
比較例2の非水電解質二次電池において、実施例1と同様の方法で充放電を繰り返して行うことを試みた。初期の充放電特性および5サイクル目の充放電特性を調べるとともに、各サイクルにおける硫黄単体1g当たりの充電容量Qa (mAh/g)と硫黄単体1g当たりの放電容量Qb (mAh/g)とを測定した。
しかし、各サイクルの充電時には、自己放電のため電圧が2.8Vまで上昇せず、一定時間経過後に充電試験を終了する必要があった。そのため、充放電効率の測定は不能であった。
図21は比較例2の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、図22は比較例2の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。さらに、図23は比較例2の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。図23において、各サイクルにおける放電容量(mAh/g)を○で示した。
初期(1サイクル目)の放電容量は656mAh/gであった。また、5サイクル目の放電容量は347mAh/gであった。
(比較例3)
比較例3では、非水電解質として、1,2−ジメトキシエタン(DME)と1,3−ジオキソラン(DOL)とスルホラン(SL)とジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグライム)とを20:50:10:20の体積の割合で混合させ、これにトリフレートリチウム(LiOCF3 SO3 )を1mol/lの割合になるように溶解させたものを用いた。非水電解質以外は、実施例1と同様の方法で非水電解質二次電池を作製した。
比較例3の非水電解質二次電池において、実施例1と同様の方法で充放電を繰り返して行うことを試みた。初期の充放電特性および5サイクル目の充放電特性を調べるとともに、各サイクルにおける硫黄単体1g当たりの充電容量Qa (mAh/g)と硫黄単体1g当たりの放電容量Qb (mAh/g)とを測定した。
しかし、各サイクルの充電時には、自己放電のため電圧が2.8Vまで上昇せず、一定時間経過後に充電試験を終了する必要があった。そのため、充放電効率の測定が不能であった。
図24は比較例3の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、図25は比較例3の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。さらに、図26は比較例3の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。図26において、各サイクルにおける放電容量(mAh/g)を○で示した。
初期(1サイクル目)の放電容量は616mAh/gであった。また、5サイクル目の放電容量は362mAh/gであった。
(評価結果)
実施例1〜5および比較例1〜3の非水電解質二次電池の非水電解質および初期の充放電効率の測定結果を表1に示す。
Figure 2005243321
表1において、LiTFSIは、ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドリチウム(LiN(CF3 SO2 2 )を示し、LiOTfは、トリフレートリチウム(LiOCF3 SO3 )を示し、Ca(TFSI)2 はビス(トリフルオロエチルスルホニル)イミドカルシウム(Ca[N(C2 5 SO2 2 2 )を示す。
非水電解質の塩濃度が3mol/l以上である実施例1〜5の非水電解質二次電池では、充電を行った場合に電圧が2.8Vまで上昇し、充放電効率が改善された。
特に、実施例1と実施例4との比較から、非水電解質の金属塩の塩濃度が5mol/l以上になると、さらに初期の充放電効率が改善されることがわかる。
また、実施例1と実施例2との比較から、非水電解質の金属塩としてリチウム塩とカルシウム塩とを混合して用いた場合にリチウム塩を単独で用いた場合に比べて充放電効率が改善されることがわかる。
また、実施例3と実施例4との比較から、非水電解質の金属塩としてビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドリチウム(LiN(CF3 SO2 2 )を用いた場合にトリフレートリチウム(LiOCF3 SO3 )を用いた場合に比べて充放電効率がより改善されることがわかる。
さらに、実施例5から、電解液としてテトラグライムを用いた場合にも、充放電効率が改善されることがわかる。
これに対して、非水電解質の金属塩の塩濃度が3mol/lよりも低い比較例1〜3の非水電解質二次電池では、充電を行った場合に自己放電により電圧が2.8Vまで上昇せず、充電を電圧ではなく時間で終了させる必要があった。そのため、充電を終了させるためには充電開始から一定時間経過後に電源を遮断しなければならない。
本発明に係る非水電解質二次電池は、携帯用電源、自動車用電源等の種々の電源として利用することができる。
本実施の形態に係る非水電解質二次電池における充放電メカニズムを説明するための概念図である。 実施例1〜5および比較例1〜3において作製した試験セルの概略説明図である。 実施例1の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。 実施例1の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。 実施例1の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。 実施例2の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、 実施例2の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。 実施例2の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。 実施例3の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。 実施例3の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。 実施例3の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。 実施例4の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、 実施例4の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。 実施例4の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。 実施例5の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、 実施例5の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。 実施例6の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。 比較例1の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、 比較例1の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。 比較例1の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量を示す図である。 比較例2の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。また、 比較例2の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。 比較例2の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。 比較例3の試験セルにおける初期の充放電特性を示す図である。 比較例3の試験セルにおける5サイクル目の充放電特性を示す図である。 比較例3の試験セルを用いて充放電を繰り返して行った場合において各サイクルにおける放電容量および充放電効率を示す図である。
符号の説明
10 試験セル容器
11 作用極
12 対極
13 参照極
14 非水電解質

Claims (6)

  1. 硫黄単体を含む正極と、
    負極と、
    電解質塩を含む非水電解質とを備え、
    前記非水電解質中の塩濃度が3mol/l以上であることを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 前記非水電解質中の塩濃度が5mol/l以上であることを特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電池。
  3. 前記電解質塩がアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩のうち少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
  4. 前記電解質塩がリチウム塩およびカルシウム塩のうち少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
  5. 前記電解質塩がビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドアニオンを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
  6. 前記電解質塩がトリフレートアニオンを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
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