JP2005231529A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハンドリング性能を損ねることなく、直進安定性、ブレーキング安定性並びに高速旋回性能を向上した空気入りタイヤを得る。
【解決手段】 トレッド層16の表面に沿った長さトレッド沿面幅W1の30〜60%の範囲の幅寸法を補強ベルト層18の中央部分とされる中央ベルト領域Aが有する。中央ベルト領域Aにスチールコードによる螺旋巻きベルト層18Aが配置される。中央ベルト領域Aの両脇にそれぞれ接した領域とされて補強ベルト層18の左右部分を構成する一対の側部ベルト領域Bに、アラミドコードによる傾斜角度付ベルト層18Bがそれぞれ配置され、側部ベルト領域Bにおけるコード角度がタイヤ周方向に対して15〜35°の角度の範囲とされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハンドリング性能を損ねることなく、直進安定性、ブレーキング安定性並びに高速旋回性能を向上し得る空気入りタイヤに関し、特にモーターサイクル等の二輪車用の空気入りラジアルタイヤに好適でレース用フロントタイヤとして効果のある空気入りタイヤである。
従来より、モーターサイクルである自動二輪車等の二輪車には空気入りラジアルタイヤが用いられているが、このタイヤにおけるトレッド層の下部には、一般に補強用のベルト層が配置されている。例えば下記の特許文献1〜4を用いて、このような空気入りラジアルタイヤに採用される補強用のベルト層の構造に関する背景技術を以下に説明する。
特許文献1の構造を表す図6に示すように、この特許文献1における空気入りタイヤの中央ベルト領域Aではベルト層が螺旋巻きベルト112のみの1層とされ、側部ベルト領域Bではベルト層が2層の傾斜角度付交差ベルト114とされていて、ベルト領域A、Bの境界において螺旋巻きベルト112の1層から傾斜角度付交差ベルト114の2層に変化する構造になっている。
特許文献2の構造を表す図7及び特許文献3の構造を表す図8に示すように、これら特許文献2、3における空気入りタイヤの中央ベルト領域Aではベルト層が1層とされ、側部ベルト領域Bではベルト層が3層とされていて、ベルト領域A、Bの境界において1層の螺旋巻きベルト112から2層の傾斜角度付交差ベルト114及び1層の螺旋巻きベルト112の合計3層に変化する構造になっている。
また、特許文献4の構造を表す図9に示すように、この特許文献4における空気入りタイヤの中央ベルト領域Aではベルト層が3層とされ、側部ベルト領域Bではベルト層が2層とされていて、中央ベルト領域Aである直進時接地面部に、螺旋巻きベルト112だけでなく傾斜角度付交差ベルト114であるクロス層が存在する構造になっている。
つまり、これらの特許文献では、いずれも直進安定性及びブレーキング安定性の向上を狙って中央ベルト領域Aである直進時接地面部に螺旋巻きベルト112が少なくとも配置され、また、高速旋回性能向上を狙って側部ベルト領域Bである旋回時接地面部に傾斜角度付交差ベルト114が少なくとも配置された構造が開示されている。
特開平5−178007号公報 特開平11−291711号公報 特開平11−291712号公報 特開平11−245616公報
しかし、特許文献1の構造では、ベルト領域A、Bの境界において1層の螺旋巻きベルト112から2層の傾斜角度付交差ベルト114に変化し、また、特許文献2、3の構造では、ベルト領域A、Bの境界において1層の螺旋巻きベルト112から2層の傾斜角度付交差ベルト114及び1層の螺旋巻きベルト112の合計3層に変化するようになっている。この為、これら特許文献1〜3の構造では、コーナーリングパワーが急激に増加し、二輪車の車体を傾斜させていく際に、ベルト領域A、Bの境界に差し掛かかるあたりで安定しない欠点を有する。
さらに、特許文献4の構造では、直進時接地面部にクロス層が存在する形となることから、この領域における踏面剛性が高まり過ぎてしまい、高速直進安定性が低下する欠点を有する。
以上より、いずれの特許文献の構造も、中央ベルト領域Aと側部ベルト領域Bとの間の境界部分でベルト層数が変化しているので、この境界部分においてベルト層のせん断剛性が急激に変化するようになる。これは車体を傾斜させていく際に、中央ベルト領域Aと側部ベルト領域Bとの間の境界部分において、ハンドリングのニュートラル性を損なうことにつながる。すなわち、従来のタイヤでは、ハンドリング性能を損ねることなく、直進安定性、ブレーキング安定性及び旋回安定性を同時に改良する手法がなく、各性能を同時に不満のないレベルで達成することは出来なかった。
本発明は上記事実を考慮し、ハンドリング性能を損ねることなく、直進安定性、ブレーキング安定性並びに高速旋回性能を向上し得る空気入りタイヤを提供することが目的である。
請求項1に係る空気入りタイヤは、それぞれ弾性率10kN/mm2 以上のコードよりなる中央ベルト領域のベルト層とこの中央ベルト領域の両脇にそれぞれ接した領域とされる一対の側部ベルト領域のベルト層とを併せて1層の補強ベルト層を形成し、
この補強ベルト層がクラウン領域におけるカーカス層の外周側に配置され、この補強ベルト層の外周側にトレッド層が配置された空気入りタイヤであって、
中央ベルト領域におけるコードの向きがタイヤ周方向に略平行とされ、側部ベルト領域におけるコード角度がタイヤ周方向に対して15〜35°の角度の範囲とされ、中央ベルト領域の幅寸法がトレッド沿面幅の30〜60%の範囲とされることを特徴とする。
請求項1に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項に係る空気入りタイヤによれば、それぞれ弾性率10kN/mm2 以上のコードよりなる中央ベルト領域のベルト層とこの中央ベルト領域の両脇にそれぞれ接した領域とされる一対の側部ベルト領域のベルト層とを併せて1層の補強ベルト層が形成されている。また、クラウン領域におけるカーカス層の外周側にこの補強ベルト層が配置され、この補強ベルト層の外周側にトレッド層が配置された構造とされている。
そして、トレッド沿面幅の30〜60%の範囲とされる幅寸法を中央ベルト領域が有し、この中央ベルト領域におけるコードの向きがタイヤ周方向に略平行とされている。また、側部ベルト領域におけるコード角度がタイヤ周方向に対して15〜35°の角度の範囲とされている。
つまり、本請求項では、中央ベルト領域に配置されるベルト層のコードの向きが、タイヤ周方向に略平行とされて実質的に螺旋巻きベルト層となるスパイラル層とされ、また側部ベルト領域に配置されるベルト層のコード角度が、タイヤ周方向に対して15〜35°の角度の範囲とされて実質的に傾斜角度付ベルト層となるクロス層とされている。
従って本請求項によれば、スパイラル層とクロス層とを同一層内で分割して有するようになる為、領域別に最適なベルト構造を選択可能な形となった。具体的には、直進時接地面部にスパイラル層を配置して前後方向剛性を向上させることによって、直進安定性及びブレーキング安定性の向上を図り、また旋回時接地面部にクロス層を配置してコーナリングパワーを高めることによって、旋回性能の向上を図るようにした。
さらに、本請求項のように中央ベルト領域のベルト層と一対の側部ベルト領域のベルト層とを併せて1層の補強ベルト層とするような構造にしたことで、ベルト領域の境界部分におけるトレッド剪断剛性の変化が抑えられるだけでなく、コーナリングパワーの変化も最小限に留められることから、ニュートラルなハンドリング性能を維持可能となった。
以上より、本請求項の空気入りタイヤによれば、ハンドリング性能を損ねることなく、直進安定性、ブレーキング安定性並びに高速旋回性能の各性能を同時に向上できるようになった。
尚、本請求項における各数値は下記の理由により決定した。まず、中央ベルト領域及び側部ベルト領域のコードの弾性率を10kN/mm2 以上としたのは、10kN/mm2 未満の強度のコードを用いた場合、タイヤ製造過程でカーカスの成長を抑えきれなくなる為、目標のタイヤ形状を得られないだけでなく、各部における剛性が足りず目標の性能が得られない。そこで、コードの強度を十分に得ようとして更に部材を積層した場合には、重量増や生産性低下などの別の障害が生じる虞がある為、コードの弾性率を上記の範囲とした。
また、中央ベルト領域の幅寸法をトレッド沿面幅に対して30〜60%の範囲としたのは、自動二輪車において直進時のタイヤ接地幅がトレッド沿面幅に対して30〜60%の範囲内におさまるからである。そして、中央ベルト領域の幅寸法を一旦この範囲内とし、タイヤ設計の際において対象とする車両重量及び加減速を考慮して、より具体的に範囲を設定するようにする。
さらに、側部ベルト領域におけるタイヤ周方向に対するコード角度を15〜35°の範囲としたのは、コード角度が15°未満では満足な横剛性が得られないからであり、またコード角度が35°を越えた場合にはタイヤ製造過程でカーカスの成長を抑えきれず、目標のタイヤ形状を得られないからである。
請求項2に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項では請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、前記一対の側部ベルト領域におけるコードの向きが、タイヤ周方向を挟んで相互に逆向きとされるという構成を有している。
つまり、一対の側部ベルト領域におけるコードの向きが相互に逆向きとされたことで、左右の側部ベルト領域間で強度の均一化が図られるようになり、これに伴って、直進安定性、ブレーキング安定性並びに高速旋回性能を一層向上できるようになった。
請求項3に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項では請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、前記カーカス層と前記補強ベルト層との間に、弾性率10kN/mm2 以上のコードよりなる1層のアンダーベルト層が配置され、このアンダーベルト層におけるコード角度がタイヤ周方向に対して15〜35°の角度であって、このアンダーベルト層のコードの向きが、前記側部ベルト領域におけるコードの向きに対してタイヤ周方向を挟んで逆向きとされるという構成を有している。
つまり、アンダーベルト層のコードの強度を弾性率10kN/mm2 以上としたのは、請求項1の中央ベルト領域及び側部ベルト領域におけるコードの強度と同様の理由からであり、また、アンダーベルト層のタイヤ周方向に対するコード角度を15〜35°としたのは、請求項1の側部ベルト領域におけるコード角度と同様の理由からである。
さらに、請求項2と同様の理由から、アンダーベルト層のコードの向きが、側部ベルト領域におけるコードの向きに対してタイヤ周方向を挟んで逆向きとされている。尚、本請求項のように追加されるのが1層のアンダーベルト層のみであれば、重量増や生産性低下などの別の障害の虞が生じることもない。
請求項4に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項では請求項1から請求項3と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、前記中央ベルト領域におけるコードが、螺旋巻きベルト層を形成するという構成を有している。つまり、中央ベルト領域におけるコードをつなぎ目が無いような螺旋状に巻いた形の螺旋巻きベルト層に形成したことで、この中央ベルト領域におけるベルト層の引っ張り強度がより高まって、請求項1の作用効果がより確実に達成できるようになる。
請求項5に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項では請求項1から請求項4と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、前記中央ベルト領域におけるコードがスチールコードとされて、螺旋巻きベルト層を形成し、前記側部ベルト領域におけるコードがアラミドコードとされて、傾斜角度付ベルト層を形成するという構成を有している。
つまり、中央ベルト領域におけるコードをスチールコードとし、側部ベルト領域におけるコードをアラミド繊維(芳香族ポリアミド)から成るアラミドコードとしたことで、コードの弾性率を10kN/mm2 以上に確実にできるようになった。また、中央ベルト領域におけるコードをつなぎ目が無いような螺旋状に巻いた形の螺旋巻きベルト層に形成したことで、請求項4と同様の作用効果が得られるようになる。
請求項6に係る空気入りタイヤの作用を以下に説明する。
本請求項では請求項1から請求項4と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに、前記中央ベルト領域におけるコードがアラミドコードとされて、螺旋巻きベルト層を形成し、前記側部ベルト領域におけるコードがアラミドコードとされて、傾斜角度付ベルト層を形成するという構成を有している。
つまり、中央ベルト領域及び側部ベルト領域におけるコードをそれぞれアラミド繊維(芳香族ポリアミド)から成るアラミドコードとしたことで、請求項5と同様にコードの弾性率を10kN/mm2 以上に確実にできるようになった。また、中央ベルト領域におけるコードをつなぎ目が無いような螺旋状に巻いた形の螺旋巻きベルト層に形成したことで、請求項4と同様の作用効果が得られるようになる。
以上説明したように本発明の上記構成によれば、ハンドリング性能を損ねることなく、直進安定性、ブレーキング安定性並びに高速旋回性能を向上した空気入りタイヤを提供できるという優れた効果を有し、特に二輪車用の空気入りラジアルタイヤで優れた効果を発揮する。
本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを図1及び図2に示し、これらの図に基づき以下に本実施の形態を説明する。図1及び図2は、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10の例としてラジアル構造の二輪車用タイヤを示しており、この空気入りタイヤ10の外周側を円弧状であるクラウン形状に形成されたクラウン領域12が構成している。
本実施の形態では、図1に示すように空気入りタイヤ10の骨格を構成する少なくとも一枚(本実施の形態では2枚)のセミラジアルカーカス層14が、このクラウン領域12を貫通しつつクラウン領域12に埋設されている。そして、このセミラジアルカーカス層14を構成するナイロンコードは、図2に示すようにこの空気入りタイヤ10の赤道面CLに対して直交方向に配列した形になっている。
また、このクラウン領域12におけるセミラジアルカーカス層14の外周側部分には、この空気入りタイヤ10の補強の為に、1層の補強ベルト層18が配置されており、図1に示すクラウン領域12におけるこの補強ベルト層18の外周側部分には、ゴム材により形成されて路面と接する外皮であるトレッド層16が配置されている。
このトレッド層16の表面に沿った長さである図1に示すトレッド沿面幅W1の30〜60%の範囲の幅寸法W2(図2に示す)をこの補強ベルト層18の中央部分とされる中央ベルト領域Aが有している。そしてこの中央ベルト領域Aには、スチールコードを多数の束ねると共にこれをスパイラル状に巻いた螺旋巻きベルト層18Aが配置されていて、この中央ベルト領域Aにおけるスチールコードの向きが、タイヤ周方向(図2における赤道面CLに沿った方向)に略平行となっている。
また、中央ベルト領域Aの両脇にそれぞれ接した領域とされて補強ベルト層18の左右部分を構成する一対の側部ベルト領域Bには、アラミドコードを多数の束ねると共にこれをクロス状に巻いた傾斜角度付ベルト層18Bがそれぞれ配置されていて、これら側部ベルト領域Bにおけるコード角度θがタイヤ周方向(図2における赤道面CLに沿った方向)に対して15〜35°の角度の範囲とされている。
但し、これら一対の傾斜角度付ベルト層18Bを構成するコードの向きは、強度を均一にするべく、それぞれタイヤ周方向を挟んで相互に逆向きとされている。尚、スチールコードよりなる中央ベルト領域Aの螺旋巻きベルト層18A及び、アラミドコードよりなる一対の側部ベルト領域Bの傾斜角度付ベルト層18Bは、それぞれ高強度の材料を用いた結果として、弾性率10kN/mm2 以上の強度を有している。
一方、図1に示すようにこの空気入りタイヤ10の両端の下部には、それぞれリング状にスチールワイヤーが巻かれて束ねられた一対のビードコア22が配置されている。これら一対のビードコア22にそれぞれセミラジアルカーカス層14の両端寄り部分が巻き付けられるように折り返されており、また、このビードコア22の上部のセミラジアルカーカス層14間の隙間には、硬質ゴム製で先細り形状に形成されたビードフィラー24がそれぞれ埋設されている。
次に、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10の作用を以下に説明する。
本実施の形態に係る空気入りタイヤ10によれば、それぞれ弾性率10kN/mm2 以上のコードよりなる中央ベルト領域Aの螺旋巻きベルト層18Aとこの中央ベルト領域Aの両脇にそれぞれ接した領域とされる一対の側部ベルト領域Bの傾斜角度付ベルト層18Bとを併せて1層の補強ベルト層18が形成されている。また、この補強ベルト層18がクラウン領域12におけるセミラジアルカーカス層14の外周側に配置され、この補強ベルト層18の外周側にトレッド層16が配置された構造とされている。
そして、トレッド沿面幅W1の30〜60%の範囲とされる幅寸法W2を中央ベルト領域Aが有し、この中央ベルト領域Aにおけるコードの向きがタイヤ周方向に略平行とされている。また、側部ベルト領域Bにおけるコード角度θがタイヤ周方向に対して15〜35°の角度の範囲とされているものの、これら一対の側部ベルト領域Bにおけるコードの向きは、タイヤ周方向を挟んで相互に逆向きとされている。
つまり、本実施の形態では、中央ベルト領域Aに配置されるベルト層のコードの向きが、タイヤ周方向に略平行とされて実質的に螺旋巻きベルト層18Aとなるスパイラル層とされ、また側部ベルト領域Bに配置されるベルト層のコード角度θが、タイヤ周方向に対して15〜35°の角度の範囲とされて実質的に傾斜角度付ベルト層18Bとなるクロス層とされている。
従って本実施の形態によれば、スパイラル層とクロス層とを同一層内で分割して有するようになる為、領域別に最適なベルト構造を選択可能な形となった。具体的には、直進時接地面部にスパイラル層を配置して赤道面CLに沿った前後方向剛性を向上させることによって、直進安定性及びブレーキング安定性の向上を図り、また旋回時接地面部にクロス層を配置してコーナリングパワーを高めることによって、旋回性能の向上を図るようにした。
さらに、本実施の形態のように中央ベルト領域Aの螺旋巻きベルト層18Aと一対の側部ベルト領域Bの傾斜角度付ベルト層18Bとを併せて1層の補強ベルト層18とするような構造にしたことで、ベルト領域の境界部分におけるトレッド剪断剛性の変化が抑えられるだけでなく、コーナリングパワーの変化も最小限に留められることから、ニュートラルなハンドリング性能を維持可能となった。
以上より、本実施の形態の空気入りタイヤ10によれば、ハンドリング性能を損ねることなく、直進安定性、ブレーキング安定性並びに高速旋回性能の各性能を同時に向上できるようになった。
一方、本実施の形態では、一対の側部ベルト領域Bにおけるコードの向きが、タイヤ周方向(図2における赤道面CLに沿った方向)を挟んで相互に逆向きとされることで、左右の側部ベルト領域B間での強度の均一化が図られるようになり、これに伴って、直進安定性、ブレーキング安定性並びに高速旋回性能を一層向上できるようになった。
さらに、本実施の形態では、中央ベルト領域Aにおけるコードがスチールコードとされて、螺旋巻きベルト層18Aを形成し、側部ベルト領域Bにおけるコードがアラミドコードとされて、傾斜角度付ベルト層18Bを形成している。つまり、中央ベルト領域Aにおけるコードをスチールコードとし、側部ベルト領域Bにおけるコードをアラミドコードとしたことで、コードの弾性率を10kN/mm2 以上に確実にできるようになった。
他方、上記第1の実施の形態の変形例として、側部ベルト領域Bにおけるコードだけでなく、中央ベルト領域Aにおけるコードをもアラミドコードとした構造としても良い。つまり、中央ベルト領域A及び側部ベルト領域Bにおけるコードをそれぞれアラミドコードとした場合でも、上記第1の実施の形態と同様にコードの弾性率を10kN/mm2 以上に確実にできるようになるので、上記第1の実施の形態と同様の作用効果が得られることになる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る空気入りタイヤを図3に示し、この図に基づき説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
図3に示すように第1の実施の形態と近似した構造になっているが、本実施の形態では、一対の傾斜角度付ベルト層18Bを構成するコードの向きが、それぞれタイヤ周方向(図3における赤道面CLに沿った方向)を挟んで相互に同方向とされており、また、カーカス層と補強ベルト層18との間に、弾性率10kN/mm2 以上のコードよりなる1層のアンダーベルト層30が配置された構造になっている。
そして、このアンダーベルト層30におけるコード角度θ1がタイヤ周方向(図3における赤道面CLに沿った方向)に対して15〜35°の角度とされ、このアンダーベルト層30のコードの向きが、側部ベルト領域Bにおけるコードの向きに対してタイヤ周方向を挟んで逆向きとされている。
以上より、本実施の形態も、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られる。つまり、アンダーベルト層30のコードの強度を弾性率10kN/mm2 以上としたのは、上記の中央ベルト領域Aの螺旋巻きベルト層18A及び側部ベルト領域Bの傾斜角度付ベルト層18Bと同様の理由からである。また、アンダーベルト層30のタイヤ周方向に対するコード角度θ1を15〜35°としたのは、上記の側部ベルト領域Bと同様の理由からである。
次に、本発明の有効性を検証する為、それぞれ空気入りタイヤである実施例、比較例及び従来例について試験した結果を表1に基づき、以下に説明する。先ず試験に用いた試料について説明する。第1の実施の形態に対応する空気入りタイヤを実施例1とし、第1の実施の形態に対応する空気入りタイヤの変形例を実施例2とし、第2の実施の形態に対応する空気入りタイヤを実施例3とした。
一方、図4に示す補強ベルト層28が1層有る他にアンダーベルト層30を有した構造の空気入りタイヤを比較例1とし、図5に示す補強ベルト層28をスチールコードの1層のみの構造とした空気入りタイヤを比較例2とした。また、図6に示す特許文献1の構造の空気入りタイヤを従来例1とし、図7に示す特許文献2の構造の空気入りタイヤを従来例2とし、図8に示す特許文献3の構造の空気入りタイヤを従来例3とし、図9に示す特許文献4の構造の空気入りタイヤを従来例4とした。尚、これら実施例及び従来例の空気入りタイヤにおける中央ベルト領域Aの幅寸法W2は、トレッド沿面幅W1に対して45%の大きさとした。
つまり、実施例1〜3が本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤとされ、また、これら実施例、比較例及び従来例の各タイヤを二輪車の前輪に取り付け、サーキットにてこの二輪車を実走行させることで評価を実施した。また、評価項目としては、以下の表1に表す直進安定性、ブレーキング安定性、高速旋回性及びハンドリングの4項目が挙げられる。この際のタイヤの空気圧は190kPaとし、ホイールはMT3.50とした。さらに、前輪用タイヤのタイヤサイズはそれぞれ120/70R17とし、後輪用タイヤのタイヤサイズはそれぞれ180/55R17とするが、この後輪用タイヤは比較例2の構造を採用した。
Figure 2005231529
尚、この表1において上記の各性能を指数で表示し、100以上を良好なレベルとし、また100に達しないものを不満のあるレベルとした。すなわち、この表1の結果より、実施例1〜3は各評価項目において全て100以上となっているが、比較例及び従来例では何れかの評価項目において100未満となったものがあった。この為、この評価結果から、実施例1〜3の何れもが比較例及び従来例より優れていることが、理解できる。
尚、上記の実施の形態に係る空気入りタイヤは、主としてレース用フロントタイヤ等として二輪車に使用されるものであるが、他の乗用車等の車両のタイヤに適用することにしても良い。
本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイヤを示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る空気入りタイヤのコード類を展開して示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る空気入りタイヤのコード類を展開して示す平面図である。 比較例1に係る空気入りタイヤのコード類を展開して示す平面図である。 比較例2に係る空気入りタイヤのコード類を展開して示す平面図である。 特許文献1に係る空気入りタイヤのコード類を展開して示す平面図である。 特許文献2に係る空気入りタイヤのコード類を展開して示す平面図である。 特許文献3に係る空気入りタイヤのコード類を展開して示す平面図である。 特許文献4に係る空気入りタイヤのコード類を展開して示す平面図である。
符号の説明
10 空気入りタイヤ
12 クラウン領域
14 セミラジアルカーカス層
16 トレッド層
18 補強ベルト層
18A 螺旋巻きベルト層
18B 傾斜角度付ベルト層
30 アンダーベルト層
A 中央ベルト領域
B 側部ベルト領域
CL 赤道面

Claims (6)

  1. それぞれ弾性率10kN/mm2 以上のコードよりなる中央ベルト領域のベルト層とこの中央ベルト領域の両脇にそれぞれ接した領域とされる一対の側部ベルト領域のベルト層とを併せて1層の補強ベルト層を形成し、
    この補強ベルト層がクラウン領域におけるカーカス層の外周側に配置され、この補強ベルト層の外周側にトレッド層が配置された空気入りタイヤであって、
    中央ベルト領域におけるコードの向きがタイヤ周方向に略平行とされ、側部ベルト領域におけるコード角度がタイヤ周方向に対して15〜35°の角度の範囲とされ、中央ベルト領域の幅寸法がトレッド沿面幅の30〜60%の範囲とされることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記一対の側部ベルト領域におけるコードの向きが、タイヤ周方向を挟んで相互に逆向きとされたことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記カーカス層と前記補強ベルト層との間に、弾性率10kN/mm2 以上のコードよりなる1層のアンダーベルト層が配置され、
    このアンダーベルト層におけるコード角度がタイヤ周方向に対して15〜35°の角度であって、このアンダーベルト層のコードの向きが、前記側部ベルト領域におけるコードの向きに対してタイヤ周方向を挟んで逆向きとされることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記中央ベルト領域におけるコードが、螺旋巻きベルト層を形成することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記中央ベルト領域におけるコードがスチールコードとされて、螺旋巻きベルト層を形成し、前記側部ベルト領域におけるコードがアラミドコードとされて、傾斜角度付ベルト層を形成することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記中央ベルト領域におけるコードがアラミドコードとされて、螺旋巻きベルト層を形成し、前記側部ベルト領域におけるコードがアラミドコードとされて、傾斜角度付ベルト層を形成することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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