JP2005226237A - ユニットルーム用床パネル - Google Patents

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達也 大北
Masaki Suzuki
雅喜 鈴木
Hirotaka Masuda
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Abstract

【課題】軽量性、高強度性等の優れた特質を維持しつつ、使用者が簡易に効果的な温感効果を享受できるとともに、それによる強度不足の懸念を生じず、コストアップを最小限にすることができるユニットルーム用床パネルを提供する。
【解決手段】ユニットルーム用床パネル1はユニットルームを構成する。この床パネル1の人の歩行域Aは、FRP製の基部21と、基部21の表面に一体に設けられ、無数の気孔16b、16cを有して構成された断熱部22と、断熱部22の表面に一体に設けられ、薄い部分の厚みが0.15mm未満の保護層23とからなり、人の非歩行域bは、基部21と、基部21の表面に一体に設けられた保護層23とからなる。
【選択図】図3

Description

本発明はユニットルーム用床パネルに関する。
従来、ユニットバス等のユニットルームを構成するユニットルーム用床パネルが知られている(非特許文献1)。この床パネルは、繊維強化プラスチック(FRP)製の基部と、この基部の表面に一体に設けられた加飾層とからなる。加飾層は、無数のナイロンパウダ等の粒状物質と、基部と一体をなし、各粒状物質を覆いながら表面に突出させて繋ぎとめるアクリルウレタン等のマトリックスとからなる。
この床パネルは、基部がFRP製であることから、軽量性、高強度性等の優れた特質を発揮する。また、加飾層は床パネルの加飾を行い、その粒状物質は、滑り難い特性を床パネルの表面に付与する。
しかし、従来の床パネルは、冬場にそれが日陰にあり、人がその表面に触れた場合には冷たさを感じやすいという不具合がある。このため、この床パネルに対しては、その洗い場の表面に発泡ポリウレタンフォーム等からなるバスマットを設けることがよく行われている。こうすることにより、バスマットの無数の気孔が熱の移動を阻害するため、冷感を生じ難いという温感効果を生じる。
他方、特許文献1には、FRP製の基部と、この基部の表面に一体に設けられ、シラスバルーンを有して構成された保温層と、この保温層の表面に一体に設けられたゲルコート層とからなるFRP製品が開示されている。このFRP製品はシラスバルーンが内部に気孔を有し、各気孔が熱の移動を阻害するため、保温効果を発揮すると考えられる。
(株)INAX「住宅設備機器/総合カタログ」(2003−2004、2003年3月発行)第663頁 特開2000−167940号公報
しかし、上記従来の床パネルは、基部がFRP製であることにより軽量性、高強度性等の優れた特質を発揮するものの、温感効果を得ようとすれば、発泡ポリウレタンフォーム等からなる別体のマットをわざわざ表面に設けなければならず、使用者に面倒な作業を強いてしまう。
他方、上記特許文献1開示のFRP製品は、ハンドレイアップ(HLU)法やスプレーアップ(SPU)法で製造されるものであることから、ゲルコート層が必須になっており、しかもそのゲルコート層が0.2〜0.5mmの厚みを有している。このため、このFRP製品は、表面で温感効果を十分に発揮することができない。
このため、出願人は、特願2003−399963号等において、FRP製の基部と、この基部の表面に一体に設けられ、無数の気孔を有して構成された断熱部と、断熱部の表面に一体に設けられた保護層とからなる温感部材を提案した。
この温感部材は、人が足裏等で保護層を介して触れる表面の断熱部が無数の気孔を有しており、各気孔が熱の移動を阻害する。このため、この温感部材をユニットルーム用床パネルとすれば、その床パネルは、冬場において人が表面に触れた場合に冷たさをより感じにくく、効果的な温感効果を発揮する。また、この床パネルにおいては、断熱部が一体になっているため、使用者が面倒を感じることなく、温感効果を享受することが可能になる。したがって、この床パネルによれば、軽量性、高強度性等の優れた特質を維持しつつ、使用者が簡易に効果的な温感効果を享受することができる。
また、保護層は汚れが床パネルの表面に付着することを防止することも可能である。特に、断熱部の気孔が表面に開いているとそこに汚れが蓄積するおそれがあるが、保護層はその気孔が表面に開くことを防止する。また、内部に気孔をもつ気孔体を用いている場合、断熱部から露出している気孔体は使用によって割れてしまうこともあり、保護層がその割れを防止することができる。
しかしながら、上記のように断熱部を設けた床パネルは、仮に全体が断熱部を備えた場合には、強度不足の懸念を生じる。また、そのような床パネルは構成の付加によってコストアップが避けられない。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、軽量性、高強度性等の優れた特質を維持しつつ、使用者が簡易に効果的な温感効果を享受できるとともに、それによる強度不足の懸念を生じず、コストアップを最小限にすることができるユニットルーム用床パネルを提供することを解決すべき課題としている。
本発明のユニットルーム用床パネルは、ユニットルームを構成するユニットルーム用床パネルにおいて、
人の歩行域は、繊維強化プラスチック製の基部と、該基部の表面に一体に設けられ、無数の気孔を有して構成された断熱部と、該断熱部の表面に一体に設けられ、薄い部分の厚みが0.15mm未満の保護層とからなり、人の非歩行域は、該基部と、該基部の表面に一体に設けられた該保護層とからなることを特徴とする。
発明者らの知見によれば、体感される温感効果は、温感部材の熱伝導率よりもむしろその熱流束(単位時間・単位面積当たりの熱の移動量)と相関関係がある。例えば、医療分野においては、人の感覚は熱流束によって評価されている。
この床パネルは、人の歩行域において、人が足裏等で保護層を介して触れる表面の断熱部が無数の気孔を有しており、各気孔が熱の移動を阻害する。この際、保護層は薄い部分の厚みが0.15mm未満であるため、熱流束が小さく、効果的な温感効果を発揮する。
このため、この床パネルでは、その歩行域は、冬場において人が表面に触れた場合に冷たさをより感じにくく、効果的な温感効果を発揮する。また、この床パネルはその際に電気やガス等のエネルギーを消費することはないため、ランニングコストも生じない。
また、この床パネルでは、歩行域は断熱部が一体になっているため、使用者が面倒を感じることなく、温感効果を享受することが可能になる。このため、この床パネルによれば、軽量性、高強度性等の優れた特質を維持しつつ、使用者が簡易に効果的な温感効果を享受することができる。
さらに、この床パネルでは、歩行域は断熱部を備えているが、非歩行域は断熱部を備えていないため、非歩行域によって全体の強度が補われ、強度不足の懸念を生じない。また、この床パネルは、非歩行域が断熱部を備えていないことにより、コストアップを最小限にしている。
したがって、この床パネルは、軽量性、高強度性等の優れた特質を維持しつつ、使用者が簡易に効果的な温感効果を享受できるとともに、それによる強度不足の懸念を生じず、コストアップを最小限にすることができるのである。
基部は一般的な繊維強化プラスチック(FRP)製のものである。
断熱部は、基部の表面に一体に設けられ、無数の気孔を有して構成されている。断熱部は強化用繊維を含むことが好ましい。これにより床パネルの強度をより高くすることができる。そして、プレス成形によって床パネルを製造するのであれば、保護層の有無にかかわらず、強化用繊維によって床パネルの表面性状が損なわれることはない。
気孔内は、空気等の気体が充満していてもよく、真空であってもよい。気孔内に空気が存在していることが好ましい。気孔内に空気が存在している断熱部は製造が容易であり、製造コストの低廉化を実現できる。
また、気孔は独立気孔であることが好ましい。独立気孔は、表面に閉口して内部が閉じ込められていることから、大きな温感効果が得られやすい。独立気孔の密度が高い程、温感効果が高くなる。
断熱部の気孔は、無数の気孔体の内部のものを含み得る。気孔体とは、内部に気孔をもつ粒子又は繊維をいう。気孔体の内部の気孔によって断熱部の気孔を確保すれば、断熱部中の気孔体の量によって気孔量を確実に確保することができることから、床パネルの温感効果が安定する。
また、断熱部の気孔は、各気孔体間のものを含み得る。各気孔体が互いの間に気孔を有しておれば、断熱部の気孔率が上がり、床パネルはより優れた温感効果を奏することができる。
気孔体としては、中空粒子、中空繊維及び多孔質粒子の少なくとも1種を採用することができる。すなわち、中空粒子のみを採用する場合と、中空繊維のみを採用する場合と、多孔質粒子のみを採用する場合と、中空粒子及び中空繊維を採用する場合と、中空繊維及び多孔質粒子を採用する場合と、中空粒子及び多孔質粒子を採用する場合と、中空粒子、中空繊維及び多孔質粒子を採用する場合とがある。
中空粒子とは、非吸水性の球状又は略球状の殻内に密閉された中空部をもつ粒子である。中空粒子の中空部によって断熱部の気孔を確保すれば、その気孔は独立気孔となる。中空部内は、空気等の気体が充満していてもよく、真空であってもよい。無機系の中空粒子であってもよく、有機系の中空粒子であってもよい。無機系の中空粒子としては、平均粒径が数10μm程度のガラスバルーン、シリカバルーン、石英ガラスバルーン、フライアッシュ、シラスバルーン、アルミナバルーン等を採用することができる。有機系の中空粒子としては、平均粒径が数10μm程度のウレタンバルーン、フェノールバルーン、ポリアミドバルーン等を採用することができる。
中空繊維とは、非吸水性の筒状の殻内に両端が開放された中空部をもつ繊維である。中空繊維の中空部によって断熱部の気孔を確保しても、その気孔は個々には連続せず、やはり独立気孔となる。中空部内は、空気等の気体が充満していてもよく、真空であってもよい。無機系の中空繊維であってもよく、有機系の中空繊維であってもよい。無機系の中空繊維としては、直径が数10μm程度の中空ガラス繊維、中空シリカ繊維、中空石英ガラス繊維等を採用することができる。有機系の中空繊維としては、直径が数10μm程度の中空ポリエステル繊維、中空アクリル繊維等を採用することができる。
多孔質粒子とは、それ自体が多孔質の材料で構成された粒子である。多孔質によって形成される気孔は、密閉されたものであってもよく、開放されたものであってもよい。無機系の多孔質粒子であってもよく、有機系の多孔質粒子であってもよい。無機系の多孔質粒子としては、微細に発泡したセラミックスの粉砕物、珪藻土、シリカゲル、軽石粉等を採用することができる。有機系の多孔質粒子としては、微細に発泡した樹脂の粉砕物等を採用することができる。
本発明の床パネルでは、人の歩行域において、断熱部の表面に保護層が一体に設けられている。断熱部の気孔が表面に開いているとそこに汚れが蓄積するおそれがあるが、保護層はその気孔が表面に開くことを防止する。特に、断熱部の無数の気孔を気孔体によって形成している場合にこの効果が大きい。内部に気孔をもつ気孔体を用いている場合、断熱部から露出している気孔体は使用によって割れてしまうこともあり、保護層がその割れを防止することができる。気孔体を含む断熱用塗料を基部の表面に塗布した場合、気孔体が凸状に表面に突出しやすいことから、特にこの効果が顕著である。また、保護層は汚れが床パネルの表面に付着することを防止することも可能である。
保護層は薄い部分の厚みが0.15mm未満である。保護層は薄い部分の厚みが0.15mmを超えると、熱流束が大きく、効果的な温感効果を発揮できない。保護層は薄い部分の厚みが0.1mm未満であることがより好ましい。
保護層は、表面が粗面化されていることが好ましい。保護層の表面を粗面化すれば、凹部と人の肌との間に空気が存在しやすく、温感効果が高まる。また、保護層の粗面によって、床パネルを滑り難くすることができる。
保護層の表面を粗面化するためには、保護層は、無数の粒状物質と、各粒状物質を覆いながら表面に突出させて繋ぎとめるマトリックスとからなることができる。
粒状物質は中空ではなく、芯の詰まった中実のものである。これにより床パネルの表面の強度を確保することができる。この粒状物質としては、ナイロン、ウレタン、フェノール等の有機系のものの他、二酸化ケイ素、アルミナ等の無機系のものを採用することができる。粒状物質は、真球状であることが好ましいが、コスト面を考えれば、真球状でないものでもよい。
マトリックスは、断熱部と一体をなし、各粒状物質を覆いながら表面に突出させて繋ぎとめる。マトリックスが各粒状物質を覆っているため、マトリックスが親水性であれば、保護層が親水性になる。
マトリックスとしては、アクリルウレタン、アクリル、ウレタン、エポキシ等の合成樹脂を採用することができる。親水性のマトリックスを採用することが後述の点で好ましい。床パネルの製造方法においては、硬化してマトリックスとなるマトリックス原料を用いる。
断熱部の表面に保護層を一体に設けるためには、基部及び断熱部を成形後、成形体に保護層用の塗料をスプレー等によって塗布する手段、基部及び断熱部とともに保護層用のシートを成形する手段等を採用することができる。保護層は、スプレー塗布によって形成されることにより薄く形成され、好ましいものとなる。保護層用のシートとしては、不織布にアクリルウレタン等の未硬化樹脂を含浸させたものを採用することができる。
本発明の床パネルはユニットルームを構成する。ユニットルームとしては、洗い場とともに浴槽を有するユニットバス、洗い場にシャワーだけが設けられたシャワーブース、洗い場に便器だけが設けられたトイレユニット、洗い場に洗面器だけが設けられた洗面ユニット、洗い場、シャワー及び便器が設けられた病院用ユニット、洗い場、洗面器、シャワー及び便器が設けられた病院用ユニット又はホテル用ユニット等を採用することができる。
本発明の床パネルは、目地によって分割されている場合、その目地によって人の歩行域と人の非歩行域とが離反されていることが好ましい。このようにした床パネルは、断熱部を備えた部分とこれを備えていない部分との境界を目地にすることができるため、製造が容易になる。
本発明の床パネルは、断熱部を備えた位置と断熱部を備えていない位置とが識別可能であることが好ましい。この場合、人は温感効果のある歩行域を認識することができ、温感効果を確実に享受することができる。
ユニットルームが洗い場を有する場合、人の歩行域は風呂椅子の使用位置を含み得る。これによって、人は温感効果を享受しながら風呂椅子に着座することができる。
ユニットルームが浴槽を有する場合、人の歩行域は浴槽の周囲を含み得る。これによって、人は温感効果を享受しながら浴槽の周囲を歩行することができる。この場合、人の歩行域は出入り口から浴槽までの歩行動線を含み得る。これによって、人は、ユニットルームに入ってから浴槽に入るまで、また浴槽を出てからユニットルームを出るまで温感効果を享受することができる。
ユニットルームが水栓を有する場合、人の歩行域は水栓の周囲を含み得る。これによって、人は温感効果を享受しながら水栓を使用することができる。この場合、人の歩行域は出入り口から水栓までの歩行動線を含み得る。これによって、人は、ユニットルームに入ってから水栓を使用するまで、また水栓を使用してからユニットルームを出るまで温感効果を享受することができる。
ユニットルームが便器を有する場合、人の歩行域は便器の足元を含み得る。これによって、人は温感効果を享受しながら便器を使用することができる。この場合、人の歩行域は出入り口から便器までの歩行動線を含み得る。これによって、人は、ユニットルームに入ってから便器を使用するまで、また便器を使用してからユニットルームを出るまで温感効果を享受することができる。
ユニットルームが洗面器を有する場合、人の歩行域は洗面器の足元を含み得る。これによって、人は温感効果を享受しながら洗面器を使用することができる。この場合、人の歩行域は出入り口から洗面器までの歩行動線を含み得る。これによって、人は、ユニットルームに入ってから洗面器を使用するまで、また洗面器を使用してからユニットルームを出るまで温感効果を享受することができる。
ユニットルームが洗濯機を有する場合、人の歩行域は洗濯機の周囲を含み得る。これによって、人は温感効果を享受しながら洗濯機を使用することができる。この場合、人の歩行域は出入り口から洗濯機までの歩行動線を含み得る。これによって、人は、ユニットルームに入ってから洗濯機を使用するまで、また洗濯機を使用してからユニットルームを出るまで温感効果を享受することができる。
ユニットルームが脱衣場を有する場合、人の歩行域は脱衣場を含み得る。これによって、人は温感効果を享受しながら脱衣又は着衣できる。
ユニットルームが洗い場を有する場合、人の非歩行域は、壁パネル載置部、トラップ接続部、壁際及びカウンタの下部の少なくとも一つを含み得る。これによって強度維持及びコストダウンを実現することができる。
ユニットルームが蓋式の洗い場を有する場合、洗い場は作業口蓋を有することになるが、人の歩行域はその作業口蓋を含み得る。作業口蓋に人が触れても、温感効果を享受させることができる。この種の洗い場は特開2003−268995号に開示されている。
ユニットルームが排水口カバーを有する場合、人の歩行域は排水口カバーを含み得る。排水口カバーに人が触れても、温感効果を享受させることができる。
ユニットルームは、脱衣室と浴室とを仕切るドアと、このドアに隣接するドア額縁と、ドアの下方に位置するドア下枠と、ドア下枠を覆うドア枠排水蓋とを有し得る。この場合、人の歩行域は、ドア額縁、ドア下枠及びドア枠排水蓋の少なくとも一つを含み得る。これらによっても温感効果を享受させることができる。
以下、本発明を具体化した実施例1〜4を図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、実施例1のユニットルーム用床パネル1は、壁パネル2〜4、浴槽5、カウンタ6、シャワー装置7、水栓8等とともに、ユニットルームとしてのユニットバスを構成している。
床パネル1は、SMC製造法、ハンドレイ・スプレーアップ法等によって製造されたものである。この床パネル1の洗い場10は、図2に示すように、大きな目地10a及び細かな目地10bによって分割されている。
この床パネル1は、図3に示すように、繊維強化プラスチック(FRP)製の基部21と、基部21の一部の表面に一体に設けられた断熱部22と、断熱部22の表面及び基部21の残部の表面に一体に設けられた保護層23とからなる。
基部21の厚みは2mm以上であり、断熱部22の厚みは2±0.5mmである。基部21の厚みを2mm以上としたのは、断熱部22及び保護層23によっても強度が確保される一方、製品の強度を確保するために最低限必要だからである。また、断熱部22の厚みを2±0.5mmとしたのは、この程度の厚みまで温感効果がリニアに向上する一方、この程度を超えた厚みでは温感効果の向上が鈍化するからである。
断熱部22では、不飽和ポリエステル樹脂中に中空粒子としての無数のガラスバルーン16と強化用繊維としてのガラス繊維とが分散されている。各ガラスバルーン16は、最小粒径5μm、最大粒径100μm及び平均粒径40μmの市販のものである。各ガラスバルーン16は、非吸水性の球状又は略球状の殻16a内に密閉された中空部16bをもち、中空部16b内には空気が充満されている。また、各ガラスバルーン16はプレス成形によって破壊されない耐圧強度を有している。このため、断熱部22は、各ガラスバルーン16の中空部16b及び各ガラスバルーン16間等に存在する気泡による無数の気孔16b、16cを有して構成されている。
保護層23はスプレーによって塗布されている。この保護層23は、粒状物質としての無数のナイロンパウダ23aと、親水性アクリルウレタン塗料が硬化することにより断熱部22及び基部21と一体をなし、各ナイロンパウダ23aを覆いながら表面に突出させて繋ぎとめるマトリックス23bとからなる。ナイロンパウダ23aは必ずしも真球状のものではない。保護層23の表面はナイロンパウダ23aによって粗面化されている。また、保護層23の粗面によって、床パネル1の意匠性が高まっている。マトリックス23bの厚みは、60〜70μmであり、ナイロンパウダ23aの平均粒径の52〜61%である。また、保護層23は、900〜2000個/cm2の割合でナイロンパウダ23aが突出している。
この床パネル1では、図1にハッチングで示す歩行域Aの表面において、基部21上に断熱部22が設けられている。その歩行域Aは、浴槽5の周囲及び水栓8の周囲を含み、出入り口1dから浴槽5までの歩行動線及び水栓8までの歩行動線も含んでいる。また、ユニットバスは排水口カバー1cを有し、人の歩行域Aはその排水口カバー1cも含んでいる。この歩行域Aは、洗い場10の大きな目地10aで囲まれた複数の部分によって構成されている。
このユニットバスは、図4に示すように、上面が洗い場10となる床パネル1が蓋式に設けられたものである。床パネル1が作業口蓋を兼ねているため、人の歩行域Aはその作業口蓋を含んでいる。
また、このユニットバスは、図5に示すように、脱衣室11と浴室12とを仕切るドア13と、このドア13に隣接するドア額縁14と、ドア13の下方に位置するドア下枠15と、ドア下枠15を覆うドア枠排水蓋16とを有している。人の歩行域Aは、ドア額縁14、ドア下枠15及びドア枠排水蓋16を含んでいる。
他方、基部21上において、図1にハッチングをしていない非歩行域Bの表面には断熱部22が設けられていない。非歩行域Bは、図6に示す壁パネル載置部1a、図1に示すトラップ接続部1b、壁際及びカウンタ6の下部を含んでいる。歩行域Aを非歩行域Bとは異なる色、模様等に付することも可能である。
この床パネル1では、図1に示すように、風呂椅子9の使用位置を含む断熱部22の表面及び基部21の残部の表面に一体に保護層23が設けられている。
この床パネル1は、洗い場10の歩行域Aにおいて、人が足裏等で保護層23を介して触れる表面の断熱部22が無数の気孔16b、16cを有しており、各気孔16b、16cが熱の移動を阻害する。この際、保護層23は薄い部分の厚みが0.15mm未満であるため、熱流束が小さく、効果的な温感効果を発揮する。また、保護層23が粗面化されているため、凹部と人の肌との間に空気が存在しやすい。このため、その歩行域Aは、冬場において人が表面に触れた場合に冷たさをより感じにくく、効果的な温感効果を発揮する。特に、ガラスバルーン16の気孔16bが独立気孔であるため、この効果が大きい。また、この床パネル1はそれらの際に電気やガス等のエネルギーを消費することはないため、ランニングコストも生じない。
特に、この床パネル1では、浴槽5の周囲に断熱部22を有するため、人は温感効果を享受しながら浴槽5の周囲を歩行することができる。また、この床パネル1では、出入り口1dから浴槽5までの歩行動線にも断熱部22を有するため、人は、ユニットバスに入ってから浴槽5に入るまで、また浴槽5を出てからユニットバスを出るまで温感効果を享受することができる。さらに、この床パネル1では、水栓8の周囲に断熱部22を有するため、人は温感効果を享受しながら水栓8を使用することができる。また、この床パネル1では、出入り口1dから水栓8までの歩行動線にも断熱部22を有するため、人は、ユニットバスに入ってから水栓8を使用するまで、また水栓8を使用してからユニットバスを出るまで温感効果を享受することもできる。また、排水口カバー1c、ドア額縁14、ドア下枠15及びドア枠排水蓋16に人が触れても、温感効果を享受させることもできる。
また、この床パネル1は、大きな目地10aによって人の歩行域Aと人の非歩行域Bとが離反されているため、断熱部22を備えた部分とこれを備えていない部分との境界を目地10aにすることができるため、製造が容易になる。そして、断熱部22を備えた位置と断熱部22を備えていない位置とが大きな目地10aによって識別可能であるため、人は温感効果のある歩行域Aを認識することができ、温感効果を確実に享受することができる。
また、この床パネル1においては、断熱部22が一体になっているため、使用者が面倒を感じることなく、温感効果を享受することが可能になる。このため、この床パネル1によれば、軽量性、高強度性等の優れた特質を維持しつつ、使用者が簡易に効果的な温感効果を享受することができる。
また、この床パネル1は、断熱部22が強化用繊維を含むため、強度がより高まっている。そして、プレス成形によって床パネル1を製造しても、強化用繊維によって床パネル1の表面性状は損なわれない。
さらに、この床パネル1は、歩行域Aだけが断熱部22を備えており、非歩行域Bには断熱部22を備えていないため、非歩行域Bによって全体の強度が補われ、強度不足の懸念を生じない。また、この床パネル1は、非歩行域Bが断熱部22を備えていないため、コストアップを最小限にしている。
したがって、この床パネル1は、軽量性、高強度性等の優れた特質を維持しつつ、使用者が簡易に効果的な温感効果を享受できるとともに、それによる強度不足の懸念を生じず、コストアップを最小限にすることができるのである。
また、保護層23は汚れが床パネル1の表面に付着することを防止する。特に、断熱部23の気孔16cが表面に開いているとそこに汚れが蓄積するおそれがあるが、保護層23はその気孔16cが表面に開くことを防止する。また、断熱部22から露出しているガラスバルーン16は使用によって割れてしまうこともあり、保護層23はその割れを防止することができる。そして、保護層23のナイロンパウダ23aが公称目開き125μmのふるいの網下かつ公称目開き90μmのふるいの網上の範囲内のものであるため、上記温感効果を維持できるのである。
さらに、この床パネル1は、マトリックス23bが親水性であるため、表面に残る水が広がりやすく、早期に乾燥することとなる。このため、床パネル1の性能が水によって阻害された状態から早期に回復することができる。
図7に示すように、実施例2の床パネル30は、壁パネル41〜43、シャワー付き水栓8、洋風水洗式便器31、洗面器32等とともに、病院用ユニットを構成している。この床パネル30は歩行域Aに実施例1と同様の断熱部22を有している。歩行域Aは、洋風水洗式便器31の足元及び洗面器32の足元を含み、出入り口30aから洋風水洗式便器31までの歩行動線及び洗面器32までの歩行動線を含んでいる。他の構成は実施例1と同様である。
この床パネル30では、人は温感効果を享受しながら洋風水洗式便器31及び洗面器32を使用することができる。また、人は、病院用ユニットに入ってから洋風水洗式便器31や洗面器32を使用するまで、また洋風水洗式便器31や洗面器32を使用してから病院用ユニットを出るまで温感効果を享受することができる。他の作用効果は実施例1と同様である。
図8に示すように、実施例3の床パネル40は、壁パネル47〜49、浴槽5、シャワー付き水栓51、洋風水洗式便器31、カウンター6付き洗面器32等とともに、ホテル用ユニットを構成している。この床パネル40は歩行域Aに実施例1と同様の断熱部22を有している。他の構成は実施例1、2と同様である。
この床パネル40においても、実施例1、2と同様の作用効果を奏することができる。
図9に示すように、実施例4の床パネル50は、壁パネル53〜56、浴槽5等とともに浴室12を形成しているとともに、壁パネル56〜59、洗面器32等とともに脱衣室11を形成し、これら浴室12及び脱衣室11によりユニットルームが構成されている。この床パネル50は歩行域Aに実施例1と同様の断熱部22を有している。この歩行域Aは、出入り口50aから洗濯機までの歩行動線及び洗濯機33の周囲を含む脱衣場11である。他の構成は実施例1と同様である。
この床パネル50では、人は温感効果を享受しながら脱衣又は着衣できる。また、人は、ユニットルームに入ってから洗濯機33を使用するまで、また洗濯機33を使用してからユニットルームを出るまで温感効果を享受することができる。
(評価試験1)
上記温感効果を以下の評価試験1により確認した。まず、表1に調合を示す基部用SMCを得る。なお、充填剤としては、炭酸カルシウムの他、水酸化アルミニウム、フリット粉末等を採用することもできる。また、表1に調合を示す断熱部用SMCを得る。
Figure 2005226237
そして、以下の試験例1〜3の床パネルを製造する。試験例1の床パネルは、プレス型のキャビティに複数枚の基部用SMCのみを設け、プレス成形したものである。
一方、試験例2の床パネルは、プレス型のキャビティにおいて、完成品としての床パネルの表面を構成するように複数枚の断熱部用SMCを設けた後、それらの断熱部用SMC上にさらに複数枚の基部用SMCを設け、プレス成形したものである。試験例3の床パネルは試験例2の床パネル上に保護液を塗布したものである。
これら試験例1〜3の床パネルの試験片を恒温槽(40%Rh)に12時間以上保持し、各試験片上に熱流束センサ(「VETELL CORPORATION」BF−04(25×25mm))を載置する。熱流束センサはアンプ((有)インタークロス製「intercross-200」)を介してパソコンに接続されている。パソコンにはデータ処理ソフト((有)インタークロス製「データアクディションシステムintercross-310D」)がインストールされている。
一方、板状の擬似足(50×50×20mm)を用意する。この擬似足は、シリコーンゴム製型取り用RTVゴム(信越化学工業(株)製信越シリコーン「KE−12」)に硬化剤(信越化学工業(株)製「CAT−RM」)を重量比100:1で混合し、成形したものである。この擬似足を温度35.0°Cの恒温水によって33.0±0.3°Cまで暖める。
各試験片上の熱流束センサ上に擬似足を載置し、さらに擬似足上に4kgの荷重を載置し、擬似足の温度が0.1秒毎に熱流束(W/m2)を測定する。
常温の室内において、各試験片を5°Cに維持して行った結果を図10及び図11に示し、各試験片を23°Cに維持して行った結果を図12及び図13に示す。
各試験片を5°Cに維持した場合、33°Cの物体との間における熱流束は、図10及び図11に示される。通常の床パネルと同様の試験例1の試験片のその熱流束はピークが6500W/m2を超えている。また、これら試験例1の試験片のその熱流束の3秒間の積分値は12000J/m2を超えている。
これに対し、実施例1〜4の床パネルと同様の試験例2、3の試験片のその熱流束はピークが6500W/m2以下である。また、これら試験例2、3の試験片のその熱流束の3秒間の積分値は12000J/m2以下である。
また、各試験片を23°Cに維持した場合、33°Cの物体との間における熱流束は、図12及び図13に示される。通常の床パネルと同様の試験例1の試験片のその熱流束はピークが3000W/m2を超えている。また、これら試験例1の試験片のその熱流束の3秒間の積分値は5000J/m2を超えている。
これに対し、実施例1〜4の床パネルと同様の試験例2、3の試験片のその熱流束はピークが3000W/m2以下である。また、これら試験例2、3の試験片のその熱流束の3秒間の積分値は5000J/m2以下である。
したがって、試験例2、3の試験片は、試験例1の試験片よりも、熱流束が小さく、十分な温感効果を発揮していることがわかる。このため、試験例2、3の試験片と同様の床パネルは、足裏から奪われる熱が少なく、浴室に入った時の冷たさを緩和することがわかる。
(評価試験2)
評価試験1で製造した試験例1及び試験例3の試験片を用意し、両試験片を5°Cに維持した後、被験者の左足を試験例3の試験片、右足を試験例1の試験片に15秒間接する。この時の両足裏の温度分布をサーモグラフで測定した。被験者は成人である。
この結果、右足の試験片に接した部分は22°C、左足のその部分は24°Cであった。つまり、15秒後には、両足裏に2°Cの温度差が生じた。
また、被験者の足裏の皮膚の低下温度の経時変化を比較した。結果を図14に示す。図14に示すように、試験例3の試験片は、試験例1の試験片よりも、足裏の皮膚温度低下が緩やかであり、時間が長い程、試験例3の試験片と試験例1の試験片とで皮膚温度に開きを生じることがわかる。そして、試験例3の試験片は、試験例1の試験片よりも、足裏から逃げる熱を約25%低減できることがわかる。
(評価試験3)
評価試験1で製造した試験例1及び試験例3の試験片を用意し、両試験片を5°Cに維持した後、被験者の血圧変動を比較した。被験者は65歳以上の8人の成人である。8人の平均を図15に示す。
図15に示すように、接した直後の血圧上昇は、試験例3の試験片では25mmHgであったのに対し、試験例1の試験片では35mmHgであり、試験例3の試験片は、試験例1の試験片に比べ、10mmHg血圧上昇が低く、約30%血圧上昇を低減できることがわかる。このため、試験例3の試験片と同様の床パネルによれば、高齢者の血圧変動を低減でき、より快適な入浴を実現することができる。
本発明はユニットバス等のユニットルームに利用可能である。
実施例1のユニットバスを示す斜視図である。 実施例1のユニットルーム用床パネルの一部斜視図である。 実施例1のユニットルーム用床パネルの要部拡大模式断面図である。 実施例1のユニットバスの一部分解斜視図である。 実施例1のユニットバスの一部断面図である。 実施例1のユニットルーム用床パネルの一部斜視図である。 実施例2の病院用ユニットを示す斜視図である。 実施例3のホテル用ユニットを示す斜視図である。 実施例4のユニットルームの上面図である。 評価試験1において、各試験片を5°Cに維持して行った場合、熱流束の平均値における経時変化を示すグラフである。 評価試験1において、各試験片を5°Cに維持して行った場合、3秒後の積分値の平均値を示すグラフである。 評価試験1において、各試験片を23°Cに維持して行った場合、熱流束の平均値における経時変化を示すグラフである。 評価試験1において、各試験片を23°Cに維持して行った場合、3秒後の積分値の平均値を示すグラフである。 評価試験2において、試験例1及び試験例3の試験片を5°Cに維持して行った場合、足裏の皮膚の低下温度の経時変化を示すグラフである。 評価試験3において、試験例1及び試験例3の試験片を5°Cに維持して行った場合、血圧変動を示すグラフである。
符号の説明
1、30、40、50…ユニットルーム用床パネル
A…歩行域
21…基部
16b、16c…気孔
22…断熱部
B…非歩行域
23…保護層
23a…粒状物質
23b…マトリックス
10a、10b…目地
10…洗い場
9…風呂椅子
5…浴槽
1d、30a、50a…出入り口
8…水栓
31…便器
32…洗面器
33…洗濯機
11…脱衣場
10…洗い場
1a…壁パネル載置部
1b…トラップ接続部
6…カウンタ
1c…排水口カバー、作業口蓋
13…ドア
14…ドア額縁
15…ドア下枠
16…ドア枠排水蓋

Claims (23)

  1. ユニットルームを構成するユニットルーム用床パネルにおいて、
    人の歩行域は、繊維強化プラスチック製の基部と、該基部の表面に一体に設けられ、無数の気孔を有して構成された断熱部と、該断熱部の表面に一体に設けられ、薄い部分の厚みが0.15mm未満の保護層とからなり、人の非歩行域は、該基部と、該基部の表面に一体に設けられた該保護層とからなることを特徴とするユニットルーム用床パネル。
  2. 前記保護層は、表面が粗面化されていることを特徴とする請求項1記載のユニットルーム用床パネル。
  3. 前記保護層は、無数の粒状物質と、各該粒状物質を覆いながら表面に突出させて繋ぎとめるマトリックスとからなることを特徴とする請求項2記載のユニットルーム用床パネル。
  4. 前記保護層はスプレー塗布によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  5. 前記断熱部は強化用繊維を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  6. 目地によって分割され、該目地によって前記人の歩行域と前記人の非歩行域とが離反されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  7. 前記断熱部を備えた位置と該断熱部を備えていない位置とが識別可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  8. 前記ユニットルームは洗い場を有し、前記人の歩行域は風呂椅子の使用位置を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  9. 前記ユニットルームは浴槽を有し、前記人の歩行域は該浴槽の周囲を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  10. 前記人の歩行域は出入り口から前記浴槽までの歩行動線を含むことを特徴とする請求項9記載のユニットルーム用床パネル。
  11. 前記ユニットルームは水栓を有し、前記人の歩行域は該水栓の周囲を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  12. 前記人の歩行域は出入り口から前記水栓までの歩行動線を含むことを特徴とする請求項11記載のユニットルーム用床パネル。
  13. 前記ユニットルームは便器を有し、前記人の歩行域は該便器の足元を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  14. 前記人の歩行域は出入り口から前記便器までの歩行動線を含むことを特徴とする請求項13記載のユニットルーム用床パネル。
  15. 前記ユニットルームは洗面器を有し、前記人の歩行域は該洗面器の足元を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  16. 前記人の歩行域は出入り口から前記洗面器までの歩行動線を含むことを特徴とする請求項15記載のユニットルーム用床パネル。
  17. 前記ユニットルームは洗濯機を有し、前記人の歩行域は該洗濯機の周囲を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  18. 前記人の歩行域は出入り口から前記洗濯機までの歩行動線を含むことを特徴とする請求項17記載のユニットルーム用床パネル。
  19. 前記ユニットルームは脱衣場を有し、前記人の歩行域は該脱衣場を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  20. 前記ユニットルームは洗い場を有し、前記人の非歩行域は、壁パネル載置部、トラップ接続部、壁際及びカウンタの下部の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  21. 前記ユニットルームは蓋式の洗い場を有し、該洗い場は作業口蓋を有し、前記人の歩行域は該作業口蓋を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  22. 前記ユニットルームは排水口カバーを有し、前記人の歩行域は該排水口カバーを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
  23. 前記ユニットルームは、脱衣室と浴室とを仕切るドアと、該ドアに隣接するドア額縁と、該ドアの下方に位置するドア下枠と、該ドア下枠を覆うドア枠排水蓋とを有し、前記人の歩行域は、該ドア額縁、該ドア下枠及びドア枠排水蓋の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のユニットルーム用床パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007085055A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Yamaha Livingtec Corp フロア材
JP2008006622A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Matsushita Electric Works Ltd Frp成形品及び洗い場床パン
JP2013124520A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Panasonic Corp 建材

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