JP2005222677A - 記憶回路、半導体装置、及び電子機器 - Google Patents

記憶回路、半導体装置、及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 主にプログラム回路などに使用される記憶回路において、簡易かつ安定に記憶データを読み出すことができる記憶回路を提供する。
【解決手段】
一端及び他端を有する第1の強誘電体キャパシタ及び第2の強誘電体キャパシタと、第1の強誘電体キャパシタの一端及び第2の強誘電体キャパシタの他端に電気的に接続された第1の接続部と、第1の強誘電体キャパシタの他端及び第2の強誘電体キャパシタの一端に電気的に接続された第2の接続部と、第1の強誘電体キャパシタの一端と第2の強誘電体キャパシタの一端との間に所定の電位差を与える電位差供給部とを備えた記憶回路。電位差供給部は、第1の端子及び第2の端子を有するフリップフロップを有することが好ましい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、記憶回路、半導体装置、及び電子機器に関する。特に本発明は、簡易に記憶データを読み出すことができる記憶回路、これを備えた半導体装置及び電子機器、並びに駆動方法に関する。
従来のメモリセルとして、特開昭64−66899号公報(特許文献1)に開示されたものがある。上記特許文献1に開示されたメモリセルは、2つの内部ノードを有するスタティックセルと、2つの強誘電体コンデンサを有する不揮発性部分とを備える。そして、強誘電体コンデンサに、当該強誘電体コンデンサが分極の反転を受ける電圧をかけることにより、一方の内部ノードの電圧が他方の内部ノードの電圧より僅かに高くする。これにより、不揮発性部分からスタティックセルへデータが転送される。
特開昭64−66899号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来のメモリセルでは、不揮発性部分からスタティックセルへデータを転送するときに、ビットラインを予備充電し、さらに強誘電体コンデンサに電圧をかける必要があるため、動作が複雑になるという問題が生じていた。また、上記特許文献1に開示された従来のメモリセルでは、一方の内部ノードの電圧が他方の内部ノードの電圧より高くなるものの、その差は僅かであるため、スタティックセルを構成するトランジスタの閾値電圧に製造ばらつきが生じると、スタティックセルが誤動作してしまうという問題も生じていた。
よって、本発明は、上記の課題を解決することのできる記憶回路、半導体装置、及び電子機器を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記目的を達成するため、本発明の第1の形態によれば、一端及び他端を有する第1の強誘電体キャパシタ及び第2の強誘電体キャパシタと、前記第1の強誘電体キャパシタの前記一端及び前記第2の強誘電体キャパシタの前記他端に電気的に接続された第1の接続部と、前記第1の強誘電体キャパシタの前記他端及び前記第2の強誘電体キャパシタの前記一端に電気的に接続された第2の接続部と、前記第1の強誘電体キャパシタの前記一端と前記第2の強誘電体キャパシタの前記一端との間に所定の電位差を与える電位差供給部とを備えたことを特徴とする記憶回路を提供する。
かかる構成では、当該所定の電位差は、第1の強誘電体キャパシタの一端と他端との間、及び第2の強誘電体キャパシタの一端と他端との間にも与えられることとなる。また、第1の強誘電体キャパシタにかかる電圧の方向と第2の強誘電体キャパシタにかかる電圧の方向は互いに異なる。したがって、かかる構成によれば、きわめて簡易な構成で、第1の強誘電体キャパシタ及び第2の強誘電体キャパシタに異なるデータを安定して記憶させることができる。
また、前記電位差供給部は、第1の端子及び第2の端子を有するフリップフロップを有しており、前記フリップフロップが、前記第1の端子と前記第2の端子との間に前記所定の電位差を設けることにより、前記第1の強誘電体キャパシタの前記一端と前記第2の強誘電体キャパシタの前記一端との間に前記所定の電位差を与えることが好ましい。
かかる構成では、フリップフロップの第1の端子又は第2の端子の少なくとも一方を所定の電位にすることにより、第1の端子と第2の端子との間に所定の電位差が生成されることとなる。したがって、かかる構成によれば、第1の強誘電体キャパシタ及び第2の強誘電体キャパシタに異なるデータをさらに安定して記憶させることができるとともに、当該記憶されたデータを容易に書き換えることができる。
また、前記第1の接続部は、前記第1の強誘電体キャパシタの前記一端と前記第2の強誘電体キャパシタの前記他端との間に設けられた第1のスイッチを有しており、前記第2の接続部は、前記第1の強誘電体キャパシタの前記他端と前記第2の強誘電体キャパシタの前記一端との間に設けられた第2のスイッチを有することが好ましい。
かかる構成では、第1の強誘電体キャパシタの一端と第2の強誘電体キャパシタの他端、また、第1の強誘電体キャパシタの他端と第2の強誘電体キャパシタの一端とを電気的に切り離すことができることとなる。したがって、例えば、第1の強誘電体キャパシタ及び第2の強誘電体キャパシタに書き込まれた所定のデータを読み出すことができる。
また、前記電位差供給部は、前記第1の強誘電体キャパシタの前記一端と前記第2の強誘電体キャパシタの前記一端との間に所定の電位差を与えることにより、前記第1の強誘電体キャパシタ及び前記第2の強誘電体キャパシタにデータを書き込み、当該記憶回路は、前記第1の強誘電体キャパシタ及び前記第2の強誘電体キャパシタの容量に基づいて、前記第1の強誘電体キャパシタ及び前記第2の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを読み出す読み出し部と、前記電位差供給部が前記第1の強誘電体キャパシタ及び前記第2の強誘電体キャパシタに前記データを書き込むときに前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを導通させ、前記読み出し部が前記第1の強誘電体キャパシタ及び前記第2の強誘電体キャパシタに書き込まれた前記データを読み出すときに前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを非導通とする制御部とをさらに備えることが好ましい。
また、前記第1の強誘電体キャパシタの前記他端及び前記第2の強誘電体キャパシタの前記他端の電位を略同電位とするディスチャージ部をさらに備えることが好ましい。かかる構成では、第1の強誘電体キャパシタの一端と他端、また、第2の強誘電体キャパシタの一端と他端との間の電位差を略ゼロとすることができる。したがって、第1の強誘電体キャパシタ及び第2の強誘電体キャパシタの劣化を抑制することができる。
本発明の第2の形態によれば、上記記憶回路を備えたことを特徴とする半導体装置を提供する。ここで、半導体装置とは、本発明に係る記憶回路を備えた、半導体により構成された装置一般をいい、その構成に特に限定は無いが、例えば、上記記憶回路を備えた強誘電体メモリ装置、DRAM、フラッシュメモリ等の記憶装置等の記憶装置を必要とするあらゆる装置が含まれる。
本発明の第3の形態によれば、上記半導体装置を備えたことを特徴とする電子機器を提供するここで、電子機器とは、本発明に係る半導体装置を備えた一定の機能を奏する機器一般をいい、その構成に特に限定が無いが、例えば、上記半導体装置を備えるコンピュータ装置一般、携帯電話、PHS、PDA、電子手帳、ICカード等、記憶装置を必要とするあらゆる装置が含まれる。
以下、図面を参照しつつ、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の一例である強誘電体メモリ装置500の構成を示す図である。強誘電体メモリ装置500は、メモリセルアレイ510と、列デコーダ520と、行デコーダ530と、制御部540と、冗長セルアレイ550と、冗長回路600とを備えて構成される。
メモリセルアレイ510は、アレイ状に配置された複数の強誘電体キャパシタを有して構成される。各強誘電体キャパシタは、ワード線WL1〜WLm(mは2以上の整数)及びビット線BL1〜BLn(nは2以上の整数)のうちのいずれかのビット線BL及びワード線WLにより制御される。具体的には、ビット線BL及びワード線WLの電位を制御することにより、当該強誘電体キャパシタに書き込まれたデータが読み出され、また、当該強誘電体キャパシタにデータが書き込まれる。
制御部540は、強誘電体メモリ装置500の動作を統括的に制御する。具体的には、制御部540は、強誘電体キャパシタからデータを読み出し、及び強誘電体キャパシタへのデータを書き込むべく、行デコーダ530及び列デコーダ520に、それぞれ行アドレス信号及び列アドレス信号を供給する。また、制御部540は、冗長回路600に、プログラム回路100を制御する制御信号を供給する。また、制御部540は、強誘電体メモリ装置500を駆動する駆動電圧を生成し、プログラム回路100を含む各部に供給する。
行デコーダ530は、ワード線WL1〜WLmの電位を制御する。具体的には、行デコーダ530は、制御部540から行アドレス信号を受け取り、当該行アドレス信号に基づいて、所定のワード線WLj(jは1からmの整数)を選択する。また、列デコーダ520は、ビット線BL1〜BLnの電位を制御する。具体的には、列デコーダ520は、制御部540から列アドレス信号を受け取り、当該列アドレス信号に基づいて、所定のビット線BLk(kは1からnの整数)を選択する。これにより、行デコーダ530により選択されたワード線WLk、及び列デコーダ520により選択されたビット線BLkに対応する強誘電体キャパシタが選択される。
冗長回路600は、複数のプログラム回路100を有して構成される。冗長回路600は、プログラム回路100から出力される出力信号及び列アドレス信号に基づいて、当該出力信号及び列アドレス信号により特定される所定のビット線BLkへのアクセスを禁止する禁止信号を生成し、列デコーダ520に供給する。また、冗長回路600は、アクセスが禁止されたビット線BLkが選択された場合、当該ビット線BLkに代えて冗長セルアレイ550に冗長ビット線BLを選択するよう制御する。すなわち、冗長回路600は、アクセスが禁止されたビット線BLkを冗長ビット線と置き換える。
図2は、プログラム回路100の第1実施形態を示す図である。プログラム回路100は、フリップフロップ110と、記憶部120と、ディスチャージ部130と、結合部140と、書き込み部150と、出力部160とを備えて構成される。プログラム回路100は、不揮発性記憶装置である記憶部120に記憶された記憶データを読み出し、読み出された当該記憶データをフリップフロップ110に書き込むことにより、当該記憶データを出力信号OUTとして外部に供給する回路である。
フリップフロップ110は、電位差供給部の一例であって、第1のインバータ112及び第2のインバータ114と、当該フリップフロップ110と外部とを電気的に接続する第1の端子116及び第2の端子118とを有して構成される。第1のインバータ112及び第2のインバータ114は、それぞれ入力端及び出力端を有しており、第1のインバータ112の出力端は第2のインバータ114の入力端に電気的に接続されており、第2のインバータ114の出力端は第1のインバータ112の入力端に電気的に接続されている。また、第1のインバータ112の入力端及び第2のインバータ114の出力端は、第1の端子116に電気的に接続されており、第1のインバータ112の出力端及び第2のインバータ114の入力端は第2の端子118に電気的に接続されている。
記憶部120は、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124と、接続部の一例である伝送ゲート126及び128と、第3のインバータ129とを有して構成される。第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124は、それぞれ一端及び他端を有する。
第1の強誘電体キャパシタ122の一端は、結合部140を介して第1の端子116に電気的に接続されており、また、第2の強誘電体キャパシタ124の一端は、結合部140を介して第2の端子118に電気的に接続されている。また、第1の強誘電体キャパシタ122の他端及び第2の強誘電体キャパシタ124の他端は、ディスチャージ部130に電気的に接続されている。
伝送ゲート126は、第1の強誘電体キャパシタ122の一端及び第2の強誘電体キャパシタ124の他端に電気的に接続されており、制御信号WEの電位に基づいて、第1の強誘電体キャパシタ122の一端と第2の強誘電体キャパシタの他端とを電気的に接続するか否かを制御する。伝送ゲート128は、第1の強誘電体キャパシタの他端及び第2の強誘電体キャパシタ124の一端に電気的に接続されており、制御信号WEの電位に基づいて、第1の強誘電体キャパシタの他端と第2の強誘電体キャパシタ124の一端とを電気的に接続するか否かを制御する。
具体的には、伝送ゲート126及び128を構成するn型MOSトランジスタのゲートに制御信号WEが供給されており、また、p型MOSトランジスタのゲートに制御信号WEの反転信号が供給されている。そして、伝送ゲート126及び128は、制御信号WEがH論理を示すときに導通し、L論理を示すときに非導通となる。すなわち、制御信号WEがH論理を示す場合、第1の強誘電体キャパシタ122の一端と第2の強誘電体キャパシタの他端は略同電位となり、また、第1の強誘電体キャパシタ122の他端と第2の強誘電体キャパシタ124の一端とは略同電位となる。
本実施形態において第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124には相補のデータが記憶されているため、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124は、常誘電体特性に基づく容量が互いに異なる。したがって、フリップフロップ110と記憶部120とが電気的に接続されている場合、第1の強誘電体キャパシタ122は、第1の端子116に所定の容量を与え、また、第2の強誘電体キャパシタ124は、第2の端子118に当該所定の容量と異なる容量を与える。
ディスチャージ部130は、n型MOSトランジスタ132及び134を有して構成されており、第1の強誘電体キャパシタ122の他端と第2の強誘電体キャパシタ124の他端とを略同電位とする。具体的には、n型MOSトランジスタ132及び134のソース又はドレインの一方はそれぞれ第1の強誘電体キャパシタ122の他端及び第2の強誘電体キャパシタ124の他端に電気的に接続されており、他方は接地されている。そして、n型MOSトランジスタ132及び134は、ゲートに供給される制御信号OFの電位に基づいて、第1の強誘電体キャパシタ122の他端及び第2の強誘電体キャパシタ124の他端の双方の電位を0V、すなわち、略同電位とする。
また、制御部540は、フリップフロップ110と記憶部120とが電気的に切り離されている場合に、伝送ゲート126及び128並びにn型MOSトランジスタ132及び134が導通させることにより、第1の強誘電体キャパシタ122の一端及び他端並びに第2の強誘電体キャパシタ124の一端及び他端の電位を略同電位とする。すなわち、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124にかかる電圧がディスチャージされる。
結合部140は、伝送ゲート142及び144と、第4のインバータ146とを有して構成されており、制御信号REの電位に基づいて、フリップフロップ110と記憶部120とを電気的に接続するか否かを制御する。伝送ゲート142は、第1の端子116及び第1の強誘電体キャパシタ122の一端に電気的に接続されており、制御信号REの電位に基づいて、第1の端子116と第1の強誘電体キャパシタ122の一端とを電気的に接続するか否かを制御する。また、伝送ゲート144は、第2の端子118及び第2の強誘電体キャパシタ124の一端に電気的に接続されており、制御信号REの電位に基づいて、第2の端子118と第2の強誘電体キャパシタ124の一端とを電気的に接続するか否かを制御する。
具体的には、伝送ゲート142及び144を構成するn型MOSトランジスタのゲートに制御信号REが供給されており、また、p型MOSトランジスタのゲートに制御信号WEの反転信号が供給されている。そして、伝送ゲート142及び144は、制御信号REがH論理を示すときに導通し、L論理を示すときに非導通となる。
書き込み部150は、制御信号IE及びINの電位に基づいて、フリップフロップ110に記憶データを書き込む。書き込み部150は、第5のインバータ152と、伝送ゲート154とを有して構成されている。第5のインバータ152は、入力として制御信号IEを受け取り、当該制御信号IEを反転した信号を、伝送ゲート154を構成するp型MOSトランジスタのゲートに供給する。伝送ゲート154は、一端に制御信号INが供給されており、他端が第1の端子116に電気的に接続されている。また、伝送ゲート154を構成するn型MOSトランジスタのゲートには制御信号IEが供給されている。すなわち、書き込み部150は、制御信号IEの電位に基づいて、制御信号INを第1の端子116に供給するか否かを制御することにより、第1の端子116の電位を制御する。これにより、フリップフロップ110に所定の記憶データを書き込むことができる。
出力部160は、制御信号OEの電位に基づいて、フリップフロップ110に書き込まれた記憶データを示す出力信号OUTを出力する。本実施形態において出力部160は、第6のインバータ162と、伝送ゲート164と、NAND回路166とを有して構成される。
第6のインバータ162は、入力として制御信号OEを受け取り、当該制御信号OEを反転した信号を、伝送ゲート164を構成するp型MOSトランジスタのゲートに供給する。伝送ゲート164は、一端が第2の端子118に電気的に接続されており、他端がNAND回路166の入力端子の1つに電気的に接続されている。また、伝送ゲート164を構成するn型MOSトランジスタのゲートには制御信号OEが供給されている。NAND回路166は、制御信号OEと伝送ゲート164の他端の電位との否定論理積を出力信号OUTとして出力する。つまり出力信号OUTは、制御信号OEがH論理の時は端子118の論理の反転を出力し、制御信号OEがL論理の時には端子118の状態にかかわらず常にH論理を出力する。
図3は、第1実施形態のプログラム回路100の動作を示すタイミングチャートである。本実施形態において各制御信号は、H論理又はL論理を示すディジタル信号である。各制御信号がH論理を示すときの当該制御信号の電位は強誘電体メモリ装置500の駆動電圧VCCと略同電位である。また、各制御信号がL論理を示すときの当該制御信号の電位は接地電位、すなわち、0Vである。
図4は、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124のヒステリシス特性を示す図である。同図において縦軸は第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124の分極量を示し、横軸は第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124にかかる電圧を示す。同図において、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124の一端の電位が他端の電位より高い場合に、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124にかかる電圧をプラスで表している。
また、本実施形態では、第1の強誘電体キャパシタ122にはデータ“0”が書き込まれており、第2の強誘電体キャパシタ124にはデータ“1”が書き込まれている。すなわち、第1の強誘電体キャパシタ122は常誘電体特性に基づく容量C0を有しており、第2の強誘電体キャパシタ124は常誘電体特性に基づく容量として容量C0より大きい容量C1を有している。また、初期状態において第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124にかかる電圧は0Vであるため、これらのヒステリシス特性は、それぞれC点及びA点にある。以下において、図2から図4を参照して本実施形態のプログラム回路100の動作について説明する。
まず、初期状態において制御信号REはH論理を示している。したがって、伝送ゲート142及び144は導通しており、第1の端子116と第1の強誘電体キャパシタ122の一端、また、第2の端子118と第2の強誘電体キャパシタ124の一端は電気的に接続されている。すなわち、第1の端子116には、第1の強誘電体キャパシタ122によって容量C0が付加されており、また、第2の端子118には、第2の強誘電体キャパシタ124によって容量C1が付加されている。
また、初期状態において制御信号WEはL論理を示している。したがって、伝送ゲート126及び128は非導通であるため、第1の強誘電体キャパシタ122の一端と第2の強誘電体キャパシタ124の他端、また、第1の強誘電体キャパシタ122の他端と第2の強誘電体キャパシタの一端は電気的に切り離されている。また、制御信号OFはH論理を示しているため、n型MOSトランジスタ132及び134は導通しており、第1の強誘電体キャパシタ122の他端及び第2の強誘電体キャパシタ124の他端は接地されている。
フリップフロップ110に対して電源電圧の供給が開始されると、第1のインバータ112及び第2のインバータ114に供給される電源電圧は徐々に上昇する。また、このとき、第1のインバータ112及び第2のインバータ114の入力の電位は0Vであるため、電源電圧の上昇に応じて、第1のインバータ112及び第2のインバータ114の出力の電位も上昇する。すなわち、第1の端子116及び第2の端子118の電位が上昇する。ここで、電源電圧とは、フリップフロップ110を動作させる電源の電圧であって、例えば駆動電圧VCCである。
このとき、第1の端子116には第1の強誘電体キャパシタ122により容量C0が付加されており、第2の端子118には第2の強誘電体キャパシタ124により容量C0より大きい容量C1が付加されている。すなわち、第1の端子116及び第2の端子118の電位を上昇させるためには、それぞれ容量C0及びC1を充電する必要がある。本実施形態では、第2の端子118に第1の端子より大きい容量が付加されているため、第1の端子116の電位は、第2の端子118の電位より早く上昇する。したがって、第1の端子116の電位は、第1のインバータ112及び第2のインバータ114の閾値電圧Vtに、第2の端子118の電位よりも早く到達する。ここで、インバータの閾値電圧Vtとは、当該インバータの出力の論理値が変化する電圧をいう。
第1の端子116の電位が閾値電圧Vtに到達すると、第1のインバータ112の出力はL論理に変化する。したがって、第1の端子116の電位が閾値電圧Vtに到達すると、第2の端子118の電位は0Vに降下する。また、第2の端子118の電位が0Vに降下すると、第2のインバータ114の出力はH論理に変化しようとする。したがって、第1の端子116の電位が閾値電圧Vtに到達すると、第1の端子116の電位は電源電圧と略同電位となる。これにより、フリップフロップ110は、第1の端子116の電位をH論理、また、第2の端子118の論理値をL論理とする記憶データを保持する。以上の動作により、記憶部120に記憶された記憶データが読み出され、当該記憶データがフリップフロップ110に保持される。すなわち、本実施形態でフリップフロップ110は、第1の強誘電体キャパシタ122の一端と第2の強誘電体キャパシタ124の一端との間に電位差を与える電位差供給部として機能するとともに、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124に記憶された記憶データを読み出す読み出し部としても機能する。
次に、制御部540(図1参照)は、制御信号OEをH論理に変化させることにより、伝送ゲート164を導通させる。これにより、NAND回路166は、フリップフロップ110が保持する記憶データを示す出力信号OUTを出力する。すなわち、出力部160は、第2の端子118の論理値がL論理であるため、当該記憶データを示す論理値としてH論理を出力する。なお、本実施形態では、制御信号OEをH論理に変化させる前の出力信号OUTの論理値もH論理であるため、出力信号OUTの論理値はH論理のまま維持される。以上の動作により、フリップフロップ110に保持された記憶データが、出力部160から出力信号OUTとして出力される。
出力部160が、当該記憶データを示す出力信号OUTを出力している間、記憶部120は、フリップフロップ110から電気的に切り離されるのが好ましい。本実施形態では、制御部540が、制御信号REをL論理に変化させ、伝送ゲート142及び144を非導通とすることにより、記憶部120とフリップフロップ110とを電気的に切り離す。また、制御部540は、制御信号WEをH論理に変化させることにより、第1の強誘電体キャパシタ122の一端と第2の強誘電体キャパシタ124の他端、また、第1の強誘電体キャパシタ122の他端と第2の強誘電体キャパシタの一端とを電気的に接続する。ここで、第1の強誘電体キャパシタ122の他端及び第2の強誘電体キャパシタ124の他端は接地されているため、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124にかかる電圧は略0Vとなる。
次に、フリップフロップ110に保持された記憶データと同一の記憶データを記憶部120に記憶させる再書き込み動作を行う。再書き込み動作は、出力部160が出力信号OUTの出力を開始してから、フリップフロップ110に対する電源電圧の供給が終了するまでの間に行われるのが望ましい。
まず、制御部540が制御信号REをH論理に変化させることにより、記憶部120とフリップフロップ110とを電気的に接続する。すなわち、第1の強誘電体キャパシタ122の一端が第1の端子116と、また、第2の強誘電体キャパシタ124の一端が第2の端子118と電気的に接続される。ここで、フリップフロップ110は、第1の端子116の論理値をH論理に、また、第2の端子118の論理値をL論理にすることにより記憶データを保持しているため、第1の強誘電体キャパシタ122の一端の電位はVCCになり、また、第2の強誘電体キャパシタ124の一端の電位は0Vとなる。
また、制御部540は、制御信号OFをL論理に変化させ、制御信号WEをH論理のまま維持する。したがって、第1の強誘電体キャパシタ122の一端と第2の強誘電体キャパシタ124の他端、また、第1の強誘電体キャパシタ122の他端と第2の強誘電体キャパシタ124の一端とは、それぞれ略同電位となる。すなわち、第1の強誘電体キャパシタ122の一端及び第2の強誘電体キャパシタの他端の電位はVCCとなり、第1の強誘電体キャパシタ122の他端及び第2の強誘電体キャパシタ124の一端の電位は0Vとなるため、第1の強誘電体キャパシタ122にかかる電圧は+VCCとなり、第2の強誘電体キャパシタ124にかかる電圧は−VCCとなる。
したがって、図4を参照して、第1の強誘電体キャパシタ122のヒステリシス特性は点Dに移動し、第2の強誘電体キャパシタ124のヒステリシス特性は点Bに移動する。したがって、第1の強誘電体キャパシタ122にはデータ“0”が、また、第2の強誘電体キャパシタ124にはデータ“1”が再度書き込まれる。
次に、記憶部120に所望の記憶データを記憶させる書き込み動作について説明する。以下の例では、記憶部120に記憶されていた記憶データと異なる記憶データを記憶部120に記憶させる動作、すなわち、第1の強誘電体キャパシタ122にデータ“1”を、第2の強誘電体キャパシタ124にデータ“0”を書き込む動作について説明する。
まず、記憶部120とフリップフロップ110とを電気的に接続した状態において、制御部540が制御信号IEをH論理に変化させることにより、伝送ゲート154を導通させる。そして、制御部540が制御信号INの電位を0Vとすることにより、第1の端子116の電位を0Vとする。これにより、第1のインバータ112の出力はH論理になるため、第2の端子118の電位はVCCになるとともに、第2のインバータ114の出力はL論理となる。
このとき、制御信号WEはH論理であるため、第1の強誘電体キャパシタ122の一端と第2の強誘電体キャパシタ124の他端、また、第1の強誘電体キャパシタ122の他端と第2の強誘電体キャパシタ124の一端とは、それぞれ略同電位となる。すなわち、第1の強誘電体キャパシタ122の一端及び第2の強誘電体キャパシタの他端の電位は0Vとなり、第1の強誘電体キャパシタ122の他端及び第2の強誘電体キャパシタ124の一端の電位はVCCとなるため、第1の強誘電体キャパシタ122にかかる電圧は−VCCとなり、第2の強誘電体キャパシタ124にかかる電圧は+VCCとなる。
したがって、図4を参照して、第1の強誘電体キャパシタ122のヒステリシス特性は点Bに移動し、第2の強誘電体キャパシタ124のヒステリシス特性は点Dに移動する。したがって、第1の強誘電体キャパシタ122にはデータ“1”が、また、第2の強誘電体キャパシタ124にはデータ“0”が新たに書き込まれる。
図5は、プログラム回路100の第2実施形態を示す図である。以下において、第1実施形態と異なる点を中心に第2実施形態のプログラム回路100について説明する。なお、第1実施形態と同一の符号を付した構成については、第1実施形態と同様の機能を有する。
第2実施形態のプログラム回路100は、第1実施形態の構成に加えて、短絡部170をさらに備えて構成される。短絡部170は、第1の端子116と第2の端子118とを短絡させる。すなわち、短絡部170は、第1の端子116の電位と第2の端子118の電位とを略同電位にする。
本実施形態において短絡部170は、n型MOSトランジスタを有して構成される。具体的には、当該n型MOSトランジスタのソース又はドレインの一方が第1の端子116に電気的に接続されており、他方が第2の端子118に電気的に接続されている。そして、当該n型MOSトランジスタは、ゲートに供給される制御信号EQの電位に基づいて、第1の端子116と第2の端子118とを短絡させるか否かを制御する。
図6は、第2実施形態のプログラム回路100の動作を示すタイミングチャートである。図5及び図6を参照して本実施形態のプログラム回路100の動作について説明する。なお、本実施形態のプログラム回路100は、第1実施形態と読み出し動作が主に異なるため、読み出し動作を中心に本実施形態のプログラム回路100の動作について説明する。
まず、初期状態において制御信号REはL論理を示している。したがって、フリップフロップ110は記憶部120から電気的に切り離されている。また、制御部540は、フリップフロップ110に対して電源電圧が供給される前又は後に、制御信号EQをH論理に変化させることにより、第1の端子116と第2の端子118とを短絡させる。第1の端子116と第2の端子118とが短絡した状態において、フリップフロップ110に対して電源電圧が供給されると、第1のインバータ112及び第2のインバータ114の双方とも出力の電位が0VとVCCとの間の電位となる。本実施形態において第1のインバータ112及び第2のインバータ114は略同一の構成を有しているため、第1のインバータ112及び第2のインバータ114の出力の電位はVCCの約半分の電位となる。
また、初期状態において制御信号WEはL論理を示している。したがって、伝送ゲート126及び128は非導通であるため、第1の強誘電体キャパシタ122の一端と第2の強誘電体キャパシタ124の他端、また、第1の強誘電体キャパシタ122の他端と第2の強誘電体キャパシタの一端は電気的に切り離されている。また、制御信号OFはH論理を示しているため、n型MOSトランジスタ132及び134は導通しており、第1の強誘電体キャパシタ122の他端及び第2の強誘電体キャパシタ124の他端は接地されている。
次に、制御部540は、制御信号REをH論理に変化させる。これにより、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124の一端は、それぞれ第1の端子116及び第2の端子118に電気的に接続されるため、第1の端子116には第1の強誘電体キャパシタ122により容量C0が付加され、第2の端子118には第2の強誘電体キャパシタ124により容量C0より大きい容量C1が付加される。
また、制御部540は、制御信号EQをL論理に変化させる。制御部540は、フリップフロップ110の動作が安定した後に、制御信号EQをL論理に変化させるのが望ましい。また、制御部540は、フリップフロップ110と記憶部120とが電気的に接続されるタイミングに応じて、制御信号EQの論理値を変化させるのが好ましい。また、さらに好ましくは、制御部540は、当該タイミングと略同時に制御信号EQをH論理に変化させる。制御信号EQがL論理に変化すると、短絡部170を構成するn型MOSトランジスタが非導通となるため、第1の端子116と第2の端子118とは電気的に切り離される。
これにより、制御信号REがH論理に変化すると、第2の端子118の電位は第1の端子116の電位よりも大きく下降するため、第2のインバータ114の出力がH論理になるとともに、第1のインバータ112の出力がL論理となる。これにより、フリップフロップ110は、第1の端子116の電位をH論理、また、第2の端子118の論理値をL論理とする記憶データを保持する。以上の動作により、記憶部120に記憶された記憶データが読み出され、当該記憶データがフリップフロップ110に保持される。
図7は、プログラム回路100の第3実施形態の構成を示す図である。以下において、第1実施形態及び第2実施形態と異なる点を中心に第3実施形態のプログラム回路100について説明する。なお、第1実施形態及び/又は第2実施携帯と同一の符号を付した構成については、当該実施形態と同様の機能を有する。
第3実施形態のプログラム回路100は、フリップフロップ110の構成が他の実施形態と主に異なる。本実施形態において、フリップフロップ110を構成する第1のインバータ112及び第2のインバータ114は、クロックドインバータである。また、制御部540は、フリップフロップ110に、第1のインバータ112及び第2のインバータ114の動作を制御する信号である制御信号FFEを供給する。また、プログラム回路100は、制御信号FFEを入力として受け取り、当該制御信号を反転した反転信号を第1のインバータ112及び第2のインバータ114に供給する第7のインバータ111をさらに備えて構成される。
本実施形態において第1のインバータ112及び第2のインバータ114は、制御信号FFEの論理値がH論理である場合、入力として受け取った信号を反転して出力し、制御信号FFEの論理値がL論理である場合、出力がハイインピーダンスとなるように構成されている。すなわち、本実施形態において第1のインバータ112及び第2のインバータ114は、制御信号FFEの論理値がH論理である場合に動作するよう構成されている。
図8は、第3実施形態のプログラム回路100の動作を示すタイミングチャートである。図7及び図8を参照して本実施形態のプログラム回路100の動作について説明する。なお、本実施形態のプログラム回路100は、第1実施形態及び第2実施形態と読み出し動作が主に異なるため、読み出し動作を中心に本実施形態のプログラム回路100の動作について説明する。
まず、制御部540は、L論理を示す制御信号REをH論理に変化させる。これにより、第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124の一端は、それぞれ第1の端子116及び第2の端子118に電気的に接続されるため、第1の端子116には第1の強誘電体キャパシタ122により容量C0が付加され、第2の端子118には第2の強誘電体キャパシタ124により容量C0より大きい容量C1が付加される。
また、制御部540は、制御信号FFEをL論理からH論理に変化させる。制御部540は、制御信号REがH論理に変化した後に、制御信号FFEをL論理からH論理に変化させるのが好ましい。この場合、制御部540は、制御信号REの論理値を変化させるタイミングに同期して、制御信号FFEをL論理からH論理に変化させてもよい。
また、制御部540は、フリップフロップ110に供給される電源電圧がVCCに上昇した後に、制御信号FFEをH論理に変化させるのが好ましい。制御信号FFEがH論理に変化すると、制御信号FFEがH論理に変化する前の第1の端子116及び第2の端子118の電位は0Vであるため、第1のインバータ112及び第2のインバータ114は双方ともH論理を出力する。
ここで、第2の端子118には第1の端子116よりも大きい容量C1が付加されているため、第1の端子116、すなわち、第1のインバータ112の入力の電位は、第2の端子118、すなわち、第2のインバータ114の入力の電位より速く上昇する。すなわち、第1のインバータ112の入力の電位は、第2のインバータ114の入力よりも早く閾値電圧Vtに到達する。したがって、制御信号FFEがH論理に変化すると、第2のインバータ114の出力がH論理になるとともに、第1のインバータ112の出力がL論理となる。これにより、フリップフロップ110は、第1の端子116の電位をH論理、また、第2の端子118の論理値をL論理とする記憶データを保持する。以上の動作により、記憶部120に記憶された記憶データが読み出され、当該記憶データがフリップフロップ110に保持される。
図9は、本発明の半導体装置を備えた電子機器の一例であるパーソナルコンピュータ1000の構成を示す斜視図である。図9において、パーソナルコンピュータ1000は、表示パネル1002と、キーボード1004を有する本体部1006とを備えて構成されている。当該パーソナルコンピュータ1000の本体部1006の記憶媒体、特に不揮発性メモリとして、本発明の記憶回路を備えた半導体装置が利用されている。
上記発明の実施の形態を通じて説明された実施例や応用例は、用途に応じて適宜に組み合わせて、又は変更若しくは改良を加えて用いることができ、本発明は上述した実施形態の記載に限定されるものではない。そのような組み合わせ又は変更若しくは改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の一例である強誘電体メモリ装置500の構成を示す図である。 プログラム回路100の第1実施形態を示す図である。 第1実施形態のプログラム回路100の動作を示すタイミングチャートである。 第1の強誘電体キャパシタ122及び第2の強誘電体キャパシタ124のヒステリシス特性を示す図である。 プログラム回路100の第2実施形態を示す図である。 第2実施形態のプログラム回路100の動作を示すタイミングチャートである。 プログラム回路100の第3実施形態を示す図である。 第3実施形態のプログラム回路100の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の半導体装置を備えた電子機器の一例であるパーソナルコンピュータ1000の構成を示す斜視図である。
符号の説明
100・・・プログラム回路、110・・・フリップフロップ、112・・・第1のインバータ、114・・・第2のインバータ、116・・・第1の端子、118・・・第2の端子、120・・・記憶部、122・・・第1の強誘電体キャパシタ、124・・・第2の強誘電体キャパシタ、126・・・プレート線、130・・・ディスチャージ部、140・・・結合部、150・・・書き込み部、160・・・出力部、170・・・短絡部、500・・・強誘電体メモリ装置、510・・・メモリセルアレイ、520・・・列デコーダ、530・・・行デコーダ、550・・・冗長セルアレイ、540・・・制御部

Claims (7)

  1. 一端及び他端を有する第1の強誘電体キャパシタ及び第2の強誘電体キャパシタと、
    前記第1の強誘電体キャパシタの前記一端及び前記第2の強誘電体キャパシタの前記他端に電気的に接続された第1の接続部と、
    前記第1の強誘電体キャパシタの前記他端及び前記第2の強誘電体キャパシタの前記一端に電気的に接続された第2の接続部と、
    前記第1の強誘電体キャパシタの前記一端と前記第2の強誘電体キャパシタの前記一端との間に所定の電位差を与える電位差供給部と
    を備えたことを特徴とする記憶回路。
  2. 前記電位差供給部は、第1の端子及び第2の端子を有するフリップフロップを有しており、前記フリップフロップが、前記第1の端子と前記第2の端子との間に前記所定の電位差を設けることにより、前記第1の強誘電体キャパシタの前記一端と前記第2の強誘電体キャパシタの前記一端との間に前記所定の電位差を与えることを特徴とする請求項1に記載の記憶回路。
  3. 前記第1の接続部は、前記第1の強誘電体キャパシタの前記一端と前記第2の強誘電体キャパシタの前記他端との間に設けられた第1のスイッチを有し、
    前記第2の接続部は、前記第1の強誘電体キャパシタの前記他端と前記第2の強誘電体キャパシタの前記一端との間に設けられた第2のスイッチを有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の記憶回路。
  4. 前記電位差供給部は、前記第1の強誘電体キャパシタの前記一端と前記第2の強誘電体キャパシタの前記一端との間に所定の電位差を与えることにより、前記第1の強誘電体キャパシタ及び前記第2の強誘電体キャパシタにデータを書き込み、
    当該記憶回路は、
    前記第1の強誘電体キャパシタ及び前記第2の強誘電体キャパシタの容量に基づいて、前記第1の強誘電体キャパシタ及び前記第2の強誘電体キャパシタに書き込まれたデータを読み出す読み出し部と、
    前記電位差供給部が前記第1の強誘電体キャパシタ及び前記第2の強誘電体キャパシタに前記データを書き込むときに前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを導通させ、前記読み出し部が前記第1の強誘電体キャパシタ及び前記第2の強誘電体キャパシタに書き込まれた前記データを読み出すときに前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを非導通とする制御部と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の記憶回路。
  5. 前記第1の強誘電体キャパシタの前記他端及び前記第2の強誘電体キャパシタの前記他端の電位を略同電位とするディスチャージ部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の記憶回路。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の記憶回路を備えたことを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6に記載の半導体装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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