JP2005215561A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 印刷状況に応じて適切な濃度パッチを選択でき、ひいては精度の高い印刷を実施し得る構成を提供する。
【解決手段】 カラーレーザプリンタ1は、濃度の異なる複数のマークの群からなる濃度パッチを複数種類生成可能に構成されており、その生成される濃度パッチの濃度を濃度検知センサ71によって測定する。そして、その測定される濃度パッチの濃度に従って濃度補正を行い、濃度補正結果に基づいた画像を被記録媒体上に印刷するように構成されている。さらに、印刷される画像の濃度レベルを確認し、画像の濃度レベルが濃くなるにつれ、それに応じて濃度パッチが濃くなるように、かつ濃度レベルが淡くなるにつれ、それに応じて濃度パッチが淡くなるように濃度パッチを設定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来から、濃度階調のあるパターンを作成し、それを読み取ることで印刷データ(上位プログラム側から受け取った画像データ)を補正するキャリブレーションと呼ばれる処理が用いられている。このキャリブレーション処理では、濃度の異なる複数のマークの群からなる濃度パッチを所定の部位に印刷し、その濃度パッチをセンサで実測する。そして、その実測値に基づく補正データを作成し、記憶手段に記憶しておく。一方、実際の印刷を行う際には、記憶されている補正データに基づき、印刷データ(画像データ)中に含まれる階調をプリンタに与えるべき階調に変換し、その階調をプリンタに与えることにより、印刷物の濃度と印刷データ中に含まれる濃度(階調)との間に大きな濃度の差が生じないようにしている。
特開2002−252780公報
上記特許文献1では、複数の給紙カセット(給紙装置)を備えて構成されると共に、各給紙カセットに対応した色補正データの記憶領域が設けられた画像形成装置が提供されている。この技術では、各給紙カセットに色の異なる用紙がセットされている場合でも各用紙の色に対応した色補正データ用いて印字するようにしており、用紙の色を反映した色補正を行うことで画像形成の精度を高めようとしている。具体的には、ある濃度パッチ(濃度の異なる複数のマーク)を各給紙カセットの用紙上に形成し、その形成される濃度パッチを読みとることで色補正データを給紙カセット毎に算出するようにしている。そして、算出された色補正データは、各給紙カセット固有のものとして、各給紙カセットに対応した記憶領域にそれぞれ記憶される。
しかしながら、従来の画像形成装置では、濃度パッチのパターンを1種類しか設けておらず、毎度その濃度パッチに基づいたキャリブレーションを実行していた。即ち、印刷するに際し、その印刷状況において最適な濃度パッチであるか否かに関係なく特定の濃度パッチを用いており、印刷状況と濃度パッチとの適合性が低い場合も多かった。例えば、特許文献1の技術では、ある一種類の濃度パッチを、色の異なる用紙に対し共通して用いるようにしているが、このように用紙の色が異なる場合には、用紙の色に応じた濃度パッチを用いたほうがキャリブレーションの精度を高め得るものと考えられる。より具体的に言えば、用紙の色に応じて主に使用する濃度が全体的にシフトする傾向の場合(用紙の色に応じて、印刷される色が全体的に濃くなるような場合等)には、その傾向に応じた濃度パッチを用いてキャリブレーションを行ったほうが精度がよいものと想定される。即ち、画像データが全体的に濃い傾向の場合(全体的に濃い特性を有する場合)、濃い濃度範囲において濃度パッチの実測値を重点的に多く用いてキャリブレーションを行ったほうが、濃い濃度範囲において推測値を多く用いる場合よりも画像全体の精度が高まるものと想定され、このように濃い濃度範囲について濃度パッチの実測値を重点的に多く取得するには濃い傾向の濃度パッチを用いることが望ましい。しかしながら、このような処理を行おうとする技術は考えられていなかった。また、このような問題は、例えば濃い色ばかり或いは淡い色ばかりを印刷するような場合においても同様に生じており、いずれにしても、印刷状況に応じた適切な濃度パッチの使用が望まれていた。
なお、実測値を用いて精度高くキャリブレーションを行いたいのであれば濃度パッチに含まれるマークの数を多くするという方法も想定される。しかしながら、濃度パッチに含まれるマークの数をむやみに多くすると、マーク形成処理、マーク測定処理において相当の時間がかかってしまい、迅速な処理を行う上で弊害となる。
本発明は上記のような事情に基づいてなされたものであって、印刷状況に応じて適切な濃度パッチを選択でき、ひいては精度の高い印刷を実施し得る構成を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の画像形成装置は、濃度の異なる複数のマークの群からなる濃度パッチを複数種類生成可能なパッチ生成手段と、前記パッチ生成手段が生成した前記濃度パッチの濃度を測定する濃度測定手段と、前記濃度測定手段によって測定された前記濃度パッチの濃度に従って濃度補正を行う補正手段と、前記補正手段による濃度補正結果に基づいた画像を被記録媒体上に印刷する印刷手段と、前記印刷手段により印刷される前記画像の濃淡特性を確認する濃淡特性確認手段と、前記濃淡特性確認手段による確認結果に基づいて、前記パッチ生成手段が生成すべき前記濃度パッチを設定する濃度パッチ設定手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記濃淡特性確認手段は、前記画像における所定範囲の濃度レベルを確認することにより、前記画像の前記濃淡特性を確認し、前記濃度パッチ設定手段は、前記濃度レベルに応じた濃度となるように前記濃度パッチを設定する。
請求項2でいう「所定範囲の濃度レベル」とは、所定範囲における全体的な濃度の程度を示すレベルである。具体的には例えば、コンピュータから受け取った画像データに含まれる複数の前記画素データの画素濃度情報に基づき、前記画素データを複数の濃度範囲に分類して前記画像データの濃度分布を調べ、当該画像データにおける所定の確認範囲において属する画素が多い濃度範囲を確認し、その属する画素が多い濃度範囲を、その所定の確認範囲における「濃度レベル」として定めてもよい。即ちこの濃度範囲が濃い範囲であれば、全体的な濃度の程度が濃いものとなり、逆に、淡い範囲であれば全体的な濃度の程度が淡いものとなる。また、被記録媒体(用紙)の濃度が濃い場合には画像を全体的に濃くし、淡い場合には画像を全体的に淡く調整するような構成の場合には、「被記録媒体の濃度」が間接的に所定範囲における全体的な濃度の程度を示すこととなるため、「被記録媒体の濃度」を「所定範囲の濃度レベル」と把握してもよい。また、「所定範囲の濃度レベル」の把握は、これらの方法に限らず、例えば、所定範囲に含まれる画素の濃度値を積算し、その積算値が大きい場合には「所定範囲の濃度レベル」が濃いものとし、積算値が小さい場合には、「所定範囲の濃度レベル」が淡いものとしてもよい。
請求項3の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記被記録媒体の濃度情報を取得する濃度情報取得手段と、前記濃度情報取得手段による取得結果に基づいて前記画像の濃淡を調整する調整手段とを備え、前記濃淡特性確認手段は、前記被記録媒体の濃度情報に基づいて前記画像の濃淡特性を確認することを特徴とする。
なお、請求項3の濃度情報取得手段については、被記録媒体の濃度を検出する濃度検出手段(濃度検出センサ等)を備えた構成とすることができる。または、請求項3の濃度情報取得手段について、所定の入力手段によりユーザから濃度情報が入力されることに基づきその濃度情報を取得するように構成してもよい。
請求項4の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記調整手段は、前記被記録媒体の濃度が濃くなるにつれ前記画像の濃度が濃くなるように、かつ前記被記録媒体の濃度が淡くなるにつれ前記画像の濃度が淡くなるように、前記被記録媒体の濃度に応じて前記画像の前記濃淡特性を調整し、前記濃度パッチ設定手段は、前記被記録媒体の濃度が濃くなるにつれ前記濃度パッチの濃度が濃くなるように、かつ前記被記録媒体の濃度が淡くなるにつれ前記濃度パッチの濃度が淡くなるように、前記被記録媒体の濃度に応じて前記濃度パッチの濃度を設定することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、当該画像形成装置の外部から画像データを受信する受信手段を有し、前記印刷手段は、前記濃度補正結果と前記画像データとに基づいて前記画像を前記被記録媒体上に印刷するように構成され、前記濃淡特性確認手段は、前記画像データに含まれる濃度情報に基づいて前記画像の濃淡特性を確認することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記画像データは、画素別に構成される複数の画素データを有してなり、前記画素データは当該画素における画素濃度情報を有してなり、前記濃淡特性確認手段は、前記画像データに含まれる複数の前記画素濃度情報に基づいて前記画像の濃淡特性を確認することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、前記濃淡特性確認手段は、前記画像データに含まれる複数の前記画素データの前記画素濃度情報に基づき、前記画素データを複数の濃度範囲に分類して前記画像データの濃度分布を調べると共に、当該画像データにおける所定の確認範囲において、画素データが最も多く属する濃度範囲を確認し、前記濃度パッチ設定手段は、その画素データが最も多く属する濃度範囲に基づいて前記濃度パッチを設定することを特徴とする。
なお、請求項7の「所定の確認範囲」としては、1ジョブあたりの画像データの範囲であってもよく、1ページあたりの画像データの範囲でもよい。或いは、1ページの特定範囲、あるいは任意範囲であってもよい。いずれにしても、このような範囲において、画像データの濃度分布を調べ、属する画素が多い濃度範囲に基づいて前記濃度パッチを設定することができる。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像形成装置は複数色のトナーを用いて前記画像の形成を行うカラー画像形成装置であり、前記濃淡特性確認手段は、各トナー色の濃淡特性を確認することにより、前記画像の濃淡特性を確認し、前記パッチ生成手段は、トナー色毎に前記濃度パッチを生成可能とされ、かつ前記各トナー色の濃淡特性に基づいて、前記濃度パッチをトナー色毎に設定することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置において、前記パッチ生成手段は、前記濃淡特性確認手段による確認結果が、予め定められた条件を満たした場合に前記濃度パッチを生成し、満たさない場合には前記濃度パッチを生成しないことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、前回濃度パッチを生成した際の前記画像の前記濃淡特性を記憶する記憶手段と、前回の前記濃淡特性と、前記濃淡特性確認手段による前記確認結果とに基づいて前記画像の濃淡特性についての前回からの変化を確認する変化確認手段とを有し、前記パッチ生成手段は、前記画像の濃淡特性についての前回からの変化が、特定の変化条件を満たすか否かを判断し、満たす場合に前記濃度パッチを生成し、満たさない場合には前記濃度パッチを生成しないことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、前記パッチ生成手段は、前記各トナー色の濃淡特性が予め定められた条件を満たすか否かをトナー色毎に判断し、前記予め定められた条件を満たすトナー色について前記濃度パッチを生成し、満たさないトナー色については前記濃度パッチを生成しないことを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11に記載の画像形成装置において、前回濃度パッチを生成した際の前記画像の濃淡特性をトナー色毎に記憶する記憶手段と、トナー色毎の前回の前記濃淡特性と、前記各トナー色の濃淡特性とに基づいて、前記各トナー色の濃淡特性についての前回からの変化を確認する色別変化確認手段とを有し、前記パッチ生成手段は、前記各トナー色の濃淡特性についての前回からの変化が、特定の変化条件を満たすか否かをトナー色毎に判断し、満たすトナー色については前記濃度パッチを生成し、満たさないトナー色については前記濃度パッチを生成しないことを特徴とする。
請求項13の発明は、被記録媒体の色情報を取得する取得手段と、被記録媒体の色に応じて画像の濃度を調整する調整手段とを備えた画像形成装置であって、濃度の異なる複数のマークの群からなる濃度パッチを複数種類生成可能なパッチ生成手段と、前記パッチ生成手段が生成した前記濃度パッチの濃度を測定する濃度測定手段と、前記濃度測定手段によって測定された前記濃度パッチの濃度に従って濃度補正を行う補正手段と、前記補正手段による濃度補正結果に基づいた画像を被記録媒体上に印刷する印刷手段と、前記被記録媒体の色情報に基づいて、前記パッチ生成手段が生成すべき前記濃度パッチを設定する濃度パッチ設定手段と、を備えたことを特徴とする。
なお、「色情報」とは、被記録媒体の色に関する情報のことであり、例えば、被記録媒体がどの色であるかといった色特定情報、或いは被記録媒体の濃度情報、若しくはそれらの両方の情報などが挙げられる。
請求項14の発明は、請求項13に記載の画像形成装置において、前記調整手段は、前記被記録媒体の濃度が濃くなるにつれ前記画像の濃度が全体的に濃くなるように、かつ前記被記録媒体の濃度が淡くなるにつれ前記画像の濃度が全体的に淡くなるように、前記被記録媒体の濃度に応じて前記画像の前記濃淡を調整し、前記濃度パッチ設定手段は、前記被記録媒体の濃度が濃くなるにつれ前記濃度パッチの濃度が濃くなるように、かつ前記被記録媒体の濃度が淡くなるにつれ前記濃度パッチの濃度が淡くなるように、前記被記録媒体の濃度に応じて前記濃度パッチの濃度を設定することを特徴とする。
請求項15の画像形成装置は、濃度の異なる複数のマークからなる濃度パッチを複数種類生成可能なパッチ生成手段と、前記パッチ生成手段が生成した前記濃度パッチの濃度を測定する濃度測定手段と、前記濃度測定手段によって測定された前記濃度パッチの濃度に従って濃度補正を行う補正手段と、前記補正手段による濃度補正結果に基づいた画像を被記録媒体上に印刷する印刷手段と、前記パッチ生成手段は、所定の入力手段によりユーザから入力される設定情報に基づき、生成する濃度パッチを設定することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項15に記載の画像形成装置において、前記入力手段により、前記画像の濃淡に関連する情報が前記設定情報として入力可能に構成されており、前記パッチ生成手段は、前記濃淡に関連する情報に基づいて前記濃度パッチを設定することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項15又は請求項16に記載の画像形成装置において、当該画像形成装置は複数色のトナーを用いて画像形成可能なカラー画像形成装置として構成され、前記入力手段において、各トナー色に対応して前記設定情報を入力可能に構成されており、前記パッチ生成手段は、トナー色毎に前記濃度パッチを生成可能とされ、かつ前記設定情報に基づいて、前記濃度パッチをトナー色毎に設定可能とされたことを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の構成によれば、確認手段による確認結果に従って生成する濃度パッチが設定されるため、印刷する画像の特性に応じた濃度パッチを生成し得る構成となる。その結果、画像の特性に応じた適切な濃度補正処理を実行することが可能となる。
<請求項2の発明>
画像の全体的な濃度レベルが濃い場合には濃度パッチも濃く設定し、画像の全体的な濃度レベルが淡い場合には濃度パッチも淡く設定してキャリブレーションを行ったほうが精度がよいが、請求項2の構成によれば、所定範囲における画像の全体的濃度レベルを確認した上での適切な濃度パッチの設定が可能となる。
<請求項3の発明>
請求項3の構成によれば、被記録媒体の濃度に応じて印刷すべき画像の濃淡を調整可能な構成となり、かつその調整に応じた適切な濃度設定が可能となる。
<請求項4の発明>
被記録媒体の濃度が濃くなるにつれ、それに応じて画像の濃度が濃くなるように、かつ被記録媒体の濃度が淡くなるにつれ、それに応じて画像の濃度が淡くなるように画像の濃淡特性を調整すると、被記録媒体の濃度に応じた適切な印刷が可能となり、かつ本構成によれば、そのような画像濃度の調整を考慮した上で適切な濃度パッチを設定できる。
<請求項5の発明>
請求項5の構成によれば、印刷しようとする画像の濃度に応じた適切な濃度パッチを用いることができ、補正精度の向上を図ることができる。例えば、印刷すべき画像が濃い傾向にあるならば濃度パッチも全体的に濃くするほうが好適であるが、本構成によればこのような印刷しようとする画像に対しての適応が可能となる。
<請求項6の発明>
請求項6の構成によれば、各画素における画素濃度情報に基づいて画像の濃淡特性を緻密に確認できるため、特性を精度高く確認できることとなる。
<請求項7の発明>
請求項7の構成のように、属する画素が多い濃度範囲を確認すれば、確認範囲においてどの濃度範囲の領域が大きいのかを正確に把握でき、確認範囲の画像の濃淡の傾向をより精度高く知ることができる。
<請求項8の発明>
請求項8の構成によれば、各トナー色の濃淡特性に基づいて、濃度パッチをトナー色毎に設定できるため、濃度パッチをトナー色毎に精度高く生成でき、ひいては画像形成を高精度に行い得るカラー画像形成装置となる。
<請求項9の発明>
請求項9の構成によれば、予め定められた条件を満たした場合に濃度パッチを生成し、そうでない場合には生成しないため、条件に合致した場合にのみ濃度パッチの生成処理が行われることとなり、処理の効率化が図られた構成となる。
<請求項10の発明>
請求項10の構成によれば、濃淡特性の変動が微少の場合に濃度パッチが生成されないため、補正精度を維持しつつ処理を効率化でき、処理スピードを効果的に向上し得ることとなる。
<請求項11の発明>
請求項11の構成によれば、条件に合致したトナー色のみ濃度パッチの生成処理が行われるようになっており、生成の必要なトナー色と不必要なトナー色とを選別できるため、処理を効率化できる。
<請求項12の発明>
請求項12の構成によれば、各トナー色について適切に濃度補正を行うことができ、補正精度の高い構成となる。その一方で、濃淡特性の変動が微少のトナー色については濃度パッチを生成しないようにしているため、補正精度を維持しつつ処理を効率化でき、処理スピードを効果的に向上し得ることとなる。
<請求項13の発明>
請求項13の構成によれば、被記録媒体の濃度に応じて印刷すべき画像の濃淡を調整可能な構成となり、かつその調整に応じた濃度パッチの設定が可能となる。
<請求項14の発明>
被記録媒体の濃度が濃くなるにつれ、それに応じて画像の濃度が濃くなるように、かつ被記録媒体の濃度が淡くなるにつれ、それに応じて画像の濃度が淡くなるように画像の濃淡特性を調整すると、被記録媒体の濃度に応じた適切な印刷が可能となり、かつ本構成によれば、その濃度の調整度合に適切に対応した濃度パッチを設定できる。
<請求項15の発明>
請求項15の構成によれば、入力手段による入力情報に従って生成する濃度パッチが設定されるようになっているため、ユーザの要望を反映して濃度パッチを生成できることとなる。即ち、ユーザが印刷環境に応じた情報を入力することにより、印刷環境を反映した濃度補正処理を実行可能となる。
<請求項16の発明>
請求項16の構成によれば、ユーザが画像の濃淡に関連する情報(例えば用紙の濃淡に関する情報、外部からの画像データの濃淡に関する情報)を入力することにより、その濃淡に関連する情報に基づいて濃度パッチが設定されることとなり、画像の濃淡を反映して適切な濃度パッチが生成されることとなる。
<請求項17の発明>
請求項17の構成によれば、各トナー色に対応して設定情報を入力可能に構成されているため、ユーザがトナー色毎に設定情報を入力でき、この設定情報に基づいて、濃度パッチをトナー色毎に設定できるため、濃度パッチをトナー色毎に精度高く生成でき、ひいては画像形成を高精度に行い得るカラー画像形成装置となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7を参照しつつ説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
画像形成装置として4サイクル方式のカラーレーザープリンタについて説明する。図1は、本実施例のカラーレーザープリンタ1の主要部概略断面図である。図1に示すように、カラーレーザープリンタ1は、本体ケーシング3内に、印刷媒体としての用紙5を給紙するための給紙部7や、給紙された用紙5(用紙5は特許請求の範囲でいう被記録媒体に相当する)に所定の画像を形成するための画像形成部9などを備えている。
給紙部7は、用紙5を積層して収容した給紙トレイ11と、給紙トレイ11の最上位にある用紙5に当接し、回転により用紙5を一枚ずつ取り出す給紙ローラ13と、用紙5を画像形成位置に搬送する搬送ローラ15およびレジストローラ17を備えている。
この画像形成位置は、後述する中間転写ベルト51上のトナー像を用紙5に転写する転写位置であり、本実施例の場合、中間転写ベルト51と、後述する転写ローラ27との接触位置である。
画像形成部9は、特許請求の範囲に記載の印刷手段、パッチ生成手段に相当し、スキャナユニット21、プロセス部23、中間転写ベルト機構部25、転写ローラ27および定着部29などを備えている。
スキャナユニット21は、本体ケーシング3内の中央部に、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズおよび反射鏡を備えている。このスキャナユニット21では、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザービームを、ポリゴンミラー、反射鏡およびレンズを介して通過あるいは反射させて、後述するベルト感光体機構部31のベルト感光体(OPC:Organic Photo Conductor)33の表面上に高速走査にて照射させる。
プロセス部23は、現像手段を構成する複数(4つ)の現像カートリッジ35、ベルト感光体機構部31などを備えている。4つの現像カートリッジ35は、色毎に、イエローのトナーが収容されるイエロー現像カートリッジ35Y、マゼンタのトナーが収容されるマゼンタ現像カートリッジ35M、シアンのトナーが収容されるシアン現像カートリッジ35Cおよびブラックのトナーが収容されるブラック現像カートリッジ35Kのそれぞれが、本体ケーシング3内の前側において、上下方向において互いに所定の間隔を隔てて下から上に向かって並列状に順次配置されている。
各現像カートリッジ35は、それぞれ、現像ローラ37(イエロー現像ローラ37Y、マゼンタ現像ローラ37M、シアン現像ローラ37C、ブラック現像ローラ37K)、図示しない層厚規制ブレード、供給ローラおよびトナー収容部などを備えており、各現像ローラ35を後述するベルト感光体33の表面に接触または離間させるために、それぞれ離間用ソレノイド38(イエロー離間用ソレノイド38Y、マゼンタ離間用ソレノイド38M、シアン離間用ソレノイド38C、ブラック離間用ソレノイド38K)によって、水平方向に移動可能に構成されている。
現像ローラ37は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料である弾性部材からなるローラが被覆されている。より具体的には、現像ローラ37のローラは、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコンゴムまたはEPDMゴムなどからなる弾性体のローラ部分と、そのローラ部分の表面に被覆される、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などが主成分とされる、コート層との2層構造によって形成されている。また、この現像ローラ37には、ベルト感光体33に対して、現像時には所定の現像バイアスが印加され、トナー回収時には所定の回収バイアスが印加される。例えば、所定の現像バイアスは、+300Vとし、所定の回収バイアスは、−200Vとする。
各現像カートリッジ35のトナー収容部には、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の現像剤としての正帯電性の非磁性1成分の球形の重合トナーがそれぞれ収容されている。そして、現像時には、そのトナーが供給ローラの回転によって、現像ローラ37に供給され、供給ローラと現像ローラ37との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ37上に供給されたトナーは、現像ローラ37の回転に伴って、層厚規制ブレードと現像ローラ37の間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定の厚さの薄層として現像ローラ37上に担持される。また、回収時には、現像ローラ37に逆バイアスを印加することにより、ベルト感光体33からトナーを回収して、トナー収容部にトナーが収容される。
ベルト感光体機構部31は、第1ベルト感光体ローラ39、第2ベルト感光ローラ41、第3ベルト感光体ローラ43と、これら第1ベルト感光体ローラ39、第2ベルト感光体ローラ41、及び第3ベルト感光体ローラ43に巻回されるベルト感光体33と、ベルト感光体帯電器45と、電位付加器47と、電位勾配制御器49と、を備えている。このベルト感光体機構部31の構成については後に詳述する。
中間転写ベルト機構部25は、ベルト感光体機構部31の後側に配置されており、第2ベルト感光体ローラ41にベルト感光体33および後述する中間転写ベルト(ITB:Inter Transfer Belt)51を介して略対向配置される第1中間転写ベルトローラ53と、第1中間転写ベルトローラ53の斜め後側下方に配置される第2中間転写ベルトローラ55と、第2中間転写ベルトローラ55の後方であって、後述する転写ローラ27と中間転写ベルト51を介して対向配置される第3中間転写ベルトローラ57と、第1中間転写ベルトローラ53ないし第3中間転写ベルトローラ57の外周に巻回される、中間転写ベルト51とを備えている。
中間転写ベルト51は、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂からなるエンドレスベルトから形成されている。これら第1中間転写ベルトローラ53ないし第3中間転写ベルトローラ57は、三角形状に配置されており、その周りに中間転写ベルト51が巻回されている。そして、図示しないメインモータの駆動により図示しない駆動ギヤを介して第1中間転写ベルトローラ53が回転駆動されるとともに、第2中間転写ベルトローラ55および第3中間転写ベルトローラ57が従動することにより、中間転写ベルト51が、これら第1中間転写ベルトローラ53ないし第3中間転写ベルトローラ57の間を周回移動(時計方向に周回移動)される。
この中間転写ベルト51上の各色の濃度それぞれ検知するための濃度検知センサ71(特許請求の範囲に記載の濃度測定手段に相当する)を備える。濃度検知センサ71は、赤外領域の光を発光する光源と、光源を中間転写ベルト51上に照射するレンズと、その反射光を受光するフォトトランジスタから構成される。
転写ローラ27は、中間転写ベルト機構部25の第3中間転写ベルトローラ57と中間転写ベルト51を挟んで対向するように配置され、金属製のローラ軸に導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、回転可能に支持されている。この転写ローラ27は、図示しない転写ローラ接離機構によって、中間転写ベルト51から離間する待機位置と、中間転写ベルト51に近接する転写可能位置とに移動可能に構成されている。なお、転写ローラ接離機構は、用紙5の幅方向において、用紙5の搬送経路59を挟んで両側に対向配置されており、転写可能位置では、中間転写ベルト51との間で搬送経路59を通過する用紙5を押圧するように構成されている。
そして、転写ローラ27は、印刷時には、後述するように、色毎の可視像が、中間転写ベルト51に順次転写される間は、待機位置に位置し、全ての可視像がベルト感光体33から中間転写ベルト51に転写され中間転写ベルト51上にカラー画像が形成された時に、転写可能位置に位置する。また、キャリブレーション処理時には、待機位置に位置するよう制御される。
また、この転写ローラ27は、図示しない転写バイアス印加回路によって、転写可能位置において、中間転写ベルト51に対して所定の転写バイアスが印加される。定着部29は、中間転写ベルト機構部25の後方に配置され、加熱ローラ61と、その加熱ローラ61を押圧する押圧ローラ63と、加熱ローラ61および押圧ローラ63の下流側に設けられる1対の搬送ローラ65とを備えている。加熱ローラ61は、外層がシリコンゴム、内層が金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えている。
次に、画像形成部9のベルト感光体機構部31について更に詳細に説明する。
第1ベルト感光体ローラ39は、4つの現像カートリッジ35の後方に対向配置され、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ35Yよりも下方に配置される。この第1ベルト感光体ローラ39は従動して回転するローラである。
第2ベルト感光体ローラ41は、この第1ベルト感光体ローラ39の垂直方向上方で、最上位に位置するブラック現像カートリッジ35Kよりも上方に配置される。この第2ベルト感光体ローラ41は、図示しないメインモータの駆動により図示しない駆動ギヤを介して回転駆動される。
第3ベルト感光体ローラ43は、前記第1ベルト感光体ローラ39の斜め後側上方に配置される。この第3ベルト感光体ローラ43は従動して回転するローラである。よって、これら第1ベルト感光体ローラ39、第2ベルト感光体ローラ41、及び第3ベルト感光体ローラ43は、三角形状に配置されている。
第2ベルト感光体ローラ41は、その近傍に配置されている電位付加器47により、ベルト感光体帯電器45の電源を用いて、+800ボルトの電位を付与される。また、第1ベルト感光体ローラ39と第3ベルト感光体ローラ43とは、導電性部材、例えばアルミニウムから成り、ベルト感光体33の後述する基材層と接するとともに、図示しないGND端子に接続している。つまり、第1ベルト感光体ローラ39と第3ベルト感光体ローラ43とは、それらが接する場所におけるベルト感光体33の電位をGNDに保つ。
ベルト感光体33は、第1ベルト感光体ローラ39、第2ベルト感光体ローラ41、及び第3ベルト感光体ローラ43に巻き回しされている。そして、第2ベルト感光体ローラ41が回転駆動されるとともに、第1ベルト感光体ローラ39及び第3ベルト感光体ローラ43が従動することにより、ベルト感光体33は、周回移動(反時計方向に周回移動)する。
このベルト感光体33は、厚さ0.08mmの基材層(導電性基材層)と、その片側に、厚さ25μmの感光層を備えたエンドレスベルトである。この基材層は、ニッケル電鋳法で形成されたニッケル導電体から成り、感光層は、ポリカーボネート系樹脂の感光体から成る。
図1に示す様に、ベルト感光体帯電器45は、ベルト感光体機構部31の下方であって、スキャナユニット21によるベルト感光体33への露光部分の上流側に、第1ベルト感光体ローラ39の近傍において、ベルト感光体33に接触しないように、所定の間隔を隔てて対向配置されている。このベルト感光体帯電器45は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、ベルト感光体33の表面を正極性に一様に帯電させるように構成されている。
電位勾配制御器49は、第2ベルト感光体ローラ41と第1ベルト感光体ローラ39の間に位置し、ブラック現像カートリッジ35Kよりも上方において、ベルト感光体33の基材層に接している。この電位勾配制御器49は、それが接する場所において、基材層の電位をGNDに落としている。
制御部80は、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROM及びRAMに記憶されたプログラムに基づいて、カラーレーザープリンタ1の各部を制御するものである。制御部80には、図2に示すように、上述した濃度検知センサ71、用紙の濃度を検出する用紙センサ82及び各種センサが電気的に接続されており、各種センサが得た情報に基づいて制御がなされるようになっている。また、インターフェース94を介してホストコンピュータ90と接続されており、ホストコンピュータ90からの画像データが制御部80によって取得されるように構成される。また、上述の画像形成部9も接続されており、制御部80からの電気的信号に基づいて画像形成部9の各部品が制御されるようになっている。
なお、制御部80(より具体的には制御部80を構成するRAMあるいはROM)は、後述するキャリブレーション処理に用いるデータを記憶している。また、制御部80(より具体的には制御部80を構成するRAM)は、キャリブレーション処理を実行した結果、生成される補正データを記憶可能に構成されている。なお、制御部80は、特許請求の範囲に記載の補正手段、濃淡特性確認手段、濃度パッチ設定手段、調整手段、変化確認手段、色別変化確認手段に相当する。
次に、カラーレーザープリンタ1の印刷時の動作を説明する。これらの動作は、制御部80が各部を制御することにより実現される。
(1)給紙部7の給紙トレイ11に収容された用紙5のうち、最上位のものには給紙ローラ13が押圧されており、その給紙ローラ13の回転によって、用紙5は1枚毎に取り出される。取り出された用紙5は、搬送ローラ15およびレジストローラ17により、画像形成位置に給紙される。尚、給紙される用紙5には、レジストローラ17によって、所定のレジストが実行される。
(2)ベルト感光体33の表面は、ベルト感光体帯電器45により一様に正帯電された後、画像データに基づき、スキャナユニット21からのレーザービームの高速走査により露光される。露光された部分では、帯電が解消されるので、ベルト感光体33の表面には、前記画像データに従って、正帯電された部分と、帯電されていない部分とが配置された静電潜像が形成される。
この時、第1ベルト感光体ローラ39及び第3ベルト感光体ローラ43は、それらが当接するベルト感光体33の基材層に給電し、その当接部の電位をGNDに維持する。
静電潜像が形成されたベルト感光体33に、イエロー離間用ソレノイド38Yによって、現像カートリッジ35のうちの、イエロー現像カートリッジ35Yを水平方向後方に移動させて、イエロー現像カートリッジ35Yの現像ローラ37を、静電潜像が形成されたベルト感光体33に接触させる。
イエロー現像カートリッジ35Yに収容されるイエローのトナーは、正に帯電しており、ベルト感光体33上において、帯電していない部分にのみ付着する。その結果、ベルト感光体33上に、イエローの可視像が形成される。
この時、マゼンタ現像カートリッジ35M、シアン現像カートリッジ35Cおよびブラック現像カートリッジ35Kは、各離間用ソレノイド38M,38C,38Kによって水平方向前方に移動させて、ベルト感光体33から離間させておく。
ベルト感光体33上に形成されたイエローの可視像は、ベルト感光体33の移動により、中間転写ベルト51と対向した時に、中間転写ベルト51の表面に転写される。
この時、第2ベルト感光体ローラ41には、ベルト感光体帯電器45の電源により、順バイアス(+300Vの電位)を付加する。すると、導電性の基材層を介して、第2ベルト感光体ローラ41近傍の感光層も、+300Vの電位となる。そのため、正に帯電したイエローのトナーと感光層との間には反発力が生じ、中間転写ベルト51に転写され易くなる。
(3)上記と同様に、マゼンタについても、ベルト感光体33上に、静電潜像を形成し、続いて、マゼンタの可視像を形成し、更には、中間転写ベルト51にマゼンタの可視像を転写する。
つまり、再びベルト感光体33上に静電潜像を形成し、次に、マゼンタ現像カートリッジ35Mを、マゼンタ離間用ソレノイド38Mによって水平方向後方に移動させて、マゼンタ現像カートリッジ35Mの現像ローラ37を、ベルト感光体33に接触させるとともに、イエロー現像カートリッジ35Y、シアン現像カートリッジ35Cおよびブラック現像カートリッジ35Kを、各離間用ソレノイド38Y,38C,38Kによって水平方向前方に移動させて、ベルト感光体33から離間させておくことにより、マゼンタ現像カートリッジ35Mに収容させるマゼンタのトナーのみによってベルト感光体33にマゼンタの可視像が形成されると、そのマゼンタの可視像は、上記と同様にして、ベルト感光体33の移動により、そのマゼンタの可視像が中間転写ベルト51と対向した時に、すでにイエローの可視像が転写されている、中間転写ベルト51上に重ねて転写される。
このような同様の動作が、シアン現像カートリッジ35Cに収容されるシアンのトナーおよびブラック現像カートリッジ35Kに収容されるブラックのトナーによって繰り返され、これによって、中間転写ベルト51上にカラー画像が形成される。
(4)中間転写ベルト51上に形成されたカラー画像は、用紙5が中間転写ベルト51と転写ローラ27との間を通る間に、転写可能位置に位置された転写ローラ27によって、用紙5に一括転写される。
(5)画像形成部9の加熱ローラ61は、用紙5上に転写されたカラー画像を、用紙5が加熱ローラ61と押圧ローラ63との間を通過する間に熱定着させる。
そして、このように定着部29においてカラー画像が熱定着された用紙5は、搬送ローラ65によって1対の排紙ローラに搬送される。排紙ローラに送られた用紙5は、その排紙ローラによって本体ケーシング3の上部に形成される排紙トレイ上に排紙される。
このようにして用紙に、カラー印刷を行うことができる。
次に、上述したカラー印刷に先立って制御部80が主導することによって実行される印刷処理の流れについて図3のフローチャートを用いて説明する。本実施形態では、濃度の異なる複数のマークの群からなる濃度パッチを複数種類生成可能とされている。生成される濃度パッチは、例えば図8に示すようなものであり、図8では色別に構成された濃度の異なる複数のマークの群が濃度パッチとされている。具体的には、K(ブラック)色のマークK1、K2・・K5(途中K3、K4は省略)の群によりK色の濃度パッチが構成され、C(シアン)色のマークC1、C2・・C5(途中C3、C4は省略)の群によってC色の濃度パッチが構成されており、その他にもM(マゼンタ)色、Y(イエロー)色の濃度パッチが構成されている。なお、このような濃度パッチの具体的構成、生成方法等については後述する。そして、本実施形態では、印刷される画像の濃淡特性を確認し、その確認結果に基づいて、生成すべき濃度パッチの設定を行うように制御を行っている。
以下、この制御の流れについて具体的に説明する。
本実施形態のカラーレーザープリンタ1は、外部のホストコンピュータ90(図2)からの画像データを受信して印刷する構成をなしており、まず、図3に示すように、画像データを受信する(S110)。そして、キャリブレーション処理を行うか否かを選択する。キャリブレーション処理は、所定の条件が成立した場合に行うことができる。所定の条件としては、前回のキャリブレーションを行ってから所定期間経過しているか否か、前回のキャリブレーションを行ってから所定枚数印刷を行ったか否かといった条件などが挙げられる。本実施形態では、例えば、所定枚数毎にキャリブレーションを行うように条件設定されており、前回のキャリブレーションを行ってから所定枚数印刷を行ったか否かをS120にて判断する。ここで、既に所定枚数の印刷を行い、今回キャリブレーションを行う場合にはS120においてYESに進み、次いで、S130にてパッチデータ選択処理を行う。一方、今回キャリブレーションを行わない場合には、S120にてNOに進み色補正をせずにS170にて印字処理を行うこととなる。
S130のパッチデータ選択処理は、生成すべき濃度パッチを設定するための処理であり、具体的には、所定範囲における画像の濃度レベルを確認することにより、画像の濃淡特性を確認し、画像全体の濃度レベルが濃くなるにつれ、それに応じて濃度パッチが濃くなるように、或いは、濃度レベルが淡くなるにつれ、それに応じて前記濃度パッチが淡くなるように濃度パッチを設定している。まず、図4に示すように、S210にてユーザによる選択を行うか否かを判断する。ユーザによる選択を行う場合にはS250に進んでユーザによる設定処理を行い、そうでない場合にはS220にて濃淡特性確認処理を行い、確認された濃淡特性に基づいてパッチデータを設定する(S230)。
本実施形態のカラーレーザプリンタ1では、上述したように複数色のトナーを用いて画像の形成を行うように構成されているが、ここでは、印刷すべき画像についての各トナー色毎の濃淡特性を確認し、各トナー色毎の濃淡特性に基づいて、濃度パッチをトナー色毎に設定している。具体的には、S220における濃淡特性確認処理、S230のパッチデータの選択をトナー色毎に行い、全てのトナー色に関してS220、S230の処理が終了した場合にS240にてYESに進み、そうでない場合にはS220、S230の処理を繰り返すようにしている。
S220の濃淡特性確認処理では、所定の確認範囲における画像データに含まれる濃度情報に基づいて画像の濃淡特性を確認する。ここで、「所定の確認範囲」とは、1ジョブあたりの画像データであってもよく、1ページあたりの画像データであってもよい。また、1ページ内の所定範囲に絞って画像の濃淡特性を確認してもよい。そして、画像データは、画素別に構成される複数の画素データを有してなり、各画素データには各画素における濃度情報(画素濃度情報)が含まれている。図5(a)に示すように、ある画素データ(ここでは画素データA)に含まれる画素濃度情報は、当該画素についてのトナー色毎の濃度を特定可能に構成されている。即ち、ある画素データを調べれば当該画素についての各トナー色の濃度情報を取得できるようになっている。図5(a)では、画素データAに関し、トナー色(C,M,Y,K)に対応してそれぞれの濃度(45,
60,50,125)が特定されている様子を説明している。そして、このように構成される画素濃度情報に基づき、画素データをトナー色毎に複数の濃度範囲に分類して濃度分布を調べ、当該確認範囲において画素が最も多く属している濃度範囲を確認する。図5(b)はその確認結果の一例を示しており、シアンに関しての濃度情報を画素毎に調べた結果を示している。ここでは、シアン成分に関して、128〜191の濃度範囲に該当する画素数が最も多くなっている。
このようにして得られた濃淡特性に基づき、S230において濃度パッチを設定する。具体的には、属する画素の数が最も多い濃度範囲に基づいて濃度パッチを設定する。図6では、濃度範囲と選ぶべきパッチデータの種類とが対応付けられており、図5(b)のように、128〜191の濃度範囲が最も集中している場合には、当該トナー色について種類Cの濃度パッチが選択されることとなる。
濃度パッチの種類は、図7(a)に示すようなものが挙げられ、ここでは、画素が集中している濃度範囲の濃度が濃いほど選択される濃度パッチも濃くなるように対応付けられている。即ち、図6にて示される種類Dが選ばれる場合(即ち濃度が濃い画素が最も多かった場合)には、全体的に画像が濃くなるため、図7(a)のDのように濃い濃度パッチが選ばれるようになっている。逆に図6の種類Aのように淡い濃度が最も多かった場合には全体的に画像が淡くなるため図7(a)のAのように淡い濃度パッチが設定される。
なお、本実施形態では、ある濃度範囲の全体に占める割合(全体の画素数のうちの範囲の画素数の割合)が所定の値(ここでは30%)を超えていた場合に濃度範囲に偏りがあるものとしてその超えている濃度範囲に対応した濃度パッチが選ばれる(超えている濃度範囲が複数ある場合には画素数が最も多い濃度範囲に対応した濃度パッチが選ばれる。一方、いずれも所定の値を超えていない場合には、偏りがあまりないものとして種類Eが選ばれ、図7に示すように、濃度に偏りがない濃度パッチが選択されるようになっている。また、デフォルトの場合には、種類Fが選択されるようになっている。
図4に戻り、S240において、トナー色の全ての色成分についてS220、S230の処理を行ったか否かを判断し、全て行っていない場合にはNoに進んで残りの色成分についてS220、S230の処理を行う。このようにして、トナー色毎に独立して濃度パッチが設定されることとなる。一方、全て行った場合にはS240にてYesに進み当該処理を終了する。
また、S210にてユーザによる設定処理が選択される場合には、S210にてYesに進み、S250においてユーザ設定処理が実施される。ユーザ設定処理では、入力手段に相当する操作パネル92によってユーザから入力される設定情報に基づき、生成する濃度パッチが設定される。ここでは、ユーザによる設定が、トナー色毎に行えるようになっている。具体的には、各トナー色に対応した設定情報を入力できるように構成されており、そのトナー色毎に入力される設定情報に基づいて、濃度パッチがトナー色毎に設定される。例えば、イエロー成分に関しては図4(a)のうちのAを選択し、シアン成分についてはCを選択するといった選択情報をユーザが入力できるように構成することができる。
そして、図3に戻り、S130のパッチデータ選択処理が終わると、S140において、画像の濃淡特性についての前回からの変化を確認する。ここでは、画像の濃淡特性についての前回からの変化が、予め定められた条件を満たした場合に濃度パッチを生成し、満たさない場合には濃度パッチを生成しないようにしている。具体的には、「前回用いられた濃度パッチの種類と、今回設定された濃度パッチの種類とが全トナー色成分について同一ではない」ということを変化条件としており、変化条件を満たさない場合(即ち、濃度パッチにおいて全トナー色成分について同一の種類が選択された場合)にはS140にてNoに進み、濃度パッチを生成せず、キャリブレーション処理を行わない。一方、変化条件を満たす場合、即ち、少なくともいずれか1つの色成分において異なる種類の濃度パッチが設定された場合にはS140にてYesに進み、設定された濃度パッチに基づいて補正テーブルが作成される(S150)。なお、前回の濃淡特性(具体的には前回用いられた濃度パッチの種類)は例えばRAM等の揮発性メモリ、或いはやEEPROM等の不揮発性メモリなどに記憶しておくことができ、濃度パッチの種類の変更があるごとに書き換えるようにすることができる。
S150では、キャリブレーションが行われ、補正テーブルの生成が行われる。ここでは、上記のように設定された濃度パッチを形成させる。このステップで行われることは、カラー印刷処理の過程のうち上記(1)〜(3)である。つまり、中間転写ベルト51上に濃度パッチが形成され、用紙5に印刷される前の状態である。具体的な濃度パッチは、図8に示すようなパッチ列100である。このパッチ列100は、直線的につながり、中間転写ベルト51の周回移動方向に沿って一周長以内に収まるように中間転写ベルト51上に形成される。なお、このパッチ列は、上述したように、色別に構成された濃度パッチが組み合わさって構成されている。具体的には、K色のマークK1、K2・・K5(途中K3、K4は省略)によりK色の濃度パッチが構成され、C色のマークC1、C2・・C5(途中C3、C4は省略)によってC色の濃度パッチが構成されており、その他にもM色、Y色の濃度パッチが構成されているが、各色の濃度パッチの1番目が102、2番目が103といった具合に配列されている。また、このパッチ列では、K色については図7(a)に示す種類A、C色については種類B、M色については種類A、Y色については種類Cの濃度パッチが用いられ、これらが列状に構成されている。
そして、パッチ列100が形成されると、パッチ列100の各濃度を測定させる。これは、中間転写ベルト51を周回移動させて濃度検知センサ71が中間転写ベルト51上のパッチ列100を測定することによって行われる。なお、中間転写ベルト51の周回移動方向に沿って一周長以内に収まるようにパッチ列100が形成されているため、中間転写ベルト51を一周させるだけで、濃度検知センサ71はパッチ列100の全パッチの濃度を測定することができる。
そして、中間転写ベルト51上のパッチを実測して得た濃度値(K色であれば0%,10%,15%,20%,25%,30%階調)から推測される印刷媒体上の濃度値を用い、従来から知られた補間手法(例えば直線補間や二次曲線補間)によって0%から100%まで256等分した階調に対応する印刷媒体上の濃度値を算出する。そして、これらの各濃度値が理想濃度となるように補正データを算出し(S150)、算出した補正データを制御部80が記憶し、キャリブレーション処理を終了する。本実施形態では、画像データが淡い傾向にある場合には、濃度パッチを上記K色の設定のように淡く設定し、画像データが濃い傾向にある場合には、濃度パッチを濃く設定するようにしている。例えば、K色のように画像データが全体的に淡い特性を有する場合(全体的に淡い傾向の場合)、淡い濃度範囲については、濃度パッチの実測値が重点的に多く用いられ、一方、濃い濃度範囲については、実測値から推測される推測値が用いられることとなる。この場合、淡い濃度範囲においては実測値や実測値に基づく補間値が用いられるため、推測値を用いる場合と比較してより精度が高くなり、ひいてはその重点化された淡い範囲について補正精度が高くなる。
なお、実測値を用いて精度を高くしたいのであればマークの数を多くするという方法が想定されるが、マーク数をむやみに多くすると、例えば、中間転写ベルト51に形成されるマークがこの中間転写ベルト51の一周長以内に収まりきらなくなってしまい、マーク形成の際、或いはマーク測定の際に中間転写ベルト51を何回転もさせなければならないなどといった問題が生じ、マーク形成処理、マーク測定処理において多大な時間が必要となってしまう。しかしながら、本発明によれば、マーク数を増やし過ぎないようにして処理遅延を効果的に抑制でき、かつ精度を効果的に高めることができる。
キャリブレーション処理終了後は、補正データに基づいてレーザービームのパルス幅の調整、各現像ローラ37やベルト感光体帯電器45に印加する電圧の調整等を行い、印刷時の各色の濃度が補正され(S160)、その補正されたデータに基づいて印刷処理がなされることとなる(S170)。なお、本実施形態ではS140及び制御部80が、特許請求の範囲でいう変化確認手段に相当する。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図9及び図10を参照しつつ説明する。
実施形態2の画像形成装置は、被記録媒体に相当する用紙の濃度情報を取得する濃度情報取得手段と、濃度情報取得手段による取得結果に基づいて画像の濃淡を調整する調整手段とを備えており、被記録媒体の濃度情報に基づい濃度パッチの設定がなされるようになっている。ここでは、図1、図2に示す用紙センサ82が濃度情報取得手段に相当しており、この用紙センサによって用紙の濃度を検出するようにしている。
図9には、本実施形態におけるパッチデータ選択処理の流れを示している。S310ないしS350の処理は図4のS210ないしS250の処理とほぼ同様である。本実施形態では、さらに、S360において用紙の濃度を考慮した設定を行うか否かを判断する(例えば、ユーザの入力などによって行うか否かの設定を記憶するようにしておき、それに基づいて判断するような構成が挙げられる)。、行う場合にはYesに進み、行わない場合にはNoに進んで終了する。なお、S360の処理を設けずに無条件にS370に移行するようにしてもよい。
S370では、用紙センサ82によって用紙の濃度を検出することにより用紙濃度情報を取得する。そして、その取得された濃度情報に基づいてS310ないしS340にて設定されているパッチデータの補正を行う(S380)。具体的には、例えば、各トナー色について既に設定されているそれぞれの濃度パッチの濃度範囲を図10に示すようにシフトさせることができる。例えば、取得された用紙のイエロー成分の濃度値が255段階中70であった場合、対応する値を全体的に10%増やす。例えば、イエロー成分について種類A(10%,15%、20%、25%、30%)の濃度パッチが設定されていた場合、全体的に10を加算し、(20%、25%、30%、35%、40%)といった濃度パッチにシフトさせる。このようなシフトを全てのトナー色に関して行い、そのシフトした濃度パッチを最終的なものとして設定する。
また、本実施形態では、図3のS160におけるデータ補正の際に、用紙の濃度を考慮した画像データの補正を行うようにしている。具体的には、用紙の濃度が濃くなるにつれ、それに応じて画像の濃度が濃くなり、用紙の濃度が濃くなるにつれ、それに応じて画像の濃度が淡くなるように、画像の濃淡特性の調整を行うようにしている。即ち、用紙の濃度が濃い場合には、画像が全体的に濃くなり、用紙が淡い場合には画像が全体的に淡くなるように調整がなされる。一方、S130のパッチデータ選択処理では、そのように調整されることを考慮した濃度パッチの設定がなされるため、画像の濃淡特性を反映した精度高い補正が可能となる。
なお、S380のパッチデータの補正処理では、別の処理方法を用いてもよい。例えば、トナー色と同一又は類似の色の用紙が用いられる場合に、その用紙と同一又は類似のトナー色に関する濃度パッチを全体的に濃くするように補正を行ってもよい。
<実施形態3>
次に、図11を参照し、実施形態3について説明する。
実施形態11では、前回濃度パッチを生成した際の画像の濃淡特性をトナー色毎に記憶手段(RAM等)に記憶しておき、トナー色毎の前回の前記濃淡特性と、前記各トナー色の濃淡特性とに基づいて、前記各トナー色の濃淡特性についての前回からの変化を確認する。そして、各トナー色の濃淡特性についての前回からの変化が、特定の変化条件を満たすか否かをトナー色毎に判断し、満たすトナー色については濃度パッチを生成し、満たさないトナー色については濃度パッチを生成しないようにする。ここでいう「特定の変化条件」とは、同一のトナー色について、前回用いた濃度パッチの種類と、今回設定された濃度パッチの種類が異なる」いうことであり、条件を満たす場合、即ち異なる場合には、そのトナー色については濃度パッチを生成せずにキャリブレーション処理を行わないようにする。
一方、前回用いた濃度パッチの種類と、今回設定された濃度パッチの種類が異なるトナー色についてはS450において濃度パッチを生成してキャリブレーション処理を行い、S450において実施形態1のS150(図3)と同様の処理を行う。そして、前回用いた濃度パッチの種類と、今回設定された濃度パッチの種類が異なるトナー色について全てキャリブレーション処理及び補正テーブルの生成を行った場合にはS470においてS160(図3)と同様のデータ補正を行うこととなる。
<実施形態4>
次に、実施形態4として他の方式のカラーレーザープリンタの実施例について説明する。なお、説明するにあたり、本発明に直接関連しない広く知られた一般的な構成部分及びその動作については説明を省略することを断っておく。
まず、高速な印刷が可能なことを特徴とする、タンデム方式と呼ばれるカラーレーザープリンタの場合を取り上げる。図11は、本発明が適用されたタンデム方式のカラーレーザープリンタ200の主要部概略断面図である。カラーレーザープリンタ200は、プロセス部210、中間転写ベルト217、濃度検知センサ219及び制御部221を備える。
プロセス部210は、CMYKの各色に対応するように4つから構成され、各プロセス部210は、スキャナユニット211、感光ドラム213、現像カートリッジ215等から構成される。このプロセス部210は、中間転写ベルト217にトナー像を形成する。
中間転写ベルト217は、当該ベルトが略一周だけ周回動作する間にプロセス部210によってトナー像が形成され、その後、形成されたトナー像を用紙に転写する。濃度検知センサ219は、赤外領域の光を発光する光源と、光源を中間転写ベルト217上に照射するレンズと、その反射光を受光するフォトトランジスタから構成され、中間転写ベルト217上のトナー像の濃度を測定する。
制御部221は、カラーレーザープリンタ200の各部を統括して制御し、印刷処理(図3や図11)やパッチデータ選択処理(図4や図9)を実行する。この印刷処理は、上記実施例のカラーレーザープリンタ1と同様の印刷処理(図3や図11)であり、プロセス部210が中間転写ベルト217に濃度パッチを形成し、中間転写ベルト217に形成された濃度パッチの濃度を濃度検知センサ219が測定する。そして、その後、上記実施例の印刷処理と同様のステップを実行して、制御部221が補正データを生成して記憶する。
したがって、このタンデム方式のカラーレーザープリンタ200も、上記実施例のカラーレーザープリンタ1(4サイクル方式)と同様の効果が得られる。
次に、上記タンデム方式よりもさらに高速印刷が可能なダイレクトタンデム方式と呼ばれるカラーレーザープリンタを取り上げる。図12は、本発明が適用されたダイレクトタンデム方式のカラーレーザープリンタ300の主要部概略断面図である。カラーレーザープリンタ300は、プロセス部310、搬送ベルト317、濃度検知センサ319及び制御部321を備える。
プロセス部310は、CMYKの各色に対応するように4つから構成され、各プロセス部310は、スキャナユニット311、感光ドラム313、現像カートリッジ315等から構成される。このプロセス部310は、用紙に直接トナー像を形成する。
搬送ベルト317は、用紙を搬送させるベルトであり、用紙はこのベルトによって搬送されている間に、プロセス部310によってトナー像が形成される。
濃度検知センサ319は、赤外領域の光を発光する光源と、光源を搬送ベルト317上に照射するレンズと、その反射光を受光するフォトトランジスタから構成され、搬送ベルト317上のトナー像の濃度を測定することができる。
制御部321は、カラーレーザープリンタ300の各部を統括して制御し、印刷処理(図3や図11)やパッチデータ選択処理(図4や図9)を実行する。この印刷処理は、上記実施例のカラーレーザープリンタ1と同様の印刷処理(図3や図11)であるが、用紙を搬送ベルト317によって搬送させずに搬送ベルト317上に濃度パッチを形成する。そして、搬送ベルト317上に形成されたトナー像を濃度検知センサ319が測定し、その後、上記実施例の印刷処理と同様のステップを実行して、制御部321が補正データを生成して記憶する。
したがって、このダイレクトタンデム方式のカラーレーザープリンタ300も、上記実施例のカラーレーザープリンタ1(4サイクル方式)と同様の効果が得られる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、被記録媒体の濃度情報を取得する濃度情報取得手段として用紙センサ82を用いた構成を例に挙げたが、ユーザからの情報入力によって被記録媒体の濃度情報を取得するように構成してもよい。例えば、所定の入力手段によってユーザが用紙の色や濃度を入力した場合に、その入力情報に応じた濃度パッチが設定されるように構成してもよい。
(2)上記実施形態では、画像データに基づいて画像の濃淡特性を確認する構成、画像データと用紙の濃度との双方に基づいて画像の濃淡特性を確認する構成をそれぞれ示したが、画像データを考慮せずに用紙の濃度に基づいて画像の濃淡特性を確認してもよい。例えば、図9に示すパッチデータ選択処理において、S320〜S340を省略するような流れをとることができる。一例としては、基準となるある濃度パッチを用意しておき、用紙の色を考慮してその基準濃度パッチをシフトさせるような構成が考えられる。例えば(20%、30%、40%、50%、60%)といった基準濃度パッチを予め用意しておき、用紙濃度に基づいて図10のような加算を行うような設定が考えられる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置として4サイクル方式のカラーレーザープリンタを例示する概略断面図 図1のカラーレーザプリンタの電気的構成を概念的に示すブロック図 印刷処理の一例を示すフローチャート パッチデータ選択処理の一例を示すフローチャート 画素データについて説明する説明図、及び特定トナー色に関する濃淡特性について説明する説明図 濃淡特性と濃度パッチとの対応付けを例示する説明図 複数種類の濃度パッチについて例示する説明図 濃度パッチの一例を概念的に示す説明図 パッチデータ選択処理について図4とは異なる例を示すフローチャート 用紙濃度と濃度パッチの調整度合との対応について説明する説明図 印刷処理について図3とは異なる例を示すフローチャート タンデム方式のカラーレーザープリンタの概略断面図 ダイレクトタンデム方式のカラーレーザープリンタの概略断面図
符号の説明
1…カラーレーザプリンタ(画像形成装置)
9…画像形成部(印刷手段、パッチ生成手段)
71…濃度検知センサ(濃度測定手段)
80…制御部(補正手段、濃淡特性確認手段、濃度パッチ設定手段、調整手段、変化確認手段、色別変化確認手段、記憶手段)
82…用紙濃度センサ(濃度情報取得手段)
92…操作パネル(入力手段)

Claims (17)

  1. 濃度の異なる複数のマークの群からなる濃度パッチを複数種類生成可能なパッチ生成手段と、
    前記パッチ生成手段が生成した前記濃度パッチの濃度を測定する濃度測定手段と、
    前記濃度測定手段によって測定された前記濃度パッチの濃度に従って濃度補正を行う補正手段と、
    前記補正手段による濃度補正結果に基づいた画像を被記録媒体上に印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段により印刷される前記画像の濃淡特性を確認する濃淡特性確認手段と、
    前記濃淡特性確認手段による確認結果に基づいて、前記パッチ生成手段が生成すべき前記濃度パッチを設定する濃度パッチ設定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記濃淡特性確認手段は、前記画像における所定範囲の濃度レベルを確認することにより、前記画像の前記濃淡特性を確認し、
    前記濃度パッチ設定手段は、前記濃度レベルに応じた濃度となるように前記濃度パッチを設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記被記録媒体の濃度情報を取得する濃度情報取得手段と、
    前記濃度情報取得手段による取得結果に基づいて前記画像の濃淡を調整する調整手段とを備え、
    前記濃淡特性確認手段は、前記被記録媒体の濃度情報に基づいて前記画像の濃淡特性を確認することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記調整手段は、前記被記録媒体の濃度が濃くなるにつれ前記画像の濃度が濃くなるように、かつ前記被記録媒体の濃度が淡くなるにつれ前記画像の濃度が淡くなるように、前記被記録媒体の濃度に応じて前記画像の前記濃淡特性を調整し、
    前記濃度パッチ設定手段は、前記被記録媒体の濃度が濃くなるにつれ前記濃度パッチの濃度が濃くなるように、かつ前記被記録媒体の濃度が淡くなるにつれ前記濃度パッチの濃度が淡くなるように、前記被記録媒体の濃度に応じて前記濃度パッチの濃度を設定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 当該画像形成装置の外部から画像データを受信する受信手段を有し、
    前記印刷手段は、前記濃度補正結果と前記画像データとに基づいて前記画像を前記被記録媒体上に印刷するように構成され、
    前記濃淡特性確認手段は、前記画像データに含まれる濃度情報に基づいて前記画像の濃淡特性を確認することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像データは、画素別に構成される複数の画素データを有してなり、
    前記画素データは、当該画素における画素濃度情報を有してなり、
    前記濃淡特性確認手段は、前記画像データに含まれる複数の前記画素濃度情報に基づいて前記画像の濃淡特性を確認することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記濃淡特性確認手段は、前記画像データに含まれる複数の前記画素データの前記画素濃度情報に基づき、前記画素データを複数の濃度範囲に分類して前記画像データの濃度分布を調べると共に、当該画像データにおける所定の確認範囲において、画素データが最も多く属する濃度範囲を確認し、
    前記濃度パッチ設定手段は、その画素データが最も多く属する濃度範囲に基づいて前記濃度パッチを設定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は複数色のトナーを用いて前記画像の形成を行うカラー画像形成装置であり、
    前記濃淡特性確認手段は、各トナー色の濃淡特性を確認することにより、前記画像の濃淡特性を確認し、
    前記パッチ生成手段は、トナー色毎に前記濃度パッチを生成可能とされ、かつ前記各トナー色の濃淡特性に基づいて、前記濃度パッチをトナー色毎に設定することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記パッチ生成手段は、前記濃淡特性確認手段による確認結果が、予め定められた条件を満たした場合に前記濃度パッチを生成し、満たさない場合には前記濃度パッチを生成しないことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前回濃度パッチを生成した際の前記画像の前記濃淡特性を記憶する記憶手段と、
    前回の前記濃淡特性と、前記濃淡特性確認手段による前記確認結果とに基づいて前記画像の濃淡特性についての前回からの変化を確認する変化確認手段とを有し、
    前記パッチ生成手段は、前記画像の濃淡特性についての前回からの変化が、特定の変化条件を満たすか否かを判断し、満たす場合に前記濃度パッチを生成し、満たさない場合には前記濃度パッチを生成しないことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記パッチ生成手段は、前記各トナー色の濃淡特性が予め定められた条件を満たすか否かをトナー色毎に判断し、前記予め定められた条件を満たすトナー色について前記濃度パッチを生成し、満たさないトナー色については前記濃度パッチを生成しないことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  12. 前回濃度パッチを生成した際の前記画像の濃淡特性をトナー色毎に記憶する記憶手段と、
    トナー色毎の前回の前記濃淡特性と、前記各トナー色の濃淡特性とに基づいて、前記各トナー色の濃淡特性についての前回からの変化を確認する色別変化確認手段とを有し、
    前記パッチ生成手段は、前記各トナー色の濃淡特性についての前回からの変化が、特定の変化条件を満たすか否かをトナー色毎に判断し、満たすトナー色については前記濃度パッチを生成し、満たさないトナー色については前記濃度パッチを生成しないことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 被記録媒体の色情報を取得する取得手段と、被記録媒体の色に応じて画像の濃度を調整する調整手段とを備えた画像形成装置であって、
    濃度の異なる複数のマークの群からなる濃度パッチを複数種類生成可能なパッチ生成手段と、
    前記パッチ生成手段が生成した前記濃度パッチの濃度を測定する濃度測定手段と、
    前記濃度測定手段によって測定された前記濃度パッチの濃度に従って濃度補正を行う補正手段と、
    前記補正手段による濃度補正結果に基づいた画像を被記録媒体上に印刷する印刷手段と、
    前記被記録媒体の色情報に基づいて、前記パッチ生成手段が生成すべき前記濃度パッチを設定する濃度パッチ設定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記調整手段は、前記被記録媒体の濃度が濃くなるにつれ前記画像の濃度が全体的に濃くなるように、かつ前記被記録媒体の濃度が淡くなるにつれ前記画像の濃度が全体的に淡くなるように、前記被記録媒体の濃度に応じて前記画像の前記濃淡を調整し、
    前記濃度パッチ設定手段は、前記被記録媒体の濃度が濃くなるにつれ前記濃度パッチの濃度が濃くなるように、かつ前記被記録媒体の濃度が淡くなるにつれ前記濃度パッチの濃度が淡くなるように、前記被記録媒体の濃度に応じて前記濃度パッチの濃度を設定することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 濃度の異なる複数のマークからなる濃度パッチを複数種類生成可能なパッチ生成手段と、
    前記パッチ生成手段が生成した前記濃度パッチの濃度を測定する濃度測定手段と、
    前記濃度測定手段によって測定された前記濃度パッチの濃度に従って濃度補正を行う補正手段と、
    前記補正手段による濃度補正結果に基づいた画像を被記録媒体上に印刷する印刷手段と、
    前記パッチ生成手段は、所定の入力手段によりユーザから入力される設定情報に基づき、生成する濃度パッチを設定することを特徴とする画像形成装置。
  16. 前記入力手段により、前記画像の濃淡に関連する情報が前記設定情報として入力可能に構成されており、
    前記パッチ生成手段は、前記濃淡に関連する情報に基づいて前記濃度パッチを設定することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記画像形成装置は複数色のトナーを用いて画像形成可能なカラー画像形成装置であり、
    前記入力手段において、各トナー色に対応して前記設定情報を入力可能に構成されており、
    前記パッチ生成手段は、トナー色毎に前記濃度パッチを生成可能とされ、かつ前記設定情報に基づいて、前記濃度パッチをトナー色毎に設定変更可能とされたことを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の画像形成装置。
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