JP6139376B2 - 露光装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、露光装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置、例えば、プリンタは、画像形成ユニット、露光装置としてのLEDヘッド、転写ローラ、定着器、用紙カセット等を備え、前記画像形成ユニットは、感光体ドラム、帯電ローラ、現像器、クリーニングブレード、トナーカートリッジ等を備える。
前記画像形成ユニットにおいては、帯電ローラによって一様に帯電させられた感光体ドラムの表面がLEDヘッドによって露光されて、静電潜像が形成される。また、前記トナーカートリッジから画像形成ユニット本体内に供給されたトナーはトナー供給ローラによって現像ローラに供給され、現像ブレードによって現像ローラ上のトナーが薄層化される。そして、前記現像ローラ上のトナーが感光体ドラム上の静電潜像に付着させられ、該静電潜像が現像されて感光体ドラム上にトナー像が形成される。
前記用紙カセットから繰り出された用紙は、感光体ドラムと転写ローラとの間に形成された転写部に送られ、該転写部において転写ローラによってトナー像が転写された後、定着器に送られ、該定着器においてトナー像が定着させられて画像が形成される。
ところで、前記LEDヘッドは、複数のLED素子を複数のLEDチップにわたってライン状に並べることによって形成されたLEDアレイ、前記各LED素子を駆動するためのICドライバ、複数のレンズをライン状に並べることによって形成されたレンズアレイ等を備え、各LED素子を駆動することによって発生させられた光をレンズによって集束させ、感光体ドラムの表面に照射するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−178160号公報
しかしながら、前記従来のLEDヘッドにおいては、各LED素子の形状、特性等にばらつきがあったり、LEDチップの配列に微小なずれがあったり、レンズアレイの光学特性に周期的又は非周期的な変化があったりすると、形成された画像に、LED素子の配列方向に対して直角の方向に延びるすじ、帯等が発生し、画像品位が低下してしまう。
本発明は、前記従来のLEDヘッドの問題点を解決して、画像にすじ、帯等が発生するのを防止することができ、画像品位を向上させることができる露光装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の露光装置においては、複数の発光素子と、補正値が記録された記憶装置と、該記憶装置から前記補正値を読み出し、補正値に基づいて駆動変量を調整して前記各発光素子を駆動する素子駆動要素とを有する。
そして、前記補正値は、前記各発光素子を駆動したときの発光素子の光量を補正するための光量補正値、及びテスト用の画像形成装置によって形成された所定の画像パターンの画像を読取装置によって読み取ったときの前記所定の画像パターンの画像の濃度に基づいて算出された濃度補正値であり、前記記憶装置に記録される。
本発明によれば、露光装置においては、複数の発光素子と、補正値が記録された記憶装置と、該記憶装置から前記補正値を読み出し、補正値に基づいて駆動変量を調整して前記各発光素子を駆動する素子駆動要素とを有する。
そして、前記補正値は、前記各発光素子を駆動したときの発光素子の光量を補正するための光量補正値、及びテスト用の画像形成装置によって形成された所定の画像パターンの画像を読取装置によって読み取ったときの前記所定の画像パターンの画像の濃度に基づいて算出された濃度補正値であり、前記記憶装置に記録される。
この場合、補正値が記憶装置に記録されるので、画像形成装置によって補正値に基づいて発光素子を駆動し、画像を形成すると、各発光素子の形状、特性等にばらつきがあったり、発光素子を備えたチップの配列に微小なずれがあったり、レンズアレイの光学特性に周期的又は非周期的な変化があったりしても、画像に、発光素子の配列方向に対して直角の方向に延びるすじ、帯等が発生することがなく、画像品位を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態における補正値算出装置の制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。 本発明の第1の実施の形態におけるLEDヘッドの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における補正値算出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における濃度補正値を算出する際に使用される画像パターンの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における画像パターンを説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態における濃度比の分布の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における濃度調整値を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態における第1の濃度調整値の分布の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における第2の濃度調整値の分布の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における濃度補正値の設定方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における光量補正が行われた後の光量比の分布の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における濃度補正値の分布の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における濃度補正が行われた後の光量比の分布の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における補正値算出装置の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における補正値算出装置の動作を示す第2のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。
図に示されるように、プリンタ10は、媒体としての用紙Pを収容する媒体収容部としての用紙カセット11、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Bk、画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Bkの像担持体としての各感光体ドラム21と対向させて配設され、潜像としての静電潜像を形成する露光装置としての、かつ、印字ヘッドとしてのLEDヘッド30、前記画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Bkの下方に配設された転写ユニットu1、定着装置としての定着器17等を備える。
前記用紙カセット11の前端に繰出部材としてのホッピングローラ12が配設され、該ホッピングローラ12を回転させることによって、用紙カセット11に収容された用紙Pは、1枚ずつ図示されない媒体搬送路に繰り出され、該媒体搬送路において搬送ローラ対13及び搬送ローラ14によって搬送される。
前記画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Bkは、回転自在に配設された前記感光体ドラム21のほかに、感光体ドラム21に当接させて回転自在に配設され、感光体ドラム21の表面に電荷を付与し、表面を一様に帯電させる帯電装置としての帯電ローラ22、前記静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させ、現像剤像としてのトナー像を形成する現像装置としての現像器24、該現像器24にトナーを供給する現像剤収容部としてのトナーカートリッジ25、先端を感光体ドラム21に当接させて配設され、トナー像の転写後に感光体ドラム21の表面に残留したトナーを掻き取るクリーニング部材としてのクリーニングブレード23等を備える。前記各トナーカートリッジ25に収容される各色のトナーは、色材としての顔料を含む樹脂から成る。なお、前記LEDヘッド30の各LED素子は、帯電ローラ22によって一様に帯電させられた感光体ドラム21の表面を、画像データに基づいて選択的に照射し、前記静電潜像を形成する。
また、前記転写ユニットu1は、第1の転写用のローラとしての駆動ローラr1、第2の転写用のローラとしての従動ローラr2、前記駆動ローラr1及び従動ローラr2によって走行自在に張設され、走行に伴って用紙Pを搬送する転写ベルト41、該転写ベルト41を介して各感光体ドラム21と対向させて配設された転写ローラ40等を備え、前記画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Bkの各感光体ドラム21と各転写ローラ40との間に、各色の転写部が形成され、該各転写部において各色のトナー像が用紙Pに転写される。
そして、定着器17は、第1の定着用のローラとしての加熱ローラRh及び第2の定着用のローラとしての加圧ローラRpを備え、用紙Pに転写されたカラーのトナー像を加熱し、加圧することによって定着させ、カラー画像を形成する。
前記媒体搬送路における定着器17より下流側に、搬送ローラ対15が、該搬送ローラ対15より下流側に排出ローラ対16が配設され、カラー画像が形成された用紙Pは搬送ローラ対15によって搬送された後、排出ローラ対16によってプリンタ10の本体、すなわち、装置本体外に排出され、スタッカ18に積載される。
前記帯電ローラ22、転写ローラ40等には図示されない電源装置によって所定の電圧が印加される。また、感光体ドラム21には画像形成用の駆動部としての図示されないドラムモータから、駆動ローラr1には搬送用の駆動部としての図示されない搬送モータから、加熱ローラRhには定着用の駆動部としての図示されない定着モータから、それぞれ所定のギヤ等を介して回転が伝達させられる。
なお、プリンタ10は、上位装置としてのホストコンピュータから印刷データを受信する図示されない外部インタフェース、プリンタ10の全体の制御を行う図示されない制御部等を有する。該制御部は、外部インタフェースを介してホストコンピュータから印刷データを受信すると、印刷データを編集して画像データを生成し、画像データを制御信号と共に各LEDヘッド30に送る。
次に、前記構成のプリンタ10の動作について説明する。
まず、前記電源装置によって帯電ローラ22に電圧が印加されると、感光体ドラム21に電荷が付与され、感光体ドラム21の表面が一様に帯電させられる。感光体ドラム21が回転させられ、帯電させられた部分がLEDヘッド30と対向する位置に到達すると、LEDヘッド30が感光体ドラム21を露光し、感光体ドラム21の表面に静電潜像を形成する。続いて、感光体ドラム21の表面における静電潜像が形成された部分が現像器24と対向する位置に到達すると、現像器24は静電潜像にトナーを付着させ、静電潜像を現像してトナー像を形成する。
一方、用紙カセット11に収容された用紙Pは、ホッピングローラ12によって前記媒体搬送路に繰り出され、搬送ローラ対13及び搬送ローラ14によって搬送され、続いて、前記転写ベルト41の走行に伴って前記各転写部に送られる。
そして、回転に伴って、各感光体ドラム21におけるトナー像が形成された部分が転写部に到達すると、前記電源装置によって各転写ローラ40に電圧が印加され、各転写ローラ40は、各色のトナー像を順次重ねて用紙Pに転写し、カラーのトナー像を形成する。
続いて、用紙Pは定着器17に送られ、該定着器17において、カラーのトナー像が、加熱ローラRhによって加熱され、加圧ローラRpによって加圧されて用紙Pに定着させられ、これにより、カラー画像が形成される。
そして、カラー画像が形成された用紙Pは、搬送ローラ対15によって更に搬送され、排出ローラ対16によって装置本体外に排出され、スタッカ18に積載される。
次に、前記LEDヘッド30について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態におけるLEDヘッドの斜視図である。
図において、30は長尺状の形状を有するLEDヘッド、31は複数のレンズ32を備えたレンズユニット、33は基板、34は複数の発光素子としてのLED素子、35はLEDチップ、36は前記レンズユニット31、基板33、LEDチップ35等を保持するホルダ、37は該ホルダ36に形成され、前記各レンズ32と各LED素子34との距離を所定の値に維持するための規制部である。なお、前記基板33には、各LEDチップ35に対応させて図示されない素子駆動要素としてのICドライバが取り付けられる。
前記LEDチップ35及びICドライバは、複数並べて、かつ、互いに隣接させて基板33に取り付けられる。各LEDチップ35は、前記LED素子34を備え、各LED素子34は複数のLEDチップ35にわたり、ライン状に並べて配設され、LEDアレイを形成する。また、前記レンズユニット31の前記各レンズ32は、2列のライン状に並べて配設され、前記LEDアレイと平行なレンズアレイを形成する。
なお、前記LEDアレイ及びレンズアレイの配列方向はY方向であり、前記LEDアレイ及びレンズアレイの配列方向に対して直角の方向はX方向であり、前記LEDアレイ及びレンズアレイから前記感光体ドラム21(図2)に向く方向はZ方向である。また、感光体ドラム21は回転軸がY方向になるように配設され、用紙Pは前記各転写部をX方向に搬送され、各LED素子34が発生させた光が感光体ドラム21に照射される。したがって、Y方向はLEDヘッド30の主走査方向になり、X方向はLEDヘッド30の副走査方向になり、Z方向はLEDヘッド30の光軸方向になる。
本実施の形態において、LEDヘッド30は600〔dpi〕の解像度を有し、LEDアレイのLED素子34は、1〔インチ〕(約25.4〔mm〕)当たり、600個配設される。そして、各LED素子34の配列ピッチPDは0.02117〔mm〕である。また、一つのLEDチップ35は192個のLED素子34を備える。
前記制御部から画像データが制御信号と共にLEDヘッド30に送られ、前記ICドライバが、制御信号に基づいて、画像データに対応させてLED素子34を選択的に駆動すると、LED素子34は画像データに対応する光量で光を発生させる。LED素子34によって発生させられた光は、レンズユニット31に送られ、各レンズ32によって集束され、感光体ドラム21の表面を照射する。
ところで、LEDヘッド30における各LED素子34の光量にばらつきがあると、プリンタ10によって形成された画像の濃度にばらつきが生じるので、プリンタ10の製造時に各LED素子34の光量を補正するようにしている。この場合、装置本体に搭載される前のLEDヘッド30において、各LED素子34を順次駆動し、各LED素子34の光量を検出し、光量が一定の値になるように、各LED素子34を駆動するときの駆動電流、駆動時間等の駆動変量、本実施の形態においては、駆動電流を調整するための補正値(以下「光量補正値ε」という。)を算出し、前記基板33に取り付けられた第1の記憶装置としての図示されないROMに記録するようにしている。
したがって、LEDヘッド30を装置本体に搭載し、LED素子34を駆動して画像を形成する際に、ICドライバによって前記ROMから前記光量補正値εが読み出され、光量補正値εに基づいて駆動電流が調整されることによって、LED素子34の光量が補正されるので、画像の濃度にばらつきが生じるのを抑制することができる。
ところが、LEDヘッド30において、各LED素子34の形状、特性等にばらつきがあったり、LEDチップ35の配列に微小なずれがあったり、レンズアレイの光学特性に周期的又は非周期的な変化があったりした場合に、そのまま各LED素子34を駆動して画像を形成すると、画像にX方向に延びるすじ、帯等が発生し、画像品位が低下してしまう。
そこで、本実施の形態においては、LEDヘッド30をテスト用のプリンタに搭載し、テスト用のプリンタによって所定の画像パターンの画像を形成し、形成された画像を読取装置としてのスキャナによって読み取り、読み取られた画像の濃度に基づいて、前記光量補値εとは別の補正値(以下「濃度補正値Q1」という。)を算出し、濃度補正値Q1に基づいて駆動電流を調整することによって、画像の濃度を補正し、画像にすじ、帯等が発生するのを防止するようにしている。
なお、本実施の形態においては、前記ROMに、前記光量補正値ε及び濃度補正値Q1が記録され、プリンタ10によって画像を形成する際に、光量補正値εと濃度補正値Q1との加算値が読み出され、該加算値に基づいて、光量の補正及び濃度の補正が同時に行われる。
次に、光量補正値ε及び濃度補正値Q1を算出するための補正値算出装置について説明する。なお、本実施の形態において、濃度補正値Q1を算出するために、複数の、本実施の形態においては、2台のテスト用のプリンタ及び1台のスキャナが使用される。また、前記2台のテスト用のプリンタは、前記プリンタ10と同じ構造を有する。
図1は本発明の第1の実施の形態における補正値算出装置の制御ブロック図、図4は本発明の第1の実施の形態における補正値算出装置の動作を示すフローチャート、図5は本発明の第1の実施の形態における濃度補正値を算出する際に使用される画像パターンの例を示す図、図6は本発明の第1の実施の形態における画像パターンを説明するための図、図7は本発明の第1の実施の形態における濃度比の分布の例を示す図、図8は本発明の第1の実施の形態における濃度調整値を説明するための図、図9は本発明の第1の実施の形態における第1の濃度調整値の分布の例を示す図、図10は本発明の第1の実施の形態における第2の濃度調整値の分布の例を示す図、図11は本発明の第1の実施の形態における濃度補正値の設定方法を説明するための図である。
図1において、81は補正値算出装置、30はLEDヘッド、83はLEDヘッド30の各LED素子34を駆動したときの光量を検出する光量検出器、85は2台のテスト用のプリンタにそれぞれ配設され、ドラムモータ、搬送モータ、定着モータ等の各モータを駆動するモータドライバ、87はスキャナであり、前記LEDヘッド30は、ICドライバ80、LED素子34、光量補正値ε及び濃度補正値Q1を記録するためのROM91等を備える。
また、前記補正値算出装置81は、光量の補正を行うに当たり、LEDヘッド30の各LED素子34を駆動するための素子駆動部89、光量検出器83によって検出された光量を読み込んで光量補正値εを算出する光量補正値算出部90、図5に示されるようなテスト用の所定の画像パターンの画像データを記録する第2の記憶装置としてのRAM99、2台のテスト用のプリンタにおいて画像データに基づいて画像を形成する画像形成処理部92、該画像形成処理部92によって形成された画像の濃度に基づいて、濃度補正値Q1を算出する濃度補正値算出部93等を備える。
そして、該濃度補正値算出部93は、スキャナ87によって読み取られた画像の濃度を取得する画像濃度取得部94、画像の濃度に基づいて濃度比を算出する濃度比算出部95、濃度比に基づいて濃度調整値を算出する濃度調整値算出部96、濃度調整値に基づいて濃度補正値Q1を設定する濃度補正値設定部97等を備える。
次に、前記補正値算出装置81の動作について説明する。
まず、素子駆動部89は、素子駆動処理を行い、LEDヘッド30に光量補正用の駆動信号を送り、各LED素子34を順次駆動して、LED素子34によって光を発生させる。このとき、光量検出器83は、各LED素子34の光量を検出し、補正値算出装置81に送る。続いて、前記光量補正値算出部90は、光量補正値算出処理を行い、光量検出器83から送られた光量を読み込み、各LED素子34の光量が等しくなるように、各LED素子34を駆動するときの駆動電流を調整するための光量補正値εを算出し、ROM91に記録する。
続いて、補正値算出装置81の操作者が、前記LEDヘッド30を、2台のテスト用のプリンタのうちの一方のテスト用のプリンタにおいて、所定の画像形成ユニット、例えば、イエローの画像形成ユニットと対向させて取り付けると、画像形成処理部92は、画像形成処理を行い、前記画像パターンの画像データをRAM99から読み出し、LEDヘッド30に送り、画像データに基づいてICドライバ80を介して各LED素子34を駆動し、モータドライバ85によって各モータを駆動して、用紙Pに前記画像パターンの画像を形成する。
図5において、Ei(i=1、2、…、8)はY方向において均一な濃度を有する画像データから成るパターン部であり、Lj(j=1、2、…)は各LEDチップ35間の境界を示す境界線である。
各パターン部Eiは、画像パターンにおいてそれぞれ異なる濃度を有する画像データから成り、べた濃度を100〔%〕としたとき、X方向において、10〔%〕から80〔%〕まで、10〔%〕ずつ濃度が異なる。なお、各境界線LjはLEDチップ35の端部、本実施の形態においては、左端のLED素子34の光量を、隣接するLED素子34の光量に対して大きく変更することによって形成される。また、本実施の形態において、境界線Ljは10〔%〕から40〔%〕までのパターン部E1〜E4において有色の破線で、50〔%〕から80〔%〕までのパターン部E5〜E8において白抜きの破線で形成される。
そして、図6において、Cj(j=1、2、…)は各LEDチップ35のLED素子34によって形成されるドットマトリックス、dはドットマトリックスCjを構成するドット、DLj(j=1、2、…)は、前記境界線Ljを形成するドット列である。
続いて、濃度補正値算出部93は、濃度補正値算出処理を行い、前記2台のテスト用のプリンタのうちの一方のテスト用のプリンタによって形成され、スキャナ87によって読み取られた画像の濃度に基づいて、濃度補正値Q1を算出する。
そのために、スキャナ87は、前記画像パターンの画像を読み取ると、画像の濃度を補正値算出装置81に送り、該補正値算出装置81において画像濃度取得部94は、画像濃度取得処理を行い、スキャナ87から送られた画像の濃度を、読み込むことによって取得する。
そして、画像濃度取得部94は、各LED素子34を駆動することによって形成されたドットごとの濃度データに基づいて、Y方向における、各LEDチップ35の左端の位置、各LED素子34の位置、前記画像パターンの画像を形成したときに発生するすじ、帯等の位置等を特定する。
なお、各LEDチップ35の左端の濃度データは、各境界線Ljの濃度であり、濃度補正値Q1を算出するに当たりノイズになるので、画像濃度取得部94は、境界線Ljの濃度を境界線Ljの左右5ドット分の濃度の平均値に置き換えることによって、画像の濃度に含まれるノイズを除去する。
続いて、濃度比算出部95は、濃度比算出処理を行い、ノイズが除去された後の濃度に基づいて、各パターン部Eiごとに、各LED素子34によって形成されたドットごとの濃度比γi(i=1、2、…、8)を算出する。
そのために、濃度比算出部95は、各パターン部Eiごとに、Y方向における濃度の平均値を算出し、各濃度を平均値によって除算し、除算によって得られた値を濃度比γkとする。この場合、各パターン部Eiごとに、図7に示されるような、1を中心の値とする濃度比γiの分布を得ることができる。
次に、濃度調整値算出部96は、濃度調整値算出処理を行い、前記濃度比γiに基づいて、各LED素子34によって形成されたドットごとの濃度調整値αi(i=1、2、…、8)
αi=−(γi−1)
を算出する。この場合、図8に示されるような、0を中心の値として正又は負の値を採る濃度調整値αiの分布を得ることができる。なお、前記濃度調整値αiを、濃度比γiの逆数から1を引いた値とすることができる。
次に、濃度調整値算出部96は、各パターン部Eiごとの濃度調整値αiの平均値を算出する。そのために、濃度調整値算出部96は、パターン部E1〜E8の濃度調整値αiを加算し、パターン部Eiの数である8によって除算することにより、X方向における濃度調整値αiの平均値を算出し、濃度調整値αiの平均値を、前記一方のテスト用のプリンタの第1の濃度調整値R1として図示されないバッファに記録する。この場合、図9に示されるような、0を中心の値として正又は負の値を採る第1の濃度調整値R1の分布を得ることができる。
続いて、補正値算出装置81の操作者が、前記LEDヘッド30を、2台のテスト用のプリンタのうちの他方のテスト用のプリンタにおいて、他の所定の画像形成ユニット、例えば、マゼンタの画像形成ユニットと対向させて取り付けると、画像形成処理部92は、前記画像パターンの画像データをRAM99から読み出し、LEDヘッド30に送り、画像データに基づいてICドライバ80を介して各LED素子34を駆動し、モータドライバ85によって各モータを駆動して、用紙Pに前記画像パターンの画像を形成する。
次に、スキャナ87は、前記画像パターンの画像を読み取ると、画像の濃度を補正値算出装置81に送り、該補正値算出装置81において前記画像濃度取得部94は、スキャナ87から送られた画像の濃度を、読み込むことによって取得する。
そして、画像濃度取得部94は、各LED素子34を駆動することによって形成されたドットごとの濃度データに基づいて、Y方向における、各LEDチップ35の左端のLED素子34の位置、各LED素子34の位置、前記画像パターンの画像を形成したときに発生するすじ、帯等の位置等を特定する。
また、画像濃度取得部94は、境界線Ljの濃度を、境界線Ljの左右5ドット分の濃度の平均値に置き換えることによって、画像の濃度に含まれるノイズを除去する。
続いて、濃度比算出部95は、ノイズが除去された後の濃度に基づいて、各パターン部Eiごとに、各LED素子34によって形成されたドットごとの濃度比γiを算出し、濃度調整値算出部96は、前記濃度比γiに基づいて、各LED素子34によって形成されたドットごとの濃度調整値αiを算出するとともに、各パターン部Eiごとの濃度調整値αiの平均値を算出し、該濃度調整値αiの平均値を、他方のテスト用のプリンタの第2の濃度調整値R2としてバッファに記録する。この場合、図10に示されるような、0を中心の値として正又は負の値を採る第1の濃度調整値R2の分布を得ることができる。
次に、前記濃度補正値設定部97は、濃度補正値設定処理を行い、第1、第2の濃度調整値R1、R2に基づいて濃度補正値Q1を算出することによって設定する。
ここで、濃度補正値設定部97は、第1、第2の濃度調整値R1、R2が一致する場合、第1、第2の濃度調整値R1、R2を濃度補正値Q1とする。
ところで、図11に示されるように、第1、第2の濃度調整値R1、R2が一部分において一致しないことがある。この場合、前記LEDヘッド30は互いに異なる画像形成ユニットと対向させてテスト用のプリンタに取り付けられ、画像を形成することによって取得された濃度データに基づいて第1、第2の濃度調整値R1、R2が算出されるようになっているので、第1、第2の濃度調整値R1、R2の不一致は、LEDヘッド30によるものではなく、各画像形成ユニットにおける構造上の原因によるものと考えられる。したがって、濃度補正値設定部97は、第1、第2の濃度調整値R1、R2が一致しない場合、第1、第2の濃度調整値R1、R2のうちの0に近い方の値を濃度補正値Q1として設定する。
なお、第1、第2の濃度調整値R1、R2が一致するかどうかは、第1、第2の濃度調整値R1、R2の差に基づいて判断される。すなわち、第1、第2の濃度調整値R1、R2の差が、第1、第2の濃度調整値R1、R2のうちの一方、例えば、値が小さい方の濃度調整値の2〔%〕未満である場合、第1、第2の濃度調整値R1、R2が一致すると判断され、2〔%〕以上である場合、第1、第2の濃度調整値R1、R2が一致しないと判断される。
このようにして、濃度補正値Q1を設定すると、濃度補正値設定部97はROM91に濃度補正値Q1を記録する。
次に、前記ROM91を備えたLEDヘッド30をプリンタ10に搭載して画像を形成する際の、光量の補正及び濃度の補正が行われることによる光量の変化について説明する。
図12は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの制御ブロック図、図13は本発明の第1の実施の形態における光量補正が行われた後の光量比の分布の例を示す図、図14は本発明の第1の実施の形態における濃度補正値の分布の例を示す図、図15は本発明の第1の実施の形態における濃度補正が行われた後の光量比の分布の例を示す図である。
図12において、98はプリンタ10の制御部、30はLEDヘッド、185はモータドライバであり、前記制御部98は、画像形成処理部192及び第3の記憶装置としてのRAM199を備え、該RAM199に、形成しようとする画像の画像データが記録される。また、LEDヘッド30は、LED素子34、ICドライバ80及びROM91を備え、該ROM91に光量補正値ε及び濃度補正値Q1が記録される。
画像形成処理部192は、画像形成処理を行い、RAM199から画像データを読み出し、LEDヘッド30に送り、画像データに基づいてICドライバ80を介して各LED素子34を選択的に駆動するとともに、モータドライバ185によってドライブモータ、搬送モータ、定着モータ等のモータを駆動し、画像を形成する。このとき、ICドライバ80は、ROM91から光量補正値εと濃度補正値Q1との加算値を読み出し、加算値に基づいて各LED素子34を駆動するときの駆動電流を調整し、光量の補正及び濃度の補正を同時に行う。
光量の補正が行われると、各LED素子34を駆動したときの光量比は、図13に示されるように一定の値になる。そして、図14に示されるような濃度補正値Q1によって濃度の補正が行われると、各LED素子34を駆動したときの光量比は、図15に示されるように分布する。
このように、本実施の形態においては、スキャナ87によって読み取られた所定の画像パターンの画像の濃度に基づいて濃度補正値Q1が算出され、ROM91に記録されるので、プリンタ10によって光量補正値ε及び濃度補正値Q1に基づいてLED素子34を駆動し、画像を形成すると、各LED素子34の形状、特性等にばらつきがあったり、LEDチップ35の配列に微小なずれがあったり、レンズアレイの光学特性に周期的又は非周期的な変化があったりしても、画像に、発光素子の配列方向に対して直角の方向に延びるすじ、帯等が発生することがなく、画像品位を向上させることができる。
また、各パターン部Eiごとの濃度調整値αiの平均値が算出され、濃度調整値αiの平均値に基づいて濃度補正値Q1が算出されるので、副走査方向における濃度むらを平均化することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 素子駆動部89はLED素子34を駆動する。
ステップS2 光量補正値算出部90は光量補正値算出処理を行う。
ステップS3 画像形成処理部92は画像形成処理を行う。
ステップS4 濃度調整値算出部96は濃度調整値算出処理を行う。
ステップS5 画像形成処理部92は画像形成処理を行う。
ステップS6 濃度調整値算出部96は濃度調整値算出処理を行う。
ステップS7 濃度補正値設定部97は濃度補正値Q1を設定し、ROM91に記録し、処理を終了する。
ところで、本実施の形態においては、濃度補正値Q1を算出するために、2台のテスト用のプリンタによって所定の画像パターンの画像を形成し、形成された画像をスキャナ87によって読み取る必要があるので、作業が複雑になってしまう。
そこで、1台のテスト用のプリンタに複数の、例えば、10個のLEDヘッド30を取り付けるたびに、前記プリンタによって画像パターンの画像を形成し、形成された画像をスキャナによって読み取ることにより基準となる濃度調整値、すなわち、基準調整値Saを算出し、その後、1台のテスト用のプリンタによって所定の画像パターンの画像を形成し、形成された画像をスキャナによって読み取ることにより濃度補正値Q2を算出することができるようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図16は本発明の第2の実施の形態における補正値算出装置の動作を示す第1のフローチャートである。
まず、補正値算出装置81(図1)の素子駆動部89は、露光装置としての、かつ、印字ヘッドとしてのLEDヘッド30に光量補正用の駆動信号を送り、複数の発光素子としてのLED素子34を順次駆動し、該各LED素子34によって光を発生させる。このとき、光量検出器83は、各LED素子34の光量を検出し、補正値算出装置81に送る。前記光量補正値算出部90は、光量検出器83から送られた光量を読み込み、各LED素子34の光量が等しくなるように、各LED素子34を駆動するときの駆動電流を調整するための光量補正値εを算出し、第1の記憶装置としてのROM91に記録する。
続いて、補正値算出装置81の操作者が、前記LEDヘッド30を、基準の濃度調整値、すなわち、基準調整値Saを算出するために、基準の濃度調整値算出用の所定のプリンタにおいて、所定の画像形成ユニット、例えば、イエローの画像形成ユニットと対向させて取り付けると、画像形成処理部92は、図5に示されるような画像パターンの画像データを第2の記憶装置としてのRAM99から読み出し、LEDヘッド30に送り、画像データに基づいてICドライバ80を介して各LED素子34を駆動し、モータドライバ85によって各モータを駆動して、媒体としての用紙Pに前記画像パターンの画像を形成する。
続いて、濃度補正値算出部93は、前記基準の濃度調整値算出用のプリンタによって形成され、読取装置としてのスキャナ87によって読み取られた画像の濃度に基づいて、基準調整値Saを算出する。
そのために、スキャナ87は、前記画像パターンの画像を読み取ると、画像の濃度を補正値算出装置81に送り、補正値算出装置81において、画像濃度取得部94が、スキャナ87から送られた画像の濃度を、読み込むことによって取得する。
続いて、画像濃度取得部94は、画像の濃度に含まれるノイズを除去し、濃度比算出部95は、ノイズが除去された後の濃度に基づいて、各パターン部Eiごとに、各LED素子34によって形成されたドットごとの濃度比γi(i=1、2、…、8)を算出する。
次に、濃度調整値算出部96は、前記濃度比γiに基づいて、各LED素子34によって形成されたドットごとの濃度調整値αi(i=1、2、…、8)
αi=−(γi−1)
を算出し、各パターン部Eiごとの濃度調整値αiの平均値を濃度調整値Rsとしてバッファに記録する。
そして、すべてのLEDヘッド30が、順次前記基準の濃度調整値算出用のプリンタに、イエローの画像形成ユニットと対向させて取り付けられ、それに伴って、複数の濃度調整値Rsm(m=1、2、…)がバッファに記録されると、濃度調整値算出部96は、濃度調整値Rsmの平均値を算出し、濃度調整値Rsmの平均値を基準調整値SaとしてROM91に記録する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS11 素子駆動部89はLED素子34を駆動する。
ステップS12 光量補正値算出部90は光量補正値算出処理を行う。
ステップS13 画像形成処理部92は画像形成処理を行う。
ステップS14 濃度調整値算出部96は濃度調整値算出処理を行い、基準調整値SaをROM91に記録し、処理を終了する。
このようにして、基準調整値Saが算出されると、基準調整値Saを利用して、1台のテスト用のプリンタ及びスキャナ87を使用して濃度補正値Sbが算出される。
図17は本発明の第2の実施の形態における補正値算出装置の動作を示す第2のフローチャートである。
まず、補正値算出装置81(図1)の素子駆動部89は、LEDヘッド30に光量補正用の駆動信号を送り、各LED素子34を順次駆動して、LED素子34によって光を発生させる。このとき、光量検出器83は、各LED素子34の光量を検出し、補正値算出装置81に送る。そして、前記光量補正値算出部90は、光量検出器83から送られた光量を読み込み、各LED素子34の光量が等しくなるように、各LED素子34を駆動するときの駆動電流を調整するための光量補正値εを算出し、ROM91に記録する。
続いて、補正値算出装置81の操作者が、前記LEDヘッド30を、1台のテスト用のプリンタにおいて、前記基準調整値Saを算出するときと同じイエローの画像形成ユニットと対向させて取り付けると、画像形成処理部92は、図5に示されるような画像パターンの画像データをRAM99から読み出し、LEDヘッド30に送り、画像データに基づいてICドライバ80を介して各LED素子34を駆動し、モータドライバ85によって各モータを駆動して、用紙Pに前記画像パターンの画像を形成する。
続いて、濃度補正値算出部93は、1台のテスト用のプリンタによって形成され、スキャナ87によって読み取られた画像の濃度に基づいて、濃度補正値Q2を算出する。
そのために、スキャナ87は、前記画像パターンの画像を読み取ると、画像の濃度を補正値算出装置81に送り、補正値算出装置81において、画像濃度取得部94は、スキャナ87から送られた画像の濃度を、読み込むことによって取得する。
続いて、画像濃度取得部94は、画像の濃度に含まれるノイズを除去し、濃度比算出部95は、ノイズが除去された後の濃度に基づいて、各パターン部Eiごとに、各LED素子34によって形成されたドットごとの濃度比γi(i=1、2、…、8)を算出する。
次に、濃度調整値算出部96は、前記濃度比γiに基づいて、各LED素子34によって形成されたドットごとの濃度調整値αi(i=1、2、…、8)
αi=−(γi−1)
を算出し、各パターン部Eiごとの濃度調整値αiの平均値を濃度調整値Ruとしてバッファに記録する。
次に、濃度補正値設定部97は、基準調整値Sa及び濃度調整値Ruに基づいて濃度補正値Q2
Q2=Ru−Sa
を算出し、設定する。
このようにして、濃度補正値Q2を設定すると、濃度補正値設定部97はROM91に濃度補正値Q2を記録する。
本実施の形態においては、ROM91に、光量補正値ε、基準調整値Sa及び濃度補正値Q2が記録され、プリンタ10によって画像を形成する際に、光量補正値εと基準調整値Saと濃度補正値Q2との加算値が読み出され、該加算値に基づいて光量の補正及び濃度の補正が同時に行われる。
このように、本実施の形態においては、基準調整値Saが算出され、基準調整値Sa及び濃度調整値Ruに基づいて濃度補正値Q2が算出されるので、基準調整値Saが算出された後は、画像パターンの画像を1台のテスト用のプリンタによって1回形成するだけで濃度補正値Q2を算出することができる。したがって、濃度補正値Q2の算出のための作業を簡素化することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS21 素子駆動部89はLED素子34を駆動する。
ステップS22 光量補正値算出部90は光量補正値算出処理を行う。
ステップS23 画像形成処理部92は画像形成処理を行う。
ステップS24 濃度調整値算出部96は濃度調整値算出処理を行う。
ステップS25 濃度補正値設定部97は濃度補正値Q2を設定し、ROM91に記録し、処理を終了する。
前記第1の実施の形態においては、2台のテスト用のプリンタを使用し、LEDヘッド30を互いに異なる画像形成ユニットと対向させて取り付けるようにしているが、2台のプリンタを使用し、LEDヘッド30を同じ画像形成ユニットと対向させて取り付けることができる。また、1台のテスト用のプリンタを使用し、LEDヘッド30を互いに異なる画像形成ユニットと対向させて取り付けることができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
10 プリンタ
30 LEDヘッド
34 LED素子
80 ICドライバ
87 スキャナ
91 ROM

Claims (7)

  1. (a)複数の発光素子と、
    (b)補正値が記録された記憶装置と、
    (c)該記憶装置から前記補正値を読み出し、補正値に基づいて駆動変量を調整して前記各発光素子を駆動する素子駆動要素とを有するとともに、
    (d)前記補正値は、前記各発光素子を駆動したときの発光素子の光量を補正するための光量補正値、及びテスト用の画像形成装置によって形成された所定の画像パターンの画像を読取装置によって読み取ったときの前記所定の画像パターンの画像の濃度に基づいて算出された濃度補正値であり、前記記憶装置に記録されることを特徴とする露光装置。
  2. 前記濃度補正値は、前記読取装置によって読み取ったときの前記所定の画像パターンの画像の濃度の、副走査方向の平均値に基づいて算出される請求項1に記載の露光装置。
  3. (a)複数の発光素子と、
    (b)補正値が記録された記憶装置と、
    (c)該記憶装置から前記補正値を読み出し、補正値に基づいて駆動変量を調整して前記各発光素子を駆動する素子駆動要素とを有するとともに、
    (d)前記補正値は、テスト用の複数の画像形成装置によって形成された所定の画像パターンの画像を読取装置によって読み取ったときの前記所定の画像パターンの画像の濃度に基づいて算出され、前記記憶装置に記録されることを特徴とする露光装置。
  4. 記所定の画像パターンの画像を形成するテスト用の各画像形成装置において、印字ヘッドが互いに異なる色の画像形成ユニットと対向させて取り付けられる請求項に記載の露光装置。
  5. (a)複数の印字ヘッドが取り付けられた基準の濃度調整値算出用の所定の画像形成装置によって前記所定の画像パターンの画像が形成され、
    (b)前記読取装置によって読み取ったときの前記各所定の画像パターンの画像の濃度に基づいて基準の濃度調整値が算出され、
    (c)テスト用の画像形成装置によって前記所定の画像パターンの画像が形成され、
    (d)前記補正値は、前記テスト用の画像形成装置によって形成された前記所定の画像パターンの画像を読取装置によって読み取ったときの画像の濃度、及び基準の濃度調整値に基づいて算出される請求項1又は2に記載の露光装置。
  6. 前記複数の印字ヘッドが取り付けられた所定の画像形成装置、及びテスト用の画像形成装置において、印字ヘッドは同じ色の画像形成ユニットと対向させて取り付けられる請求項に記載の露光装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の露光装置が搭載された画像形成装置。
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