JP2005206933A - 電子部品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基体9の表面に金属メッキ膜8を析出させる工程Aと、前記金属メッキ膜を前記基体より剥離させて誘電体シートと一体化する工程と、前記誘電体シート及び金属メッキ膜を同時に加熱し、前記誘電体シートを、前記金属メッキ膜を形成している金属の融点よりも低い温度で熱処理することによって誘電体層上に導体層が被着された電子部品を得る工程と、によって電子部品を製造する。
【選択図】図2
Description
図1は本発明の第1実施形態に係る製造方法によって製作した電子部品としての積層コンデンサを示す断面図であり、同図に示す積層コンデンサ1は、大略的に、絶縁層2と、導体層としての内部電極3と、誘電体層4と、外部電極5とで構成されている。
基体9はメッキ膜形成装置の陰極として機能し、例えば、ステンレス、鉄、アルミニウム、銅、ニッケル、チタン、タンタル、モリブデン等の導電性を備えた金属により形成されている。基体9の外表面には、その全周にわたり導電性膜6が形成されており、該導電性膜6の表面には導電性膜6を所定パターンに露出させるマスク層7が形成される。
−メッキ槽−
メッキ槽18は、メッキ膜形成装置の陽極として機能し、また同時に、その内部でメッキ液19を保持することによりメッキ浴を形成するための容器として機能する。
転写手段は、金属メッキ膜8を樹脂フィルム20の一主面に転写する樹脂フィルム転写手段と、樹脂フィルム20上の金属メッキ膜8をセラミックグリーンシート26の一主面に転写するセラミックグリーンシート転写手段とで構成されている。
洗浄手段12は、メッキ槽18より引き上げられた基体9の表面、具体的には、金属メッキ膜8やマスク層7の表面に残存するメッキ液19を除去するためのものである。この洗浄手段12は、金属メッキ膜8とマスク層7の表面に洗浄液を供給する給液手段と、洗浄中の洗浄液を収容する洗浄用箱体と、洗浄に供した洗浄液を回収する回収手段とで構成されており、基体9の表面に近接して配された洗浄用箱体に給液手段から洗浄液を供給し、その洗浄用箱体内で洗浄液を金属メッキ膜8やマスク層7の表面に吹き付けることにより残存メッキ液を基体9上より除去する。
洗浄液吸引手段13は、洗浄手段12に対し、基体9の回転方向下流側に配置されており、洗浄手段12によってメッキ液19を除去した後、金属メッキ膜8およびマスク層7の表面に残った洗浄液を完全に除去するためのものである。
−メッキ液吸引手段−
メッキ液吸引手段14は、洗浄手段12に対して、基体9の回転方向上流側に配置されており、金属メッキ膜8やマスク層7の表面に残存するメッキ液19を除去するためのものである。
−循環装置−
循環装置15は、メッキ槽18に注入されているメッキ液19を循環させるためのものである。メッキ液19は、基体9の最下端部と対向する部位であるメッキ槽18の底面中央に配置されたメッキ液19の供給口16より供給されるようになっており、基体9の回転方向下流側では基体9の外周面に沿って基体9の回転方向と同じ方向に流動し、基体9の回転方向上流側では基体9の外周面に沿って基体9の回転方向と逆の方向に流動し、メッキ槽18の両端より溢れ出すメッキ液19は、その外側に配置された循環槽に排出される。そして、この循環槽に溜まったメッキ液19は、その底部に設けられた吸出し口17より吸出され、再び供給口16よりメッキ槽18に供給される。
まず、電解メッキ法にて、上述した基体9の表面に断面が凸曲面状の金属メッキ膜8を形成する。
次に、工程1により得た金属メッキ膜8を、一旦、樹脂フィルム20上に転写する。
次に、金属メッキ膜8が転写されている樹脂フィルム20上に、更に誘電体シートとしてのセラミックグリーンシート26を転写することにより金属メッキ膜8とセラミックグリーンシート26とを一体化する。
次に、前述の工程3で得た金属メッキ膜8付きのセラミックグリーンシート26を複数枚準備して、これらを相互に圧着・積層することにより積層体を形成する。
そして最後に、工程4で得た積層体を所定形状に切断し、得られた個片を高温で焼成する。
そして最後に、積層体の両端部に外部電極用の導体ペーストを従来周知のディッピング法等によって塗布し、これを焼成した後、その表面にメッキ処理を施すことによって外部電極5が形成され、これによって製品としての積層コンデンサ1が完成する。
次に本発明の第2実施形態に係る製造方法について図5を用いて説明する。尚、先に述べた第1実施形態と同様の工程については重複する説明を省略し、また製造装置の構成についても同一の参照符を付して重複する説明を省略することとする。
次に本発明の第3実施形態について図6を用いて説明する。尚、先に述べた第1実施形態と同様の工程については重複する説明を省略し、また製造装置の構成についても同一の参照符を付して重複する説明を省略することとする。
2・・・絶縁層
3・・・内部電極(導体層)
4・・・セラミック層(誘電体層)
5・・・外部電極
6・・・導電性膜
7・・・マスク層
8・・・金属メッキ膜
9・・・基体
12・・・洗浄手段
18・・・メッキ槽
19・・・メッキ液
20、25・・・樹脂フィルム
26・・・セラミックグリーンシート(誘電体シート)
30・・・非導電性微粒子
Claims (6)
- 基体の表面に金属メッキ膜を析出させる工程Aと、
前記金属メッキ膜を前記基体より剥離させて誘電体シートと一体化する工程Bと、
前記誘電体シート及び金属メッキ膜を同時に加熱し、前記誘電体シートを、前記金属メッキ膜を形成している金属の融点よりも低い温度で熱処理することによって誘電体層上に導体層が被着された電子部品を得る工程Cと、を含む電子部品の製造方法。 - 前記工程Cにおける熱処理時のピーク温度が金属メッキ膜を形成している金属の再結晶温度よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。
- 前記金属メッキ膜が析出される前記基体の表面を凸曲面状に成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子部品の製造方法。
- 前記工程Aで得た金属メッキ膜が、一旦、樹脂フィルム上に転写された後、前記工程Bにおいて前記金属メッキ膜が誘電体シートの主面に再転写されるか、もしくは、誘電体シートが前記金属メッキ膜の主面に転写されることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。
- 前記基体が円柱状の外周面を有しており、前記工程Aにおいて、前記基体を軸周りに回転させながら、前記外周面の一部をメッキ槽のメッキ液に浸漬するとともに、前記基体と前記メッキ槽との間のメッキ液に電界を印加することによって前記金属メッキ膜が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子部品の製造方法。
- 前記メッキ液中に非導電性微粒子が含まれており、該非導電性微粒子が基体表面に析出した金属成分に付着することによって非導電性微粒子を含む金属メッキ膜が形成されることを特徴とする請求項5に記載の電子部品の製造方法。
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