JP3218886B2 - 転写用金属膜及びセラミック積層電子部品の製造方法 - Google Patents
転写用金属膜及びセラミック積層電子部品の製造方法Info
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Description
された転写用金属膜の製造方法及び該転写用金属膜を用
いたセラミック積層電子部品の製造方法に関し、特に、
転写用金属膜のキャリアフィルムに対する密着性を低下
させる工程を備える転写用金属膜及びセラミック積層電
子部品の製造方法に関する。
属膜を転写する工程一般に利用することができ、また、
本発明のセラミック積層電子部品の製造方法は、積層コ
ンデンサ、積層インダクタまたはセラミック多層基板等
のセラミック積層電子部品の製造方法一般において利用
することができる。
ンデンサでは、セラミックスを介して複数の内部電極が
積層されている。製造に際しては、セラミックグリーン
シート上に内部電極を形成し、内部電極の形成された複
数枚のセラミックグリーンシートを積層し、さらに必要
に応じて内部電極の形成されていない適宜の枚数のセラ
ミックグリーンシートを積層した後、得られた積層体を
厚み方向に加圧する。
合に、上記積層体において、内部電極の重なり合ってい
る部分とその他の部分との間の厚みの差が大きくなる。
そのため、積層体を厚み方向に加圧したとしても、積層
体全体を均一な密度となるように加圧することができな
かった。その結果、得られた積層体を焼成した場合、均
一かつ緻密な焼結体を得ることができず、電気的特性や
耐湿性等の耐環境特性のばらつきが生じるという問題が
あった。
膜を用いて内部電極を構成するセラミック積層電子部品
の製造方法が提案されている(特開平4−314876
号公報)。すなわち、合成樹脂よりなるキャリアフィル
ム上に、蒸着、めっきもしくはスパッタリングのような
薄膜形成法により金属膜を形成し、しかる後金属膜をパ
ターニングすることにより複数の内部電極を形成する。
次に、上記パターニングされた金属膜上にセラミックグ
リーンシートを成形し、内部電極とセラミックグリーン
シートとを一体化してなるシートを得、これを順次熱圧
着法により積層し、積層体を得る。この方法では、既に
積層されたセラミックグリーンシートまたは内部電極−
セラミックグリーンシート一体化シート上に、キャリア
フィルムに支持された前記一体化シートが重ねられ、加
熱条件下で厚み方向に圧力を加えて一体化シートをセラ
ミックグリーンシートまたは先に積層されている一体化
シート上に圧着し、しかる後キャリアフィルムを剥離す
ることにより、上記一体化シートの積層が行われる。
を高めるために、上記のようにして得られるマザーの積
層体の寸法を大きくした場合、熱圧着に際して大きな圧
力をかけねばならかった。すなわち、大きな圧力を厚み
方向に加えねば、積層されている構造からキャリアフィ
ルムのみを円滑に剥離することができなかった。そのた
め、加工サイズを大きくした場合、大型のプレス機が必
要となり、よって、コストが高くつき、かつプレス機を
設置するスペースが大きくなるという問題があった。
プレスヘッドの移動速度が低下せざるを得ず、その点か
らもセラミック積層電子部品の生産性が低下しがちであ
るという欠点があった。
された金属膜を転写法により積層するにあたり、小さな
プレス圧で積層を可能とする工程を備えた転写用金属膜
の製造方法及びそのような転写用金属膜を用いたセラミ
ック積層電子部品の製造方法を提供することにある。
得られた金属膜−セラミックグリーンシート一体化シー
トを転写するに際し、加工サイズの増大に伴って大きな
プレス圧を必要とするのは、金属膜のキャリアフィルム
への密着力が大きくなることによると考えられる。そこ
で、本願発明者は、上記金属膜のキャリアフィルムに対
する密着力を低下させれば、プレス圧の低下、プレス機
の小型化を図り得ると考え、本発明を成すに至った。
ィルムに対する密着性を低減することにより、金属膜−
セラミックグリーンシート一体化シートや金属薄膜の転
写に際してのプレス圧を低めることを可能としたことに
特徴を有する。
リアフィルム上に薄膜形成法により少なくとも1層の金
属膜を形成する工程と、前記金属膜を電解により部分的
に除去する電解工程とを備えることを特徴とする。
製造方法は、上記転写用金属膜を用いたものであり、上
記転写用金属膜がキャリアフィルムに支持された構造を
得た後に、すなわち上記電解工程後に金属膜をパターニ
ングする工程と、パターニング後に金属膜上にセラミッ
クグリーンシートを積層する工程と、キャリアフィルム
に支持された金属膜−セラミックグリーンシート一体化
シートを熱転写により積層していく工程またはキャリア
フィルムから金属膜−セラミックグリーンシート一体化
シートを剥離した後積層し、さらに得られた積層体を厚
み方向に加圧する工程とを備える。
ムとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピ
レン等の合成樹脂よりなるフィルム状部材が用いられ、
好ましくは、金属膜のキャリアフィルムからの剥離を容
易とするために、ふっ素樹脂またはシリコン樹脂系の離
型剤により表面が離型処理されたものが用いられる。
着、めっきもしくはスパッタリング等の薄膜形成法によ
り形成され、従って、その厚みは0.1μm〜1.5μ
m程度とされる。また、金属膜を構成する金属材料とし
ては、特に限定されるものではないが、請求項2,3に
記載のようにセラミック積層電子部品の内部電極を構成
するためにはAg、Cu、Pd、Ni等の導電性に優れ
た金属もしくはこれらの合金が挙げられる。また、金属
膜は、単一の層から構成されていてもよく、あるいは複
数層から構成されていてもよい。すなわち、2以上の金
属膜が積層されて本発明の金属膜が構成されていてもよ
い。
の一部が除去される。従って、金属膜の厚みは、電解工
程において厚み方向において両主面に達する貫通孔が形
成されるように金属膜が除去され得る厚みに選ばれる。
もっとも、電解による金属膜の部分的な除去後に、金属
膜を、請求項4に記載のようにさらに増膜してもよい。
また、この増膜に際しては、下地の金属膜と同一の金属
材料を増膜することにより行ってもよく、あるいは異な
る種類の金属からなる金属膜を形成して、金属膜全体の
厚みを増加させてもよい。
部分的に除去する工程は、通常の電気分解法に従って行
われる。すなわち、上記金属膜を陽極とし、電解液中に
おいて陰極との間に電圧を印加し、それによって金属膜
の一部を溶出させることにより、金属膜の部分的除去が
行われる。また、金属膜の部分的除去は、後述のよう
に、キャリアフィルムからの金属膜の剥離を容易とする
ために行われるものであるため、部分的除去に際して
は、キャリアフィルムの一部が露出するように、すなわ
ち金属膜に貫通孔が形成されるように金属膜が部分的に
除去されたり、もしくは、キャリアフィルムに接する部
分の金属が部分的に除去されたりするとよい。
る金属膜とキャリアフィルムとの密着性により異なる
が、好ましくは、金属膜の平面積に対して10〜50%
の範囲とされる。金属膜の除去面積が10%未満では、
キャリアフィルムに対する金属膜の密着性を十分に低め
ることができず、50%を超えた場合には、金属膜とキ
ャリアフィルムとの密着性は低下するものの、例えばセ
ラミック積層電子部品に用いるのに適した内部電極を確
実に形成することが困難となる。
製造方法では、上記のようにして部分的に除去された金
属膜を有する転写用金属膜をパターニングし、パターニ
ング後に金属膜上にセラミックグリーンシートが成形さ
れる。このパターニングについては、フォトリソグラフ
ィー等の適宜の従来より公知の技術を用いて行うことが
できる。
トを積層する工程についても、上記のようにパターニン
グされた金属膜を有するキャリアフィルム上にドクター
ブレード法等によりセラミックグリーンシートを成形す
る方法、あるいはセラミックペーストを塗布し、硬化さ
せる方法等の適宜の方法を用いて行うことができる。
後、通常、セラミックグリーンシートを乾燥した後、熱
転写あるいはキャリアフィルムからの剥離及び積層工程
に供される。すなわち、請求項2に記載のように、キャ
リアフィルムに支持された状態で金属膜−セラミックグ
リーンシート一体化シートが熱転写により積層される。
この場合には、現に積層されているセラミックグリーン
シートまたは金属膜−セラミックグリーンシート一体化
シート上に、キャリアフィルムに支持された金属膜−セ
ラミックグリーンシート一体化シートが重ねられ、加熱
条件下で圧力を加えられて圧着される。しかる後、キャ
リアフィルムのみが積層物から剥離される。この場合、
転写用金属膜とキャリアフィルムとの密着性が、両者の
接触面積が低下されているため、低減されており、従っ
てキャリアフィルムを容易にかつ円滑に剥離し得る。従
って、上記キャリアフィルムに支持された金属膜−セラ
ミックグリーンシート一体化シートを積層した後に圧着
するに際し、さほど大きなプレス圧をかけずとも、キャ
リアフィルムを容易に剥離することができる。
は、上記熱転写法によりセラミック積層電子部品を製造
する用途に限られず、他の方法にも用いることができ
る。すなわち、請求項3に記載のように、金属膜−セラ
ミックグリーンシート一体化シートを予めキャリアフィ
ルムから剥離し、積層し、しかる後積層体の厚み方向に
加圧することによりセラミック積層電子部品製造用の積
層体を得る方法にも用いることができる。この場合にお
いても、金属膜とキャリアフィルムとの接触面積が低減
されているため、金属−セラミックグリーンシート一体
化シートが、キャリアフィルムから円滑にかつ無理なく
剥離される。
成により形成された金属膜が電解により部分的に除去さ
れる。従って、キャリアフィルムと金属膜との接触面積
がその分だけ小さくなるため、キャリアフィルムに対す
る金属膜の密着性が低下される。その結果、熱転写に際
し、さほど大きなプレス圧をかけずとも、金属膜を被転
写物に残したまま、金属膜からキャリアフィルムを円滑
にかつ無理なく剥離することができる。
ック積層電子部品の製造に際し、上記転写用金属膜上に
セラミックグリーンシートが積層された金属膜−セラミ
ックグリーンシート一体化シートが熱転写により積層さ
れている。従って、請求項1に記載の発明と同様に、キ
ャリアフィルムと金属膜との密着性が低下されているた
め、さほど大きなプレス圧をかけずとも、金属膜−セラ
ミックグリーンシート一体化シートを積層していくこと
ができる。
上にセラミックグリーンシートを積層し、金属膜−セラ
ミックグリーンシート一体化シートを得た後に、該金属
膜−セラミックグリーンシート一体化シートをキャリア
フィルムから剥離する際にも、該金属膜−セラミックグ
リーンシート一体化シートを円滑にかつ無理なくキャリ
アフィルムから剥離することができる。従って、剥離さ
れた金属膜−セラミックグリーンシート一体化シートを
単独で取り扱い、これを複数積層することにより、積層
体を得ることができ、得られた積層体を厚み方向に加圧
することにより均一な焼結体を得ることを可能とする焼
成前の積層体を提供することができる。
することにより、本発明を明らかにする。
なるキャリアフィルム1上に、蒸着により0.1μmの
厚みのAg膜2を形成した。次に、Ag膜2上に、2層
目の金属膜として、電気めっきによりPd膜3を形成し
た。このPd膜3の厚みが0.2μmとなった時点にお
いて、キャリアフィルム1上の積層金属膜4を陰極と
し、該積層金属膜4を電解し、その平面積の20%を除
去した。積層金属膜4の上記電解により部分的に除去さ
れた後の状態を、図2に略図的平面図で、図3に部分切
欠断面図で示す。図2及び図3から明らかなように、積
層金属膜4においては、上記電解による部分的除去によ
り多数の貫通孔5が用いるように形成されていた。
的には、図4に模式的に示す装置を用いて行った。すな
わち、容器6内に貯溜された電解液7に、上記キャリア
フィルム1に支持された積層金属膜4を浸漬し、陰極8
との間で電圧を印加して行った。なお、上記積層金属膜
4は、キャリアフィルム1上に支持されているが、図4
では、キャリアフィルム1は省略し、積層金属膜4のみ
を模式的に示した。
を、その長さ方向に移動させつつ、順次行った。従っ
て、電解液7内には、陰極8との距離を一定にするため
に、絶縁性材料、例えば合成樹脂よりなるメッシュによ
り構成された円筒状のローラー9(図5参照)を配置し
ておいた。次に、上記電解による部分的除去に引続き、
さらにPd膜を電気めっきにより形成し、2層目のPd
膜の厚みを0.5μmとした。この状態を、図3に部分
切欠断面図で示す。従って、積層金属膜4の全体の厚み
が1μmである。
フィー技術を用い、目的とする内部電極形状を有するよ
うにパターニングした。パターニングされた金属膜を図
6に略図的に示す。なお、図6では、内部電極形状に合
致した各積層金属膜4では、上述した電解による部分的
除去により形成された貫通孔は省略されているが、各金
属膜4には、多数の上記貫通孔が形成されている。次
に、図7に断面図で示すように、パターニングされた積
層金属膜4上に、セラミックグリーンシート10を積層
する。セラミックグリーンシート10は、例えばチタン
酸バリウム系セラミックス粉末を主体とするセラミック
グリーンシートをドクターブレード法により成形するこ
とにより形成した。
ンシート10が一体化された金属膜−セラミックグリー
ンシート一体化シート11を、熱転写法により順次積層
し、積層コンデンサを得るためのマザーの積層体を得
た。すなわち、図8に示すように、平坦な積層ステージ
12上において、無地のセラミックグリーンシート21
を積層し、該セラミックグリーンシート21上に、上記
金属膜−セラミックグリーンシート一体化シート11
を、熱転写法により順次積層し、積層体を得た。この金
属膜−セラミックグリーンシート一体化シート11を熱
転写するに際しては、種々の圧力を加えることにより行
った。
層コンデンサ単位に切断し、得られた個々の積層コンデ
ンサ単位の積層体を焼成することにより、焼結体を得
た。最後に、得られた焼結体の外表面に外部電極を形成
し、図9に示す積層コンデンサを得た。図9に示す積層
コンデンサ31では、セラミック焼結体32内に複数の
内部電極33が配置されており、かつ焼結体32の両端
面に外部電極34,35が形成されている。
たことを除いては、実施例1と同様にして積層コンデン
サを作製した。
る転写不良発生率と熱転写に際して加えられる圧力、す
なわち圧着に際して加えられる圧力の関係を示す図であ
る。なお、上記転写不良とは、金属膜−セラミックグリ
ーンシート一体化シートを熱転写し、キャリアフィルム
1を剥離した際に、キャリアフィルム1側に金属膜がわ
ずかでも付着した場合に、転写不良と判断した。
デンサについて、静電容量Cap、静電容量のばらつき
(平均値に対する変動率の平均)、絶縁抵抗IRを測定
したところ、下記の表1に示す結果が得られた。
れた積層コンデンサは、その電気的特性において、比較
例1で得られた積層コンデンサに対して差の見られない
ことがわかる。
うに実施例1では、上記電解により金属膜とキャリアフ
ィルム1との接着面積が低下したためか、両者の接着力
が低下し、従ってプレス圧が50kg/cm2 の場合に
おいても転写不良が生じなかったのに対し、比較例1で
は、プレス圧が80kg/cm2 でも転写不良が頻繁に
生じていた。
金属膜の部分的除去に際し、キャリアフィルム1に接触
しているAg膜2の全てを除去した場合には、その後で
行われるPd膜の形成後のパターニングに際し、金属膜
がキャリアフィルムから容易に分離してしまうため、上
記電解による金属膜の除去は、50%以下とすることが
好ましいことが確かめられている。
ャリアフィルム1上に、電気めっきによりAg膜を形成
した。もっとも、Ag膜を形成するに際し、厚み0.5
μmの金属膜が通過するように配置された給電ロールを
用い、該給電ロール表面を部分的に絶縁処理しておい
た。この給電ロールの表面が部分的に絶縁処理されてい
るため、金属薄膜と給電ロールとの間の電気抵抗が増大
されており、それによって、めっきに際し、給電ロール
と金属薄膜との間の電位差が大きくなり、絶縁処理した
部分では、Ag膜の電解が生じ、Ag膜の部分的除去が
行われた。
して、金属膜−セラミックグリーンシート一体化シート
をキャリアフィルム上に作製し、その転写性を実施例1
と同様にして評価した。その結果、実施例1と同様に、
転写不良発生率は、プレス圧が50kg/cm2 程度と
小さい場合でも、非常に低いことが確かめられた。
膜を薄膜形成法により形成した積層金属膜4を用いた例
につき説明したが、本発明は、単一の金属膜のみを形成
し、該単一の金属膜を電解により部分的に除去した場合
にも適用することができる。すなわち、単一の金属膜を
電解により部分的除去する際には、単一の金属膜の厚み
が、10μm程度とある程度の厚みを有すれば、単一の
金属膜だけで形成されている場合でも、上記と同様に電
解による部分的除去を安定に制御することができる。
ィルム1に支持された金属膜−セラミックグリーンシー
ト一体化シート11を熱転写法により積層していく方法
につき説明したが、例えば、図12に示すようにキャリ
アフィルム1から金属膜−セラミックグリーンシート一
体化シート41を一度剥離し、しかる後金属膜−セラミ
ックグリーンシート一体化シート41を複数枚積層し、
得られた積層体を厚み方向に加圧することにより実施例
1における積層体を得てもよい。
びセラミック積層電子部品の製造方法では、金属膜が電
解により部分的に除去されるため、金属膜とキャリアフ
ィルムとの密着性が低下される。従って、さほど大きな
圧力を加えずとも、金属膜あるいは金属膜−セラミック
グリーンシート一体化シートをキャリアフィルムから円
滑に剥離することができる。
属膜−セラミックグリーンシート一体化シートを転写し
ていく場合には、大型のプレス機を必要としない。よっ
て、プレス機のコストを低減することができ、かつ製造
設備に必要なスペースも低減し得る。加えて、大型のプ
レス機を必要としないため、プレスヘッドの移動速度を
高めることができ、生産性も高められる。それによって
安価なセラミック積層電子部品を提供することができ
る。
は、上記のようなセラミック積層電子部品の他、薄膜形
成法により形成された金属膜を転写する工程を含む用途
に一般的に用いることができる。
れた金属膜を説明するための部分切欠断面図。
示す部分切欠平面図。
せた状態を示す部分切欠断面図。
明するための模式的断面図。
なるロールを示す斜視図。
面図。
た状態を示す断面図。
トを転写により積層していく工程を示す断面図。
ンデンサを示す断面図。
との関係を示す図。
との関係を示す図。
ートをキャリアフィルムから剥離する工程を示す断面
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 キャリアフィルム上に薄膜形成法により
少なくとも1層の金属膜を形成する工程と、 前記金属膜を電解により部分的に除去する電解工程とを
備えることを特徴とする、転写用金属膜の製造方法。 - 【請求項2】 キャリアフィルム上に薄膜形成法により
少なくとも1層の金属膜を形成する工程と、 前記金属膜を電解により部分的に除去する電解工程と、 前記電解工程後に、金属膜をパターニングする工程と、 パターニング後に金属膜上にセラミックグリーンシート
を積層する工程と、 キャリアフィルムに支持された前記金属膜及びセラミッ
クグリーンシートを熱転写により積層していくことによ
り積層体を得る工程とを備える、セラミック積層電子部
品の製造方法。 - 【請求項3】 キャリアフィルム上に薄膜形成法により
少なくとも1層の金属膜を形成する工程と、 前記金属膜を電解により部分的に除去する工程と、 前記電解工程後に、金属膜をパターニングする工程と、 パターニング後に前記金属膜上にセラミックグリーンシ
ートを積層する工程と、 前記金属膜及びセラミックグリーンシートをキャリアフ
ィルムから剥離した後、金属膜−セラミックグリーンシ
ート一体化シートを積層して積層体を得る工程と、 得られた積層体を厚み方向に加圧する工程とを備える、
セラミック積層電子部品の製造方法。 - 【請求項4】 前記電解工程後に薄膜形成法により金属
膜を増膜する工程をさらに備える、請求項1〜3の何れ
かに記載のセラミック積層電子部品の製造方法。
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---|---|---|---|
JP24812694A JP3218886B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 転写用金属膜及びセラミック積層電子部品の製造方法 |
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JPH08115847A JPH08115847A (ja) | 1996-05-07 |
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JP24812694A Expired - Lifetime JP3218886B2 (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 転写用金属膜及びセラミック積層電子部品の製造方法 |
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-
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- 1994-10-13 JP JP24812694A patent/JP3218886B2/ja not_active Expired - Lifetime
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