JP2005191131A - 配線基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体素子の搭載側と同じ側に給電用端子(給電用端子パッド)を設けた配線基板の製造方法において、比較的簡単な方法により、給電用端子パッドのAuメッキ層を厚く形成する方法を提供する。
【解決手段】 本発明は、集積回路チップがフリップチップ接続される素子用端子パッド10と同じ側に、電力を供給するため給電用端子パッド15を設けた配線基板の製造方法である。給電用端子パッド15は、Cuメッキ層53の上に電解Niメッキ層55および電解Auメッキ層57を形成することにより得られる。素子用端子パッド10は、Cuメッキ層54の上に無電解Niメッキ層64および無電解Auメッキ層66を形成することにより得られる。給電用端子パッド15における電解Auメッキ層57の厚さを、素子用端子パッド10における無電解Auメッキ層66の厚さよりも大に調整する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、配線基板の製造方法に関する。
半導体素子の高集積化は、外部接続端子数の増加をともなう。このときの消費電力は、電界効果トランジスタ(FET)単位で考えると減少するが、集積度の増大、ゲート遅延の減少による駆動周波数の上昇を勘案すると、結局、単位面積当りの消費電力は大きくなる。また、駆動電圧の低下により電流が増大する。半導体素子の端子数と消費電力の増加傾向は、それを搭載するための配線基板にもおよぶ。
供給可能な電流値は配線断面積に比例するため、所要電流が2倍になると必要とされる電源配線の総配線断面積が2倍になる。そのため、昨今の配線基板においては、端子の全数に占める給電用端子(電源端子およびグランド端子)の割合が半数を超えている。給電用端子の総数の増加傾向は、配線基板の設計の困難性を増大させる要因となってきている。つまり、半導体素子の高集積化にあわせて配線の微細化を進める必要性があるにも関わらず、給電用端子の総数、ひいては全端子数を増加せざるを得ないという、相反する問題をクリアすることが配線基板には要求されている。現状の配線構造では、近い将来、マザーボードから半導体素子への電力供給が追いつかなくなることも予測される。
かかる問題を解決するために、たとえば下記特許文献1には、半導体素子を実装する側と同じ側に給電用端子を設け、これらに電源線を接続することで半導体素子への給電を行なうようにした配線基板が記載されている。
特開2001−339140号公報
ところで、上記のような配線基板の端子には、Ni/Auメッキ等のメッキ処理を施すことが一般的である。そして、半導体素子を実装する側と同じ側に設けた給電用の端子パッドに、着脱可能なコネクタを接続するようにした場合(上記特許文献1、図2(c))、Auメッキ層が剥がれてNiメッキ層が露出する恐れがある。露出したNiメッキ層の表面に酸化膜が形成されると、接触抵抗が増大するので好ましくない。したがって、Auメッキ層を比較的厚く形成するのがよく、そのための方法が望まれている。
本発明は、半導体素子の搭載側と同じ側に給電用端子(給電用端子パッド)を設けた配線基板の製造方法において、比較的簡単な方法により、給電用端子パッドのAuメッキ層を厚く形成する方法を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明の配線基板の製造方法は、誘電体層と導体層とが交互に積層された配線積層部を有し、配線積層部の第一主表面上に、電子部品の電極端子に接続される第1の端子パッドと、電子部品に電力を供給するための給電部品に機械的に接触する第2の端子パッドとを設けた配線基板の製造方法であって、第一主表面が誘電体層にて構成されるように配線積層部を形成する配線積層部形成工程と、第一主表面上における、第1の端子パッドおよび第2の端子パッドの形成予定位置に、それら端子パッドの本体部となる下地メッキ層を形成する下地メッキ層形成工程と、第1の端子パッドの本体部として形成された下地メッキ層を個別に露出させるための開口を有するソルダーレジスト層を、その開口の内周縁が下地メッキ層の主表面外周縁よりも内側に位置するように形成するソルダーレジスト層形成工程と、第1の端子パッドの本体部となるべき下地メッキ層を第1のメッキレジストで保護した上で、電解Niメッキ工程および電解Au系メッキ工程をこの順番で行ない、下地メッキ層、電解Niメッキ層および電解Au系メッキ層からなる第2の端子パッドを形成する電解メッキ工程と、第1のメッキレジストを除去するメッキレジスト除去工程と、第2の端子パッドを第2のメッキレジストで保護した上で、無電解Niメッキ工程と無電解Auメッキ工程とをこの順番で行ない、下地メッキ層、無電解Niメッキ層および無電解Auメッキ層からなる第1の端子パッドを形成する無電解メッキ工程とを含み、第1の端子パッドにおける無電解Auメッキ層の厚さよりも、第2の端子パッドにおける電解Au系メッキ層の厚さが大となるように調整することを主要な特徴とする。ここでAu系メッキとは、AuメッキまたはAu合金メッキのことを示す。
上記本発明においては、第2の端子パッドのAuメッキ層を電解メッキにより厚く形成し、第1の端子パッドのAuメッキ層を無電解メッキにより薄く形成する。電解メッキは、生産性、経済性の観点において厚いAuメッキ層を形成するのに適している。単に厚く形成するだけならば、触媒型の無電解Auメッキを採用することも考え得るが、予め置換型の無電解Auメッキで薄付けする必要性があったり、プロセス時間が長大化したりするなど、生産性に劣る問題もある。また、同じAuメッキ層でも電解と無電解とでは性質が異なる。具体的には、軟質Auメッキと硬質Auメッキの2種類に大別できる。軟質Auメッキは、半田付け性やワイヤボンディング容易性に優れ、無電解Auメッキによる成膜が要求される。硬質Auメッキは、Auに卑金属元素としてNiやCoを微量添加し、軟質Auメッキに比して2倍を超える硬度(ビッカース硬度)を持たせたものである。つまり、硬質Auメッキは、機械的な接触が図られる端子パッドのメッキ層として好適である。一般に、硬質Auメッキは電解Auメッキによる成膜が要求される。
また、電解メッキ工程と無電解メッキ工程とをこの順番で行なえば、第1の端子パッドを形成するための無電解Auメッキ工程の後に、別のメッキ工程を行なわずに済む。これにより、第1の端子パッドがレジスト除去のための薬液等に触れたりすることを防止できる。通常、Auメッキ層には微孔が形成されているので、薬液に接触すると微孔を通じて下地のNiメッキ層が腐食されたり酸化したりする恐れがある。すると、端子パッド自体の半田接続信頼性の低下、インピーダンスの増大といったマイナス要因が大きくなる。したがって、電解メッキ工程を先に行ない、無電解メッキ工程は後に行なうのがよい。
なお、上記のような構造の配線基板においては、第1の端子パッドとは反対側に、マザーボード等の別の基板に接続される第3の端子パッド(LGAパッド)を設けることができる。この第3の端子パッドについては、第1の端子パッドと同一(厚さおよび種類)のメッキを施すようにすることができる。また、第1の端子パッドは、第一主表面の略中央部分に格子状に配列し、各々その上に形成された半田バンプとともにチップ搭載部を形成するフリップチップパッドとして構成される。この場合、給電用の第2の端子パッドは、格子状に配列したフリップチップパッド(第1の端子パッド)の外周を四方から取り囲むようにして形成するとよい。このようにすれば、フリップチップパッドと給電用の端子パッドとの配線の融通性が高い。また、第2の端子パッドは、第1の端子パッドよりも大面積とすることができる。
また、第1のメッキレジストには、アルカリ性の薬液を用いて除去可能なドライフィルムを用い、第2のメッキレジストには、接着剤により貼着される樹脂テープを用いることが好適である。第2のメッキレジストである樹脂テープは、無電解メッキ工程の終了後に、製造中のワーク(配線基板)より剥離する形で除去される。生産性だけに着目すると、フォトリソグラフィー技術を適用できるドライフィルムをメッキレジストとして使用することが望ましい。一方、無電解メッキのメッキレジストとしてドライフィルムを用いる場合には、中性近傍の無電解メッキ液に耐性を持ち、尚且つメッキ終了後には薬液で除去可能なものを選定する必要がある。ところが、無電解メッキ液の性質を考慮しつつ、その条件を満足する適当な材料を選定することは容易でない。したがって、無電解メッキ工程においては、酸およびアルカリの両方に耐性を持つ樹脂、たとえばポリエチレンテレフタラート等からなる樹脂テープをメッキレジストとして使用することが望ましい。なお、電解メッキ(Ni/Au)のメッキレジストは、電解メッキ液として酸性のものを使用することにより、酸に耐性を有しアルカリ性の薬液で除去可能なドライフィルムを使用することができる。
また、上記した配線積層部形成工程は、層間接続用のビアおよび内層の導体を介して、第1の端子パッドと第2の端子パッドとが導通する構造となるように配線積層部を形成する工程とされる。そして、下地メッキ層形成工程として、第1の端子パッドおよび第2の端子パッドの形成予定位置に下地メッキ層としてのCuメッキ層を形成するパターンCuメッキ工程を行なうことができる。このようにすれば、配線積層部の主表面に第1の端子パッドと第2の端子パッドとを接続する導体が露出しない構造とすることができる。なお、第2の端子パッドは、配線積層部における内層の電源導体とグランド導体に分かれて接続されるが、配線積層部の電源層とグランド層は、異なる層であってもよいし、同一の層であってもよい。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図3は本発明の一実施形態に係る配線基板1の断面構造を模式的に示すものである。該配線基板は、耐熱性樹脂板(たとえばビスマレイミド−トリアジン樹脂板)や、繊維強化樹脂板(たとえばガラス繊維強化エポキシ樹脂)等で構成された板状コア2の両表面に、所定のパターンに配線金属層をなすコア導体層M1,M11がそれぞれ形成される。他方、板状コア2には、ドリル等により穿設されたスルーホール12が形成され、その内壁面にはコア導体層M1,M11を互いに導通させるスルーホール導体30が形成されている。また、スルーホール12は、エポキシ樹脂等の樹脂製穴埋め材31により充填されている。
また、コア導体層M1,M11の上層には、感光性樹脂組成物6にて構成された第一ビア層(ビルドアップ層:誘電体層)V1,V11がそれぞれ形成されている。さらに、その表面には第一導体層M2,M12がCuメッキにより形成されている。なお、コア導体層M1,M11と第一導体層M2,M12とは、それぞれビア34により層間接続がなされている。同様に、第一導体層M2,M12の上層には、感光性樹脂組成物6を用いた第二ビア層(ビルドアップ層:誘電体層)V2,V12がそれぞれ形成されている。その表面には、金属端子パッド10,17を有する第二導体層M3,M13が形成されている。これら第一導体層M2,M12と第二導体層M3,M13とは、それぞれビア34により層間接続がなされている。
板状コア2の第一主表面MP1においては、コア導体層M1、第一ビア層V1、第一導体層M2および第二ビア層V2が第一の配線積層部L1を形成している。また、板状コア2の第二主表面MP2においては、コア導体層M11、第一ビア層V11、第一導体層M12および第二ビア層V12が第二の配線積層部L2を形成している。いずれも、第一主表面CPが誘電体層にて形成されるように、誘電体層と導体層とが交互に積層されたものであり、該第一主表面CP上には、複数の金属端子パッド10,17がそれぞれ形成されている。第一配線積層部L1側の金属端子パッド10は、集積回路チップを直接または中継基板を介してフリップチップ接続するための半田ランドを構成する。以下、金属端子パッド10のことを、素子搭載用端子パッド10ともいう。また、第二配線積層部L2側の金属端子パッド17は、当該配線基板1をマザーボード等にピングリッドアレイ(PGA)あるいはボールグリッドアレイ(BGA)により接続するための裏面ランドとして利用されるものである。以下、金属端子パッド17を裏面側端子パッドともいう。
図1に示すように、素子搭載用端子パッド10は配線基板1の第一主表面の略中央部分に格子状に配列し、各々その上に形成された半田バンプ11(図3)とともにチップ搭載部40を形成している。また、図2に示すように、第二導体層M13内の裏面側端子パッド17(裏面ランド)も、格子状に配列形成されている。そして、各第二導体層M3,M13上には、それぞれ、感光性樹脂組成物よりなるソルダーレジスト層8,18(SR1,SR11)が形成されている。いずれも素子搭載用端子パッド10あるいは裏面側端子パッド17を露出させるために、各ランドに一対一に対応する形で開口8a,18aが形成されている。第一配線積層部L1側に設けられた半田バンプ11は、Sn−Pb半田もしくはSn−Ag、Sn−Cu、Sn−Ag−Cu、Sn−Sbなど実質的にPbを含有しない半田にて構成することができる。他方、裏面側端子パッド17はソルダーレジスト層18の開口18a内に露出するように構成されている。
ビア層V1,V11,V2,V12およびソルダーレジスト層8,18は、たとえば以下のようにして製造されたものである。すなわち、感光性樹脂組成物ワニスをフィルム化した感光性接着フィルムをラミネート(貼り合わせ)し、ビア34に対応したパターンを有する透明マスク(たとえばガラスマスクである)を重ねて露光する。ビア34以外のフィルム部分は、この露光により硬化する一方、ビア34の部分は未硬化のまま残留するので、これを溶剤に溶かして除去すれば、所期のパターンにてビア34を簡単に形成することができる(いわゆるフォトビアプロセス)。なお、フォトビアプロセスの代わりにレーザによりビアを形成するレーザビアプロセスを採用することもできる。
図3に示すごとく、第一配線積層部L1の第一主表面CP上には、金属端子パッド10とは別に、電力供給用の端子パッド15(給電用端子パッド15ともいう)が設けられている。給電用端子パッド15と素子搭載用端子パッド10とは、ビア34および内層導体70を介して導通している。この給電用端子パッド15に、コネクタ、コンタクトピン等の電力供給用の電子部品が機械的に当接されることにより、素子搭載用端子パッド10上に半田接続される集積回路チップに給電される仕組みである。また、素子搭載用端子パッド10とは反対側(裏面側)に設けられた金属端子パッド17は、ビア34、内層導体7、スルーホール導体30等を介して集積回路チップに接続して、主としてシグナルの授受に用いられる。
給電用端子パッド15は、図1に示すごとく、方形状の形態を有する本配線基板1の外周に沿って、素子搭載用端子パッド10を取り囲むように複数設けられている。給電用端子パッド15は、素子搭載用端子パッド10に比して遥かに大きい面積に設計される。さらに、給電用端子パッド15は、電源用とグランド用のものを含む。したがって、素子搭載用端子パッド10との接続を図るための内層導体70を、電源用の端子パッド15とグランド用の端子パッド15とで、互いに異なる導体層に設けるようにすることも可能である。それら電源用の導体層とグランド用の導体層とで、シグナル層を上下から挟む構造としてもよい。なお、図3に示す実施形態では、両者(電源、グランド)を区別していない。
次に、配線基板1の製造工程について説明する。
まず、周知のビルドアップ法等により、板状コア2の両主表面に、配線積層部L1,L2をそれぞれ形成する(配線積層部形成工程)。配線積層部L1は、層間接続用のビア34および内層導体70を介して、素子搭載用端子パッド10と給電用端子パッド15とが導通する構造となるように作製する。次に、図4(a)に示すように、配線積層部L1,L2のうち最も外側に位置する誘電体層6の主面(第一配線積層部L1および第二配線積層部L2の各第一主表面CP)上に、各端子パッド10,15,17の本体部をなすCuメッキ層54,53,52を形成する(Cuメッキ工程)。
具体的には、第一配線積層部L1および第二配線積層部L2の各第一主表面CPに、メッキ導通路をなすメッキ用下地導電層を無電解Cuメッキでそれぞれ形成したのち、該メッキ用下地導電層を、フォトレジスト等からなるマスク材にてフォトリソグラフィー工程により、端子パッド10,15,17の形成予定領域が露出するように覆い、その後電解Cuメッキを行なう。電解Cuメッキを行なったのち、マスク材を除去するとともに、メッキ用下地導電層(無電化Cuメッキ)を化学エッチングにより除去する。このように、Cuメッキ工程は、端子パッド10,15,17の形成予定位置にCuメッキ層54,53,52(厚さ:たとえば10μm以上30μm以下)を分散形態で形成するパターンメッキ工程として実施される。
次に、Cuメッキ層54,53,52の表面に面粗し処理を行なう(面粗し工程)。該面粗し処理は、たとえばクロム酸系の処理液を用いて行なうことができる。面粗し工程が終了したら、図4(b)に示すように、配線積層部L1,L2の各々を構成する誘電体層6の第一主表面CPをソルダーレジスト層8,18にて覆う(ソルダーレジスト形成工程)。ソルダーレジスト層8,18は、感光性樹脂からなるソルダーレジストフィルムを用いたフォトリソグラフィー工程により形成することができる。具体的には、各端子パッド10,15,17を個別に露出させるための開口8a,80a,18aが形成されるとともに、それら開口8a,80a,18aの内周縁が端子パッド10,15,17の主表面外周縁よりも内側に張り出して位置するように、ソルダーレジスト層8,18のパターニングを行なう。これにより、該開口8a,80a,18aの内周縁部にて、Cuメッキ層54,53,52の面粗し処理が施された主表面外周縁部は、当該ソルダーレジスト層8,18と直接接触した形で覆われることとなる。なお、給電用端子パッド15の下地メッキ層であるCuメッキ層53については、ソルダーレジスト層8で被覆しないようにすることも可能である。
次に、図4(c)に示すように、素子搭載用端子パッド10の本体部となるべきCuメッキ層54と、裏面側端子パッド17の本体部となるべきCuメッキ層52とをドライフィルム60で被覆し保護する。そして、給電用端子パッド15の下地Cuメッキ層53に選択的に電解Niメッキおよび電解Auメッキをこの順番で施し、Cuメッキ層53、電解Niメッキ層55および電解Auメッキ層57からなる給電用端子パッド15を形成する(電解メッキ工程)。ここで、電解Auメッキ層57は、硬質Auメッキにより構成されている。硬質Auメッキは、Auに卑金属元素(NiやCo)などの金属系添加剤を微量添加(たとえば1質量%を超えない程度)したものであり、無電解Auメッキによって形成したAuメッキよりも大きな硬度(ビッカース硬度)を持ち、耐摩耗性にも優れる。
電解Auメッキ層57の厚さは、たとえば0,50μm以上とすることが望ましい。厚さが0.50μm未満の場合には、十分な耐摩耗性を期待できない。
また、電解Auメッキの代わりに、Au合金メッキを採用することもできる。Au合金メッキとしては、たとえばAu−Cu、Au−Ag、Au−Co、Au−Ni、Au−Cu−Ag、Au−Cu−Cd、Au−Cu−Cd−Agなどの系を例示することができる。中でも、Au−Co、Au−Niの系は、良質なメッキ膜を得やすい。配線基板や半導体基板へのAuメッキは、半田付け性、ワイヤボンディング容易性を考慮して純度の高いAuメッキを施すのが一般的であるが、本実施形態の配線基板1の給電用端子パッド15は、コネクタ、コンタクトピン等の電力供給用の電子部品に接触するものであるから、Au純度についてはある程度譲歩できる。
また、メッキレジストとしてのドライフィルム60は、自立性を有するように予め成形したものであって、アルカリ性の薬液で除去可能なものを使用することが好ましい。電解Niメッキ工程で使用する一般的なメッキ浴としては、ワット浴、スルファミン酸浴、硫酸浴などがあるが、いずれも酸性を示す。一方、電解Auメッキ工程で使用するメッキ浴は、酸性浴、中性浴、アルカリ性浴から選ぶことができるが、ピンホール等の少ない良質な硬質Auメッキを得るには酸性浴が好適である。これらの事情を鑑み、電解メッキ工程のメッキレジストとしては、酸に耐性を有するドライフィルム60を用いる。電解メッキ工程終了後、図5(a)に示すごとく、水酸化ナトリウム水溶液等のアルカリ性の薬液を用いて、ドライフィルム60を除去する(メッキレジスト除去工程)。なお、液状タイプのメッキレジストを使用することもできるが、作業効率を考えるとフィルムタイプが好適である。
次に、図5(b)に示すごとく、給電用端子パッド15を樹脂テープで被覆し保護する。そして、素子搭載用端子パッド10の下地Cuメッキ層54に、無電解Niメッキおよび無電解Auメッキをこの順番で施し、Cuメッキ層54、無電解Niメッキ層64および無電解Auメッキ層66からなる素子搭載用端子パッド10を形成する(無電解メッキ工程)。この無電解メッキ工程では、裏面側端子パッド17も同時に形成する。したがって、素子搭載用端子パッド10と裏面側端子パッド17とは同質、同厚のメッキ膜を持つこととなる。図5(b)に示す無電解Auメッキ層66,65は、軟質Auメッキにより構成されており、Au純度はたとえば99質量%以上とされる。
無電解Auメッキ層66,65の厚さは、たとえば0.01μm以上0.7μm以下とするのがよい。厚さが0.01μm未満の場合、無電解Niメッキ層64,63を保護する効果が十分得られない。他方、厚さが0.7μmを超えると、半田内へのAuの拡散の度合いが顕著となり、半田の脆性が高くなる、半田の融点が大きく変化するなどの問題が生じるので好ましくない。素子搭載用端子パッド10上の半田バンプ11と、裏面側端子パッド17上に設ける半田ボールとの融点は異ならせるのが通常であり、この融点の差を利用して別々にリフロー工程を行なえるようにしている。半田の融点が変化したりすると、上記のリフロー工程を行なえないようになる恐れがある。したがって、半田接続を行なう端子パッドのAuメッキ層は、上記した厚さに調整する必要がある。そして、前述した給電用端子パッド10を構成する電解Auメッキ層57については、少なくとも上記無電解Auメッキ層66,65よりも厚く形成するとよいことになる。
無電解メッキ工程におけるメッキレジストとしての樹脂テープ61は、ソルダーレジスト層8の開口80aを塞ぐように貼着される(いわゆるテンティング)。本実施形態によれば、給電用端子パッド15がソルダーレジスト層8の開口80よりも低くなるようにメッキ厚が調整されているので、樹脂テープ61が電解Auメッキ層57に付着せず、好適である。この樹脂テープ61は、酸とアルカリの両方に耐性を有するものがよい。具体的には、たとえばポリエチレンテレフタラート樹脂、ポリエチレン樹脂などから選ばれる一の樹脂で構成されたものが好適である。無電解Auメッキ工程で用いるメッキ浴は、中性近傍を呈するため、自動化されたフォトリソグラフィー技術が適用できるドライフィルムレジストは使用しにくい。そのため、本実施形態においてはPET樹脂などの、酸とアルカリの両方に耐薬品性を有する樹脂からなる樹脂テープ61を用いている。樹脂テープ61の一方の面側には、シリコン系接着剤が塗布されており、ソルダーレジスト層8の表面に容易に貼着できる。また、無電解メッキ工程の終了後には、図5(c)に示すごとく、樹脂テープ61を剥離する。
なお、給電用端子パッド15と素子搭載用端子パッド10の形成順序を逆にする、すなわち、無電解メッキ工程を行なった後に、電解メッキ工程を行なうという手順も考え得るが、この手順は本実施形態に比べて不利である。なぜなら、無電解Auメッキ工程によって形成したAuメッキ層は比較的薄いうえ、ピンホールも電解Auメッキで形成したAuメッキ層に比べて多くなりがちである。そのようなAuメッキ層にメッキレジスト除去のための薬液が接触したりすると、ピンホールを通して下地のNiメッキ層、薬液、Auメッキ層の3者間で局部電池が形成されたりして、Niメッキの腐食が促進され、端子パッド自体の半田接続信頼性の低下、インピーダンスの増大といった問題を招く可能性がある。したがって、電解メッキ工程を先に行ない、無電解メッキ工程は後に行なうのがよい。
以上のようにして端子パッド10,15,17を形成したのち、第一配線積層部L1側において、ソルダーレジスト層8の開口8a内に半田ペースト等をスクリーン印刷法などの手法により充填し、リフロー工程を行なう。これにより、端子パッド10の上に半田バンプ11が形成され(半田バンプ形成工程)、図3に示す配線基板1が得られる。
本発明の配線基板の一実施形態を示す平面図。 同じく裏面図。 本発明の配線基板の断面構造の一例を示す図。 本発明の配線基板の製造方法の一例を示す工程説明図。 図4に続く工程説明図。
符号の説明
1 配線基板
6 誘電体層
8,18 ソルダーレジスト層
8a,18a 開口
10,15,17 金属端子パッド
34 ビア
52,53,54 Cuメッキ層(下地メッキ層)
55 電解Niメッキ層
57 電解Auメッキ層
60 ドライフィルム
61 樹脂テープ
63,64 無電解Niメッキ層
65,66 無電解Auメッキ層
70 内層導体
L1,L2 配線積層部
CP 第一主表面

Claims (1)

  1. 誘電体層と導体層とが交互に積層された配線積層部を有し、前記配線積層部の第一主表面上に、電子部品の電極端子に接続される第1の端子パッドと、前記電子部品に電力を供給するための給電部品に機械的に接触する第2の端子パッドとを設けた配線基板の製造方法であって、
    前記第一主表面が前記誘電体層にて構成されるように前記配線積層部を形成する配線積層部形成工程と、
    前記第一主表面上における、前記第1の端子パッドおよび前記第2の端子パッドの形成予定位置に、それら端子パッドの本体部となる下地メッキ層を形成する下地メッキ層形成工程と、
    前記第1の端子パッドの本体部として形成された前記下地メッキ層を露出させるための開口を有するソルダーレジスト層を、その開口の内周縁が前記下地メッキ層の主表面外周縁よりも内側に位置するように形成するソルダーレジスト層形成工程と、
    前記第1の端子パッドの本体部となるべき前記下地メッキ層を第1のメッキレジストで保護した上で、電解Niメッキ工程および電解Au系メッキ工程をこの順番で行ない、前記下地メッキ層、電解Niメッキ層および電解Au系メッキ層からなる前記第2の端子パッドを形成する電解メッキ工程と、
    前記第1のメッキレジストを除去するメッキレジスト除去工程と、
    前記第2の端子パッドを第2のメッキレジストで保護した上で、無電解Niメッキ工程と無電解Auメッキ工程とをこの順番で行ない、前記下地メッキ層、無電解Niメッキ層および無電解Auメッキ層からなる前記第1の端子パッドを形成する無電解メッキ工程とを含み、
    前記第1の端子パッドにおける前記無電解Auメッキ層の厚さよりも、前記第2の端子パッドにおける前記電解Au系メッキ層の厚さが大となるように調整することを特徴とする配線基板の製造方法。
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