JP2005187490A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
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- 0 CC1(C)*C*C1 Chemical compound CC1(C)*C*C1 0.000 description 1
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Abstract
【解決手段】 (a)下記一般式(1)の化合物を0.1〜10質量%、(b)下記一般式(2)の化合物を5〜50質量%、及び水を含有する液体洗浄剤組成物。
R1a−A−B (1)〔式中、R1aは3級炭素等を有する炭素数7〜10のアルキル基、Aは−O−等の基、Bはヒドロキシル基を2〜10個有する総炭素数3〜12の基等。〕
R2a−O−(C2H4O)g−SO3M (2)〔一般式(2)の化合物は、R2aが炭素数10〜16のアルキル基でgが0〜10の化合物の混合物、オキシエチレン基の平均付加モル数は1〜4、前記混合物におけるg=0の化合物の含有量は15質量%未満、Mはアルカリ金属等である。〕
【選択図】 なし
Description
(a)下記一般式(1)の化合物を0.1〜10質量%、(b)下記一般式(2)の化合物を5〜50質量%、及び水を含有する液体洗浄剤組成物を提供する。
〔式中、R1aは3級炭素又は4級炭素を1つ以上有する炭素数7〜10のアルキル基であり、Aは−O−、−COO−、−CONH−から選ばれる基である。また、Bはヒドロキシル基を2〜10個有する総炭素数3〜12の基、もしくは−(R1bO)a−H(ここでR1bは炭素数2又は3のアルキレン基であり、aは平均付加モル数であり、1〜5の数を示す)から選ばれる基である。〕
R2a−O−(C2H4O)g−SO3M (2)
〔一般式(2)の化合物は、式中のR2aが炭素数10〜16のアルキル基で、gが0〜10の化合物の混合物であり、オキシエチレン基の平均付加モル数gavは1〜4の数である。また、前記混合物におけるg=0の化合物の含有量は15質量%未満である。Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属である。〕
本発明の(a)成分は一般式(1)の化合物であり、特定の分岐型アルキル基及び特定の親水基を有する化合物である。
〔式中、R1aは3級炭素又は4級炭素を1つ以上有する炭素数7〜10のアルキル基であり、Aは−O−、−COO−、−CONH−から選ばれる基である。また、Bはヒドロキシル基を2〜10個有する総炭素数3〜12、好ましくは3〜8の基、もしくは−(R1bO)a−H(ここでR1bは炭素数2又は3のアルキレン基であり、aは平均付加モル数であり、1〜5の数を示す)から選ばれる基である。〕
R1aは、分岐構造を有するアルキル基であり、好ましくは2−エチルヘキシル基、iso−ノニル基、iso−デシル基、2−エチルヘキサノイル基のカルボニル炭素を除いた残基、iso−ノナノイル基のカルボニル炭素を除いた残基、iso−デカノイル基のカルボニル炭素を除いた基が好ましく、特に2−エチルヘキシル基、又は2−エチルヘキサノイル基のカルボニル炭素を除いた残基が最も好適である。
R1a−(C2H4O)f−H (1−4)
〔R1aは上記と同一の意味を示す。
cは1〜4の数であり、好ましくは1である。
dは1〜4の数であり、好ましくは1である。
Gは単糖残基、eは平均値1〜5、好ましくは1〜3、特に好ましくは1〜2の数を示す。
fは平均値2〜5の数を示す。〕
一般式(1−1)の化合物は、2−エチルヘキサノール、iso−ノナノール、iso−デカノールとエピハロヒドリンやグリシドール等のエポキシ化合物を、BF3等の酸触媒、又はアルミニウム触媒を用いて反応させて製造する方法が一般的である。
本発明の(b)成分は、一般式(2)で示される化合物である。
〔一般式(2)の化合物は、式中のR2aが炭素数10〜16のアルキル基で、gが0〜10の化合物の混合物であり、オキシエチレン基の平均付加モル数gavは1〜4の数である。また、前記混合物におけるg=0の化合物の含有量は15質量%未満である。Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属である。〕
本発明では、一般式(2)のR2aは、分岐鎖1級アルキル基及び2級アルキル基を含む化合物の混合物が洗浄効果の点から好適であり、炭素数10〜16、好ましくは11〜15の分岐鎖1級アルキル基及び2級アルキル基と、炭素数10〜16、好ましくは11〜15の直鎖アルキル基の混合物が好適である。
(I)対応するアルコールR2a−OHとエチレンオキシド(以下「EO」という)との付加反応によりポリオキシエチレンアルキルエーテルを得る工程と、
(II)その後、ポリオキシエチレンアルキルエーテルに3酸化イオウ、クロルスルホン酸等を用いて硫酸化する工程を経て得ることができる。
本発明では、泡立ち性及び洗浄力の点から(c)成分として、炭素数8〜18の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤、両性界面活性剤、及びアルカノールアミド型界面活性剤から選ばれる界面活性剤を含有することが好適であり、具体的には下記一般式(3)〜(5)の化合物を挙げることができる。
一般式(3)において、R3aは、好ましくは炭素数10〜14のアルキル基又はアルケニル基であり、特に好ましくはラウリル基(又はラウリン酸残基)及び/又はミリスチル基(又はミリスチン酸残基)である。Dは、好ましくは−COO−又は−CONH−であり、最も好ましくは−CONH−である。R3bの炭素数は、好ましくは2又は3であり、R3c、R3dは、好ましくはメチル基である。
本発明の(c)成分としては、前記一般式(3)で示されるアミンオキシド型界面活性剤が好ましく、特に前記一般式(4)で示される両性界面活性剤を併用することが最も好ましい。(c)成分は(b)成分と併用することで、洗浄時及び濯ぎ時のぬるつき感を与えるが、本発明の(a)成分を用いることで、これらぬるつき感も改善される。
〔式中、R6aは、炭素数11〜18、好ましくは11〜15のアルキル基又はアルケニル基であり、R6bは炭素数2又は3のアルキレン基、好ましくはエチレン基である。mは6〜100、好ましくは6〜20の数を示す。〕
本発明では、(b)成分の乳化力を向上させ、洗浄効果を強化する目的から、マグネシウム〔以下、(e)成分という〕を配合することが好ましく、マグネシウムは塩又は遊離したイオンとして系中に存在するものであり、(b)成分の対イオンとして配合してもよく、また水溶性のマグネシウム化合物として配合することができる。水溶性マグネシウム化合物としては、化学便覧基礎編II(改定3版),166頁,表8.42、及び190頁,表8.47に記載のマグネシウム化合物において20℃における水への溶解度が1g/100g以上、好ましくは10g/100g以上の化合物が好適である。これらの中でも本発明では、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、酢酸マグネシウムが最も好適である。
本発明の液体洗浄剤組成物中における各成分の含有量は、以下のとおりである。
サラダ油に0.1質量%の色素(スダンレッド)を均一に混ぜ込んだモデル油汚れ1gを陶器皿に均一に塗り広げ、更に水道水5gをのせたものをモデル汚染食器とした。
○:あまりぬるつかない。
△:ややぬるつく。
×:非常にぬるつく。
○:すぐにぬるつきがとれる。
△:ぬるつきがとれるまでにやや時間がかかる。
×:ぬるつきがとれるまでに時間がかかる。
サラダ油に0.1質量%の色素(スタンレッド)を均一に混ぜ込んだモデル油汚れ1gを、ポリプロピレン製の皿に均一に塗り広げ、更に水道水5gをのせたものをモデル汚染食器とした。
実施例1の液体洗浄剤組成物、及び比較例1の液体洗浄剤組成物の洗浄剤濃度5質量%の洗剤水溶液(水の硬度3.5°DH、40℃)を調整する。この洗剤水溶液1リットルを2リットルビーカーに入れ、手を20分間手首まで浸漬した後、40℃の流水で充分に手を濯いだ。被験者10人を対象に、この操作を1日1回、計4日間繰り返した。
・GE−2EH:2−エチルヘキシルモノグリセリルエーテル(モノグリセリルエーテル99質量%以上)
・GE−isoC5:イソアミルモノグリセリルエーテル(モノグリセリルエーテル99質量%以上)
・GE−C8:n−オクチルモノグリセリルエーテル(モノグリセリルエーテル99質量%以上)
・GE−C10:n−デシルモノグリセリルエーテル(モノグリセリルエーテル99質量%以上)
・MG−2EH:2−エチルヘキサン酸モノグリセライド(ジグリセライド、トリグリセライドの混合物、グリセライド中のモノグリセライドの含有量は80質量%)
・AG−2EH:アルキル基が2−エチルヘキシル基であるアルキルグリコシド、グルコースの平均縮合度は1.3
・EO−2EH:ポリエチレングリコール2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコール平均付加モル数4
・AG−IN:アルキル基がiso−ノニル基であるアルキルグリコシド、グルコースの平均縮合度は1.3
・AG−ID:アルキル基がiso−デシル基であるアルキルグリコシド、グルコースの平均縮合度は1.3
・ES−I:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム〔原料アルコールは、1−デセン及び1−ドデセン50/50(質量比)を原料にヒドロホルミル化して得られたアルコールである。このアルコールにEOを平均2モル付加させた後蒸留し、全質量に対して初留分を約9質量%留去させた。続いて三酸化イオウにより硫酸化し、水酸化ナトリウムで中和した。全ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム中の全ポリオキシエチレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムの割合は42質量%である。また、ES−I中のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムの割合は8.5質量%である。〕
・ES−II:ES−Iにおいて未反応アルコールを蒸留により留去する工程は省いた以外は同一の方法で製造した。全ポリオキシエチレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムの割合は42質量%である。また、ES−II中のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムの割合は23質量%である。〕
・ES−III:ES−Iにおいて蒸留により初留分を約15質量%留去させた以外は同一の方法で製造した。全ポリオキシエチレン分岐鎖アルキルエーテル硫酸エステルナトリウムの割合は42質量%である。また、ES−III中のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムの割合は14質量%である。〕
・AO−I:N−デシル−N,N−ジメチルアミンオキシド/N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド/N−ミリスチル−N,N−ジメチルアミンオキシド=25/50/25(質量比)
・AO−II:N−ラウリン酸アミドプロピル−N,N−ジメチルアミンオキシド
・スルホベタイン:N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシ−1−スルホプロピル)アンモニウムスルホベタイン
・ノニオン−I:炭素数12、13混合アルキル2級アルコールに、EOを平均7モル付加させたもの(ソフタノール70H、日本触媒株式会社製)
・ノニオン−II:アルキル基の組成が炭素数12/炭素数14=60/40(モル比)混合アルキルで、グルコシド平均縮合度1.5のアルキルグルコシド
・p−TS:p−トルエンスルホン酸ナトリウム
・PG:プロピレングリコール
・防腐剤:プロキセルBDN(アビシア(株)製)
・香料:表3の香料成分
・pH:1N−硫酸水溶液又は1N−水酸化ナトリウムを用いて調整した。
Claims (2)
- (a)下記一般式(1)の化合物を0.1〜10質量%、(b)下記一般式(2)の化合物を5〜50質量%、及び水を含有する液体洗浄剤組成物。
R1a−A−B (1)
〔式中、R1aは3級炭素又は4級炭素を1つ以上有する炭素数7〜10のアルキル基であり、Aは−O−、−COO−、−CONH−から選ばれる基である。また、Bはヒドロキシル基を2〜10個有する総炭素数3〜12の基、もしくは−(R1bO)a−H(ここでR1bは炭素数2又は3のアルキレン基であり、aは平均付加モル数であり、1〜5の数を示す)から選ばれる基である。〕
R2a−O−(C2H4O)g−SO3M (2)
〔一般式(2)の化合物は、式中のR2aが炭素数10〜16のアルキル基で、gが0〜10の化合物の混合物であり、オキシエチレン基の平均付加モル数gavは1〜4の数である。また、前記混合物におけるg=0の化合物の含有量は15質量%未満である。Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属である。〕 - 更に(c)炭素数8〜18の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤、両性界面活性剤、及びアルカノールアミド型界面活性剤から選ばれる界面活性剤を0.1〜30質量%含有する請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
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