JP2005170867A - 口腔用組成物 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 コージビオース、ソホロース、ラミナリビオース、セロビオース、ツラノース、セロトリオース、ソラトリオース、セロテトラオース、セロペンタオースから選ばれる還元性オリゴ糖の1種又は2種以上を0.01〜50質量%配合すると共に、下記一般式(1)又は(2)
n+2n3n+1 (1)
(MPO3m (2)
(但し、MはNa又はKを示し、mは3以上、nは2以上の整数である。)
で示される直鎖状又は環状の水溶性ポリリン酸塩の1種又は2種以上を配合してなることを特徴とする口腔用組成物。
【効果】 本発明に係る口腔組成物は、口腔における非酵素的褐変による歯面の汚れの形成を化学的に抑制する効果に優れ、口腔内での化学的美白効果を著しく向上させることができる。更に、このように化学的美白効果が高いので、歯磨を調製する場合などに研磨剤の配合量を低減することもできる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、口腔における非酵素的褐変による歯面の汚れを化学的に抑制し、歯を白く美しく保つことができる歯牙美白に適した口腔用組成物に関する。
従来、歯面に付着・沈着したステイン、プラーク、食べかす、タバコのヤニなどの歯面の汚れは、歯磨剤に配合された研磨剤の機械的作用により除去することが行われている。この研磨剤に要求される性質として、歯面の清浄効果が高いこと、歯面の磨耗性が少ないこと等がある。一般的な歯磨組成物には、研磨剤としてリン酸カルシウムや炭酸カルシウム等の無機粉体が配合されているが、これらの研磨剤を配合した歯磨組成物の使用に際しては、軟らかい歯頸部などが多少なりとも磨耗することは避けられなかった。
このため、歯面の汚れを単に機械的作用によらず、化学的作用により除去するものとして様々な提案がなされている。
(1)特定の有機ペルオキシドを配合した口腔用組成物(米国特許第3,988,433号明細書)。
(2)カチオン界面活性剤とリンゴ酸とを併用した口腔用組成物(米国特許第4,183,916号明細書)。
(3)芳香族環を有するエステルを配合した口腔用組成物(特公昭48−43869号公報)。
(4)Fe>Caの安定度係数を持つキレート剤を配合した口腔用組成物(特開昭51−139639号公報)。
(5)ポリリン酸塩と多価金属陽イオンとを併用した口腔用組成物(特開昭52−108029号公報)。
(6)フィチン酸と有機酸とを併用した口腔用組成物(特開昭56−18911号公報)。
(7)タルトロン酸、グリセリン酸、ヒドロキシ−n−酪酸、ジヒドロキシマロン酸を配合した口腔用組成物(特開昭60−4117号公報)。
(8)カルボン、アネトール又は3−オクタノールとゲンゲ属植物の溶媒抽出物とを併用した口腔用組成物(特開昭61−286315号公報)。
(9)2−オクタノールを配合した口腔用組成物(特開昭62−151498号公報)。
(10)特定のモノテルペンを配合した口腔用組成物(特開昭62−181212号公報)。
(11)全炭素数7〜11の脂肪族エステルを配合した口腔用組成物(特開昭62−189233号公報)。
(12)クエン酸とポリリン酸塩と非イオン性界面活性剤を配合した口腔用組成物(特開平07−126131号公報)。
(13)ポリリン酸塩とオルトリン酸塩とアニオン界面活性剤を配合した口腔用組成物(特開平9−12437号公報)。
(14)ポリリン酸塩とオルトリン酸塩と両性界面活性剤を配合した口腔用組成物(特開平9−12438号公報)。
(15)スルホコハク酸系界面活性剤を含有する口腔用組成物(特開平10−17443号公報)。
(16)アミノ酸系界面活性剤含有口腔用組成物(特開平10−17444号公報)。
(17)コウジ酸と有機酸を配合した口腔用組成物(特開平11−21222号公報)。
しかし、その効果は十分なものではなく、歯面の汚れの除去はその大部分が機械的な作用に依存しているのが現状である。
また、口腔内では種々の原因により歯面に汚れが形成されるが、その1つとして、非酵素的褐変がその形成に大きな影響をもっており、口中におけるペリクルやプラーク中のタンパク質と糖類の接触によっておこる非酵素性褐変過程はメイラード反応ともいわれ、食品の貯蔵や調理によっても生じる生体物質に関する代表的な褐変反応の1つである。
最近になって、メイラード反応による褐変物質の形成やタンパク間の架橋が糖尿病の後遺症や老化の原因であること、口腔内においても例えば唾液タンパクの中にもタンパク合成又は分泌後にグルコシル化されているものが確認されていること、ステイン中にメイラード反応中間体が見出されていることから、メイラード反応が歯牙ステインの着色原因の1つであると考えられる。
メイラード反応抑制を示唆している化合物の先行文献を以下に示す。
(18)グリコシル化産物のカルボニル基と反応する剤を含む組成物(特開平2−56413号公報)。
(19)陽イオン性抗菌剤+アミノグアニジン化合物(特開平2−196712号公報)。
(20)水溶性ポリリン酸塩+グアニジン化合物(特開平11−246374号公報)。
また、還元性オリゴ糖+水溶性ポリリン酸塩の先行文献としては、下記のものがあるが、この文献の組成では歯牙美白効果は不十分である。
(21)ピロリン酸ナトリウム+イソマルトース(特開2000−256153号公報)。
米国特許第3,988,433号明細書 米国特許第4,183,916号明細書 特公昭48−43869号公報 特開昭51−139639号公報 特開昭52−108029号公報 特開昭56−18911号公報 特開昭60−4117号公報 特開昭61−286315号公報 特開昭62−151498号公報 特開昭62−181212号公報 特開昭62−189233号公報 特開平07−126131号公報 特開平9−12437号公報 特開平9−12438号公報 特開平10−17443号公報 特開平10−17444号公報 特開平11−21222号公報 特開平2−56413号公報 特開平2−196712号公報 特開平11−246374号公報 特開2000−256153号公報
本発明は、特定の還元性オリゴ糖及び水溶性ポリリン酸塩を用いることにより、安全性が高く、歯面の汚れの形成を化学的に抑制し、歯を白く美しく保つ効果がより優れた歯の美白用として有効な口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を進めた結果、還元性オリゴ糖であるコージビオース、ソホロース、ラミナリビオース、セロビオース、ツラノース、セロトリオース、ソラトリオース、セロテトラオース、セロペンタオースから選ばれる還元性オリゴ糖の1種又は2種以上を配合すると共に、直鎖状又は環状の水溶性ポリリン酸塩から選ばれる1種又は2種以上を配合することにより、非酵素的褐変による歯面の汚れを化学的に抑制し、歯を白く美しく保つことを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は、コージビオース、ソホロース、ラミナリビオース、セロビオース、ツラノース、セロトリオース、ソラトリオース、セロテトラオース、セロペンタオースから選ばれる還元性オリゴ糖の1種又は2種以上を0.01〜50質量%配合すると共に、下記一般式(1)又は(2)
n+2n3n+1 (1)
(MPO3m (2)
(但し、MはNa又はKを示し、mは3以上、nは2以上の整数である。)
で示される直鎖状又は環状の水溶性ポリリン酸塩の1種又は2種以上を配合してなることを特徴とする口腔用組成物を提供する。
本発明に係る口腔用組成物は、口腔における非酵素的褐変による歯面の汚れの形成を化学的に抑制する効果に優れ、口腔内での化学的美白効果を著しく向上させることができる。更に、このように化学的美白効果が高いので、歯磨を調製する場合などに研磨剤の配合量を低減することもできる。
本発明の口腔用組成物は、還元性オリゴ糖であるコージビオース、ソホロース、ラミナリビオース、セロビオース、ツラノース、セロトリオース、ソラトリオース、セロテトラオース、セロペンタオースから選ばれる1種又は2種以上を含有する。
一般にオリゴ糖は、単糖が2から10分子重合したもので、結合様式により還元性オリゴ糖(マルトース型)と非還元性オリゴ糖(トレハロース型)に分類されるが、本発明で用いられるオリゴ糖は還元性オリゴ糖に属する。また、構成単糖類分子数によって、二糖類(コージビオース、ソホロース、ラミナリビオース、セロビオース、ツラノース)、三糖類(セロトリオース、ソラトリオース)、四糖類(セロテトラオース)、五糖類(セロペンタオース)に分類される。本発明では、上記オリゴ糖の1種を単独で又は2種以上を混合して使用するが、特にセロビオース、ソホロース、ツラノースから選択することがより好ましい。
本発明の口腔組成物における上記オリゴ糖の配合量は、組成物全体に対して、0.01〜50質量%が好ましく、特に0.1〜50質量%が好ましい。配合量が0.01質量%に満たないと十分な効果が得られず、本発明の目的を達成できない場合がある。
本発明では、上記オリゴ糖に直鎖状又は環状の水溶性ポリリン酸塩から選ばれる1種又は2種以上を併用するが、本発明で用いられる水溶性ポリリン酸塩としては、下記一般式(1)
n+2n3n+1 (1)
(但し、MはNa又はKを示し、nは2以上の整数である。)
で示されるもの、即ち、重合度n=2のピロリン酸ナトリウムやピロリン酸カリウム、n=3のトリポリリン酸ナトリウムやトリポリリン酸カリウム、n=4のテトラポリリン酸ナトリウムやテトラポリリン酸カリウム、高重合度(通常、n=10〜300、特に10〜40)のメタリン酸ナトリウムやメタリン酸カリウムなどの直鎖状のポリリン酸塩、並びに下記一般式(2)
(MPO3m (2)
(但し、MはNa又はKを示し、mは3以上の整数、特に3〜4である。)
で示されるもの、即ち、重合度m=3のトリメタリン酸ナトリウムやトリメタリン酸カリウム、m=4のテトラメタリン酸ナトリウムやテトラメタリン酸カリウムなどの環状のポリリン酸塩が使用される。これらのポリリン酸塩はその1種を単独で又は2種以上を混合して使用される。
本発明の口腔組成物における上記ポリリン酸塩の配合量は、組成物全体に対して、0.1〜10質量%が好ましく、特に1〜7質量%が好ましい。配合量が0.1質量%に満たないと十分な効果が得られず、本発明の目的を達成し得ない場合があり、10質量%を超えると味が悪くなる場合がある。
本発明の口腔組成物は、練歯磨等の歯磨類や、洗口剤、マウスウォッシュ、トローチ、チューインガム、義歯洗浄剤等の口腔清浄剤として調製、適用することができ、他の成分としては、口腔用組成物の種類に応じた適宣な成分が用いられる。例えば練歯磨の場合であれば、研磨剤、粘結剤、粘稠剤、甘味料、防腐剤、香料、各種有効成分などを水と混和し、常法に従って製造することができる。
この場合、研磨剤としては、例えば結晶質シリカ、非晶質シリカ、その他のシリカ系研磨剤、アルミノシリケート、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、不溶性メタリン酸カリウム、酸化チタン、合成樹脂等が必要に応じて好適に使用される。但し、リン酸カルシウム等の多価金属イオンを含む研磨剤は、水溶性ポリリン酸塩の効果を低下させるので使用しない。これら研磨剤は1種又は2種以上配合し得る(配合量通常3〜90質量%)。
また、界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキル基の炭素数が8〜18である高級アルキル硫酸エステルの水溶性塩、ラウリルモノグリセライドスルフォン酸ナトリウム、ココナッツモノグリセライドスルフォン酸ナトリウム等の脂肪酸基の炭素数が10〜18である高級脂肪酸モノグリセライドスルフォン酸の水溶性塩、オレフィンスルフォン酸、パラフィンスルフォン酸、その他のアニオン界面活性剤、ステアリルモノグリセライド、ショ糖モノ及びジラウレート等の脂肪酸基の炭素数が12〜18であるショ糖脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ステアリン酸モノグリセライド、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、エチレングリコール約60モルが付加したソルビタンモノステアレート縮合物、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの重合物及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノラウリルエステル等の誘導体といったノニオン界面活性剤、ベタイン型、アミノ酸型等の両性界面活性剤などの界面活性剤が用いられる(配合量通常0.01〜7質量%)。
粘結剤としては、カラゲナン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、アルギン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アルギネート、アルギン酸プロピレングリコールエステル、キサンタンガム、トラガカントガム、カラヤガム、アラビアガムなどのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドンなどの合成粘結剤、ゲル化性シリカ、ゲル化性アルミニウムシリカ、ビーガム、ラポナイトなどの無機粘結剤等の1種又は2種以上が配合され得る(配合量通常0.5〜10質量%)。
粘稠剤としては、ソルビット、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、キシリット、マルチット、ラクチット等の1種又は2種以上を配合し得る(配合量通常1〜50質量%)。
更に、甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、タウマチン、アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル、p−メトキシシンナミックアルデヒド、サイクラミン酸ナトリウム等、防腐剤としては、p−ヒドロキシメチルベンゾイックアシッド、p−ヒドロキシエチルベンゾイックアシッド、p−ヒドロキシプロピルベンゾイックアシッド、p−ヒドロキシブチルベンゾイックアシッド、安息香酸ナトリウム、低級脂肪酸モノグリセライド等、香料としては、ウインターグリーン油、スペアミント油、ペパーミント油、サッサフラス油、丁字油、ユーカリ油等が配合され得る。また、ゼラチン、ペプトン、アルブミン、増白剤、シリコーン、色素、その他成分を配合し得る。更にまた、イプシロンアミノカプロン酸、トラネキサム酸、デキストラナーゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、溶菌酵素、リテックエンザイム等の酵素、モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウムなどのアルカリ金属モノフルオロホスフェート、フッ化ナトリウム、フッ化アンモニウム等のフッ化物、クロルヘキシジン塩類、ジヒドロコレステロール、グリチルレチン塩類、グリチルレチン酸、カロペプタイド、ビタミン類、歯垢防止剤、抗菌剤、硝酸カリウムなどの知覚過敏症鈍麻剤等の有効成分を1種又は2種以上配合し得る。
本発明の口腔組成物のpHは、通常製剤にpH電極を直接浸漬して測定するが、浸漬できない剤型の場合は、蒸留水で5倍に希釈もしくは分散抽出した液にpH電極を浸漬して測定する。本発明の口腔組成物のpHは5〜9が好ましい。pHが5より低いと歯牙の脱灰が起こることが懸念され、pHが9より高いと、メイラード反応の抑制効果が十分でなく、本発明の目的を達し得ない可能性がある。より好ましくはpH6〜8.5の範囲である。
以下、実験例及び実施例と比較例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。なお、下記の例で%は質量%を示す。
〔実験例〕
ハイドロキシアパタイト円板(旭光学社製、直径7mm×高さ3mmの円筒型。以下、HA板と記載)を37℃で液浸漬と空中乾燥を交互に行う装置に取り付け、非酵素的褐変反応を起こさせるため、まずタンパク液への浸漬・乾燥を2時間行い、次に糖溶液への浸漬・乾燥を2時間行った。その後、表1に示す薬剤溶液への浸漬・乾燥を10分間行った。この行程を1サイクルとし、1日2サイクル実施し、夜間はタンパク溶液に浸漬した。以上の操作を7日間行った。
7日後にHA板上の茶色の着色度合いを目視で観察し、判定した。結果を表1に示した。
以下にタンパク液と糖溶液の組成を示す。なお、各溶液は、アザイド0.001%を含み、1mol/L塩酸もしくは1mol/L水酸化ナトリウムで所定のpHに調整した。
タンパク液
牛血清アルブミン 2.0%
KCl 0.37
KH2PO4 0.014
CaCl2・2H2O 0.015
MgCl2・6H2O 0.002
水 残
計 100.0%
糖溶液
グルコース 2.0%
KCl 0.37
KH2PO4 0.014
CaCl2・2H2O 0.015
MgCl2・6H2O 0.002
水 残
計 100.0%
Figure 2005170867

薬剤成分1)〜9)は下記のグレードを用いた。以下の実施例でも同じグレードを使用した。
1)セロビオース:ICN Biomedicals Inc.
2)ツラノース:ICN Biomedicals Inc.
3)セロトリオース:関東化学(株)、生化学用
4)コージビオース:和光純薬工業(株)、生化学用
5)スクロース:和光純薬工業(株)、試薬特級
6)イソマルトース:和光純薬工業(株)、生化学用
7)ピロリン酸四ナトリウム:太平化学産業(株)、ピロリン酸ナトリウム・無水物
8)トリポリリン酸ナトリウム:太平化学産業(株)、トリポリリン酸ナトリウム
9)メタリン酸ナトリウム:太平化学産業(株)、別名:ヘキサメタリン酸ナトリウム
10)評価基準は下記の通りである。
◎:HA板表面の着色がない
○:HA板表面が薄茶色に着色
×:HA板表面が茶色に着色
表1の結果より、本発明に係る組成物は、口腔における非酵素的褐変による歯面の汚れの形成を化学的に抑制する効果が特異的に向上することが知見された。
〔実施例7〕
以下の組成の練歯磨製剤を蒸留水で3倍に希釈した溶液を用い、実験例と同じ方法で評価した結果、◎であった。
沈降性シリカ 20.0%
プロピレングリコール 3.0
ソルビット 20.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.4
サッカリンナトリウム 0.1
ステビオサイド 0.1
グリチルリチン酸カリウム 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
トラネキサム酸 0.05
α−アルミナ無水物 3.0
コロイド状シリカ 3.0
メチルパラベン 0.05
香料 1.0
ピロリン酸四ナトリウム 3.0
セロビオース 5.0
塩酸 適量
水 残
計 100.0%(pH7.0)
〔実施例8〕
以下の組成の練歯磨製剤を蒸留水で3倍に希釈した溶液を用い、実験例と同じ方法で評価した結果、◎であった。
無水ケイ酸 10.0%
酸化チタン 0.5
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.1
カラギーナン 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 0.9
ソルビット 20.0
グリセリン 20.0
プロピレングリコール 3.0
メチルパラベン 0.05
サッカリンナトリウム 0.15
香料 1.0
トリポリリン酸ナトリウム 5.0
コージビオース 1.0
水 残
計 100.0%(pH7.5)
〔実施例9〕
以下の組成の液状歯磨製剤を蒸留水で3倍に希釈した溶液を用い、実験例と同じ方法で評価した結果、◎であった。
無水ケイ酸 10.0%
60%ソルビット液 25.0
グリセリン 25.0
プロピレングリコール 5.0
キサンタンガム 0.2
N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 0.5
カラギーナン 0.5
アルギン酸ナトリウム 1.0
フッ化ナトリウム 0.22
デキストラナーゼ(100万U/g) 0.5
サッカリンナトリウム 0.1
香料 1.0
トリポリリン酸カリウム 2.5
(太平化学産業(株)、トリポリリン酸カリウム)
ソホロース(SIGMA) 2.0
水 残
計 100.0%(pH7.5)
〔実施例10〕
以下の組成のデンタルクリーム製剤を蒸留水で3倍に希釈した溶液を用い、実験例と同じ方法で評価した結果、◎であった。
ソルビット 20.0%
ショ糖モノラウレート 1.0
パラオキシ安息香酸ナトリウム 0.1
サッカリンナトリウム 0.1
香料 0.8
テトラポリリン酸ナトリウム 3.0
(太平化学産業(株)、テトラポリリン酸ナトウム)
ツラノース 1.5
水 残
計 100.0%(pH6.8)
〔実施例11〕
以下の組成のデンタルクリーム製剤を蒸留水で3倍に希釈した溶液を用い、実験例と同じ方法で評価した結果、◎であった。
キシリトール 20.0%
プロピレングリコール 2.5
カルボキシメチルセルロースナトリウム 2.5
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
パラオキシ安息香酸ナトリウム 0.1
サッカリンナトリウム 0.1
香料 0.8
ピロリン酸四ナトリウム 4.0
リシノアラニン 2.0
セロペンタオース(関東化学(株)、生化学用) 3.0
塩酸 適量
水 残
計 100.0%(pH6.5)
〔実施例12〕
以下の組成の洗口剤製剤を蒸留水で3倍に希釈した溶液を用い、実験例と同じ方法で評価した結果、◎であった。
エタノール 10.0%
サッカリンナトリウム 0.05
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.05
グルコン酸クロルヘキシジン 0.01
色素 0.01
安息香酸ナトリウム 0.05
酸化防止剤 0.01
香料 0.3
ラウリル硫酸ナトリウム 0.3
POEミリスチル硫酸ナトリウム 0.3
テトラポリリン酸ナトリウム 2.0
(太平化学産業(株)、テトラポリリン酸ナトリウム)
ラミナリビオース(SIGMA) 0.5
水 残
計 100.0%(pH6.8)
〔実施例13〕
以下の組成のチューインガムを細かく砕きながら4倍量の蒸留水を加え、分散し、溶出した溶液を用い、実験例と同じ方法で評価した結果、◎であった。
ガムベ−ス 30.0%
水アメ 18.0
ステビオサイド 20.0
キシリトール 10.0
香料 0.5
メタリン酸ナトリウム 1.5
(太平化学産業(株)、別名:ヘキサメタリン酸ナトリウム)
セロテトラオース(関東化学(株)、生化学用) 20.0
計 100.0%(pH7.0)
〔実施例14〕
以下の組成のうがい用錠剤を蒸留水で5倍に溶解した溶液を用い、実験例と同じ方法で評価した結果、◎であった。
炭酸水素ナトリウム 55.0%
ポリエチレングリコール400 4.0
香料 1.0
オレイン酸 0.1
塩酸クロルヘキシジン 0.1
クエン酸 17.0
ステビオサイト 8.3
トリメタリン酸ナトリウム 4.5
(太平化学産業(株)、トリメタリン酸ナトリウム)
セロトリオース(関東化学(株)、生化学用) 10.0
計 100.0%(pH6.5)

Claims (1)

  1. コージビオース、ソホロース、ラミナリビオース、セロビオース、ツラノース、セロトリオース、ソラトリオース、セロテトラオース、セロペンタオースから選ばれる還元性オリゴ糖の1種又は2種以上を0.01〜50質量%配合すると共に、下記一般式(1)又は(2)
    n+2n3n+1 (1)
    (MPO3m (2)
    (但し、MはNa又はKを示し、mは3以上、nは2以上の整数である。)
    で示される直鎖状又は環状の水溶性ポリリン酸塩の1種又は2種以上を配合してなることを特徴とする口腔用組成物。
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