JP2019206486A - 口腔用組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
フッ化物イオン供給化合物と、
タンパク質と、を含むことを特徴とする口腔用組成物。
本発明の口腔用組成物は、リン酸化オリゴ糖カルシウムを含んでいる。
リン酸化オリゴ糖カルシウムは、水溶性のカルシウム含有物質である。
本発明の口腔用組成物は、フッ化物イオン供給化合物を含んでいる。
本発明の口腔用組成物は、タンパク質を含んでいる。
本発明の口腔用組成物に用いられるタンパク質としては、例えば、カゼイン、加水分解カゼイン、コラーゲン、加水分解コラーゲン、サクシニルアテロコラーゲン、シルク、加水分解シルク、ラクトフェリン、ホエイ、リゾチーム、アルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、エラスチン、加水分解エラスチン、加水分解卵殻膜等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
研磨剤としては、シリカゲル、沈降性シリカ、火成性シリカ、含水ケイ酸、無水ケイ酸、ゼオライト、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第二リン酸カルシウム二水和物、第二リン酸カルシウム無水和物等の歯磨用リン酸水素カルシウム、ピロリン酸カルシウム、第三リン酸マグネシウム、第三リン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
湿潤剤としては、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、マルチトール、還元水あめ、ラクチトール、パラチニット、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、キシロース、トレハロース、グルコース、ラクトース、マンノース、マルトース、フルクトース、イノシトール、ペンタエリスリトール、マルトトリオース、澱粉分解糖、澱粉分解糖還元アルコール等の多価アルコール等が挙げられ、これらの内、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
粘結剤としては、カラギーナン(ι、λ、κ)、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カルシウム含有アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸カルシウム、アルギン酸アンモニウム等のアルギン酸塩及びその誘導体、キサンタンガム、グァーガム、寒天、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
発泡剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、アルキルスルホコハク酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸モノグリセリンスルホン酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−アシルグルタメート等のN−アシルアミノ酸塩、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、マルチトール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、トレハロース、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン類、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。
本発明の口腔用組成物は、香料成分を含んでいてもよい。
香料成分としては、l−メントール、アネトール、メントン、シネオール、リモネン、カルボン、メチルサリシレート、エチルブチレート、オイゲノール、チモール、シンナミックアルデヒド、トランス−2−ヘキセナール等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。これらの成分は単品で配合してもよいが、これらを含有する精油等を配合してもよい。また、上記香料成分に加え、脂肪族アルコールやそのエステル、テルペン系炭化水素、フェノールエーテル、アルデヒド、ケトン、ラクトン等の香料成分、精油を本発明の効果を妨げない範囲で配合してもよい。
薬用成分としては、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ゼオライト、ヒノキチオール、クロルヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化デカリニウム、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、ビサボロール、アスコルビン酸および/またはその誘導体、酢酸トコフェロール、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸、アルミニウムヒドロキシルアラントイン、乳酸アルミニウム、ジヒドロコレステロール、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸塩類、銅クロロフィリン塩、グァイアズレンスルホン酸塩、デキストラナーゼ、塩酸ピリドキシン等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を配合することができる。
また、上述した成分の他にも、例えば、青色1号等の色素、酸化チタン等の顔料、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、エデト酸塩等のキレート剤、チャエキス、チャ乾留液等の矯味剤等を含んでいてもよい。
(実施例1〜26、比較例1)
リン酸化オリゴ糖カルシウム、フッ化ナトリウムおよびタンパク質が、表1〜4に示す濃度となるように水溶液を調製し、試料用口腔用組成物を製造した。なお、フッ化ナトリウムについては、フッ素イオン濃度が表1〜4に示す値となるように添加量を調製した。
表5に示すカルシウム供給化合物(炭酸カルシウムおよび塩化カルシウム)と、フッ化ナトリウムおよびタンパク質が、表5に示す濃度となるように水溶液を調製し、試料用口腔用組成物を製造した。なお、フッ化ナトリウムについては、フッ素イオン濃度が表5に示す値となるように添加量を調製した。
なお、カゼインとして、等電点4.6のものを用いた。また、加水分解コラーゲンとしては、等電点7以下のものを用いた。また、サクシニルアテロコラーゲンとしては、等電点4.5のものを用いた。また、ホエイとしては、等電点4.5〜5.3のものを用いた。
(評価方法)
容器にアパタイトビーズを入れ、アパタイトビーズの重量の10倍量の各実施例の試料用口腔用組成物を添加し、5分間浸漬した。
A :Xが140以上である。
B :Xが110以上140未満である。
C :Xが105以上110未満である。
D :Xが102以上105未満である。
E :Xが102よりも小さい。
Claims (9)
- リン酸化オリゴ糖カルシウムと、
フッ化物イオン供給化合物と、
タンパク質と、を含むことを特徴とする口腔用組成物。 - 前記タンパク質は、等電点が7以下のものである請求項1に記載の口腔用組成物。
- 前記リン酸化オリゴ糖カルシウムの配合量をA[質量%]、口腔用組成物中のフッ素イオンの濃度をB[質量%]としたとき、0.02≦A/B≦250の関係を満足する請求項1または2に記載の口腔用組成物。
- 前記リン酸化オリゴ糖カルシウムの配合量をA[質量%]、前記タンパク質の配合量をCとしたとき、0.1≦A/C≦500の関係を満足する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
- 前記リン酸化オリゴ糖カルシウムの配合量は、0.01質量%以上10質量%以下である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
- フッ素イオンを、0.01質量%以上1質量%以下含む請求項1ないし5のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
- 前記フッ化物イオン供給化合物は、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウムおよびフッ化第1スズからなる群から選択される少なくとも1種である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
- 前記タンパク質の配合量は、0.001質量%以上5質量%以下である請求項1ないし7のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
- 前記タンパク質は、カゼイン、加水分解コラーゲン、サクシニルアテロコラーゲンおよびホエイからなる群から選択される少なくとも1種である請求項1ないし8のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
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---|---|---|---|---|
WO2023120058A1 (ja) * | 2021-12-21 | 2023-06-29 | ライオン株式会社 | 口腔用組成物 |
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