JP2005149604A - 磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コイル層の膜厚を大きくでき、コイル層の抵抗値を低減できる薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 下部コア層29、磁極端層30、バックギャップ層34で囲まれた空間内47に複数本の第1コイル片36が形成され、コイル絶縁層37で埋められている。磁極端層30の上面30a、コイル絶縁層37の上面37a、第1コイル片36の上面36a、バックギャップ層34の上面34aが同じ平坦化面A1で形成され、下部コア層29に形成された凹部29bの上に第1コイル片36が形成される。第1コイル片36の下面を前記下部コア層29の上面29aとほぼ同一の高さ位置とできる。また、第1コイル片36の上面36aは平坦化面A1まで延出されている。そのため、前記第1コイル片36の膜厚を大きく、コイル抵抗を小さくできる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば浮上式磁気ヘッドなどに使用される記録用の薄膜磁気ヘッドに係り、特に、コイル層の膜厚を大きくでき、コイル層の抵抗値を低減できる薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法に関する。
以下に示す特許文献1および2には、磁性材料から形成される下部コア層の上にコイル層が形成された構成のインダクティブヘッド(記録用ヘッド)が開示されている。
しかし、近年の高記録密度化に伴って小型化が進み、磁極部の寸法も非常に小さく構成することが要求されている。
このような高記録密度化に対応するため、前記下部コア層の上に形成される上部コア層を平面的に構成する、いわゆるプラナー型のインダクティブヘッドが存在する。このようなプラナー型のインダクティブヘッドは以下に示す特許文献3に開示されている。
特開2001−076320号公報 特開2002−025009号公報 US 6353511 B1
しかし、前記特許文献1および2に開示された磁気ヘッドに対し高記録密度化に対応できるとして着想された前記特許文献3に記載された磁気ヘッドでは、磁気ヘッド全体の小型化に伴って、非常に狭いスペースにコイル層を形成しなければならない。そのため、形成されるコイル層も小さなものとならざるを得ず、コイル層の断面積も小さくなり、コイル層の抵抗値が非常に大きくなってしまう。
コイル層の抵抗値が大きくなると、前記コイル層を流れる記録電流によって大きなジュール熱が発生し、前記インダクティブヘッド内部の温度が非常に高くなる。
前記インダクティブヘッド内部での温度が高くなると、金属材料で形成されているコイル層やコア層と、その周囲を覆う絶縁材料との間での熱膨張係数の違いによって、前記インダクティブヘッドが形成されている部分が、他の部分に比べて記録媒体との対向面から突出しやくなるという、いわゆるPTP(Pole Tip Protrusion)と呼ばれる現象が発生する。
このように前記インダクティブヘッドが記録媒体との対向面から突出するPTP現象が発生すると、前記インダクティブヘッドが記録媒体に衝突する頻度が高まり、記録媒体を傷つけたり、インダクティブヘッドが損傷しやくなる。
本発明は前記従来の課題を解決するものであり、コイル層の膜厚を大きくでき、コイル層の抵抗値を低減できる薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の磁気ヘッドは、記録媒体との対向面側からハイト方向に延びて形成された下部コア層上に、前記対向面からハイト方向に所定長さで形成され、前記対向面でのトラック幅方向における幅寸法でトラック幅Twが決定される磁極端層と、前記磁極端層からハイト方向に離れて形成されたバックギャップ層とが形成され、前記バックギャップ層を介して、前記下部コア層とハイト側で直接的あるいは間接的に接続される磁性層を有し、
前記下部コア層、前記磁極端層及びバックギャップ層で囲まれた空間内に複数本のコイル片が形成され、前記コイル片はコイル絶縁層によって覆われており、
前記磁極端層の上面、前記コイル絶縁層の上面、前記コイル片の上面、前記バックギャップ層の上面が共に同じ平坦化面で形成され、前記コイル片の上面には第2の絶縁材料層が形成され、前記磁性層は前記平坦化面の上に形成されており、
前記下部コア層には前記磁極端層と前記バックギャップ層との間に凹部が形成され、前記凹部内に第1の絶縁材料層が形成されており、
前記空間内で前記コイル片が前記第1の絶縁材料層の上に形成されていることを特徴とするものである。
この場合、前記第1の絶縁材料層は、前記磁極端層のハイト方向側の側面から前記凹部、および前記バックギャップ層のハイト方向と反対側の側面にかけて連続して形成されているものとして構成できる。
また、前記磁性層の上に、第3の絶縁材料層を介して他のコイル片が形成されており、前記コイル片と前記他のコイル片との端部どうしが電気的に接続されて、前記磁性層の周囲をトロイダル状に巻き回されたトロイダルコイル層が形成されているものとして構成することもできる。
この場合、前記第3の絶縁材料層は、無機絶縁材料層の上に有機絶縁材料層が積層されたものであるものとして構成することが好ましい。
また前記コイル片は、前記空間内から前記バックギャップ層の周囲を螺旋状に周回するように形成されているものとして構成することもできる。
また本発明の磁気ヘッドの製造方法は、記録媒体との対向面側からハイト方向に延びて形成された下部コア層上に、前記対向面からハイト方向に所定長さで形成される磁極端層と、前記磁極端層からハイト方向に離れて形成されたバックギャップ層とが形成され、前記下部コア層と前記磁極端層と前記バックギャップ層とで形成された空間を有する磁気ヘッドの製造方法において、以下の工程を有することを特徴とするものである。
(a)前記空間内の前記下部コア層に凹部を形成し、前記凹部に第1の絶縁材料層を形成する工程と、
(b)前記第1の絶縁材料層上に複数本のコイル片を形成する工程と、
(c)前記コイル片上をコイル絶縁層で埋めた後、前記磁極端層の上面、前記コイル絶縁層の上面、および前記バックギャップ層の上面を削って平坦化面を形成する工程と、
(d)前記平坦化面の上に、前記コイル片を覆う第2の絶縁材料層を形成した後、前記磁性層を形成する工程。
この場合、前記(a)工程の前に、前記下部コア層の上に前記磁極端層、および前記バックギャップ層を形成し、前記(a)工程で、前記第1の絶縁材料層を、前記磁極端層のハイト方向側の側面から前記凹部、および前記バックギャップ層のハイト方向と反対側の側面にかけて連続して形成するものとして構成することができる。
また、前記(d)工程の後、前記磁性層の上に、第3の絶縁材料層を介して他のコイル片を形成し、前記コイル片と前記他のコイル片との端部どうしを電気的に接続し、前記磁性層の周囲にトロイダル状に巻き回されたトロイダルコイル層を形成することもできる。
この場合、前記第3の絶縁材料層を、無機絶縁材料層の上に有機絶縁材料層を積層して形成することが好ましい。
また、前記(b)工程で、前記第1の絶縁材料層上に複数のコイル片を形成するとともに、前記コイル片を前記空間外の前記バックギャップ層の周囲にも形成し、前記コイル片を前記バックギャップ層の周囲に螺旋状に周回するように形成するものとして構成することもできる。
本発明の前記磁気ヘッドでは、下部コア層に凹部が形成され、この凹部の上に、第1の絶縁材料であるコイル絶縁下地層を介して、コイル片が形成される。したがって、前記コイル片の下面を前記下部コア層の上面とほぼ同一の高さ位置とすることができる。また、前記コイル片の上面は前記平坦化面A1まで延出されている。したがって、前記コイル片の膜厚を大きくすることが可能となる。
従って、近年の高記録密度化に伴ってインダクティブヘッドの小型化が進んで前記コイル片を形成するためのスペースが小さくなっても、前記コイル片の断面積を大きくできるのでコイル片の直流抵抗値を低減できる。この結果、本発明の磁気ヘッドは、前記コイル片を流れる記録電流によって発生するジュール熱を低減し、磁気ヘッド内部の温度上昇を抑制できる。
前記磁気ヘッド内部での温度が高くなると、金属材料で形成されているコイル片、下部コア層および上部コア層と、その周囲を覆う絶縁材料との間での熱膨張係数の違いによって、前記磁気ヘッドが形成されている部分が、他の部分に比べて記録媒体との対向面から突出しやくなるという、いわゆるPTP(Pole Tip Protrusion)と呼ばれる現象が発生する。
このように前記インダクティブヘッドが記録媒体との対向面から突出するPTP現象が発生すると、前記インダクティブヘッドが記録媒体に衝突する頻度が高まり、記録媒体を傷つけたり、インダクティブヘッドが損傷しやすくなる。
しかし本願発明の磁気ヘッドでは、前記コイル片の断面積を大きくできるのでコイル片の直流抵抗値を低減でき、前記コイル片を流れる記録電流によって発生するジュール熱を低減できるため、前記PTP現象を効果的に抑制できる。したがって、前記磁気ヘッドが記録媒体に衝突する頻度を低減し、記録媒体及び磁気ヘッドの損傷を抑制できる。
図1は、本発明の磁気ヘッドがスライダに搭載された磁気ヘッド装置を示す全体斜視図、図2は本発明における第1実施形態の磁気ヘッドH1の構造を示す部分縦面図である。
なお以下では図示X方向をトラック幅方向と呼び、図示Y方向をハイト方向と呼ぶ。
また図示Z方向は記録媒体(磁気ディスク)の進行方向である。また磁気ヘッドの前端面(図2に示す最左面)を「記録媒体との対向面」と呼ぶ。さらに各層において「前端面(前端部)」とは図2における左側の面を指し「後端面(後端部)」とは図2における右側の面を指す。
また図面を用いて説明する磁気ヘッドは、記録用ヘッド(インダクティブヘッドとも言う)と再生用ヘッド(MRヘッドとも言う)とが複合された磁気ヘッドであるが、記録用ヘッドのみで構成された磁気ヘッドであってもよい。
符号20はアルミナチタンカーバイト(Al23−TiC)などで形成されたスライダであり、その対向面20aが記録媒体に対向する。図1に示すようにスライダ20のトレーリング側の端部20b上に、磁気ヘッドH1と端子部P1,P1及び端子部P2,P2が形成されている。磁気ヘッドH1を構成するインダクティブヘッドのトロイダルコイル層42は、リード層を介して端子部P1,P1に接続されている。またMRヘッドの磁気抵抗効果素子が設けられている場合には、端子部P2,P2から磁気抵抗効果素子に検出電流が与えられ、且つ端子部P2,P2から再生磁気信号が得られる。
図2に示すように、スライダ20上にAl23層21が形成されている。
Al23層21上には、NiFe系合金やセンダストなどで形成された下部シールド層22が形成され、下部シールド層22の上にAl23などで形成された下部ギャップ層や上部ギャップ層からなるギャップ層23が形成されている。
ギャップ層23内にはスピンバルブ型薄膜素子などのGMR素子に代表される磁気抵抗効果素子24が形成されており、磁気抵抗効果素子24の前端面は記録媒体との対向面から露出している。
ギャップ層23上にはNiFe系合金などで形成された上部シールド層25が形成されている。
下部シールド層22から上部シールド層25までを再生用ヘッド(MRヘッドとも言う)と呼ぶ。
図2に示すように上部シールド層25上には、Al23などで形成された分離層28が形成されている。なお上部シールド層25及び分離層28が設けられておらず、上部ギャップ層26上に次の下部コア層29が設けられていてもよい。かかる場合、下部コア層29が上部シールド層をも兼ね備える。
図2では、分離層28の上に下部コア層29が形成されている。下部コア層29はNiFe系合金などの磁性材料で形成される。下部コア層29は記録媒体との対向面からハイト方向(図示Y方向)に所定の長さ寸法で形成される。
下部コア層29上には記録媒体との対向面からハイト方向(図示Y方向)にかけて所定の長さ寸法で形成された磁極端層30が形成されている。
磁極端層30はトラック幅方向(図示X方向)への幅寸法がトラック幅Twで形成されている。トラック幅Twは、例えば0.5μm以下で形成される。
図2に示す前記磁気ヘッドH1では、磁極端層30は、下部磁極層31、ギャップ層32、および上部磁極層33の3層膜の積層構造で構成されている。
下部コア層29上には磁極端層30の最下層となる下部磁極層31がメッキ形成されている。下部磁極層31は磁性材料を用いて形成され、下部コア層29と磁気的に接続されており、下部磁極層31は、下部コア層29と同じ材質でも異なる材質で形成されていてもどちらでもよい。また単層膜でも多層膜で形成されていてもどちらでもよい。
下部磁極層31上には、非磁性のギャップ層32が積層されている。
ギャップ層32は非磁性金属材料で形成されて、下部磁極層31上にメッキ形成されることが好ましい。非磁性金属材料として、NiP、NiReP、NiPd、NiW、NiMo、NiRh、NiRe、Au、Pt、Rh、Pd、Ru、Crのうち1種または2種以上を選択することが好ましく、ギャップ層32は、単層膜で形成されていても多層膜で形成されていてもどちらであってもよい。
ギャップ層32上には、上部磁極層33がメッキ形成されている。本実施の形態では、上部磁極層33は1層で形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば前記上部磁極層33を積層構造としても良い。
上記したようにギャップ層32が、非磁性金属材料で形成されていれば、下部磁極層31、ギャップ層32および上部磁極層33を連続してメッキ形成することが可能になる。
前記下部磁極層31及び上部磁極層33は、上部コア層39や下部コア層29及びバックギャップ層34よりも高い飽和磁束密度Bsを有していることが好ましい。ギャップ層32に対向する下部磁極層31および上部磁極層33が高い飽和磁束密度を有していることにより、ギャップ近傍に記録磁界を集中させ、記録密度を向上させることが可能になる。
さらに前記磁極端層30のハイト方向後端面からハイト方向(図示Y方向)に所定距離離れた位置にバックギャップ層34が下部コア層29上に形成されている。
前記バックギャップ層34は磁性材料で形成され、前記下部コア層29と同じ材質で形成されてもよいし、別の材質で形成されていてもよい。また前記バックギャップ層34は単層であってもよいし多層の積層構造で形成されていてもよい。前記バックギャップ層34は前記下部コア層29と磁気的に接続されている。
前記磁極端層30と前記バックギャップ層34と前記下部コア層29とで形成された空間47には、Al23、SiO2などからなる本願発明の第1の絶縁材料層である、コイル絶縁下地層35が形成されている。コイル絶縁下地層35上には、上部コア層39と重なる部分が、トラック幅方向(図示X方向)に平行に延び、且つ互いに平行に形成された複数本の第1コイル片36がハイト方向(図示Y方向)に並んで形成されている。前記第1コイル片36は、例えばCuやAuなどの電気抵抗の低い導電性材料で形成されている。
各第1コイル片36間は、Al23などの無機絶縁材料、またはレジストなどによる有機絶縁材料で形成されたコイル絶縁層37で埋められている。図2に示すように磁極端層30の上面、第1コイル片36の上面、コイル絶縁層37の上面、及びバックギャップ層34の上面は連続した平坦化面A1となっている。
前記下部コア層29上には、記録媒体との対向面からハイト方向(図示Y方向)に所定の距離離れた位置からハイト方向に向けてGd決め層38が形成されている。前記Gd決め層38の後端部領域は、前記コイル絶縁下地層35の上面に載せられている。また、前記上部磁極層33の後端部は前記Gd決め層38上に載せられている。
ギャップデプス(Gd)は、前記ギャップ層32の記録媒体との対向面から前記Gd決め層38に突き当たるまでのハイト方向(図示Y方向)への長さで決められる。
前記平坦化面A1の上には、前記第1コイル片36の上面36aを覆うように、レジストなどの有機材料からなる絶縁層45が形成されている。この絶縁層45は本願発明の第2の絶縁材料層であり、前記第1コイル片36と後記する上部コア層39との絶縁を図るものである。
前記上部磁極層33から、前記絶縁層45および前記バックギャップ層34上にかけて上部コア層(磁性層)39がメッキ形成されている。この上部コア層39は、前記バックギャップ層34を介して、前記下部コア層29のハイト側と前記磁極端層30とを接続しており、前記上部コア層39が本発明の磁性層に相当する。
なお前記上部磁極層33と前記上部コア層39とが同じ材質で形成されていてもよいが、異なる材質で形成されるほうが好ましい。特に、上部コア層39が上部磁極層33よりも飽和磁束密度Bsが低いことがより好ましい。上部コア層39の飽和磁束密度は例えば1.4T〜1.9T、上部磁極層33の飽和磁束密度は例えば1.9T〜2.4Tである。
前記上部コア層39の飽和磁束密度が前記上部磁極層33の飽和磁束密度よりも低いと、上部コア層39からの洩れ磁界で磁気記録することを防ぐことが容易になる。
図2に示すように上部コア層39の上には、例えばレジストなどの有機絶縁材料や、Al23などの無機絶縁材料で形成された絶縁層40が形成されている。この絶縁層40は本願発明の第3の絶縁材料層であり、有機絶縁材料や無機絶縁材料のどちらか一方で形成されても良いが、無機絶縁材料の上に有機絶縁材料を積層して形成することが好ましい。このように、前記絶縁層40を無機絶縁材料の上に有機絶縁材料を積層して形成すると、後記する第2コイル片41を形成するためにメッキ下地膜を形成した後、余分なメッキ下地膜を除去する際に、前記無機絶縁材料が保護層として機能し、製造途中でのダメージを防止することが可能となる。
図2に示すように絶縁層40上には、本願発明の他のコイル片である複数本の第2コイル片41が形成されている。前記第2コイル片41は、例えばCuやAuなどの電気抵抗の低い導電性材料で形成されている。
前記第1コイル片36と前記第2コイル片41とは、それぞれのトラック幅方向における端部同士が電気的に接続され、第1コイル片36と第2コイル片41とで、前記上部コア層39を軸にして巻回形成されたトロイダルコイル層42が形成されている。
前記トロイダルコイル層42上にはAl23やAlSiOなどの絶縁材料で形成された保護層43が形成されている。なお、下部コア層29及びバックギャップ層34のハイト方向後方は、絶縁層44が形成されている。
前記トロイダルコイル層42に記録電流が与えられると、前記下部コア層29及び前記上部コア層39に記録磁界が誘導され、前記ギャップ層32を介して対向する前記下部磁極層31及び前記上部磁極層33間に漏れ磁界が発生し、この漏れ磁界により、ハードディスクなどの記録媒体に磁気信号が記録される。
本願発明の磁気ヘッドH1では、図2に示すように、前記下部コア層29に凹部29bが形成されている。そして、この凹部29bを埋めるように前記コイル絶縁下地層35が形成されている。そして、このコイル絶縁下地層35の上に、前記第1コイル片36が形成されているのである。前記下部コア層29の上面29aと前記コイル絶縁下地層35の上面35aとは同一の高さ位置に形成されることが好ましい。前記下部コア層29の上面29aと前記コイル絶縁下地層35の上面35aとが同一の高さ位置に形成されることにより、前記上面29aと35aとを同一の平坦化面とすることができるため、第1コイル片36を形成する時に設けられるレジストを露光する際、この露光時の焦点をレジスト全体に均一にすることができるため、精度良く前記第1コイル片36を形成することができる。したがって、前記第1コイル片36の間隔を小さく形成でき、磁気ヘッド全体の小型化や磁路長を短くすることが可能となる。また、正確な形状および均一な膜厚で前記第1コイル片36をパターン形成できる。
また、前記コイル絶縁下地層35の上面35aは平坦化面として形成されることが好ましい。前記上面35aが平坦化面として形成されることにより、前記下部コア層29の上面29aと前記コイル絶縁下地層35の上面35aとが同一の高さ位置に形成される場合と同様に、第1コイル片36を形成する時に設けられるレジスト露光時の焦点をレジスト全体に均一にすることができるため、前記第1コイル片36の間隔を小さく形成でき、磁気ヘッド全体の小型化や磁路長を短くすることが可能となる。また、正確な形状および均一な膜厚で前記第1コイル片36をパターン形成できる。
一方、前記第1コイル片36の上面36aは、前記磁極端層30の上面30a、前記コイル絶縁層37の上面37aおよび前記バックギャップ層34の上面34aと同一の高さ位置まで延出して形成され、これらの上面30a,37a,34aとともに同一の平坦化面A1が形成されている。
前記磁気ヘッドH1では、前記下部コア層29に凹部29bが形成され、この凹部29bの上に、前記コイル絶縁下地層35を介して、前記第1コイル片36が形成される。したがって、前記第1コイル片36の下面36bを前記下部コア層29の上面29aとほぼ同一の高さ位置とすることができる。また、前記第1コイル片36の上面36aは前記平坦化面A1まで延出されている。したがって、前記第1コイル片36の膜厚を大きくすることが可能となる。
従って、近年の高記録密度化に伴ってインダクティブヘッドの小型化が進んで前記第1コイル片36を形成するためのスペースが小さくなっても、前記第1コイル片36の断面積を大きくできるので第1コイル片36の直流抵抗値を低減できる。この結果、本実施の形態の磁気ヘッドは、前記トロイダルコイル層42を流れる記録電流によって発生するジュール熱を低減し、磁気ヘッドH1内部の温度上昇を抑制できる。
前記磁気ヘッドH1内部での温度が高くなると、金属材料で形成されているトロイダルコイル層42、前記下部コア層29および前記上部コア層39と、その周囲を覆う前記コイル絶縁層37や前記保護層43などの絶縁材料との間での熱膨張係数の違いによって、前記磁気ヘッドH1が形成されている部分が、他の部分に比べて記録媒体との対向面から突出しやくなるという、いわゆるPTP(Pole Tip Protrusion)と呼ばれる現象が発生する。
このように前記インダクティブヘッドが記録媒体との対向面から突出するPTP現象が発生すると、前記インダクティブヘッドが記録媒体に衝突する頻度が高まり、記録媒体を傷つけたり、インダクティブヘッドが損傷しやくなる。
しかし本願発明の磁気ヘッドH1では、前記第1コイル片36の断面積を大きくできるので第1コイル片36の直流抵抗値を低減でき、前記トロイダルコイル層42を流れる記録電流によって発生するジュール熱を低減できるため、前記PTP現象を効果的に抑制できる。したがって、前記磁気ヘッドH1が記録媒体に衝突する頻度を低減し、記録媒体及び磁気ヘッドの損傷を抑制できる。
一般的に、トロイダルコイル層42を構成する第1コイル片36と第2コイル片41のうち、磁極である下部コア層29と上部コア層39との間に位置する第1コイル片36の直流抵抗値を下げることが、ジュール熱を低減するために効果的である。本願発明の前記磁気ヘッドH1では、下部コア層29と上部コア層39との間に位置する第1コイル片36の断面積を小さくできるため、効果的にジュール熱を低減することが可能となる。
図3は、本発明の第2実施形態の磁気ヘッドH2を示す部分縦断面図であり、図2に相当する図である。
図3に示す磁気ヘッドH2は図2に示す磁気ヘッドH1と同じ構成部分を有して構成されている。したがって、図3に示す磁気ヘッドH2のうち、図2に示す磁気ヘッドH1と同じ構成部分には、図2に示す磁気ヘッドH1と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
図3に示す磁気ヘッドH2は図2に示す磁気ヘッドH1と同様、第1コイル片36は下部コア層29に形成された凹部29bに埋め込まれて形成されたコイル絶縁下地層35の上に第1コイル片36が形成されている点では図2に示した前記磁気ヘッド1と同じであるが、図3に示す磁気ヘッドH2では、上部磁極層33のハイト方向側の側面33aから、前記Gd決め層38の上面38aおよび側面38bにかけても前記コイル絶縁下地層35が連続して形成されているとともに、バックギャップ層34の記録媒体との対向面側(ハイト方向と反対側)の側面34bにもコイル絶縁下地層35が連続して形成されている点で、図2に示す磁気ヘッドH1とは異なっている。
このような図3に示す構造の磁気ヘッドH2でも、図2に示した前記磁気ヘッドH1と同様に、前記第1コイル片36の下面36bを前記下部コア層29の上面29aとほぼ同一の高さ位置とすることができ、また前記第1コイル片36の上面36aは前記平坦化面A1まで延出されている。したがって、前記第1コイル片36の膜厚を大きくすることが可能となり、前記第1コイル片36の断面積を大きくできるので第1コイル片36の直流抵抗値を低減できる。したがって、磁気ヘッドH2内部の温度上昇を抑制でき、前記PTP現象を効果的に抑制できる。
図4は、本発明の第3実施形態の磁気ヘッドのH3を示す部分縦断面図であり、図2に相当する図である。
図4に示す磁気ヘッドH3は図2に示す磁気ヘッドH1と同じ構成部分を有して構成されている。したがって、図4に示す磁気ヘッドH3のうち、図2に示す磁気ヘッドH1と同じ構成部分には、図2に示す磁気ヘッドH1と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
図4に示す磁気ヘッドH3は、下部コア層29がバックギャップ層34のハイト方向側に延出した延出部29cが形成されている。そして、前記磁極端層30と前記バックギャップ層34と前記下部コア層29とで形成された空間47には、凹部29bを埋めるように形成されたコイル絶縁下地層35の上にコイル片56が形成されるとともに、前記空間47外である前記バックギャップ層34のハイト方向側に形成された前記延出部29cにも、コイル絶縁層50を介してコイル片56が形成され、このコイル片56の間もコイル絶縁層37で埋められている。前記コイル片56は前記バックギャップ層34の周囲を螺旋状に周回するように形成されて、スパイラルコイル層52が構成される。
図4に示すように、前記下部コア層29の前記バックギャップ層34と前記磁極端層30との間では、前記下部コア層29に凹部29bが形成され、この凹部29bの上に、コイル絶縁下地層35を介して、前記コイル片56が形成される。したがって、前記コイル片56の下面56bを前記下部コア層29の上面29aとほぼ同一の高さ位置とすることができる。また、前記下部コア層29の前記バックギャップ層34と前記磁極端層30との間、および前記延出部29cの双方の領域において、前記コイル片56の上面56aは平坦化面A1まで延出されている。したがって、前記コイル片56の膜厚を大きくすることが可能となり、前記コイル片56の断面積を大きくできるので、コイル片56の直流抵抗値を低減できる。したがって、磁気ヘッドH3内部の温度上昇を抑制でき、前記PTP現象を効果的に抑制できる。
一般的に、スパイラルコイル層52を構成するコイル片5のうち、前記下部コア層29の前記バックギャップ層34と前記磁極端層30との間に形成される部分の直流抵抗値を下げることが、ジュール熱を低減するために効果的である。この部分が、磁極である下部コア層29と上部コア層39との間に位置することとなるからである。本願発明の前記磁気ヘッドH3では、下部コア層29と上部コア層39との間に位置する部分のコイル片56の断面積を小さくできるため、効果的にジュール熱を低減することが可能となる。
図5は、本発明の第4実施形態の磁気ヘッドH4を示す部分縦断面図であり、図3に相当する図である。
図5に示す磁気ヘッドH4は図4に示す磁気ヘッドH3と同じ構成部分を有して構成されている。したがって、図5に示す磁気ヘッドH4のうち、図4に示す磁気ヘッドH3と同じ構成部分には、図4に示す磁気ヘッドH3と同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
図5に示す磁気ヘッドH4は図4に示す磁気ヘッドH3と同様、下部コア層29の前記バックギャップ層34と前記磁極端層30との間では、凹部29bに埋め込まれて形成されたコイル絶縁下地層35の上にコイル片56が形成されている点では図2に示した前記磁気ヘッド1と同じであるが、図5に示す磁気ヘッドH4では、上部磁極層33のハイト方向側の側面33aから、前記Gd決め層38の上面38aおよび側面38bにかけても前記コイル絶縁下地層35が連続して形成されているとともに、バックギャップ層34の上面34aと記録媒体との対向面側(ハイト方向と反対側)の側面34bにもコイル絶縁下地層35が連続して形成されている点で、図4に示す磁気ヘッドH3とは異なっている。
また、前記延出部29cの領域では、前記延出部29cの上にコイル絶縁層50を介してコイル片56が形成されている点で、図4に示す磁気ヘッドH3と同様であるが、図5に示す磁気ヘッドH4では、前記バックギャップ層34のハイト方向側の側面34cにも、コイル絶縁層50が連続して形成されている点で、図4に示す磁気ヘッドH3とは異なっている。
このような図5に示す構造の磁気ヘッドH5でも、前記下部コア層29の前記バックギャップ層34と前記磁極端層30との間では、前記コイル片56の下面56bを前記下部コア層29の上面29aとほぼ同一の高さ位置とすることができる。また、前記下部コア層29の前記バックギャップ層34と前記磁極端層30との間、および前記延出部29cの双方の領域において、前記コイル片56の上面56aは平坦化面A1まで延出されるため、前記コイル片56の膜厚を大きくすることが可能となり、前記コイル片56の断面積を大きくできるので、コイル片56の直流抵抗値を低減できる。したがって、磁気ヘッドH3内部の温度上昇を抑制でき、前記PTP現象を効果的に抑制できる。
なお、図4に示す磁気ヘッドH3、および図5に示す磁気ヘッドH4では、前記下部コア層29の前記バックギャップ層34と前記磁極端層30との間には凹部29bが形成されているが、前記延出部29cには凹部が形成されていないため、前記延出部29c上に形成された部分のコイル片56の下面56cが、前記下部コア層29の上面29aよりも高い位置に形成されている。しかし、前記延出部29cにも、前記下部コア層29の前記バックギャップ層34と前記磁極端層30との間に形成されたような凹部29bを形成し、この凹部をコイル絶縁下地層35で埋め、このコイル絶縁下地層35の上にコイル片56を形成することとしても良い。このように構成すると、前記延出部29cに形成された部分のコイル片56の下面56cも、前記下部コア層29の上面29aとほぼ同じ高さ位置に形成することができるため、コイル片56の断面積をより大きくすることが可能となる。
次に、図1および図2に示す磁気ヘッドH1の製造方法を、図6ないし図13に示す製造工程図を用いて以下に説明する。なお図2に示す下部コア層29から第2コイル片41までの各層の形成方法について説明する。また図6ないし図14に示す製造工程図は製造途中の薄膜磁気ヘッドの縦断面図(すなわち図示Y−Z平面と平行な平面から切断した断面図)である。なお、図3ないし図5に示す磁気ヘッドの製造方法を示す各工程図についても同様とする。
図6に示す工程では、NiFe系合金等からなる下部コア層29をメッキ形成した後、CMP技術等を用いて前記下部コア層29の上面29aを研磨加工し、平らな面とする。次に、前記下部コア層29上に、ハイト方向に間隔を空けてレジスト層60、61を形成し、図示破線で示す領域を、イオンミリングなどの方法によって削って凹部29bを形成し、図7に示す状態とする。
次に、図8に示すように、前記レジスト層60,61を残したまま、前記凹部29b内を埋めるようにコイル絶縁下地層35スパッタ法などの公知の方法で成膜する。このとき、前記レジスト層60,61上にも、前記コイル絶縁下地層35と同じ材料層70が付着する。前記コイル絶縁下地層35の上面35aと前記下部コア層29の上面29aとは、同じ高さ位置となるように形成することが好ましい。したがって、前記コイル絶縁下地層35を形成する際、前記コイル絶縁下地層35の上面35aが前記下部コア層29の上面29aと同じ高さ位置になった時に、前記コイル絶縁下地層35の成膜を終了させることが好ましいが、前記コイル絶縁下地層35の上面35aが前記下部コア層29の上面29aより盛り上げて成膜した後、前記コイル絶縁下地層35の上面35aを、例えばCMPなどの公知の方法で削って前記下部コア層29の上面29aと同じ高さ位置に調整しても良い。
前記したように、前記下部コア層29の上面29aと前記コイル絶縁下地層35の上面35aとが同一の高さ位置に形成することが好ましいが、このように形成すると前記上面29aと35aとを同一の平坦化面とすることができるため、図9に示す工程で、第1コイル片36を形成する時に設けられるレジストを露光する際、この露光時の焦点をレジスト全体に均一にすることができるため、精度良く前記第1コイル片36を形成することができる。したがって、前記第1コイル片36の間隔を小さく形成でき、磁気ヘッド全体の小型化や磁路長を短くすることが可能となる。また、正確な形状および均一な膜厚で前記第1コイル片36をパターン形成できる。
また、前記コイル絶縁下地層35の上面35aは平坦化面として形成することが好ましい。前記上面35aが平坦化面として形成することにより、前記下部コア層29の上面29aと前記コイル絶縁下地層35の上面35aとが同一の高さ位置に形成される場合と同様に、第1コイル片36を形成する時に設けられるレジスト露光時の焦点をレジスト全体に均一にすることができるため、前記第1コイル片36の間隔を小さく形成でき、磁気ヘッド全体の小型化や磁路長を短くすることが可能となる。また、正確な形状および均一な膜厚で前記第1コイル片36をパターン形成できる。
次に、図9に示すように、前記材料層70が付着した状態の前記レジスト層60,61を除去し、前記コイル絶縁下地層35上にレジストを形成して(図示せず)、第1コイル片36のパターンを露光現像して形成し、前記第1コイル片36をパターン形成する。前記第1コイル片36はメッキ法などの公知の方法により形成される。前記第1コイル片36は複数本設けられ、各第1コイル片36はトラック幅方向(図示X方向)に平行にあるいはトラック幅方向(図示X方向)からハイト方向(図示Y方向)に傾斜して延び、且つ互いに平行に形成する。
次に、図10に示すように、前記下部コア層29の上面29aに、記録媒体との対向面からハイト方向(図示Y方向)に所定距離だけ離れた位置にGd決め層38を形成する。次に、メッキに必要な例えばNiFe合金やFeCo合金から成るメッキシード膜(図示しない)を形成した後、レジスト層(図示せず)でパターンを形成し、このパターン内に下から下部磁極層31、ギャップ層32、上部磁極層33を連続してメッキ形成して磁極端層30を形成するとともに、バックギャップ層34を形成し、前記レジスト(図示せず)を除去する。前記磁極端層30と前記バックギャップ層34と前記下部コア層29とで空間47が形成される。
次に図11に示すように、前記磁極端層30、第1コイル片36、およびバックギャップ層34の間と上方部にコイル絶縁層37を形成する。そして、図示D−D線まで前記磁極端層30、前記コイル絶縁層37、前記第1コイル片36、およびバックギャップ層34をX−Y平面と平行な方向からCMP技術等を用いて削り込み、平坦化面A1を形成する。削り込みを終了した時点を示したのが図12である。
次に図13に示すように、前記第1コイル片36の上面36aを覆うように絶縁層45を形成した後、前記上部磁極層33から、前記絶縁層45および前記バックギャップ層34上にかけて上部コア層(磁性層)39をメッキ形成する。
次に、図14に示すように、前記上部コア層39の上に、絶縁層40を形成し、この絶縁層40の上に第2コイル片41をメッキ法などの公知の方法により形成する。このとき、前記第1コイル片36と前記第2コイル片41とを、それぞれのトラック幅方向における端部同士が電気的に接続するように形成し、第1コイル片36と第2コイル片41とで、前記上部コア層39を軸にして巻回形成されたトロイダルコイル層42を形成する。
前記絶縁層40は、有機絶縁材料や無機絶縁材料のどちらか一方で形成しても良いが、無機絶縁材料の上に有機絶縁材料を積層して形成することが好ましい。このように、前記絶縁層40を無機絶縁材料の上に有機絶縁材料を積層して形成すると、第2コイル片41を形成するためにメッキ下地膜を形成した後、余分なメッキ下地膜を除去する際に、前記無機絶縁材料が保護層として機能し、製造途中でのダメージを防止することが可能となる。
そして、前記トロイダルコイル層42上にAl23やAlSiOなどの絶縁材料で形成された保護層43を形成する(図2を参照)と、図2に示す磁気ヘッドH1を製造できる。
次に、図3に示す磁気ヘッドH2の製造方法を説明する。
図3に示す磁気ヘッドH2を製造するには、前記磁気ヘッドH1の製造工程のうち、図6に示す工程で下部コア層29を形成して、その上面29aをCMP技術等を用いて平らな面とした後、図15に示すように、前記上面29aの上に、記録媒体との対向面からハイト方向(図示Y方向)に所定距離だけ離れた位置にGd決め層38を形成する。次に、メッキに必要な例えばNiFe合金やFeCo合金から成るメッキシード膜(図示しない)を形成した後、レジスト層(図示せず)でパターンを形成し、このパターン内に下から下部磁極層31、ギャップ層32、上部磁極層33を連続してメッキ形成して磁極端層30を形成するとともに、バックギャップ層34を形成し、前記レジスト(図示せず)を除去する。前記磁極端層30と前記バックギャップ層34と前記下部コア層29とで空間47が形成される。
次に図16に示すように、前記磁極端層30と前記Gd決め層38とを覆うレジスト層62、63を形成し、図示破線で示す領域を、イオンミリングなどの方法によって削て凹部29bを形成した後、前記レジスト層62、63を除去して図17に示す状態とする。
このイオンミリングの際、磁極端層30は前記レジスト層62、63で保護されるため、イオンミリングによって磁極端層30がダメージを受けることを防止でき、トラック幅Twの精度には悪影響を与えることはない。
次に、図18に示すように、上部磁極層33のハイト方向側の側面33aから、前記Gd決め層38の上面38aと側面38b、および前記凹部29bにかけてコイル絶縁下地層35を連続して形成するとともに、前記バックギャップ層34の記録媒体との対向面側(ハイト方向と反対側)の側面34b、および上面34aにもコイル絶縁下地層35を連続して形成する。
次に、図19に示すように、前記空間47内に形成された前記コイル絶縁下地層35上に第1コイル片36をパターン形成する。前記第1コイル片36はメッキ法などの公知の方法により形成される。そして、前記コイル絶縁下地層35および前記第1コイル片36の間と上方部にコイル絶縁層37を形成する。そして、図示D−D線まで前記磁極端層30、前記コイル絶縁層37、前記第1コイル片36、前記コイル絶縁下地層35、およびバックギャップ層34をX−Y平面と平行な方向からCMP技術等を用いて削り込み、平坦化面A1を形成する。
その後は、前記図2に示す磁気ヘッドH1の製造工程を示す図12ないし図14に示す工程を施し、保護層43を形成する(図3を参照)と、図3に示す磁気ヘッドH2が製造される。
次に、図4に示す磁気ヘッドの製造方法を説明する。
図20に示す工程では、NiFe系合金等からなる下部コア層29をメッキ形成した後、CMP技術等を用いて前記下部コア層29の上面29aを研磨加工し、平らな面とする。このとき、前記下部コア層29を、後記するバックギャップ層34が形成される位置よりもハイト方向側に延ばした延出部29cが形成されるように形成する。次に、前記下部コア層29上に、ハイト方向に間隔を空けてレジスト層64、65を形成し、図示破線で示す領域を、イオンミリングなどの方法によって削って凹部29bを形成し、図21に示す状態とする。
次に、図22に示すように、前記レジスト層64,65を残したまま、前記凹部29b内を埋めるようにコイル絶縁下地層35スパッタ法などの公知の方法で成膜する。このとき、前記レジスト層64,65上にも、前記コイル絶縁下地層35と同じ材料層70が付着する。前記コイル絶縁下地層35の上面35aと前記下部コア層29の上面29aとは、同じ高さ位置となるように形成することが好ましい。したがって、前記コイル絶縁下地層35を形成する際、前記コイル絶縁下地層35の上面35aが前記下部コア層29の上面29aと同じ高さ位置になった時に、前記コイル絶縁下地層35の成膜を終了させることが好ましいが、前記コイル絶縁下地層35の上面35aが前記下部コア層29の上面29aより盛り上げて成膜した後、前記コイル絶縁下地層35の上面35aを削って前記下部コア層29の上面29aと同じ高さ位置に調整しても良い。
次に、図23に示すように、前記材料層70が付着した状態の前記レジスト層64,65を除去し、前記コイル絶縁下地層35上、および延出部29c上にコイル片56をパターン形成する。前記延出部29cの上にコイル片56を形成する前には、前記延出部29cの上にコイル絶縁層50を形成し、このコイル絶縁層50の上にコイル片56を形成する。前記コイル片56はメッキ法などの公知の方法により形成される。前記コイル片56は、後記する工程で形成されるバックギャップ層34の周囲を螺旋状に周回するように形成する。
次に、図24に示すように、前記下部コア層29の上面29aに、記録媒体との対向面からハイト方向(図示Y方向)に所定距離だけ離れた位置にGd決め層38を形成する。次に、メッキに必要な例えばNiFe合金やFeCo合金から成るメッキシード膜(図示しない)を形成した後、レジスト層(図示せず)でパターンを形成し、このパターン内に下から下部磁極層31、ギャップ層32、上部磁極層33を連続してメッキ形成して磁極端層30を形成するとともに、バックギャップ層34を形成し、前記レジスト(図示せず)を除去する。前記磁極端層30と前記バックギャップ層34と前記下部コア層29とで空間47が形成される。前記下部コア層29では、このバックギャップ層34のハイト方向側に位置する領域が延出部29cとして構成される。
次に図25に示すように、前記磁極端層30、コイル片56、およびバックギャップ層34の間と上方部にコイル絶縁層37を形成する。そして、図示D−D線まで前記磁極端層30、前記コイル絶縁層37、前記コイル片56、およびバックギャップ層34をX−Y平面と平行な方向からCMP技術等を用いて削り込み、平坦化面A1を形成する。削り込みを終了した時点を示したのが図26である。
その後は、図2に示す磁気ヘッドH1の製造工程を示す図13および図14に示す工程と同様の工程を施して、保護層43を形成する(図4を参照)と、図4に示す磁気ヘッドH3が製造される。
次に、図5に示す磁気ヘッドH4の製造方法を説明する。
図5に示す磁気ヘッドH4を製造するには、前記磁気ヘッドH3の製造工程のうち、図20に示す工程で下部コア層29を形成して、その上面29aをCMP技術等を用いて平らな面とした後、図27に示すように、前記上面29aの上に、記録媒体との対向面からハイト方向(図示Y方向)に所定距離だけ離れた位置にGd決め層38を形成する。次に、メッキに必要な例えばNiFe合金やFeCo合金から成るメッキシード膜(図示しない)を形成した後、レジスト層(図示せず)でパターンを形成し、このパターン内に下から下部磁極層31、ギャップ層32、上部磁極層33を連続してメッキ形成して磁極端層30を形成するとともに、バックギャップ層34を形成し、前記レジスト(図示せず)を除去する。前記磁極端層30と前記バックギャップ層34と前記下部コア層29とで空間47が形成される。
次に図28に示すように、前記磁極端層30と前記Gd決め層38とを覆うレジスト層66、67を形成し、図示破線で示す領域を、イオンミリングなどの方法によって削って凹部29bを形成した後、前記レジスト層66、67を除去して図29に示す状態とする。
次に、図30に示すように、上部磁極層33のハイト方向側の側面33aから、前記Gd決め層38の上面38aと側面38b、および前記凹部29bにかけてコイル絶縁下地層35を連続して形成するとともに、前記バックギャップ層34のの上面34aと記録媒体との対向面側(ハイト方向と反対側)の側面34b、および前記バックギャップ層34のハイト方向側の側面34cにもコイル絶縁下地層35を連続して形成する。
次に、図31に示すように、前記空間47内に形成された前記コイル絶縁下地層35上に、コイル片56をパターン形成する。前記コイル片56は、前記バックギャップ層34の周囲を螺旋状に周回するように形成し、このコイル片56によってスパイラルコイル層52が構成される。前記コイル片56はメッキ法などの公知の方法により形成される。そして、前記コイル絶縁下地層35および前記コイル片56の間と上方部にコイル絶縁層37を形成する。そして、図示D−D線まで前記磁極端層30、前記コイル絶縁層37、前記コイル片56、前記コイル絶縁下地層35、およびバックギャップ層34をX−Y平面と平行な方向からCMP技術等を用いて削り込み、平坦化面A1を形成する。
その後は、前記図2に示す磁気ヘッドH1の製造工程を示す図12ないし図14に示す工程を施し、保護層43を形成する(図5を参照)と、図5に示す磁気ヘッドH4が製造される。
本発明の磁気ヘッドが形成されたスライダの全体斜視図、 本発明の第1実施形態の磁気ヘッドを示す部分縦断面図、 本発明の第2実施形態の磁気ヘッドを示す部分縦断面図、 本発明の第3実施形態の磁気ヘッドを示す部分縦断面図、 本発明の第4実施形態の磁気ヘッドを示す部分縦断面図、 図2に示す磁気ヘッドの製造方法を示す一工程図、 図6に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図7に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図8に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図9に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図10に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図11に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図12に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図13に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図3に示す磁気ヘッドの製造方法を示す一工程図、 図15に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図16に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図17に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図18に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図4に示す磁気ヘッドの製造方法を示す一工程図、 図20に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図21に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図22に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図23に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図24に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図25に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図5に示す磁気ヘッドの製造方法を示す一工程図、 図27に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図28に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図29に示す工程の次に行なわれる一工程図、 図30に示す工程の次に行なわれる一工程図、
符号の説明
29 下部コア層
29b 凹部
30 磁極端層
31 下部磁極層
32 ギャップ層
33 上部磁極層
33a
34 バックギャップ層
34b 側面
34c 側面
35 コイル絶縁下地層
36 第1コイル片
39 上部コア層
41 第2コイル片
42 トロイダルコイル層
47 空間
56 コイル片

Claims (10)

  1. 記録媒体との対向面側からハイト方向に延びて形成された下部コア層上に、前記対向面からハイト方向に所定長さで形成され、前記対向面でのトラック幅方向における幅寸法でトラック幅Twが決定される磁極端層と、前記磁極端層からハイト方向に離れて形成されたバックギャップ層とが形成され、前記バックギャップ層を介して、前記下部コア層とハイト側で直接的あるいは間接的に接続される磁性層を有し、
    前記下部コア層、前記磁極端層及びバックギャップ層で囲まれた空間内に複数本のコイル片が形成され、前記コイル片はコイル絶縁層によって覆われており、
    前記磁極端層の上面、前記コイル絶縁層の上面、前記コイル片の上面、前記バックギャップ層の上面が共に同じ平坦化面で形成され、前記コイル片の上面には第2の絶縁材料層が形成され、前記磁性層は前記平坦化面の上に形成されており、
    前記下部コア層には前記磁極端層と前記バックギャップ層との間に凹部が形成され、前記凹部内に第1の絶縁材料層が形成されており、
    前記空間内で前記コイル片が前記第1の絶縁材料層の上に形成されていることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 前記第1の絶縁材料層は、前記磁極端層のハイト方向側の側面から前記凹部、および前記バックギャップ層のハイト方向と反対側の側面にかけて連続して形成されている請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 前記磁性層の上に、第3の絶縁材料層を介して他のコイル片が形成されており、前記コイル片と前記他のコイル片との端部どうしが電気的に接続されて、前記磁性層の周囲をトロイダル状に巻き回されたトロイダルコイル層が形成されている請求項1または2記載の磁気ヘッド。
  4. 前記第3の絶縁材料層は、無機絶縁材料層の上に有機絶縁材料層が積層されたものである請求項3記載の磁気ヘッド。
  5. 前記コイル片は、前記空間内から前記バックギャップ層の周囲を螺旋状に周回するように形成されている請求項1または2記載の磁気ヘッド。
  6. 記録媒体との対向面側からハイト方向に延びて形成された下部コア層上に、前記対向面からハイト方向に所定長さで形成される磁極端層と、前記磁極端層からハイト方向に離れて形成されたバックギャップ層とが形成され、前記下部コア層と前記磁極端層と前記バックギャップ層とで形成された空間を有する磁気ヘッドの製造方法において、以下の工程を有することを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。
    (a)前記空間内の前記下部コア層に凹部を形成し、前記凹部に第1の絶縁材料層を形成する工程と、
    (b)前記第1の絶縁材料層上に複数本のコイル片を形成する工程と、
    (c)前記コイル片上をコイル絶縁層で埋めた後、前記磁極端層の上面、前記コイル絶縁層の上面、および前記バックギャップ層の上面を削って平坦化面を形成する工程と、
    (d)前記平坦化面の上に、前記コイル片を覆う第2の絶縁材料層を形成した後、前記磁性層を形成する工程。
  7. 前記(a)工程の前に、前記下部コア層の上に前記磁極端層、および前記バックギャップ層を形成し、前記(a)工程で、前記第1の絶縁材料層を、前記磁極端層のハイト方向側の側面から前記凹部、および前記バックギャップ層のハイト方向と反対側の側面にかけて連続して形成する請求項6記載の磁気ヘッドの製造方法。
  8. 前記(d)工程の後、前記磁性層の上に、第3の絶縁材料層を介して他のコイル片を形成し、前記コイル片と前記他のコイル片との端部どうしを電気的に接続し、前記磁性層の周囲にトロイダル状に巻き回されたトロイダルコイル層を形成する請求項6または7記載の磁気ヘッドの製造方法。
  9. 前記第3の絶縁材料層を、無機絶縁材料層の上に有機絶縁材料層を積層して形成する請求項8記載の磁気ヘッドの製造方法。
  10. 前記(b)工程で、前記第1の絶縁材料層上に複数のコイル片を形成するとともに、前記コイル片を前記空間外の前記バックギャップ層の周囲にも形成し、前記コイル片を前記バックギャップ層の周囲に螺旋状に周回するように形成する請求項6または7記載の磁気ヘッドの製造方法。
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