JP2005145954A - ピロメリット酸の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ジュレンを酸化して、トリメチル安息香酸、トリメチルベンジルアルコールおよびトリメチルベンズアルデヒドを含む反応混合物を得る工程A、工程Aで得られた反応混合物から、トリメチル安息香酸、トリメチルベンズアルデヒドおよびトリメチルベンジルアルコールを分離する工程B、および工程Bで分離されたトリメチル安息香酸および/またはトリメチルベンズアルデヒドを酸化してピロメリット酸を得る工程Cを有することを特徴とするピロメリット酸の製造方法。
【選択図】 無
Description
製造し、最終生成物のピロメリット酸を高収率で製造する方法に関する。
ジュレンは、他のアルキル芳香族化合物と同様に重金属触媒存在下に空気酸化されてピロメリット酸が製造されるが、生成物であるピロメリット酸の二つのカルボキシル基がオルト構造のため、重金属と錯体を形成して触媒の活性を低下させるので、このような構造を持たないアルキル芳香族化合物に比して収率が低いとされている。
従来の製造方法として、ポリアルキル芳香族アルデヒドを酢酸溶媒中で、コバルト/マンガン−臭素系触媒を用いて酸化を行うことによりピロメリット酸を生成させる方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
ジュレンの酸化によりピロメリット酸を製造すると、溶媒である酢酸が燃焼によりロスしてしまうため、酢酸を使用しないピロメリット酸の製造方法が要求されている。
また、水溶媒中にて酸化反応を行う場合、酸化原料であるポリアルキル置換芳香族アルデヒドが高価であるという欠点を有する。さらに、酢酸溶媒中にて酸化反応を行う場合、回分式にならざるを得ないこと等の問題がある。
即ち本発明は、ジュレンを酸化して、トリメチル安息香酸、トリメチルベンジルアルコールおよびトリメチルベンズアルデヒドを含む反応混合物を得る工程A、工程Aで得られた反応混合物から、トリメチル安息香酸、トリメチルベンズアルデヒドおよびトリメチルベンジルアルコールを分離する工程B、および工程Bで分離されたトリメチル安息香酸および/またはトリメチルベンズアルデヒドを酸化してピロメリット酸を得る工程Cを有することを特徴とするピロメリット酸の製造方法に関するものである。
本発明で用いる酸化原料のジュレンは、接触改質油又は熱分解油中のC10留分に存在し、蒸留により分離された市販品を使用することが出来る。酸化原料中に、ジュレンの酸化中間体である、2,4,5-トリメチルベンズアルデヒドならびに、2,4,5-トリメチル安息香酸が含まれていても良い。
工程Bにおいては、工程Aで得られた反応混合物から、トリメチル安息香酸、トリメチルベンズアルデヒドおよびトリメチルベンジルアルコールを分離する。該反応混合物には、主として、未反応ジュレン、トリメチル安息香酸、トリメチルベンズアルデヒド、トリメチルベンジルアルコールが含まれ、更に溶媒や触媒を使用した場合には水および触媒成分が含まれている。トリメチル安息香酸、トリメチルベンズアルデヒドおよびトリメチルベンジルアルコールを分離する方法には制限はないが、例えば、ジュレン等の油相と、水相とに2相分離し、該油相を減圧蒸留することにより、ジュレン、トリメチル安息香酸、トリメチルベンズアルデヒドおよびトリメチルベンジルアルコールのそれぞれを主成分とする留分が得られる。ここで分離されたトリメチル安息香酸ならびにトリメチルベンズアルデヒドは、後述の工程Cにおいて酸化され、ピロメリット酸に変換される。前記各留分には主成分以外の成分が含まれていてもよいが、工程Cに供給されるトリメチル安息香酸あるいはトリメチルベンズアルデヒドには、ジュレンあるいはトリメチルベンジルアルコールが含まれていないことが好ましい。これらが含まれていると工程Cの反応に悪影響を及ぼす場合がある。
工程Cでは、トリメチル安息香酸および/またはトリメチルベンズアルデヒドを、分子状酸素にて液相酸化して、ピロメリット酸を得る。工程Cの酸化反応において、溶媒を用いることが好ましい。溶媒は水および/または脂肪族カルボン酸が好ましく、水が最も好適である。溶媒と酸化原料との重量比は、0.2:1〜10:1、好ましくは、1:1〜5:1の範囲である。
工程Cの反応液から溶媒等を分離することにより、ピロメリット酸が高収率で得られる。
工程Dでは、工程Bで分離されたトリメチルベンジルアルコールを、分子状酸素にて液相酸化して、トリメチル安息香酸およびトリメチルベンズアルデヒドを含む反応混合物を得、これらを工程Bに再循環させる。トリメチルベンジルアルコールを酸化させる際に、溶媒を用いることが好ましい。用いる溶媒は芳香族炭化水素類および/または水であり、好ましくはジュレンおよび/または水、特に好ましくはジュレンである。溶媒の使用量は、酸化原料(トリメチルベンジルアルコール)に対する溶媒の重量比(SR)として、1〜12、好ましくは、2〜6の範囲である。溶媒としてジュレンおよび/または水を使用すると、工程Dで得られた反応混合物を工程Bに供給する際に余分な分離工程を必要としないので好ましい。更に、工程Dの反応系にジュレンが含まれていると、工程Dの目的物であるトリメチルベンズアルデヒドおよびトリメチル安息香酸の選択率が向上するので好ましい。
触媒の使用量は、酸化原料であるトリメチルベンジルアルコールに対する金属原子として0.01〜1重量%、好ましくは0.02〜0.5重量%の範囲である。
工程Eでは、工程Bで分離されたトリメチルベンジルアルコールを、分子状水素にて液相水素化還元して、ジュレンを得る。トリメチルベンジルアルコールを水素化還元させる際は、溶媒を用いることが好ましい。溶媒としてはトリメチルベンジルアルコールの自己溶媒により、あるいは他の溶媒を使用してのいずれでもよい。他の溶媒を使用する場合は、芳香族炭化水素類および/または水が好ましく、より好ましくはジュレンおよび/または水、特に好ましくはジュレンである。溶媒の使用量は、水素化原料(トリメチルベンジルアルコール)に対する溶媒の重量比(SR)として、0〜12(自己溶媒の場合を含む)、好ましくは、2〜6の範囲である。溶媒としてジュレンおよび/または水を使用すると、工程Eで得られたジュレンを再利用する際に余分な分離工程を必要としないので好ましい。
触媒の使用量は、水素化原料であるトリメチルベンジルアルコールに対する金属原子として0.01〜3重量%、好ましくは0.02〜1.0重量%の範囲である。
工程A、C、DおよびEの内、少なくとも1つの工程を連続式にて行うことが好ましい。
<工程A>
還流冷却管付きのガス排出管、ガス吹き込み管および攪拌機を有する2Lのチタン製オートクレーブ(反応器1)に、原料としてジュレンを331g/hで、また、トリメチル安息香酸を55g/hで、および溶媒として水を342g/hで供給した。触媒として酢酸コバルト4水塩を溶媒に対し、コバルト濃度500ppmとなるように添加し、窒素雰囲気下で昇温し、120℃において、0.4MPaGで空気を導入し滞留時間50分にて連続反応を行った。
上記反応で得られた反応混合物を、静置して水相とジュレンを含む油相に分離し、この油相を200Torr(約27kPa)で、理論段8段相当の蒸留塔で減圧蒸留を行いジュレンを分離した。その後、ジュレン分離後の油相を、20Torr(約2.7kPa)で、理論段15段相当の蒸留塔で減圧蒸留を行い、トリメチル安息香酸、トリメチルベンズアルデヒドおよびトリメチルベンジルアルコールのそれぞれを主成分とする留分を分離した。
還流冷却管付きのガス排出管、ガス吹き込み管および攪拌機を有する2Lのチタン製オートクレーブ(反応器2)に、原料として工程Bで分離したトリメチルベンジルアルコールを200g/hで、および溶媒としてジュレンを800g/hで供給した。触媒としてナフテン酸マンガンとナフテン酸銅を、溶媒に対し、マンガン濃度200ppm、銅濃度50ppmとなるように添加し、窒素雰囲気下で昇温し、170℃において、0.4MPaGで空気を導入し滞留時間120分にて連続反応を行った。
この反応で得られた反応混合物を、上記工程Bにおけるジュレンを含む油相に添加した。
還流冷却管付きのガス排出管、ガス吹き込み管および攪拌機を有する2Lのジルコニウム製オートクレーブ(反応器3)に、原料として、上記工程Bで分離されたトリメチル安息香酸を25g/hで、トリメチルベンズアルデヒドを5g/hで、および溶媒として水を230g/hで供給した。触媒として臭化マンガン4水塩、臭化鉄、臭化水素を溶媒に対し、マンガン濃度0.43重量%、鉄濃度0.0008重量%、臭素濃度2.4重量%となるように添加し、窒素雰囲気下で昇温し、215℃において、3.0MPaGで空気を導入し滞留時間90分にて連続反応を行った。得られた反応生成物を分析した結果、全工程における、反応したジュレンに対するピロメリット酸収率は73.2モル%であった。結果を表1に示す。
実施例1の工程Aにおいて、トリメチル安息香酸の供給量を165g/hとした以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1の工程Dにおいて、ナフテン酸マンガンの代わりにナフテン酸コバルトを用いた以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1の工程Aにおいて、トリメチル安息香酸の供給量を0g/hとした以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1の工程Aにおいて、溶媒である水の供給量を0g/hとした以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1の工程Dにおいて、溶媒であるジュレンの供給量を0g/hとした以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
<工程A>
還流冷却管付きのガス排出管、ガス吹き込み管および攪拌機を有する2Lのチタン製オートクレーブ(反応器1)に、原料としてジュレンを331g/hで、また、トリメチル安息香酸を55g/hで、および溶媒として水を342g/hで供給した。触媒として酢酸コバルト4水塩を溶媒に対し、コバルト濃度500ppmとなるように添加し、窒素雰囲気下で昇温し、120℃において、0.4MPaGで空気を導入し滞留時間50分にて連続反応を行った。
上記反応で得られた反応混合物を、静置して水相とジュレンを含む油相に分離し、この油相を200Torrで、理論段8段相当の蒸留塔で減圧蒸留を行いジュレンを分離した。その後、ジュレン分離後の油相を、20Torrで、理論段15段相当の蒸留塔で減圧蒸留を行い、トリメチル安息香酸、トリメチルベンズアルデヒドおよびトリメチルベンジルアルコールのそれぞれを主成分とする留分を分離した。
還流冷却管付きのガス排出管、ガス吹き込み管および攪拌機を有する2Lのチタン製オートクレーブ(反応器2)に、原料として工程Bで分離したトリメチルベンジルアルコールを200g/hで、および溶媒としてジュレンを800g/hで供給した。触媒としてルテニウムブラックを、溶媒に対し、ルテニウム濃度500ppmとなるように添加し、水素雰囲気下で昇温し、150℃において、1.2MPaGで水素を導入し滞留時間60分にて連続反応を行った。
この反応で得られたジュレンを、上記工程Bにおけるジュレンを含む油相に添加した。
還流冷却管付きのガス排出管、ガス吹き込み管および攪拌機を有する2Lのジルコニウム製オートクレーブ(反応器3)に、原料として、上記工程Bで分離されたトリメチル安息香酸を25g/hで、トリメチルベンズアルデヒドを5g/hで、および溶媒として水を230g/hで供給した。触媒として臭化マンガン4水塩、臭化鉄、臭化水素を溶媒に対し、マンガン濃度0.43重量%、鉄濃度0.0008重量%、臭素濃度2.4重量%となるように添加し、窒素雰囲気下で昇温し、215℃において、3.0MPaGで空気を導入し滞留時間90分にて連続反応を行った。得られた反応生成物を分析した結果、全工程における、反応したジュレンに対するピロメリット酸収率は、72.0モル%であった。結果を表2に示す。
実施例7の工程Aにおいて、トリメチル安息香酸の供給量を165g/hとした以外は実施例7と同様に行った。結果を表2に示す。
実施例7の工程Aにおいて、トリメチル安息香酸の供給量を0g/hとした以外は実施例7と同様に行った。結果を表2に示す。
実施例7の工程Aにおいて、溶媒である水の供給量を0g/hとした以外は実施例7と同様に行った。結果を表2に示す。
還流冷却管付きのガス排出管、ガス吹き込み管および攪拌機を有する2Lのジルコニウム製オートクレーブに、酢酸ジルコニウム、酢酸マンガン4水塩、47重量%臭化水素水溶液、氷酢酸、水を混合した触媒液(ジルコニウム濃度0.01重量%、マンガン濃度0.37重量%、臭素濃度0.4重量%、水分濃度5重量%)を300g/hで、ジュレンを73g/hで供給し、220℃において、3.3MPaGで空気を導入し滞留時間120分にて連続一段で酸化を行ったが反応が開始直後に停止した。結果を表2に示す。
還流冷却管付きのガス排出管、ガス吹き込み管および攪拌機を有する2Lのジルコニウム製オートクレーブに、酢酸ジルコニウム、酢酸マンガン4水塩、47重量%臭化水素水溶液、氷酢酸、水を混合した触媒液(ジルコニウム濃度0.01重量%、マンガン濃度0.37重量%、臭素濃度0.4重量%、水分濃度5重量%)を300g/hで、ジュレンを73g/hで供給し、220℃において、3.3MPaGで空気を導入し滞留時間90分にてバッチ一段で酸化を行った。結果を表2に示す。
DRN:ジュレン
TMBA:トリメチル安息香酸
TBAL:トリメチルベンズアルデヒド
TMBALc:トリメチルベンジルアルコール
PMA: ピロメリット酸
Claims (18)
- ジュレンを酸化して、トリメチル安息香酸、トリメチルベンジルアルコールおよびトリメチルベンズアルデヒドを含む反応混合物を得る工程A、工程Aで得られた反応混合物から、トリメチル安息香酸、トリメチルベンズアルデヒドおよびトリメチルベンジルアルコールを分離する工程B、および工程Bで分離されたトリメチル安息香酸および/またはトリメチルベンズアルデヒドを酸化してピロメリット酸を得る工程Cを有することを特徴とするピロメリット酸の製造方法。
- 工程Bで分離されたトリメチルベンジルアルコールを酸化し、該酸化反応で得られたトリメチル安息香酸およびトリメチルベンズアルデヒドを工程Bに供給する工程Dを有することを特徴とする請求項1に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Bで分離されたトリメチルベンジルアルコールを水素化還元し、該水素化還元反応で得られたジュレンを工程Bに供給する工程Eを有することを特徴とする請求項1に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Aの酸化反応において、溶媒として水を用い、トリメチル安息香酸をジュレンと共存させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Aにおけるジュレンに対する溶媒の重量比が、0.2〜10の範囲である請求項4に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Aにおけるトリメチル安息香酸の量が、溶媒の総量に対して、0.1〜40重量%の範囲である請求項4または5に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Aにおいて、触媒として少なくとも1種の重金属化合物を用い、反応温度が90〜230℃の範囲であり、且つ反応圧力が0.1〜4.0MPaGの範囲である請求項1〜6のいずれかに記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Aで使用する触媒中の重金属がコバルトおよび/またはマンガンであり、触媒の使用量が、ジュレンに対する金属原子として0.01〜2重量%の範囲である請求項7に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Dにおいて、触媒として少なくとも1種の重金属化合物を用い、溶媒として芳香族炭化水素類および/または水を用い、反応温度を120〜240℃の範囲とし、且つ反応圧力を0.0〜3.6MPaGの範囲とすることを特徴とする請求項2に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Dで使用する触媒中の重金属がコバルト、マンガンおよび銅から選ばれる1種以上であり、触媒使用量が、トリメチルベンジルアルコールに対する金属原子として、0.01〜1重量%の範囲である請求項9に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Dにおけるトリメチルベンジルアルコールに対する溶媒の重量比が、1〜12の範囲である請求項9に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Eにおいて、触媒として少なくとも1種の重金属化合物を用い、反応温度を20〜230℃の範囲とし、且つ反応圧力を0.1〜10MPaGの範囲とすることを特徴とする請求項3に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Eで使用する重金属が、ロジウム、パラジウム、ルテニウム、白金、ニッケル、鉄、タングステン、銅、コバルトおよびマンガンから選ばれる1種以上であり、触媒使用量が、トリメチルベンジルアルコールに対する金属原子として、0.01〜3重量%の範囲である請求項12に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Eにおいて、溶媒として、トリメチルベンジルアルコールの自己溶媒、あるいは芳香族炭化水素類および/または水を用いて水素化を行い、トリメチルベンジルアルコールに対する溶媒の重量比が、0〜12の範囲である請求項12に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Cにおいて、触媒として少なくとも1種の重金属化合物、および臭素化合物を用い、溶媒として水および/または脂肪族カルボン酸を用いる請求項1〜14のいずれかに記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Cで使用する触媒中の重金属がコバルト、マンガンおよび鉄から選ばれる1種以上であり、全重金属使用量が、溶媒に対する金属原子として0.01〜1重量%の範囲である請求項15に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程Cにおける反応系内の全臭素濃度が、溶媒に対する臭素原子として、0.1〜4.0重量%の範囲である請求項15または16に記載のピロメリット酸の製造方法。
- 工程A、C、DおよびEの内、少なくとも1つの工程を連続式にて行うことを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載のピロメリット酸の製造方法。
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