JP2005144780A - 印刷制御方法及びその印刷制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 操作者によって作成された文書は、プレビューと並行して印刷データに変換され保存コマンドが付加され、画像形成装置2へ送出され、受信データ保存バッファ2−7に格納され、後に続くコマンドを待って待機し、プレビューによって再編集の必要が認められると、画像処理装置1から消去コマンドが送出され、受信データ保存バッファ2−7に格納されている印刷データは破棄され、再編集の必要が認められない場合には、画像処理装置1から印刷開始コマンドが送出され、受信データ保存バッファ2−7に格納されている印刷データのコマンド解析が実行され、印刷実行処理へ進む。
【選択図】 図1
Description
図に示すように実施例1の印刷制御方法は、画像処理装置1と画像形成装置2と回線3とを用いて実行される。
アプリケーション1−2は、操作者がユーザインタフェース1−1を用いて、文書を作成する部分である。
印刷データ作成部1−3は、操作者によって入力された文書に基づいて印刷データを作成し、必要なコマンドを付加し、ジョブを生成する部分である。更に、印刷データを作成するタイミングを選択する部分でもある。このタイミングの選択について次に説明する。
この図は、印刷データ作成部1−3のプロパティの一例である。
アプリケーション1−2によってこのプロパティ1−3aが、画像処理装置1の内部に配置されているディスプレイ(図示していない)に表示される。このプロパティ1−3aには、○印刷起動時のみ1−3a−1、及び、●印刷起動時とプレビュー時1−3a−2、の2つの選択肢が表されている。操作者が○印刷起動時のみ1−3a−1を選択すると従来例による印刷制御方法が実行され、●印刷起動時とプレビュー時1−3a−2を選択すると本実施例による印刷制御方法が実行される。以下の説明は、操作者が●印刷起動時とプレビュー時1−3a−2を選択しているものとして説明する。
OS部1−5は、上記ユーザインタフェース1−1、アプリケーション1−2、印刷データ作成部1−3、通信部1−4を統括する基本的なプログラムの集合である。
制御部1−6は、画像処理装置1の全体を制御するCPU(中央演算制御装置)であり、本実施例では、[1]プレビュー並行・印刷データ生成手順と[2]印刷待機コマンド付加・出力手順と、[3]再編集要求手順と[4]印刷開始要求手順とを実行する部分である。
[3]再編集要求手順は、操作者が編集画像のプレビューを実行することによって再編集の必要性を認めたときに、それまでに生成され、上記受信データ保存バッファ2−7に格納されている印刷データを破棄させるために該印刷データの消去コマンドを出力する制御手順である。この手順が、消去コマンド出力手順である。
[4]印刷開始要求手順は、操作者が編集画像のプレビューを実行しても上記再編集の必要性が認められないときに上記受信データ保存バッファ2−7に格納されている印刷データの印刷を開始させる印刷開始コマンドを出力する制御手順である。
受信バッフア2−2は、回線3、及び通信部2−1を介して画像処理装置1から受信したジョブを一時保持するバッファである。
展開部2−5は、ページバッファ2−4からページ情報形式のパターンを取り込んで、実際に用紙上に印刷する形式のラスタパターンに変換された印刷データ(以後ラスタパターンと記す)に変換してラスタバッファ2−6へ送出する部分である。
ラスタバッファ2−6は、展開部2−5からラスタパターンを受け入れて格納しておくメモリである。
制御部2−8は、画像形成装置2の全体を制御するCPU(中央演算制御装置)であり、本実施例では、[5]印刷データ保存手順と[6]印刷データ破棄手順と[7]印刷実行手順とを実行する部分である。
RAM2−10は、制御部2−8が、ROM2−9に格納されているコンピュータ制御プログラムを実行中に必要となるデータを一時格納するランダムアクセスメモリである。
エンジン部2−11は、ラスタバッファ2−6に格納されているラスタパターンを取り込んで用紙の走行に合わせて印刷を実行する部分である。
回線3は、画像処理装置1と画像形成装置2とを接続するLAN(ローカルエリアネットワーク)やセントロニクスなどの回線である。
実施例1の動作を画像処理装置1(図1)の動作と画像形成装置2(図1)の動作とに分けて説明する。最初に画像処理装置1(図1)の動作について説明する。
図3は、実施例1の動作のフローチャート(その1)である。
画像処理装置1(図1)の動作についてステップS1−1からステップS1−14までステップ順に説明する。
動作説明の前提条件として、操作者が上記印刷データ作成部1−3のプロパティに於いて、●印刷起動時とプレビュー時1−3a−2(図2)を選択しているものとして説明する。
操作者がアプリケーション1−2(図1)を起動し、ユーザインタフェース部1−1(図1)を用いて文書を作成(編集)する。
ステップS1−2
操作者は、自己が行っている文書編集が想定通りのレイアウトになっているかどうかを確認するためにプレビューを起動する。
ステップS1−3
操作者が作成した文書が印刷前に画像処理装置1(図1)の内部に配置されているディスプレイ(図示していない)に表示される。
印刷データ作成部1−3(図1)は、印刷データの作成タイミングが、○印刷起動時のみ1−3a−1、及び、●印刷起動時とプレビュー時1−3a−2の何れが選択されているかを判断し、○印刷起動時のみ1−3a−1、が選択されている場合にはステップS1−7へ進み、●印刷起動時とプレビュー時1−3a−2が選択されている場合にはステップS1−5へ進む。ここでは、前提条件よりステップS1−5へ進む。
ステップS1−5
印刷データ作成部(図1)は、印刷データの生成を開始する。このステップが、[1]プレビュー並行・印刷データ生成手順に該当する。
印刷データ作成部1−3(図1)は、生成した印刷データに印刷待機コマンドを付加して画像形成装置2(図1)に向けて送出する。このジョブは、後に続くフローとは無関係に、このステップから直接、通信部1−4(図1)、回線3(図1)、通信部2−1(図1)を通って受信データ保存バッファ2−7(図1)へ送られ、格納され、後に続くコマンドの受け入れを待って待機する(後記画像形成部の動作で説明する)。
操作者がプレビューによって文書の不備を発見し、再編集の必要性を認めた場合にはステップS1−8へ進む。又、文書には不備が認められないか、あるいは、小さな不備があっても再編集の必要性を認めなかった場合にはステップS1−10へ進む。
ステップS1−8
印刷データ作成部1−3(図1)は、印刷データがまだ画像形成装置2(図1)に向けて送出されていない場合には、ステップS1−1へ戻って文書編集からやり直す。しかし、既に印刷データが画像形成装置2(図1)に向けて送出されている場合にはステップS1−9へ進む。
印刷データ作成部1−3(図1)は、既に、画像形成装置2(図1)に向けて送出され、受信データ保存バッファ2−7(図1)に格納され、後に続くコマンドの受け入れを待って待機しているジョブ(印刷データ)を破棄すべく、消去コマンドからなるジョブを画像形成装置2(図1)に向けて送出する。その後ステップS1−1へ戻って文書編集からのやり直しを操作者に求める。尚、この消去コマンドは、後に続くフローとは無関係に、このステップから直接、通信部1−4(図1)、回線3(図1)、通信部2−1(図1)を通って画像形成装置2(図1)へ送出される(図中点線表示)。
以上説明したステップS1−7(Y部分)、ステップS1−8、ステップS1−9が[3]再編集要求手順に該当する。
アプリケーション1−2(図1)によって印刷起動される。
ステップS1−11
印刷データ作成部1−3(図1)は、印刷データが、既に、画像形成装置2に向けて送出され、受信データ保存バッファ2−7(図1)に格納され、印刷開始コマンドの受け入れを待って待機している場合にはステップS1−12へ進み、未だ、まだ画像形成装置2(図1)に向けて送出されていない場合には、ステップS1−13へ進む。
印刷データ作成部1−3(図1)は、画像形成装置2(図1)に印刷の実行を指示する印刷開始コマンドを出力する。この印刷開始コマンドは、通信部1−4(図1)、回線3(図1)、通信部2−1(図1)を通って画像形成装置2(図1)へ送られる。
ステップS1−13
印刷データ作成部1−3(図1)は、文書の未処理部分の印刷データを作成する。
この印刷データからジョブは、通信部1−4(図1)、回線3(図1)、通信部2−1(図1)を通って画像形成装置2(図1)へ送出される。ここでステップS1−13とステップS1−14は上記プロパティ1−3a(図2)に於いて、○印刷起動時のみ1−3a−1、が選択された場合に該当する(動作説明の前提に含まれない従来の制御手順に該当する)。
以上説明したステップS1−7(N部分)、ステップS1−10、ステップS1−11、ステップS1−12(Y部分)、が[4]印刷開始要求手順に該当する。
画像形成装置2(図1)の動作についてステップS1−15からステップS1−22までステップ順に説明する。
動作説明の前提条件として、操作者が上記●印刷起動時とプレビュー時1−3a−2(図2)を選択しているものとして説明する。
通信部2−1(図1)は、通信部1−4(図1)、回線3(図1)を介して画像処理装置1(図1)から各種コマンド、印刷データ等を含むジョブを受信し、受信バッファ2−2に一時保持する。
ステップS1−16
編集部2−3(図1)は、画像処理装置1(図1)から受信して受信バッファ2−2(図1)に一時保持されている、ジョブを取り込む。
ステップS1−17
編集部2−3(図1)は、そのジョブに印刷待機コマンドが付加されている印刷データであるかどうかを判断し、印刷待機コマンドが付加されている印刷データであればステップS1−18へ進み、それ以外の場合にはステップS1−19へ進む。
編集部2−3(図1)は、1ジョブ分の印刷データをそのままの状態で受信データ保存バッファ2−7(図1)に格納してステップS1−16に戻って後に続くジョブを取り込む。
以上説明したステップS1−17(Y)、ステップS1−18が、[5]印刷データ保存手順に該当する。
編集部2−3(図1)は、そのジョブが印刷開始コマンドであるかどうかを判断し、印刷開始コマンドの場合にはステップS1−20へ進み、印刷開始コマンドでない場合にはステップS1−21へ進む。
ステップS1−20
編集部2−3(図1)は、受信データ保存バッファ2−7(図1)から1ジョブ分の印刷データを取り込んで印刷実行のために必要な他のコマンド解析へ進む。
以上ステップS1−19(Y)、ステップS1−20が[7]印刷実行手順に該当する。
編集部2−3(図1)は、そのジョブが消去コマンドであるかどうかを判断し、消去コマンドの場合にはステップS1−22へ進み、消去コマンドでない場合には(これは上記プロパティ1−3aに於いて、○印刷起動時のみ1−3a−1、が選択された場合に該当する)他の解析へ進む。
ステップS1−22
編集部2−3(図1)は、受信データ保存バッファ2−7(図1)に格納されている1ジョブ分の印刷データを破棄してステップS1−16へ戻る。
以上ステップS1−21(Y)、ステップS1−22が[6]印刷データ破棄手順に該当する。
以後フローは、展開部2−5(図1)、エンジン部2−11(図1)へ進むが、これらのフローは、従来と全く同様なので説明を省略する。
図5は、実施例2の構成のブロック図である。
図に示すように実施例2の印刷制御方法は、画像処理装置11と画像形成装置12と回線3とを用いて実行される。
画像処理装置11は、PC等の上位装置であって文書を作成し、該文書に基づく印刷データを生成し画像形成装置12へ送出する装置であり、ユーザインタフェース1−1と、アプリケーション1−2と、印刷データ作成部11−3と、通信部1−4と、OS部11−5と、制御部11−6と、記憶部1−7とを備える。
この図は、印刷データ作成部11−3のプロパティの一例である。
アプリケーション1−2によってこのプロパティ11−3aが、画像処理装置11の内部に配置されているディスプレイ(図示していない)に表示される。このプロパティ11−3aには、○受信データ形式のまま11−3a−1、及び、●受信データ解析後のページ情報形式11−3a−2、の2つの選択肢が表されている。操作者が○受信データ形式のまま11−3a−1を選択すると実施例1による印刷制御方法が実行され、●受信データ解析後のページ情報形式11−3a−2を選択すると本実施例による印刷制御方法が実行される。以下の説明は、操作者が●受信データ解析後のページ情報形式11−3a−2を選択しているものとして説明する。
制御部11−6は、画像処理装置11の全体を制御するCPU(中央演算制御装置)であり、本実施例では、[1]プレビュー並行・印刷データ生成手順と[12]印刷待機コマンド付加・出力手順と、[3]再編集要求手順と[4]印刷開始要求手順とを実行する部分である。
[15]印刷データ保存手順は、画像形成装置12が、画像処理装置11から、上記[12]印刷待機コマンド付加・出力手順によって、印刷待機コマンドと待機形態コマンドが付加された印刷データからなるジョブを受け入れたとき、そのコマンドの指示に従って、1ジョブ分の受信データをそのままの状態で受信データ保存バッファ2−7に格納するか、あるいは又、1ジョブ分の受信データをプリンタ固有のデータ形式まで変換してページ情報保存バッファ12−1へ格納し、後に続くコマンドの受け入れを待って待機する制御手順である
[16]印刷データ破棄手順は、操作者が編集画像のプレビューを実行し、再編集の必要性を認めたときに、それまでに生成され上記受信データ保存バッファ2−7に格納されている印刷データからなるジョブと、ページ情報保存バッファ12−1に格納されているページ情報を破棄する制御手順である。
実施例2の動作を画像処理装置11(図5)の動作と画像形成装置12(図5)の動作とに分けて説明する。最初に画像処理装置11(図5)の動作について説明する。
図7は、実施例2の動作のフローチャート(その1)である。
画像処理装置11(図5)の動作についてステップS2−1からステップS2−16までステップ順に説明する。
動作説明の前提条件として、操作者が上記プロパティ1−3a(図2)で●印刷起動時とプレビュー時1−3a−2(図2)を選択しているものとして説明する。
操作者がアプリケーション1−2(図5)を起動し、ユーザインタフェース部1−1(図5)を用いて文書を編集(作成)する。
ステップS2−2
操作者は、自己が行っている文書編集が想定通りのレイアウトになっているかどうかを確認するためにプレビューを起動する。
ステップS2−3
操作者が作成した文書が印刷前に画像処理装置11(図5)の内部に配置されているディスプレイ(図示していない)に表示される。
印刷データ作成部11−3(図5)は、印刷データの作成タイミングが、○印刷起動時のみ1−3a−1、及び、●印刷起動時とプレビュー時1−3a−2の何れが選択されているかを判断し、○印刷起動時のみ1−3a−1、が選択されている場合にはステップS2−9へ進み、●印刷起動時とプレビュー時1−3a−2が選択されている場合にはステップS2−5へ進む。ここでは、前提条件よりステップS2−5へ進む。
ステップS2−5
印刷データ作成部11−3(図5)は、印刷データの生成を開始する。このステップが、[1]プレビュー並行・印刷データ生成手順に該当する。
印刷データ作成部11−3(図5)は、印刷データの保存状態が、○受信データ形式のまま11−3a−1、及び、●受信データ解析後のページ情報形式11−3a−2の何れが選択されているかを判断し、○受信データ形式のまま11−3a−1、が選択されている場合にはステップS2−8へ進み、●受信データ解析後のページ情報形式11−3a−2が選択されている場合にはステップS2−7へ進む。
印刷データ作成部11−3(図5)は、生成した印刷データに印刷待機コマンド及びページ情報形式での保存コマンドを付加して画像形成装置12(図1)に向けて送出する。このジョブは、ページ情報保存バッファ12−1(図5)へ送られ、格納され、後に続く印刷開始コマンドの受け入れを待って待機する(後記画像形成装置の動作)。
印刷データ作成部11−3(図5)は、生成した印刷データに印刷待機コマンド及び受信データ形式での保存コマンドを付加して画像形成装置12(図5)に向けて送出する。この印刷データからなるジョブは、受信データ保存バッファ2−7(図5)へ送られ、格納され、後に続く印刷開始コマンドの受け入れを待って待機する(後記画像形成装置の動作)。
操作者がプレビューによって文書の不備を発見し、再編集の必要を認めた場合にはステップS2−10へ進む。又、文書には不備が認められないか、あるいは、小さな不備があっても再編集の必要性を認めなかった場合にはステップS2−12へ進む。
ステップS2−10
印刷データ作成部11−3(図5)は、印刷データがまだ画像形成装置12に向けて送出されていない場合には、ステップS2−1へ戻って文書編集からのやり直しを操作者に求める。又、印刷データが既に画像形成装置12(図5)に向けて送出後であればステップS2−11へ進む。
印刷データ作成部11−3(図5)は、既に、画像形成装置12(図5)に向けて送出され、受信データ保存バッファ2−7(図5)又は、ページ情報保存バッファ12−2(図5)に格納され、後に続くコマンドの受け入れを待って待機している印刷データを破棄すべく、消去コマンドからなるジョブを画像形成装置12(図5)に向けて送出した後ステップS2−1へ戻って文書編集からのやり直しを操作者に求める。尚、この消去コマンドから成るジョブは、後に続くフローとは無関係にこのステップから直接、通信部1−4(図5)、回線3(図5)、通信部2−1(図5)を通って画像形成装置12(図5)へ送出される(図中点線表示)。
以上説明したステップS2−9(Y部分)、ステップS2−10、ステップS2−11が[3]再編集要求手順に該当する。
アプリケーション1−2(図5)によって印刷起動される。
ステップS2−13
印刷データ作成部11−3(図5)は、印刷データが、既に、画像形成装置12(図5)に向けて送出され、受信データ保存バッファ2−7(図5)又は、ページ情報保存バッファ12−1(図5)に格納され、後に続くコマンドの受け入れを待って待機している場合にはステップS2−14へ進み、未だ、まだ画像形成装置12(図5)に向けて送出されていない場合には、ステップS2−15へ進む。
印刷データ作成部11−3(図5)は、画像形成装置12(図5)に印刷実行を指示する印刷開始コマンドを出力する。この印刷開始コマンドから成るジョブは、通信部1−4(図5)、回線3(図5)、通信部2−1(図5)を通って画像形成装置12(図5)へ送られる。
ステップS2−15
印刷データ作成部11−3(図5)は、文書の未処理部分の印刷データを作成する。
この印刷データからなるジョブは、通信部1−4(図5)、回線3(図5)、通信部2−1(図5)を通って画像形成装置12(図5)へ送出され、印刷実行される。
ここでステップS2−15とステップS2−16は上記プロパティ1−3a(図2)に於いて、○印刷起動時のみ1−3a−1、が選択された場合に該当する(動作説明の前提に含まれない従来の制御手順に該当する)。
以上説明したステップS2−9(N部分)、ステップS2−12、ステップS2−13(Y部分)、ステップS2−14が、[4]印刷開始要求手順に該当する。
画像形成装置12(図5)の動作についてステップS2−17からステップS2−28までステップ順に説明する。
動作説明の前提条件として、操作者が上記●印刷起動時とプレビュー時1−3a−2(図2)を選択しているものとして説明する。
通信部2−1(図5)は、通信部1−4(図5)、回線3(図5)を介して画像処理装置11(図5)から各種コマンド、印刷データ等を含むジョブを受信し、受信バッファ2−2(図5)に一時保持する。
ステップS2−18
編集部12−3(図5)は、画像処理装置11(図5)から受信して受信バッファ2−2(図5)に一時保持されている、ジョブを取り込む。
ステップS2−19
編集部12−3(図5)は、取り込んだジョブに印刷待機コマンド及び受信データ形式での保存コマンドが付加されている印刷データからなるジョブであるかどうかを判断し、受信データ形式での保存コマンドが付加されている印刷データであればステップS2−20へ進み、それ以外の場合にはステップS2−21へ進む。
編集部12−3(図5)は、取り込んだ1ジョブ分の印刷データをそのままの状態で受信データ保存バッファ2−7(図5)に、格納し、ステップS2−18に戻って後に続くジョブを取り込む。
ステップS2−21
編集部12−3(図5)は、取り込んだジョブに印刷待機コマンド及びページ情報形式での保存コマンドが付加されている印刷データであるかどうかを判断し、ページ情報形式での保存コマンドが付加されている印刷データであれば、ステップS2−22へ進み、それ以外の場合にはステップS2−23へ進む。
編集部12−3(図5)は、取り込んだジョブのコマンド解析を実行する。コマンド解析が終わったページ情報形式のパターンをページ情報保存バッファ12−1(図5)に格納していく。1ジョブ分の印刷データの全てのコマンド解析が終了し、ページ情報保存バッファ12−1(図5)に格納された後、ステップS2−18に戻って後に続くジョブを取り込む。
以上説明したステップS2−19、ステップS2−20が、ステップS2−21(Y)、ステップS2−22が、[15]印刷データ保存手順に該当する。
編集部12−3(図5)は、取り込んだジョブが印刷開始コマンドであるかどうかを判断し、印刷開始コマンドの場合にはステップS2−24へ進み、印刷開始コマンドでない場合にはステップS2−27へ進む。
ステップS2−24
編集部12−3(図5)は、印刷開始コマンドが受信データ形式の保存モードを指示しているかどうかを判断し、受信データ形式の保存モードを指示している場合にはステップS2−25へ進み、受信データ形式の保存モードを指示していない場合、即ち、ページ情報形式を指示している場合にはステップS2−26へ進む。
編集部12−3(図5)は、受信データ保存バッファ2−7(図5)から1ジョブ分の印刷データを取り込んで印刷実行のために必要な後に続くコマンド解析へ移行する。
ステップS2−26
編集部12−3(図5)は、ページ情報保存バッファ12−1(図5)に格納されているページ情報形式のパターンを取り込んで印刷実行へ進む。
以上説明したステップS2−23(Y)、ステップS2−24、ステップS2−25、ステップS2−26が、[17]印刷実行手順に該当する。
編集部12−3(図5)は、そのジョブが消去コマンドであるかどうかを判断し、消去コマンドの場合にはステップS2−28へ進み、消去コマンドでない場合には他の解析へ進む(この場合は上記プロパティ1−3a(図2)に於いて、○印刷起動時のみ1−3a−1、が選択された場合に該当する(動作説明の前提に含まれない従来の制御手順に該当する)。
編集部12−3(図5)は、受信データ保存バッファ2−7(図5)又は、ページ情報保存バッファ12−1(図5)に格納されている1ジョブ分の印刷データを破棄してステップS2−17へ戻る。
以上ステップS2−27(Y)、ステップS2−28が[16]印刷データ破棄手順に該当する。
以後のフローは、展開部2−5(図5)、エンジン部2−11(図5)等に於ける他の処理へ進むが、これらのフローは、従来と全く同様なので説明を省略する。
1−1 ユーザインタフェース部
1−2 アプリケーション
1−3 印刷データ作成部
1−4 通信部
1−5 OS部
1−6 制御部
1−7 記憶部
2 画像形成部
2−1 通信部
2−2 受信バッファ
2−3 編集部
2−4 ページバッファ
2−5 展開部
2−6 ラスタバッファ
2−7 受信データ保存バッファ
2−8 制御部
2−9 ROM
2−10 RAM
2−11 エンジン部
Claims (9)
- 画像処理装置から画像形成装置に印刷データを出力して印刷を行わせる印刷制御方法であって、
前記画像処理装置は、編集画像の印刷準備を行う印刷準備動作中に該編集画像の印刷データを生成する印刷データ生成手順と、
該印刷データを画像形成装置側の記憶部に格納し、印刷開始コマンドを受け入れるまで待機させる印刷待機コマンドを付加して出力する印刷待機コマンド付加・出力手順と、
前記編集画像の印刷準備動作後に再編集が行われると、前記記憶部に格納されている印刷データを破棄させる消去コマンドを出力する消去コマンド出力手順と、
前記編集画像の印刷準備動作後に再編集が行われずに印刷指示動作が行われると、前記記憶部に格納されている印刷データの印刷を開始させる印刷開始コマンドを出力する印刷開始要求手順とによって制御されることを特徴とする印刷制御方法。 - 前記印刷データ生成手順における、編集画像の印刷準備を行う印刷準備動作中とは、編集画像の印刷形態を確認するプレビューであることを特徴とする、請求項1に記載の印刷制御方法。
- 前記印刷データ生成手順における、編集画像の印刷準備を行う印刷準備動作中とは、編集画像の印刷形態に関する印刷条件の設定中であることを特徴とする、請求項1に記載の印刷制御方法。
- 前記印刷待機コマンド付加・出力手順は、印刷待機コマンドに加え前記印刷データの待機形式を指示する待機形式コマンドを更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の印刷制御方法。
- 請求項1に記載の画像処理装置から印刷データを受信して印刷を行う画像形成装置を制御する印刷制御方法であって、
前記印刷待機コマンドが付加された印刷データを受け入れると、該印刷データを記憶部に格納して印刷を待機させる印刷データ待機手順と、
前記消去コマンドを受け入れると、前記記憶部に格納されている印刷データを破棄する印刷データ破棄手順と、
前記印刷開始コマンドを受け入れると、前記記憶部に格納されている印刷データに基づいて印刷を開始する印刷実行手順とによって制御されることを特徴とする印刷制御方法。 - 請求項4に記載の画像処理装置から印刷データを受信して印刷を行う画像形成装置を制御する印刷制御方法であって、
前記印刷データ待機手順は、前記待機形式コマンドが付加された印刷データを受け入れると、該印刷データを前記待機形式ごとに対応する記憶部に格納し、
前記印刷実行手順は、印刷開始コマンドを受け入れると、前記待機形式ごとに対応する記憶部から該当する印刷データを読み出して、前記待機形式ごとに異なる所定の処理を行って印刷を実行することを特徴とする印刷制御方法。 - 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の、前記印刷データ生成手順、前記印刷待機コマンド付加・出力手順、前記消去コマンド出力手順、前記印刷開始要求手順、前記印刷データ待機手順、前記印刷データ破棄手順、及び、前記印刷実行手順の全て、あるいは、その何れかがコンピュータ読み込み可能なコンピュータプログラムに基づく制御手順であることを特徴とする印刷制御方法。
- 前記印刷データ生成手順の削除を可能とする印刷データ作成タイミング選択手順を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の印刷制御方法。
- 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の、前記印刷データ生成手順、前記印刷待機コマンド付加・出力手順、前記消去コマンド出力手順、前記印刷開始要求手順、前記印刷データ待機手順、前記印刷データ破棄手順、及び、前記印刷実行手順の全て、あるいは、その何れかがコンピュータ読み込み可能であることを特徴とする印刷制御プログラム。
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