JP2009269179A - 印刷装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】描画処理時間を短縮させることが可能な印刷装置、プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】入力された印刷データ301を解釈して、解釈された印刷データからディスプレイリストを作成するDL作成部304と、作成したDLを格納するDL保存用データメモリ305と、DL保存用データメモリ内のDLを解釈するDL解釈部306と、ソフトウェアによる描画を行う描画部307と、ハードウェアによる描画を行う描画部308とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷装置、プログラム及び記録媒体に係り、特に、描画処理時間を短縮させることが可能な印刷装置、プログラム及び記録媒体に関する。
近年、印刷に求められる高解像度化、画像処理機能(RGBレンダリング等)の要求の高まり等により、印刷速度の性能向上が求められている。そこで、この印刷速度の向上のため、印刷データの描画処理を専用のハードウェアを使用することにより、処理時間を短縮させる方法が知られている。
この種の印刷装置に関する従来技術として、例えば、特許文献1等に記載された技術が知られている。この従来技術は、機器内にソフトウェアによる図形描画部とハードウェアによる図形描画回路との2つの描画処理手段を有するものである。すなわち、この従来技術は、まず、解釈された描画コマンドをソフト描画により処理するかハード描画により処理するかに振り分け、そして、ソフト描画用DL、ハード描画用DLを作成して、ソフト描画用DLをソフト専用のDL保存データメモリに格納し、ハード描画用DLをハード専用のDL保存データメモリに格納し、最後に、そのそれぞれのDLを解釈して各描画部でデータを描画するというものである。
特開2006−7496号公報
前述した従来技術は、ソフトウェアによる図形描画部とハードウェアによる図形描画回路との2つの描画処理手段を有するものの、基本的にはソフトウェアによる描画処理手段とハードウェアによる描画処理手段との両方の描画手段が並列に動作する構成とはなっていないため、印刷速度をあまり大きくすることができないという問題点を有している。また、前述した従来技術は、優先して使用する描画部がソフトウェアによるものなのかハードウェアによるものなのかが決まっていないため、ソフトウェアによる描画部よりも高速な描画を行うことができるハードウェアによる描画部が有効に利用されておらず、印刷速度の向上に限界があるという問題点を有している。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、描画処理時間を短縮させることが可能な印刷装置、プログラム及び記録媒体を提供することにある。
本発明は、ソフトウェアによる描画とハードウェアによる描画とを並列に動作させることを可能とし、また、より高速に描画処理を行うことができるハードウェアによる描画を優先して使用することとして前述した目的を達成するものである。
具体的には、本発明の第1の手段は、レンダリング処理を行ってメモリに描画してから印刷を行う印刷装置において、入力された印刷データを解釈して、解釈された印刷データからディスプレイリストを作成するDL作成部と、作成したDLを格納するDL保存用データメモリと、DL保存用データメモリ内のDLを解釈するDL解釈部と、ソフトウェアによる描画を行う描画部と、ハードウェアによる描画を行う描画部とを有することを特徴とする。
本発明の第2の手段は、第1の手段において、ハードウェアによる描画を行う描画部を優先して描画を行わせることを特徴とする。
本発明の第3の手段は、第1または第2の手段において、描画部の負荷状況に応じて、ハードウェアによる描画を行う描画部とソフトウェアによる描画を行う描画部とを切り換えることを特徴とする。
本発明の第4の手段は、第1、第2または第3の手段において、前記DL作成部は、1つのDLを作成した後、前記DL保存用データメモリが空いている場合に、次のDLを作成することを特徴とする。
本発明の第5の手段は、第1ないし第4のうちいずれか1の手段において、前記DL解釈部が未動作で、前記DL保存用データメモリ内に未処理のDLがある場合、該未処理のDLは、すぐにDL解釈部へ渡されることを特徴とする。
本発明の第6の手段は、第1ないし第5うちいずれかの1の手段において、前記DL作成部は、描画情報によって作成するDLの形式を変更することを特徴とする。
本発明の第7の手段は、第1ないし第5うちいずれかの1の手段において、前記DL作成部は、ページ単位、バンド単位、コマンド単位の形式でDLを作成することを特徴とする。
本発明の第8の手段は、第1ないし第7うちいずれかの1の手段において、前記DL保存用データメモリは、ページ単位、バンド単位、コマンド単位の形式でDLを保存することを特徴とする。
本発明の第9の手段は、第1ないし第8うちいずれかの1の手段において、前記DL保存用データメモリが複数設けられていることを特徴とする。
本発明の第10の手段は、第1ないし第9うちいずれかの1の手段において、ソフトウェアによる描画を行う描画部またはハードウェアによる描画を行う描画部が複数設けられていることを特徴とする。
本発明の第11の手段は、第1ないし第10うちいずれか1の手段において、ソフトウェアによる描画を行う描画部と、ハードウェアによる描画を行う描画部とが並列に動作することを特徴とする。
本発明の第12の手段は、第1ないし第11うちいずれか1の手段において、前記入力される印刷データは、ホストコンピュータから入力される印刷データであることを特徴とする。
本発明の第13の手段は、コンピュータに、第1の手段1ないし第12の手段のうち何れか1の手段による印刷装置の機能を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
本発明の第14の手段は、第13の手段プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
本発明によれば、DL保存用データメモリ、ソフトウェアによる描画部、ハードウェアによる描画部をそれぞれ複数設けているので、描画部での描画処理を並列に動作させることができ、また、ハードウェアによる描画部でのより高速な描画処理を優先しているので、描画処理の処理時間を短縮させ、印刷速度を向上させることができる。
以下、本発明による印刷装置、プログラム及び記録媒体の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明による印刷装置が接続されて印刷装置を使用するパーソナルコンピュータ装置(以下、PCという)の構成例を示すブロック図である。
印刷装置を使用するホストコンピュータとしてのPCは、図1に示すように、CPU101、ROM102、RAM103、キャラクタジェネレータ104、時計回路105、LAN I/F106、LAN伝送制御部107、磁気ディスク装置108、CD−ROM装置109、CD−ROM110、CRT画面表示装置111、表示制御部112、キーボード装置113、画面指示装置114、入出力制御部115、プリンタI/F116を備えて構成されている。
前述において、CPU101は、PCの動作制御を行う部分であり、ROM102は、CPU101が起動するときに実行するプログラムや必要なデータ等を記憶している。RAM103は、CPU101のワークエリア等を構成するメモリである。キャラクタジェネレータ104は、図形、文字等の表示データを生成する機能を備えるものであり、時計回路105は、現在の日時情報を出力する。LAN I/F106は、PCとローカルエリアネットワーク(LAN)との接続を接続するインタフェースであり、LANを介して他のデータ端末等の機器とPCとの接続を行う。LAN伝送制御部107は、他のデータ端末装置との間でのデータの授受を行うための各種の所定のプロトコルスイートによる通信制御を行う。磁気ディスク装置108は、種々のデータ(アプリケーションプログラム、ワークデータ等)を記憶する大容量の記憶装置である。CD−ROM装置109は、交換可能な記録媒体であるCD−ROM110に格納されたデータを読み込む機能を有する。なお、CD−ROM110に代って、例えば、MO、DVD、USBメモリ等の他の記録媒体を用い、CD−ROM装置109に代ってそれらの記憶媒体を読み取る装置を用いるようにすることもできる。CRT画面表示装置111は、PCを操作するための画面を表示する装置であり、CRTに限らず、LCD、PDP等による表示装置であってよい。表示制御部112は、CRT画面表示装置111の表示内容を制御する。キーボード装置113は、PCに対して種々のキー操作を行うために利用される。画面指示装置114は、CRT画面表示装置111の任意の点を指示する等の操作作業を行うものであり、代表的には、マウス等である。入出力制御部115は、キーボード装置113及び画面指示装置114からの入力情報を取り込む。プリンタI/F116は、本発明による印刷装置であるプリンタ装置との接続を制御するインタフェースであり、プリンタ装置へ印刷ジョブデータ等を送信する等の機能を有する。
図2は本発明の一実施形態による印刷装置であるプリンタ装置の構成例を示すブロック図である。
プリンタ装置は、図2に示すように、システム制御部201、システムメモリ202、パラメータメモリ203、時計回路204、操作表示部205、ページメモリ206、プリンタエンジン207、給紙搬送系ユニット208、外部装置I/F209、磁気ディスク装置210を備えて構成されている。
前述において、システム制御部201は、図示しないCPUを備えて、プリンタ装置の各部の制御処理及び画像形成処理等の各種制御処理を行う機能を有する。システムメモリ202は、システム制御部201が実行する制御処理プログラム及び処理プログラムを実行するときに必要な各種データ等を記憶すると共に、システム制御部201のワークエリアを構成するメモリである。パラメータメモリ203は、プリンタ装置に固有な各種の情報(パラメータ)を記憶している。時計回路204は、現在の日時情報を表示出力する。操作表示部205は、プリンタ装置を操作する部分であり、各種のキー、表示器から構成される。ページメモリ206は、印刷する画像データ(印刷描画イメージ)を保持する。プリンタエンジン207は、ページメモリに保持されている画像データの画像を記録用紙に記録出力する。給紙搬送系ユニット208は、記録用紙を保持している用紙カセット等から記録用紙を分離してプリンタエンジン207の画像記録位置へ給紙搬送し、印刷済の記録用紙を最終的に排紙トレイに排出する。外部装置I/F209は、PCとの接続を制御し、印刷ジョブデータを受信したり、PCに対して、印刷結果等を表すデータを送信したりするインタフェースである。磁気ディスク装置210は、種々の印刷情報文書を蓄積したり、それ以外の適宜な情報ファイル等を保存する大容量の記憶装置である。
図3は本発明の実施形態によるプリンタ装置内の描画部分に関するソフトウェア的な構成を示すブロック図である。図3に示す描画部分に関するソフトウェア構成は、図2に示したシステム制御部201であるプリンタコントローラ内に構成されるものである。
プリンタコントローラ内には、インタープリタ302、中間データメモリ303、DL処理部311、DL解釈部306、描画処理部312、ページメモリ309が構成されている。そして、DL処理部311内には、DL作成部304、複数のDL保存用データメモリ305が構成されており、描画処理部312内には、描画部(ソフトウェア)307、描画部(ハードウェア)308が複数組設けられている。
前述において、インタープリタ302は、入力されるページ記述言語(各ページプリンタメーカ独自の印刷情報)301を描画コマンドに変換する。中間データメモリ303は、インタープリタ302によりページ記述言語から変換された描画コマンドを格納する。DL処理部311内のDL作成部304は、DL(それぞれのオブジェクトに対して必要となる情報を1つにまとめた形のディスプレイリスト)を作成する。DLには、コマンド単位のDL、バンド(画像データの所定の大きさ)単位のDL、ページ単位のDLの3種類がある。作成されるDLは、そのデータ構造がソフトウェア描画、ハードウェア描画に共通して使用可能な汎用DL、すなわち、基本的な描画単位(run,rect,stretcl等)のDLである。DL保存用データメモリ305は、DL作成部304で作成されたDLを格納する。DL保存用データメモリ305としては、コマンド単位でDLを格納する保存用データメモリ、バンド単位でDLを格納する保存用データメモリ、ページ単位でDLを格納する保存用データメモリの3種類が用意されている。これらの保存用データメモリは、描画部(ソフトウェア)307、描画部(ハードウェア)308のどちらからも使用可能である。
DL解釈部306は、DL保存用データメモリ305に格納されたDLを、描画処理部312内の各描画部307、308が理解できる形式に解釈する。描画部(ソフトウェア)307は、DL解釈部306で解釈された描画データをCPU上でソフトウェア的に描画を行う。描画部(ハードウェア)308は、DL解釈部306で解釈された描画データを、専用ハードにより描画を行う。この描画部(ハードウェア)308は、専用のハードウェアにより構成されているので高速に描画を行うことが可能である。ページメモリ309は、描画部(ソフトウェア)307、描画部(ハードウェア)308により描画された印刷する画像データ(印刷描画イメージ)を保存する。プリンタエンジン310は、ページメモリ309に保持されている画像データの画像を記録用紙に記録出力する。
図4はDL処理部及び描画処理部で行われる描画処理の全体を説明するシーケンスチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)DL作成部304は、“1.DL作成”の処理で、インタープリタ302によりページ記述言語301から変換され、中間データメモリ303に格納されている描画コマンドの1つを取り出し、その描画コマンドからDLを作成する。このとき、DL作成部304は、作成したDLをバンド単位のDL保存用データメモリに格納するか、ページ単位のDL保存用データメモリに格納するか、あるいは、描画コマンド単位のDL保存用データメモリに格納するかを判定して振り分ける。なお、ここでのDLの作成の処理の詳細については、図5に示すフローにより後述する。
(2)次に、DL作成部304は、“2.入力”の処理で、作成したDLをDL保存用データメモリ305に格納する。なお、DL保存用データメモリ305の構成の詳細については、図6を参照して後述する。
(3)DL処理部311は、“3.入力”の処理で、DL保存用データメモリ305に格納しているDLをDL解釈部306に送る。
(4)DL解釈部306は、“4.DL解釈”の処理で、描画処理部312内の各描画部が理解できる形式にDLを解釈する。
(5)DL解釈部306は、“5.描画命令”で、描画部307または308に対して描画命令を指示する。なお、ここでの描画命令が描画部(ソフトウェア)307、描画部(ハードウェア)308のどちらの描画部に対して行われるかの処理の詳細については、図7を参照して説明するが、本発明の実施形態では、描画部(ハードウェア)308を優先するものとしている。
(6)描画命令を受けた描画部(図示例では、描画部(ハードウェア)308)は、“6.描画”の処理で、描画処理を行い、“7.入力”の処理で、ビットマップ化されたデータをページメモリに送る。
前述した処理において、DL作成部304は、“2.入力”の処理で、作成したDLをDL保存用データメモリ305に格納した後、次の描画コマンドからDLを作成し、空いている別のDL保存用データメモリ305に格納する処理を続けることができる。また、描画部が複数備えられているので、前述で説明した一連の処理は、並列に実行することができ、図4には、1’〜7’として示している。
図5は図4に示すシーケンスで説明したDL作成部での“1.DL作成”の処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)DL作成部304は、DLの作成を行い、DL保存用データメモリ305が空いているか否かを確認し、DL保存用データメモリ305が空いていなければ、空くまで待機する(ステップ501、502)。
(2)ステップ502の確認で、DL保存用データメモリ305が空いていれば、作成したDLを、空いているDL保存用データメモリに入力する(ステップ503)。
(3)DL作成部304は、DL保存用データメモリ305に入力して格納したDLをDL解釈部306に渡すとき、DL解釈部306が他のDLの解釈のために動作しているか否かを確認し、DL解釈部306が他のDLの解釈のために動作していた場合、動作終了まで待機する(ステップ504)。
(4)ステップ504の確認で、DL解釈部306が他のDLの解釈のために動作していなかった場合、DL作成部304は、作成したDLをすぐにDL解釈部306へ渡す。DL解釈部306は、渡されたDLを描画処理部312内の各描画部が理解できる形式に解釈して、描画部に渡して描画させる(ステップ505、506)。
図6はDL保存用データメモリの構造を示す図である。
DL保存用データメモリ305は、図6(a)に示すように、ページ単位のDLを格納するDL保存用データメモリと、図6(b)に示すように、バンド単位のDLを格納するDL保存用データメモリと、図6(c)に示すように、描画コマンド単位のDLを格納するDL保存用データメモリとの3種類で構成される。
3種類のそれぞれのDL保存用データメモリのHEADERには、どの形式(ページ単位、バンド単位またはコマンド単位)で作成されたDLなのか、また、描画処理の大きさ等の情報が記述されている。
また、どの形式でDLを作成するかは、描画情報によって決定する。例えば、簡易な描画情報の場合、コマンド単位のDL、複雑な描画情報の場合、ページ単位のDLとしてまとめて作成するようにすればよい。
図7は図4に示すシーケンスで説明したDL解釈部306での“5.描画命令”の処理を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。なお、ここでの処理は、描画命令を描画部(ソフトウェア)307、描画部(ハードウェア)308のどちらの描画部に対して行うのかを決める処理である。
(1)DL解釈部306は、描画命令を描画処理部312に対して指示する場合、まず、描画部(ハードウェア)308が空いているか否かを確認し、描画部(ハードウェア)308が空いていた場合、描画部(ハードウェア)308に描画命令を発行して、ハードウェアによる描画を行わせる(ステップ701、702)。
(2)ステップ701の確認で、描画部(ハードウェア)308が空いていなかった場合、描画部(ソフトウェア)307が空いているか否かを確認し、描画部(ソフトウェア)307が空いていなかった場合、ステップ701からの処理に戻って、描画部(ハードウェア)308が空くのを待つ(ステップ703)。
(3)ステップ703の確認で、描画部(ソフトウェア)307が空いていた場合、描画部(ソフトウェア)307に描画命令を発行して、ソフトウェアによる描画を行わせる(ステップ704)。
(4)ステップ702あるいはステップ704の処理で、描画部308または307で描画を行った結果の描画データは、ページメモリ309に格納される(ステップ705)。
前述した本発明の実施形態での処理は、基本的には、ハード描画を優先して描画を行っている。ハード描画を優先する理由は、ハード描画が描画専用のハードウェアにより行われるため、CPUで描画するソフトウェアによる描画より高速な描画を行うことができるからである。但し、ハード描画部が動作しており、ソフト描画部が空いている場合、ソフト描画により描画処理を行うこととする。
本発明の実施形態は、ハード描画を優先して描画処理を行うが、描画部の負荷状況によってはソフト描画を優先にする場合もある。
図8は図4に示すシーケンスで説明したDL解釈部306での“5.描画命令”の他の処理を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。なお、ここでの処理は、描画部の負荷状況によって描画命令を描画部(ソフトウェア)307、描画部(ハードウェア)308のどちらの描画部に対して行うのかを決める処理である。
(1)DL解釈部306は、描画命令を描画処理部312に対して指示する場合、まず、描画部(ハードウェア)308の負荷が高い状態となっているか否かを判定し、描画部(ハードウェア)308の負荷が高くなかった場合、描画部(ハードウェア)308に描画命令を発行して、ハードウェアによる描画を行わせる(ステップ801、802)。
(2)ステップ801の判定で、描画部(ハードウェア)308の負荷が高い状態であった場合、描画部(ソフトウェア)307の負荷が高い状態となっているか否かを判定し、描画部(ソフトウェア)307の負荷が高くなかった場合、ステップ801からの処理に戻って処理を続ける(ステップ803)。
(3)ステップ803の判定で、描画部(ソフトウェア)307の負荷が高くなかった場合、描画部(ソフトウェア)307に描画命令を発行して、ソフトウェアによる描画を行わせる(ステップ804)。
(4)ステップ802あるいはステップ804の処理で、描画部308または307で描画を行った結果の描画データは、ページメモリ309に格納される(ステップ805)。
前述した本発明の実施形態によれば、DL保存用データメモリと描画部とを、それぞれ、少なくとも2つ以上備えて構成され、また、DL作成部が描画部での描画処理が終わるまで次のDL作成を待たずに、1つのDLを作成した後にすぐに次のDLを作成し、DL解釈部が未動作で、未処理のDLがあれば、すぐにDLをDL解釈部に渡すことができるため、さらに、高速動作可能なハードウェアによる描画部での描画処理を優先しているため、より高速に描画処理を行うことができる。
図9は本発明の実施形態での描画処理が従来技術に比較して高速に行うことできる効果について説明する図である。
図9(a)に示すように、従来技術の場合、すでに説明したように、DL作成、DL解釈、描画の一連の処理の終了後に、次のDLの作成を行うことになるが、本発明の実施形態の場合、図9(b)に示すように、1つのDLの作成後、そのDLの解釈、描画の処理を行いながら、次のDLの作成、DL解釈、描画の処理を並行して行うことができる。これにより、本発明の実施形態の場合、より高速に描画処理を行うことができる。
前述した本発明の実施形態での処理は、プログラムにより構成し、本発明が備えるCPUに実行させることができ、また、それらのプログラムは、FD、CDROM、DVD等の記録媒体に格納して提供することができ、また、ネットワークを介してディジタル情報により提供することができる。
本発明による印刷装置が接続されて印刷装置を使用するパーソナルコンピュータ装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による印刷装置であるプリンタ装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態によるプリンタ装置内の描画部分に関するソフトウェア的な構成を示すブロック図である。 DL処理部及び描画処理部で行われる描画処理の全体を説明するシーケンスチャートである。 図4に示すシーケンスで説明したDL作成部での“1.DL作成”の処理の詳細を説明するフローチャートである。 DL保存用データメモリの構造を示す図である。 図4に示すシーケンスで説明したDL解釈部での“5.描画命令”の処理を説明するフローチャートである。 図4に示すシーケンスで説明したDL解釈部での“5.描画命令”の他の処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態での描画処理が従来技術に比較して高速に行うことできる効果について説明する図である。
符号の説明
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 キャラクタジェネレータ
105 時計回路
106 LAN I/F
107 LAN伝送制御部
108 磁気ディスク装置
109 CD−ROM装置
110 CD−ROM
111 CRT画面表示装置
112 表示制御部
113 キーボード装置
114 画面指示装置
115 入出力制御部
116 プリンタI/F
201 システム制御部
202 システムメモリ
203 パラメータメモリ
204 時計回路
205 操作表示部
206 ページメモリ
207 プリンタエンジン
208 給紙搬送系ユニット
209 外部装置I/F
210 磁気ディスク装置
302 インタープリタ
303 中間データメモリ
304 DL作成部
305 DL保存用データメモリ
306 DL解釈部
307 描画部(ソフトウェア)
308 描画部(ハードウェア)
309 ページメモリ
310 プリンタエンジン
311 DL処理部
312 描画処理部

Claims (14)

  1. レンダリング処理を行ってメモリに描画してから印刷を行う印刷装置において、入力された印刷データを解釈して、解釈された印刷データからディスプレイリストを作成するDL作成部と、作成したDLを格納するDL保存用データメモリと、DL保存用データメモリ内のDLを解釈するDL解釈部と、ソフトウェアによる描画を行う描画部と、ハードウェアによる描画を行う描画部とを有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置において、ハードウェアによる描画を行う描画部を優先して描画を行わせることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1または2記載の印刷装置において、描画部の負荷状況に応じて、ハードウェアによる描画を行う描画部とソフトウェアによる描画を行う描画部とを切り換えることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1、2または3記載の印刷装置において、前記DL作成部は、1つのDLを作成した後、前記DL保存用データメモリが空いている場合に、次のDLを作成することを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1ないし4のうちいずれか1記載の印刷装置において、前記DL解釈部が未動作で、前記DL保存用データメモリ内に未処理のDLがある場合、該未処理のDLは、すぐにDL解釈部へ渡されることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1ないし5のうちいずれか1記載の印刷装置において、前記DL作成部は、描画情報によって作成するDLの形式を変更することを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1ないし5のうちいずれか1記載の印刷装置において、前記DL作成部は、ページ単位、バンド単位、コマンド単位の形式でDLを作成することを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1ないし7のうちいずれか1記載の印刷装置において、前記DL保存用データメモリは、ページ単位、バンド単位、コマンド単位の形式でDLを保存することを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項1ないし8のうちいずれか1記載の印刷装置において、前記DL保存用データメモリが複数設けられていることを特徴とする印刷装置。
  10. 請求項1ないし9のうちいずれか1記載の印刷装置において、ソフトウェアによる描画を行う描画部またはハードウェアによる描画を行う描画部が複数設けられていることを特徴とする印刷装置。
  11. 請求項1ないし10のうちいずれか1記載の印刷装置において、ソフトウェアによる描画を行う描画部と、ハードウェアによる描画を行う描画部とが並列に動作することを特徴とする印刷装置。
  12. 請求項1ないし11のうちいずれか1記載の印刷装置において、前記入力される印刷データは、ホストコンピュータから入力される印刷データであることを特徴とする印刷装置。
  13. コンピュータに、請求項1ないし12のうち何れか1記載の印刷装置の機能を実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13記載のプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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