JP2005142363A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造工程中で発生するプラズマダメージからMOSFETを保護する保護素子を備えた半導体集積回路を実現する。
【解決手段】 差動増幅回路41には、差動入力対をなす一方のNchMOSトランジスタTR1のゲートと差動入力端子In Put+間に設けられ、ゲートがドレインに接続されたMOSトランジスタTR7〜TR9と、差動入力対をなす他方のNchMOSトランジスタTR2のゲートと差動入力端子In Put−間に設けられ、ゲートがドレインに接続されたMOSトランジスタTR4〜TR6が設けられている。そして、MOSトランジスタTR7〜TR9は、NchMOSトランジスタTR1のゲートと接地19間に縦続接続され、MOSトランジスタTR4〜TR6は、NchMOSトランジスタTR2のゲートと接地19間に縦続接続され、NchMOSトランジスタTR1、TR2の保護素子としてそれぞれ機能する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高精度アナログ回路の半導体集積回路に係わり、特に、製造工程中で発生するプラズマダメージから高精度アナログ回路を構成するMOSトランジスタを保護する保護素子を備えた半導体集積回路に関する。
最近の半導体技術の急速な進展に伴い半導体集積回路の薄膜化が進行している。特に、MOS型、CMOS型半導体集積回路では、ゲート寸法(ゲート長)の微細化と共に、ゲート絶縁膜の膜厚も並行して急激に薄膜化している。
ところで、MOS、CMOSの製造に際して、一般に、エッチング、スパッタ、CVD等のプラズマ工程が使用されているが、このプラズマ工程において発生する電荷がゲート電極に集中(チャージアップ現象)し、ゲート電極下のゲート絶縁膜にサージ電圧として加わる。そのため、ゲート絶縁膜は、劣化(界面準位密度の増加、絶縁膜の欠陥等)又は破壊が発生しやすい。以下、このチャージアップ現象によるゲート絶縁膜の劣化又は破壊をプラズマダメージと呼称する。
ゲート絶縁膜にプラズマダメージが生じた場合には、素子特性が変動又は破壊に至り、半導体集積回路は信頼性を含め使用に適さなくなる。特に、素子特性のペアー性を要求されるMOSアナログ回路では、この素子特性の変動許容度は、MOSデジタル回路よりも厳しく、例えば、重要特性であるΔVth{閾値電圧(Vth)のペアー性}が数mV以上変動してしまうとMOSアナログ回路として機能しない。
そこで、製造工程中のプラズマダメージを防止するための保護素子を備えた半導体集積回路が各種提案されている。例えば、出願人からは特許文献1に示す発明を出願した。その発明は、図10に示すように、MOS型トランジスタと配線層からなる半導体集積回路装置において、同一特性の2個以上のトランジスタ群の各々のゲート電極にプラズマダメージに対するトランジスタ特性の変動の影響を緩和するダメージ緩和手段を設けるものである。
しかしながら、最近のMOS型又はCMOS型LSIの集積度向上により、ゲート絶縁膜は、薄膜化が進み急激に絶縁破壊耐圧が低下してきているので、保護ダイオードの逆方向耐圧との関係が変化してきている。この種の関係としては、図11に示すものが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
図11は、ゲート絶縁膜の膜厚に対するゲート絶縁耐圧及びPN接合耐圧の関係を示す図である。図中の実線(a)はゲート絶縁膜の膜厚に対するPN接合耐圧(MOSトランジスタのソース・ドレイン層と基板間のPN接合耐圧)であり、破線(b)はゲート絶縁膜の膜厚に対するゲート絶縁耐圧である。
図11に示すように、この非特許文献で開示されゲート絶縁膜の膜厚に対するゲート絶縁耐圧及びPN接合耐圧の関係では、ゲート膜厚が薄膜化してもPN接合耐圧の低下は少ない。しかし、ゲート絶縁耐圧は急激に低下してゲート膜厚が3.8nmになると耐圧値が逆転して、PN接合耐圧の方がゲート絶縁耐圧より高くなる。
特開2002−141421号公報(頁7、図1) Ajith Amerasekera & Charvaka Duvvury著、「ESD in Silicon Integrated Circuits」、John Wiley & Sons、1995年、Page181
従来のMOS、CMOS製造技術においては、ゲート膜厚の薄膜化が進むとゲート絶縁耐圧よりも保護ダイオードのPN接合耐圧の方が高くなり、製造工程中のプラズマダメージに対して保護ダイオードがブレークダウンする前にゲート絶縁膜が破壊するという問題点がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、製造工程中で発生するプラズマダメージから高精度アナログ回路を構成するMOSトランジスタを保護する保護素子を備えた半導体集積回路を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の半導体集積回路は、入力端子と、前記入力端子からの入力信号がゲートに入力された時に導通するトランジスタと、前記トランジスタのゲートと接地又は電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷をベースとなる基板に逃す保護素子とを具備したことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するために、本発明の他態様の半導体集積回路は、第1及び第2の入力端子と、前記1の入力端子からの第1の入力信号がゲートに入力された時に導通する第1のトランジスタと、前記2の入力端子から前記第1の入力信号が反転された第2の入力信号がゲートに入力された時に導通する第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタのゲートと接地又は電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷をベースとなる基板に逃す第1の保護素子と、前記第2のトランジスタのゲートと前記接地又は電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷をベースとなる基板に逃す第2の保護素子とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、PN接合耐圧よりも低い電圧で動作する保護素子を設けているので、製造工程中で発生するプラズマダメージにより高精度アナログ回路を構成するトランジスタが劣化又は破壊しない半導体集積回路を提供することができる。
以下、本発明の実施例ついて図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施例1に係る半導体集積回路について、図1、図2を参照して説明する。図1は、シリコン基板を用いたNチャネルMOSトランジスタ(以下、NchMOSトランジスタと記す。)によって構成した差動増幅回路を示すブロック図である。
図1に示すように、差動増幅回路41は、差動入力対をなす2つのNchMOSトランジスタTR1、TR2と、電源VccとNchMOSトランジスタTR1のドレイン及びNchMOSトランジスタTR2のドレイン間に設けられた抵抗R1、R2と、NchMOSトランジスタTR1、TR2のソースと接地(グランド)19との間に直列に設けられたNchMOSトランジスタTR3、抵抗R3と、差動入力端子In Put+と、差動入力端子In Put−と、NchMOSトランジスタTR1のゲートと接地19との間に直列に設けられ、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9と、NchMOSトランジスタTR2のゲートと接地19との間に直列に設けられ、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6とから構成されている。
なお、NchMOSトランジスタTR1、TR2と差動入力端子In Put+、In Put−との間の配線層は、第1の配線(1層目の配線)11、第1のビア13、第2の配線(2層目の配線)14、第2のビア16、第3の配線(3層目の配線)17によって接続されるものである。また、NchMOSトランジスタTR1、TR2のゲートと接地19との間の配線層は、第1の配線(1層目の配線)11によって接続されるものである。
ここで、差動入力端子In Put−に供給される信号は、差動入力端子In Put+に供給される信号が反転された信号であり、差動増幅回路41からの出力信号は、抵抗R1とNchMOSトランジスタTR1のドレイン間、抵抗R2とNchMOSトランジスタTR2のドレイン間から、それぞれ出力信号Out Putとして出力される。
そして、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9、TR4〜TR6は、NchMOSトランジスタTR1、TR2の保護素子としてそれぞれ機能する。また、NchMOSトランジスタTR3には、バイアス電圧Vbがゲートに入力され、このバイアス電圧Vbによりオン・オフが制御される。そして、差動入力端子In Put+、In Put−から供給される信号により、NchMOSトランジスタTR1、TR2が導通して、その差分の増幅信号が出力信号Out Putから出力される。
次に、差動増幅回路41を構成するNchMOSトランジスタTR1、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9の断面構造について、図2を用いて説明する。なお、NchMOSトランジスタTR2、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6の断面構造も図2と同じである。
図2に示すように、差動増幅回路41を構成するNchMOSトランジスタTR1、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9では、P型シリコン基板1表面にPウェル層2、Nウェル層3がそれぞれ形成されている。そして、Pウェル層2にNchMOSトランジスタTR1、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9が形成されている。
このNchMOSトランジスタTR1、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9は、それぞれ埋め込み絶縁膜4により分離されている。そして、上記各トランジスタは、Pウェル層2の表面にN+ドレイン層5a〜5d、N+ソース層5e〜5hが形成されている。更に、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR9のN+ソース層5hは、第1の配線(1層目の配線)11により基板電位であるP+層6と接続されている。
このP+層6は、差動増幅回路41の接地19として用いられる。また、Nウェル層3の表面に形成されたN+層5は埋め込み絶縁膜4で分離され、差動増幅回路41の電源Vccとして用いられる。
そして、NchMOSトランジスタTR1のN+ドレイン層5aからN+ソース層5eに至るチャネル領域を含む領域には、高温酸化で形成されたシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜7aとゲート電極8aが形成されている。同様に、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7のN+ドレイン層5bからN+ソース層5fに至るチャネル領域を含む領域には、ゲート絶縁膜7bとゲート電極8bが形成されている。また、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR8のN+ドレイン層5cからN+ソース層5gに至るチャネル領域を含む領域には、ゲート絶縁膜7cとゲート電極8cが形成されている。また、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR9のN+ドレイン層5dからN+ソース層5hに至るチャネル領域を含む領域には、ゲート絶縁膜7dとゲート電極8dが形成されている。
ここで、ゲート絶縁膜7a〜7dにシリコン酸化膜を用いるとしたが、シリコン酸化膜を熱窒化したSiNxOy膜、又はシリコン窒化膜(Si)/シリコン酸化膜の積層膜を用いてもよい。
更に、電源Vcc、接地19、NchMOSトランジスタTR1、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9のコンタクト開口部10は、絶縁膜9a〜9eを選択的にエッチングし、N+層5、N+ドレイン層5a〜5d、N+ソース層5e〜5h、P+層6、ゲート電極8a〜8dのそれぞれの表面の一部を露出するように形成されている。
そして、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9の露出されたN+ドレイン層5bとゲート電極8b、N+ドレイン層5cとゲート電極8c、N+ドレイン層5dとゲート電極8dは、第1の配線11で接続されている。また、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7の露出されたN+ソース層5f、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR8の露出されたN+ドレイン層5cとゲート電極8cは、第1の配線11で接続されている。また、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR8の露出されたN+ソース層5g、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR9の露出されたN+ドレイン層5d、ゲート電極8dは、第1の配線11で接続されている。更に、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR9の露出されたN+ソース層5hと基板電位であるP+層6は、第1の配線11で接続されている。
即ち、図1に示すように、NchMOSトランジスタTR1のゲートと差動入力端子In Put+間、NchMOSトランジスタTR2のゲート電極と差動入力端子In Put−間は、第1の配線11で接続されている。また、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6、及びTR7〜TR9のゲートとソース間も第1の配線11で接続されている。更に、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR6のソースと接地19、及びゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR9のソースと接地19も第1の配線11で接続されている。
そして、図2に示すように、上記第1の配線11は、第1のビア13、第2の配線14、第2のビア16を介して第3の配線17に接続されている。なお、図2では差動入力端子In Put+の配線層の説明を省略している。そして、これらの第1乃至3の配線11、14、17は、すべて金属(例えば、Al(アルミニウム)或いはCu(銅))で形成されている。ここでは、第3の配線17まで設けているが、更に第3のビア、第4の配線を追加して設けてもよい。この第1の配線11は、差動増幅回路を構成する集積回路のベースの基板に隣接する配線層を言う。また、第2の配線13は、第1の配線11の上に積み重ねられた配線層を言う。
また、上記第2の配線14は、第1の層間絶縁膜12の上に形成され、第1のビア13で第1の配線11に接続されている。そして、上記第3の配線17は、第2の層間絶縁膜15の上に形成され、第2のビア16で第2の配線14に接続されている。また、第3の配線17の上には保護膜18が形成されている。
本実施例では、NchMOSトランジスタTR1、TR2のゲートと接地の間に縦続接続され、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9、TR4〜TR6をNchMOSトランジスタTR1、TR2の保護素子として設けている。
しかも、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9、TR4〜TR6は、ダイオードの逆方向PN接合耐圧よりも低い閾値電圧(Vth)でオンするように構成している。したがって、多層配線工程、特にビアのRIE(Reactive Ion Etching)によるエッチング開口工程、配線メタルの逆スパッタ工程等で発生するプラス(+)電荷又はマイナス(−)電荷をゲートがドレインに接続された接地NchMOSトランジスタTR4〜TR9を介して、ダイオードの逆方向PN接合耐圧よりも低い電圧で接地19に逃がすことができる。
これにより、プラス(+)電荷又はマイナス(−)電荷によるゲート絶縁膜7a〜7dの劣化又は破壊を防止することができる。
なお、このプラス(+)電荷又はマイナス(−)電荷は、RIE、スパッタ、プラズマCVD等のプラズマプロセスにおいて、ウエーハ面内でのプラズマの空間的な不均一性によるチャージアップ現象によって発生する。
即ち、プラズマ工程によって発生する電荷がマイナス(−)の場合には、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7のN+ドレイン層5bとPウェル層2間のPN接合が順方向になり、マイナス電荷を低い電圧(0.6V以下)でシリコン基板1へ逃すことが出来る。同様に、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4のN+ドレイン層(図示せず)とPウェル層2間のPN接合が順方向になり、マイナス電荷をP型シリコン基板1へ逃すことが出来る。
一方、上記電荷がプラス(+)の場合には、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9のドレインとゲートに閾値電圧(Vth)が順次供給されて、すべてのトランジスタTR7〜TR9が「オン」状態とになって、このプラス電荷がP型シリコン基板1へダイオードの逆方向PN接合耐圧よりも低い電圧で逃すことが出来る。なお、NchMOSトランジスタTR2においても、同様な動作により、同じ効果を発揮していることは言うまでもない。
ここで、ゲート絶縁膜7a〜7dの面積に対するビアの開口面積比(アンテナ比)、又はゲート絶縁膜7a〜7dの面積に対する配線面積比(アンテナ比)を小さくすると、プラズ工程で発生する電荷のアンテナ効果が低減され、この電荷の量を低減できゲート絶縁膜7a〜7dの劣化又は破壊が緩和できる。
次に、NchMOSトランジスタTR1、TR2のゲートに入力される信号の最大電圧(Vsmax)、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6、TR7〜TR9の保護素子としてのトータル閾値電圧(Vtht)、N+層5とPウェル層2間のPN接合耐圧(Vbk)の関係について説明する。
トータル閾値電圧(Vtht)は、
Vtht=N×Vth・・・・・・・・・・・・・・(式1)
と表すことができる。なお、Vthは閾値電圧、Nはゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6又はTR7〜TR9の縦続接続段数であり、ここではN=3である。
また、最大電圧(Vsmax)と、トータル閾値電圧(Vtht)と、PN接合耐圧(Vbk)の関係は、
0<Vsmax<Vtht<Vbk・・・・・・・・・・・・(式2)
と表すことができる。
上記(式1)、(式2)から明らかのように、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6又はTR7〜TR9の縦続接続段数Nにより定められるトータル閾値電圧(Vtht)は、PN接合耐圧(Vbk)以下で、且つ最大電圧(Vsmax)以上を満足する条件であればよいことがわかる。なお、トータル閾値電圧(Vtht)は、NchMOSトランジスタTR1、TR2のゲート絶縁耐圧よりも低く設定するのが好ましい。
上述したように、本実施例の半導体集積回路では、差動増幅回路41を構成する一方のNchMOSトランジスタTR1のゲートと接地19との間にゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9を縦続接続した構成とする。また、差動増幅回路41を構成する他方のNchMOSトランジスタTR2のゲートと接地19との間にゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6を縦続接続した構成としている。そして、それらの配線は、すべて第1の配線11で形成されている。
このため、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6、TR7〜TR9が、多層配線製造工程中のプラズマ工程で発生する電荷をダイオードのPN接合耐圧よりも低い電圧で接地19に逃がすので、NchMOSトランジスタTR1、TR2のゲート絶縁膜の劣化又は破壊を防止することができる。
従って、NchMOSトランジスタTR1、TR2を用いた差動増幅回路41の特性劣化及び信頼性の低下が抑制できる。
次に、本発明の実施例2に係る半導体集積回路について、図3を参照して説明する。図3は、シリコン基板を用いたPchMOSトランジスタによって構成された差動増幅回路のブロック図である。
以下、本実施例2において、実施例1と同一構成部分には同一符号を付して説明する。
図3に示すように、差動増幅回路42は、差動入力対をなす2つのPchMOSトランジスタTR12、TR13と、電源VccとPchMOSトランジスタTR12、TR13のドレイン間に設けられたPchMOトランジスタTR11と、PchMOSトランジスタTR12のドレインと接地19との間に設けられた抵抗R12、PchMOSトランジスタTR13のドレインと接地19との間に設けられた抵抗R13と、PchMOSトランジスタTR12のゲートと電源Vccとの間に設けられ、ゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR17〜TR19と、PchMOSトランジスタTR13のゲートと電源Vccとの間に設けられ、ゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR14〜TR16とから構成されている。
そして、PchMOSトランジスタTR12のゲートと差動入力端子IN Put+とゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR19のドレインの間、ゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR17〜TR19のゲートとドレイン間、及び電源Vccとゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR17のソース間は、第1の配線(1層目の配線)11で接続されている。同様に、PchMOSトランジスタTR13のゲートと差動入力端子IN Put−とゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR16のドレインの間、ゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR14〜TR16のゲートとドレイン間、及び電源Vccとゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR14のソース間は第1の配線(1層目の配線)11で接続されている。
また、PchMOSトランジスタTR12、TR13のゲートと差動入力端子IN Put+、IN Put−との間の配線層が、第1の配線11(1層目の配線)、第1のビア13、第2の配線(2層目の配線)14、第2のビア16、第3の配線(3層目の配線)17によって接続される点も実施例1と同じである。
そして、ゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR17〜TR19、及びR14〜TR16は、PchMOSトランジスタTR12、TR13の保護素子としてそれぞれ機能する。また、PchMOSトランジスタTR11は、バイアス電圧Vbがゲートに入力され時にオン・オフする。
この実施例2においても、ゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR17〜TR19、TR14〜TR16によって、多層配線工程、特にビアのRIEによりエッチング開口工程、配線メタルの逆スパッタ工程等で発生する電荷によるゲート絶縁膜の劣化又は破壊を防止することができる。
即ち、プラズマ工程によって発生する電荷がマイナス(−)の場合には、ゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR14〜TR16、TR17〜TR19のドレインとゲートに、それぞれ閾値電圧(Vth)の電圧が供給されることから、ゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR14〜TR16及びTR17〜TR19が順次「オン」状態となって、このマイナス電荷を電源Vccが設けられているN型シリコン基板へ逃すように動作する。
一方、この電荷がプラス(+)の場合には、ゲートがドレインに接続されたPchMOSトランジスタTR16、TR19を構成するP+ソース層とN型シリコン基板間のPN接合が順方向になり、プラス電荷を電源Vccが設けられているN型シリコン基板へ逃すように動作する。
上述したように、本実施例の半導体集積回路によれば、実施例1による効果と同様に、PchMOSトランジスタTR12、TR13を用いた差動増幅回路42の特性劣化及び信頼性の低下が抑制できる。
次に、本発明の実施例3に係る半導体集積回路について、図4を参照して説明する。図4は、シリコン基板を用いたNchMOSトランジスタによって構成されたカレントミラー定電流回路の構成を示すブロック図である。
以下、本実施例において、実施例1と同一構成部分には同一符号を付し、その部分の説明は省略し、異なる構成部分のみ説明する。
図4に示すように、カレントミラー定電流回路43は、ゲート同士が接続された2つのNchMOSトランジスタTR21、TR22と、NchMOSトランジスタTR21のゲートと接地19間に縦続接続され、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6と、NchMOSトランジスタTR22のゲートと接地19間に縦続接続され、ゲートがドレインに接続された接地NchMOSトランジスタTR7〜TR9とから構成されている。
また、NchMOSトランジスタTR21のゲートはドレインに接続され、NchMOSトランジスタTR21、TR22のドレインは電源Vcc側にそれぞれ接続されている。更に、NchMOSトランジスタTR21、TR22のソースは接地19にそれぞれ接続され、NchMOSトランジスタTR21が動作して電流(基準電流)が流れると、NchMOSトランジスタTR22が動作して、NchMOSトランジスタTR21、TR22のゲート長(Lg)ゲート幅(Wg)の比で決まる電流(出力電流)が流れる。
そして、NchMOSトランジスタTR21のゲートとドレインと、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4のドレインとの間、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6のゲートとドレイン間、及び接地19とゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR6のソース間は第1の配線(1層目の配線)11で接続されている。同様に、NchMOSトランジスタTR22のゲートとゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7のドレインの間、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9のゲートとドレイン間、及び接地19とゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR9のソース間は第1の配線(1層目の配線)11で接続されている。
また、NchMOSトランジスタTR21、TR22のゲート間の配線層が、第1の配線11から第1のビア13、第2の配線(2層目の配線)14、第2のビア16、第3の配線(3層目の配線)17を介して接続されている。
ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6、TR7〜TR9は、NchMOSトランジスタTR21、TR22の保護素子としてそれぞれ機能する。
この実施例3においても、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6、TR7〜TR9によって、多層配線工程、特にビアのRIEによりエッチング開口工程、配線メタルの逆スパッタ工程等で発生する電荷によるゲート絶縁膜の劣化又は破壊を防止することができる。
即ち、プラズマ工程によって発生する電荷がマイナス(−)の場合には、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4、TR7のPN接合が順方向になり、マイナス電荷を接地19へ逃すように動作する。
一方、この電荷がプラス(+)の場合には、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6、TR7〜TR9のドレインとゲートに閾値電圧(Vth)が順次供給されて、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6、及びTR7〜TR9が順次「オン」状態とになって、このプラス電荷を接地19へ逃すように動作する。
上述したように、本実施例の半導体集積回路によれば、実施例1による効果と同様に、NchMOSトランジスタTR21、TR22から構成されるカレントミラー定電流回路43の特性劣化及び信頼性の低下が抑制できる。
次に、本発明の実施例4に係る半導体集積回路について、図5を参照して説明する。図5は、シリコン基板を用いたNchMOSトランジスタによって構成したウィルソン定電流回路の構成を示すブロック図である。
以下、本実施例において、実施例3と同一構成部分には同一符号を付し、その部分の説明は省略し、異なる構成部分のみ説明する。
図5に示すように、ウィルソン定電流回路44は、ゲート同士が接続され2つのNchMOSトランジスタTR21、TR22と、NchMOSトランジスタTR21のドレインと電源Vccの間に設けられたNchMOSトランジスタTR23と、NchMOSトランジスタTR21のゲートと接地19の間に縦続接続され、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6と、NchMOSトランジスタTR22のゲートと接地19の間に縦続接続され、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9と、NchMOSトランジスタTR23のゲートと接地19の間に縦続接続され、ゲートがドレインに接続された接地NchMOSトランジスタTR24〜TR26とから構成されている。
また、NchMOSトランジスタTR21のドレインとNchMOSトランジスタTR23のソースが接続され、NchMOSトランジスタTR23のゲートは、NchMOSトランジスタTR22のドレインと電源Vccの間に接続され、NchMOSトランジスタTR22が動作して電流(基準電流)が流れると、NchMOSトランジスタTR23、21が動作して、NchMOSトランジスタTR21のドレイン電圧依存性のない一定な電流(出力電流)が流れる。
そして、NchMOSトランジスタTR21のゲートとドレインと、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4のドレインとの間、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6のゲートとドレイン間、及び接地19とゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR6のソース間は第1の配線(1層目の配線)11で接続されている。同様に、NchMOSトランジスタTR22のゲートとゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7のドレインの間、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9のゲートとドレイン間、及び接地19とゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR9のソース間は第1の配線(1層目の配線)11で接続されている。同様に、NchMOSトランジスタTR23のゲートとゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR24のドレインの間、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR24〜TR26のゲートとドレイン間、及び接地19とゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR26のソース間は第1の配線(1層目の配線)11で接続されている。
また、NchMOSトランジスタTR21、TR22のゲート間と、NchMOSトランジスタTR23のゲートと電源Vcc及びNchMOSトランジスタTR22のドレイン間が、第1の配線から第1のビア13、第2の配線(2層目の配線)14、第2のビア16、第3の配線(3層目の配線)17を介して接続される。
ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6、TR7〜TR9、TR24〜26は、NchMOSトランジスタTR21、TR22、TR23の保護素子としてそれぞれ機能する。
この実施例4においても、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6、TR7〜TR9、TR24〜26によって、多層配線工程、特にビアのRIEによりエッチング開口工程、配線メタルの逆スパッタ工程等で発生する電荷によるゲート絶縁膜の劣化又は破壊を防止することができる。
即ち、プラズマ工程によって発生する電荷がマイナス(−)の場合には、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4、TR7、TR24のPN接合が順方向になり、マイナス電荷を接地19へ逃すように動作する。
一方、この電荷がプラス(+)の場合には、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6、TR7〜TR9、及びTR24〜26のドレインとゲートに閾値電圧(Vth)が順次供給されて、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6、TR7〜TR9、及びTR24〜26が順次「オン」状態となって、このプラス電荷を接地19へ逃すように動作する。
上述したように、実施例4の半導体集積回路によれば、実施例1による効果と同様に、NchMOSトランジスタTR21、TR22、TR23から構成されるウィルソン定電流回路44の特性劣化及び信頼性の低下が抑制できる。
次に、本発明の実施例5に係る半導体集積回路について、図6を参照して説明する。図6は、SOI基板を用いたNchMOSトランジスタによって構成される差動増幅回路を示すブロック図である。
以下、本実施例において、実施例1と同一構成部分には同一符号を付し、その部分の説明は省略し、異なる構成部分のみ説明する。
図6に示すように、差動増幅回路41aでは、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6に代えて、NchMOSトランジスタTR2のゲートと接地19の間にダイオード31〜33が縦続接続され、また、ダイオード34がダイオード31〜33と逆方向に並列に接続されている。同様に、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9に代えて、NchMOSトランジスタTR1のゲートと接地19の間にダイオード35〜37が縦続接続され、また、ダイオード38がダイオード35〜37と逆方向に並列に接続されている。
このダイオード31〜38の配線は、すべて第1の配線11で形成されている。そして、ダイオード31〜34、35〜38は、NchMOSトランジスタTR2、TR1の保護素子として機能する。
次に、差動増幅回路41aを構成するNchMOSトランジスタTR1、ダイオード38について、図7を用いて説明する。図7は、NchMOSトランジスタTR1、ダイオード38を示す断面図である。
図7に示すように、NchMOSトランジスタTR1、ダイオード38では、高抵抗P型シリコン基板1と、この高抵抗P型シリコン基板1の上に設けられた絶縁膜9fと、この絶縁膜9fの上に設けられたシリコン薄膜とから構成されるSOI基板21に、NchMOSトランジスタTR1、ダイオード38が形成されている。
そして、NchMOSトランジスタTR1、ダイオード38は、周囲を埋め込み絶縁膜4により分離されたシリコン薄膜のP型層22に設けられ、P型層22表面にN+ドレイン層5j、N+ソース層5k、N+層5、基板電位としてのP+層6がそれぞれ形成されている。
このP+層6は、差動増幅回路41aの接地19として用いられ、周囲を埋め込み絶縁膜4により分離されたN型層23の表面に形成されたN+層5は、差動増幅回路41aの電源Vccとして用いられる。
また、NchMOSトランジスタTR1の露出されたゲート電極8、及びダイオード38の露出されたN+層5は、第1の配線11で接続されている。
差動増幅回路41aの全体では、NchMOSトランジスタTR1のゲートと差動入力端子In Put+間、NchMOSトランジスタTR2のゲートと差動入力端子In Put−間は、第1の配線11で接続されている。また、ダイオード31、34とNchMOSトランジスタTR2のゲートの間、ダイオード35、38とNchMOSトランジスタTR1のゲートの間も第1の配線11で接続されている。更に、ダイオード33、35と接地19の間、及びダイオード37、38と接地19の間も第1の配線11で接続されている。
また、NchMOSトランジスタTR1と差動入力端子In Put+の間、NchMOSトランジスタTR2と差動入力端子In Put−の間は、第1の配線から第1のビア13、第2の配線(2層目の配線)14、第2のビア16、第3の配線(3層目の配線)17を介して接続される。
NchMOSトランジスタTR1の保護素子として動作するダイオード38は、多層配線工程で発生する電荷によるゲート絶縁膜7の劣化又は破壊を防止することが出来る。
即ち、プラズマ工程によって発生する電荷がマイナス(−)の場合には、ダイオード38のPN接合が順方向になり、順方向電圧(Vf)分の電圧を供給され、マイナス電荷をP型層22へ逃すように動作する。
一方、この電荷がプラス(+)の時には、NchMOSトランジスタTR1のゲートと接地19の間に縦続接続されたダイオード31〜33のPN接合が順方向になり、それぞれ順方向電圧(Vf)分の電圧を供給され、プラス電荷をP型層22へ逃すように動作する。なお、NchMOSトランジスタTR2においても、同じ動作によりマイナス電荷、およびプラス電荷をP型層22へ逃すように動作する。
次に、NchMOSトランジスタTR1、TR2に入力される信号の最大電圧(Vsmax)、ダイオード31〜33、35〜37、のトータル順方向電圧(Vft)、N+層5とP形層22間のPN接合耐圧(Vbk)の関係について説明する。
即ち、トータル順方向電圧(Vft)は、
Vft=n×Vf・・・・・・・・・・・・・・(式3)
と表すことができる。なお、nはダイオードの順方向での縦続接続段数であり、ここではn=3である。
また、最大電圧(Vsmax)、トータル順方向電圧(Vft)、PN接合耐圧(Vbk)の関係は、
0<Vsmax<Vft<Vbk・・・・・・・・・・・・(式4)
と表すことができる。
上記(式3)、(式4)から明らかのように、保護素子として動作するダイオード31〜33及び35〜37の順方向での縦続接続段数nは、PN接合耐圧(Vbk)以下で、且つ最大電圧(Vsmax)以上を満足する条件であればよいことがわかる。なお、トータル順方向電圧(Vft)は、NchMOSトランジスタTR1、TR2のゲート絶縁耐圧よりも低く設定するのが好ましい。
上述したように、本実施例の半導体集積回路によれば、実施例1による効果と同様に、NchMOSトランジスタTR1、TR2を差動入力対に用いた差動増幅回路41aの特性劣化信頼性の低下が抑制できる。
次に、本発明の実施例6に係る半導体集積回路について、図8を参照して説明する。図8は、SOI基板を用いたNchMOSトランジスタによって構成したカレントミラー定電流回路を示すブロック図である。
以下、本実施例において、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その部分の説明は省略し、異なる構成部分のみ説明する。
図8に示すように、カレントミラー定電流回路43aでは、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR4〜TR6に代えて、NchMOSトランジスタTR21のゲートと接地19の間にダイオード31〜33が縦続接続され、また、ダイオード34がダイオード31〜33と逆方向に並列に接続されている。同様に、ゲートがドレインに接続されたNchMOSトランジスタTR7〜TR9に代えて、NchMOSトランジスタTR22のゲートと接地19の間にダイオード35〜37が縦続接続され、また、ダイオード38がダイオード35〜37と逆方向に並列に接続されている。
このダイオード31〜38の配線は、すべて第1の配線11で形成されている。そして、ダイオード31〜34、35〜38は、NchMOSトランジスタTR21、TR22の保護素子として機能する。
そして、NchMOSトランジスタTR21のゲートとドレインと、ダイオード31、34の間、ダイオード33、34と接地19の間は、第1の配線(1層目の配線)11で接続されている。同様に、NchMOSトランジスタTR22のゲートと、ダイオード35、38の間、ダイオード37、38と接地19の間は、第1の配線(1層目の配線)11で接続されている。
また、NchMOSトランジスタTR21、TR22のゲート間が、第1の配線から第1のビア13、第2の配線(2層目の配線)14、第2のビア16、第3の配線(3層目の配線)17を介して接続される。
この実施例6においても実施例3と同様に、ダイオード31〜34、35〜38によって、多層配線工程、特にビアのRIEによりエッチング開口工程、配線メタルの逆スパッタ工程等で発生する電荷によるゲート絶縁膜の劣化又は破壊を防止することができる。
即ち、プラズマダ工程によって発生する電荷がマイナス(−)の場合には、ダイオード34、38のPN接合が順方向になり、Vf(順方向電圧)分の電圧を供給され、マイナス電荷を接地19へ逃すように動作する。
一方、この電荷がプラス(+)の時には、NchMOSトランジスタTR21のゲートと接地19の間に縦続接続されたダイオード31〜33、及びNchMOSトランジスタTR22のゲートと接地19の間に縦続接続されたダイオード35〜37のPN接合が順方向になり、それぞれVf(順方向電圧)分の電圧を供給され、プラス電荷を接地19へ逃すように動作する。
上述したように、本実施例の半導体集積回路によれば、実施例1による効果と同様に、NchMOSトランジスタTR21、TR22から構成されるカレントミラー定電流回路43aの特性劣化及び信頼性の低下が抑制できる。
次に、本発明の実施例7に係る半導体集積回路について、図9を参照して説明する。図9は、SOI基板を用いたPchMOSトランジスタによって構成したカレントミラー定電流回路を示すブロック図である。
以下、本実施例において、図8と同一構成部分には同一符号を付し、その部分の説明は省略し、異なる構成部分のみ説明する。
図9に示すように、カレントミラー定電流回路43bでは、NchMOSトランジスタTR21、TR22に代えて、PchMOSトランジスタTR31、TR32を設けている。そして、ダイオード31〜34に代えて、PchMOSトランジスタTR31のゲートと電源Vccの間にダイオード51〜53が縦続接続され、また、ダイオード54がダイオード51〜53と逆方向に並列に接続されている。同様に、ダイオード35〜38に代えて、PchMOSトランジスタTR32のゲートと電源Vccの間にダイオード55〜57が縦続接続され、また、ダイオード58がダイオード55〜57と逆方向に並列に接続されている。
このダイオード51〜58の配線は、すべて第1の配線11で形成されている。そして、ダイオード51〜54、55〜58は、PchMOSトランジスタTR31、TR32の保護素子として機能する。
そして、PchMOSトランジスタTR31のゲートとドレインと、ダイオード51、54の間、ダイオード51、54と電源Vccの間は第1の配線(1層目の配線)11で接続されている。同様に、PchMOSトランジスタTR32のゲートと、ダイオード55、58の間、ダイオード55、58と電源Vccの間は第1の配線(1層目の配線)11で接続されている。
また、PchMOSトランジスタTR31、TR32のゲート間が、第1の配線から第1のビア13、第2の配線(2層目の配線)14、第2のビア16、第3の配線(3層目の配線)17を介して接続される。
この実施例7においても実施例6と同様に、ダイオード51〜54、55〜58によって、多層配線工程、特にビアのRIEによりエッチング開口工程、配線メタルの逆スパッタ工程等で発生する電荷によるゲート絶縁膜の劣化又は破壊を防止することができる。
即ち、プラズマ工程によって発生する電荷がプラス(+)の場合には、ダイオード54、58のPN接合が順方向になり、Vf(順方向電圧)分の電圧を供給され、プラス電荷を電源Vccが設けられているN型層へ逃すように動作する。
一方、この電荷がマイナス(−)の時には、PchMOSトランジスタTR31のゲートと電源Vccの間に縦続接続されたダイオード51〜53、及びPchMOSトランジスタTR32のゲートと電源Vccの間に縦続接続されたダイオード55〜57のPN接合が順方向になり、それぞれVf(順方向電圧)分の電圧を供給され、マイナス電荷を電源Vccが設けられているN型層へ逃すように動作する。
上述したように、本実施例の半導体集積回路によれば、実施例1による効果と同様に、PchMOSトランジスタTR31、TR32から構成されるカレントミラー定電流回路43bの特性劣化及び信頼性の低下が抑制できる。
本発明は、上記実施例1〜7に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々変更してもよい。
例えば、上記実施例では、ゲート絶縁膜にシリコン酸化膜(SiO2)を用いたMOSトランジスタから構成される半導体集積回路について説明したが、高誘電体膜(High−Kゲート絶縁膜)をゲート絶縁膜に用いたMOSトランジスタからなる半導体集積回路にも適用できる。この高誘電体膜としては、Hf(ハフニウム)、Zr(ジルコニウム)、La(ランタニウム)の酸化物、或いはそのシリケート物(例えばHfSiON)等を用いてよい。
また、上記実施例では、差動増幅回路の差動対をなすMOSトランジスタ、カレントミラー定電流回路を構成するMOSトランジスタ、及びウィルソン定電流回路を構成するMOSトランジスタの製造工程中のプラズマダメージによるゲート絶縁膜の劣化又は破壊防止用として、それぞれにゲートがドレインに接続されたMOSトランジスタ又はダイオードを設けているが、高精度アナログ動作を要求されるMOSトランジスタ単体にゲートがドレインに接続されたMOSトランジスタ又はダイオードを設けてもよい。
そして、実施例5乃至7では、SOI基板を用いた半導体集積回路に適用しているが、シリコン基板を用いた半導体集積回路にも適用できる。
更に、実施例1、2、5では、差動入力対にMOSトランジスタを用いた差動増幅回路について説明したが、差動入力対にMOSトランジスタを用いた他のアナログ回路、例えば、ミキサ回路にも適用できる。
本発明の実施例1に係る差動増幅回路の構成を示すブロック図。 本発明の実施例1に係る差動増幅回路の構成を示す断面図。 本発明の実施例2に係る差動増幅回路の構成を示すブロック図。 本発明の実施例3に係るカレントミラー定電流回路の構成を示すブロック図。 本発明の実施例4に係るウィルソン定電流回路の構成を示すブロック図。 本発明の実施例5に係る差動増幅回路の構成を示すブロック図。 本発明の実施例5に係る差動増幅回路の構成を示す断面図。 本発明の実施例6に係るカレントミラー定電流回路の構成を示すブロック図。 本発明の実施例7に係るカレントミラー定電流回路の構成を示すブロック図。 従来の演算増幅回路を示すブロック図。 従来のゲート膜厚に対するゲート絶縁耐圧PN接合耐圧の関係を示す図。
符号の説明
1 P型シリコン基板
2 Pウェル層
3 Nウェル層
4 埋め込み絶縁膜
5 N+層
5a、5b、5c、5d、5j N+ドレイン層
5e、5f、5g、5h、5k N+ソース層
6 P+層
7、7a、7b、7c、7d ゲート絶縁膜
8、8a、8b、8c、8d ゲート電極
9、9a、9b、9c、9d、9e、9f 絶縁膜
10 コンタクト開口部
11、111 第1の配線
12 第1の層間絶縁膜
13 第1のビア
14 第2の配線
15 第2の層間絶縁膜
16 第2のビア
17 第3の配線
18 保護膜
19、119 接地(グランド)
21 SOI基板
22 P型層
23 N型層
31、32、33、34、35、36、37、38、51、52、53、54、55、56、57、58、101、102、103、104 ダイオード
41、41a、42 差動増幅回路
43、43a、43b カレントミラー定電流回路
44 ウィルソン定電流回路
110 演算増幅回路
In Put+、In Put− 差動入力部(作動入力端子)
Out Put 出力
R1、R2、R3、R11、R12、R13 抵抗
TR1、TR2、TR3、TR4、TR5、TR6、TR7、TR8、TR9、TR21、TR22、TR23、TR24、TR25、TR26、TR101、TR102 NchMOSトランジスタ
TR11、TR12、TR13、TR14、TR15、TR16、TR17、TR18、TR19、TR31、TR32 PchMOSトランジスタ
Vb バイアス電位
Vcc 電源

Claims (20)

  1. 入力端子と、
    前記入力端子からの入力信号がゲートに入力された時に導通するトランジスタと、
    前記トランジスタのゲートと接地又は電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷を前記接地又は電源ラインに逃す保護素子と、
    を具備したことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記トランジスタのゲートと前記入力端子間、及び前記トランジスタのゲートと前記保護素子との配線は、前記接地又は電源ラインに隣接する配線層で接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記トランジスタはNchMOSトランジスタから構成され、前記保護素子はゲートがドレインに接続された複数のNchMOSトランジスタから構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 前記トランジスタはPchMOSトランジスタから構成され、前記保護素子はゲートがドレインに接続された複数のPchMOSトランジスタから構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  5. 前記トランジスタはNchMOSトランジスタから構成され、前記保護素子は前記トランジスタと前記接地ラインの間に設けられ、縦続接続された複数のダイオード、及び前記複数のダイオードと並列に、且つ逆方向に設けられたダイオードから構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  6. 前記トランジスタはPchMOSトランジスタから構成され、前記保護素子は前記電源ラインと前記トランジスタのゲート間に設けられ、縦続接続された複数のダイオード、及び前記複数のダイオードと並列に、且つ逆方向に設けられたダイオードから構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  7. 第1及び第2の入力端子と、
    前記1の入力端子からの第1の入力信号がゲートに入力された時に導通する第1のトランジスタと、
    前記2の入力端子から前記第1の入力信号が反転された第2の入力信号がゲートに入力された時に導通する第2のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのゲートと接地又は電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷を前記接地又は電源ラインに逃す第1の保護素子と、
    前記第2のトランジスタのゲートと前記接地又は電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷を前記接地又は電源ラインに逃す第2の保護素子と、
    を具備したことを特徴とする半導体集積回路。
  8. 前記第1、第2のトランジスタのゲートと前記第1、第2の入力端子間と前記第1、第2の保護素子との配線は、前記接地又は電源ラインに隣接する配線層で接続されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路。
  9. ドレインが電源ライン側に接続され、ソースが接地側に接続されたNchMOSトランジスタと、
    前記NchMOSトランジスタのゲートと前記接地又は電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷を前記接地又は電源ラインに逃す保護素子と、
    を具備したことを特徴とする半導体集積回路。
  10. 前記NchMOSトランジスタのゲートと前記保護素子の一方との配線、前記接地又は電源ラインと前記保護素子の他方との配線は、前記接地又は電源ラインに隣接する配線層で接続されていることを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路。
  11. 前記保護素子はゲートがドレインに接続された複数のNchMOSトランジスタを縦続接続した構成からなることを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路。
  12. 前記保護素子は前記NchMOSトランジスタと前記接地又は電源ラインの間に設けられ、縦続接続された複数のダイオード、及び前記複数のダイオードと並列に、且つ逆方向に設けられたダイオードから構成されることを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路。
  13. ソースが電源ライン側に接続され、ドレインが接地側に接続されたPchMOSトランジスタと、
    前記PchMOSトランジスタのゲートと前記接地又は電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷を前記接地又は電源ラインに逃す保護素子と、
    を具備したことを特徴とする半導体集積回路。
  14. 前記PchMOSトランジスタのゲートと前記保護素子の一方との配線、前記接地又は電源ラインと前記保護素子の他方との配線は、前記接地又は電源ラインに隣接する配線層で接続されていることを特徴とする請求項13に記載の半導体集積回路。
  15. 前記保護素子はゲートがドレインに接続された複数のPchMOSトランジスタを縦続接続した構成からなることを特徴とする請求項13に記載の半導体集積回路。
  16. 前記保護素子は前記PchMOSトランジスタと前記接地又は電源ラインの間に設けられ、縦続接続された複数のダイオード、及び前記複数のダイオードと並列に、且つ逆方向に設けられたダイオードから構成されることを特徴とする請求項13に記載の半導体集積回路。
  17. ドレインが電源ライン側に接続され、ソースが接地に接続され、且つ前記ドレインとゲートが接続された第1のトランジスタと、
    ドレインが前記電源ライン側に接続され、ソースが前記接地に接続され、且つ前記ゲートが前記第1のトランジスタのゲートに接続された第2のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのゲートと前記接地又は前記電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷を前記接地又は電源ラインに逃す第1の保護素子と、
    前記第2のトランジスタのゲートと前記接地又は前記電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷を前記接地又は電源ラインに逃す第2の保護素子と、
    を具備したことを特徴とする半導体集積回路。
  18. 前記第1、第2のトランジスタのゲートと前記第1、第2の保護素子との配線は、前記接地又は電源ラインに隣接する配線層で接続されていることを特徴とする請求項17に記載の半導体集積回路。
  19. ドレインが電源ライン側に接続された第1のトランジスタと、
    ドレインが前記第1のトランジスタのソースに接続され、ソースが接地に接続され、且つ前記ドレインとゲートが接続された第2のトランジスタと、
    ドレインが前記電源ライン側及び前記第1のトランジスタのゲートに接続され、ソースが前記接地に接続され、且つ前記ゲートが前記第2のトランジスタのゲートに接続された第3のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのゲートと前記接地又は前記電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷を前記接地又は電源ラインに逃す第1の保護素子と、
    前記第2のトランジスタのゲートと前記接地又は前記電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷を前記接地又は電源ラインに逃す第2の保護素子と、
    前記第3のトランジスタのゲートと前記接地又は前記電源ラインとの間に接続され、半導体集積回路の製造工程中で発生する電荷をPN接合耐圧よりも低い電圧で動作して前記電荷を前記接地又は電源ラインに逃す第3の保護素子と、
    を具備したことを特徴とする半導体集積回路。
  20. 前記第1乃至第3のトランジスタのゲートと前記第1乃至第3の保護素子との配線は、前記接地又は電源ラインに隣接する配線層で接続されていることを特徴とする請求項19に記載の半導体集積回路。
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