JP2014011176A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014011176A
JP2014011176A JP2012144326A JP2012144326A JP2014011176A JP 2014011176 A JP2014011176 A JP 2014011176A JP 2012144326 A JP2012144326 A JP 2012144326A JP 2012144326 A JP2012144326 A JP 2012144326A JP 2014011176 A JP2014011176 A JP 2014011176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
semiconductor device
manufacturing
insulating film
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012144326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014011176A5 (ja
Inventor
Yasushi Nakada
靖 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012144326A priority Critical patent/JP2014011176A/ja
Priority to US13/925,510 priority patent/US20140004700A1/en
Publication of JP2014011176A publication Critical patent/JP2014011176A/ja
Publication of JP2014011176A5 publication Critical patent/JP2014011176A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics
    • H01L21/76838Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the conductors
    • H01L21/76885By forming conductive members before deposition of protective insulating material, e.g. pillars, studs
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/52Arrangements for conducting electric current within the device in operation from one component to another, i.e. interconnections, e.g. wires, lead frames
    • H01L23/522Arrangements for conducting electric current within the device in operation from one component to another, i.e. interconnections, e.g. wires, lead frames including external interconnections consisting of a multilayer structure of conductive and insulating layers inseparably formed on the semiconductor body
    • H01L23/5221Crossover interconnections
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/0203Particular design considerations for integrated circuits
    • H01L27/0248Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection
    • H01L27/0251Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices
    • H01L27/0292Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices using a specific configuration of the conducting means connecting the protective devices, e.g. ESD buses
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 ゲート絶縁膜へのダメージを低減した半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 導電体膜に対してプラズマを用いたエッチングを行うことで、導電体膜から、半導体素子のゲート電極に接続する第1配線と、半導体基板の表面への正射影の面積が第1配線よりも大きい第2配線と、保護素子と接続する第3配線とを含む配線層を形成する工程を有する。配線層を形成する工程において、導電体膜の第1配線となる部分を、導電体膜の第3配線となる部分よりも先に、導電体膜の第2配線となる部分から分離するようにエッチングを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の配線を形成する方法の一つとして、導電体膜をプラズマエッチングによってパターニングする方法がある。この方法では、プラズマエッチングによって配線が帯電してしまう場合がある。配線が帯電すると、その配線に接続するMOSトランジスタのゲート電極の電位が変化するため、ゲート絶縁膜に大きな電界がかかり、ゲート絶縁膜にダメージが生じうる。
この課題に対して、特許文献1には、半導体基板に接続するダミー配線を設ける技術が開示されている。配線を形成する工程において、ゲート電極に接続する配線に溜まった電荷を、ダミー配線を介して半導体基板に排出することで、ゲート絶縁膜へのダメージを低減している。
また、この課題に対して、特許文献2には、規定の面積を超える配線を、規定の面積以下の複数の配線に置き換え、複数の配線を別の層の配線やプラグにて電気的に接続する技術が開示されている。
特開平11−074523号公報 特開2001−210716号公報
特許文献1では、ゲート電極に接続する配線の面積については、詳細な検討がなされていない。ゲート電極に接続する配線の面積が大きい場合には、導電体膜から配線を形成する際に、導電体膜に蓄積された電荷によって、ゲート絶縁膜へのダメージが生じる可能性がある。
特許文献2では、複数の配線を別の層の配線やプラグにて電気的に接続することから、寄生容量の増大や、接続抵抗の増大が懸念される。 そこで、本発明では、配線容量の増大を抑制しつつ、ゲート絶縁膜へのダメージを低減した半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体装置の製造方法は、ゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜の上に設けられたゲート電極と、保護素子と、前記ゲート絶縁膜と前記ゲート電極と前記保護素子の上に設けられた導電体膜を有する半導体基板を準備する工程と、前記導電体膜に対して、プラズマを用いたエッチングを行うことで前記導電体膜から、前記ゲート電極と接続された第1配線と、前記半導体基板の表面への正射影の面積が前記第1配線よりも大きい第2配線と、前記保護素子と接続された第3配線とを含む配線層を形成する工程と、を有し、前記配線層を形成する工程において、前記導電体膜の前記第1配線となる部分を、前記導電体膜の前記第3配線となる部分よりも先に、前記導電体膜の前記第2配線となる部分から分離するようにエッチングを行う。
本発明によって、配線容量の増大を抑制しつつ、ゲート絶縁膜へのダメージを低減することが可能となる。
第1実施形態を説明するための半導体装置の断面模式図、及び平面模式図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための断面模式図である。 第1実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための断面模式図である。 変形例を説明するための半導体装置の平面模式図である。 第2の実施形態を説明するための半導体装置の断面模式図である。
本発明の半導体装置の製造方法において、プラズマを用いたエッチングによって、第1配線と、第2配線と、第3配線とが導電体膜から形成される。が形成される。第1配線は、半導体素子のゲート電極に接続される配線である。第2配線は、半導体基板の表面への正射影の面積が第1配線よりも大きい配線である。第3配線は、保護素子と接続する配線である。この配線を形成する工程において、導電体膜の第1配線となる部分は、導電体膜の第3配線となる部分よりも先に、導電体膜の第2配線となる部分から分離される。このような製造方法によって、配線容量の増大を抑制しつつ、ゲート絶縁膜へのダメージを低減することが可能となる。
(第1の実施形態)
本実施形態の半導体装置の製造方法について、図1(a)、図1(b)、図2(a)〜図2(d)、図3(a)〜図3(c)を用いて説明する。まず、図1(a)及び図1(b)を用いて、本実施形態の半導体装置について説明する。
図1(a)は、本実施形態の半導体装置の断面模式図である。図1(a)において、半導体基板101は、N型のシリコン半導体基板である。半導体基板101には、酸化シリコンからなる絶縁体を含む素子分離部102が設けられている。半導体基板101の表面側の素子分離部102以外の部分には、半導体素子が形成され、N型の半導体領域103と、P型のMOSトランジスタのソース領域104、及びドレイン領域104が設けられている。半導体基板101の表面には、ゲート絶縁膜100が設けられ、ゲート電極105がゲート絶縁膜100の上に設けられている。ゲート絶縁膜100は酸化シリコンからなり、ゲート電極105はポリシリコンからなる。
このような構成を有する半導体基板101を覆うように、絶縁膜106が設けられる。絶縁膜106は開口を有し、その開口には、コンタクトプラグである第1プラグ107と第2プラグ108が設けられている。絶縁膜106と、第1プラグ107と、第2プラグ108の上には、第1配線層が設けられている。第1配線層は、第1配線109と第2配線110と第3配線111とを含む複数の配線を有する。第1配線109と第2配線110と第3配線111とは、絶縁膜106と、第1配線層を覆う絶縁膜112によって、互いに分離されている。絶縁膜112は開口を有し、その開口には、ビアプラグである第3プラグ113と、第4プラグ114と、が設けられている。絶縁膜106と、第3プラグ113と、第4プラグ114の上には、第2配線層が設けられている。第2配線層は、第4配線115と、その他の配線(不図示)を含む複数の配線を有する。第2配線層の上には、絶縁膜116と、保護膜117とが設けられている。
本実施形態において、絶縁膜106は、BPSG(Boron Phospho Silicate Glass)からなる。絶縁膜112と、絶縁膜116は、酸化シリコンからなる。第1プラグ107と、第2プラグ108と、第3プラグ113と、第4プラグ114は、タングステンを主成分とする導電体からなる。これらのプラグは、バリアメタルとして機能する導電体、例えば、チタンの層を有していてもよい。第1配線層と第2配線層は、アルミニウムを主成分とする導電体からなる。これらの配線層は、バリアメタルとして機能する導電体、例えば、チタンの層を有していてもよい。保護膜117は、窒化シリコンからなる。
ここで、第1プラグ107は、MOSトランジスタのゲート電極105と接続され、第1配線109と接続されている。つまり、ゲート電極105は、第1プラグ107を介して、第1配線109と電気的に接続されている。第2プラグ108は、半導体領域103と接続され、第3配線111と接続されている。つまり、半導体領域103は、第2プラグ108を介して、第3配線111と電気的に接続されている。そして、第1配線109と第2配線110は、第3プラグ113と第4プラグ114と第4配線115とを介して、電気的に接続されている。
ここで、半導体領域103は、半導体基板101と同一導電型であり、第3配線111と半導体基板101とを電気的に接続し、本発明における保護素子として機能する。保護素子は、電荷を半導体基板101に排出する機能を有し、本実施形態のように単なる半導体領域でもよいし、例えば、半導体基板101と逆導電型の半導体領域からなるダイオードや、ゲート絶縁膜とゲート電極を有する素子や、ESD素子等が挙げられる。
図1(b)は、図1(a)の第1プラグ107と、第2プラグ108と、第1配線層の配線の配置を説明するための、平面模式図である。図1(b)は、各構成の外縁を半導体基板101の表面に平行な面に投影した図(正射影図)とも言える。第1配線109と、第2配線110と、第3配線111は、第1方向Xに沿って設けられている。本実施形態では、各配線の配線長とは、第1方向Xに沿った長さであり、各配線の配線幅とは、第1方向Xに直交する第2方向Yに沿った長さである。ここでは、配線長≧配線幅とする。
第1プラグ107と接続する第1配線109は、配線長L1を有し、配線幅W1を有する。第1配線109と電気的に接続する第2配線110は、配線長L2を有し、配線幅W2を有する。第2プラグ108と接続する第3配線111は、配線長L3を有し、配線幅W3を有する。本実施形態において、各配線は矩形であり、第1辺と第2辺とからなる。第1辺の長さは配線長であり、第2辺の長さは配線幅である。ここで、配線幅W1と配線幅W2と配線幅W3は実質的に等しく、配線長L1は配線長L2よりも小さい(L1<L2)。つまり、第2配線110は、第1配線109に比べて大きな面積を有する。配線長L2は、例えば、15mm以上である。このような配線にすることで、後に説明する製造時のプラズマによるゲート絶縁膜100のダメージを低減することが可能となる。
また、本実施形態においては、図1(b)にあるように、第1の配線109と第2配線110との距離は距離D1であり、第2の配線110と第3配線111との距離は距離D2であり、第1の配線109と第3配線111との距離は距離D3である。距離とは、配線と配線の最短距離のことである。そして、距離D1は距離D2よりも大きい(D1>D2)。また、距離D2は距離D3よりも小さい(D2<D3)。このような距離関係にすることで、第2配線110にて帯電した電荷を、ゲート電極105ではなく半導体領域103、すなわち保護素子へ排出することが容易となる。よって、ゲート絶縁膜100へのダメージを低減することが可能となる。
また、本実施形態においては、図1(b)にあるように、第1配線109と第2配線110との間に、第3配線111が設けられている。このような構成によっても、ゲート電極105ではなく半導体領域103へ第2配線110にて帯電した電荷を排出することが容易となる。更に、好ましくは、半導体基板101の表面に平行な面における第1プラグ107と、第2プラグ108と、を結ぶ線分が、第1方向Xに沿っていることが望ましい。この構成によって、ゲート電極105ではなく半導体領域103へ第2配線110にて帯電した電荷を排出することが容易となる。
なお、第2配線110に保護素子との接続部を設ける場合に比べて、第2配線110と別に保護素子に接続する第3配線111を設け、第1配線109、および第2配線110と分離したことで、第2配線110の容量の増大を低減することが可能となる。
本実施形態の半導体装置の製造方法について、図2(a)〜図2(d)、図3(a)〜図3(c)を用いて説明する。これらの図面は、製造方法の工程を説明するための本実施形態の半導体装置の断面模式図である。各図面は図1(a)に対応しており、同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
まず、図2(a)に示すような構造の半導体基板101を準備する。この構成は、一般的な半導体プロセスによって形成可能であるため、詳細な製造方法の説明は省略する。図2(a)において、素子分離部102は、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法で形成されたものとする。しかし、素子分離部102は、STI(Shallow Trench Isolation)法や半導体領域による分離などの任意の方法によって形成可能である。
図2(b)では、第1プラグ107と第2プラグ108と絶縁膜106とを覆うように、導電体膜200を形成する。そして、導電体膜200の上に、マスク201を形成する。導電体膜200は、絶縁膜106側から、チタンと、アルミニウムと、チタンが積層された膜であり、スパッタ法によって形成される。そして、マスク201は、例えば、フォトレジストからなる。
マスク201は、任意のパターンを有し、開口202、203、204を有する。開口は、いわゆる閉ループ形状のものだけでなく、スリット状のもの等も含むものとする。ここでは、図の奥行方向における複数の開口の幅は等しいものとして説明する。開口202の面積に比べて、開口203の面積が大きい。更に、開口204の面積は、開口203の面積よりも大きい。また、マスク201は、図1(b)を用いて説明した配線を形成するべく、配線となる部分にフォトレジストが残る。マスク201は、導電体膜の第1配線となる部分を覆う第1部分と、導電体膜の第2配線となる部分を覆う第2部分と、導電体膜の第3配線となる部分を覆う第3部分とを有する。そして、第1の部分と第2の部分との距離が、第2の部分と第3の部分との距離に比べて大きくなるように、マスク201が形成されることが好ましい。
マスク201を用いて、導電体膜200を、エッチングによって除去し、第1配線層を形成する。このエッチングは、RIE(Reactive Ion Etching)法等のプラズマを用いたエッチングである。エッチング条件としては、エッチングガスとして、エチレン系のCガスを用いる。そして、圧力は、8mTorr以上10mTorr以下の範囲に、ソースパワーは、1000W以上1500W以下の範囲に、バイアスパワーは100W以上200W以下の範囲に設定される。また、エッチングガスとして、Cl、BCl、CCl等の塩素系を用いることも出来る。
ここで、図2(c)と、図2(d)と、図3(a)は、エッチングの経時変化を模式的に示したものである。本実施形態のエッチング条件は、図2(c)及び図2(d)に示すように、エッチングされる領域の面積が小さいほど、エッチングされにくい条件となっている。つまり、開口202と開口203と開口204の順に、導電体膜200が除去される速度が高まる。
まず、図2(c)の時点では、導電体膜200は一部が除去され、導電体膜205の状態になる。導電体膜205は、エッチングされた部分206と、部分207と、部分208とを有する。これらの厚みは、部分206、部分207、部分208の順に薄くなっている。そして、図2(d)の時点では、導電体膜205は、更に一部が除去され、導電体膜209の状態になる。導電体膜209は、エッチングされた部分210と、部分211とを有する。そして、部分210より部分211の方が薄い。部分208だった箇所は、全ての導電体が除去される。そして、最終的には、導電体膜200の開口202と開口203と開口204に対応した部分が除去され、図3(a)の第1配線109と、第2配線110と、第3配線111とを含む第1の配線層が形成される。
その後、マスク201を除去した後、プラズマCVD法(Chemical Vapor Deposition法)によって酸化シリコンからなる絶縁膜112を形成し、第3プラグ113と第4プラグ114とを形成する(図3(b))。ここで、絶縁膜112を形成する際にプラズマが用いられても、第1配線109と第2配線110とは分離されているため、導電体のエッチング工程時のプラズマの影響に比べれば、ゲート絶縁膜100への影響は小さい。
そして、絶縁膜112と第3プラグ113と第4プラグ114とを覆う第2配線層を形成する。第2配線層は少なくとも第4配線115を含む。その後、第4配線115を覆って絶縁膜116と保護膜117とを形成することで、図1(a)に示す半導体装置が完成する。なお、半導体装置が固体撮像装置の場合には、この後、カラーフィルタやマイクロレンズ等の構造を形成してもよい。また、説明は省略するが半導体装置は外部との信号のやり取りをする電極パッドなどの構成を有していることは明らかである。
本実施形態の製造方法によれば、導電体膜200から第1配線層を形成する工程において、最初に第1配線109が第2配線110から分離され、第3配線111は第2配線110と最後に分離される。つまり、最初に、ゲート電極105に接続する第1配線109が他の配線となる部分から分離される。このような製造方法によって、プラズマを受け帯電しやすい大きな面積の第2配線110から、早期にゲート電極105に接続する第1配線109を分離することが出来るため、プラズマによるゲート電極105へのダメージを低減することが出来る。
本実施形態では、第1配線109と第2配線110との間に第3配線111を設けたが、その構成には限定されない。少なくとも、第1配線109と第2配線110との距離D1が、第1配線109と第3配線111との距離D2よりも大きければよい。本実施形態の製造方法によって、第1配線となる部分と第3配線となる部分の間よりも、第1配線となる部分と第2配線となる部分の間の導電体膜200が先に除去される。よって、第1配線109を第3配線111よりも先に第2配線110となる部分から分離することが出来る。
また、本実施形態では、エッチング条件を開口の面積が大きいほどエッチング速度が速い条件とした。しかし、他の場合においても、第1配線を第3配線よりも先に、第2配線から分離することが出来ればよい。つまり、エッチング速度がエッチング領域の面積が大きいほど速い場合には、D1>D2であればよい。その時、より好ましくは、D1>D3>D2である。また、エッチング速度がエッチング領域の面積が大きいほど遅い場合には、D1<D2であればよく、好ましくはD2>D3>D1であればよい。
本実施形態では、第3配線111が接続する半導体領域103は、半導体基板101と同一導電型で、半導体基板101の電位と等しく(同一ノード)とした。しかし、半導体領域103は、逆導電型で半導体基板101とダイオードを構成し、電気的に浮遊状態であってもよい。半導体領域103は、半導体基板101自体であってもよく、電荷を半導体基板に排出することが可能であれば、どのような形態でもよい。なお、第3配線111の配線長L3は任意の値でよい。また、本実施形態のMOSトランジスタとは、いわゆるMIS構造(Metal Insulator Semiconductor構造)の一種である。各構成の材料は、本実施形態の材料に限定されない。
また、本実施形態の半導体装置は、例えば、複数の光電変換素子が配置された撮像領域を有する撮像装置を含む。本実施形態の第1配線109と第2配線110は、撮像装置における撮像領域の長辺に沿って設けられる駆動用の配線や信号伝達用の配線に適用されうる。
なお、第3配線111を、複数設けてもよい。第3配線111を複数設けることによって、ゲート絶縁膜100へのダメージをより確実に低減することが出来る。ここで、第2配線110は、プラグを介して半導体基板と電気的に接続していてもよいし、他の配線と接続している形態でもよい。
(変形例)
第1の実施形態の第1配線層の配置の変形例について、図4(a)〜図4(d)を用いて説明する。図4(a)〜図4(d)は、それぞれ別の変形例を示す。図4(a)〜図4(d)は、図1(b)に対応する平面模式図であり、同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
図4(a)は、図1(b)と異なり、第3配線111が第1配線109と第2配線110との間に設けられていない。図4(a)では、距離D1と、距離D2と、距離D3とは、D1>D2>D3の関係を有している。
図4(b)は、図1(b)と異なり、第3配線111が第1配線109と第2配線110との間に設けられていない。図4(b)でも、距離D1と、距離D2と、距離D3とは、D1>D2>D3の関係を有している。また、第3配線111の配線長L3は、第1配線109の配線長L1よりも大きい。
図4(c)は、第3配線111がL字型であり、第3配線111の少なくとも一部が図1(b)と同様に、第1配線109と第2配線110との間に設けられている。ここで、距離D1と、距離D2と、距離D3は、D1>D2=D3となっている。
図4(d)は、図1(b)と異なり、第3配線111が第1配線109と第2配線110との間に設けられておらず、第2配線110が第1配線109と第3配線111との間に設けられている。ここで、距離D1と、距離D2は、D1>D2となっている。
以上のような構成によっても、第1配線109が大きな面積を有する第2配線110と分離されているため、ゲート絶縁膜100へのダメージを低減することが可能となる。なお、このような変形例においても、第1の実施形態と同様に、第1配線109となる部分と第3配線111となる部分を同時に、第2配線110となる部分から分離するようにしても良い。
(第2の実施形態)
本実施形態の半導体装置について、図5(a)及び図5(b)を用いて説明する。本実施形態では、第1の実施形態に対して、第2配線110が別の半導体領域501に接続した構成を示している点で相違する。第1の実施形態を示す図1(a)と同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態の半導体装置は、図5(a)に示すように、半導体領域501に接続する第5プラグ502が設けられており、第5プラグは第2配線110に接続されている。半導体領域501は、例えば、P型半導体領域であり、半導体基板101とダイオードを形成する。第2配線110に帯電した場合には、任意の電位になったところで、P型半導体領域から半導体基板101に電荷が排出される。このような構成によって、第1の実施形態に比べて、第2配線110の容量が増大するものの、ゲート絶縁膜100へのダメージ低減が可能である。
また、図5(b)は、図5(a)の変形例である。図5(b)に示す半導体装置では、第1配線109と第2配線110とを、第5配線503と、第6配線504と、第6プラグ506と、第7プラグ507と、第7配線508と、を用いて接続している。なお、第5配線503と第6配線504とは第2配線層であり、第7配線508は第3配線層である。第2配線層と第3配線層との間には絶縁膜505が設けられている。第1配線109と第2配線110との接続はどのような構成でもよいが、配線とプラグとが少ない方が好ましい。
各実施形態で記載した構成、材料、製造方法は、一例であり、限定されるものではない。各実施形態、及び変形例は、適宜、組み合わせが可能であり、また、適宜変更可能である。各実施形態における、幅や距離等は、少なくとも設計段階において満たされていればよい。
100 ゲート絶縁膜
101 半導体基板
103 半導体領域
105 ゲート電極
107 第1プラグ
108 第2プラグ
109 第1配線
110 第2配線
111 第3配線
115 第4配線

Claims (15)

  1. ゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜の上に設けられたゲート電極と、保護素子と、前記ゲート絶縁膜と前記ゲート電極と前記保護素子の上に設けられた導電体膜を有する半導体基板を準備する工程と、
    前記導電体膜に対して、プラズマを用いたエッチングを行うことで前記導電体膜から、前記ゲート電極と接続された第1配線と、前記半導体基板の表面への正射影の面積が前記第1配線よりも大きい第2配線と、前記保護素子と接続された第3配線とを含む配線層を形成する工程と、
    を有し、
    前記配線層を形成する工程において、前記導電体膜の前記第1配線となる部分を、前記導電体膜の前記第3配線となる部分よりも先に、前記導電体膜の前記第2配線となる部分から分離するようにエッチングを行う
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記配線層を形成する工程において、
    前記第1配線と前記第2配線との間の距離に比べて、前記第2配線と前記第3配線との間の距離が小さくなるように、前記第1配線と、前記第2配線と、前記第3配線とを形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記配線層を形成する工程において、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1配線と前記第2配線との間に、前記第3配線の少なくとも一部を形成する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記配線層を形成する工程は、前記第1配線となる部分を覆う第1部分と、前記第2配線となる部分を覆う第2部分と、前記第3配線となる部分を覆う第3部分とを有するマスクを形成する工程を有し、
    前記第1部分と前記第3部分との間の距離に比べて、前記第3部分と前記第2部分との間の距離が大きくなるように、前記第1部分と、前記第2部分と、前記第3部分とを形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記配線層を形成する工程は、前記第1配線となる部分を覆う第1部分と、前記第2配線となる部分を覆う第2部分と、前記第3配線となる部分を覆う第3部分とを有するマスクを形成する工程を有し、
    前記第1部分と前記第2部分との間の距離に比べて、前記第2部分と前記第3部分との間の距離が小さくなるように、前記第1部分と、前記第2部分と、前記第3部分とを形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1配線と、前記第2配線と、前記第3配線を、第1方向に沿うように形成する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第3配線と前記保護素子との接続部と、前記第1配線と前記ゲート電極との接続部と、を結ぶ線分が、前記第1方向に沿うように、前記第1配線と前記第3配線が形成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記導電体膜は、アルミニウムが主成分である
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記ゲート電極と、前記ゲート絶縁膜とは、MOSトランジスタを構成する
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記保護素子は、ダイオードである
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記保護素子は、前記ゲート電極とは別のゲート電極と、前記ゲート絶縁膜とは別のゲート絶縁膜とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 更に、プラズマを用いたCVD法によって、前記第1配線と、前記第2配線と、前記第3配線とを覆う絶縁膜を形成する工程を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 更に、前記絶縁膜の上に設けられ、前記第1配線と、前記第2配線と、を接続する第4配線を形成する工程を有する
    ことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記第2配線には、前記保護素子とは別の保護素子が接続されている
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
JP2012144326A 2012-06-27 2012-06-27 半導体装置の製造方法 Pending JP2014011176A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012144326A JP2014011176A (ja) 2012-06-27 2012-06-27 半導体装置の製造方法
US13/925,510 US20140004700A1 (en) 2012-06-27 2013-06-24 Manufacturing method for a semiconductor apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012144326A JP2014011176A (ja) 2012-06-27 2012-06-27 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014011176A true JP2014011176A (ja) 2014-01-20
JP2014011176A5 JP2014011176A5 (ja) 2015-08-06

Family

ID=49778560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012144326A Pending JP2014011176A (ja) 2012-06-27 2012-06-27 半導体装置の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20140004700A1 (ja)
JP (1) JP2014011176A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200078968A (ko) * 2018-12-24 2020-07-02 에스케이하이닉스 주식회사 반도체 장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5019883A (en) * 1987-01-28 1991-05-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Input protective apparatus of semiconductor device
JPH1174523A (ja) * 1997-06-19 1999-03-16 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2001358128A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2003115490A (ja) * 2001-10-03 2003-04-18 Seiko Epson Corp 半導体装置及びその設計方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4502173B2 (ja) * 2003-02-03 2010-07-14 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及びその製造方法
JP2005142363A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Toshiba Corp 半導体集積回路
JP2006140349A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd レイアウト検証方法およびこれを用いた半導体集積回路装置の設計方法
JP2006294719A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置
JP5226260B2 (ja) * 2007-08-23 2013-07-03 セイコーインスツル株式会社 半導体装置
JP2011047732A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Seiko Epson Corp Memsセンサー、memsセンサーの製造方法および電子機器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5019883A (en) * 1987-01-28 1991-05-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Input protective apparatus of semiconductor device
JPH1174523A (ja) * 1997-06-19 1999-03-16 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2001358128A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2003115490A (ja) * 2001-10-03 2003-04-18 Seiko Epson Corp 半導体装置及びその設計方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20140004700A1 (en) 2014-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9660022B2 (en) Semiconductive device with a single diffusion break and method of fabricating the same
US7233037B2 (en) Solid state imaging device and method of manufacturing the same
CN104347645B (zh) 光电二极管栅极介电保护层
TWI531053B (zh) 半導體裝置與其形成方法與影像感測裝置
JP2017199875A (ja) 光電変換装置およびカメラ
CN102468246B (zh) 半导体元件及其制作方法
JP2017183661A (ja) 光電変換装置およびカメラ
KR20080033090A (ko) 고체 촬상 소자 및 그 제조방법
CN103715133A (zh) Mos晶体管及其形成方法
US20160156817A1 (en) Manufacturing method of imaging apparatus, imaging apparatus, and imaging system
JP6445799B2 (ja) 光電変換装置
JP2009027169A (ja) 半導体装置のテスト構造物及び半導体装置
JP2016219792A (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、および撮像システム
JP2016219792A5 (ja)
JP2007311818A (ja) 半導体装置
CN108206194B (zh) 图像传感器及其制造方法
JP2014011176A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2008140805A (ja) 半導体装置
JP2005229073A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US20120052615A1 (en) Method and structure for reducing dark current in a cmos image sensor
US11094553B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method
JP2010118661A (ja) イメージセンサー及び前記イメージセンサーの製造方法
JP5875368B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2009060143A (ja) 半導体装置
JP2008159974A (ja) 光電変換装置及びその製造方法並びにラインイメージセンサicの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150619

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160517