JP2005133304A - サッシの接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦枠或いは上下の横枠の断面形状、各枠の接合角度の如何に関わらず、良好な止水性能を発揮させ、且つ接合構造を簡単にする。
【解決手段】サッシAを構成する縦枠1,2と上横枠3,下横枠4とを接合金具5〜8を利用して接合する。各縦枠1,2及び横枠3,4は夫々所定の長さに且つ切断面1a〜4aが単一の平面となるように切断し、接合金具5〜8は縦枠1,2に接合する面5a〜8a及び各横枠3,4に接合する面5b〜8bを夫々単一な平面とすると共に夫々の面を縦枠及び横枠の断面と同等か又は大きい面とし、各縦枠1,2及び各横枠3,4を接合金具5〜8の対応する面5a〜8a,5b〜8bに面接合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅用のサッシを構成する縦枠と横枠とが接合する接合部位の構造に関し、特に、枠の形状に依存することなく、且つ接合角度に関わらず良好な止水性と簡便な施工性を確保し得るように構成した接合構造に関するものである。
サッシは、左右に配置された一対の縦枠と、上下に配置された上部横枠及び下部横枠を有し、これらの縦枠と上下の横枠を上下左右の隅部で接合して構成されている。住宅用のサッシでは、一対の縦枠や上下の横枠は夫々の部材として特定の機能が付与されるため、夫々機能に沿った形状(断面形状)を持って形成されている。
上記の如く、断面形状の異なる縦枠と上下の横枠との接合部を構成する場合、一方の枠(縦枠又は上下の横枠)を長さ方向と交叉する方向に切断し、他方の枠(上下の横枠又は縦枠)の切断面を前記一方の枠端部の障子側面に対向させ、両者の間に止水性を有するシートを挟み込んだ上で固定している(第1公知例)。
また特許文献1に記載されたように、コーナー窓のように特殊なサッシでは、縦枠としての機能を持つ方立と上下枠とをコーナーブロックを介して連結することもある。この技術では、窓のコーナー部に於ける上下にコーナーブロックを配置し、該コーナーブロックに上下枠を突合せ状に当接すると共にコーナーブロック及び上下枠を略水平状にネジ込んだ固定ネジで相互に固定し、上下のコーナーブロックの間に方立を配置し、この方立をコーナーブロック又は上下枠に対し略水平にネジ込んだ固定ネジで固定している。この技術では、固定ネジが屋外に露出することのない、従って、意匠性の高いコーナー窓を構成することが出来る。
特開平11−107628号公報
サッシを構成する枠材は、細く且つ複雑な形状を持ったリブが多く、この枠材を構成するリブ毎に確実な止水性を付与しない限り高い止水性を確保することが困難であるという問題が存在している。
上記第1公知例では、一方の枠を構成する枠材の障子側面に他方の枠の切断された面とを対向させたとき、切断面と同形の或いはそれ以上の単一平面が一方の枠の対向部分に形成されない場合、良好な止水性能を持った接合を実現し難いという問題や、枠の接合角度が90度以外の角度である場合、止水性能を確保し難いという問題がある。
また上記特許文献1の技術は、方立はコーナーブロックに対して平面で面接合したものではなく、水平方向からネジ止めする補助板に方立を嵌め込んで接合したものである。また乾式シール材も単純な平面状のものを使用し得ない。従って、止水性能を確保し難いという問題がある。
本発明の目的は、縦枠或いは上下の横枠の断面形状の如何に関わらず、且つ各枠の接合角度の如何に関わらず、良好な止水性能を発揮することが出来、且つ構造が簡単なサッシの接合構造を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るサッシの接合構造(第1の発明)は、サッシを構成する縦枠と横枠との接合部の構造であって、縦枠及び横枠と、縦枠及び横枠に接合する接合金具と、を有し、縦枠及び横枠は夫々所定の長さに且つ切断面が単一の平面となるように切断し、接合金具は縦枠に接合する面及び横枠に接合する面を夫々単一な平面とすると共に夫々の面を縦枠及び横枠の断面と同等か又は大きい面とし、前記縦枠及び横枠を前記接合金具の対応する面に面接合することで縦枠と横枠を接合したものである。
上記サッシの接合構造に於いて、接合金具と横枠との接合部には平面状の乾式シール材を配置することが好ましい(第2の発明)。
また第3の接合構造(第3の発明)は、サッシを構成する縦枠と横枠とが接合する接合部の構造であって、縦枠及び横枠と、縦枠及び横枠に接合する接合金具と、を有し、縦枠及び横枠は夫々所定の長さに且つ切断面が単一の平面となるように切断し、接合部の勝ち側の枠に於ける室外側に接合金具を固定して一体化し、前記一体化した勝ち側の枠と接合金具の負け側の枠側の面を単一な平面とし、この平面に負け側の枠の切断面を面接合したことものである。
上記第1の発明に係るサッシの接合構造では、縦枠及び横枠の切断面を単一の平面とし、且つ縦枠及び横枠に接合する接合金具の各枠と対向する面を単一な平面とすることによって、縦枠及び横枠の仕口部の加工が容易で且つ単純化出来る。このため、作業性の向上をはかることが出来る。
上記第2の発明に係るサッシの接合構造では、各枠と接合金物との接合面が単一の平面となり、これらの間に止水性を付与したシートを挟み込んで接合部を構成出来るので、所謂乾式施工となり、良好な施工性と良好な止水性能を確保することが出来る。
また接合金具に形成された単一平面のなす角度を所望の値に設定出来る。このため、縦枠と上下の横枠が互いに直交するもののみに限定されず、矩形以外の形状、例えば台形の窓や三角形の窓或いは五角形の窓のように、如何なる角度で接合される場合であっても対応することが出来、且つ良好な止水性能を確保することが出来る。
このように、接合構造が単純化されるため、サッシを組み立てる際の作業が容易となり、組立工数を削減することが出来る。また接合金具の材質や形状を適宜設定することで、接合部の強度(剛性)を所望の値に設定することが出来、搬送時や設置後の破損を防止することが出来る。
また第3の発明では、上記第1の発明の効果に加えて、負け側の枠の形状が複雑なものであっても止水性を確保することが出来る。
以下、本発明に係るサッシの接合構造の好ましい実施形態について説明する。本発明の接合構造は、サッシに於ける左右両側に配置された一対の縦枠と、上部の横枠及び下部の横枠とを接合する際に、上下左右の各隅部に於ける縦枠と上下の横枠との接合を合理的に行って、各枠材の接合面に於ける止水性能を確保すると共に、工数の削減をはかることを実現したものである。本発明に於いて、縦枠の断面形状、上下に配置される各横枠の断面形状はなんら限定するものではない。従って、通常の住宅用サッシを構成する際に用いる縦枠材や上下の横枠材をそのままで利用することが可能である。
縦枠及び横枠は夫々所定の長さに切断され、この切断面は単一の平面として形成される。即ち、縦枠及び横枠は、サッシの高さ方向の寸法や幅方向の寸法、及び接合金具に対して接合する際の接合角度等の条件に応じた所定の長さを持って切断される。従って、例えば接合金具に形成した接合面が互いに直角である場合、各枠材はサッシの内法寸法を持って切断される。また各枠を切断したとき、各枠の外面に設けた突起状部分の有無に関わらず、これらを切断した面が同一の平面内(単一の平面)に配置される。前記切断面の各枠の長手方向に対する角度は特に限定するものではなく、接合金具に形成された接合面との関係で適宜接待される。
接合金具は、サッシに於ける上下及び左右方向の隅部に配置され、縦枠の上端部と上部の横枠、縦枠の下端部と下部の横枠を接合する機能を有するものである。このため、接合金具の縦枠材又は横枠材を接合する面には、第1の発明では、夫々の枠材の切断面寸法と略等しいか、或いは大きい寸法を持ち、且つ各枠材の端部の切断面の方向に応じた単一の平面からなる接合面が形成されている。
従って、接合金具の接合面が単一な平面として形成されるため、縦枠,横枠の断面形状が如何なる形状を有するものであっても、該縦枠,横枠は端部が単一な切断面として形成されているため、該切断面は接合金具の接合面に一様に当接することが可能であり、各枠の接合金具に対する接触部が均一となる。また接合金具の接合面が各枠材の切断面の寸法と等しいか或いは大きく形成されるため、両者の間に平面状の乾式シール材となる止水性を付与したシート状の止水材を挟み込んで締めつけたとき、該止水材を確実に挟み込んで安定した止水性能を発揮させることが可能となる。
平面状の乾式シール材となるシートとしては、材料や銘柄を特に限定するものではなく、弾性を有し且つ耐候性を持ったゴムシートを含むガスケット或いはパッキンとして用いることが可能なものであれば利用することが可能である。また厚さや他の仕様は、通常の住宅用サッシに用いる止水材と同様のものであることが好ましい。
また接合金具は、サッシに於ける配置位置、即ち、左右何れの側に配置されるか、上下何れに配置されるか、に応じて夫々最適な形状を有する。例えば、左右両側に配置される接合金具は同じ断面形状で勝手違い(対称形)に形成されており、上下に配置される接合金具は勝ち側の枠材(縦枠勝ちの場合は外表面が縦枠と同様に、横枠勝ちの場合は外表面が対応する上下の横枠の外表面と同様に)の断面形状に対応させた形状に形成されている。
従って、接合金具を介して縦枠と上下の横枠とを接合したとき、勝ち側の枠が勝った状態で配置されたものではないにも関わらず、恰も予め設定された勝ち側の枠が存在するかのよう構成となり、意匠性を発揮することが可能となって好ましい。
接合金具に形成された二つの接合面のなす角度は特に限定するものではなく、互いに直交する突き合わせ接合や、予め設定された90度以外の角度で接合される額縁状の接合部を構成することが可能である。接合面を直交させて設けるか、90度以外の角度で設けるかは限定するものではなく、サッシの意匠性を考慮して適宜設定することが好ましい。即ち、窓の形状が矩形以外の形状、例えば、台形の窓,三角形の窓,五角形の窓等に利用した場合に有利である。
接合金具の材料は特に限定するものではなく、縦枠及び上下の横枠を構成する材料と同一の材料、或いは異なる材料であっても良い。例えば、各枠の材料がアルミニウムである場合、接合金物はアルミニウムの鋳造品や合成樹脂の成形品を用いることが好ましい。また接合金具の肉厚等の寸法仕様も各枠の材料の肉厚と同一である必要はなく、必要な強度(剛性)を発揮し得るように適宜設定することが好ましい。
縦枠と上下の横枠が接合される接合部に於いて枠の勝ち負けが生じるような場合、接合部には勝ち側の枠が優先されることになる。このため、第2の発明では、勝ち側の枠の室外側の面に接合金具を一体的に取り付けると共に一体化された部位に於ける負け側の枠材を取り付ける面を単一な平面とすることで、負け側の枠材の端部を前記平面と対応する単一の平面として形成し、これらの平面と当接させると共に両者の間に止水材を挟み込むことで、簡便な作業で且つ確実な止水性能を発揮し得るサッシを構成することが可能となる。
以下、本発明に係る接合構造の好ましい実施例について図を用いて説明する。図1は本発明の接合構造の原理を説明する図である。図に於いて、サッシAの左右両側には断面が対称形に形成された一対の縦枠1,2が配置され、上部には上横枠3が、下部には下横枠4が配置されている。また縦枠1と上横枠3との接合部には接合金具5が配置され、縦枠1と下横枠4との接合部には接合金具6が配置されている。更に、縦枠2と上横枠3との接合部には接合金具7が、縦枠2と下横枠4との接合部には接合金具8が配置されている。
各枠1〜4は、これらの枠1〜4は長さがサッシAの内法寸法と等しく、且つ両端は長手方向に直角の切断面1a〜4aとなるように切断されている。このため、接合金具5〜8には互いのなす角度が90度の接合面5a〜8a,5b〜8bが形成されている。接合金具5〜8に形成された接合面5a〜8a,5b〜8bの面積は、各枠1〜4の切断面1a〜4aの断面積と略等しく形成されている。
各枠1〜4の切断面1a〜4aと、接合金具5〜8の接合面5a〜8a,5b〜8bと、の間には、夫々止水材9が配置されており、切断面1a〜4aと接合面5a〜8a,5b〜8bの間に止水材9を挟み込んで、各枠1〜4の裏面側から接合金具5〜8に向けて図示しないビスを挿通して締結することで、各枠1〜4は接合金具5〜8を介して接合され、これによりサッシAが構成されている。
上記の如く構成されたサッシAでは、単一な平面からなる接合面5a〜8a,5b〜8bを持った接合金具5〜8を介在させることによって、切断面1a〜4aと接合面5a〜8a,5b〜8bとの接合を単純化することが可能である。このため、これらの面にシート状の止水材9を配置したとき、この止水材9は各枠1〜4の切断面1a〜4aに露出したリブが全て止水材9に接触し、ビスの締め付けに伴って対応する接合面5a〜8a,5b〜8bに略均等な面圧で接触する。このため、良好な止水性を確保することが可能となる。
上記接合金具5〜8は、接合面5a〜8aと接合面5b〜8bが互いに直交するように形成されているが、これらの接合面5a〜8aと接合面5b〜8bのなす角度が90度以外の角度であっても、各接合面5a〜8a,5b〜8bが単一な平面として形成されると共に、各枠1〜4の切断面1a〜4aが前記接合面5a〜8a,5b〜8bの角度と一致していれば、特別な問題を派生することなく、良好な止水性を保持して接合することが可能である。
次に、本発明に係る第2実施例について図を用いて説明する。尚、前述の実施例と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する。図2は接合金具6の例を説明する図である。図3は縦枠1を勝側の枠としたときの接合金具の例を説明する図である。図4は縦枠を接合した接合金具6に下横枠4を接合する際の説明図である。図5は接合金具6に縦枠1,下横枠4を接合した状態を説明する図である。図6は縦枠1の上部に上横枠3を取り付ける際の説明図である。
図に示す上横枠3と下横枠4は、夫々サッシBの内法寸法と等しい寸法で、且つ長手方向に直角な切断面3a,4aを有して形成されている。各横枠3,4は図5(a)或いは図6(b)に示すように、多くのリブ3b,4bやフォロー部3c,4cを有して形成されており、個々のリブ3b,4b及びフォロー部3c,4cの全てを均等に止水しない限り良好な止水性を発揮させることが困難である。尚、上横枠3の室外側の面には庇部3dが突出して形成されており、また下横枠4には水切部4dが突出して形成されている。
本実施例のサッシBは、縦枠1,2の上端部が上横枠3の切断面3aにまで達する所謂縦枠勝ちとして構成されている。このため、縦枠1,2(代表して縦枠1)の長さは、サッシBの高さから接合金具6の高さを引いた寸法を持って形成されており、上端部の側面(上横枠3と対向する面)接合面1bとして単一な平面として形成されている。即ち、縦枠1の側面に形成されているリブ1cは、接合面1bとして機能させる部分では切除されており、これにより、単一な平面からなる接合面1bが形成されている。また縦枠1の室外側の面1dは後述する接合金具10を取り付けるための取付面として形成されている。
縦枠1の側面の幅寸法と上横枠3の奥行き方向の寸法が異なり、特に上横枠3の奥行き寸法の方が大きい場合、縦勝ちに構成したとき、上横枠の断面が縦枠内に入らないことがある。このような場合、縦枠1の上端部に上横枠3の断面と同一な面となるような形状を持った接合金具10を取り付けておくことで、該接合金具10の接合面10bと、縦枠1の接合面1bとによって上横枠3と略等しいか或いは大きい接合面を形成することが可能となる。
接合金具6は、図2に示すように、上面に縦枠1を接合するための接合面6aが形成されると共に、側面に下横枠4を接合するための接合面6bが形成されている。これらの接合面6a,6bは互いに直交する面として形成され、夫々の接合面6a,6bにビスを挿通するための複数のビス穴6cが形成されている。また接合金具6の室外側の面には、下横枠4の屋外側の面と同様に水切部6dが形成されている。
尚、接合金具8は、上記接合金具6と対称形に形成されている。
縦枠1の上部であって室外側の面1dには、図3に示すように形成された接合金具10が取り付けられている。この接合金具10は、縦枠1と対向する面に接合面10aが形成され、側面に上横枠3の切断面3aの一部を接合する接合面10bが形成されている。尚、接合面10a,10bには縦枠1,上横枠3と接合する際にビスを挿通する複数のビス穴10cが形成されている。また接合金物10の室外側の面には、上横枠3の室外側の面に突出して形成された庇部3dと連続する庇部10dが形成されている。
尚、本実施例では、縦枠2の上端部には接合金具10と対称形に形成された接合金具が取り付けられている。
次に、上記接合金具6,10を用いて縦枠1と上横枠3,下横枠4とを接合する接合部の構造について説明する。図5(a)に示すように、接合金具6の接合面6a,6bには夫々、縦枠1の外形、下横枠4の外形と略等しいか或いは大きい形状を持って切り抜かれた止水材9が配置され、該止水材9に対向して縦枠1の切断面1a,下横枠4の切断面4aが配置される。
同図(b)に示すように、接合金具6の接合面6aは縦枠1の断面形状よりも大きい断面形状と断面積を持って形成されており、接合面6bは下横枠4の断面と略等しい形状と断面積を持って形成されている。従って、縦枠1の接合金具6に対する取付状態は、接合金具6の接合面6aに配置した止水材9に余裕があり、確実な止水性を発揮することが可能である。
図4に示すように、接合金具6の接合面6aに縦枠1が当接し、図示しないビスを締結することで、縦枠1の下端側に接合金具6が固定される。このとき、縦枠1の切断面1aはリブ1cを含む全ての面が止水材9を介して接合金具6に締め付けられる。そして縦枠1の切断面1a及び接合金具6の接合面6aが互いに単一な平面によって形成されることから、ビスの締め付けに伴って止水材9は略均等に変形し、これにより、信頼性の高い確実な止水性を発揮させることが可能である。
次いで、接合部材6の接合面6bに配置した止水材9に下横枠4の切断面4aを当接させて図示しないビスを締結することで、接合金具6の接合面6bと下横枠4の切断面4aによって止水材9を挟み込むと共に該止水材9を均等に変形させて信頼性の高い確実な止水性を発揮させることが可能である。
上記の如く、単一な平面からなる切断面1a,4aを持った縦枠1と下横枠4とを、単一な平面からなる接合面6a,6bを持った接合金物6を介して接合することで、各枠1,4が複雑な断面形状を有する場合であっても、単純化された断面を利用して接合することが可能となり、且つ単純化された面に止水材9を配置しておくことで、確実な止水性を発揮させることが可能である。
図6(a),(b)に示すように、縦枠1の上端側であって室外側の面1dには止水材9を介して接合金具10が配置され図示しないビスによって締結され、これにより、縦枠1の側面に形成された接合面1bと、接合金具10に形成された接合面10bが互いに同一平面に配置されると共に、この配置状態を保持して固定されている。前記接合面1b,10bに止水材9が配置され、該止水材9を介して上横枠3の切断面3aが対向すると共にビス11によって締結されている。
上記の如く、縦枠1をサッシBの上端部まで到達させた所謂縦勝ちに構成した場合であっても、縦枠1の室外側の面に庇部10dを設けた接合金具10を取り付けることで、上横枠3の断面形状が縦枠1の側面に形成した接合面1bによってカバーし得ない場合であっても、この上横枠3の断面をカバーすることが可能となり、確実な止水性を確保することが可能である。
本発明に係るサッシの接合構造では、特に、意匠性の高い住宅用サッシに適用して有利である。
本発明の接合構造の原理を説明する図である。 接合金具6の例を説明する図である。 縦枠1を勝側の枠としたときの接合金具の例を説明する図である。 縦枠を接合した接合金具6に下横枠4を接合する際の説明図である。 接合金具6に縦枠1,下横枠4を接合した状態を説明する図である。 縦枠1の上部に上横枠3を取り付ける際の説明図である。
符号の説明
A,B サッシ
1,2 縦枠
1a〜4a 切断面
1b 接合面
1d 面
1c,3b,4b リブ
3 上横枠
3c,4c フォロー部
3d 庇部
4 下横枠
4d 水切部
5〜8 接合金具
5a〜8a,5b〜8b 接合面
6c ビス穴
6d 水切部
9 止水材
10 接合金具
10a,10b 接合面
10c ビス穴
10d 庇部
11 ビス

Claims (3)

  1. サッシを構成する縦枠と横枠との接合部の構造であって、縦枠及び横枠と、縦枠及び横枠に接合する接合金具と、を有し、縦枠及び横枠は夫々所定の長さに且つ切断面が単一の平面となるように切断し、接合金具は縦枠に接合する面及び横枠に接合する面を夫々単一な平面とすると共に夫々の面を縦枠及び横枠の断面と同等か又は大きい面とし、前記縦枠及び横枠を前記接合金具の対応する面に面接合することで縦枠と横枠を接合したことを特徴とするサッシの接合構造。
  2. 前記接合金具と横枠との接合部には平面状の乾式シール材を配置することを特徴とする請求項1に記載したサッシの接合構造。
  3. サッシを構成する縦枠と横枠とが接合する接合部の構造であって、縦枠及び横枠と、縦枠及び横枠に接合する接合金具と、を有し、縦枠及び横枠は夫々所定の長さに且つ切断面が単一の平面となるように切断し、接合部の勝ち側の枠に於ける室外側に接合金具を固定して一体化し、前記一体化した勝ち側の枠と接合金具の負け側の枠側の面を単一な平面とし、この平面に負け側の枠の切断面を面接合したことを特徴とするサッシの接合構造。
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