JPH11217900A - ユニット式カーテンウォールのコーナー部 - Google Patents
ユニット式カーテンウォールのコーナー部Info
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- JPH11217900A JPH11217900A JP2181898A JP2181898A JPH11217900A JP H11217900 A JPH11217900 A JP H11217900A JP 2181898 A JP2181898 A JP 2181898A JP 2181898 A JP2181898 A JP 2181898A JP H11217900 A JPH11217900 A JP H11217900A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- cubic
- plane direction
- vertical frame
- curtain wall
- Prior art date
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- Pending
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ユニット式カーテンウォールのコーナー部に
おける作業数を削減し、コーナーに立設される方立と二
方向のユニットの縦枠との間の水密を確実にする。 【解決手段】 コーナー部に設置されるいずれか一方の
カーテンウォールユニットのフレーム1の縦枠3に方立
6を接合して一体化させ、他方のフレーム2の縦枠3を
方立6に対し、フレーム2の面外方向に係合可能な状態
に、フレーム2の面内方向に嵌合させる。
おける作業数を削減し、コーナーに立設される方立と二
方向のユニットの縦枠との間の水密を確実にする。 【解決手段】 コーナー部に設置されるいずれか一方の
カーテンウォールユニットのフレーム1の縦枠3に方立
6を接合して一体化させ、他方のフレーム2の縦枠3を
方立6に対し、フレーム2の面外方向に係合可能な状態
に、フレーム2の面内方向に嵌合させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はカーテンウォール
の入隅部や出隅部を構成するユニット式カーテンウォー
ルのコーナー部に関するものである。
の入隅部や出隅部を構成するユニット式カーテンウォー
ルのコーナー部に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ユニッ
ト式カーテンウォールのコーナー部である入隅部や出隅
部は、コーナーに立設される方立に二方向のユニットの
縦枠を突き合わせ、二方向のユニットの上枠との連続性
を確保するための上枠(キャップ)を方立の上端に接合
して構成される。
ト式カーテンウォールのコーナー部である入隅部や出隅
部は、コーナーに立設される方立に二方向のユニットの
縦枠を突き合わせ、二方向のユニットの上枠との連続性
を確保するための上枠(キャップ)を方立の上端に接合
して構成される。
【0003】ユニット式カーテンウォールではユニット
毎の独立した挙動を拘束する目的から、隣接するユニッ
トをカーテンウォールの面外方向に互いに係合させた状
態で組み合わせられるが、コーナー部においてもユニッ
トを方立に係合させる必要があるため、両ユニットの設
置と方立の設置が独立し、実公平7-34982号のように二
方向のユニットの設置後に方立を設置することになり、
部材数分の設置作業を必要とする。
毎の独立した挙動を拘束する目的から、隣接するユニッ
トをカーテンウォールの面外方向に互いに係合させた状
態で組み合わせられるが、コーナー部においてもユニッ
トを方立に係合させる必要があるため、両ユニットの設
置と方立の設置が独立し、実公平7-34982号のように二
方向のユニットの設置後に方立を設置することになり、
部材数分の設置作業を必要とする。
【0004】方立とユニット間の水密性は方立と縦枠の
いずれか一方に取り付けられ、両者間に挟み込まれる乾
式のシール材によって確保されるが、最終的に設置され
る方立の落とし込み時に方立の全長に相当する距離をシ
ール材が縦枠に接触したまま摺動するため、シール材が
ずれる、あるいは破断する可能性があり、水密の確実さ
に欠ける。
いずれか一方に取り付けられ、両者間に挟み込まれる乾
式のシール材によって確保されるが、最終的に設置され
る方立の落とし込み時に方立の全長に相当する距離をシ
ール材が縦枠に接触したまま摺動するため、シール材が
ずれる、あるいは破断する可能性があり、水密の確実さ
に欠ける。
【0005】また方立の本体部をコーナー部の対角線方
向を向く形状にした場合、本体部に形成され、ユニット
の縦枠に係合する張出片の張出長さを大きくすることが
必要になるため、張出片の剛性が低下し、縦枠との係合
部分に変形が生じ易くなる結果、風圧に対して係合部分
の安定性が低下する。
向を向く形状にした場合、本体部に形成され、ユニット
の縦枠に係合する張出片の張出長さを大きくすることが
必要になるため、張出片の剛性が低下し、縦枠との係合
部分に変形が生じ易くなる結果、風圧に対して係合部分
の安定性が低下する。
【0006】この発明は上記背景より、コーナー部にお
ける作業数が少なく、方立とユニット間の水密が確実
で、また縦枠との係合部分の剛性低下を招かないコーナ
ー部を提案するものである。
ける作業数が少なく、方立とユニット間の水密が確実
で、また縦枠との係合部分の剛性低下を招かないコーナ
ー部を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明ではコーナー部に
設置されるいずれか一方のカーテンウォールユニットの
フレームの縦枠に方立を接合し、一体化させておくこと
により、設置作業数を削減し、施工能率を高める。フレ
ームは縦枠と上枠及び下枠から方形状に組み立てられ
る。
設置されるいずれか一方のカーテンウォールユニットの
フレームの縦枠に方立を接合し、一体化させておくこと
により、設置作業数を削減し、施工能率を高める。フレ
ームは縦枠と上枠及び下枠から方形状に組み立てられ
る。
【0008】方立と一方のフレームの設置は同時に行わ
れ、他方のフレームが設置され、その縦枠が方立に突き
合わせられることで、コーナー部における設置作業が完
了する。他方のフレームの縦枠は方立に対し、フレーム
の面外方向に係合可能な状態に、フレームの面内方向に
突き合わせられる。
れ、他方のフレームが設置され、その縦枠が方立に突き
合わせられることで、コーナー部における設置作業が完
了する。他方のフレームの縦枠は方立に対し、フレーム
の面外方向に係合可能な状態に、フレームの面内方向に
突き合わせられる。
【0009】一方のフレームに予め方立が接合されるこ
とで、そのフレームの縦枠と方立間のシール作業が工場
で行えるため、現場でのシール工事が不要になる。また
一体化している一方のフレームと方立間においては、工
場での一体化により、両者間に取り付けられた、あるい
は充填されたシール材がずれたり、破断することがな
く、両者間の水密が確実になる。
とで、そのフレームの縦枠と方立間のシール作業が工場
で行えるため、現場でのシール工事が不要になる。また
一体化している一方のフレームと方立間においては、工
場での一体化により、両者間に取り付けられた、あるい
は充填されたシール材がずれたり、破断することがな
く、両者間の水密が確実になる。
【0010】方立はそれに突き合わせられるフレームに
先行してコーナーに設置され、方立に突き合わせられる
縦枠は方立に対してフレームの面内方向に移動すること
で設置状態になることから、方立とそれに突き合わせら
れる縦枠のいずれか一方に敷設されるシール材の摺動距
離は短く、シール材のずれや破断の可能性が低くなるた
め、方立とそれに突き合わせられる縦枠間においても、
一定の水密性が確保され、水密の確実さが増す。
先行してコーナーに設置され、方立に突き合わせられる
縦枠は方立に対してフレームの面内方向に移動すること
で設置状態になることから、方立とそれに突き合わせら
れる縦枠のいずれか一方に敷設されるシール材の摺動距
離は短く、シール材のずれや破断の可能性が低くなるた
め、方立とそれに突き合わせられる縦枠間においても、
一定の水密性が確保され、水密の確実さが増す。
【0011】請求項2に記載のように方立に一体化する
フレームの上枠に方立側の縦枠を越えて方立までに跨る
長さを与え、この上枠を縦枠の上端と方立の上端に接合
する場合には、縦枠及び方立と上枠間の水密性が工場で
確保されるため、現場でのシール工事が一層省力化され
る。
フレームの上枠に方立側の縦枠を越えて方立までに跨る
長さを与え、この上枠を縦枠の上端と方立の上端に接合
する場合には、縦枠及び方立と上枠間の水密性が工場で
確保されるため、現場でのシール工事が一層省力化され
る。
【0012】この場合、方立が一方のフレームの縦枠の
一部としてフレームに一体化した形になるため、フレー
ムと方立との接合が確実で、強固に行える他、フレーム
の剛性が上がるため、設置時の安定性が高まり、誤差の
発生が抑制される。
一部としてフレームに一体化した形になるため、フレー
ムと方立との接合が確実で、強固に行える他、フレーム
の剛性が上がるため、設置時の安定性が高まり、誤差の
発生が抑制される。
【0013】請求項3に記載のように方立が二方向の各
フレームの側に、フレームの面内方向に縦枠と対向する
見込み片を持ち、各見込み片のフレーム側を、縦枠がフ
レームの面内方向に嵌合し、面外方向に係合し得る形状
にした場合には、方立の本体部をコーナー部の対角線方
向を向く形状にした場合より、縦枠に係合するための張
出片の長さを短くすることができるため、方立の張出片
の剛性が上昇し、フレームとの接合部分や係合部分にお
ける変形が生じにくくなる。
フレームの側に、フレームの面内方向に縦枠と対向する
見込み片を持ち、各見込み片のフレーム側を、縦枠がフ
レームの面内方向に嵌合し、面外方向に係合し得る形状
にした場合には、方立の本体部をコーナー部の対角線方
向を向く形状にした場合より、縦枠に係合するための張
出片の長さを短くすることができるため、方立の張出片
の剛性が上昇し、フレームとの接合部分や係合部分にお
ける変形が生じにくくなる。
【0014】また張出片の長さが短くなる分、方立を押
出し成型する上で金型の製作が容易になり、方立の製造
が容易になる。
出し成型する上で金型の製作が容易になり、方立の製造
が容易になる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明は図1,図2に示すよう
にカーテンウォールユニットのフレーム1,2を入隅部
や出隅部に立設される方立6に二方向に突き合わせたコ
ーナー部において、方立6をいずれか一方のフレーム1
の縦枠3に接合して一体化させ、他方のフレーム2の縦
枠3を方立6に突き合わせて設置したものである。図面
ではコーナー部が建物の外部から見て入隅部である場合
を示している。
にカーテンウォールユニットのフレーム1,2を入隅部
や出隅部に立設される方立6に二方向に突き合わせたコ
ーナー部において、方立6をいずれか一方のフレーム1
の縦枠3に接合して一体化させ、他方のフレーム2の縦
枠3を方立6に突き合わせて設置したものである。図面
ではコーナー部が建物の外部から見て入隅部である場合
を示している。
【0016】フレーム1,2は縦枠3と上枠4及び下枠
5から方形状に組み立てられ、図4に示すようにガラス
その他のパネル7を収納することでカーテンウォールユ
ニットを構成する。
5から方形状に組み立てられ、図4に示すようにガラス
その他のパネル7を収納することでカーテンウォールユ
ニットを構成する。
【0017】縦枠3は横方向に隣接する、コーナー部以
外のフレームの縦枠3と互いにフレーム1の面内方向に
嵌合し、面外方向に係合可能な断面形状をし、その形状
に対応し、図3に示すように方立6の縦枠3側も縦枠3
と互いにフレーム1の面内方向に嵌合し、面外方向に係
合可能な断面形状をする。
外のフレームの縦枠3と互いにフレーム1の面内方向に
嵌合し、面外方向に係合可能な断面形状をし、その形状
に対応し、図3に示すように方立6の縦枠3側も縦枠3
と互いにフレーム1の面内方向に嵌合し、面外方向に係
合可能な断面形状をする。
【0018】縦枠3は基本的には本体部となる見込み片
31から隣接する縦枠3や方立6側に張出片32が突設され
た形状をし、方立6も同様に本体部となる見込み片61か
ら縦枠3側に張出片62が突設された形状をする。方立6
は二方向の各フレーム1,2の側に、フレーム1,2の
面内方向に各縦枠3と対向する見込み片61,61を持ち、
各見込み片61に張出片62が突設される。
31から隣接する縦枠3や方立6側に張出片32が突設され
た形状をし、方立6も同様に本体部となる見込み片61か
ら縦枠3側に張出片62が突設された形状をする。方立6
は二方向の各フレーム1,2の側に、フレーム1,2の
面内方向に各縦枠3と対向する見込み片61,61を持ち、
各見込み片61に張出片62が突設される。
【0019】図面では張出片62を除く方立6の基本形が
四角形状をしているが、方立6の各見込み片61が、それ
と対向する縦枠3の見込み片31と実質的に互いに平行で
あれば方立6の基本形状は問われない。また図面では分
割して製作された形材を組み合わせて方立6を構成して
いるが、一体で製作する場合もある。
四角形状をしているが、方立6の各見込み片61が、それ
と対向する縦枠3の見込み片31と実質的に互いに平行で
あれば方立6の基本形状は問われない。また図面では分
割して製作された形材を組み合わせて方立6を構成して
いるが、一体で製作する場合もある。
【0020】縦枠3と同様に、上枠4と下枠5も本体部
となる見込み片41,51から隣接するフレーム1,2の下
枠5と上枠4側に張出片42,52が突設された形状をし、
図4に示すようにそれぞれ上下に隣接する下枠5と上枠
4に互いにフレーム1の面内方向に嵌合し、面外方向に
係合する。
となる見込み片41,51から隣接するフレーム1,2の下
枠5と上枠4側に張出片42,52が突設された形状をし、
図4に示すようにそれぞれ上下に隣接する下枠5と上枠
4に互いにフレーム1の面内方向に嵌合し、面外方向に
係合する。
【0021】方立6は図1,図2に示すようにいずれか
一方のフレーム1の縦枠3に接合され、一体化した状態
でフレーム1と共に設置される。方立6とそれが一体化
するフレーム1の縦枠3は双方の張出片62,32が互いに
フレーム1の面内方向に嵌合しながら、面外方向に係合
した状態に組み合わせられ、図3に示すように互いに重
なり合う部分においてねじ8により接合され、一体化す
る。
一方のフレーム1の縦枠3に接合され、一体化した状態
でフレーム1と共に設置される。方立6とそれが一体化
するフレーム1の縦枠3は双方の張出片62,32が互いに
フレーム1の面内方向に嵌合しながら、面外方向に係合
した状態に組み合わせられ、図3に示すように互いに重
なり合う部分においてねじ8により接合され、一体化す
る。
【0022】方立6とそれが接合される縦枠3との間の
水密性は少なくともいずれか一方に敷設され、接合時に
他方に密着するシール材9によって確保される。シール
材9は方立6の張出片62と縦枠3の張出片32の少なくと
もいずれか一方に形成されるポケットに敷設され、方立
6と縦枠3の接合時に他方の張出片32(62)に密着す
る。
水密性は少なくともいずれか一方に敷設され、接合時に
他方に密着するシール材9によって確保される。シール
材9は方立6の張出片62と縦枠3の張出片32の少なくと
もいずれか一方に形成されるポケットに敷設され、方立
6と縦枠3の接合時に他方の張出片32(62)に密着す
る。
【0023】方立6に突き合わせられるフレーム2の縦
枠3と方立6との間の水密性も少なくともいずれか一方
の張出片32,62に敷設され、接合時に他方に密着するシ
ール材9によって確保される。この縦枠3は後述のよう
に先行して設置されている方立6に対し、フレーム2の
面内の水平方向に移動することで設置されることから、
シール材9の摺動距離が短いため、ずれや破断の問題は
生じない。
枠3と方立6との間の水密性も少なくともいずれか一方
の張出片32,62に敷設され、接合時に他方に密着するシ
ール材9によって確保される。この縦枠3は後述のよう
に先行して設置されている方立6に対し、フレーム2の
面内の水平方向に移動することで設置されることから、
シール材9の摺動距離が短いため、ずれや破断の問題は
生じない。
【0024】方立6とそれに接合される縦枠3は上枠4
と下枠5と共にフレーム1として組み立てられた状態で
設置されるが、図1〜図3では方立6に一体化するフレ
ーム1の上枠4に方立6側の縦枠3を越えて方立6まで
に跨る長さを与え、上枠4をその縦枠3の上端と方立6
の上端に接合した状態でフレーム1と方立6を設置して
いる。上枠4は縦枠3と方立6の各ビスホール33,63に
螺入するねじ8により接合され、方立6の開放した上端
を塞ぐ。
と下枠5と共にフレーム1として組み立てられた状態で
設置されるが、図1〜図3では方立6に一体化するフレ
ーム1の上枠4に方立6側の縦枠3を越えて方立6まで
に跨る長さを与え、上枠4をその縦枠3の上端と方立6
の上端に接合した状態でフレーム1と方立6を設置して
いる。上枠4は縦枠3と方立6の各ビスホール33,63に
螺入するねじ8により接合され、方立6の開放した上端
を塞ぐ。
【0025】方立6に接合されない他方のフレーム2は
設置済みの方立6に対し、縦枠3がフレーム2の面内方
向に突き合わせられ、図3に示すように縦枠3の張出片
32と方立6の張出片62が互いにフレーム2の面外方向に
係合可能な状態に、面内方向に嵌合する。
設置済みの方立6に対し、縦枠3がフレーム2の面内方
向に突き合わせられ、図3に示すように縦枠3の張出片
32と方立6の張出片62が互いにフレーム2の面外方向に
係合可能な状態に、面内方向に嵌合する。
【0026】方立6に接合されないフレーム2の縦枠3
も上枠4と下枠5と共にフレーム2として組み立てられ
た状態で設置され、その上枠4は方立6に接合されてい
る上枠4に突き合わせられる。
も上枠4と下枠5と共にフレーム2として組み立てられ
た状態で設置され、その上枠4は方立6に接合されてい
る上枠4に突き合わせられる。
【0027】双方の上枠4,4間の目地は両上枠4,4
に跨り、一方の上枠4にねじ8で固定される継手部材10
によって塞がれる。上枠4,4間の目地や継手部材10の
周囲には必要によりシール材11が充填される。
に跨り、一方の上枠4にねじ8で固定される継手部材10
によって塞がれる。上枠4,4間の目地や継手部材10の
周囲には必要によりシール材11が充填される。
【0028】
【発明の効果】コーナー部に設置されるいずれか一方の
カーテンウォールユニットのフレームの縦枠に方立を接
合し、一体化させておくため、コーナー部における設置
作業が方立付きの一方のフレームの設置と他方のフレー
ムの設置のみで完了し、作業数が削減され、施工能率が
高まる。
カーテンウォールユニットのフレームの縦枠に方立を接
合し、一体化させておくため、コーナー部における設置
作業が方立付きの一方のフレームの設置と他方のフレー
ムの設置のみで完了し、作業数が削減され、施工能率が
高まる。
【0029】一方のフレームに予め方立が接合されるこ
とで、そのフレームの縦枠と方立間のシール作業が工場
で行えるため、現場でのシール工事が不要になる上、こ
のフレームと方立間においては、両者間に取り付けられ
た、あるいは充填されたシール材がずれたり、破断する
ことがないため、両者間の水密が確実になる。
とで、そのフレームの縦枠と方立間のシール作業が工場
で行えるため、現場でのシール工事が不要になる上、こ
のフレームと方立間においては、両者間に取り付けられ
た、あるいは充填されたシール材がずれたり、破断する
ことがないため、両者間の水密が確実になる。
【0030】方立に突き合わせられる縦枠は先行して設
置されている方立に対して水平に移動することで設置さ
れるため、方立とそれに突き合わせられる縦枠のいずれ
か一方に敷設されるシール材の摺動距離が短く、ずれや
破断の可能性が低い。この結果、方立とそれに突き合わ
せられる縦枠間においても、水密が確実になる。
置されている方立に対して水平に移動することで設置さ
れるため、方立とそれに突き合わせられる縦枠のいずれ
か一方に敷設されるシール材の摺動距離が短く、ずれや
破断の可能性が低い。この結果、方立とそれに突き合わ
せられる縦枠間においても、水密が確実になる。
【0031】請求項2では方立に一体化するフレームの
上枠に方立側の縦枠を越えて方立までに跨る長さを与
え、上枠を縦枠の上端と方立の上端に接合するため、縦
枠及び方立と上枠間の水密性が工場で確保され、現場で
のシール工事が一層省力化される。
上枠に方立側の縦枠を越えて方立までに跨る長さを与
え、上枠を縦枠の上端と方立の上端に接合するため、縦
枠及び方立と上枠間の水密性が工場で確保され、現場で
のシール工事が一層省力化される。
【0032】また方立が一方のフレームの縦枠の一部と
してフレームに一体化した形になるため、フレームと方
立との接合が確実で、強固に行える他、フレームの剛性
が上がるため、設置時の安定性が高まり、誤差の発生が
抑制される。
してフレームに一体化した形になるため、フレームと方
立との接合が確実で、強固に行える他、フレームの剛性
が上がるため、設置時の安定性が高まり、誤差の発生が
抑制される。
【0033】請求項3では方立が二方向の各フレームの
縦枠と対向する見込み片を持ち、各見込み片のフレーム
側を、縦枠がフレームの面内方向に嵌合し、面外方向に
係合し得る形状にするため、方立の本体部をコーナー部
の対角線方向を向く形状にした場合より、縦枠に係合す
るための張出片の長さを短くすることができる。この結
果、方立の張出片の剛性が上昇し、フレームとの接合部
分や係合部分における変形が生じにくくなる。
縦枠と対向する見込み片を持ち、各見込み片のフレーム
側を、縦枠がフレームの面内方向に嵌合し、面外方向に
係合し得る形状にするため、方立の本体部をコーナー部
の対角線方向を向く形状にした場合より、縦枠に係合す
るための張出片の長さを短くすることができる。この結
果、方立の張出片の剛性が上昇し、フレームとの接合部
分や係合部分における変形が生じにくくなる。
【0034】また張出片の長さが短くなる分、方立を押
出し成型する上で金型の製作が容易になり、方立の製造
が容易になる。
出し成型する上で金型の製作が容易になり、方立の製造
が容易になる。
【図1】方立とそれが接合される一方の縦枠との突合せ
時の様子を示した斜視図である。
時の様子を示した斜視図である。
【図2】方立が接合されたフレームの設置時の様子を示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図3】方立と二方向の縦枠の関係を示した平面図であ
る。
る。
【図4】上枠と下枠の関係を示した縦断面図である。
1,2……フレーム、3……縦枠、31……見込み片、32
……張出片、33……ビスホール、4……上枠、41……見
込み片、42……張出片、5……下枠、51……見込み片、
52……張出片、6……方立、61……見込み片、62……張
出片、63……ビスホール、7……パネル、8……ねじ、
9……シール材、10……継手部材、11……シール材。
……張出片、33……ビスホール、4……上枠、41……見
込み片、42……張出片、5……下枠、51……見込み片、
52……張出片、6……方立、61……見込み片、62……張
出片、63……ビスホール、7……パネル、8……ねじ、
9……シール材、10……継手部材、11……シール材。
Claims (3)
- 【請求項1】 縦枠と上枠及び下枠から方形状に組み立
てられるカーテンウォールユニットのフレームを入隅
部,もしくは出隅部に立設される方立に二方向に突き合
わせたカーテンウォールのコーナー部において、方立は
いずれか一方のフレームの縦枠に接合されて一体化して
おり、他方のフレームの縦枠は方立に対し、フレームの
面外方向に係合可能な状態に、フレームの面内方向に突
き合わせられているユニット式カーテンウォールのコー
ナー部。 - 【請求項2】 方立が一体化するフレームの上枠は方立
側の縦枠を越えて方立までに跨る長さを持ち、その縦枠
の上端と方立の上端に接合されている請求項1記載のユ
ニット式カーテンウォールのコーナー部。 - 【請求項3】 方立は二方向の各フレームの側に、フレ
ームの面内方向に縦枠と対向する見込み片を持ち、各見
込み片のフレーム側は縦枠がフレームの面内方向に嵌合
し、面外方向に係合し得る形状をしている請求項1記載
のユニット式カーテンウォールのコーナー部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2181898A JPH11217900A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | ユニット式カーテンウォールのコーナー部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2181898A JPH11217900A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | ユニット式カーテンウォールのコーナー部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11217900A true JPH11217900A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12065650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2181898A Pending JPH11217900A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | ユニット式カーテンウォールのコーナー部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11217900A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111877612A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-11-03 | 深圳市深港和建设有限公司 | 一种装配式建筑玻璃幕墙 |
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1998
- 1998-02-03 JP JP2181898A patent/JPH11217900A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111877612A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-11-03 | 深圳市深港和建设有限公司 | 一种装配式建筑玻璃幕墙 |
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A02 | Decision of refusal |
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